JP3940067B2 - 記録装置、コンピュータ読取可能なプログラム、記録方法 - Google Patents

記録装置、コンピュータ読取可能なプログラム、記録方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、DVD(デジタル多用途ディスク)を記録媒体にしたDVDレコーダと、HD(ハードディスク)を記録媒体にしたHDレコーダとの機能を合わせ持つ融合型レコーダ等の記録装置、プログラム、記録方法に関し、特に一方の記録媒体に記録されたコンテンツのバックアップを他方の記録媒体にとる場合の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
DVDレコーダ及びHDレコーダを開発するメーカ各社は、家庭用VTRの後継機としての地位を巡って、激しい性能向上競争を繰り広げている。DVD、HDは、それぞれ性能に一長一短があり、一言で優劣をつけるのは難しい。このことから民生機器メーカーは、DVDレコーダ、HDレコーダの両者の機能を合わせ持つ融合型レコーダを市場に投入している。
【0003】
かかる融合型レコーダは、80ギガバイトといった大容量のHDを内蔵しており、このHDに半日分、一日分の放送コンテンツを一時保存しておくことができる。こうして一時保存された多数のコンテンツのうち、永久保存に値するものを選んでDVDにコピーすることができる。HDからDVDへのコピー機能を駆使することにより、HD上に多量に記録されたコンテンツの整理促進を図ることができる。
【0004】
DVD又はHDにコンテンツを書き込む技術については、以下の先行技術文献があることを出願人は認識している。
【0005】
【特許文献1】
特開平09-284715
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが上述したコピー機能では、HD、DVDの両者の容量の違いから、ユーザが望んでいるような組合せで、コンテンツをコピーすることができない場合がある。例えばあるユーザがHDに記録されている3つのコンテンツを、1枚のDVDに収める場合を想定する。この場合融合型レコーダは、各コンテンツを記録し得るだけの容量がDVDに存在するかを確認した上で、コンテンツを1つずつDVDにコピーしてゆく。しかし3本のコンテンツのうち2つ目をコピーした時点で、DVDの容量が僅かに満たなくなり、記録装置はディスクフルをユーザに告げたものとする。この場合、空きのディスクをユーザが所持していなければ、この3つ目のコンテンツを記録しておくことができないし、もし所持していたとしても3つ目のコンテンツは、1つ目〜2つ目のコンテンツとは別のDVDに記録されることになる。これらコンテンツが連続ドラマであって、3本でストーリが完結している場合、これら3本のコンテンツが分断した状態で記録されるため、これらコンテンツ間のストーリの繋がりが失われてしまう。つまりHD上では存在していたストーリの繋がりが、DVD上では失われてしまうことになり、ユーザは不満を抱いてしまう。
【0007】
本発明の目的は、ある記録媒体に記録済みのコンテンツを、別の記録媒体にコピーしようとする場合、その別の記録媒体が複数の動画コンテンツの総サイズを下回っていても、当該複数の動画コンテンツを別の記録媒体に収めることができる記録装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係る記録装置は、ユーザからの操作に従い、第2記録媒体にコピーすべきコンテンツを選択する選択手段と、ビットレートを変更しないでコピーするコンテンツの指示をユーザから受け付ける受付手段と、前記選択手段で選択されたコンテンツのうち、ビットレートを変更しないでコピーするコンテンツを第2記録媒体にコピーする第1複製手段と、前記選択手段で選択されたコンテンツのうち、残りのコンテンツを再エンコードして、サイズを縮小した上で第2記録媒体に書き込む第2複製手段とを備え、再エンコード時において残りのコンテンツに割り当てられるビットレートは、第1複製手段によりコピーされるコンテンツのサイズを差し引いた第2記録媒体の容量と、第2複製手段により再エンコードされるコンテンツの再生時間とから導かれる値であることを特徴としている。
【0009】
尚、本明細書において複製(duplicate)は、第1記録媒体に記録されたコンテンツを第2記録媒体に書き込むことであり、「コピー」、「再エンコードを伴った書き込み」の双方を含む。「コピー」は、ビットレベルの同一性を保証したまま、つまりコンテンツに何の改変も加えずに、第1記録媒体に記録されたコンテンツを、第2記録媒体に書き込むという性質をもった複製である。一方「再エンコードを伴ったデータ書き込み」は、 コンテンツの意味内容については、同一性は維持するが、ビットレベルの同一性までは保証しないという性質をもった複製である。
【0010】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、本発明に係る記録装置の一実施形態として、DVDレコーダ、HDレコーダの機能を合わせ持つ融合型レコーダについて説明する。
本実施形態に係る融合型レコーダは、HDを内蔵しており、このHDにコンテンツを一時保存する。こうして一時保存された多数のコンテンツのうち、永久保存に値するものを選んでDVDにバックアップする。動画コンテンツは、1つ以上のVOB(Video Object)と、これらの1つ以上のVOBについての管理情報とから構成される。VOBは、ビデオストリーム及びオーディオストリームをインターリーブ多重することにより得られるプログラムストリームである。以上が動画コンテンツの構成であるが、管理情報の扱いまで言及すると説明が煩雑になるので、管理情報については考慮せず、VOBそのものが動画コンテンツであるものとして以下の説明を行う。
【0011】
以下、図面を参照しながら記録装置の実施形態について説明する。図1は、記録装置の内部構成を示す図である。記録装置は、本図に示すようにチューナ1、MPEGエンコーダ2、HDドライブ3、DVDドライブ4、MPEGデコーダ5、信号合成部6、バス7、オーディオエンコーダ8、ビデオエンコーダ9、システムエンコーダ10、リモコン12、システム制御部13、録画制御部14、ドライブ制御部15、ビットレート算出部16、GUI制御部17からなる。このうちMPEGエンコーダ2、HDドライブ3、DVDドライブ4、MPEGデコーダ5はバス7を介してバス型のトポロジ(接続形態)で相互接続される。
【0012】
チューナ1は、放送波を復調することにより、ビデオ信号及びオーディオ信号を得て、MPEGエンコーダ2に出力する。
MPEGエンコーダ2は、アナログ映像信号と、アナログオーディオ信号とをエンコードすることにより、動画コンテンツ(VOBと同義である)を生成する。エンコードにあたって、MPEGエンコーダ2は、ビットレートの指定をシステム制御部13から受け付け、このビットレートの指定に従い、エンコードを行う。ビットレートとは、単位時間当たりの動画像を、どれだけのビット数で表現するかという量子化ビット数のことであり、割当てビットレートが大きい程コンテンツは高画質になり、割当てビットレートが小さい程コンテンツは低画質になる。このビットレートの調整により、画質の調整が可能となる。ビットレートを高くすると、高画質になる反面、コンテンツのサイズも大きくなる。このことは、HD、DVDへの記録にあたっての留意事項になる。
【0013】
HDドライブ3は、MPEGエンコーダ2により生成された複数動画コンテンツを一時保存しておくためのHDを内蔵している。このHDの全体容量は、80Gバイトであり、半日分、一日分の放送コンテンツを一時保存しておくことができる。
DVDドライブ4は、4.7Gバイトの容量をもつDVDを装填し、これの読み書きを行う。本実施形態におけるDVDは、DVD-RAM,DVD-R,DVD-RW,DVD+RWといった記録型DVDである。HDドライブ3のHDが内蔵型であるのに対して、DVDは可搬型であり、必要に応じて交換することができる。
【0014】
MPEGデコーダ5は、動画コンテンツ(VOB)をデコードすることにより、オーディオ信号と、ビデオ信号とを得る。
信号合成部6は、MPEGデコーダ5からのビデオ信号にGUIを重畳して装置外部のテレビに出力する。
バス7は、MPEGエンコーダ2、HDドライブ3、DVDドライブ4、MPEGデコーダ5を相互接続する。
【0015】
オーディオエンコーダ8は、MPEGエンコーダ2の構成要素であり、アナログオーディオ信号のうち、0.4〜1.0秒の信号区間をエンコードすることにより0.4〜1.0秒分のオーディオフレームの集まりを得る。
ビデオエンコーダ9は、MPEGエンコーダ2の構成要素であり、チューナ1から出力されるアナログ映像信号のうち、単位時間当たりの信号区間をエンコードすることにより、ピクチャデータの集まりを得る。ここでの単位時間とは、0.4〜1.0秒であり、このピクチャデータの集まりは、GOP(Group Of Picrures)である。ここでシステム制御部13によりビットレートAが設定された場合、ビデオエンコーダ9はVOBUに割り当てるべきビットレートを、A±αの範囲で変化させる。これにより、動きの激しい映像を含むVOBUには割当てビットレートを高くすることができ、動きの少ない映像を含むVOBUには割当てビットレートを低くすることができる。そしてビデオエンコーダ9は、このVOBUに割り当てられたビットレートを、VOBUのシステムヘッダに記述しておく。システムヘッダとは、VOBUの先頭に配されるヘッダ情報であり、VOBUのデコードに先立って、このシステムヘッダにおけるビットレートを参照することにより、このVOBUのデコードにどれだけの転送レートが必要であるかを知得することができる。
【0016】
システムエンコーダ10は、MPEGエンコーダ2の構成要素であり、GOPをオーディオフレームの集まりとをインターリーブ多重化することにより、0.4〜1.0秒分の再生単位であるVOBUを作成する。
リモコン12は、GUIに対する操作をユーザから受け付ける機器であり、かかる操作受け付けのため、リモコン12は、十字キー12a、決定キー12bを備える。
【0017】
システム制御部13は、CPU,ROM,RAMを備え、ROMに格納されているプログラムをCPUに実行させることにより、記録装置の統合制御を行う。ROMに格納されているコンピュータ読取可能なプログラムは、CPUに読み取られることにより、録画制御部14、ドライブ制御部15、GUI制御部17として機能する。
録画制御部14は、動画コンテンツの録画処理を行うようMPEGエンコーダ2、HDドライブ3を制御する。つまり放送波の復調をチューナ1に行わせており、これの録画がユーザから命じられた場合、MPEGエンコーダ2にエンコードを行わせる。これにより動画コンテンツを得て、これをバス7を介してHDドライブ3に伝送させた上でHDに書き込ませる。MPEGエンコーダ2にエンコードを行わせるにあたって、録画制御部14は、ビットレートの設定をMPEGエンコーダ2に対して行う。ユーザは割り当てるべきビットレートを、1.6Mbps(エコノミー低画質),2.4Mbps(長時間低画質),4.7Mbps(標準画質),9.5Mbps(高画質)という4段階の値から選ぶことができる。この4段階の値は、画質を目処にした値であり、実際は、1.6Mbpsから9.5Mbpsまでの任意のビットレートを、コンテンツに割り当てることができる。
【0018】
ドライブ制御部15は、動画コンテンツをHDから読み出させ、DVDに書き込むことによりHDバックアップを実現する。このバックアップには、MPEGデコーダ5及びMPEGエンコーダ2を経由する手法(1)、経由しない手法(2)の2通りがある。 1つ目の手法とは、HDから読み出された動画コンテンツを、MPEGデコーダ5に一旦デコードさせ、MPEGエンコーダ2にエンコードさせてからDVDに書き込む手法である。図中の矢印rt2,rt3,rt4は、この手法(1)における動画コンテンツの伝送経路を示す。この矢印に示すように、動画コンテンツはHD→MPEGデコーダ5→MPEGエンコーダ2→DVDといった経路を経て、DVDに書き込まれてゆくことを示す。MPEGデコーダ5によるデコードと、MPEGエンコーダ2によるエンコードとからなる一連の処理は、"再エンコード"と呼ばれる。このMPEGデコーダ5によるデコードでは、動画コンテンツを一旦ビデオ信号、オーディオ信号に戻す必要があるので、処理には実時間を要する。つまり動画コンテンツが1時間なら、その動画コンテンツのバックアップに1時間という処理時間を要する。
【0019】
2つ目は、ドライブ間のコピー処理である。つまり、HDドライブ3から読み出された動画コンテンツをバス7に伝送させ、ダイレクトにDVDに書き込む手法である。図中の矢印rt1は、この手法(2)における動画コンテンツの伝送経路を示す。この矢印に示すように、動画コンテンツはHD→バス7→DVDといった経路を経て、DVDに書き込まれてゆく。ドライブ間のコピー処理では、再エンコード不要であり、それにバス7の伝送速度は極めて高速なので、数Gバイトの動画コンテンツのバックアップを数秒で完遂することができる。2つの手法のうちバックアップを何れの手法で行うかは、DVDの容量により応じて切り換える。
【0020】
ビットレート算出部16は、ドライブ制御部15の構成要素であり、ドライブ制御部15が再エンコードを行うにあたって、以下の数式を満たすようなビットレートAを算出する。
<数式1>
容量≧再生時間×ビットレートA/8
DVDに既にデータが記録されている場合、数式1の左辺は、DVDの全体容量である4.7Gバイトから、既に記録済みのデータのデータサイズを差し引いた値になる。しかし記録済みデータのデータサイズを考慮すると、説明が煩雑になるので、記録先のDVDは、何も記録されていない空きディスクであるとして説明を行う。それに、ビデオストリームと同期再生されるオーディオストリームが存在するので、数式の右辺には、本来オーディオストリームのデータサイズを加えねばならない。しかしビデオストリームのサイズと比較して、オーディオストリームのサイズは僅かであり、これを無視しても差し支えない。よって数式1による近似計算にて、ビットレートを算出する。
【0021】
GUI制御部17は、GUIを作成し、このGUIをビデオ信号に合成させる。これと共に、ユーザが行った操作に従い、記録装置の統合制御を行う。GUIは、HDに記録された複数のコンテンツを図形化して表したものである。図2(a)は、GUI制御部17により制御されるGUIの一例を示す図である。本図において『コンテンツ1 2002 11/ 3 CH3 PM8:00〜PM8:45 標準画質』というような文字が配置されたGUI部品が、コンテンツを表している。コンテンツたるGUI部品は、ノーマル状態、フォーカス状態、アクティブ状態という3つの状態をもつ。ノーマル状態とは、ユーザの選択対象になっていない状態であり、フォーカス状態は、リモコン12の矢印キーにより、バックアップ候補として指定された状態、アクティブ状態とは、バックアップ対象として確定された状態である。図2(a)に示すGUIに対して操作を行うことにより、図2(a)に示したコンテンツ1〜コンテンツ5のうちコンテンツ1〜コンテンツ3を、図2(b)に示すようにバックアップ対象に選ぶことができる。GUI制御部17は、このGUIにおいてアクティブ状態にされたコンテンツをバックアップするよう、ドライブ制御部15に通知する。
【0022】
以上のドライブ制御部15、ビットレート算出部16、GUI制御部17をプログラムとして実現するための処理手順を図3のフローチャートに示す。図3は、ドライブ制御部15、ビットレート算出部16、GUI制御部17の処理手順を示すフローチャートである。以降本フローチャートを参照しながら、ドライブ制御部15、ビットレート算出部16、GUI制御部17の処理手順について説明する。
【0023】
ステップS1においてGUI制御部17は、HDに記録されている複数の動画コンテンツを視覚的に表したGUIを表示し、このうち最も古く記録されたコンテンツをフォーカス状態にする。
次にステップS2〜ステップS4のループ処理を行う。このループ処理は、リモコン12における矢印キーの押下(ステップS2)、リモコン12における決定キーの押下(ステップS3)、終了操作(ステップS4)の何れかがなされるかを待つイベント待ちループである。矢印キー押下というイベントが生じれば、ステップS5において押下された矢印キーで指示されるコンテンツをフォーカス状態に設定する。つまり矢印キーには、上下という2種類のものがあり、下キーが押下されれば現在フォーカス状態にあるコンテンツをノーマル状態に戻した上で、そのコンテンツの下に存在するコンテンツをフォーカス状態に設定する。逆に上キーが押下されれば現在フォーカス状態にあるコンテンツをノーマル状態に戻した上で、そのコンテンツの上に存在するコンテンツをフォーカス状態に設定する。
【0024】
決定キー押下というイベントが生じれば、ステップS6においてGUI制御部17は、フォーカス状態にあるコンテンツをアクティブ状態に設定して、その上で当該コンテンツをバックアップ対象に決定する。イベントに応じて、以上の処理を行うことにより、HDに記録されているコンテンツが、バックアップ対象として選定されてゆく。複数の動画コンテンツがバックアップ対象として選定されて終了操作が検出されれば、ステップS7に移行する。
【0025】
ステップS7、ステップS8は、バックアップ対象たる複数コンテンツのそれぞれについて、ステップS9〜ステップS19の処理を繰り返すループ処理を構成している。このループ処理において、コンテンツを選ぶための順序は、どのような順序であってもよい、本実施形態では、記録日時が古い順に、コンテンツを選んでゆくものとする。
【0026】
このループ処理において、処理対象となる動画コンテンツをコンテンツxとする。ドライブ制御部15は、コンテンツxのサイズx及び再生時間tを検出し(ステップS9)、DVDの容量yがサイズxを上回るかを判定して(ステップS10)、もし上回れば、コンテンツyについてのドライブ間コピーを行い(ステップS11)、その後、容量yからサイズxを差し引く(ステップS12)という一連の処理を行う。これにより、HDからDVDへのコンテンツコピーが実現される。HDからのコピーにより、DVDの容量は徐々に減ってゆくが、それでもDVDの容量がコンテンツxのサイズを上回っている限り、コンテンツコピーは継続して行われる。
【0027】
DVDの容量がコンテンツxを下回った場合、ドライブ制御部15はステップS13〜ステップS19の処理を行う。ステップS13は、容量が下限値以下となったかを判定する。ここでの下限値は、コンテンツxのデータサイズの1/10未満の値とする。元のデータサイズの1/10を下回るまで、コンテンツを縮小すると、観るに耐えないレベルまでコンテンツxの画質が劣化してしまう。
【0028】
このような過度の縮小を避けるべく、下限値を設けている。下限値以下となれば、ステップS20にてディスクフルをユーザに伝えて処理を終える。コンテンツxをコピーするだけの余裕はないが、DVD記録の下限値は上回っている場合、ステップS14において、ビットレート算出部16に容量y≧再生時間t×ビットレートA/8を満たすビットレートAを算出させ、ステップS15においてドライブ制御部15はビットレートAをビデオエンコーダ9に設定して再エンコードをMPEGエンコーダ2に開始させる。再エンコードを開始させれば、ステップS16〜ステップS18のループ処理を行う。
【0029】
このループ処理においてMPEGエンコーダ2によりVOBUが生成されたか(ステップS16)、再エンコードが終了したか(ステップS17)のチェックを行っており、VOBUが生成する度に(ステップS16でYes)、生成されたVOBUをMPEGエンコーダ2からDVDドライブ4に伝送させて、VOBUをDVDに書き込ませる(ステップS18)。再エンコードが終了すれば(ステップS17でYes)、DVDの容量yから再エンコード後のコンテンツサイズを差し引いた後(ステップS19)、ステップS16〜ステップS18のループ処理を終える。
【0030】
以降、図4(a)、図4(b)、図5(a)、図5(b)、図6(a)、図6(b)の具体例を交えながら、図3のフロ−チャ−トの処理をより詳しく説明する。
バックアップすべきコンテンツとして、図2(b)に示す3つのコンテンツ1,2,3が選択されたとする。これらコンテンツ1,2,3は、3話構成の連続ドラマであり、3つで1本のストーリを完結しているものとする。各コンテンツのビットレートは、何れも4.7Mbpsであり、その再生時間は45分である。これらのビットレート及び再生時間から、各コンテンツのサイズは、
4.7(Mbps)×45(分)×60(秒)/8=1.58625Gバイト と計算される。
【0031】
これら3つのコンテンツが、図3のフロ−チャ−トの手順を経てバックアップされる。図4(a)〜図6(b)は、6枚で1つの意味合いをもち、図2(b)の3つのコンテンツがコピーされてゆく過程を、連続写真的な表記で示す。
図4(a),(b)は、1つ目のコンテンツをコピーしてゆく際の容量の推移を示す図である。1つ目のコンテンツ1がコンテンツxである場合、容量は4.7Gバイトであるので、図4(a)の容量比較が行われてステップS10がYesになる。その結果コンテンツは図4(b)の矢印cy1に示すようにHDからDVDにコピーされる。その後、ステップS6で容量"4.7Gバイト"からコンテンツのサイズ"1.58625Gバイト"が減じられる。
【0032】
図5(a),(b)は、2つ目のコンテンツをコピーしてゆく際の容量の推移を示す図である。2つ目のコンテンツ2がコンテンツxである場合、容量は3.11375Gバイトであるので、図5(a)の容量比較が行われてステップS10がYesになる。その結果コンテンツは、図5(b)の矢印cy2に示すようにHDからDVDにコピーされる。その後、ステップS6で容量"3.11375Gバイト"からコンテンツのサイズ"1.58625Gバイト"が減じられる。
【0033】
図6(a),(b)は、3つ目のコンテンツをコピーしてゆく際の容量の推移を示す図である。3つ目のコンテンツがコンテンツxである場合、容量は"1.5275Gバイト"であるので、図6(a)の容量比較においてコンテンツxのサイズ"1.58625Gバイト"を僅かに下回り、ステップS10がNoとなる。しかしこの"1.5275Gバイト"という容量は、DVDに記録し得ない下限値ではないので、ステップS13からステップS14に移行して再エンコードを実行する。
【0034】
再エンコードに先立ち、コンテンツに新たに割り当てるべきビットレートを算出する。ここでコンテンツの再生時間は45分であり、容量は"1.58625Gバイト"なので、ステップS14における計算を行えば、
A(Mbps)×45(分)×60(秒)/8=1.5275Gバイト
を満たすビットレートとして、ビットレートA=4.526Mbpsが算出される。
【0035】
こうしてビットレートAが算出されたので、このビットレートAをビデオエンコーダ9に設定して図6(b)に示すように再エンコードを行う。この再エンコードにより、コンテンツのサイズは、1.58625Gバイトから1.5275Gバイトまで縮小される。一方ビットレートは、4.7Mbpsであったのが、4.526Mbpsになって僅かに低下する。ビットレートの低下が僅かなので、画質劣化も微々たるものとなる。以上の2回のコピーと、1回の再エンコードとにより、ストーリ的に繋がりをもった3つのコンテンツが一枚のDVDに収められることになる。
【0036】
尚、図4(b)に示したコピー後のHD3上のコンテンツ1、図5(b)に示したコピー後のHD3上のコンテンツ2、図6(b)に示したコピー後のHD3上のコンテンツ3は、HD3に残しておいてもよいし、削除してもよい。これらをHD3から削除する場合、本実施形態におけるコピー処理は、"移動処理"を意味することとなる。
【0037】
以上のように本実施形態によれば、HDからDVD上にバックアップすべき複数の動画コンテンツの総サイズがDVDの容量を上回っても、HDに記録されている複数の動画コンテンツを、DVDに記録することができる。
(第2実施形態)
第2実施形態は、再エンコードの対象となるべきコンテンツを選ぶ選び方に関する実施形態である。再エンコードは、コンテンツを一旦デコードしてから再度エンコードするという処理であり、処理に実時間を費やするというデメリットがある。実時間とは、コンテンツの再生時間と同じ時間のことであり、仮に再エンコードすべきコンテンツの再生時間が1時間なら、HDからDVDへの書き込みに1時間もの時間がかかってしまう。これでは安易に再エンコードを行う訳にはいかない。そこで本実施形態では、再エンコードに要する時間が最も短くなるように、コンテンツのバックアップ順序をスケジューリングする。ここでいうバックアップ順序は、第1優先順位、第2優先順位、第3優先順位からなり、第1優先順位は一番優先度が高くコピーにてDVDに記録される可能性が高い。逆に第3優先順位は一番優先度が低く再エンコードにてDVDに記録される可能性が高い。
【0038】
このスケジューリング手順を、図7、図8のフローチャートを参照しながら説明する。図7、図8は、第2実施形態に係るコンテンツのバックアップの処理手順を示すフローチャートである。
本フロ−チャ−トは、図3のステップS1〜ステップS6を経て複数のバックアップ対象が選択された後、選択された複数のバックアップ対象に対して行われる。GUI制御部17は、バックアップ対象として選ばれた複数の動画コンテンツを視覚的に表したGUIを表示し、このうち最も古く記録されたコンテンツをフォーカス状態にする。そしてGUI制御部17はステップS21〜ステップS25のループ処理を行う。このループ処理は、矢印キーの押下(ステップS21)、決定キーの押下(ステップS22)、終了操作(ステップS23)の何れかがなされるかを待つイベント待ちループであり、コピー対象を確定する目的がある。コピー対象とは、画質劣化なく早期に、DVDに記録することをユーザが希望しているコンテンツである。矢印キー押下というイベントが生じれば、ステップS24において押下された矢印キーで指示されるコンテンツをフォーカス状態に設定する。
【0039】
決定キー押下というイベントが生じれば、ステップS25においてフォーカス状態にあるコンテンツをアクティブ状態に設定して、その上で当該コンテンツをコピー対象に確定する。このコンテンツは第1優先順位に設定される。
イベントに応じて、以上の処理を行うことにより、HDに記録されているコンテンツが、第1優先順位のコンテンツとして選定されてゆく。1つ以上の動画コンテンツが第1優先順位として選定されて終了操作が検出されれば、ステップS23からステップS26に移行する。ステップS26では、ビットレート算出部16が残りのコンテンツの再生時間Tの和を算出し、ステップS27では、『再生時間の和×ビットレート/8=(容量-第1優先順位コンテンツのサイズの和)』を満たすビットレートBを検出する。
【0040】
このビットレートBは、いわば再エンコードするかどうかの指標である。ビットレートBが算出されれば、ステップS28〜ステップS30からなるループ処理に移行する。このループ処理は、コンテンツxのビットレートxを検出し(ステップS30)、検出されたビットレートxが、指標たるビットレートBを下回れば(ステップS31)、そのコンテンツxを、第2優先順位に設定する(ステップS32)。そうでなければ、第3優先順位を設定する(ステップS33)。これらの処理を、残りのコンテンツのそれぞれについて繰り返す(ステップS28、ステップS29)。
【0041】
ステップS30におけるビットレート検出は、以下の算出を経て行われる。コンテンツを構成する各VOBUには、システム制御部13から指定されたビットレートAを基準にしたA±αのビットレートが割り当てられている。そのため、コンテンツを構成する複数VOBUの割当てビットレートの平均をとれば、ビットレートAを逆算することができる。コンテンツを構成する複数VOBUのビットレートは、システムヘッダに記述されているため、ステップS30においてドライブ制御部15は、複数VOBUのシステムヘッダから、ビットレートを読み出し、読み出された複数ビットレートの平均をとることによりビットレートAを算出する。尚、再エンコード時において、ビットレート算出部16により割り当てられたビットレートが、管理情報内に存在する場合、管理情報からビットレートを検出してもよい。
【0042】
またステップS27での指標算出式において、DVDの現状の空き容量から第1優先順位コンテンツのサイズを差し引いたが、第1優先順位コンテンツの指定がなければ、当該算出式の右辺は単なる容量となる。つまり、『再生時間の和×ビットレート/8=容量』を満たすビットレートBを検出する。
以上の処理を経て、第2優先順位のコンテンツが特定されたことになる。こうして第1優先順位、第2優先順位のコンテンツが特定されれば、これらの優先順位に従い、第1優先順位→第2優先順位→第3優先順位の順序で、コンテンツをHDからDVDにバックアップしてゆく。このバックアップ手順は、図8のフローチャートからなる。先ず最初に、第1優先順位のバックアップ手順について説明する。このバックアップ手順は図3におけるステップS9〜ステップS19の処理手順を、第1優先順位コンテンツのそれぞれについて繰り返すものである(ステップS100、S101、S102)。バックアップの対象が、第1優先順位コンテンツに変わっただけで、その処理手順は図3と同様である。第1優先順位のコンテンツのバックアップで容量が足りなくなれば、再エンコードを行うことにより第1優先順位コンテンツを縮小してDVDに書き込む。
【0043】
第1優先順位のコンテンツを全てコピーしてもなお、DVDに空きの容量が存在する場合、第2優先順位についてバックアップを行う。このバックアップ手順は図3のフローチャートのステップS9〜ステップS19の処理手順を、第2優先順位のそれぞれについて繰り返すものである(ステップS103、S104、S35)。第2優先順位のコンテンツのバックアップで容量が足りなくなれば、再エンコードを行うことにより第2優先順位コンテンツを縮小してDVDに書き込む。
【0044】
第2優先順位のコンテンツを全てコピーしてもなお、DVDに容量が存在する場合、第3優先順位コンテンツについてバックアップを行う。このバックアップ手順は図3のフローチャートにおけるステップS9〜ステップS19の処理手順を、第3優先順位コンテンツのそれぞれについて繰り返すものである(ステップS36、S38、S39)。第3優先順位のバックアップで容量が足りなくなれば、再エンコードを行うことにより第3優先順位コンテンツを縮小してDVDに書き込む。
【0045】
図9(a),図9(b),図10(a),図10(b),図11(a),図11(b),図12の具体例を交えながら、図7、図8のフローチャートの処理手順について更に詳しく説明する。図9(a),図9(b),図10(a),図10(b),図11(a),図11(b),図12は、7枚で1つの意味合いをもち、第2実施形態に係るドライブ制御部15の処理手順を、連続写真的な表記で表している。このうち図9(a),(b)は、第1優先順位のコンテンツが指定される経緯を示す図である。
【0046】
この具体例では図9(a)における4つのコンテンツが、DVDにバックアップされるケースを想定している。この4つのコンテンツのうち、ステップS20〜ステップS25によりコンテンツ3がコピー対象に確定されたものとする。そのため、このコンテンツ3には、図9(b)に示すように第1優先順位が設定される。図10(a),(b)は、第2優先順位、第3優先順位のコンテンツが指定される経緯を示す図である。残る3つのコンテンツは、ステップS26〜ステップS32の対象となり、この処理手順にて第2優先順位が設定されなかったコンテンツは、再エンコード対象になり得る。図9(a)における4つのコンテンツは、サイズ及び再生時間が同じという訳ではない。コンテンツ3のサイズは1.057Gバイトであり、コンテンツ1,2,4は1.425Gバイトである。再生時間は、コンテンツ1が20分、コンテンツ3が30分、コンテンツ2,4が40分である。ビットレートは、コンテンツ2〜コンテンツ4が4.7Mbps、コンテンツ1が9.5Mbpsである。
コピー対象たるコンテンツ3を差し引いたDVDの空き容量は、
3.643Gバイト(=4.7Gバイト-1.057Gバイト)であり。
【0047】
優先順位の設定にあたって、指標となるビットレートBを求めるための計算がステップS27で行われる。
3.643Gバイト = 60(秒)×90(分)×B/8
指標B = 3.643(Gバイト)×8/ 60(秒)×90(分)
の計算により、指標Bは、5.22Mbpsと算出される。
指標Bが算出されたので、これとコンテンツ2〜4のビットレートとの比較が図10(a)に示すように行われる。コンテンツ2、コンテンツ4は何れも4.7Mbpsであり、指標B(5.22Mbps)より低い。そのため、これらのコンテンツには、ステップS32において第2優先順位が設定される。一方コンテンツ1は、ビットレートが9.4Mbpsであり、指標B(5.22Mbps)より高い。故にこのコンテンツ1には、第3優先順位が設定される。第2優先順位が設定されないことから、このコンテンツ1が第3優先順位に選択される。図10(b)は、優先順位の順に、配列されたコンテンツを示す図である。この図10(b)に示された順序で、各コンテンツがDVDに書き込まれてゆく。
【0048】
図11(a),(b)は、優先順位が設定されたコンテンツと、記録先DVDとを示す図である。コンテンツ2、コンテンツ3、コンテンツ4の総サイズは、3.539Gバイト(=1.425+1.057×2)であり、これら全てをDVDに記録しても余り有る。
このうちコンテンツ2、コンテンツ3、コンテンツ4が図11(b)の矢印cy5に示すように示すように順次DVDにコピーされてゆく。この結果、DVDの残りの容量は1.161Gバイト(=4.7-(1.425+1.057×2))となる。
【0049】
第1優先順位、第2優先順位のコンテンツが全てコピーされたため、第3優先順位のコンテンツ1がバックアップの対象となる。
図12は、DVDに入りきらなかった、第3優先順位のコンテンツを再エンコードしてDVDに記録する様子を示す図である。第2優先順位コンテンツのコピーが完了した時点でのDVDの空き容量は1.161Gバイトであり、1.425Gバイトのコンテンツ1をコピーするには足りない。そこでコンテンツ1の再エンコードを行う。
【0050】
再生時間が20分のコンテンツ1を、この容量をもつDVDに記録する必要があるので、このコンテンツ1のビットレートは、
1.161Gバイト = 60(秒)×20(分)×A/8
A = 1.161Gバイト×8 / 60(秒)×20(分)
A = 7.74 Mbps となる。
【0051】
こうしてビットレートを算出した後、図12の矢印cy6に示すように、再エンコード後のコンテンツ1をDVDに書き込んでゆく。
元の9.5Mbpsというビットレートと比較して若干低くなっているものの、7.74 Mbpsというビットレートは、他のコンテンツ4、コンテンツ2、コンテンツ3と比べれば依然として高画質である。これにより、『コンテンツ1はきれいな状態で保存したい』というユーザの願望も満たされる。
【0052】
参考のため、コンテンツ1〜コンテンツ4のサイズを対比すると、コンテンツ1、コンテンツ4はサイズは何れも1.425Gバイトであり、同じサイズである。にもかかわらず、コンテンツ1を第3優先順位にしたのは、コンテンツ1はビットレートが高い代わりに再生時間が20分と短く、再エンコードの対象になったとしても、バックアップに要する時間は短くて済むからである。もっとも、ビットレートが高いコンテンツ1をユーザがコピー対象に選べば、代わりにコンテンツ4が再エンコードの対象に選ばれるかもしれない。この場合、再エンコードには長時間が費やされるが、コンテンツ1の画質はDVDにおいても維持される。
【0053】
尚、図11(b)に示したコピー後のHD3上のコンテンツ3,2,4、図12に示したコピー後のHD3上のコンテンツ1は、HD3に残しておいてもよいし、削除してもよい。これらをHD3から削除する場合、本実施形態におけるコピー処理は、"移動処理"を意味することとなる。
以上のように本実施形態によれば、ビットレートの割り当てが高く、高画質のコンテンツに対して最も低い優先順位を設定することにより、再エンコードの対象とする。かかるコンテンツは、再生時間が僅かでも、割り当てビットレートが大きいためそのサイズは多大なものになっている。そうしたコンテンツを再エンコードの対象に選ぶことにより、僅かな処理時間で、コンテンツを大幅に縮小することができる。
【0054】
ユーザがビットレートの設定を誤って、コンテンツを高画質に記録した場合に、リカバリーの機会を与えるので、ユーザフレンドリーなバックアップを実現することができる。
(第3実施形態)
第1実施形態、第2実施形態におけるバックアップ手順は、DVDの容量が一杯になるまでコンテンツを書き込んでゆくものである。しかし、DVDが一杯になる迄コンテンツを書き込んでゆくと、もはやこのDVDにコンテンツを書き込むことはできない。そうすると、将来放送される予定のあるコンテンツを、書き込んでおく余地がなくなる。そこで本実施形態は、DVDの空き容量を確保する機会をユーザに与えてから、第1実施形態、第2実施形態の処理を行う。
【0055】
ユーザによる空き容量の指定は、図13に示す領域確保メニューに対してなされる。図13は、領域確保メニューの一例を示す図である。領域確保メニューは、バイトサイズによる指定及び時間による指定の二者択一の選択を受け付けるボタンbn1,2、バイト単位の確保領域のサイズ指定を受け付ける数値入力欄nm1、分単位の再生時間指定を受け付ける数値入力欄nm2、1.6Mbps(エコノミー低画質),2.4Mbps(長時間低画質),4.7Mbps(標準画質),9.5Mbps(高画質)から四者択一で画質モードの選択を受け付けるボタンbn3,4,5,6とからなる。この領域確保メニューのボタン及び数値入力欄に対する入力操作は、図14のフローチャートに基づき実行される。
【0056】
図14は、第3実施形態に係るドライブ制御部15の処理手順を示す図である。このフローチャートは、第1実施形態、第2実施形態のフローチャートの手順に先立ち、実行されるものである。本フローチャートは、ステップS41において図13の領域確保メニューを表示させてから、ステップS42−ステップS43のループ処理に移行する。バイトサイズ指定のボタンbn1がクリックされれば(ステップS43)、数値入力欄nm1において0〜4.7の数値入力が有効になり(ステップS44)、これに入力された数値を確保容量kのサイズとして解釈する(ステップS45)。
【0057】
時間指定のボタンbn2がクリックされれば(ステップS42)、数値入力欄nm2において0〜120分の数値入力が有効になり(ステップS46)、これの入力がなされれば、四者択一の画質モードボタンbn3〜6の指定が有効になる(ステップS47)。再生時間及び画質モードが指定されれば、『指定画質のビットレート×数値入力された再生時間の掛け算にて、確保容量kを算出する(ステップS48)。
【0058】
こうして確保容量kが算出されると、DVDの空き容量y−確保容量kの計算にてDVDの空き容量yを算出した上で、この空き容量を上限にして図3、図7、図8の処理を行う。
以上のように本実施形態によれば、将来放送される予定のコンテンツを追記する予定がある場合、そのような追記のための領域を確保しておくことができる。
【0059】
(第4実施形態)
第1実施形態〜第3実施形態は、HDに記録されているコンテンツのバックアップを、複数DVD上にえることを前提にしていた。第4実施形態では複数DVD上に、複数コンテンツのバックアップをえる改良に関する。記録先たるDVDが複数であっても、その総容量がバックアップしたいコンテンツの総サイズに満たない場合がある。この場合、バックアップすべきどれかのコンテンツに再エンコードを施し、サイズを縮小せねばならないが、どのコンテンツとどのコンテンツとを1つのDVDに記録するかという組合せによって、コンテンツの縮小率は変わってくる。組合せが良ければ、コンテンツへの割り当てビットレートをさほど下げなくても済むが、組合せが悪ければ、必要以上にビットレートを下げねばならない。再エンコードによる影響を最小限に抑えるべく、第4実施形態では以下のフローチャートの手順に従い、DVDに記録すべきコンテンツの組合せを決定する。
【0060】
図15は、DVDに記録すべきコンテンツの組合せを決定する処理手順を示すフローチャートである。
本フローチャートのステップS51において、GUI制御部17はバックアップすべきコンテンツの指定を受け付ける。これは図3のステップS1〜ステップS6の処理に基づきなされる。バックアップコンテンツの指定がなされると、ステップS52においてドライブ制御部15は記録先DVDの枚数指定を受け付け、その後、ステップS53では、コンテンツ数/枚数の計算を行い、その計算結果の小数点以下を四捨五入して、一枚のDVDに書き込むべきコンテンツ数mを算出する。以降のステップS54〜ステップS64は、複数DVDのうち、任意のDVDiに対応するコンテンツの組合せiを決定するものである。
【0061】
この決定処理は、バックアップ対象たるn個のコンテンツから、m個のコンテンツをえるnCm通りの組合せを生成して(ステップS54)、得られたnCm通りの組合せのそれぞれについて、ステップS55〜ステップS58のループ処理を行う。
このループ処理は、組合せにおけるコンテンツサイズの和を算出し(ステップS57)、DVD容量に対するコンテンツサイズの和の容量比を算出する(ステップS58)という処理を、nCm通りの組合せのそれぞれについて繰り返す。こうして全ての組合せについて、容量比が算出されれば、nCm通りの組合せのうち容量比が最も1に近いものを、ステップS59においてDVDiに対する組合せiとして特定する。nCm通りの組合せには、容量比が1を越えるもの、1を下回るものの双方があるが、これらのうち、最も1に近いものが、特定されるのである。
【0062】
一枚のDVDに対する組合せが特定されれば、ステップS60において"n-m"がコンテンツ数mを上回っているかを判定する。上回っていれば、ステップS61においてコンテンツ総数nから、コンテンツ数mを差し引いた値を、コンテンツ総数nに設定してステップに移行する。これはバックアップ対象のうち残りのものから、m個のコンテンツを選ぶ組合せを、決定するためである。
【0063】
以上のステップS54〜ステップS61が繰り返されて、"n-m"がコンテンツ数mを下回ったとする。この"n-m"という個数は残りのコンテンツの個数であり、これがm個を下回るということは、残りコンテンツをDVDに記録する組合せは1つしかないことを意味する。ステップS62において、残りコンテンツを最後のDVDに記録する組合せを、最後の組合せとして、ステップS63に移行する。ステップS63及びステップS64は、複数DVDのそれぞれについて、ステップS65の処理を行わせるものである。ここでループ処理において処理対象になるDVDをDVDiとすると、ステップS65においてこのDVDiに対応する組合せiに属するコンテンツが、DVDiに書き込まれる。個々のコンテンツの書き込みは、図7、図8の手順に従ってなされる。つまり優先順位が設定され、この優先順位の高低に従いコピー又は再エンコードされるのである。
【0064】
図16(a),(b),(c)の具体例を交えて、図15のフローチャートの処理手順について説明する。図16(a),(b),(c)は、3枚で1つの意味合いをもち、連続写真のような表記で、第4実施形態の処理手順が行われる過程を現す。
図16(a)は、コンテンツA〜コンテンツEという5つのコンテンツを、何枚のDVDに記録するかを示す図である。図16(a)に示すように、HD上に存在するコンテンツA〜コンテンツEを3枚のDVDに書き込んでゆく一例を想定している。コンテンツ数nが5であり、記録先DVDの枚数が3なので、ステップS53において5/3の計算を行う。そして解1.6666のうち小数点以下の数値を四捨五入して、m=2を得る。続くステップS54では、5つのコンテンツから、2つを選ぶ10通りの組合せを生成する。
【0065】
つまり、AとBとの組合せ、AとCとの組合せ、AとDとの組合せ、AとEとの組合せ、BとCとの組合せ、BとDとの組合せ、BとEとの組合せ、AとEとの組合せ等10通りの組合せ(=5C2)を生成する。
組合せが生成されれば、ステップS58において、これらの組合せ毎の容量比を算出する。
【0066】
AとBとの組合せにおける容量比は、5.4/4.7
AとCとの組合せにおける容量比は、3.6/4.7
AとDとの組合せにおける容量比は、4.9/4.7
AとEとの組合せにおける容量比は、5.6/4.7
BとCとの組合せにおける容量比は、4.8/4.7
BとDとの組合せにおける容量比は、6.1/4.7
DとEとの組合せにおける容量比は、6.3/4.7になる。
【0067】
これらのうち、容量比が最も1に近いのは、コンテンツBとコンテンツCとの組合せであり、このコンテンツBとコンテンツCとの組合せが、ステップS59において1つ目DVDに記録する組合せとして決定される。その後、ステップS60での比較を行う。n-mの値は、3(=5-2)になり、mより未だ大きい、そのためステップS61にて、nを3(=5-2)に更新し、ステップS54に移行する。
【0068】
ステップS54では、A,D,Fの中から2つを選ぶ3通りの組合せ(=3C2)を生成し、これらの組合せ毎の容量比を算出する。
AとDとの組合せにおける容量比は、4.9/4.7
DとEとの組合せにおける容量比は、6.3/4.7
AとEとの組合せにおける容量比は、6.3/4.7になる。
【0069】
これらのうち、容量比が最も1に近いのは、AとDとの組合せであり、このコンテンツAとコンテンツDとの組合せが、ステップS59において2つ目DVDに記録する組合せとして決定される。
続いてステップS60においてn-mの値と、mとの比較を行う。n-mの値は、1(=3-2)になり、mより小さい。そのためステップS60からステップS62に移行して、残るコンテンツEを、3つ目DVDに記録する組合せが最後の組合せとして決定される。
【0070】
図16(b)は、コンテンツA〜コンテンツEを、3枚のDVDのそれぞれにどのような組合せで記録してゆくかという組合せを示す図である。これらの組合せに属するコンテンツを、図16(c)に示すように、3枚のDVDのそれぞれに書き込んでゆくことにより、バックアップは完遂する。
図16(c)は、図16(b)で決定された組合せにて、個々のコンテンツがコピーされてゆく様子を示す図である。
【0071】
尚、図16(c)に示したコピー後のHD3上のコンテンツA〜Eは、HD3に残しておいてもよいし、削除してもよい。これらをHD3から削除する場合、本実施形態におけるコピー処理は、"移動処理"を意味することとなる。
以上のように本実施形態によれば、記録先DVDが複数である場合、容量比が最も1に近くなるように個々のコンテンツの組合せを決定するので、再エンコードによる画質劣化の影響を最低限にすることができる。
【0072】
(第5実施形態)
第1実施形態〜第4実施形態では、ユーザの意思に拘らず再エンコードを行ったが、第5実施形態では、再エンコードにあたって、ビットレートの割り当てが低くなる旨をユーザに伝え、画質を劣化させてでもDVDへの書き込みを敢行するかをユーザに選択させる技術に関する。そのような選択をユーザに促すためのメニューを図17に示す。図17のメニューは、再エンコードを行う旨の警告kc1と、どれだけ画質が劣化するかを示す劣化比率hr1と、再エンコードに要する時間hr2と、ユーザからの同意を求めるためのボタンbn6,7とからなる。本図における劣化比率は、図3のフローチャートのステップS14で算出されたビットレートを、元々コンテンツに割り当てられていたビットレートで割ることで算出される値である。尚、図17における劣化比率の一例0.96は、図6(b)におけるビットレートの一例(0.96(=4.526Mbps/4.7Mbps))から求められる値である。
【0073】
また、再エンコードに要する時間とは、再エンコードすべきコンテンツの再生時間のことである。つまり、図6(b)におけるコンテンツ3の再生時間は45分であり、これの再エンコードには、45分という時間が費やされるので、処理時間についての了承を得るという意図である。
図3のステップS14においてビットレートが算出された後、かかる劣化比率を算出して、この劣化比率を含むメニューを表示する。このメニューの表示により、再エンコードやビットレートの技術的意義を理解していないユーザでも、どれだけ画質が低下するかを感覚的に知得することができる。このメニューに対して再エンコード敢行の操作を行えば、ステップS15にて再エンコードを行い、再エンコードしないとの操作を行えば、コンテンツのバックアップ処理を中断する。
【0074】
次に、第5実施形態に係るドライブ制御部15の処理手順について説明する。図18は、第5実施形態に係るドライブ制御部15の処理手順を示すフローチャートである。本フローチャートは、図3をベースにして作成されたものである。図3との差違は、ステップS14においてビットレートAを算出してから、ステップS15において再エンコードを開始するまでの間に、ステップS65〜ステップS68の処理を行う点である。つまり、ステップS14において、ビットレート算出部16に容量y≧再生時間t×ビットレートA/8を満たすビットレートAが算出された後、ドライブ制御部15はステップS65においてコンテンツxに元々割当てられていたビットレートCを検出する。そしてステップS66においてビットレートA/ビットレートCの計算により劣化比率を算出する。劣化比率が得られると、劣化比率,再エンコード時間を含む、図17のメニューを表示して、ボタンの押下を待つことにより、再エンコードに同意するかの判定を行う。ユーザが再エンコードに同意すれば、ステップS15においてドライブ制御部15はビットレートAをビデオエンコーダ9に設定して再エンコードをMPEGエンコーダ2に開始させる。ユーザが再エンコードに同意しなければ、ステップS20に移行してディスクフルをユーザに伝える。
【0075】
以上のように本実施形態によれば、再エンコードにあたって、再エンコードによる画質劣化や、再エンコードに費やする時間をユーザに伝えるので、再エンコード時に割り当てられるビットレートが極端に低くなる場合に、バックアップを中断させることも可能になる。これにより、ユーザの意思を尊重したバックアップ処理を実現することができる。
【0076】
(第6実施形態)
第1実施形態では、複数バックアップ対象をコピーした後の残り領域に、コンテンツを書き込むため、1つのコンテンツを大きく縮小せねばならず、1つのコンテンツへの皺寄せが大きいという問題点があった。これに対し第6実施形態は、複数コンテンツをまんべんなく縮小してゆくという技術に関する。
【0077】
第6実施形態において、ドライブ制御部15はHD上のコンテンツのバックアップを行う場合、バックアップ対象の指定を受け付けた後に、複数バックアップ対象の総サイズが、DVDの空き容量を上回るかどうかを判定する。もしDVDの空き容量を下回れば、複数バックアップ対象をそのままDVDにコピーしてゆく。
DVDの空き容量を上回れば、複数バックアップ対象を再エンコードした上でDVDに書き込んでゆく。この際、ビットレートをどのように設定するかというと、元のコンテンツのビットレートに、バックアップコンテンツのサイズの総和と、DVDの空き容量との比率を乗じて、この乗じたビットレートで再エンコードしてゆく。
【0078】
図19は、第6実施形態に係るドライブ制御部15の処理手順を示すフローチャートである。本フロ−チャ−トは、図3のステップS1〜ステップS7の処理が行われた後、実行されるものである。ステップS71においてバックアップ対象たる複数コンテンツの総和を算出し、ステップS72において 複数コンテンツの総和がDVDの空き容量を上回るかを算出する。総サイズが空き容量を下回る場合、ステップS73においてHDにおける複数バックアップ対象をDVDにコピーして処理を終える。総サイズが空き容量を上回る場合、ステップS74において「DVDの空き容量/複数コンテンツの総和)」の計算により、DVDの空き容量と複数コンテンツの総和との比率hを算出した後、ステップS75〜ステップS77、ステップS15〜ステップS18のループ処理を行う。ステップS75、ステップS76は、複数バックアップ対象のそれぞれについて、ステップS77、ステップS15〜ステップS18の処理を繰り返すものである。この繰り返しにおいて処理対象たるコンテンツをコンテンツxとする。ステップS77では、コンテンツxのビットレートCを検出し、ビットレートC×比率hの計算によりビットレートCを更新する。ステップS15においてドライブ制御部15はビットレートCをビデオエンコーダ9に設定して再エンコードをMPEGエンコーダ2に開始させる。再エンコードを開始させれば、ステップS16〜ステップS18のループ処理を行う。以上の処理により、バックアップ対象たる複数コンテンツは、順次DVDに書き込まれてゆくことになる。
【0079】
第6実施形態に係るドライブ制御部15の処理手順を、図20を参照しながら説明する。図20は、3つのコンテンツ1、コンテンツ2、コンテンツ3がどのようにDVDに記録されてゆくかを示す図である。図20における3つのコンテンツ1、コンテンツ2、コンテンツ3は、再生時間が60分、符号化ビットレートがそれぞれ7Mbps,6Mbps,3Mbpsである。これらがバックアップ対象に指定された場合、これらの総サイズが、DVDの空き容量と比較される。コンテンツ1〜コンテンツ3の総サイズは、7.2Gバイト(=7Mbps×60分×60秒/8ビット+6Mbps×60分×60秒/8ビット+3Mbps×60分×60秒/8ビット)であり、DVDの空き容量を上回るので、全コンテンツのコピーは不可能であると判定される(ステップS72)。
【0080】
そこで再エンコードを行う。この再エンコードにあたって、DVDの空き容量と、コンテンツ1〜コンテンツ3の総サイズ7.2GByteとの比率0.65を求め、この比率を、コンテンツ1〜コンテンツ3のビットレートに乗じる。その結果、コンテンツ1のビットレートは、7Mbpsから4.56Mbps(=0.65×7Mbps)になり、サイズは2.1Gバイトに縮小される。コンテンツ2のビットレートは、6Mbpsから3.9Mbps(=0.65×6Mbps)になり、サイズは1.75Gバイトに、コンテンツ3のビットレートは、3Mbpsから1.9Mbps(=0.65×3Mbps)になり、サイズは0.85Gバイトに、それぞれ縮小されてDVDに記録される(ステップS74〜ステップS77、ステップS15〜ステップS18)。
【0081】
以上のように本実施形態によれば、複数のバックアップコンテンツを再エンコードして、DVDに書き込んでゆくので、バックアップに長い時間がかかる反面、各コンテンツをまんべんなく縮小してゆくことにより、各コンテンツの画質劣化を、最低限にすることができる。
尚、本実施形態に、第3実施形態の手順を応用してもよい。第3実施形態では、将来のコンテンツの録画のために空き領域を確保するための操作をユーザから受け付けて、この空き領域を確保した上で、各コンテンツをDVDに記録した。本実施形態では、第3実施形態同様、DVDにおいて確保すべき空き領域の指定を受け付け、DVDの空き容量からこの確保された空き領域を差し引き、これとコンテンツの総サイズを比較する。コンテンツの総サイズが大きければ、確保領域のサイズを差し引いた後のDVDの空き容量と、コンテンツ総サイズとの比率を求め、各コンテンツのビットレートにこの比率を乗じた上で再エンコードしてゆく。図21は、この応用例の手順を示す図である。本図において、4.7GByteというDVDの全体容量のうち、1.35Gバイトの空き領域が確保されたとする。これは3.4Mbpsのビットレートで、60分のコンテンツを録画するのに足りる空き領域である(=1.35=(3.4Mbps×60×60/8))。この空き領域が確保されたので、これを差し引いた3.35Gバイト(=4.7-1.35)の空き領域に、コンテンツ1〜コンテンツ3を記録せねばならない。コンテンツ1〜コンテンツ3の総サイズは、4.05Gバイトであり、確保領域の差し引き後の空き容量を上回るので、差し引き後の空き容量と、コンテンツ1〜コンテンツ3の総サイズとの比率0.827(=3.35/4.05)を求め、これら3つのコンテンツのビットレートを0.827倍した上で、各コンテンツをDVDに書き込んでゆく。
【0082】
以上の手順により、複数コンテンツをまんべんなく縮小した上、将来の録画のための空き容量を確保しておくことができる。
また、第6実施形態に、第2実施形態の処理手順を適用してもよい。適用すべき第2実施形態の処理手順とは、コピー対象たるコンテンツをユーザに指定させる手順である。コピー対象に指定されたコンテンツには再エンコードを施さず、残りのコンテンツのビットレートを一律に下げるよう再エンコードを施してDVDに記録してゆく。図22は、この応用例の処理手順を示す図である。本図においてコンテンツ1がコピー対象に選ばれたものとする。そうすると、DVDの全体容量4.7Gバイトからこのコンテンツのサイズ1.8Gバイトを差し引き、残りの空き容量2.9Gバイト(=4.7-1.8)に、残りのコンテンツが記録できるかどうかを判定する。残りのコンテンツ(コンテンツ1、コンテンツ2)の総サイズは、3.15Gバイト(=1.8+1.35)なのでDVDの空き容量2.9Gバイトを上回る。そのため、0.92(=2.9/3.15)という計算により、バックアップすべきコンテンツの総サイズと、DVD空き容量との比率0.92を算出して、コンテンツ2、コンテンツ3のビットレート4Mbpsにこの比率0.92を乗じて、3.68Mbps(=0.92×4Mbps)というビットレートで再エンコードしてゆく。これにより、複数コンテンツをまんべんなく縮小してゆきつつ、特定のコンテンツについての画質劣化を避けることができる。
【0083】
(第7実施形態)
第7実施形態は、編集機能を第1実施形態に組合せる技術を開示する。DVDレコーダが実施することができる編集機能には、分割編集といったものがある。第7実施形態では、バックアップ対象たるコンテンツが、DVDに記録しきれないと判定された場合、編集機能を起動し、DVDに記録されないと判定されたコンテンツについての分割編集をユーザに行わせる。具体的には、コンテンツにおいて分割点になるべき位置をユーザに指定させ、この分割点でコンテンツを分割するのである。分割点の指定は、コンテンツの先頭からの再生時間で表され、この時間の前後でコンテンツは分割される。
【0084】
そして分割された一方の分割部分がDVDの空き容量を下回るかどうかの判定を行う。分割部分のサイズがDVDの容量を下回れば、分割部分をそのままDVDにコピーする。分割部分のサイズがDVDの容量を上回れば再エンコードを行う。再エンコードを行うべき対象が分割部分になるので、元のコンテンツを再エンコードする場合と比べて、再エンコードに要する時間は短くなるし、画質への影響も少なくなる。こうすることで、一枚のDVDへの記録を早期に完遂する。
【0085】
その後、残りの部分を一個のコンテンツとしてバックアップ対象に加えて同様の処理を繰り返して、二枚目のDVDに記録してゆく。
以降、図23の具体例を交えて、第7実施形態の処理手順について説明する。図23のコンテンツ2の再生時間は120分である。このコンテンツ2は、4.5Gバイトであるので、1.35Gバイトのサイズを有するコンテンツ1とコンテンツ2とを一枚のDVDに記録することはできない。そこで編集機能を起動し、このコンテンツ2の分割点を指定させる。ユーザは、このコンテンツ2の先頭から、65分あたりの箇所を分割点に指定したものとする。そうすると4.5Gバイトのコンテンツ2のうち、先頭の2.45Gバイト(5Mbps×65分×60秒/8)の部分を一枚のDVDに記録することができる。残りの55分の部分は、コンテンツ3と共に、二枚目のDVDに記録する。
【0086】
以上のように本実施形態によれば、バックアップ対象がDVDに収まりきらないことが判明した時点で、コンテンツを分割する機会をユーザに与えるので、再エンコードに要する時間は短くすることができ、画質への影響を小さく抑えることができる。尚本実施形態では、コンテンツの分割編集を行ったが、部分削除を行ってもよい。つまりコンテンツがDVDに収まりきらない場合には、編集機能を起動して、部分削除を行わせる。この部分削除後のサイズが、DVDの空き容量を下回れば、コンテンツをそのままコピーするが、上回れば、コンテンツを再エンコードした上でDVDに記録する。
【0087】
(第8実施形態)
第1実施形態〜第7実施形態では、コンテンツがVOBのみから構成されているものとして説明を薦めたが、第8実施形態は、この管理情報を考慮して、バックアップを行う場合の改良に関する。本実施形態において、コンテンツに対応する管理情報は、再生経路情報と、VOB情報とからなる。複数コンテンツについての再生経路情報及びVOB情報は、管理ファイルという1つのファイルに格納されてHD、DVDに記録される。
【0088】
管理ファイルの内部構造について説明する。図24は、管理ファイルの内部構造を示す図である。本図の破線の矢印fs0で引き出して示すように、管理ファイルは、複数のVOB情報(VOB#1情報,VOB#2情報,VOB#3情報・・・・)と、複数の再生経路情報(再生経路情報#1,#2,#3・・・・・)とからなる。
『VOB情報#1,#2,#3・・・・・』は、DVDにおけるVOBのそれぞれについての詳細を示す情報である。図中の破線の引き出し線hs1は、これらVOB情報のうち、VOB#1に対応するVOB#1情報の詳細を示す。
【0089】
この引き出し線hs1に示すようにVOB#1情報は、対応するVOBを一意に特定する『VOB識別子』、VOBが何時記録されたかを示す『VOB記録日時』、VOBに多重化されるビデオストリームがどのような方式で圧縮符号化されているかを示す『ビデオエンコーディングモード』、VOBに多重化されるオーディオストリームがどのような方式で圧縮符号化されているかを示す『オーディオエンコーディングモード』、対応するVOBについての『タイムマップ』を有する。
【0090】
『タイムマップ』は、VOB内の複数の頭出し位置のアドレスを、時刻情報を用いて間接参照するためのリファレンステーブルである。引き出し線hs2,hs3を辿ってゆくことにより、タイムマップを順次詳細化してゆく。タイムマップは、引き出し線hs2にて示すように各VOBUに対応するエントリー情報からなり、各エントリー情報は、引き出し線hs3に示すように、そのVOBUの再生に要する時間長を示す『VOBU再生時間』と、VOBU自身のデータサイズを示す『VOBUサイズ』とを対応づけてなる。可変長符号圧縮方式が採用されるため、GOPを含む各VOBUのサイズや再生時間がバラバラであっても、この『エントリー情報』を参照することにより、任意の再生時刻から、その再生時刻に対応するVOBU内のピクチャデータへと頭出しを行うことが可能になる。
【0091】
続いて再生経路情報の内部構成について説明する。再生経路情報の特徴は、その表記法にある。つまり管理情報にタイムマップが存在しているので、再生経路情報は、これをリファレンステーブルとして用いた間接参照の形式で記述されている。再生経路情報を間接参照の形式で記述しているのは、VOBに対して編集が行われた場合に、それに伴って再生経路情報を更新するという負荷を無くすためである。再生経路情報の詳細について説明する。再生経路情報は、引き出し線hs4にて示すように、複数のセル情報の配列(セル情報#1,#2,#3・・・・・)からなる。セル情報は、引き出し線hs6にて示すように、セル情報に対応するVOBを示す『VOB識別子』、そのVOBにおける再生開始位置を示す時刻情報である『開始点情報』、そのVOBにおける再生終了位置を示す時刻情報である『終了点情報』からなる。これらの時刻情報により開始点、終了点が特定される区間を"セル"といい、再生経路情報におけるセル情報の配列は、これらのセルをどのような順次で再生してゆくかを示す。このような表記で規定された再生経路には、VOBを記録した記録装置が、記録時に自動的に生成するものと(1)、ユーザの編集操作に従い、記録されるもの(2)の2種があり、VOBを様々な経路で再生させることを念頭に置いている。
【0092】
図25は、再生経路情報による間接参照を模式化した図である。本図においてVOB#1、VOB#2のそれぞれは、複数のVOBUから構成されており、各VOBUはGOPを含んでいる。VOB情報内のタイムマップは、これら複数GOPのセクタアドレスを、矢印ay1,2,3,4に示すように指定しており、これらのセクタアドレスは、タイムマップを介することにより間接参照されている。図中の矢印jy1,2,3,4は、時刻情報によるGOPの指定を模式化して示している。つまり、時刻情報によるGOP指定(矢印jy1,2,3,4)は、タイムマップを介することにより、VOB内に含まれる複数GOPの何れかのアドレスを指定している。図中の再生経路情報は、こうした矢印jy1,2,3,4による時刻情報の組みにより、再生経路を表現している。
【0093】
この図25からも明らかなようにコンテンツは、VOBと、再生経路情報により特定される再生経路と、VOB情報とにより構成される。セル情報における再生開始時刻や再生終了時刻を変更したり、再生経路情報におけるセル情報を並べ替えることにより、コンテンツは自在に編集される。
以上のように構成された管理ファイルを記録し、バックアップをとるための記録装置の処理手順について説明する。
【0094】
第8実施形態の録画制御部14は、コンテンツの録画にあたってVOBと共にこの管理ファイルをHDに記録する。そしてHDからDVDへのバックアップを、第3実施形態の手順に準じて行う。第3実施形態では、将来の記録のために必要な領域を確保すべく、DVDの空き容量から確保領域のサイズを差し引いた後にバックアップを行った。これに対し第8実施形態では、確保領域のサイズに代えて、管理ファイルのサイズをDVDの空き容量から差し引いた後にバックアップを行う(確保領域と管理ファイルのサイズの双方を差し引いてもよい)。
【0095】
差し引くべき管理ファイルのサイズをどのように設定するかであるが、本実施形態では、管理ファイルを固定サイズと考え、この固定サイズをDVD空き容量から差し引く。この固定サイズとは、管理ファイルのデータサイズの上限値である。つまり差し引くべき管理ファイルサイズを予め大きめに見積もっておくのである。管理ファイルは、データサイズの上限値が定められており、コンテンツがいくら記録されたとしても、管理ファイルのサイズがこの上限値を上回ることはない。何故なら、コンテンツの再生にあたって、記録装置はこの管理ファイルをメモリに常駐しておかねばならず、管理ファイルが無制限に大きくなると、管理ファイルを常駐させることができなくなるからである。
【0096】
こうして、管理ファイルサイズを差し引いた後、ドライブ制御部15は、コンテンツを構成するVOBをHDからDVDにコピーしてゆく。また、DVD上に管理ファイルを生成して、HDにおける管理ファイル内の再生経路情報及びVOB情報のうち、バックアップされるべきコンテンツを構成するものを、DVD上の管理ファイル内にコピーしてゆく。この管理ファイルのサイズが、コンテンツのサイズと比較して極めて小さい場合、この管理ファイルのサイズを無視した近似計算をおこなってもよい。
【0097】
バックアップにあたって、DVDの空き容量が足りなくなれば、第1実施形態〜第7実施形態同様、再エンコード時に割り当てるべきビットレートを算出する。そしてこのビットレートをMPEGエンコーダ2に設定し、再エンコードをMPEGエンコーダ2に行わせる。ビットレートが変わったため、VOBU毎のデータサイズが、それぞれ小さくなる。そのため、MPEGエンコーダ2の再エンコードに伴い、VOB情報のタイムマップにおけるVOBUデータサイズを更新した上で、DVDに書き込む。
【0098】
以上のように本実施形態によれば、コンテンツに管理情報が存在する場合、この管理情報の記録に要する空き領域をDVDに確保してビットレートを算出した上で、再エンコードを行うのでDVD-VIDEO RECORDING規格に準じたコンテンツ等のバックアップをDVD上にとることができる。
以上実施形態に基づいて説明してきたが、現状において最善の効果が期待できるシステム例として提示したに過ぎない。本発明はその要旨を逸脱しない範囲で変更実施することができる。代表的な変更実施の形態として、以下(A)(B)(C)・・・・のものがある。
【0099】
(A)第1実施形態において説明したドライブ制御部15、ビットレート算出部16、GUI制御部17の特徴は、図3、図7、図8、図14、図15、図18、図19のフローチャートで示したように、コンピュータ読み取り可能なプログラムの改良により実現される。故に、この特徴部分たるプログラムを、これらの装置とは別個独立に実施してもよい。プログラムがコンピュータ読取可能な記録媒体に記録される場合、この記録媒体を譲渡、貸与するという態様で、プログラムのみを実施してもよい。またプログラムがネットワーク上で配信される場合、ネットワーク上でプログラムを伝送させるという態様で、プログラムを実施してもよい。
【0100】
(B)第1〜第2実施形態では、コンテンツを一時保存しておく記録媒体(第1記録媒体)をHDとし、コンテンツをバックアップしておく記録媒体(第2記録媒体)をDVDとして説明を進めたが、これらは一例に過ぎない。第2記録媒体より第1記録媒体の方が容量が大きいという関係を満たすなら、これら第1記録媒体、第2記録媒体はどのような記録媒体であってもよい。例えば、DVD以外のCD-R,CD-RW等の光ディスク、PD,MO等の光磁気ディスクであってもよい。また、コンパクトフラッシュ(登録商標)カード、スマートメディア、メモリスティック、マルチメディアカード、PCM-CIAカード等の半導体メモリカードであってもよい。フレシキブルディスク、SuperDisk,Zip,Clik!等の磁気記録ディスク(i)、ORB,Jaz,SparQ,SyJet,EZFley,マイクロドライブ等のリムーバルハードディスクドライブ(ii)であってもよい。
【0101】
(C)第1実施形態、第2実施形態におけるコンテンツは、アナログ放送で放送されたアナログ映像信号をエンコードすることにより得られたVOBであったが、ビデオテープに記録されているアナログ/デジタルの映像信号をエンコードしてコンテンツを得ても良い。
ビデオカメラから直接取り込んだアナログ/デジタルの映像信号をエンコードしてコンテンツを得ても良い。
【0102】
(D)MPEGエンコーダ2は、MPEG2の画像圧縮/符号化方式の符号化コーディックを用いたが、MPEG2以外の画像圧縮/符号化方式の符号化コーディック(例えばMPEG1,MPEG4)であってもよい。同じくMPEGデコーダ5は、MPEG2の画像伸長/復号化方式の復号化コーディックを用いたが、MPEG2以外の画像伸長/復号化方式の復号化コーディック(例えばMPEG1,MPEG4)であってもよい。
【0103】
(E)再エンコードにあたって、ビットレートの割り当てを低くすることによりコンテンツの縮小を図ったが、MPEG2からMPEG4、MPEG2からMPEG1というように、MPEG2の画像圧縮/符号化方式を変更することで、コンテンツの縮小を図っても良い。MPEG1は、その符号化ビットレートが1Mbps〜1.5Mbpsであり、CD-ROMへの記録を想定した符号化方式である。MPEG4は、その符号化ビットレートが64kbps〜128kbpsであり、携帯電話の小型液晶に表示することを想定した画像符号化方式である。
【0104】
再エンコード時において、符号化方式を、これらの方式に切り換えれば、コンテンツのサイズを大きく圧縮することができる。しかしこれらの方式はMPEG2のように、現行のTV放送の品質に対応しようというものではない。そのため画質の面で見劣りが激しい。画質維持の面を重視するなら、これらの方式を採用するより、第1実施形態〜第7実施形態に示したように、DVDにちょうど収まる程度までビットレートを低下させるという再エンコードを行うのが一番合理的であると考える。
【0105】
(F)本実施形態では、VOBには、ビデオストリームとオーディオストリームとが多重されていたが、字幕文字をランレングス圧縮した副映像ストリームやその他制御情報が多重化されていてもよい。
(G)コンテンツにコピー世代情報(CGI)が埋め込まれている場合、HDからDVDへのバックアップは、このコピー世代情報に基づいて、行うことが望ましい。コピー世代情報には、自由にコピー可能な旨を示す『copy free』と、1世代の複製物の記録が許可されている旨を示す『one generation copy』と、複製物の更なる複製は禁止されている旨を示す『no more copy』と、一切のコピーを認めない旨を示す『never copy』とがある。つまり、コンテンツに埋め込まれたコピー世代情報が『copy free』や『one generation copy』を示している場合のみ、HDからDVDへのバックアップを行い、『no more copy』『never copy』を示している場合、バックアップは行わないのである。
【0106】
(H)コンテンツに権利管理情報は付加されている場合、権利管理情報に定められた利用条件において、HDからDVDへのバックアップを行うことが望ましい。
権利管理情報において回数指定で、コピーの許可条件が規定されているなら、この条件内でバックアップを行う。有効期間の指定(年月日の指定がでコピーの条件が規定されているのならこの条件内でバックアップを行う。
【0107】
(I)コピー処理に、移動やマイグレイト、チェックアウトといったバリエーションが存在する場合、これらバリエーション毎に、定められた利用条件に基づきバックアップを行っても良い。移動とは、コピー元のコンテンツの削除が伴うコピー処理であり、複数記録媒体間でコンテンツを移動する場合に用いられる。
マイグレイトとは、コピー先記録媒体において、利用条件情報を生成させることを前提にしたコピー処理である。
【0108】
チェックアウトとは、回数制限されたコピーの一種であり、コピー回数を1回デクリメントした上でコンテンツのコピーが実行される。一般にいう回数制限付きのコピーと、チェックアウトとの違いは、コピー回数のインクリメントが可能である点である。コピー回数のインクリメントは、コピーにより記録媒体に記録されたコンテンツを再生不能にするという処理("チェックイン"と呼ばれる。)を行った後でなされる。
【0109】
(J)HDに記録されたコンテンツのバックアップを、DVD上にとる一例について説明したが、コンテンツは音楽コンテンツであってもよく、可搬型の記録媒体は、半導体メモリカードであってもよい。HDに比べて、半導体メモリカードは容量が小さいので、複数コンテンツを半導体メモリカードにコピーしようとした際、過不足が生じる。その際、コンテンツを再エンコードして、サイズを縮小して上で半導体メモリカードに記録する。コンテンツがMP3(MPEG LAYER 3),MPEG-AAC(Advanced Audio)等の圧縮符号化方式で圧縮・符号化されている場合、割り当てられるビットレートは、オーディオフレーム毎に可変である。故に、半導体メモリカード側の容量が不足した際、半導体メモリカードに丁度収まるようなビットレートを第1実施形態の手順にて算出して、算出されたビットレートで再エンコードを行えば、HDに格納されたコンテンツをDVDに記録することができる。
【0110】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る記録装置は、ユーザからの操作に従い、第2記録媒体にコピーすべきコンテンツを選択する選択手段と、ビットレートを変更しないでコピーするコンテンツの指示をユーザから受け付ける受付手段と、前記選択手段で選択されたコンテンツのうち、ビットレートを変更しないでコピーするコンテンツを第2記録媒体にコピーする第1複製手段と、前記選択手段で選択されたコンテンツのうち、残りのコンテンツを再エンコードして、サイズを縮小した上で第2記録媒体に書き込む第2複製手段とを備え、再エンコード時において残りのコンテンツに割り当てられるビットレートは、第1複製手段によりコピーされるコンテンツのサイズを差し引いた第2記録媒体の容量と、第2複製手段により再エンコードされるコンテンツの再生時間とから導かれる値であることを特徴としている。
【0111】
再エンコードにあたって割り当てられるビットレートは、コピーされるべきコンテンツのサイズを差し引いた第2記録媒体の容量と、再エンコードされるべきコンテンツの再生時間とから導かれる値であり、第2記録媒体に記録するのに足りる必要最小限の値にすることができる。第2記録媒体にコンテンツを記録するのに足りる、ギリギリの値に、ビットレートを設定するので、コンテンツに割り当てるべきビットレートをむやみに落とさないですむ。そのため、再エンコードに伴う画質劣化を極力避けることができる。第2記録媒体の容量が僅かに足りない場合は、再エンコードによる画質劣化も僅かになり、違いが殆どわからない良好な状態で、第1記録媒体から第2記録媒体へのコンテンツ書き込みを実現することができる。
また、どのコンテンツをコピーし、どのコンテンツを再エンコードするかの判断は、機械的に判断されるのではなく、ユーザの意向を汲んで再エンコードを行うので、ユーザの理想に近い形で、高画質で保存するコンテンツと、そうでないコンテンツとを分類することができる
【0112】
ここで前記記録装置は、前記選択手段で選択されたコンテンツの総サイズから前記第1複製手段でコピーされるコンテンツの総サイズを減算して再エンコード対象コンテンツの総サイズを算出するコンテンツサイズ算出手段と、前記第2の記録媒体の空き容量から、コンテンツサイズ算出手段により算出されたコンテンツの総サイズを減算して空き容量を算出する空き容量算出手段と、再エンコード対象コンテンツの総サイズと、各コンテンツの再生時間と、各コンテンツのビットレートに基づいて再エンコードの基準ビットレートを算出するビットレート算出手段と、算出された基準ビットレートと、各コンテンツの割当ビットレートとを比較して、再エンコードの要否を判定する再エンコード判定手段とを備え、前記再エンコードの対象となるコンテンツは、割り当てビットレートが、算出された基準ビットレートより低いと判定されたコンテンツのみであってもよい
【0113】
この構成では元々ビットレートの割り当てが高く、高画質のコンテンツに対して再エンコードを行う。かかるコンテンツは、再生時間が僅かでも、割り当てビットレートが大きいためそのサイズは多大なものになっている。そうしたコンテンツを再エンコードの対象に選ぶことにより、僅かな処理時間で、コンテンツの書き込みを完遂することができる。これにより、第1記録媒体におけるコンテンツの総サイズが第2記録媒体の容量と比べてかなり大きい場合でも、複数の動画コンテンツを第2記録媒体に記録することができる。
【0114】
ここで前記記録装置は、第1記録媒体に記録されている各コンテンツに割り当てられているビットレートを検出する検出手段と、検出されたビットレートと、再エンコード時に割り当てるべきビットレートとの比率を、劣化比率として表示する表示手段と、劣化比率の表示後、再エンコードを遂行するか否かの指示を、ユーザから受け付ける受付手段とを備え、前記第2複製手段が再エンコードを行うのは、再エンコードを遂行するとの指示を、ユーザから受け付けた場合のみとしてもよい。
【0115】
再エンコードにあたって、再エンコードによりどの程度画質が劣化するかをユーザに伝えるので、再エンコードやビットレートの技術的意義を理解していないユーザでも、どれだけ画質が低下するかを感覚的に知得することができる。再エンコード時に割り当てられるビットレートが極端に低くなる場合に、バックアップを中断させることも可能になるので、ユーザの意思を尊重したバックアップ処理を実現することができる。
【0116】
ここで前記記録装置は、再エンコードれるべきコンテンツの再生時間を、再エンコードに費やする処理時間として表示する表示手段と、表示時間の表示後、再エンコードを遂行するか否かの指示を、ユーザから受け付ける受付手段とを備え、前記第2複製手段が再エンコードを行うのは、再エンコードを遂行するとの指示を、ユーザから受け付けた場合のみとしてもよい。
【0117】
再エンコードに費やする時間をユーザに伝えるので、再エンコード時に要する時間が極端に長くなる場合に、バックアップを中断させることも可能になる。これにより、ユーザの意思を尊重したバックアップ処理を実現することができる
【0118】
ここで前記記録装置は、第2記録媒体に確保すべき領域サイズの指定を受け付ける受付手段を備え、前記第2記録媒体の容量とは、受付手段が受け付けた領域サイズが前もって差し引かれた値である、としてもよい。
【0119】
将来放送される予定のコンテンツを追記する予定がある場合、そのような追記のための領域を確保しておくことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 記録装置の内部構成を示す図である。
【図2】(a) GUI制御部17により制御されるGUIの一例を示す図である。
(b) バックアップ対象に選ばれたコンテンツを示す図である。
【図3】 ドライブ制御部15、ビットレート算出部16、GUI制御部17の処理手順を示すフローチャートである。
【図4】(a),(b) 1つ目のコンテンツをコピーしてゆく際の容量の推移を示す図である。
【図5】(a),(b) 2つ目のコンテンツをコピーしてゆく際の容量の推移を示す図である。
【図6】(a),(b) 3つ目のコンテンツをコピーしてゆく際の容量の推移を示す図である。
【図7】 第2実施形態に係るコンテンツのバックアップの処理手順を示すフローチャートである。
【図8】 第2実施形態に係るコンテンツのバックアップの処理手順を示すフローチャートである。
【図9】(a),(b) 第1優先順位のコンテンツが指定される経緯を示す図である。
【図10】(a),(b) 第2優先順位、第3優先順位のコンテンツが指定される経緯を示す図である。
【図11】 第1優先順位、第2優先順位のコンテンツが、HDからDVDにコピーされてゆく様子を示す図である。
【図12】 DVDに入りきらなかった、第3優先順位のコンテンツを再エンコードしてDVDに記録する様子を示す図である。
【図13】 領域確保メニューの一例を示す図である。
【図14】 第3実施形態に係るドライブ制御部15の処理手順を示すフローチャートである。
【図15】 DVDに記録すべきコンテンツの組合せを決定する処理手順を示すフローチャートである。
【図16】(a) コンテンツ1〜コンテンツ5という5つのコンテンツを、何枚のDVDに記録するかを示す図である。
(b) コンテンツ1〜コンテンツ5を、3枚のDVDのそれぞれにどのような組合せで記録してゆくかという組合せを示す図である。
(c) 図16(b)で決定された組合せにて、個々のコンテンツがコピーされてゆく様子を示す図である。
【図17】 ビットレートの割り当てが低くなる旨をユーザに伝え、画質を劣化させてでもDVDへの書き込みを敢行するかをユーザに選択させるメニューの一例を示す図である
【図18】 第5実施形態に係るドライブ制御部15の処理手順を示すフローチャートである。
【図19】 第6実施形態に係るドライブ制御部15の処理手順を示すフローチャートである。
【図20】 3つのコンテンツ1、コンテンツ2、コンテンツ3が第6実施形態の処理手順にてどのようにDVDに記録されてゆくかを示す図である。
【図21】 第6実施形態の応用例の手順を示す図である。
【図22】 第6実施形態の応用例の手順を示す図である。
【図23】 第7実施形態における処理手順を示す図である。
【図24】 管理ファイルの内部構造を示す図である。
【図25】 再生経路情報による間接参照を模式化した図である。
【符号の説明】
1 チューナ1
2 MPEGエンコーダ
3 HDドライブ
4 DVDドライブ
5 MPEGデコーダ
6 信号合成部
7 バス7
8 オーディオエンコーダ
9 ビデオエンコーダ9
10 システムエンコーダ
12 リモコン12
13 システム制御部
14 録画制御部
15 ドライブ制御部
16 ビットレート算出部
17 GUI制御部

Claims (14)

  1. 第1の記録媒体に格納されている複数コンテンツを第2の記録媒体にコピーする記録装置であって、
    ユーザからの操作に従い、第2記録媒体にコピーすべきコンテンツを選択する選択手段と、
    ビットレートを変更しないでコピーするコンテンツの指示をユーザから受け付ける受付手段と、
    前記選択手段で選択されたコンテンツのうち、ビットレートを変更しないでコピーするコンテンツを第2記録媒体にコピーする第1複製手段と、
    前記選択手段で選択されたコンテンツのうち、残りのコンテンツを再エンコードして、サイズを縮小した上で第2記録媒体に書き込む第2複製手段とを備え、
    再エンコード時において残りのコンテンツに割り当てられるビットレートは、第1複製手段によりコピーされるコンテンツのサイズを差し引いた第2記録媒体の容量と、第2複製手段により再エンコードされるコンテンツの再生時間とから導かれる値である、記録装置。
  2. 前記記録装置は、
    前記選択手段で選択されたコンテンツの総サイズから前記第1複製手段でコピーされるコンテンツの総サイズを減算して再エンコード対象コンテンツの総サイズを算出するコンテンツサイズ算出手段と、
    前記第2の記録媒体の空き容量から、コンテンツサイズ算出手段により算出されたコンテンツの総サイズを減算して空き容量を算出する空き容量算出手段と、
    再エンコード対象コンテンツの総サイズと、各コンテンツの再生時間と、各コンテンツのビットレートとに基づいて再エンコードの基準ビットレートを算出するビットレート算出手段と、
    算出された基準ビットレートと、各コンテンツの割当ビットレートとを比較して、再エンコードの要否を判定する再エンコード判定手段とを備え、
    前記再エンコードの対象となるコンテンツは、
    割り当てビットレートが、算出された基準ビットレートより低いと判定されたコンテンツのみである、請求項1記載の記録装置。
  3. 請求項2記載の記録装置は、
    前記選択手段が選択した複数のコンテンツを、(1)、(2)、(3)の順に記録する、請求項1記載の記録装置。
    (1)前記選択手段で選択されたコンテンツのうち、ビットレートを変更しないでコピーするコンテンツ
    (2)自身に割り当てられたビットレートが基準ビットレートを下回るコンテンツ
    (3)自身に割り当てられたビットレートが基準ビットレートを上回るコンテンツ
  4. 前記記録装置は、
    前記選択手段で選択されたコンテンツの総サイズから前記第1複製手段でコピーするコンテンツの総サイズを減算して再エンコード対象コンテンツの総サイズを算出するコンテンツサイズ算出手段と、
    前記第2の記録媒体の空き容量から前記第1複製手段でコピーするコンテンツの総サイズを減算して空き容量を算出する空き容量算出手段と、
    複写コンテンツ総サイズと、第2の記録媒体の有効空き容量とから縮小比率を算出する縮小比率算出手段とを備え、
    前記再エンコード時において、各コンテンツに割り当てられるビットレートは、
    各コンテンツのビットレートに縮小比率を乗じることで得られるビットレートである、ことを特徴とする請求項1記載の記録装置。
  5. 前記記録装置は、
    第1記録媒体に記録されている各コンテンツに割り当てられているビットレートを検出する検出手段と、
    検出されたビットレートと、再エンコード時に割り当てるべきビットレートとの比率を、劣化比率として表示する表示手段とを備え、
    前記受付手段は更に、
    劣化比率の表示後、再エンコードを遂行するか否かの指示を、ユーザから受け付け、
    前記第2複製手段が再エンコードを行うのは、再エンコードを遂行するとの指示を、ユーザから受け付けた場合のみである、請求項1記載の記録装置。
  6. 前記記録装置は、
    再エンコードれるべきコンテンツの再生時間を、再エンコードに費やする処理時間として表示する表示手段と、
    前記受付手段はさらに、表示時間の表示後、再エンコードを遂行するか否かの指示を、ユーザから受け付け、
    前記第2複製手段が再エンコードを行うのは、再エンコードを遂行するとの指示を、ユーザから受け付けた場合のみである、請求項1記載の記録装置。
  7. 前記記録装置は、
    前記受付手段はさらに、第2記録媒体に確保すべき領域サイズの指定を受け付け、
    前記第2記録媒体の空き容量は、受付手段が受け付けた領域サイズが前もって差し引かれた値である、請求項1記載の記録装置。
  8. 第1の記録媒体に格納されている複数コンテンツを第2の記録媒体にコピーする処理をコンピュータに行わせるコンピュータ読取可能なプログラムであって、
    ユーザからの操作に従い、第2記録媒体にコピーすべきコンテンツを選択する選択ステップと、
    ビットレートを変更しないでコピーするコンテンツの指示をユーザから受け付ける受付ステップと、
    前記選択ステップで選択されたコンテンツのうち、ビットレートを変更しないでコピーするコンテンツを第2記録媒体にコピーする第1複製ステップと、
    前記選択ステップで選択されたコンテンツのうち、残りのコンテンツを再エンコードして、サイズを縮小した上で第2記録媒体に書き込む第2複製ステップとを備え、
    再エンコード時において残りのコンテンツに割り当てられるビットレートは、第1複製ステップによりコピーされるコンテンツのサイズを差し引いた第2記録媒体の容量と、第2複製ステップにより再エンコードされるコンテンツの再生時間とから導かれる値である、コンピュータ読み取り可能なプログラム。
  9. 前記コンピュータ読み取り可能なプログラムは、
    前記選択ステップで選択されたコンテンツの総サイズから前記第1複製ステップでコピーされるコンテンツの総サイズを減算して再エンコード対象コンテンツの総サイズを算出するコンテンツサイズ算出ステップと、
    前記第2の記録媒体の空き容量から、コンテンツサイズ算出ステップにより算出されたコンテンツの総サイズを減算して空き容量を算出する空き容量算出ステップと、
    再エンコード対象コンテンツの総サイズと、各コンテンツの再生時間と、各コンテンツのビットレートに基づいて再エンコードの基準ビットレートを算出するビットレート算出ステップと、
    算出された基準ビットレートと、各コンテンツの割当ビットレートとを比較して、再エンコードの要否を判定する再エンコード判定ステップとを備え、
    前記再エンコードの対象となるコンテンツは、
    割り当てビットレートが、算出された基準ビットレートより低いと判定されたコンテンツのみである、請求項記載のコンピュータ読み取り可能なプログラム。
  10. 請求項記載のコンピュータ読み取り可能なプログラムは、
    前記選択手段が選択した複数のコンテンツを、(1)、(2)、(3)の順に記録するコンピュータ読み取り可能なプログラム。
    (1)前記選択ステップで選択されたコンテンツのうち、ビットレートを変更しないでコピーするコンテンツ
    (2)自身に割り当てられたビットレートが基準ビットレートを下回るコンテンツ
    (3)自身に割り当てられたビットレートが基準ビットレートを上回るコンテンツ
  11. 前記コンピュータ読み取り可能なプログラムは、
    前記選択ステップで選択されたコンテンツの総サイズから前記第1複製ステップでコピーするコンテンツの総サイズを減算して再エンコード対象コンテンツの総サイズを算出するコンテンツサイズ算出ステップと、
    前記第2の記録媒体の空き容量から前記第1複製ステップでコピーするコンテンツの総サイズを減算して空き容量を算出する空き容量算出ステップと、
    複写コンテンツ総サイズと、第2の記録媒体の有効空き容量とから縮小比率を算出する縮小比率算出ステップとを備え、
    前記再エンコード時において、各コンテンツに割り当てられるビットレートは、
    各コンテンツのビットレートに縮小比率を乗じることで得られるビットレートである、ことを特徴とする請求項記載のコンピュータ読み取り可能なプログラム。
  12. 前記コンピュータ読み取り可能なプログラムは、
    第1記録媒体に記録されている各コンテンツに割り当てられているビットレートを検出する検出ステップと、
    検出されたビットレートと、再エンコード時に割り当てるべきビットレートとの比率を、劣化比率として表示する表示ステップとを備え、
    前記受付ステップは更に、
    劣化比率の表示後、再エンコードを遂行するか否かの指示を、ユーザから受け付け、
    前記第2複製ステップが再エンコードを行うのは、再エンコードを遂行するとの指示を、ユーザから受け付けた場合のみである、請求項記載のコンピュータ読み取り可能なプログラム。
  13. 前記コンピュータ読み取り可能なプログラムは、
    再エンコーされるべきコンテンツの再生時間を、再エンコードに費やする処理時間として表示する表示ステップと、
    前記受付ステップはさらに、表示時間の表示後、再エンコードを遂行するか否かの指示を、ユーザから受け付け、
    前記第2複製ステップが再エンコードを行うのは、再エンコードを遂行するとの指示を、ユーザから受け付けた場合のみである、請求項記載のコンピュータ読み取り可能なプログラム。
  14. 前記コンピュータ読み取り可能なプログラムは、
    前記受付ステップはさらに、第2記録媒体に確保すべき領域サイズの指定を受け付け、
    前記第2記録媒体の空き容量は、受付ステップが受け付けた領域サイズが前もって差し引かれた値である、請求項記載のコンピュータ読み取り可能なプログラム。
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