JP3935709B2 - 分別ごみ収集車のごみ投入装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンビニエンスストア、スーパー、ホテル等の店舗から排出される生ごみ入り包装容器を分別して収集する分別ごみ収集車のごみ投入装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、コンビニエンスストア、スーパー、ホテル等においては、多種多様の食品を販売しており、販売政策上、賞味期限切れ食品を廃棄処分するようにしている。この賞味期限切れ食品等の生ごみ入り包装容器をそのまま焼却処分した場合には、容器焼却時にダイオキシンが発生して地球環境に悪影響を及ぼすおそれがあり、生ごみ入り包装容器を生ごみと包装容器ごみとに分別して処分した方が好ましい。
【0003】
特開2001−130707号公報には図5に示すように、生ごみ入り包装容器を生ごみと包装容器ごみとに分別して収集する分別ごみ収集車200として、車体に搭載した荷箱201の内部に形成される複数のごみ収容室202(図5には一つだけ図示)と、ごみ収容室202の上部に配設されるごみ分離装置203と、生ごみ入り包装容器を搬送し分離装置203へ投入する投入装置205とを備えたものが開示されている。この分別ごみ収集車200は投入装置205で上昇した生ごみ入り包装容器をごみ分離装置203に投入し、ごみ分離装置203内部に回転自在に保持された回転軸に取り付けられた撹拌羽根により破砕した後、内部に発生させた風により包装容器ごみを生ごみから分離し、分離された生ごみと包装容器をそれぞれ別のごみ収容室202に分別して回収するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の分別ごみ収集車200においては、少量の生ごみ入り包装容器を連続的に投入して破砕し分離するものである。これらのごみは容器に多量に収容されていたり、比較的大きな袋にまとめて詰められていたりすることが多く、これらを一度に投入する要求が強い。
一度に大量の生ごみ入り包装容器をごみ分離装置203に投入すると、生ごみ入り包装容器を生ごみと包装容器ごみとに分離する際の抵抗により、撹拌羽根の回転数が低下してごみの分離性能が著しく低下する虞や、投入口を開いたまま分離作業を続けた場合、破砕されたごみが攪拌羽根の回転や発生させた風の影響によりごみ分離装置203の外部に飛散するという虞があった。
【0005】
本発明の課題は、上述の問題を考慮し、一度に大量の生ごみ入り包装容器をごみ分離装置に投入した場合における撹拌羽根の回転数低下を防止し、また、ごみの外部への飛散を防止できる分別ごみ収集車のごみ投入装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、請求項1記載の分別ごみ収集車のごみ投入装置は、運転席後方にごみ収容部を備える分別ごみ収集車に設けられ略円筒のドラム内で回転し投入された生ごみ入り包装容器を破壊して攪拌する攪拌羽根を有するごみ分離装置に生ごみ入り包装容器を投入するごみ投入装置であって、前記ごみ分離装置に形成された前記生ごみ入り包装容器投入用の開口を開閉する可動蓋を備えることを特徴とする
【0007】
請求項1記載の分別ごみ収集車のごみ投入装置によれば、ごみ分離装置の開口を開閉する可動蓋を設けることで、ごみ分離装置への生ごみ入り包装容器の投入量を調節することができる。従って、従来の分別ごみ収集車のように、一度に大量の生ごみ入り包装容器がごみ分離装置に投入されることにより各攪拌羽根に大きな抵抗が加わり、各攪拌羽根の回転数が低下するという事態を防ぐことができる。なお、生ごみ入り包装容器とは、食品等の生ごみと包装容器ごみ、即ち、食品の包装容器や、爪楊枝、割箸等のごみを含むものを指す。
【0008】
請求項2記載の分別ごみ収集車のごみ投入装置は、請求項1記載の分別ごみ収集車のごみ投入装置であって、前記開口が前記ごみ分離装置の上部に形成され、前記ごみ分離装置内に前記生ごみ入り包装容器を投入するごみ投入部が前記開口の上方に設けられ、前記可動蓋が前記ごみ投入部の下部に設けられることを特徴とする。
【0009】
請求項2記載の分別ごみ収集車のごみ投入装置によれば、請求項1と同様の効果を得られると共に、ごみ分離装置の上部に開口が形成され、この開口の上方にごみ投入部が設けられ、ごみ投入部内の下部に可動蓋が設けられる。即ち、ごみ分離装置の内部とごみ投入部の内部とが上下方向に連通され、また、可動蓋が開口を開閉する機能だけでなく、ごみ投入部の底面としての機能をも備える。従って、可動蓋を、開口を閉じる位置に移動させることによりごみ投入部内に生ごみ入り包装容器を貯留し、可動蓋を、開口を開く位置に移動させることで、ごみ投入部内に貯留された生ごみ入り包装容器を自重を利用してごみ分離装置内に投入することができる。従って、例えば、生ごみ入り包装容器をごみ投入部からごみ分離装置に投入するための機械的な手段等を必要とせず、ごみ投入装置の製造コストを低減することができる。
【0010】
請求項3記載の分別ごみ収集車のごみ投入装置は、請求項2記載の分別ごみ収集車のごみ投入装置であって、前記可動蓋が、途中まで移動して前記開口を一部開放した状態で所定時間停止し、その後さらに移動して該開口を全開にすることを特徴とする。
【0011】
請求項3記載の分別ごみ収集車のごみ投入装置によれば、請求項2と同様の効果を得られる。また、請求項3記載の分別ごみ収集車のごみ投入装置は、請求項1の動作を具体的にしたもので、個別にごみ投入装置に入れられた生ごみ入り包装容器は比較的開口初期にごみ分離装置に投入され、袋詰されまとめられた生ごみ入り包装容器は最後に投入される。こうして小さい物が処理された後に大きい物を処理することにより負荷の増加が抑制され、攪拌羽根の回転数の低下が防止される。
【0012】
請求項4記載の分別ごみ収集車のごみ投入装置は、請求項1〜3のいずれかひとつに記載の分別ごみ収集車のごみ投入装置であって、前記ごみ投入部上部に形成された前記生ごみ入り包装容器投入用のごみ投入口を開閉する蓋体を備えることを特徴とする。
【0013】
請求項4記載の分別ごみ収集車のごみ投入装置によれば、請求項1〜3のいずれかひとつと同様の効果を得られると共に、ごみ投入装置が、ごみ投入部のごみ投入口を開閉する蓋体を備える。従って、ごみ分離装置の駆動時に、蓋体によりごみ投入口を閉じるものとすれば、ごみ分離装置により破砕されたごみが、攪拌羽根の回転や攪拌羽根の回転により発生した風等の影響を受けてごみ投入部の外部に飛散することを防止できる。また、ごみ分離装置の駆動時に発生する騒音を抑えることができる。
【0014】
請求項5記載の分別ごみ収集車のごみ投入装置は、請求項4記載の分別ごみ収集車のごみ投入装置であって、ごみ分離装置の上方に設置された前記ごみ投入部に複数の生ごみ入り包装容器を一括して搬送し移入する搬送投入機構を備え、前記蓋体が、前記ごみ収容部の上方をほぼ覆うと共に前記ごみ投入部への前記生ごみ入り包装容器の移入時に上方へ回動する天蓋に連結し、該天蓋と一体に回動することを特徴とする。
【0015】
請求項5記載の分別ごみ収集車のごみ投入装置によれば、請求項4と同様の効果を得られると共に、蓋体を天蓋に連結するので、ごみ投入部に生ごみ入り包装容器を移入すべく天蓋を上方へ回動させると、天蓋と一体に蓋体が回動してごみ投入口を開く。従って、蓋体を開閉させるための駆動手段を新たに設ける必要がなく、ごみ投入装置の製造コストを低減することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る分別ごみ収集車のごみ投入装置(以下、単に「ごみ投入装置」という。)の実施の形態を図を用いて説明する。
図1〜図3に示すように、ごみ投入装置50は運転席後方の荷台にごみ収容部10を備える分別ごみ収集車1に適用される。
ごみ収容部10は、図1に示すように、生ごみ入り包装容器Tを生ごみと包装容器ごみとに分離するごみ分離装置20、ごみ分離装置20の下部と連通する生ごみ収容箱30、ごみ分離装置20の後端部上部と連通する包装容器ごみ収容箱40等を備えている。なお、包装容器ごみとは、食品の包装容器ごみの他、爪楊枝、割箸等のごみを含むものである。
【0017】
ごみ投入装置50は、ごみ分離装置20に生ごみ入り包装容器Tを投入するために設けられ、図2に示すように、ごみ分離装置20の上方に配置されたごみ投入部60、ごみ投入部60に内設される可動蓋70、ごみ投入部60の上端に形成される開口(ごみ投入口62)を開閉する蓋体80等を備える。
【0018】
ごみ投入部60は、上部から下部に向かって窄むホッパー状に形成され、上端及び下端が開口している。ここで、下端開口61はごみ分離装置20の天井面に形成された開口21の周囲を囲むようにしてごみ分離装置20内部に連通しており、上端開口であるごみ投入口62から投入された生ごみ入り包装容器Tは、下端開口61及び開口21を通じてごみ分離装置20内へと案内される。本実施形態においては、ごみ投入部60は前部が後下がりに傾斜するとともに、左側部が右下がりに傾斜している。
また、詳しい説明は後述するが、ごみ投入部60の前部及び後部には軸受け用穴63が設けられ、また、ごみ投入部60の右側面の前後には、上下方向にスリット64(図1(A)を参照)が形成されている。
【0019】
可動蓋70はごみ投入部60に投入された生ごみ入り包装容器Tをごみ投入部60内に貯留した状態でごみ分離装置20の開口21を開閉することで、ごみ分離装置20への生ごみ入り包装容器Tの投入量を調節するために設けられる部材である。
可動蓋70は側面板71と可動蓋本体部72とを備えており、側面板71はごみ投入部60の右側面の前後に形成されたスリット64内に配設される板体である。各側面板71の上部には前後方向に支軸73が接合されている。
【0020】
各支軸73はごみ投入部60の前部及び後部に形成された軸受け用穴63に挿通されている。つまり、側面板71は支軸73を介してごみ投入部60に軸支されており、支軸73が軸回りに回転することで、支軸73と一体に軸受け用穴63を中心としてスリット64内を左右方向に回動するようになっている。
また、側面板71の左側面の一部は左下がりに傾斜しており、この側面板71の左側面の傾斜に沿って前後方向に可動蓋本体部72が接合されている。
【0021】
可動蓋本体部72は、ごみ投入部60内部の形状、特に下部付近の形状に対応して形成される板体であり、本実施の形態においては略矩形状に形成されている。可動蓋本体部72の前後両側面は上述のように側面板71と接合しており、側面板71と一体に左方向に回動することでごみ投入部60内の生ごみ入り包装容器Tを下方から支え、また、左右方向に回動することでごみ分離装置20の開口21を開閉するようになっている。
【0022】
可動蓋駆動部74は可動蓋70を回動させるため、ごみ投入部60の外部の前後に配設される。可動蓋駆動部74は、一端がごみ収容部10の一部に回動自在に固定されたシリンダ部74aと、シリンダ部74aの他端から出没する駆動ロッド74bと、駆動部材74cとを有している。駆動ロッド74bの一端側はシリンダ部74a内を移動するとともに、駆動ロッド74bの他端側は駆動部材74cの一端に回転自在に連結している。また、駆動部材74cの他端側は、前後の軸受け用穴63から外部に突出する側面板71の支軸73に接合している。なお、図1においては可動蓋駆動部74の図示を省略している。
【0023】
駆動ロッド74bの収縮時には、図2に示すように、駆動部材74cは支軸73を中心として左方向(時計回り)に回動する。そして、この駆動部材74cの左方向への回動が支軸73を介して側面板71に伝達され、側面板71は支軸73を中心として左方向に回動し、そのほぼ全体がごみ投入部60内に収まる位置まで移動する。この状態では可動蓋本体部72は水平面に対して傾斜しており、ごみ分離装置20の開口21は閉じられた状態となる。
また、駆動ロッド74bの伸張時には、図3に示すように、駆動部材74cは支軸73を中心として右方向(反時計回り)に回動する。そして、この駆動部材74cの右方向への回動が支軸73を介して側面板71に伝達され、側面板71は支軸73を中心として右方向に回動し、その上部を除くほぼ全体がごみ投入部60の外部に露出する位置まで移動する。この状態では可動蓋本体部72は、ごみ投入部60内部の右側面にほぼ当接する垂直姿勢となり、ごみ分離装置20の開口21は開かれた状態となる。
【0024】
蓋体80は、ごみ投入部60のごみ投入口62を開閉するための板体であり、ごみ投入口62の形状に対応して形成されている。本実施の形態においては、蓋体80は略矩形状に形成されている。
蓋体80は、その右側端をごみ投入口62の右上部に回転可能に軸で支持されており、その左側面において天蓋90の下面に鎖81を介して連結されている。
【0025】
天蓋90はごみ収容部10上方のほぼ全体を覆う部材であり、その右側面において、ごみ収容部10の右上部に回転可能に軸支されている。
天蓋90の下面には天蓋駆動用シリンダ91が取付けられている。天蓋駆動用シリンダ91は、一端がごみ収容部10の右上部に回動自在に固定されたシリンダ部91aと、シリンダ部91aの他端から出没し、天蓋90の下面に回転可能に連結する駆動ロッド91bとを備えている。
そして、駆動ロッド91bを伸縮させることで、天蓋90はごみ収容部10に軸支された部分を中心に回動し、天蓋90に連結する蓋体80はごみ投入口62に軸支された部分を中心に回動してごみ投入口62を開閉するようになっている。
【0026】
ごみ分離装置20は、ごみ投入部60から投入された生ごみ入り包装容器Tを受容し、生ごみと包装容器ごみとに分離するために設けられ、その内部には略円筒状のドラム22と、ドラム22内に設けられる攪拌羽根23とが備えられている。
【0027】
ドラム22は、その下部に形成された複数の篩い孔(図示せず)と、その左側部上側に形成された送出口(図示せず)とを有している。攪拌羽根23は、前後に延びる回転軸24に径方向外側に延びるよう設けられ、本実施形態においては、計4枚の攪拌羽根23が略90度の間隔で回転軸24に装着される。各攪拌羽根23のごみ投入側先端部の側面には金属片が取り付けられていて投入された生ごみ入り包装容器Tを破壊する。
回転軸24が回転すると、破砕された生ごみ入り包装容器Tが撹拌され、各攪拌羽根23により発生する送出風により、生ごみに比して軽量の包装容器ごみが送出口からドラム22外へと送出される。また、生ごみは各攪拌羽根23によりドラム22の下部に押し付けられ、各篩い孔からドラム22外へと落下する。
【0028】
ここで、ドラム22の下方には生ごみ収容箱30が配設されており、生ごみ収容箱30上面のドラム22に対応する部分には開口(生ごみ用開口31)が形成されている。そして、ドラム22から落下する生ごみは生ごみ用開口31を通過して生ごみ収容箱30に受容される。また、ごみ分離装置20の左側部上側の一部は開口しており、送出口から送出される包装容器ごみは包装容器ごみ収容箱40(図1(A)を参照)に受容されるようになっている。
また、生ごみ収容箱30の上方には、生ごみ収容箱30の生ごみ用開口31を塞ぐための生ごみ規制板32と、生ごみ規制板32を生ごみ収容箱30の上方左側へ案内する前後一対の案内レール33と、案内レール33に沿って生ごみ規制板32を駆動する規制駆動用シリンダ34とが配設されている。そして、生ごみ規制板32が右方に位置するときは、生ごみ用開口31が閉塞され、生ごみ規制板32が生ごみ収容箱30の左側上方に移動すると、図2に示すように生ごみ用開口31が開放されるようになっている。
【0029】
なお、詳しい説明は省略するが、図1(A)、(B)に示すように、生ごみ収容箱30の後部には、生ごみ収容箱30の後面を開閉する生ごみ用扉35が配設され、また、生ごみ収容箱30内の前端側には、生ごみ収容箱30内を前後方向に移動自在な生ごみ排出部材36と、生ごみ排出部材36を駆動する生ごみ排出駆動部(図示せず)が配設されている。
また、包装容器ごみ収容箱40の後部には、包装容器ごみ収容箱40の後面を開閉する包装容器ごみ用扉41が配設され、また、包装容器ごみ収容箱40内の前端側には、包装容器ごみ収容箱40内を前後方向に移動自在な包装容器ごみ排出部材42と、包装容器ごみ排出部材42を駆動する包装容器ごみ排出駆動部(図示せず)が配設されている。
【0030】
また、包装容器ごみ収容箱40の前方には搬送投入機構100が設けられる。搬送投入機構100は、前後一対の外レール101と、外レール101の車幅方向内側(右側)に配された前後一対の内レール102と、各レール101,102に案内されるコンテナ103とを有している。
【0031】
各外レール101は上下方向に延び、図示はしないが、上端及び下端にスプロケットを有し、各スプロケットを巻回するチェーンが設けられている。また、前後一対の外レール101のうち一方の外レール101(本実施の形態においては後側の外レール101)には、コンテナ103の動作状態を検出するための複数のスイッチ(傾倒スイッチ104、上限スイッチ105、下限スイッチ106)が取り付けられている。これらスイッチについては後述する。
また、各チェーンは、図示しないモータにより駆動するようになっており、各内レール102は上下方向に延び、上端が車幅方向内側に屈曲している。
【0032】
コンテナ103は、各チェーンに連結され上下方向に移動するコンテナサポート(図示せず)に軸着される。コンテナ103は上部を開口した箱状に形成され、その内部に生ごみ入り包装容器Tを収納する。
搬送投入機構100の動作について説明すると、コンテナ103が車両側部に位置した状態で、モータにより各外レール101のチェーンが駆動すると、コンテナサポートとともにコンテナ103が上昇する。ここで、コンテナ103は上端を右方に屈曲させた各内レール102と嵌合していることから、各内レール102の上端付近まで上昇すると、コンテナ103は右方に傾倒し(図4を参照)、生ごみ入り包装容器Tはごみ投入部60に自動的に投入されるようになっている。
【0033】
次に、以上のように構成されたごみ投入装置50及び分別ごみ収集車1の動作について図4を用いて説明する。
なお、ごみ投入装置50及び分別ごみ収集車1が備えるごみ分離装置20、天蓋90、搬送投入機構100等の駆動の制御は制御部(図示せず)により行われる。
【0034】
まず、ごみ分別作業の開始前には、可動蓋70はごみ分離装置20の開口21を閉じた状態にあり、また、天蓋90はごみ収容部10の上方を覆った状態、即ち、蓋体80はごみ投入口62を閉じた状態にある。
そして、作業者が、例えば、運転席側に取付けたごみ積込スイッチ(図示せず)をオン操作することで各種操作の待ち受け状態となり、その後、天蓋開閉スイッチ(図示せず)をオン操作すると、天蓋駆動用シリンダ91の駆動により天蓋90が上方に回動して、蓋体80が開いた状態となる。
次に、生ごみ入り包装容器Tを収容したコンテナ103をコンテナサポートにセットして、コンテナ積込スイッチ(図示せず)をオン操作すると、搬送投入機構100が駆動してコンテナ103が上昇する。そして、コンテナ103の上昇により、それまでオン状態であった下限スイッチ106がオフ状態に切り替わり、コンテナ103が上昇を開始したことを知らせる信号が制御部に出力される。
【0035】
そして、コンテナ103が上限スイッチ105に至ると、それまでオフ状態であった上限スイッチ105がオン状態に切り替わり、コンテナ103が上限スイッチ105を通過したことを知らせる信号が制御部に出力される。
その後、内レール102の上端付近まで上昇したコンテナ103はごみ投入部60側に傾倒して、収納していた生ごみ入り包装容器Tをごみ投入部60内に投入する。この時点では、上述のように可動蓋70はごみ分離装置20の開口21を閉じた状態にあるため、投入された生ごみ入り包装容器Tはごみ分離装置20内部までは至らず、ごみ投入部60内に貯留された状態となる。
【0036】
そして、コンテナ103の傾倒により傾倒スイッチ104が一定時間オン状態となり、コンテナ103の傾倒による生ごみ入り包装容器Tの投入が完了したことを知らせる信号が制御部に出力される。
制御部はこの信号を受信した後、コンテナ103を下降させる。なお、コンテナ103は下降していくに従って徐々に直立状態になっていく。
【0037】
そして、下降するコンテナ103が再び上限スイッチ105を通過すると、それまでオン状態であった上限スイッチ105がオフ状態に切り替わり、コンテナ103が上限スイッチ105を通過したことを知らせる信号が制御部に出力される。この信号によって、制御部ではコンテナ103がごみ収容部10の上方に存在しないことが確認され、制御部は天蓋駆動用シリンダ91の駆動を制御して、天蓋90を下方に回動させ、蓋体80を閉じる。
そして、降下するコンテナ103が再び下限スイッチ106を通過すると、それまでオフ状態であった下限スイッチ106がオン状態に切り替わり、コンテナ103の下降が完了したことを知らせる信号が制御部に出力される。
【0038】
この出力信号を受信した制御部はごみ分離装置20の駆動を開始させる。そして、ごみ分離装置20の駆動開始から一定時間経過後、可動蓋駆動部74を駆動させることで、可動蓋70はごみ分離装置20の開口21を開く方向(右方向)に回動する。
ここで、可動蓋70が開口21をほぼ二分の一開いた状態を検知する開センサ(図示せず)が取付けられており、開センサから可動蓋70が開口21をほぼ二分の一開いたことを知らせる信号が制御部に出力される。この信号を受信した時点で制御部は可動蓋70の回動を停止させる。
【0039】
可動蓋70がごみ分離装置20の開口21をほぼ二分の一まで開くことにより、ごみ投入部60内に貯留されていた生ごみ入り包装容器Tが自重により徐々にごみ分離装置20内に投入される。また、袋詰めにされた包装容器の比較的大きなものはごみ投入部60に残る。
投入された生ごみ入り包装容器Tは、ごみ分離装置20により生ごみと包装容器ごみとに分離され、生ごみは生ごみ収容箱30に、包装容器ごみは包装容器ごみ収容箱40にそれぞれ収容される。
【0040】
制御部は開センサからの信号を受信してから一定時間経過した後、再び可動蓋70を回動させる。この可動蓋70の回動によりごみ分離機の開口21は全開状態となる。そして、ごみ投入部60内に残されていた包装容器がごみ分離装置20内に投入され、袋等はごみ分離装置20の攪拌羽根23の側端に取り付けられている図示しない金属片により袋が破られ、生ごみ入り包装容器ごみTが露出され、上述のように分別して収容される。
可動蓋70を全開位置まで移動させてから一定時間経過後、制御部はごみ分離装置20の駆動を停止すると共に、可動蓋70を、開口21を閉じる位置まで移動させる。
そして、作業者がごみ積込スイッチをオフ操作することで、操作待ち受け状態が解除され、ごみ投入装置50及び分別ごみ収集車1の一連の動作が終了する。
【0041】
このように、本実施の形態で示したごみ投入装置50によれば、ごみ分離装置20の開口21を開閉する可動蓋70を設けることで、ごみ分離装置20への生ごみ入り包装容器Tの投入量を調節することができる。従って、従来の分別ごみ収集車のように、一度に大量の生ごみ入り包装容器がごみ分離装置に投入されることにより各攪拌羽根に大きな抵抗が加わり、各攪拌羽根の回転数が低下するという事態を防ぐことができる。
【0042】
また、ごみ分離装置20の上部に開口21が形成され、この開口21の上方にごみ投入部60が設けられ、ごみ投入部60内の下部に可動蓋70が設けられる。即ち、ごみ分離装置20の内部とごみ投入部60の内部とが上下方向に連通され、また、可動蓋70が開口21を開閉する機能だけでなく、ごみ投入部60の底面としての機能をも備える。従って、可動蓋70を、開口21を閉じる位置に移動させることによりごみ投入部60内に生ごみ入り包装容器Tを貯留し、可動蓋70を、開口21を開く位置に移動させることで、ごみ投入部60内に貯留された生ごみ入り包装容器Tを自重を利用してごみ分離装置20内に投入することができる。従って、例えば、生ごみ入り包装容器Tをごみ投入部60からごみ分離装置20に投入するための機械的な手段等を必要とせず、ごみ投入装置50の製造コストを低減することができる。
【0043】
また、可動蓋70がごみ投入部60の内部において軸受け用穴63に軸支され、軸受け用穴63を中心に回動することでごみ分離装置20の開口21を開閉する。従って、可動蓋70が比較的簡易な構造を備えることになり、従来より用いられているごみ投入部に対しても、比較的容易に可動蓋70を後付けすることができ、ごみ投入装置50の製造コストを低減することができる。
また、ごみ投入装置50が、ごみ投入部60のごみ投入口62を開閉する蓋体80を備えており、ごみ分離装置20の駆動時には、蓋体80はごみ投入口62を閉じた状態となる。従って、ごみ分離装置20により破砕されたごみが、攪拌羽根23の回転や攪拌羽根23の回転により発生した風等の影響を受けてごみ投入部60の外部に飛散することを防止できる。また、ごみ分離装置50の駆動時に発生する騒音を抑えることができる。
【0044】
また、蓋体80を天蓋90の下面に連結することで、ごみ投入部60に生ごみ入り包装容器Tを投入すべく天蓋90を上方へ回動させると、この天蓋90と一体に蓋体80が回動してごみ投入口62を開く。従って、蓋体80を開閉させるための駆動手段を新たに設ける必要がなく、ごみ投入装置50の製造コストを低減することができる。
【0045】
なお、本発明は本実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術範囲に属する限り種々の形態で実施できる。例えば、本実施の形態では、可動蓋70がごみ投入部60の内部に軸支され、この軸支された部分を中心に回動することでごみ分離装置20の開口21を開閉するものとしたが、これに限らず、例えば、可動蓋70を、水平面内で所定の方向に移動又は回動可能な構成として、可動蓋70がごみ分離装置20の開口21の上方を移動又は回動することで開口21を開閉するものとしても良い。
また、可動蓋70が、まず開口21をほぼ二分の一開く位置まで回動して、その後開口21を全開する位置まで回動するものとしたが、例えば、可動蓋70を、開口21をほぼ二分の一開く位置まで回動した後、一旦開口21を閉じる位置まで回動させるものとしても良く、また、可動蓋70の回動量を変更しても良い。
【0046】
また、可動蓋70の側面板71に可動蓋本体部72が接合されているものとしたが、これら側面板71と可動蓋本体部72とを一体に形成するものとしても良い。
また、蓋体80が天蓋90に連結して、天蓋90と一体に回動するものとしたが、これに限らず、蓋体80を回動させるための駆動手段を別途設けるものとしても良い。
また、蓋体80は鎖81を用いて天蓋90に連結するものとしたが、これに限らず、例えば紐等の周知の締結手段を用いても良く、あるいは、天蓋90の下面に、左右方向に延びるスリットを形成し、蓋体80の左側面部分がスリット内を自在に摺動することで天蓋90と蓋体80とが一体に回動する構成としてもよい。
【0047】
また、可動蓋70や天蓋90をシリンダによって駆動するものとしたが、モータ等の周知の駆動手段を用いるものとしてもよい。
また、ごみ投入装置50及び分別ごみ収集車1が備えるごみ分離装置20、天蓋90、搬送投入機構100等の駆動の制御は制御部が行うものとしたが、作業者が手動によりこれら各種装置の駆動を制御するものとしても良い。
また、ごみ分離装置20の上部に開口21が形成され、この開口21の上方にごみ投入部60が設けられるものとしたが、開口21の形成位置やごみ投入部60の配設位置等は任意に変更可能である。
また、生ごみ収容箱30、包装容器ごみ収容箱40、搬送投入機構100等の構成や配設位置等も任意であり、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
【0048】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の分別ごみ収集車のごみ投入装置によれば、一度に大量の生ごみ入り包装容器をごみ分離装置に投入した場合における撹拌羽根の回転数低下を防止し、また、ごみの外部への飛散を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のごみ投入装置が適用される分別ごみ収集車の側面図(A)及び背面図(B)である。
【図2】ごみ投入装置の動作を示す図1のA−A断面図である。
【図3】ごみ投入装置の動作を示す図1のA−A断面図である。
【図4】ごみ投入装置の動作を示す図1のA−A断面図である。
【図5】従来の分別ごみ収集車の側面図である。
【符号の説明】
T 生ごみ入り包装容器
1 分別ごみ収集車
10 ごみ収容部
20 ごみ分離装置
21 開口
50 ごみ投入装置
60 ごみ投入部
70 可動蓋
80 蓋体
90 天蓋

Claims (5)

  1. 運転席後方にごみ収容部を備える分別ごみ収集車に設けられ略円筒のドラム内で回転し投入された生ごみ入り包装容器を破壊して攪拌する攪拌羽根を有するごみ分離装置に生ごみ入り包装容器を投入するごみ投入装置であって、
    前記ごみ分離装置に形成された前記生ごみ入り包装容器投入用の開口を開閉する可動蓋を備えることを特徴とする分別ごみ収集車のごみ投入装置。
  2. 請求項1記載の分別ごみ収集車のごみ投入装置であって、
    前記開口が前記ごみ分離装置の上部に形成され、
    前記ごみ分離装置内に前記生ごみ入り包装容器を投入するごみ投入部が前記開口の上方に設けられ、
    前記可動蓋が前記ごみ投入部の下部に設けられることを特徴とする分別ごみ収集車のごみ投入装置。
  3. 請求項2記載の分別ごみ収集車のごみ投入装置であって、
    前記可動蓋が、途中まで移動して前記開口を一部開放した状態で所定時間停止し、その後さらに移動して該開口を全開にすることを特徴とする分別ごみ収集車のごみ投入装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかひとつに記載の分別ごみ収集車のごみ投入装置であって、
    前記ごみ投入部上部に形成された前記生ごみ入り包装容器投入用のごみ投入口を開閉する蓋体を備えることを特徴とする分別ごみ収集車のごみ投入装置。
  5. 請求項4記載の分別ごみ収集車のごみ投入装置であって、
    ごみ分離装置の上方に設置された前記ごみ投入部に複数の生ごみ入り包装容器を一括して搬送し移入する搬送投入機構を備え、
    前記蓋体が、前記ごみ収容部の上方をほぼ覆うと共に前記ごみ投入部への前記生ごみ入り包装容器の移入時に上方へ回動する天蓋に連結し、該天蓋と一体に回動することを特徴とする分別ごみ収集車のごみ投入装置。
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