JP3938522B2 - タイヤ空気圧検知装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、タイヤの空気圧を検出して車両の走行中でもタイヤの空気圧を運転者が認識することを可能にしたタイヤ空気圧検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両の走行中でもタイヤの空気圧を運転車が認識することを可能にしたタイヤ空気圧検知装置として、例えば、特開平10−44726号公報「タイヤ空気圧警報装置」が知られている。
上記技術は、同公報の図1によれば、ホイールリム1(符号は公報の符号を流用した)にバルブステム10を取付け、このバルブステム10の基部にケース2を配置し、このケース2内に圧力検知部3、信号処理回路4及び電池5から構成する送信部7を納めることでタイヤ空気圧を測定し、このタイヤ空気圧に異常が認められるときに、即ちタイヤ空気圧が予め定めた値を下回ったときに、運転者に知らせるようにしたタイヤ空気圧警報装置である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記の様なタイヤ空気圧警報装置では、タイヤ空気圧が予め定めた値を下回ったときの運転者に知らせるための警報等の発信間隔を、電池5の消費量を抑えるために長く設定したものが多い。
しかし、タイヤに急激な空気圧低下が発生し、単位時間当たりのタイヤ空気圧の減少が著しいときにも警報等の発信間隔が長いままでは、短時間にタイヤ空気圧が減少した場合に運転者に異常事態を認知させることは困難であり、警報を発信する前にタイヤ空気圧がゼロになることもあり得る。すなわち、急速に圧力しきい値を下回ったときに、運転者に迅速に認知させることのできる技術が望まれる。
【0004】
すなわち、本発明の目的は、急激な空気漏れ等を迅速に知らせることのできるタイヤ空気圧検知装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1は、車輪側に配置した空気圧センサでタイヤ空気圧を検出し、この検出したタイヤ空気圧の情報を車輪側に配置した発信機から車体側に配置した受信機に発信し、受信したタイヤ空気圧が所定の値から外れたときに警告を発する形式のタイヤ空気圧検知装置において、発信機に、タイヤ内の空気温度を検出する温度センサと、空気圧センサで検出したタイヤ空気圧を温度センサで検出した空気温度により所定温度での圧力に換算する圧力換算手段と、この圧力換算手段で基準大気圧での圧力に換算した空気圧に基づいて警告が必要であるか、注意が必要であるか又は正常であるかを判断する空気圧判断手段と、この空気圧判断手段で判断した結果に基づいて圧力情報としての警告信号、注意信号又は正常であることを示す信号を発信する発信回路と、この発信回路の発信間隔を警告・注意信号及び正常であることを示す信号で変化させる発信間隔可変手段とを備え、圧力換算手段からの換算圧力が予め定めた圧力しきい値を下回り、警告・注意信号を発するときに受信機への発信間隔を狭めてなり、温度センサ、空気圧センサ、圧力換算手段、空気圧判断手段、発信回路及び発信間隔可変手段をケースに一括収納し、このケースをグロメットを介して車輪のホイールリムに取付け、ケースに、グロメットに差込む芯金を備え、この芯金に発信機の保持機能の他に、発信機のアンテナ機能を持たせたことを特徴とする。
【0006】
車両の走行中でもタイヤの空気圧を検出してタイヤの空気圧を運転者に知らせるときに、少しでも正確により迅速に処理できるとすれば好ましいことである。
そこで、発信機に、タイヤ内の空気温度を検出する温度センサと、空気圧センサで検出したタイヤ空気圧を温度センサで検出した空気温度により所定温度での圧力に換算する圧力換算手段とを備えることで、検出するタイヤ空気圧の温度補正を行う。この結果、空気漏れを起こしたときに温度上昇によるタイヤ空気圧の上昇で、見せかけのタイヤ空気圧の保持現象を取り去ることができ、空気漏れ等を正確に検出することができる。
また、発信機に、圧力換算手段で基準大気圧での圧力に換算した空気圧に基づいて警告が必要であるか、注意が必要であるか又は正常であるかを判断する空気圧判断手段と、この空気圧判断手段で判断した結果に基づいて圧力情報としての警告信号、注意信号又は正常であることを示す信号を発信する発信回路と、この発信回路の発信間隔を警告・注意信号及び正常であることを示す信号で変化させる発信間隔可変手段とを備え、圧力換算手段からの換算圧力が予め定めた圧力しきい値を下回り、警告・注意信号を発するときに受信機への発信間隔を狭めることで、急激な空気漏れ等を迅速に知らせることができる。この結果、運転者のタイヤ空気圧管理の利便性を向上することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係るタイヤ空気圧検知装置を搭載した自動二輪車の側面図であり、自動二輪車10は、車両の後方下部に向かって延ばした車体フレーム11と、この車体フレーム11に取付けたヘッドパイプ12と、このヘッドパイプ12に取付けたフロントフォーク13と、フロントフォーク13に取付けた前輪14と、フロントフォーク13に連結したハンドル15と、車体フレーム11の後上部に一端を取付けたリヤサスペンション16と、このリヤサスペンション16の他端と車体フレーム11後下部との間にスイング自在に取付けたスイングアーム17と、このスイングアーム17の先端に取付けた後輪18と、車体フレーム11の後部上部に配置したシート19と、車体フレーム11の下方に配置したエンジン22と変速機23とからなるパワーユニット21とを、主要構成とした原動機付き自動二輪車である。
【0008】
図中、24,25は車軸、27はドライブチェーン・カバー、28はブレーキペダル、29はキックペダル、31はレッグシールド、32はフロントフェンダ、33はリヤフェンダ、34はヘッドランプ、35はテールランプ、36はバックミラー、37はメータパネル、38はスタンドを示す。
50はタイヤ空気圧検知装置であり、後述するように、タイヤの空気圧を検出して車両の走行中でもタイヤの空気圧を運転者が認識することを可能にする装置である。
【0009】
図2は本発明に係るタイヤ空気圧検知装置を搭載した自動二輪車のフロント廻りの側面図である。
前輪14は、ホイール41と、このホイール41に取付けたタイヤ42と、このタイヤ42の空気圧を知るためのタイヤ空気圧検知装置50からなる。
ホイール41は、ホイールハブ45と、ホイールリム46と、これらのホイールハブ45とホイールリム46とを連結する複数のスポーク44・・・(・・・は複数個を示す。以下同じ)と、ホイールリム46に取付けた空気バルブ47とからなる。
なお、図1に示す後輪18は、前輪14と略同一構成の部材であり、詳細な説明を省略する。
【0010】
図3は図2の3−3線断面図であり、タイヤ空気圧検知装置50の正面断面を示す。
タイヤ空気圧検知装置50は、ホイールリム46に開口48を開け、この開口48にゴム製のグロメット51を嵌め込み、このグロメット51に芯金52を差込み、タイヤ42の空気圧を検出して圧力情報を外部に発信する発信機53をグロメット51に保持するようにしたものであり、この発信機53からの圧力情報に基づいて警告を発する受信機81を備える。
【0011】
発信機53は、タイヤ42の空気圧を検出するためにタイヤ42内に配置する空気圧センサ55と、タイヤ42内の空気温度を検出する温度センサ64と、この温度センサ64で検出した空気温度により空気圧センサ55で検出したタイヤ空気圧を所定温度での圧力に換算する圧力換算手段66と、この圧力換算手段66で基準大気圧での圧力に換算した空気圧に基づいて警告が必要であるか、注意が必要であるか又は正常であるかを判断する空気圧判断手段67と、この空気圧判断手段67で判断した結果に基づいて圧力情報としての警告信号、注意信号又は正常であることを示す信号を発信する発信回路68と、この発信回路68の発信間隔を警告・注意信号及び正常であることを示す信号で変化させる発信間隔可変手段69とから構成した。
【0012】
なお、グロメット51を、嵌め込みタイプにすることで、ホイールリム46への取付け性やシール性を向上させることができる。芯金52は、発信機53の保持機能の他に、発信回路68から圧力情報を受信機81に発信するアンテナ機能を持たせた。また、受信機81は、後述するようにメータパネル37(図2参照)に設けたユニットである。
図中、61は、発信機53の駆動用の電池であり、62は、電池61、温度センサ64、圧力換算手段66、空気圧判断手段67、発信回路68及び発信間隔可変手段69を一括収納するケースである。
【0013】
図4は本発明に係るタイヤ空気圧検知装置の受信機を収納したメータパネル平面図であり、受信機81は、メータパネル37に設けたものであって、図3に示す発信機53から発信した圧力情報を受信する受信回路82と、この受信回路82で受けた圧力情報を判定する情報判定手段83と、この情報判定手段83で判定した圧力情報が警告信号のときに第1発光ダイオード84を点灯させる第1点灯回路87と、情報判定手段83で判定した圧力情報が注意信号のときに第2発光ダイオード85を点灯させる第2点灯回路88と、情報判定手段83で判定した圧力情報が正常であることを示す信号のときに第3発光ダイオード86を点灯させる第3点灯回路89と、情報判定手段83で判定した圧力情報が警告信号若しくは注意信号のときにブザー91を鳴らすブザー駆動回路92と、からなる。
【0014】
第1発光ダイオード84は赤色に発光するダイオード、第2発光ダイオード85は黄色に発光するダイオード、第3発光ダイオード86は緑色に発光するダイオードである。
93は、受信回路82、情報判定手段83、第1〜第3発光ダイオード、第1〜第3点灯回路87〜89、ブザー91、ブザー駆動回路92を一括して収納するハウジングを示す。
【0015】
図5は本発明に係るタイヤ空気圧検知装置のブロック図であり、タイヤ空気圧検知装置50は、図1に示す前輪14(車輪)側に配置した空気圧センサ55でタイヤ空気圧を検出し、この検出したタイヤ空気圧の情報を前輪14(車輪)側に配置した発信機53から図1に示す車体フレーム11(車体)側に配置した受信機81に発信し、受信したタイヤ空気圧が所定の値から外れたときに警告を発する形式のタイヤ空気圧検知装置において、発信機53に、タイヤ42(図3参照)内の空気温度を検出する温度センサ64と、空気圧センサ55で検出したタイヤ空気圧を温度センサで検出した空気温度により所定温度での圧力に換算する圧力換算手段66と、この圧力換算手段66からの換算圧力が予め定めた圧力しきい値を下回ったときに受信機81への発信間隔を狭める発信間隔可変手段69と、を備えたものであると言える。
【0016】
車両の走行中でもタイヤの空気圧を検出してタイヤの空気圧を運転者に知らせるときに、少しでも正確により迅速に処理できるとすれば好ましいことである。そこで、発信機53に、タイヤ42(図3参照)内の空気温度を検出する温度センサ64と、空気圧センサ55で検出したタイヤ空気圧を温度センサ64で検出した空気温度により所定温度での圧力に換算する圧力換算手段66とを備えることで、検出するタイヤ42の空気圧の温度補正を行う。この結果、空気漏れを起こしたときに温度上昇によるタイヤ空気圧の上昇で、見せかけのタイヤ空気圧の保持現象を取り去ることができ、空気漏れ等を正確に検出することができる。
【0017】
また、発信機53に、圧力換算手段66からの換算圧力が予め定めた圧力しきい値を下回ったときに受信機81への発信間隔を狭める発信間隔可変手段69を備えることで、急激な空気漏れ等を迅速に知らせることができる。この結果、運転者のタイヤ空気圧管理の利便性を向上することができる。
通常は受信機81への発信間隔を長く設定することで、電池61の寿命も延ばすことができる。
【0018】
以上に述べたタイヤ空気圧検知装置50の作用を次に説明する。
図6は本発明に係るタイヤ空気圧検知装置のフロー図である。(符号は図5参照)。なお、ST×××はステップ番号を示す。
ST201:タイヤ空気圧を空気圧センサ55で検出する。
ST202:タイヤ42(図3参照)内の空気温度を温度センサ64で検出する。
【0019】
ST203:検出したタイヤ空気圧を所定温度のときのタイヤ空気圧に圧力換算(温度補正)する。ここでは、所定温度を20℃とする。
一般的に、タイヤ空気圧をP、タイヤ体積をV、タイヤ空気温度をTとするときに、P・V/T=(一定)の関係が成り立つ。ここで、Pは絶対圧力、Tは絶対温度である。
【0020】
例えば、タイヤ体積Vを一定とするときに、タイヤ空気圧Pはタイヤ空気温度Tが上昇すると増加し、タイヤ空気温度Tが下降すると減少することが推察される。
そこで、タイヤ空気圧を所定温度を20℃としたときに圧力換算するようにした。
【0021】
ST204:換算したタイヤ空気圧をPk、予め定めた圧力しきい値としての第1の検出値しきい値をPk1とするときに、タイヤ空気圧Pkは第1の検出値しきい値Pk1を超えているか判断する(Pk>Pk1)。YESの場合はST206へ進み、NOの場合はST205へ進む。
ST205:予め定めた圧力しきい値としての第2の検出値しきい値をPk2とするときに、タイヤ空気圧Pkは第2の検出値しきい値Pk2を超えているか判断する(Pk>Pk2)。YESの場合はST207へ進み、NOの場合はST208へ進む。
【0022】
ST206:タイヤ空気圧Pkが正常であることを示す信号を6分毎に発信する。この結果、第3発光ダイオード86が緑色点灯する。
ST207:注意信号を5秒毎に発信する。この結果、第2発光ダイオード85が黄色点灯し、且つブザー91が鳴る。
ST208:警告信号を5秒毎に発信する。この結果、第1発光ダイオード84が赤色点灯し、且つブザー91が鳴る。
【0023】
図7は本発明に係るタイヤ空気圧検知装置の特色を示すグラフであり、Pkは温度補正後(換算した)のタイヤ空気圧、Paは温度補正前のタイヤ空気圧を示す。
すなわち、温度補正をしない場合は、空気漏れを起こしたとしても温度上昇によるタイヤ空気圧の上昇でタイヤ空気圧に大きな変化が現れず、空気漏れ等の発見が遅れることがある。
【0024】
そこで、発信機53に、タイヤ42(図3参照)内の空気温度を検出する温度センサ64と、空気圧センサ55で検出したタイヤ空気圧を温度センサ64で検出した空気温度により所定温度での圧力に換算する圧力換算手段66とを備えることで、検出するタイヤ42の空気圧の温度補正する。この結果、空気漏れを起こしたときに温度上昇によるタイヤ空気圧の上昇で、見せかけのタイヤ空気圧の保持現象を取り去ることができ、空気漏れ等を正確に検出することができる。
【0025】
尚、実施の形態では図1に示すように、車両は自動二輪車10として説明したが、二輪車に限るものではなく、車両は四輪又は三輪車であってもよい。
また、実施の形態では図4に示すように、受信機81をメータパネル37に設けたが、これに限るものではない。例えば、警報を発するものであれば車体フレーム、ヘルメットなどに、バイブレーションを利用するものであればシート、ヘルメットなどに設けたものであってもよい。なお、受信機81は、前輪14(図1参照)のためのユニットとして説明したが、後輪18についても同時に受信を行なうユニットであってもよい。
【0026】
さらに、実施の形態では図5に示すように、圧力換算手段66を発信機53側に設けたが、これに限るものではなく、空気圧情報及びタイヤ内の空気温度情報を受信機側に発信し、受信機側で処理するようにしたものであってもよい。
【0027】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項1では、発信機に、タイヤ内の空気温度を検出する温度センサと、空気圧センサで検出したタイヤ空気圧を温度センサで検出した空気温度により所定温度での圧力に換算する圧力換算手段とを備えることで、検出するタイヤ空気圧の温度補正することができる。この結果、空気漏れを起こしたときに温度上昇によるタイヤ空気圧の上昇で、見せかけのタイヤ空気圧の保持現象を取り去ることができ、空気漏れ等を正確に検出することができる。
また、発信機に、圧力換算手段で基準大気圧での圧力に換算した空気圧に基づいて警告が必要であるか、注意が必要であるか又は正常であるかを判断する空気圧判断手段と、この空気圧判断手段で判断した結果に基づいて圧力情報としての警告信号、注意信号又は正常であることを示す信号を発信する発信回路と、この発信回路の発信間隔を警告・注意信号及び正常であることを示す信号で変化させる発信間隔可変手段とを備え、圧力換算手段からの換算圧力が予め定めた圧力しきい値を下回り、警告・注意信号を発するときに受信機への発信間隔を狭めることで、急激な空気漏れ等を迅速に知らせることができる。この結果、運転者のタイヤ空気圧管理の利便性を向上することができる。
さらに、ケースはグロメットに差込む芯金を備え、この芯金に発信機の保持機能の他に、発信機のアンテナ機能を持たせた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るタイヤ空気圧検知装置を搭載した自動二輪車の側面図
【図2】本発明に係るタイヤ空気圧検知装置を搭載した自動二輪車のフロント廻りの側面図
【図3】図2の3−3線断面図
【図4】本発明に係るタイヤ空気圧検知装置の受信機を収納したメータパネル平面図
【図5】本発明に係るタイヤ空気圧検知装置のブロック図
【図6】本発明に係るタイヤ空気圧検知装置のフロー図
【図7】本発明に係るタイヤ空気圧検知装置の特色を示すグラフ
【符号の説明】
11…車体(車体フレーム)、14…車輪(前輪)、50…タイヤ空気圧検出装置、53…発信機、55…空気圧センサ、64…温度センサ、66…圧力換算手段、69…発信間隔可変手段、81…受信機、Pk1,Pk2…予め定めた圧力しきい値(第1・第2の検出値しきい値)。
Claims (1)
- 車輪側に配置した空気圧センサでタイヤ空気圧を検出し、この検出したタイヤ空気圧の情報を車輪側に配置した発信機から車体側に配置した受信機に発信し、受信したタイヤ空気圧が所定の値から外れたときに警告を発する形式のタイヤ空気圧検知装置において、
発信機は、タイヤ内の空気温度を検出する温度センサと、空気圧センサで検出したタイヤ空気圧を温度センサで検出した空気温度により所定温度での圧力に換算する圧力換算手段と、この圧力換算手段で基準大気圧での圧力に換算した空気圧に基づいて警告が必要であるか、注意が必要であるか又は正常であるかを判断する空気圧判断手段と、この空気圧判断手段で判断した結果に基づいて圧力情報としての警告信号、注意信号又は正常であることを示す信号を発信する発信回路と、この発信回路の発信間隔を警告・注意信号及び正常であることを示す信号で変化させる発信間隔可変手段とを備え、
前記圧力換算手段からの換算圧力が予め定めた圧力しきい値を下回り、前記警告・注意信号を発するときに受信機への発信間隔を狭めてなり、
前記温度センサ、前記空気圧センサ、前記圧力換算手段、前記空気圧判断手段、前記発信回路及び前記発信間隔可変手段をケースに一括収納し、このケースをグロメットを介して前記車輪のホイールリムに取付け、
前記ケースに、前記グロメットに差込む芯金を備え、この芯金に発信機の保持機能の他に、発信機のアンテナ機能を持たせたことを特徴とするタイヤ空気圧検知装置。
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