JP5832230B2 - 塵芥投入装置および塵芥貯留システム - Google Patents

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Description

この発明は、回転ドラム式の貯留機へ塵芥を投入する塵芥投入装置および該塵芥投入装置を備える塵芥貯留システムに関するものである。
マンションなどの集合住宅においては、各家庭から出る塵芥を塵芥収集車が回収に来るまでの間、一時的に貯留する貯留機が設置されている場合がある。
この種の貯留機としては、ドラム内部に投入された塵芥をドラムの回転により排出口側に圧縮して貯留する回転ドラム式の貯留機が知られている。
この回転ドラム式の貯留機は、塵芥収集車の受入口に対応した高さ位置に排出口が配置されており、この排出口とは反対側に、利用者が塵芥を投入する投入口が配置されている。
利用者が投入した塵芥は、投入口からスライダーを介して斜め下方に滑り落ちることでドラム内に導入され、ドラム内で排出口側へと圧縮されて貯留された後、排出口を介して塵芥収集車に受け渡される。
上記回転ドラム式の貯留機は、排出口の位置を塵芥収集車の受入口の位置に対応させるために、排出口の高さを基準にしてドラムの設置高さを決めている。そのため、塵芥収集車が塵芥回収時に乗り入れるスペースのレベルと、貯留機が設置されるフロアレベルと、利用者が投入口に塵芥を投入する場所のフロアレベルとが同レベルの場合、投入口の位置が比較的高い位置となって、背丈の低い利用者が塵芥を投入し難かった。そこで、投入口に向けて昇降台や、階段等を設けて嵩上げするようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、塵芥を比較的低い位置で受け取った後、モータ等の動力を用いて上方に搬送して貯留機の投入口へ反転投入する投入装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特許第4251638号公報 特許第4345923号公報
しかしながら、上述した昇降台や階段を設けている場合、昇降台や階段の昇り降りが高齢者などにとって負担になるとともに、昇降台や階段が邪魔になって車椅子の利用者が投入口へ接近し難くなるという課題がある。
さらに、塵芥を上方に搬送する投入装置を設けている場合、低い位置で塵芥を投入できるものの、装置が複雑化してコストが上昇してしまうと共に、装置が大型化して貯留機の設置自由度が低下してしまうという課題がある。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、装置が複雑化してコストが上昇したり設置自由度が低下することなしに、高齢者や車椅子の利用者であっても塵芥を投入し易い塵芥投入装置および塵芥貯留システムを提供するものである。
上記の課題を解決するために、以下の構成を採用する。
本発明に係る塵芥投入装置は、投入口を介して回転ドラム式の貯留機の内部に塵芥を投入可能とする塵芥投入装置において、操作ハンドル部と前記塵芥を収容可能な収容部とを有し、前記投入口の下辺に沿う第一回動軸を介して第一支持部に取り付けられることで、前記収容部を前記投入口の外側に位置させて前記塵芥を受け入れ可能とする外側回動位置と、前記収容部を前記投入口の内側に位置させて前記塵芥を落下させる内側回動位置との間で回動可能とされた下蓋部と、前記投入口の上辺に沿う第二回動軸を介して第二支持部に取り付けられることによって、前記内側回動位置にある前記下蓋部とともに前記投入口を閉塞する閉塞位置と、該投入口を開放する開放位置との間で回動可能とされた上蓋部と、前記下蓋部を前記内側回動位置に回動させた場合に前記上蓋部を前記閉塞位置に回動させるとともに、前記下蓋部を前記外側回動位置に回動させた場合に前記上蓋部を前記開放位置に回動させるリンク機構と、を備えることを特徴とする。
このようにすることで、下蓋部が外側回動位置まで回動されると、リンク機構を介して上蓋部が開放位置まで回動されて、収容部に塵芥を収納可能な状態になり、塵芥を収納部に収納した状態で、下蓋部を内側回動位置まで回動させることで、塵芥を貯留機の内部に投入することができる。さらに、下蓋部を内側回動位置まで回動させた際には、リンク機構を介して上蓋部が閉塞位置まで回動されるので、下蓋部と上蓋部とにより投入口を閉塞することができる。
そして、上蓋部と下蓋部との二枚蓋にしていることで、投入口の下辺に沿う回動軸回りに一枚蓋を設ける場合よりも、操作ハンドル部の位置をより低い位置に配置することができるため、昇降台や階段を設置しないでも、操作ハンドル部を操作することが可能となる。
さらに、操作ハンドル部の位置を低い位置にしつつ投入口の開口面積を従来同様に確保することができるため、収納部に従来と同等の大きさの塵芥を投入することが可能となる。
また、上記一枚蓋の場合よりも下蓋部の回動半径が小さくなるので、利用者による操作ハンドル部の操作量(操作半径)を小さくすることができる。
したがって、装置の複雑化によるコストの上昇や、設置自由度の低下を抑制しつつ高齢者や車椅子の利用者が容易に塵芥を投入することができる。
さらに、本発明の塵芥投入装置は、上記塵芥投入装置において、前記下蓋部が、前記内側回動位置に回動された場合に前記投入口の下部を閉塞する下前板部と、該下前板部の前記第一回動軸側に連なり前記下前板部との角度が鈍角をなす下後板部とを備え、前記上蓋部が、前記閉塞位置に回動された場合に前記投入口の上部を閉塞する上前板部と、該上前板部の前記第二回動軸側に連なり前記上前板部との角度が鈍角をなす上後板部とを備えていてもよい。
このようにすることで、下蓋部を外側回動位置まで回動させた場合に、塵芥を収容する十分なスペースを確保しつつ、上後蓋部によって貯留機の内部が見えないようにすることができる。また、下蓋部を内側回動位置まで回動させた場合には、下後板部が塵芥を滑り落とすスライダーとして機能するため、塵芥をスムーズに貯留機内に収容させることができる。
さらに、本発明の塵芥投入装置は、上記塵芥投入装置において、前記下前板部が、前記下蓋部を外側回動位置に回動させた場合に、水平位置よりも下側位置まで回動されるようにしてもよい。
このようにすることで、下蓋部を外側回動位置に回動させた場合に、下蓋部をより低い位置に配置させることができるため、下蓋部の収納部に塵芥を収納する際に、利用者が塵芥を持ち上げる高さがより低くなり、更なる利用者の負担軽減を図ることができる。
さらに、本発明の塵芥投入装置は、上記塵芥投入装置において、前記下蓋部および前記上蓋部は、前記下蓋部と前記上蓋部との開時および閉時の重量バランスにより、開状態および閉状態で保持されるようにしてもよい。
このようにすることで、下蓋部および上蓋部を閉状態で保持する保持機構を別途設けることなしに、下蓋部および上蓋部の閉状態を維持できると共に、塵芥を収納させる際には、下蓋部および上蓋部を開状態に維持するために利用者が下蓋部又は上蓋部を押さえ続ける必要が無いため、塵芥を投入する際の利用者の負担を軽減することができる。
さらに、本発明の塵芥投入装置は、上記塵芥投入装置において、前記下蓋部および前記上蓋部の開閉速度を制御するダンパーを備えていてもよい。
このようにすることで、下蓋部と上蓋部との急な動きを抑制することができるため、塵芥の投入に不慣れな利用者であっても快適に利用することができる。
さらに、本発明の塵芥投入装置は、上記塵芥投入装置において、前記下蓋部と前記上蓋部との少なくとも一方を付勢することで前記下蓋部および前記上蓋部の開作動又は閉作動を補助する補助機構を備えていてもよい。
このようにすることで、より少ない力で下蓋部および上蓋部を開放又は閉塞することができるため、塵芥を貯留機に投入する際の利用者の負担を軽減することができる。
また、本発明の塵芥貯留システムは、上記本発明の塵芥投入装置と、回転ドラム式の貯留機とを備えることを特徴としている。
このようにすることで、投入口の高さを低くすることが困難な回転ドラム式の貯留機において、投入口の高さを変更することなしに、利用者が操作する操作ハンドル部の位置を低く設定することができるため、投入口に向かう昇降台や階段等を設ける必要が無くなり、高齢者や車椅子の利用者が快適に利用できる。
本発明に係る塵芥投入装置および、該塵芥投入装置を備える塵芥貯留システムによれば、下蓋部のみの開閉操作により塵芥を貯留機に投入できるため、利用者が操作する操作ハンドル部の操作量を一枚扉の場合と比較して小さくすることができ、さらに、下蓋部に操作ハンドル部が設けられるので、投入口の位置を変更することなしに操作ハンドル部をより低い位置に配置することができる。したがって、装置の複雑化によるコストの上昇や、設置自由度の低下を抑制しつつ高齢者や車椅子の利用者が容易に塵芥を投入することが可能になる。
本発明の実施形態における塵芥貯留システムの側面図である。 本発明の実施形態における塵芥投入装置の斜視図である。 上記塵芥投入装置により投入口が開放された状態を示す側面図である。 上記塵芥投入装置により投入口が閉塞された状態を示す側面図である。 他の実施例における図3に相当する側面図である。
次に、この発明の実施形態における塵芥投入装置1および、該塵芥投入装置を備えた塵芥貯留システム100について図面を参照しながら説明する。
図1は、この実施形態の塵芥貯留システム100を示す側面図であり、この図1に示す塵芥貯留システム100は、主に、塵芥gを内部に貯留する貯留機2と、該貯留機2の内部へ塵芥gを投入するための塵芥投入装置1とを備えて構成される。
貯留機2は、家庭で出た塵芥gを一時的に収容する装置であり、塵芥投入装置1は、貯留機2に塵芥gを投入するための装置である。
貯留機2は、その一端側から塵芥gが投入可能とされる一方、投入された塵芥gを他端側から強制的に排出可能となっており、略円筒状の貯留本体部3と、この貯留本体部3を支持するフレーム部4とを備えている。フレーム部4は、貯留機2を下方から支える水平フレーム部5を備えており、この水平フレーム部5には、貯留本体部3の軸線に平行な軸線を有する左右一対のローラー6が、貯留本体部3の軸方向に十分に離間してそれぞれ設けられている。これらローラー6の上には、貯留本体部3が載置されて、ローラー6の回動により、貯留本体部3がその軸回りに回転可能な状態でフレーム部4に支持される。なお、以下の説明では、貯留本体部3の軸線方向において、塵芥gを排出する側を単に排出側、塵芥gが投入される側を単に投入側と称する。
水平フレーム部5の排出側には、貯留本体部3の軸線と平行な出力軸8を有する電動機7が取り付けられており、この電動機7の出力軸8の軸端部に取り付けられたプーリー9と、貯留本体部3の排出側に形成された傾斜部10の外周との間にベルト11が掛け回されている。電動機7を作動させることで、その回転動力がベルト11を通じて貯留本体部3に伝達されて貯留本体部3が回動されることとなる。なお、ベルト11を介して電動機7と貯留本体部3とを連係させる場合について説明したが、電動機7と貯留本体部3とを歯車機構を用いて連係することで貯留本体部3を回転駆動するようにしてもよい。
貯留本体部3の内部には、螺旋翼(図示せず)などの押し込み機構が設けられており、この押し込み機構によって、貯留本体部3が所定の圧縮方向に回動されると、貯留本体部3の内部に投入された塵芥gが排出方向へ押し込まれて圧縮されるようになっている。
水平フレーム部5には、下方に向かって脚部12が突出して設けられており、この脚部12の長さを変化させることで貯留機2の設置レベル(フロアからの高さ)が調整可能になっている。通常、貯留機2の設置レベルは、貯留機2の排出口13が塵芥収集車14の受入口15に対応した高さとなるように、より具体的には、排出口13から塵芥収集車14の受入口15に塵芥gを円滑に受け渡すことが可能な高さとなるように設定される。
水平フレーム部5の排出側の端部には、鉛直上方に延びる縦フレーム部16が立設されており、この縦フレーム部16の上下略中央に貯留本体部3の排出口13が支持されている。さらに、縦フレーム部16には、電動機や油圧シリンダーなどによって排出口13を開閉する出口開閉機構17が設けられるとともに、排出口13から排出された塵芥gを塵芥収集車14の受入口15まで滑り落とすためのスライダー18が取り付けられている。
上述した構成によれば、塵芥収集車14の受入口15がスライダー18に対して適正な位置に配置された状態で、電動機7を駆動して貯留本体部3を回動させ、出口開閉機構17により排出口13を開放すると、貯留本体部3の内部に貯留されて排出側に圧縮された塵芥gが、排出口13から強制的に排出されて、スライダー18を滑り落ちて塵芥収集車14の受入口15に導入されることとなる。
貯留機2は、貯留本体部3の投入側に建屋等の構造物の壁部20が隣接するように配置されており、この壁部20には、塵芥gを貯留機2内部へ投入するための正面視略矩形の孔20aが穿設されている。この孔20aには、正面視略矩形の投入口21を有した塵芥投入装置1が取り付けられ、塵芥投入装置1から貯留機2の内部下側に向かって投入用スライダー22が取り付けられている。投入用スライダー22は、所定の傾斜角度(好ましくは45度以上)を有し、その投入用スライダー22の下端が貯留本体部3の内部に臨んでいる。ここで、上記所定の傾斜角度とは、投入口21から投入された塵芥gが、投入用スライダー22を円滑に滑り落ちることができる傾斜角度である。また、上記壁部20に形成される投入口21のフロアからの高さは、投入用スライダー22を所定の傾斜角度にできる高さに設定される。
図2は、この実施形態における塵芥投入装置1を示す斜視図であり、図3は、塵芥投入装置1の下蓋部23が外側回動位置に配置された側面図、図4は下蓋部23が内側回動位置に配置された側面図である。
図2〜図4に示す如く、壁部20に形成された孔20aの内周面にはブラケット20bが取り付けられ、このブラケット20bに、投入口21の周壁を形成する額縁部20cがビス等により固定されている。投入口21の下辺近傍、より具体的には下辺の左右両側には、第一支持部24が設けられ、第一支持部24には、投入口21の下辺に沿う(換言すれば、投入口21の下端近傍に設けられ略水平な)第一回動軸25を介して下蓋部23が回動可能に取り付けられている。投入口21の上辺近傍、より具体的には上辺の左右両側には第二支持部26が設けられ、第二支持部26には、投入口21の上辺に沿う(換言すれば、投入口21の上端近傍に設けられ略水平な)第二回動軸27を介して上蓋部28が回動可能に取り付けられている。
下蓋部23は、塵芥gを収容可能な定量バケットとしての収容部29を有し、この収容部29を投入口21の外側に位置させて塵芥gを受け入れる外側回動位置(図2、図3参照)と、収容部29を投入口21の内側に位置させて塵芥gを投入用スライダー22に落下させる内側回動位置(図4参照)との間で回動可能とされる。
下蓋部23は、内側回動位置において投入口21の下部を閉塞する下前板部31と、この下前板部31の第一回動軸25側に連なり、下前板部31との角度が鈍角(例えば、120度程度)をなす下後板部32と、これら下前板部31と下後板部32とを左右側方から挟み込む左右一対の下側板部33と、左右方向に延在する帯状の前板部34とを備えて構成される。
下後板部32は、下前板部31の第一回動軸25側の端部に溶接や屈曲により連なって形成されており、下側板部33は、下前板部31と下後板部32とのなす角度と同等の角度を有する扇状に形成されている。また、前板部34は、下前板部31の第一回動軸25とは反対側の前辺から、下前板部31とは略垂直に交わる方向に立ち上がるように溶接や屈曲形成等により下前板部31に接続されている。
つまり、下蓋部23が外側回動位置にされたときに、下前板部31が底壁とされ、その周縁がそれぞれ下後板部32、下側板部33、前板部34とで囲まれて、塵芥gを収容する収容部29が形成されている。
上蓋部28は、第二回動軸27を介して第二支持部26に取り付けられることで、投入口21の上部を閉塞する閉塞位置と、投入口21の上部を開放する開放位置との間で回動可能とされている。上蓋部28は、閉塞位置において、内側回動位置に回動された下蓋部23の下前板部31とともに投入口21を閉塞する上前板部36と、この上前板部36の第二回動軸27側に連なり、上前板部36との角度が鈍角(例えば、120度程度)をなす上後板部37と、これら上前板部36と上後板部37とを側方から挟みこむ左右一対の上側板部38とを備えて構成される。上側板部38の第二回動軸27とは反対側の縁部には、第二回動軸27側に向かって凹となる湾曲部39が形成されている。
上述した下蓋部23と上蓋部28とは、下蓋部23を内側回動位置に回動させた場合(図4参照)に上蓋部28を閉塞位置に回動させるとともに、下蓋部23を外側回動位置に回動させた場合(図3参照)に上蓋部28を開放位置に回動させる左右一対のリンク部材41により連係されている。リンク部材41は、上蓋部28の左側の上側板部38、および下蓋部23の左側の下側板部33の間に掛け渡されるとともに、上蓋部28の右側の上側板部38、および下蓋部23の右側の下側板部33の間に掛け渡される。また、リンク部材41は、その長手方向の一端部が、下側板部33の前板部34近傍において、下蓋部23の回動方向と同じ方向に回動自在に支持され、長手方向の他端部が、上側板部38の上後板部37側において、上蓋部28の回動方向と同じ方向に回動自在に支持されている。
図4を参照し、下蓋部23の下前板部31には、下蓋部23を回動操作するための操作ハンドル部42が取り付けられている。この操作ハンドル部42は、下蓋部23が内側回動位置とされた場合の下前板部31の外面の上辺近傍に配置される。このように上辺近傍に配置することで、操作ハンドル部42の位置を第一回動軸25からより離間配置することができるため、下蓋部23を開閉操作する際により小さな作動力で下蓋部23を開閉できるようになる。なお、図2に示す操作ハンドル部42の形状は一例であって、下蓋部23を回動操作できる形状であれば、図2の操作ハンドル部42の形状に限られるものではない。
さらに、下蓋部23の下前板部31には、下蓋部23が内側回動位置とされた場合の、下前板部31の上縁に沿って、オーバーラップ部43が取り付けられている。このオーバーラップ部43は、下前板部31と上前板部36とによって投入口21を閉塞した際に、下前板部31の上縁と、上前板部36の下縁との間の隙間を塞ぐようになっている。このオーバーラップ部43を設けていることで、とりわけ下蓋部23と上蓋部28との2枚蓋構造のように隙間が増加する場合であっても、臭気などが投入口21から外部に漏洩するのを防止することができる。なお、下蓋部23にオーバーラップ部43を設ける場合について説明したが、上蓋部28側に設けるようにしても良い。また、上蓋部28および下蓋部23の何れか一方にオーバーラップ部43を設けた場合には、閉時にオーバーラップ部43が干渉しないように、上蓋部28および下蓋部23の何れか他方よりも一方を若干遅く閉じるように遅延機構を設けるのが望ましい。
図3、図4に示す如く、下蓋部23は、第一回動軸25方向から見た重心位置Gが、第一回動軸25を通る鉛直線Vよりも投入口21の外側に位置した状態で放置されると、外側回動位置まで回動して、外側回動位置で保持される。一方、下蓋部23は、第一回動軸25方向から見た重心位置Gが上記鉛直線Vよりも投入口21の内側に位置した状態で放置されると、内側回動位置まで回動して内側回動位置で保持される。これは、下蓋部23の方が、上蓋部28よりも遥かに大きさが大きく重いためであり、上蓋部28と下蓋部23との開時および閉時の重量バランスは、下蓋部23の重心位置Gによって決まる。
上蓋部28と投入口21の上方の壁部20との間には、上蓋部28の開閉速度が所定の速度以上にならないように速度制限するとともに、上蓋部28を開方向に付勢して上蓋部28の開作動をアシストするガスダンパー44が取り付けられている。上蓋部28と下蓋部23とは、上述したようにリンク部材41で連係されていることから、上記ガスダンパー44によって下蓋部23の開閉速度も間接的に制限され、下蓋部23の開作動もアシストされることとなる。なお、ガスダンパー44によるアシスト力は、上述した上蓋部28と下蓋部23との重量バランスにより生じる開作動および閉作動を妨げない程度のアシスト力とされている。なお、上記ガスダンパー44が、本発明のダンパーならびに補助機構を構成している。ガスダンパー44が上蓋部28を開方向に付勢する場合について説明したが、閉方向に付勢するようにしてもよく、また、緩衝機能と付勢機能とを付与することができれば上述したガスダンパー44に限られず、例えば、スプリングを有したダンパーを設けたり、ダンパーと弾性部材とを個別に設けるようにしても良い。
したがって、上述した実施形態の塵芥投入装置および塵芥貯留システムによれば、
下蓋部23が外側回動位置まで回動されると、リンク部材41を介して上蓋部28が開放位置まで回動されて、図3に示すように収容部29に塵芥gを収納可能な状態になり、塵芥gを収容部29に収容した状態で、図4に示すように下蓋部23を内側回動位置まで回動させることで、塵芥gを貯留機2の内部に投入することができる。
さらに、下蓋部23を内側回動位置まで回動させた際に、リンク部材41を介して上蓋部28が閉塞位置まで回動されるので、下蓋部23と上蓋部28とにより投入口21を閉塞することができる。
そして、上蓋部28と下蓋部23との二枚蓋にしていることで、投入口21の下辺に沿う回動軸回りに一枚蓋を設ける場合よりも、操作ハンドル部42の位置をより低い位置に配置することができるため、昇降台や階段を設置しないでも、操作ハンドル部42を操作することが可能となる。
さらに、操作ハンドル部42の位置を低い位置にしつつ投入口21の開口面積を従来同様に確保することができるため、収容部29に従来と同等の大きさの塵芥gを投入することが可能となり、また、上記一枚蓋の場合よりも下蓋部23の回動半径が小さくなるので、利用者による操作ハンドル部42の操作量(操作半径)を小さくすることができる。
この結果、装置の複雑化によるコストの上昇や、設置自由度の低下を抑制しつつ高齢者や車椅子の利用者が容易に塵芥gを投入することができる。なお、図3、図4に示す塵芥gは、40リットル程度の袋に入れられた塵芥gを投入する場合の一例を示している。
さらに、下蓋部23が、内側回動位置に回動された場合に投入口21の下部を閉塞する下前板部31と、該下前板部31の第一回動軸25側に連なり下前板部31との角度が鈍角をなす下後板部32とを備え、上蓋部28が、閉塞位置に回動された場合に投入口21の上部を閉塞する上前板部36と、該上前板部36の第二回動軸27側に連なり上前板部36との角度が鈍角をなす上後板部37とを備えていることで、下蓋部23を外側回動位置まで回動させた場合に、収容部29に塵芥gを収容する十分なスペースを確保することができると共に、上後板部37によって貯留機2の内部が見えないようにすることができる。
さらに、下蓋部23を内側回動位置まで回動させた場合には、下後板部32が塵芥gを滑り落とすスライダーとして機能するため、塵芥gをスムーズに貯留機2内に収容させることができる
さらに、下蓋部23と上蓋部28との開時および閉時の重量バランスにより、開状態および閉状態を保持できるため、閉状態を保持する保持機構を別途設けることなしに投入口21の閉塞状態を維持できると共に、下蓋部23と上蓋部28とを開状態にして塵芥gを収納させる際には、利用者が下蓋部23または上蓋部28を押さえ続ける必要が無いため、塵芥gを投入する際の利用者の負担を軽減することができる。
さらに、下蓋部23および上蓋部28の開閉速度がガスダンパー44によって制限されて、下蓋部23と上蓋部28との急な動きを抑制することができるため、塵芥gの投入に不慣れな利用者であっても快適に利用することができる。
さらに、上蓋部28がガスダンパー44によって開放する方向に付勢されていることで、リンク部材41を介して連係された上蓋部28の開作動を補助することができるため、より少ない力で下蓋部23および上蓋部28を開放することができ、この結果、塵芥gを貯留機2に投入する際の利用者の負担を更に軽減することができる。
また、とりわけ、投入口21の高さを低くすることが困難な回転ドラム式の貯留機2へ塵芥gを投入する装置として、上述した塵芥投入装置1を採用することで、投入口21の大きさならびに高さを変更することなしに、利用者が操作する操作ハンドル部42の位置を低く設定して、投入口21に向かう昇降台や階段等を省略することができるため、高齢者や車椅子の利用者が快適に利用できる。
なお、この発明は上述した実施形態の構成に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で設計変更可能である。
例えば、上述した実施形態においては、下蓋部23を外側回動位置に回動させた場合に、下蓋部23の下前板部31が略水平となる位置まで回動する場合を一例に説明したが、図5に示す他の実施例のように、下蓋部23を水平位置HLより低い位置まで(例えば、15度程度)回動させるようにしてもよい。このように構成することで、下蓋部23の収容部29に塵芥gを収納する際に、利用者が塵芥gを持ち上げる高さがより低くなるため、更なる利用者の負担軽減を図ることができる。
2 貯留機
21 投入口
23 下蓋部
24 第一支持部
25 第一回動軸
26 第二支持部
27 第二回動軸
28 上蓋部
29 収容部
31 下前板部
32 下後板部
36 上前板部
37 上後板部
41 リンク部材(リンク機構)
42 操作ハンドル部
44 ガスダンパー(ダンパー、補助機構)

Claims (6)

  1. 投入口を介して回転ドラム式の貯留機の内部に塵芥を投入可能とする塵芥投入装置において、
    操作ハンドル部と前記塵芥を収容可能な収容部とを有し、前記投入口の下辺に沿う第一回動軸を介して第一支持部に取り付けられることで、前記収容部を前記投入口の外側に位置させて前記塵芥を受け入れ可能とする外側回動位置と、前記収容部を前記投入口の内側に位置させて前記塵芥を落下させる内側回動位置との間で回動可能とされた下蓋部と、
    前記投入口の上辺に沿う第二回動軸を介して第二支持部に取り付けられることによって、前記内側回動位置にある前記下蓋部とともに前記投入口を閉塞する閉塞位置と、該投入口を開放する開放位置との間で回動可能とされた上蓋部と、
    前記下蓋部を前記内側回動位置に回動させた場合に前記上蓋部を前記閉塞位置に回動させるとともに、前記下蓋部を前記外側回動位置に回動させた場合に前記上蓋部を前記開放位置に回動させるリンク機構と、
    を備え
    前記下蓋部は、前記内側回動位置に回動された場合に前記投入口の下部を閉塞する下前板部と、該下前板部の前記第一回動軸側に連なり前記下前板部との角度が鈍角をなす下後板部とを備え、
    前記上蓋部は、前記閉塞位置に回動された場合に前記投入口の上部を閉塞する上前板部と、該上前板部の前記第二回動軸側に連なり前記上前板部との角度が鈍角をなす上後板部とを備えることを特徴とする塵芥投入装置。
  2. 前記下前板部は、
    前記下蓋部を外側回動位置に回動させた場合に、水平位置よりも下側に位置されることを特徴とする請求項に記載の塵芥投入装置。
  3. 前記下蓋部および前記上蓋部は、前記下蓋部と前記上蓋部との開時および閉時の重量バランスにより、開状態および閉状態で保持されることを特徴とする請求項1又は2に記載の塵芥投入装置。
  4. 前記下蓋部および前記上蓋部の開閉速度を制御するダンパーを備えることを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載の塵芥投入装置。
  5. 前記下蓋部と前記上蓋部との少なくとも一方を付勢することで前記下蓋部および前記上蓋部の開作動又は閉作動を補助する補助機構を備えることを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載の塵芥投入装置。
  6. 請求項1乃至の何れか一項に記載の塵芥投入装置と、前記回転ドラム式の塵芥貯留機とを備える塵芥貯留システム。
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