JP3938043B2 - 電子写真感光体の製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真感光体の製造方法に関するものである。詳しくは、表面層に無機微粒子、特には無機微粒子と熱可塑性樹脂とを含有する電子写真感光体の製造方法において、特定の分散方法により無機微粒子が小粒径化され、液安定性が維持される表面層用塗料を用いることにより、電子写真特性及び繰り返し使用による画像安定性に優れ、耐摩耗性に優れる電子写真感光体の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、電子写真感光体に用いられる材料として、有機光導電物質が、その無公害性や高生産性といった利点を有するため広く利用されている。これらの電子写真感光体は、電気的および機械的特性の双方を満足するために電荷発生層と電荷輸送層を積層した機能分離型の感光体として利用される場合が多い。
【0003】
一方、当然のことながら、電子写真感光体には適用される電子写真プロセスに応じた感度や電気的特性、さらには光学的特性を備えていることが要求される。
【0004】
特に、繰り返し使用される感光体の表面層には、帯電、露光、トナー現像、紙への転写およびクリーニングといった様々な電気的および機械的外力が直接加えられるため、それらに対する耐久性が要求される。具体的には、感度の低下、帯電能の低下および残留電位の増加、さらには表面の摩耗や傷などに対する耐久性が要求される。加えて、トナー像の転写性や転写後の残留トナーのクリーニング性に優れていることが要求され、そのためには表面エネルギーが小さく、また滑り性が高いことが必要であり、かつ、これが繰り返し使用時にも性能が低下しないことが望まれる。
【0005】
有機光導電物質を用いた電子写真感光体は、上記特性、特に耐久性を満足することが困難であった。
【0006】
有機光導電物質を用いた電子写真感光体の表面層は一般に薄い樹脂層であり、樹脂の特性が非常に重要である。上述の諸特性をある程度満足する樹脂として、近年、アクリル樹脂やポリカーボネート樹脂、ポリアリレート樹脂などが実用化されている。しかしながら、前述したような特性の総てがこれらの樹脂で満足されるわけではなく、特に、さらなる高耐久化を図る上では前記樹脂の硬度は十分高いとは言い難い。すなわち前記樹脂を表面層用の樹脂として用いた場合でも、繰り返し使用に伴って、表面層が摩耗したり、傷が発生したり、滑り性が低下することがあった。また、近年の高感度化に対する要求から、電荷輸送物質などの低分子量成分が比較的大量に添加される場合が多く、より一層耐久性を有する樹脂が望まれている。
【0007】
具体的には、感光体表面の摩擦係数の低減や表面エネルギーの低減を目的として、摩耗低減剤としてのフッ素含有樹脂微粒子(例えば、特許文献1〜4参照)や無機微粒子(例えば、特許文献5〜11参照)等が提案されている。しかし、フッ素含有樹脂微粒子が表面層用塗料中で凝集や沈降を生ずると感光体表面層内で不均一となり、削れ量の差やクリーニング性の差等が生じ、画像欠陥の原因となってしまう。その対策として、フッ素含有樹脂微粒子の分散安定性を向上させるために、分散助剤として界面活性剤等を添加することが可能であるが、ある一定量を超えると電子写真感光体の電位特性の低下を伴ってしまう。
【0008】
一方、無機微粒子については疎水化処理されたシリカ微粒子や、酸化亜鉛等は分散助剤を必要としないため助剤による電位特性の低下という問題がない。また、無機微粒子を表面層に添加することにより、表面硬度が高くなり感光体を取り巻く外的衝撃に強くなる。また、小粒径の無機微粒子を用いることで、より高画質で、より表面硬度の増加による高耐久性が期待できる。しかし、小径化することにより微粒子の総表面積が増加し粒子間での凝集力が高まってしまい液安定性が悪くなり、分散凝集物により表面硬度に差が生じたり塗膜欠陥を引き起こし、著しく耐久性や画像品位を落とす等といった問題がある。
【0009】
このような問題を解決するために、塗料中分散液安定性を高める方法が試みられている。
【0010】
しかし、粉体等を分散する手段としては、超音波分散、ロールミル、ボールミル、サンドミルやアトライター等が知られているが、分散効率や分散能力等において、長所や短所を持ち合わせており、また同じ分散手段において分散方法を少しでも変えてしまうと粒径や液安定性に問題が生じる場合があった。またそのような問題がない場合でも電子写真感光体とした際、傷などの問題を生じる可能性があった。
【0011】
【特許文献1】
特開昭50−23231号公報
【特許文献2】
特開昭61−116362号公報
【特許文献3】
特開昭61−204633号公報
【特許文献4】
特開昭61−270768号公報
【特許文献5】
特開昭56−117245号公報
【特許文献6】
特開昭59−223443号公報
【特許文献7】
特開平08−202062号公報
【特許文献8】
特開平08−262756号公報
【特許文献9】
特開平08−320588号公報
【特許文献10】
特開2002−131964号公報
【特許文献11】
特開2002−182409号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、無機微粒子が小粒径化され、液安定性が維持される表面層用塗料を用いることにより、電子写真特性及び繰り返し使用による画像安定性に優れ、耐傷、耐摩耗性に優れた電子写真感光体の製造方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
即ち、本発明は、導電性支持体上に感光層を有する電子写真感光体の製造方法であって、該電子写真感光体の表面層に体積平均粒径0.012.0μmのシリカ微粒子及び熱可塑性樹脂を含有する電子写真感光体の製造方法において、該シリカ微粒子が、ポリアリレート樹脂及び溶剤と共に高圧状態に昇圧され、該高圧の液衝突により粉砕及び分散されたものであることを特徴とする電子写真感光体の製造方法である。
【0014】
【0015】
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明における微細な流路に流体を圧送し、該微細な流路での高圧の液衝突により被分散物を粉砕及び分散させる手段としては、高圧ポンプとこれに配管により接続された複数の小径のオリフィスを有する治具と該オリフィスより液が吐出される際に液同志が衝突すべく加工された治具により構成され、本発明で言うところの高圧とは、前記高圧ポンプの吐出量、吐出圧とオリフィス系及び長さ、更には被分散物の粘度よりおおむね決定され、50〜1400kgf/cm2(約5,000kPa〜140,000kPa: 1kgf/cm2=100kPa)を好適とする。このような装置の模式的な例を図1に示す。図1を用いて装置の簡単な説明をすれば、非分散物投入容器31より投入された被分散物は、高圧ポンプ32の吸入〜吐出工程中に配管に充填される。高圧ポンプは、油圧シリンダーを用いたものやプランジャーポンプ等が利用される。被分散物は、ポンプの圧縮工程で液衝突治具34に圧送され1個〜数個のオリフィス37(直径50μm〜2mm、長さ2〜10mm)を有する治具中の移動により高圧状態での液衝突が行われる。試料受け容器35に受けられた試料は、必要であれば、更に非分散物投入容器31に投入され所望の物性まで繰り返し工程を採ることも可能である。更に、熱交換システムにより配管中の液温コントロールをすることも可能である。なお、図中33は高圧配管、36は圧力計、38は3方バルブである。また、液衝突治具34の外観図を図2に示す。
【0017】
本発明で用いられる無機微粒子は、シリカである。シリカ粒子としては、天然の珪石または水晶の微粉砕化や球状処理化、又は中空処理化によるものや、合成シリカ等が挙げられる。またこれらの微粒子は、体積平均粒径が0.01〜2.0μmである。この粒子径が2.0μmより大きい場合には、表面層(微粒子含有層)自体に脆さが認められ、目的とする耐久性の向上が充分には発揮されない。かつ、大きな微粒子の存在によりクリーニング機構に損傷が起きる恐れがある。逆に、粒子径が0.01μmより小さい場合には、分散液がゲル状になりやすく、また電荷輸送用塗工液とした際、分散時に混入した気泡を防ぐことが困難で塗膜性に問題を生じる。また硬度の向上が充分には発揮できず、目的とする耐久性の向上が得られない。
【0018】
シリカ微粒子が吸湿性である場合、高湿環境で感光体表面の電気抵抗が低下し、画像ニジミ等の画像不良を生じることがあるため、疎水性であることが好ましい。親水性のシリカ微粒子の場合は周知の方法で疎水化処理をしておくことが好ましい。微粒子に求められる電気抵抗値は、最表面層に必要な電気抵抗値により様々であるが、108Ω・cm以上であることが望ましい。これより小さいと、感光体の電荷保持性、画像品質等に問題を生じる傾向がある。
【0019】
電子写真感光体製造工程において、使用する溶剤としてはクロロベンゼン、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、トルエン及びキシレン等が挙げられ、単独で用いても複数の溶剤を用いてもよい。
【0020】
また分散前に添加する樹脂は、ビスフェノールA骨格やZ骨格のポリアリレート樹脂である。
【0021】
本発明の感光体の表面層で使用する樹脂は、分散時または分散後に適当に混合することが一般的である。このような樹脂としては、ビスフェノールA骨格のポリカーボネート樹脂、ビスフェノールZ骨格のポリカーボネート、その他のポリカーボネート樹脂、ビスフェノールA骨格のポリアリレート樹脂、ビスフェノールZ骨格のポリアリレート樹脂、その他のポリアリレート樹脂、更にはアクリル樹脂、スチレン樹脂、アクリル−スチレン共重合樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリサルフォン樹脂等が挙げられ、単独で用いても複数の樹脂を併用してもよい。
【0022】
また、本発明の感光体の表面層には、感光材料の添加や、増感剤や酸化防止剤等の添加剤の添加も可能である。
【0023】
本発明の感光体の表面層に用いるシリカ微粒子が、溶剤と熱可塑性樹脂と共に高圧状態に昇圧され、該高圧の液衝突により粉砕及び分散されたものを用いた表面層用塗料においては、シリカ微粒子の小径化を可能とし、液安定性を長期間維持することができる。また、感光体の表面にシリカ微粒子を有効な量まで、凝集等のない均一な分散状態で含有することが可能で、従って適正な表面すべり性、潤滑性及び耐傷、耐摩耗性を有することができる。
【0024】
以下、本発明に用いる電子写真感光体の構成について説明する。
【0025】
本発明における電子写真感光体は、感光層が電荷輸送材料と電荷発生材料を同一の層に含有する単層型であっても、電荷輸送層と電荷発生層に分離した積層型でも良いが、電子写真特性的には積層型が好ましい。
【0026】
本発明で用いる支持体としては、導電性を有するものであればいずれのものでもよく、例えば、アルミニウム、銅、クロム、ニッケル、亜鉛及びステンレス等の金属をドラムまたはシート状に成形したもの、アルミニウムや銅等の金属箔をプラスチックフィルムにラミネートしたもの、アルミニウム、酸化インジウム及び酸化スズ等をプラスチックフィルムに蒸着したもの等が挙げられる。
【0027】
LBP等画像入力がレーザー光の場合は散乱による干渉縞防止、または支持体の傷を被覆することを目的とした導電層を設けてもよい。これはカーボンブラックや金属粒子等の導電性粉体をバインダー樹脂に分散させて形成することができる。導電層の膜厚は、好ましくは5〜40μm、より好ましくは10〜30μmである。
【0028】
その上に接着機能を有する中間層を設ける。中間層の材料としてはポリアミド、ポリビニルアルコール、ポリエチレンオキシド、エチルセルロース、カゼイン、ポリウレタン及びポリエーテルウレタン等が挙げられる。これらは適当な溶剤に溶解して塗布される。中間層の膜厚は、好ましくは0.05〜5μm、より好ましくは0.3〜1μmである。
【0029】
中間層の上には電荷発生層が形成される。本発明に用いられる電荷発生材料としてはセレン−テルル、ピリリウム、チアピリリウム系染料、フタロシアニン、アントアントロン、ジベンズピレンキノン、トリスアゾ、シアニン、ジスアゾ、モノアゾ、インジゴ、キナクリドン及び非対称キノシアニン系の各顔料が挙げられ、より好ましく、フタロシアニン顔料であり、オキシチタニウムフタロシアニン、ヒドロキシフタロシアニンであり、その中でも、CuKαのX線回折におけるブラッグ角2θ±0.2°の9.0°、14.2°、23.9°、27.1°に強いピークを有する結晶形のオキシチタニウムフタロシアニンまたCuKαのX線回折におけるブラッグ角2θ±0.2°の7.5°、9.9°、16.3°、18.6°、25.1°および28.3°に強いピークを有する結晶形のヒドロキシガリウムフタロシアニンが好ましくこれらは無機微粒子と接する場合、その分散安定性を妨げない。
【0030】
機能分離型の場合、電荷発生層は前記電荷発生材料を質量基準で0.3〜4倍量のバインダー樹脂及び溶剤と共にホモジナイザー、超音波分散、ボールミル、振動ボールミル、サンドミル、アトライター、ロールミル及び液衝突型高速分散機等の方法で良く分散し、分散液を塗布し、乾燥して形成される。電荷発生層の膜厚は、好ましくは5μm以下、より好ましくは0.1〜2μmである。
【0031】
電荷輸送層はバインダー樹脂と電荷輸送材料とを溶剤中に溶解させた塗料を塗布し、乾燥して形成する。電荷輸送材料は質量基準で0.5〜2倍量のバインダー樹脂と共に塗布し、乾燥して電荷輸送層を形成する。電荷輸送層の膜厚は、好ましくは5〜40μm、より好ましくは10〜30μmである。
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】
【0040】
以下、実施例に従って本発明をより詳細に説明する。なお、実施例中「部」は質量部を示す。
【0041】
【実施例】
参考分散液1]
疎水化シリカパウダー(商品名:KMPX−100、平均粒径0.1μm、信越化学工業(株)製)20部をモノクロロベンゼン200部に混合し、撹拌した後、図1に示した装置で分散処理を実施した。分散時の処理圧力は、600kgf/cm2(60,000kPa)となるようポンプストロークで調整した。吐出口より得られた液を再度投入し合計5回までの高圧処理が施された分散液をそれぞれ得た(更に高圧処理を続けたが5回以降、粒径に変化がなかった)。高圧処理回数に対する疎水化シリカパウダーの分散平均粒径と粒度分布をLeeds and Northrup社製(商品名:マイクロトラックUPA粒度分析計)で測定した結果を表1に示す。
【0042】
[比較分散液1]
参考分散液1において使用した高圧処理に代えて分散方法を超音波分散とした以外は、参考分散液1と全く同様な処理を実施した。なお、超音波分散機は20kHzの発振器を有し、発振出力は1kWで、処理時間はそれぞれ30、60及び120分とした。これら各条件で得られた分散液に参考分散液1と同様に粒度分布を測定した。結果を表1に示す(更に超音波分散を続けたが120分以降、粒径に変化がなかった)。
【0043】
参考分散液2]
参考分散液1の分散液を2週間静置保存した以外は、参考分散液1の測定条件に従い粒度分布を測定した。結果を表1に示す(ただし高圧処理5回品のみ2週間後の粒径のみ表記)。
【0044】
[比較分散液2]
比較分散液1の分散液を2週間静置保存した以外は、参考分散液1の測定条件に従い粒度分布を測定した。結果を表1に示す(ただし超音波分散120分品の2週間後の粒径のみ表記)。
【0045】
【表1】
Figure 0003938043
【0046】
参考分散液3]
疎水化シリカパウダー(商品名:KMPX−100、平均粒径0.1μm、信越化学工業(株)製)20部と熱可塑性樹脂としてポリカーボネート樹脂(商品名:ユーピロンZ400、三菱瓦斯化学(株)製)20部をモノクロロベンゼン200部に混合し、撹拌した以外は、参考分散液1と同様に分散し、粒度分布を測定した(更に高圧処理を続けたが5回以降、粒径に変化がなかった)。結果を表2に示す。
【0047】
[比較分散液3]
疎水化シリカパウダー(商品名:KMPX−100、平均粒径0.1μm、信越化学工業(株)製)20部と熱可塑性樹脂としてポリカーボネート樹脂(商品名:ユーピロンZ400、三菱瓦斯化学(株)製)20部をモノクロロベンゼン200部に混合し、撹拌した以外は、比較分散液1と同様に分散し、粒度分布を測定した(更に超音波分散を続けたが120分以降、粒径に変化がなかった)。結果を表2に示す。
【0048】
参考分散液4]
参考分散液3の分散液を2週間静置保存した以外は、参考分散液1の測定条件に従い粒度分布を測定した。結果を表2に示す(ただし高圧処理5回品の2週間後の粒径のみ表記)。
【0049】
[比較分散液4]
比較分散液3の分散液を2週間静置保存した以外は、参考分散液1との測定条件に従い粒度分布を測定した。結果を表2に示す(ただし超音波分散120分品の2週間後の粒径のみ表記)。
【0050】
【表2】
Figure 0003938043
【0051】
[実施分散液
参考分散液3において熱可塑性樹脂を以下に示される構造式(1)で示されるポリアリレート樹脂(重量平均分子量:100,000)に代えた以外は全て同じで、分散し、粒度分布を測定した。結果を表3に示す。なお表3に記載の実施分散液の平均粒径は5回品の粒径を記載する。
【0052】
【化1】
Figure 0003938043
【0053】
[比較分散液5]
比較分散液3において熱可塑性樹脂を式(1)で示されるポリアリレート樹脂に代えた以外は全て同じで、分散し、粒度分布を測定した。結果を表3に示す。なお表3に記載の比較分散液の平均粒径は120分品の粒径を記載する。
【0054】
[実施分散液
実施分散液において疎水化シリカパウダーをそれぞれ疎水化シリカパウダー(商品名:X−120、平均粒径0.02μm、信越化学工業(株)製)、シリカドール(商品名:30G−100、平均粒径0.1μm、日本化学工業(株)製)に代えた以外は全て同じで、結果を表3に示す。
【0055】
[比較分散液6、7]
比較分散液5において疎水化シリカパウダーをそれぞれ疎水化シリカパウダー(商品名:X−120、平均粒径0.02μm、信越化学工業(株)製)、シリカドール(商品名:30G−100、平均粒径0.1μm、日本化学工業(株)製)に代えた以外は全て同じで、結果を表3に示す。
【0056】
【0057】
【0058】
[実施分散液
実施分散液において疎水化シリカパウダー(商品名:KMP−110、平均粒径1.9μm、信越化学工業(株)製、)に代えた以外は全て同じで、結果を表3に示す。
【0059】
[比較分散液
比較分散液5において疎水化シリカパウダーを疎水化シリカパウダー(商品名:KMP−110、平均粒径1.9μm、信越化学工業(株)製)に代えた以外は全て同じで、結果を表3に示す。
【0060】
参考分散液
実施分散液において熱可塑性樹脂を以下に示される構造式(2)(重量平均分子量:72,000)に代えた以外は全て同じで、結果を表3に示す。
【0061】
【化2】
Figure 0003938043
【0062】
[比較分散液
比較分散液5において熱可塑性樹脂を式(2)で示されるポリカーボネ−ト樹脂に代えた以外は全て同じで、結果を表3に示す。
【0063】
参考分散液
実施分散液において熱可塑性樹脂を以下に示される構造式(3)(重量平均分子量:69,000)に代えた以外は全て同じで、結果を表3に示す。
【0064】
【化3】
Figure 0003938043
【0065】
[比較分散液10
比較分散液5において熱可塑性樹脂を式(3)で示される樹脂に代えた以外は全て同じで、結果を表3に示す。
【0066】
[比較分散液11
実施分散液において疎水化シリカパウダーを合成シリカ(商品名:アエロジル300CF、平均粒径0.007μm、土屋カオリン工業(株)製)に代えた以外は全て同じで、結果を表3に示す。
【0067】
[比較分散液12
実施分散液において疎水化シリカパウダーをアルミナ(商品名:AL43M、平均粒径2.2μm、土屋カオリン工業(株)製)に代えた以外は全て同じで、結果を表3に示す。
【0068】
【表3】
Figure 0003938043
【0069】
比較分散液の平均粒子径は実施分散液及び参考分散液に比べ、高い。また比較分散液は安定性が悪い。更に比較分散液11においては分散過程において、多量の気砲が発生し、その気砲が圧力の低下を招き、分散不良になった。さらに分散3時間後にはゲル状になってしまった。また比較分散液12においては他の液と比較して最も沈降の度合いが大きいということがわかった。
【0070】
参考例1]
直径30mm×長さ357.5mmのアルミニウムシリンダーを支持体とし、それに、以下の材料より構成される塗料を支持体上に浸漬コーティング法で塗布し140℃で30分熱硬化して15μmの導電層を形成した。
【0071】
導電性顔料:SnO2コート処理硫酸バリウム 10部
抵抗調節用顔料:酸化チタン 2部
バインダー樹脂:フェノール樹脂 6部
レベリング材:シリコーンオイル 0.001部
溶剤:メタノール、メトキシプロパノール0.2/0.8 20部
【0072】
次に、この上にN−メトキシメチル化ナイロン3部及び共重合ナイロン3部をメタノール65部及びn−ブタノール30部の混合溶媒に溶解した溶液を浸漬コーティング法で塗布し、100℃で10分乾燥して、膜厚が0.5μmの中間層を形成した。
【0073】
次に、CuKα特性X線回折におけるブラッグ角2θ±0.2°の9.0°、14.2°、23.9°及び27.1°に強いピークを有するオキシチタニウムフタロシアニン(TiOPc)4部とポリビニルブチラール(商品名:エスレックBM2、積水化学(株)製)2部及びシクロヘキサノン60部を直径1mmガラスビーズを用いたサンドミル装置で4時間分散した後、酢酸エチル100部を加えて電荷発生層用分散液を調製した。これを浸漬コーティング法で塗布し、100℃で10分乾燥して、膜厚が0.2μmの電荷発生層を形成した。
【0074】
次に、参考分散液1で得られた疎水化シリカパウダー分散液(高圧処理5回品)150部にバインダー樹脂としてポリカーボネート樹脂(商品名:ユーピロンZ400、三菱瓦斯化学(株)製)50部をモノクロロベンゼン80部とジクロロメタン40部と共に加え、溶解させ、この溶解液に下記構造式で示される電荷輸送材料の質量比が(4):(5)=8:1となるように合計40部
下記構造式(4)で示されるトリアリールアミン化合物
【0075】
【化4】
Figure 0003938043
下記構造式(5)で示されるスチルベン化合物
【0076】
【化5】
Figure 0003938043
【0077】
[比較例1]
疎水化シリカパウダー分散液として比較分散液1で示した中で120分の条件の分散液を用いた以外は、参考例1と全く同様な感光体を作成した。
【0078】
参考例2]
参考例1で得られた電荷輸送層用塗料を2週間静置保存したものを使用した以外は、参考例1と全く同様な感光体を作成した。
【0079】
[比較例2]
比較例1で得られた電荷輸送層用塗料を2週間静置保存したものを使用した以外は、参考例1と全く同様な感光体を作成した。
【0080】
[比較例3]
参考例1の電荷輸送層用塗料において、参考分散液1を除き、モノクロロベンゼン180部とジクロロメタン80部に代えた以外は、参考例1と全く同様な感光体を作成した。
【0081】
このようにして得られた参考例1、2の感光体及び比較例1、2、3の感光体について複写機「GP−40」(キヤノン(株)製)を用いて評価した。評価方法を以下に示し、評価結果を表4に示す。
【0082】
作成した電子写真感光体をAC電圧を重畳したローラー接触帯電手段(AC/DCローラー接触帯電手段)を有する複写機でプロセススピード210mm/secを有する「GP−40」(キヤノン(株)製)に取り付け、温度23℃、湿度50%RHの常温常湿環境(N/N)下で測定した。なおGP−40には、電子写真感光体の電位特性を測定するため、現像位置にプローブを取り付けた電位測定冶具を用いて測定した。『電位』は、帯電電位Vd、感度EΔ500及び残留電位Vrを初期と連続通紙耐久40,000枚後に測定したものである。なお帯電電位Vdは絶対値が大きい程帯電能がよいことを示し、感度EΔ500は−700Vから−200Vに電位を減衰させるのに必要な光量で、値が小さい程感度がよいことを示す。
【0083】
『感光体欠陥』は、感光体表面の目視観察による疎水化シリカパウダーの凝集物を意味する。
【0084】
『耐久削れ性』では連続通紙耐久40,000枚後の感光体削れ量を示す。なお膜厚の測定にはフィッシャー社製渦電流式膜厚測定機(パーマスコープタイプE111)を用いた。『耐久画像』では40,000枚後の画像品位を示し、ハーフトーン画像上に現われる画像欠陥を目視により、評価した。なお画像欠陥の種類としては凝集物そのものによる画像欠陥、感光体の周方向に対して凝集物を起点とした傷による画像欠陥などが見られる場合がある。
【0085】
画像はA4で、印字率4%の格子パターンとした。また、シーケンスはプリント1枚毎に1回停止する間欠モードとした。トナーがなくなったならば補給した。
【0086】
【表4】
Figure 0003938043
【0087】
参考例3、4]
参考分散液1で示した疎水化シリカパウダー分散液(高圧処理5回品)の量をそれぞれ70部、110部に代えた以外は、参考例1と同様に電子写真感光体を作成し評価した。なお、実施例1〜3、参考例3〜8までの配合比を表5にまた結果を表6に示す。
【0088】
参考例5]
電荷輸送層用バインダー樹脂を式(1)で示されるポリアリレート樹脂に代えた以外は、参考例1と同様に電子写真感光体を作成し評価した。
【0089】
参考例6]
参考分散液3で示した疎水化シリカパウダー分散液(高圧処理5回品)量を160部とし、更にポリカーボネート樹脂量を35部に変えた以外は、参考例1と同様に電子写真感光体を作成し評価した。
【0090】
[実施例
実施分散液1で示した疎水化シリカパウダー分散液(高圧処理5回品)量を160部とし、更に電荷輸送用バインダーを式(1)で示されるポリアリレート樹脂に代え、樹脂量を35部に変えた以外は参考例1と同様に電子写真感光体を作成し評価した。
【0091】
[実施例
電荷輸送層として、それぞれ実施分散液において得られた分散液(高圧処理5回品)と配合比、電荷輸送層用バインダーについては表5記載の通りに使用した以外は、参考例1と同様に電子写真感光体を作成し評価した。
【0092】
参考
参考分散液で示した疎水化シリカパウダー分散液(高圧処理5回品)量を160部とし、更に電荷輸送用バインダーとして構造式(3)で示されるバインダーに代え、樹脂量を35部に変えた以外は、参考例1と同様に電子写真感光体を作成し評価した。
【0093】
参考
参考例1の電子写真感光体において電荷輸送層を変え、更に保護層を設けた。即ち、電荷輸送層としてポリカーボネート樹脂(商品名:ユーピロンZ400、三菱瓦斯化学(株)製)50部と参考例1で示した電荷輸送材料40部をモノクロロベンゼン200部とジクロロメタン80部と共に加え、溶解させ、電荷輸送層用塗料とし、浸漬コーティング法で塗布し、120℃で60分間乾燥して、膜厚が21μmの電荷輸送層を設けた。
【0094】
次に、保護層として参考分散液1で得られた疎水化シリカパウダー分散液(高圧処理5回品)25部、電荷輸送層で用いた式(4)で示される電荷輸送材料4部、ポリカーボネート樹脂(商品名:ユーピロンZ800、三菱瓦斯化学(株)製)4部、モノクロロベンゼン200部及びジクロルメタン250部を混合し、溶解して表面保護層用塗料とした。この塗料を上記電荷輸送層上に霧化塗布し、120℃で60分間乾燥して、膜厚が5.0μmの保護層を形成し、電子写真感光体を作成し、評価した。
【0095】
[比較例4〜
電荷輸送層として、それぞれ比較分散液5、6、12において得られた分散液(120分品)と配合比及び電荷輸送層用バインダーについては表5の通りに使用した以外は、参考例1と同様に電子写真感光体を作成し、評価した。その結果を表6に示す。
【0096】
[比較例
参考において、保護層を以下のように変更した。
【0097】
すなわち保護層として比較分散液1を用いた以外は参考と同様に作成し、評価した。
【0098】
【表5】
Figure 0003938043
【0099】
【表6】
Figure 0003938043
【0100】
実施例及び参考例の感光体は凝集物もなく、表面が平滑であり均一であった。さらに良好な電子写真特性を示し、かつ画質も良好であった。
【0101】
【0102】
【0103】
【0104】
【0105】
【0106】
【0107】
【0108】
【0109】
【0110】
【0111】
【0112】
【0113】
【0114】
【0115】
【0116】
【0117】
【0118】
【0119】
【0120】
【0121】
【0122】
【0123】
【0124】
【発明の効果】
本発明によれば、高圧状態に昇圧され、該高圧の液衝突による粉砕及び分散により、シリカ微粒子を微小径に分散でき、かつ長期にわたり液安定性が維持できる表面層用塗料が得られ、この表面層塗料を用いた電子写真感光体表面は、凝集物のない均一な表面を形成し、かつ電気的感度も良好で帯電特性、感度、残留電位の繰り返し電位安定性が優れ、更には表面滑り性及び耐傷性、耐摩耗性の優れた電子写真感光体を得、画質画像欠陥のない優れた画像を提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に用いる液衝突型高速分散機の概略構成を示す図である。
【図2】 本発明に用いる液衝突型高速分散機における液衝突治具の外観図である

Claims (4)

  1. 導電性支持体上に感光層を有する電子写真感光体の製造方法であって、該電子写真感光体の表面層に体積平均粒径0.012.0μmのシリカ微粒子及び熱可塑性樹脂を含有する電子写真感光体の製造方法において、該シリカ微粒子が、ポリアリレート樹脂及び溶剤と共に高圧状態に昇圧され、該高圧の液衝突により粉砕及び分散されたものであることを特徴とする電子写真感光体の製造方法
  2. 前記昇圧、粉砕及び分散が、前記シリカ微粒子、ポリアリレート樹脂及び溶剤を微細な流路に圧送し、該微細な流路での高圧の液衝突により行われる請求項1に記載の電子写真感光体の製造方法。
  3. 前記電子写真感光体の表面層が電荷輸送層である請求項1又は2に記載の電子写真感光体の製造方法。
  4. 前記熱可塑性樹脂がポリカーボネート樹脂あるいはポリアリレート樹脂である請求項1乃至3のいずれかに記載の電子写真感光体の製造方法。
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