JPH0711067Y2 - 袋の自動搬出装置 - Google Patents

袋の自動搬出装置

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JPH0711067Y2
JPH0711067Y2 JP8661989U JP8661989U JPH0711067Y2 JP H0711067 Y2 JPH0711067 Y2 JP H0711067Y2 JP 8661989 U JP8661989 U JP 8661989U JP 8661989 U JP8661989 U JP 8661989U JP H0711067 Y2 JPH0711067 Y2 JP H0711067Y2
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JP
Japan
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bag
holder
unloading
carry
roll
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JP8661989U
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JPH0325459U (ja
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敏城 川北
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動販売機に搭載するなどして商品販売時に
商品持ち帰り用の携帯袋を一枚ずつ自動的に搬出して客
に提供する袋の自動搬出装置に関する。
〔従来の技術〕
例えばビールなどを販売する自動販売機では、客が一度
に複数本を纏め買いする場合が多いことから、纏め買い
の客に対して販売時に携帯袋を一枚ずつ提供して持ち帰
りの便宜を図るようにした袋の自動搬出装置の開発,実
用化が進められている。
ここで、従来より開発が進められている袋の自動搬出装
置の概要を述べる。まず、第5図は袋の自動搬出装置に
セットされる携帯袋を示し、1は樹脂フィルムで作られ
た携帯袋2を連続に巻き取った連帳ロールであり、一枚
ごとに袋の境界にはミシン目2aが入れてあり、さらに袋
2には把手穴2bが開けてある。また、第6図は携帯袋2
の使用状態を示し、3が商品である。
前記した袋の連帳ロール1は自動搬出装置の本体ケース
内に収容セットされ、ここから繰り出した袋の先端を搬
出経路の途上に配置した回転式の送りローラの間に挟持
させ、指令に基づく送りローラの駆動で袋を一枚分だけ
取出口へ向けて繰り出す。ここで繰り出し動作が停止す
ると袋2の先端が取出口に突き出し、送りローラは二枚
目の袋の先端を挟持して待機する。したがって、客が取
出口に手を差し入れて袋2の先端を引っ張れば、ミシン
目2aに沿って一枚目の袋2が切り離れて自由に取り出せ
るようになる。
なお、袋を手で引っ張って切り離す方式の他に、機内に
カッタ機構を装備し、一枚目の袋が繰り出されたところ
でカッタ機構の動作により袋をミシン目に沿って自動裁
断するようにした方式もある。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、前記の送りローラによる連帳袋の繰り出し方
式では次記のような欠点がある。
(1)連帳ロールから袋一枚分に相応したピッチだけ正
確に繰り出すために、従来では各枚ごとに袋2に位置検
知用のマーキングを設け、一方では袋の搬出経路上に前
記したマーキングを検知する光センサを備え、このセン
サの検知信号を基に送りローラを制御するなどの方法を
採用しているが、その制御系が複雑となる。
(2)また、連帳袋を送りローラの間に挟持して繰り出
す方式では、送りローラの摩耗,汚れなどに起因するス
リップが発生して袋の搬出が不能なったり、ロールが袋
を均一に挟持していないと繰り出し過程で送りローラに
挟まれた袋に皺が生じ、この皺が拡大して送りピッチの
検出が不能になるなど、信頼性の面で問題が多い。
本考案は上記の点にかんがみなされたものであり、特に
運転制御系を必要とすることなく、簡易な機構で連帳ロ
ールから袋を一枚ずつ確実に搬出できるようにした袋の
自動搬出装置を提供することを目的とする。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記課題を解決するために、本考案による袋の自動搬出
装置は、連帳ロールより繰り出した袋を両側から挟持す
る一対の開閉式押え板を備えた昇降ホルダと、該ホルダ
を袋の搬出経路に沿って待機位置と搬出位置との間で昇
降移動操作する駆動部と、ホルダの昇降移動と連動して
前記押え板を袋搬出経路上の所定位置で開閉するカム式
ガイド部材とを具備して構成するものとする。
〔作用〕
上記の構成で、連帳ロールは袋搬出経路の上方に保持さ
れている。また、昇降ホルダに備えた押え板は固定押え
板と該固定押え板に向きあって開閉方式にスライド可能
に支持された可動押え板との組合せからなり、かつ昇降
ホルダは袋の搬出経路と並行して敷設したガイド軸上に
沿い通常のねじ送り機構と同様な駆動部の操作で待機位
置と搬出位置との間で昇降移動される。そして、前記の
可動押え板はホルダの昇降移動に従動する形でカム式ガ
イド部材にガイドされ、袋搬出経路上の所定位置で開閉
操作される。
ここで、待機位置ではホルダの押え板が開いており、袋
の搬出指令に基づき駆動部の操作でホルダが搬出位置に
向けて下降移動を開始すると、押え板がカム式ガイド部
材により閉じて連帳袋を固定押え板と可動押え板との間
に挟み込み、この状態を保持したまま連帳ロールから袋
を繰り出しながらホルダが搬出位置まで移動する。ま
た、ホルダが搬出位置から待機位置に戻る上昇行程では
押え板が開放する。
したがって、押え板が閉じた状態でのホルダの移動スト
ロークを袋の一枚分の長さに対応して定めるとともに、
あらかじめ連帳ロールより繰り出した一枚目の袋を機内
の搬出経路に垂らしておき、ここで搬出指令によりホル
ダが待機位置から搬出位置まで下降したところで一旦停
止するように駆動部を運転制御することにより、ホルダ
で二枚目の袋を挟持したまま一枚目の袋が取出口へ送出
されるようになる。そして、この状態で一枚目の袋をミ
シン目に沿い切り離して取り出した後に、ホルダを上昇
移動させると押え板が開放し、二枚目の袋を搬出経路に
残したままホルダが待機位置に復帰して再び待機状態に
戻る。
〔実施例〕
第1図ないし第4図は本考案実施例の構成,並びに動作
の説明図であり、まず全体の構成を説明する。図におい
て、4は本体ケースであり、その上部には袋の連帳ロー
ル1を保持する架台5,およびばね付勢を受けたロール押
え具6を備えたロール収容部7が画成され、下部前面に
は取出シュータ8a,隔壁8bを備えた袋取出口8が開口し
ている。また、ロール収容部7と袋取出口8との間の袋
搬出経路に沿って後部には可逆転式駆動モータ9に歯車
機構10を介して伝動結合された縦軸の送りねじ11と、送
りねじ11を挟んで両側に平行に敷設したガイド軸12が配
備されており、かつガイド軸12の軸上には送りねじ11と
ねじ結合した昇降ホルダ13がガイド支持されている。こ
のホルダ13は凹凸面を向かい合わせて前後に対向する一
組みの固定押え板14と可動押え板15を有し、かつ可動押
え板15はホルダ13から前方に突出した軸13aの軸上にス
ライド可能に支持されている。
一方、本体ケース4の左右両側部には第2図,第3図に
示したカム式ガイド板16を備えており、該ガイド板16に
形成したカム溝17に前記した可動押え板15より側方に突
出したガイドピン18が嵌まり込んでいる。ここで、ガイ
ド板16に形成したカム溝17の経路は、第3図に明示され
ているように前後に並ぶ上下方向の直線溝部A,Bと、溝
部A,Bの上下間を結ぶ傾斜溝部C,Dからなる菱形形状の環
状溝としてなり、かつ直線溝部Bの経路長lが第5図に
示した袋2の一枚分の長さ寸法Pと対応するように定め
てある。
上記の構成で、モータ駆動9により送りねじ11に沿って
ホルダ13を昇降操作すると、第3図におけるホルダの位
置I(待機位置)では可動押え板15が後退して固定押え
板14との間が開いている。ここからホルダ13を下降操作
すると可動押え板15は傾斜溝部Cにガイドされて前進
し、位置IIに到達したところで固定押え板14と重な合っ
て閉じる。その後のホルダ下降行程では直線溝部Bにガ
イドされて可動押え板15が閉じたまま位置III(袋搬出
位置)まで移動する。次に位置IIIから駆動モータ9を
逆転してホルダ13を上昇操作すると、傾斜溝部Dにガイ
ドされて可動押え板15が開き始め、さらに直線溝部Aに
移行すれば可動押え板15は開いたまま最初の位置I(待
機位置)へ戻るようにカム溝17を一巡する。なお、カム
溝17における上下端で直線溝部Aから傾斜溝部C,および
直線溝部Bから傾斜溝部Dに移行する方向転換の屈曲部
には、第4図に示すような転轍機能を持ったカム片19を
設け、ガイドピン18を矢印の巡回方向へ確実に誘導する
ようにしている。第4図は上部屈曲地点での例を示して
いるが、下部の屈曲地点でも同様なカム片19が逆向きに
装備されている。また、図示例ではカム溝17が菱形形状
の環状溝であるが、ホルダの押え板を開らく直線溝Aと
押え板を閉じる直線溝Bとの間を結ぶ溝経路の形状につ
いては多少の変更も可能である。
また、駆動モータ9は図示されてないコントローラから
の指令で次のように運転制御される。すなわち、待機時
にはホルダ13を第3図における最上位の位置Iに保持し
て停止しており、ここで袋の搬出指令が与えられるとホ
ルダ13を下降操作し、ホルダが位置IIを経てIIIの搬出
位置に到達すると一旦停止する。そして袋の取出しが確
認されると、駆動モータ9が反転始動してホルダ13を待
機位置Iまで上昇移動する。
次に、前記構成による袋の搬出動作について説明する。
まず、待機状態では第1図に示すようにロール1から繰
り出した連帳袋2をガイドローラ20に懸け渡し、さらに
ホルダ13の固定押え板14と可動押え板15(開放状態にあ
る)との間を通して一枚目の袋を下方に垂れ下げてお
く。この状態では一枚目の袋2の下端が袋取出口8より
も上方に位置しており、袋は取り出せない。
ここで、外部から袋搬出指令がコントローラに与えられ
ると、駆動モータ9が始動してホルダ13を第3図で述べ
た待機位置Iから下降操作する。そしてホルダ13が位置
IIに到達すると、可動押え板15が閉じて二枚目の袋の先
端部を固定押え板14との間に挟持する。この状態からさ
らにホルダ13が下降すると、押え板14と15との間に挟持
されたまま連帳袋がロール1から引き出され、同時に先
行した一枚目の袋2が第1図の鎖線で表すようにシュー
タ8aに沿って取出口7に搬出される。そしてホルダ13が
搬出位置IIIに到達すると駆動モータ9が停止する。こ
こで取出口7に手を差し入れて一枚目の袋2を引っ張る
と、二枚目の袋がホルダ13の押え板に挟持されているの
で、第5図に示したミシン目2bに沿い袋2を簡単に引き
千切って、外部に取り出すことができる。また、袋2の
取出しは、例えば袋取出口7に設けた光センサなどで検
知され、この信号を基に駆動モータ9が逆転始動する。
したがってホルダ13が上昇移動し、同時に可動押え板15
はガイド板16のカム溝17に沿い開放して連帳袋の挟持状
態を解き、二枚目の袋を搬出経路に残したまま再び待機
位置に復帰して1回の搬出動作が終了する。
なお、図示実施例では取出口に搬出された袋を客が手で
ミシン目に沿って引き千切って取り出すようにしている
が、機内にカッタ機構を内臓し、搬出動作に合わせて袋
をミシン目に沿って自動的に裁断することも可能であ
る。
〔考案の効果〕
本考案による袋の搬出装置は、以上説明したように構成
されているので、次記の効果を奏する。
(1)搬出指令に基づき、連帳ロールより携帯袋を自動
的に一枚ずつ繰り出して取出口へ搬出できる。
(2)ロールより繰り出した連帳袋を昇降ホルダの押え
板で挟持したままホルダの下降移動で搬出位置まで引き
出すようにしたので、従来の送りローラ方式と比べてピ
ッチ送りの運転制御が簡単であり、かつ従来方式で問題
となっていた袋皺の発生も解消できる。
【図面の簡単な説明】
第1図,第2図は本考案実施例の内部機構を示す側面
図,正面図、第3図はカム式ガイド部材とともに表した
袋搬出動作の説明図、第4図は第3図における部分詳細
図、第5図は連帳ロールの外観図、第6図は携帯袋の使
用状態図である。図において、 1:連帳ロール、2:携帯袋、8:袋の取出口、9:駆動モー
タ、11:送りねじ、12:ガイド軸、13:昇降ホルダ、14:固
定押え板、15:可動押え板、16:カム式ガイド板、17:カ
ム溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロール状に巻かれた連帳式の携帯袋を指令
    に基づき一枚分ずつ連帳ロールより繰り出して取出口へ
    搬出する袋の自動搬出装置であって、連帳ロールより繰
    り出した袋を両側から挟持する一対の開閉式押え板を備
    えた昇降ホルダと、該ホルダを袋の搬出経路に沿って待
    機位置と搬出位置との間で昇降移動操作する駆動部と、
    ホルダの昇降移動と連動して前記押え板を袋搬出経路上
    の所定位置で開閉するカム式ガイド部材とを具備して成
    ることを特徴とする袋の自動搬出装置。
JP8661989U 1989-07-24 1989-07-24 袋の自動搬出装置 Expired - Lifetime JPH0711067Y2 (ja)

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JP8661989U JPH0711067Y2 (ja) 1989-07-24 1989-07-24 袋の自動搬出装置

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Publication Number Publication Date
JPH0325459U JPH0325459U (ja) 1991-03-15
JPH0711067Y2 true JPH0711067Y2 (ja) 1995-03-15

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