JP3936143B2 - 抗菌防臭性の化粧用ブラシとその製造方法 - Google Patents

抗菌防臭性の化粧用ブラシとその製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、抗菌防臭性に優れ、抗菌洗濯耐性に優れた獣毛使用の化粧用ブラシとその製造方法に関する。
また、本発明は、第四アンモニウム塩を含むアルキルアンモニウム塩又はアルキルベンジルアンモニウム塩、及びアルキルピリジニウム塩より選ばれたカチオン系界面活性剤を使用して、ハロー効果の優れ、抗菌防臭性及び洗濯耐性を有した獣毛の化粧用ブラシ及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来技術とその問題点】
最近では、社会や家庭における清潔志向の傾向を反映して、いわゆる抗菌用品に対する需要が高く、あらゆる商品に及んでいる。
家庭用品のなかで、ブラシ類は抗菌機能への消費者の要求が強く、特に歯ブラシにおいては、口腔内で使用されるものであり、湿潤状態で保管されるものでもあるから、細菌が繁殖しやすく、このため従来から抗菌性歯ブラシについて数多くの技術が開示されている。代表的なものが、抗菌性を有する界面活性剤や殺菌剤などで処理した歯ブラシ類であり、例えば、トリクロロカルボアニリドなどの殺菌剤の溶剤溶液に親油性非イオン活性剤を少量含ませて処理した殺菌耐久性の歯ブラシ(特公昭48−27389号公報)、ハロゲン化サリチルアニリドやトリクロルカルバアニリドなどの殺菌剤を浸透せしめた自己殺菌性歯ブラシ(実公昭48−31719号公報、実公昭50−40688号公報)などがある。
そして、歯ブラシ以外のヘア−ブラシや化粧ブラシなどのブラシ類においても、フケや皮膚垢や皮脂などが残存付着しやすく、空気中の雑菌が繁殖して黴や悪臭が発生して不衛生な状態になりやすく、消費者の清潔志向と美的要求と相まって当然に抗菌ブラシへの要望が高いが、抗菌性や殺菌性などを有するものの公開技術は意外と少なく、例えば、イソプロピルメチルフェノールなどの抗菌剤溶液にスチレングリコ−ルを添加して獣毛ブラシ類の抗菌性特性を付与するもの(特開昭53−128451号公報)、加圧雰囲気下にフェノ−ル系抗菌剤溶液で処理して獣毛の内部まで抗菌剤を浸透させて抗菌性を高めたもの(特開平3−289905号公報)などが見られる程度である。
【0003】
一方、ブラシ類のための抗菌剤の改良研究も進んでおり、抗菌機能やその持続性に優れた抗菌剤も使用されるようになり、分子内に第四級アンモニウム基を二個以上もつカチオン化剤にて獣毛をカチオン化し、両性又はアニオン性殺菌剤と反応させるもの(特開平2−274205号公報)、抗菌剤としてベンズイミダゾール系化合物とピリジン系化合物などとを併用するもの(特開平5−7510号公報)、殺菌剤としての第四級アンモニウム塩の利用を示唆するもの(登録実用新案公報3019605号:平成7年、登録実用新案公報3063570号:平成11年)などが開示されている。
しかし、上述の従来技術では、抗菌剤による抗菌効果は処理の初期段階では優れた効果を発揮しても、抗菌性が不十分であり、雑菌や黴のためにブラシ本体や獣毛が黒ずんだり、悪臭を生じたりするのを完全には阻止できず、また、抗菌剤が徐々に脱落して抗菌性の持続性も経時的に長くはなく、これらの状況によって消費者を十分に満足させるには至っていない。
一般に化粧用ブラシは、使用の度毎に使用済みの化粧料を除くために、使用後に必ず水洗いや手揉み洗濯がなされるが、このために、高い耐洗濯性が必要とされ、この性能を満たすために、従来では、バインダーを用い耐洗濯耐性を高めていたが、肌に粗剛な感触風合いとなり、消費者に受入れられなかった。
【0004】
上述の公知技術において、獣毛処理に多用されている方法は、獣毛を汎用の抗菌剤溶液に浸漬した後、脱液して乾燥して抗菌剤や殺菌剤を固定する方法であるが、この方法では特に化粧用ブラシにおいて、抗菌剤による獣毛の物性変化で毛先が硬くなり、化粧用ブラシの肌触りも良くなく、その上、化粧用ブラシへの化粧料の乗りが悪いなどの使用性の上での欠点があった。
また、従来、一般的な第四級アンモニウム塩を使用しても、獣毛への抗菌剤の固着が十分ではなく、獣毛による獣毛臭が防止できないなどの問題が解消されず、含まれる抗菌性の洗濯による持続性、いわゆる抗菌洗濯耐性が高くはなく、抗菌力の指標であるハロー幅が不十分であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、ブラシ類でも特に最近のファッション志向や美的要求の傾向により需要の高い化粧用ブラシにおいて、上述の諸問題を解決して、抗菌性に優れ、その抗菌性の持続性が経時的に長く、しかも獣毛臭がなく、防虫効果を有するから、従来のように防虫剤の必要がなく、さらに従来の抗菌加工による獣毛の物性変化によって毛先が硬くなることがなく、ブラシの肌触りが良く、しかもブラシへの化粧料の乗りが良好な化粧用ブラシを得ることを目的とするものである。
そこで、本発明は、従来技術でも使用されている第四級アンモニウム塩の利用に着目して、獣毛への抗菌剤の固着をより一層十分なものとし、獣毛による獣毛臭を防止し、ハロ−幅も十分で、且つ満足すべき抗菌洗濯耐性を有し、さらに虫の忌避効果によって防虫剤としての機能も発揮する化粧用ブラシを提供することを課題とする。
【0006】
本発明で使用するハロー幅は、抗菌用品において抗菌性の目安又は指標として、一般に知られているもので、寒天培養地にグラム陽性菌とグラム陰性菌を培養し、抗菌テストにおいて抗菌剤が平板寒天培養地中に拡散し、培養後に菌の増殖が阻止された、試験片の獣毛の周囲の領域の大きさを測定することにより、抗菌性を数値化する。
ハロ−幅は、一般にJIS−L−1902に準拠して測定され、以下の式で表示される。
W=(T−D)/2
W:ハロ−の幅
T:試験片とハロ−の長さの合計〔mm〕
D:試験片の長さ〔mm〕)。
【0007】
【発明の課題を解決するための手段】
本発明者らは、化粧用ブラシにおける上記課題を解決するために、鋭意検討し、化粧用ブラシの処理剤としてカチオン系界面活性剤としての、第四級アンモニウム塩の中で、特定の第四級アンモニウム塩を使用することによって、本発明を完成した。
また、カチオン系界面活性剤の中で、アルキルピリジニウム塩が同様に抗菌作用又は殺菌作用を有することを見出した。
すなわち、本発明者らは、抗菌性を持つ各種界面活性剤の中で、獣毛の蛋白質に対する親和性に注目し、第四級アンモニウム塩を中心に、抗菌性において優れた活性を示す多数の界面活性剤類を、獣毛に吸着や染着させ、その効果を対比検討した結果、獣毛の蛋白質に吸着して、洗濯しても脱落し難いカチオン系界面活性剤に着目し、第四級窒素を含むアルキルアンモニウム塩又はアルキルベンジルアンモニウム塩、さらにはアルキルピリジニウム塩を用いた場合に、獣毛の抗菌性が極めて良好となることが判明したことにより、本発明に至った。
本発明により、アンモニウム塩を含む温浴によって獣毛を処理することによって、獣毛の形態や外観又は肌触りをほとんど変えることなく、肌への感触が極めて良好で、ブラシへの化粧料の乗りも良好であって、しかも、抗菌性が非常に良好で、長期持続の抗菌性、すなわち殺菌洗濯耐性を持った獣毛化粧用ブラシを経済的に安価に提供することができる。
また、本発明では上記第四級アンモニウム塩又はアルキルピリジニウム塩の利用によって、獣毛への抗菌剤の固着を十分とし、細菌による臭気の発生を防止できるとともに、従来最も困難とされていた獣毛による特有の獣毛臭を防止し、抗菌剤の洗濯耐性も高めることに成功した。
【0008】
本発明においては、数多くの第四級アンモニウム塩を獣毛に吸着や染着させ、その効果を対比検討した結果、カチオン系界面活性剤、特に第四級窒素を含むアルキルアンモニウム塩又はアルキルベンジルアンモニウム塩が、獣毛の蛋白質への吸着性が高く、洗濯しても脱落し難くて抗菌性の持続性が良く、また、獣毛の形態や外観又は肌触りなどをほとんど変えることなく、肌への毛先の感触が極めて良好で、ブラシへの化粧料の乗りも良好であって、獣毛臭も防止でき、さらに虫の忌避効果があるので、従来使用されていた防虫剤としてナフタリン等の使用の必要がなくなる。
また、本発明では、カチオン系界面活性剤のアルキルビリジニウム塩が上記第四級アンモニウム塩と同様の効果を奏することもわかった。
さらに、本発明では、加熱液による抗菌剤の吸着や、後述のように吸着助剤や蛋白質変性剤の使用などの独特の工夫をこらしているものであることも特徴とするものである。
【0009】
本発明は、抗菌剤として特定の第四級アンモニウム塩を使用して、化粧用ブラシを得るものであるが、その外にアルキルビリジニウム塩からも選択されるカチオン系界面活性剤を加熱液処理などの特定の方法により獣毛に固着させて、化粧用ブラシを製造する方法も含むものである。
すなわち、本発明の基本構成は、次の(1)〜(8)からなり、これら以外にも種々の態様や応用をも包括するものである。
(1)第四級窒素を含むアルキルアンモニウム塩又は第四級窒素を含むアルキルベンジルアンモニウム塩、及びアルキルピリジニウム塩より選ばれたカチオン系界面活性剤を少なくとも一種又は二種以上0.2〜5重量%を加熱液吸着により固着させてなる獣毛を使用したことを特徴とする手揉み洗濯耐性を有する抗菌防臭性の化粧用ブラシ。
(2)蛋白質変性剤により獣毛の蛋白質が変性されたことを特徴とする上記(1)に記載された手揉み洗濯耐性を有する抗菌防臭性の化粧用ブラシ。
(3)第四級窒素を含むアルキルアンモニウム塩又はアルキルベンジルアンモニウム塩、及びアルキルピリジニウム塩より選ばれたカチオン系界面活性剤を少なくとも一種又は二種以上含有する水溶液に、獣毛を浸漬し、加熱による吸着処理を行って獣毛に前記カチオン系界面活性剤を0.2〜5重量%固着せしめ、この獣毛を使用して化粧用ブラシとすることを特徴とする手揉み洗濯耐性を有する抗菌防臭性の化粧用ブラシの製造方法。
(4)上記水溶液に上記カチオン系界面活性剤の吸着助剤及び/又は蛋白質変性剤を添加することを特徴とする上記(3)に記載された化粧用ブラシの製造方法。
(5)蛋白質変性剤が、尿素又は塩酸グアニジンであることを特徴とする上記(3)に記載された化粧用ブラシの製造方法。
(6)吸着助剤が、無機酸、有機酸又は無機塩が使用されることを特徴とする上記(3)に記載された化粧用ブラシの製造方法。
(7)有機酸が、酢酸、乳酸、リンゴ酸又はクエン酸であることを特徴とする上記(6)に記載された化粧用ブラシの製造方法。
(8)無機塩が、硫酸ソーダ又は塩化ナトリウムなどであることを特徴とする上記(6)に記載された化粧用ブラシの製造方法。
【0010】
本発明の化粧用ブラシを図面を用いて説明する。
本発明の化粧用ブラシは、主として女性が顔や肌などに、ファンデーションやおしろいなどの各種の化粧料を塗るために使用され、図1に示すように、ブラシ台1にブラシとしての獣毛2が固定されている。一般にブラシ台はプラスチックや木材などから形成される。
本発明で用いる、獣毛は、馬毛、豚毛、山羊毛又は狸毛など一般にブライ類に使用されているものであれば格別の制限はない。これらの獣毛は、ナイロン毛などの合成繊維のものに比して、肌触りも良く、保水性が良く、静電気も発生しないという特徴がある。
【0011】
本発明は、上述のとおり、特定のカチオン系界面活性剤、特に第四級窒素を含むアルキルアンモニウム塩又はアルキルベンジルアンモニウム塩、さらにはアルキルピリジニウム塩を少なくとも一種又は二種以上を0.2〜5重量%加熱、吸着により固着させてなる獣毛を使用した手揉み洗濯耐性の抗菌防臭性を有する化粧用ブラシをうるものであるが、上記第四級窒素を含むアルキルアンモニウム塩又はアルキルベンジルアンモニウム塩、さらにはアルキルピリジニウム塩は、従来から界面活性剤として多用されているもので、優れた抗菌性を発揮し、自体、防臭性をも有するものである。
例えば、アルキルアンモニウム塩は、アルキルトリメチルアンモニウム塩やジアルキルジメチルアンモニウム塩であり、アルキルベンジルアンモニウム塩は、アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩であり、アルキルピリジニウム塩は、ピリジン環にアルキル基が結合した塩であり、第四級窒素がプラスイオンを形成し、塩素や臭素などのハロゲン原子がマイナスイオンを形成する塩であって、(R3 N−R)+ - で表示される。
【0012】
しかしながら、本発明では、上記カチオン系界面活性剤の中で、特に上記第四級窒素を含むアルキルアンモニウム塩又はアルキルベンジルアンモニウム塩、さらにはアルキルピリジニウム塩を使用したときに格別の効果を奏することを基本とするものである。
すなわち、本発明では、第四級アンモニウム塩を中心に、抗菌性において優れた活性を示す多数の界面活性剤類を、獣毛に吸着や染着させ、その効果を対比検討した結果、本発明の上記カチオン系界面活性剤が、獣毛の蛋白質への吸着性が高く、洗濯しても脱落し難くて抗菌性の持続性が良く、また、獣毛の形態や外観又は肌触りなどをほとんど変えることなく、肌への毛先の感触が極めて良好で、ブラシへの化粧料の乗りも良好であって、獣毛臭も防止できる。
これらの化合物で処理した獣毛は、処理直後だけでなく、少しづつ上記第4級アンモニウム塩が滲出してくるので、長期に亘って化粧ブラシの抗菌防臭性を維持することが出来る。
【0013】
本発明で使用される第四級アンモニウム塩の具体例は、(1)アルキルアンモニウム塩としては、塩化ドデシルトリメチルアンモニウム、塩化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ヘキサデシルトリメチルアンモニウム、塩化オクタデシルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、臭化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化ミリスチルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、臭化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、臭化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化オレイルトリメチルアンモニウム、臭化オレイルトリメチルアンモニウムなどのアルキルトリメチル型のアンモニウム塩、塩化オクチルヘキシルジメチルアンモニウム、塩化ジデシルジメチルアンモニウム、塩化ジオクチルジメチルアンモニウムなどのジアルキルジメチル型のアンモニウム塩、(2)アルキルベンジルのアンモニウム塩としては、塩化ミリスチルジメチルベンジルアンモニウム、塩化ヤシアルキルジメチルベンジルアンモニウム、塩化テトラデシルジメチルベンジルアンモニウム、塩化オクタデシルジメチルベンジルアンモニウム、塩化セチルジメチルベンジルアンモニウム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、塩化オレイルジメチルベンジルアンモニウムなどである。
また、アルキルピリジニウム塩としては、塩化ラウリルピリジニウム、塩化セチルピリジニウムなどがある。
【0014】
本発明では、上記抗菌性カチオン系界面活性剤、特に第四級窒素を含むアルキルアンモニウム塩又はアルキルベンジルアンモニウム塩、さらにはアルキルピリジニウム塩は少なくとも一種又は二種以上を適宜に組み合わせて使用されるが、基本的には一種だけでで十分である。
使用量は、獣毛に対して0.2〜5重量%の範囲が適当で、0.2重量%未満では、抗菌防臭性などの効果が不足し、5重量%を超えると、抗菌防臭性などの効果が飽和して経済的でない。
また、本発明における抗菌剤の獣毛への固着の手段は、加熱液吸着により固着させる方法が適当である。加熱液の温度は、60〜80℃程度好ましくは70℃以上の加熱液を使用し、30分程度の処理をし、水洗乾燥すれば、獣毛の形態や外観又は肌触りなどをほとんど変えることなく、肌への毛先の感触を良好になしえて、獣毛臭も防止できる。
なお、獣毛の洗浄又は染色工程に続いて、本処理を行うことが経済的である。
本発明の化粧用ブラシは、使用の度毎に使用済みの化粧料を除くための水洗いや手揉み洗濯した場合は、十分な抗菌洗濯耐性を有している。
【0015】
本発明の抗菌性は、上述するようにハロー幅 (細菌発育阻止幅)で表示されるが、ハロー幅は、抗菌用品において抗菌性の目安ないしは指標として、普通に使用されているものであって、寒天培養地にグラム陽性菌とグラム陰性菌を培養し、抗菌テストにおいて抗菌剤が平板寒天培養地中に拡散し、培養後に菌の増殖が阻止された、試験片の獣毛の周囲の領域の大きさを測定することにより、抗菌性を数値化したものであり、上述するようにJISの規定で測定される。
本発明の抗菌処理した獣毛では、上述のハロー試験(JIS−L−1902準拠)において、少なくとも2mm以上のハロー幅が得られたが、この獣毛をJIS−L−1042に準拠した洗濯液中(石鹸水溶液5g/L)に40℃で30分間浸漬した後、100回揉み洗いをすることによってもハロー幅の減少は少ない。このことはカチオン系界面活性剤の抗菌剤が、蛋白質に吸着しているものはアニオン活性剤に結合して効力が失われることはないことを示していることが確認される。
【0016】
また、本発明では、第四級窒素を含むアルキルアンモニウム塩又はアルキルベンジルアンモニウム塩、さらにはアルキルピリジニウム塩より選ばれたカチオン系界面活性剤一種又は二種以上を含有する水溶液に、獣毛を浸漬し、加熱による吸着処理を行って獣毛にカチオン系界面活性剤を0.2〜5重量%固着せしめ、この獣毛を使用して化粧用ブラシとするものであるが、製造に際しては、抗菌剤の1〜3重量%程度の水溶液を60〜80℃程度、好ましくは70℃以上に加熱した加熱液を使用し、獣毛に30分程度の浸漬処理をして水洗乾燥する。
このとき、蛋白質変性剤及び/又は吸着助剤の使用により、上記カチオン系界面活性剤の獣毛への吸着固定効果が高められるのである。
上記蛋白質変性剤は、尿素や塩酸グアニジンなどを用いる。また、吸着助剤としては、無機酸や有機酸又は無機塩が使用され、無機酸は塩酸、硫酸、燐酸などであり、有機酸は酢酸、乳酸、リンゴ酸、クエン酸などであって、無機塩は硫酸ソーダ、塩化ナトリウムなどである。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、実施例に基づいて、図面及び比較例を参照しながら、本発明の実施の態様を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
(1)比較試験
(本発明の第四級アンモニウム塩と他の第四級アンモニウム塩との比較)
本発明において、各種のカチオン界面活性剤の抗菌性を対比するため、アルキルトリメチルアンモニウムクロライドのようなトリメチル型のアンモニウム塩、ミリスチルジメチルベンジルアンモニウムクロライドのようなアルキルジメチルベンジル型のアンモニウム塩、オクチルヘキシルジメチルアンモニウムクロライドのようなジアルキルジメチル型のアンモニウム塩、ラウリルピリジニウムクロライドのようなアルキルピリジニウム塩、アルキルベンザルコニウム塩、アルキルキノリニウム塩、ベンゼトニウムクロライド、2−メルカプトベンツチアゾール塩、ピリチオン酸やその塩、ピリチオン酸ダイマー、アルキルバラベン、ピロールニトリン、チアベンダゾール、イソチアゾリン、ブチルチンマレエートなどを温湯中に溶解させ、酸やボウ硝を添加して一定時間浸漬させて、抗菌剤を獣毛に吸着又は染着させ、水洗乾燥して、抗菌処理を行った。
これらの化合物で処理した獣毛は、前述のハロー試験では、少なくとも2mm以上のハロー幅を得られるものが多かった。
次いでこれらの獣毛を洗濯液中に40℃で、30分間浸漬した後、100回揉み洗いして、同じくハロー試験を行ったところ、本発明で使用する第4級アンモニウム塩では、良好なハロー幅を維持しているのに対して、これ以外の第4級アンモニウム塩では、ハロー幅の減少が大きく、しかも毛先の変化も大きく、化粧ブラシとしての使い勝手が悪いものであった。
【0018】
(2)ハロー幅の観察
本発明の化粧用ブラシの抗菌状態の変化を図面で見てみる。
図1は、上述するように未処理の化粧用ブラシを示すものである。図2は、カチオン界面活性剤による抗菌処理直後に化粧用ブラシを培地容器に横たえたときのハロ−幅を、図3は、図2のものを100回揉み洗い処理したときのハロ−幅をそれぞれ示す。
なお、ハロ−幅Wは、前述したとおり、式の[W=(T−D)/2]で示される。
本発明で得られた獣毛は、上記ハロー試験において少なくとも5mm以上のハロー幅が得られ、次いでこの獣毛をアニオン活性剤 (アルキル硫酸エステルナトリウム) に40℃で、30分間浸漬した後、100回揉み洗いをすることによってもハロー幅の減少は少なかった。このことは、カチオン活性剤である抗菌剤が蛋白質に吸着しているので、アニオン活性剤に結合して効力が失われないことがわかった。
【0019】
【実施例1】
馬毛に対して、抗菌剤のドデシルトリメチルアンモニウムクロライド(商品名「カチオンBB」日本油脂(株)製)1.5重量%を温湯中に溶解させ、亡硝8重量%を添加して80℃中性で、馬毛を30分間浸漬させて吸着させ、次いで水洗し乾燥して抗菌性を有する馬毛を得た。
この獣毛で製造された化粧用ブラシは、黄色ぶどう状球菌によるハロー試験では、少なくとも7mm以上のハロー幅が得られた。
さらに、この馬毛を石鹸水5g/Lにて40℃で、30分間浸漬した後、100回揉み洗いをした結果のハロー幅は6mmと、ほとんど洗濯前と同程度であった。
【0020】
【実施例2】
山羊毛に対して、抗菌剤のオクタジメチルベンジルアンモニウムクロライド(商品名「カチオンS−100」日本油脂(株))2.0重量%と蛋白質変性剤として尿素1.5重量%とを温湯中に溶解させ、80℃中性で山羊毛を30分間浸漬させて染着させ、水洗し乾燥して抗菌性を有する山羊毛とした。この山羊毛で製造された化粧用ブラシは、黄色ぶどう状球菌によるハロー試験において少なくとも8mm以上のハロー幅が得られた。
さらに、この獣毛を実施例1と同様の洗濯処理を施した後でも、ハロー幅は6mmで、抗菌耐久性に優れた化粧用ブラシを得ることができた。
【0022】
【実施例4】
馬毛に対して、抗菌剤のセチルジメチルベンジルアンモニウムクロライド(商品名「サニゾールC」花王 (株) )2重量%と蛋白質変性剤として塩酸グアニジン2重量%とを温湯中に溶解させ、80℃略中性で馬毛を30分間浸漬させて染着させ水洗し乾燥して抗菌性の馬毛を得た。
この馬毛で製造された化粧用ブラシは黄色ぶどう状球菌によるハロー試験において8mm以上のハロー幅が得られ、
さらに、この獣毛を実施例1と同様の洗濯処理を施した後にも、ハロー幅は7mmを維持しており、耐久性のある抗菌性を有する化粧用ブラシとなった。
【0023】
【実施例5】
馬毛に対して、抗菌剤のテトラデシルジメチルアンモニウムクロライド(商品名「ニッサンカチオンM2−100」日本油脂 (株) )2重量%を温湯中に溶解させ、ボウ硝8重量%を添加して80℃中性で馬毛を30分間浸漬させて染着させ水洗し乾燥して抗菌性の馬毛を得た。
この馬毛で製造された化粧用ブラシは、黄色ぶどう状球菌によるハロー試験において8mm以上のハロー幅が得られた。
さらに、この獣毛を実施例1と同様の洗濯処理を施した後にも、ハロー幅は7mmを維持することができ、耐久性に優れた抗菌性を有する化粧用ブラシが得られた。
【0024】
実施例1〜5において、獣毛の防臭性及び防虫性、さらには、化粧用ブラシとしての肌触り及び化粧料の乗りを検証した。
なお、比較例として従来のアルキルベンザルコニウム塩及びピリチオン酸の2重量%水溶液に常温で馬毛を30分間浸漬させて染着させたものを使用し、比較例1及び2とした。
5名の女性モニターによる評価テストを行い、結果を〔表1〕に示した。
評価 ◎:良好 ○:やや良好 △:普通 ▼:やや不良 ×:不良
【0025】
【表1】
Figure 0003936143
【0026】
実施例の結果の考察
本発明の第四級アンモニウム塩抗菌剤と、他の第四級アンモニウム塩との比較実験、及び実施例1〜5の洗濯前後のハロー試験の結果から、本発明の化粧用ブラシは、抗菌性に非常に優れ、その持続性と抗菌洗濯耐性も極めて良好で、また、比較例1、2との対比から、本発明の化粧用ブラシは、獣毛の防臭性及び肌触りと化粧料の乗りも非常に良好であることがわかった。
【0027】
【発明の効果】
本発明の獣毛を使用した化粧ブラシにおいては、抗菌性に非常に優れその持続性と洗濯耐性も極めて良好で、また、獣毛を抗菌剤で表面処理したときに、抗菌剤の影響で毛先が硬くなることがなく、化粧ブラシの肌触りも良く、化粧ブラシへの化粧料の乗りも優れている上に、獣毛の防臭性も非常に良好である。さらに虫が食べなくなるので防虫効果が得られ、従来使用されていた防虫剤としてナフタリン等の使用の必要がなくなる。また、製造コストも安価である。
【図面の簡単な説明】
【図1】未処理の化粧用ブラシ
【図2】本発明のカチオン系界面活性剤による抗菌処理後の化粧用ブラシ
【図3】抗菌処理後に洗濯処理された本発明の化粧用ブラシ
【符号の説明】
1:ブラシ台
2:獣毛
3:培地
4:培地容器
5:ハロ−幅

Claims (2)

  1. 第四級窒素を含むアルキルアンモニウム塩又はアルキルベンジルアンモニウム塩、及びアルキルピリジニウム塩より選ばれたカチオン系界面活性剤を少なくとも一種又は二種以上と、塩酸グアニジン又はボウ硝より選ばれたタンパク質変性剤ないし固着助剤とを加熱液吸着により固着させてなることにより少しずつ第四級アンモニウム塩が滲出してくる獣毛を使用したことを特徴とする手揉み洗濯耐性を有する抗菌性の化粧用ブラシ。
  2. カチオン系界面活性剤としてドデシルトリメチルアンモニウムクロライド、オクタジメチルベンジルアンモニウムクロライド、セチルジメチルベンジルアンモニウムクロライド及びテトラデシルジメチルアンモニウムクロライドから選ばれた抗菌剤0.2〜5重量%と、塩酸グアニジン又はボウ硝より選ばれたタンパク質変性剤ないし固着助剤1.5〜8重量%を含む温浴中に獣毛を浸漬することによって抗菌剤を獣毛表面に固着させることにより少しずつ第四級アンモニウム塩が滲出してくる化粧用獣毛ブラシの製造方法。
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