JP3933093B2 - 液体噴射装置の制御方法 - Google Patents

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    • B41J2/17546Cartridge presence detection or type identification electronically

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液体噴射装置の制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、液体噴射装置としてインク滴を紙などに噴射させるインクジェット式プリンタがある。通常、インクジェット式プリンタは、インクを収容したインクカートリッジを交換可能に備えている。そして、インクカートリッジ内のインクがすべて消費されると、インクが充填されている新たなインクカートリッジに交換される。
【0003】
インクカートリッジには、多量の印刷を行うプリンタ用として、キャリッジに搭載されずにプリンタに固定配置されるものがある(例えば、特許文献1参照。)。このインクカートリッジは、通常、可撓性のフィルムからなる袋状のインクパックと、このインクパックを収容する筐体とから構成されている。
【0004】
一方、インクカートリッジには、インクに関する情報が記憶された記憶素子を備えたものがある(例えば、特許文献2参照。)。このプリンタでは、記憶媒体からインクの残量の情報を読み出してモニタに表示し、インクの残量をユーザに知らせることができる。
【0005】
このようなインクカートリッジでは、インク残量をより的確に把握するため、使用前の記憶素子には、インク充填量が記憶されている。プリンタは、記憶素子から読み出したインク充填量から、プリンタで消費したインク量(印刷で使用したインク量及びクリーニング等のメンテナンス動作で使用されたインク量)を算出し、このインクの残量を記憶素子に記憶させる。プリンタは、印刷またはメンテナンス動作等のインク消費が行われる毎に、記憶素子から読み出したインクの残量から、消費したインク量を減算する。そして、プリンタは、その減算して得た値を新たなインクの残量として、記憶素子に記憶させる。更に、プリンタは、記憶素子に記憶されたインクの残量がゼロになると、インクカートリッジのインクが全て使用されたと判断し、インクカートリッジの交換をユーザに促す。
【0006】
通常、未使用のインクカートリッジに設けられた記憶素子に記憶されるインクのインク充填量は、各インクカートリッジともすべて同じになっている。すなわち、記憶素子には、どのインクカートリッジにおいても印刷が行える最低のインク量が、インクの残量算出初期値となる印刷可能量として設定されている。
【0007】
【特許文献1】
特開平10−193635号公報
【特許文献2】
国際公開第01/92017号パンフレット
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、実際にインクカートリッジに充填されるインクの量は、基準となる印刷可能量を満たすように充填されるものの、充填誤差により、基準値以上の量については各インクカートリッジにおいてすべてが一律にできない。そのため、使用できるインク量は、インクカートリッジ毎にそれぞれ異なる。従って、記憶素子に記憶されたインクの残量算出初期値は、インク充填誤差までを考慮した値となっていない。
【0009】
一方、上述したように、プリンタは、インクが基準より多く充填されたインクカートリッジを使用する場合であっても、記憶素子に記憶された一律のインク充填量に基づいてインク残量を算出する。そのため、記憶素子に一律に記憶されたインク充填量と、実際のインク充填量とに大きな誤差がある場合には、記憶素子に基づいて算出されるインクの残量がほとんど零となっていても、インクカートリッジ内のインクがまだあり印刷が可能な場合もある。しかしながら、ユーザは、記憶素子に基づくインクの残量の情報に基づいて、インクカートリッジのインクがないと判断して、そのインクカートリッジを交換してしまう。すなわち、インクがまだ残っているにもかかわらず、インクカートリッジを交換して廃棄してしまうため、インクをほぼ全部、使用したとは言い切れず、資源の無駄を招くことになっていた。
【0010】
本発明は、上述した問題に鑑みてなされ、その目的は、収容された液体をほぼ全部使用して、資源を有効活用することのできる液体噴射装置の制御方法を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、内部に液体を収容している液体収容体から供給される液体の噴射を行う液体噴射装置の制御方法において、前記液体収容体の記憶素子には、未使用状態で測定された液体収容体の総重量が記憶されており、液体噴射装置の記憶部には、前記収容している液体以外の前記液体収容体の重量と、前記収容している液体のうち完全に使い切れずに前記液体収容体内に残留する液体の重量との和である使用不可能量が予め記憶されており、未使用の前記液体収容体が液体噴射装置に搭載された際に、前記記憶素子に記憶されている前記総重量を取得し、この取得した前記液体収容体の総重量から前記使用不可能量を減算した重量を、液体噴射が可能な回数である印刷可能量に換算することによって残量算出初期値を算出する段階と、前記算出した残量算出初期値を前記記憶素子に記憶させる段階と、前記液体収容体の使用開始後に前記液体の使用量を算出し、前記残量算出初期値から前記液体の使用量を減算して得られる新たな液体残量を前記記憶素子に記憶させる段階とを備えていることを要旨とする。
【0021】
(作用)
請求項1に記載の発明によれば、液体が収容された液体収容体を実際に測定した総重量に基づく残量算出初期値によって、液体の残量を管理することができる。このため、記憶素子から算出される液体収容体内の液体の残量と、実際の液体収容体内の液体の残量との誤差がほとんどない。すなわち、記憶素子に記憶されている液体の残量が零となった場合には、液体収容体内に残留している実際の液体の量もほとんど零となる。従って、どの液体収容体においても、収容した液体をほとんど使い切ることができ、資源の有効活用を行うことができる。また、残量算出初期値は、液体が収容された液体収容体の総重量に基づいて算出されているため、容易にかつより確実に、液体収容体内の液体の量を得ることができる。ここで、「重量」とは、「質量」だけでなく「重さ」を表す全ての量を含む。
【0025】
さらに、請求項1に記載の発明によれば、実際に使用できる印刷可能量をより正確に得ることができる。
また、液体残量の算出処理を容易に行うことができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
(第1参考例)
以下、第1参考例を図1〜図9に従って説明する。
【0027】
本参考例の液体収容体としてのインクカートリッジ10は、図1に示すように、インク(液体)を収容している液体収容袋としてのインク袋11と、長方形の箱型をしたケース12と、このケース12の上部を覆う板状の蓋部13とを有している。
【0028】
インク袋11は、筒状のインク導出部15と、長方形状の2枚のラミネートフィルムRFとから構成されている。このインク袋11は、重ね合わせた2枚のラミネートフィルムRFにインク導出部15を挟んだ状態で、これら周囲を熱溶着などにより接合させて袋状に形成されている。そして、このインク袋11の内部には、特定の色を有したインクが液密状態で収容されている。
【0029】
ケース12は、一側壁部に凹部14が設けられており、この凹部14に前記インク袋11のインク導出部15が嵌合支持されることにより、前記インク袋11を収容している。また、同ケース12は、その側壁部の上部に複数の係合孔12a,12bが設けられている。
【0030】
同ケース12は、前記凹部14が設けられた同側壁部には記憶素子としてのICチップ17が設けられている。このICチップ17には、カートリッジ情報及びインク属性情報が記憶されている。カートリッジ情報は、該カートリッジの種類、取り付けられた回数及び製造年月日などインクカートリッジ10についての情報である。また、インク属性情報は、インクの色及びインクの残量など前記インク袋11内に収容されたインクに関する情報である。
【0031】
一方、前記蓋部13には、略L字状の係合突部13a,13bが設けられている。この係合突部13a,13bは、上記ケース12の係合孔12a,12bに嵌合可能となっている。そのため、蓋部13は、その係合突部13a,13bを係合孔12a,12bに係合させることによって、インク袋11を収容したケース12と一体化されて、同ケース12の上部を覆う。
【0032】
次に、本参考例のインクカートリッジ10の製造方法について、図2を参照して説明する。
インクカートリッジ10は、まず、インク袋11にインクを充填する。詳述すると、長方形状の2枚のラミネートフィルムRFにインク導出部15を挟んだ状態で、その周囲を熱溶着する(ステップS11)。但し、このとき、インク導出部15が溶着される側とは反対側は、図3(a)に示すように、インクを注入するために熱溶着されておらず、開口されている。また、開口部には、図示しない1対の係止孔が設けられている。なお、一体化されたラミネートフィルムRF及びインク導出部15の重量(以下、部材重量Wという)を予め測定しておく。
【0033】
次に、図4に示すインク注入装置60を用いてインクの注入及び封止を行う。インク注入装置60は、扉体62により開閉可能な減圧室61を備えている。この減圧室61は、流路管63を介して真空ポンプ64に接続されており、減圧可能となっている。減圧室61内には、インク袋11を掛止するための袋支持棒65が水平方向突出されている。更に、減圧室61内には、互いに接近可能な1対の押え板18及び1対の熱圧着具19とが配置されている。なお、熱圧着具19は、インク袋11のラミネートフィルムRFを熱溶着するものであって、上下に移動可能となっている。更に、熱圧着具19の上側には、供給管P1が配置されている。供給管P1は、装着されるインク袋11内にインクを注入するためにインク袋11に挿入されるための供給管であり、針挿入部材66に対して上下動することにより減圧室61内に出没可能となっている。
【0034】
針挿入部材66には、減圧室61の外部に続くチューブ67が接続されており、このチューブ67は第1バルブ68に接続され、同第1バルブ68は、分岐管69に接続されている。分岐管69の一方には、注入するインクの容積を測定する計量管70が接続されている。この計量管70は、シリンダ70aとピストン70bとから構成されており、ピストン70bが所定の位置に至ったときに所定の体積分量のインクがシリンダ70aに貯留される。
【0035】
分岐管69の他方には、インクが貯蔵されているインクタンク74に続くタンク接続管75が接続されている。このタンク接続管75には、第2バルブ71、気液分離ユニット72及びポンプ73が設けられている。気液分離ユニット72は、シリンダ72aと、このシリンダ72aに両端が接続された複数の中空糸束72bと、中空糸束72bの周囲を負圧にする真空ポンプ72cとから構成されている。そして、気液分離ユニット72は前記インクタンク74から供給されるインクが中空糸束72bを通過することにより、インクを脱気する。また、ポンプ73は、インクタンク74に貯蔵されているインクを分岐管69に圧送ためのポンプである。
【0036】
このようなインク注入装置60の減圧室61に、3辺が溶着されているインク袋11を装着する。詳述すると、インク袋11は、減圧室61の対になっている押え板18及び熱圧着具19の間に配置され、その係止孔が袋支持棒65に引っ掛けられる。このとき、図5(a)に示すように、開口した1辺が上側となるように、すなわち供給管P1が上部から挿入可能な状態で装着される。そして、扉体62を閉めて、減圧室61を密閉状態にする。そこで、第2バルブ71を閉じ、かつ第1バルブ68を開いた状態で、真空ポンプ64を駆動させる。これにより、減圧室61、チューブ67及び計量管70の内部が減圧される。所定の圧力まで減圧されると、第1バルブ68を閉じ、第2バルブ71を開いてポンプ73を駆動させる。これにより、図5のインクタンク74からインクが計量管70に流れ込み、ピストン70bが後退させられる。なお、計量管70に流入したインクは、気液分離ユニット72を通過するため脱気されている。
【0037】
その後、図5(b)に示すように所定の容積のインクが計量管70に流入してピストン70bが所定の位置に至ると、第2バルブ71が閉じられる。次に、供給管P1がインク袋11内に位置するように降下させられる。そして、第1バルブ68を開き、かつピストン70bを前進させると、計量管70内の計量されたインクが、インク袋11内に流れ込む。すなわち、図3(a)に示すように、熱溶着を行わなかった上部から、供給管P1を介してインクがインク袋11に注入される(ステップS12)。
【0038】
次に、押え板18が相互に近接して、インク袋11が所定の厚みとなるように、インク袋11を両面から押圧する。これにより、インク袋11に供給されたインクの液面が上昇させられる。そして、図3(b)に示すように、製品のインク袋11よりも若干高い位置を熱圧着具19により挟み込んで、インク袋11を熱溶着で仮封止する。この仮封止後、図6(a)に示すように押え板18及び熱圧着具19を後退させて、インク袋11内に残留した気泡Bを細く絞られた仮封止部に集合させる。そして、再び、押え板18を近接させて、図6(b)に示すように、仮封止した部分よりも下方の位置を再び熱圧着具19で挟み込んで熱溶着し本封止する(ステップS13)。そして、気泡Bが含まれた上部が廃棄されることにより、気泡Bが含まれず脱気されたインクを収容したインク袋11が完成する。
【0039】
次に、インクの充填が完了して完成したインク袋11は、インク注入装置60の減圧室61から取り出されて、図示しない重量計測器に搬送されて、そのインク袋11の総重量(以下、カートリッジ総重量SNという)が計測される(ステップS14)。なお、このカートリッジ総重量SNは、本参考例ではグラム単位で表されており、これが本参考例では液体収容体の総重量に相当する。そして、カートリッジ総重量SNの計測が終了すると、インク袋11は、ICチップ17が設けられたケース12に収容される。すなわち、そのインク導出部15がケース12の凹部14に嵌合支持されて、インク袋11がケース12内に収容される(ステップS15)。次に、インク袋11を収容したケース12を蓋部13にて蓋をすると、インクカートリッジ10が成形される(ステップS16)。
【0040】
一方、重量計測器により計測されて得たインク袋11のカートリッジ総重量SNのデータは、図示しない製造管理コンピュータに送信される。この製造管理コンピュータは、インクカートリッジ10の各製造工程、すなわち測定段階、記憶段階及び形成段階を管理するためのコンピュータである。そして、製造管理コンピュータでは、得られたカートリッジ総重量SNから、前記部材重量Wを減算して、インク袋11に収容したインクの重量SU(=SN−W)を算出する(ステップS17)。続いて、同製造管理コンピュータは、算出したインクの重量SUを、リットルの単位で表示される印刷可能量SAに換算する(ステップS18)。そして、この換算した印刷可能量SAを、残量算出初期値Scとして、上述した他のインク属性情報及びカートリッジ情報とともに、ICチップ17に書き込む(ステップS19)。これによりインクカートリッジ10が完成する。
【0041】
次に、このように完成されたインクカートリッジ10の使用方法について、図7〜図9を参照して説明する。
インクカートリッジ10は、図7に示すようにプリンタ20の側部に配設されて使用される。このプリンタ20は、紙送りモータ21を備え、この紙送りモータ21を駆動させることにより間欠的に紙Pを前面に搬送することができる。また、同プリンタ20は、ガイド軸22に案内されて同ガイド軸22の軸方向と平行な主走査方向Xに往復移動可能なキャリッジ23を備えている。このキャリッジ23は、タイミングベルト24を介してキャリッジモータ25に連結され、このキャリッジモータ25の駆動力により駆動される。
【0042】
キャリッジ23の下部には、液体噴射ヘッドとしての印刷ヘッド26が配設されている。この印刷ヘッド26には、複数のノズル列が形成されているとともに、各ノズルからインクを噴射するための圧電素子28(図8に図示)が設けられている。
【0043】
また、キャリッジ23の上部には、サブタンク27が配置されている。このサブタンク27は、チューブ29を介して供給ポンプ30に接続されている。更に、供給ポンプ30は、図示しないチューブを介して、前記インクカートリッジ10のインク袋11のインク導出部15に接続されている。
【0044】
従って、供給ポンプ30の駆動により、インクカートリッジ10のインク袋11のインクは、チューブ29を介してキャリッジ23のサブタンク27に供給される。そして、プリンタ20は、キャリッジモータ25を駆動してキャリッジ23を往復移動させながら、サブタンク27に供給されたインクを紙Pに対して噴射させる。
【0045】
一方、プリンタ20は、図8に示すように、中央演算処理(CPU)31、ROM32、RAM33、印刷制御部34、情報送受信部35及びインターフェイス36を備えている。
【0046】
CPU31は、液体収容体から供給される液体を噴射させて液体噴射装置を制御するコンピュータとして機能する。このCPU31は、インターフェイス36を介して外部コンピュータ37と接続されており、外部コンピュータ37から印刷データ等を入力するとともに、外部コンピュータ37に対してインク残量Sの表示などの情報を出力する。CPU31は、情報送受信部35及び図示しない接続端子を介してインクカートリッジ10のICチップ17に接続されて、接触式によってICチップ17に記憶された情報を読み出したり、ICチップ17に情報を書き込んだりする。
【0047】
また、ROM32は印刷プログラムなどの各種プログラムを記憶しており、RAM33は処理結果を一時的に記憶する。そのため、前記CPU31は、ROM32の各種プログラムに従って動作し、その演算処理結果等を一時的にRAM33に記憶する。
【0048】
更に、CPU31は、印刷制御部34を介して、前記紙送りモータ21、前記キャリッジモータ25及び前記圧電素子28に接続されている。そのため、同CPU31は、これら紙送りモータ21、キャリッジモータ25及び圧電素子28を適宜駆動して、紙Pを搬送しながらかつキャリッジモータ25を移動させながら圧電素子28を駆動して前記紙Pに印刷を行う。
【0049】
そして、印刷時には、図9に示す印刷処理が行われる。
すなわち、プリンタ20に電源が投入されると、CPU31は、情報送受信部35を介して、インクカートリッジ10のICチップ17のカートリッジ情報及びインク属性情報を取得する。すなわち、CPU31は、インクカートリッジ10の装着回数、製造年月日の情報と、収容しているインクの色及びインク残量Sについての情報を取得する。そして、CPU31は、インク残量Sについての情報を前記インターフェイス36を介して外部コンピュータ37に送信する(ステップS21)。外部コンピュータ37は、受信した情報に基づいてインクの残量を表示させる(ステップS22)。このとき、未使用のインクカートリッジ10がプリンタ20に搭載されたばかりであれば、インク残量Sは残量算出初期値Sc、すなわち印刷可能量SAとなっている。
【0050】
そして、外部コンピュータ37から印刷情報がプリンタ20に送信されると(ステップS23)、CPU31は、この印刷情報に基づいて、各ROM32、RAM33及び印刷制御部34を駆動して印刷を行う(ステップS24)。また、このときCPU31は、各ノズルから吐出させたインクの回数及び各インク滴の吐出量(リットル単位)をRAM33に記憶する。
【0051】
印刷が終了すると、CPU31は、RAM33に記憶したインクの吐出回数及び各インク滴の吐出量から、その印刷で使用したインクの使用量SQ(リットル単位)を算出する(ステップS25)。そして、同CPU31は、ICチップ17から読み出したインク残量S(最初は残量算出初期値Sc)から使用量SQを減算して新たなインク残量S(リットル単位)を算出して、この新たなインク残量Sをインクカートリッジ10のICチップ17に記憶させる(ステップS26)。
【0052】
そして、印刷が行われる度に、上記印刷処理が繰り返し行われる。
また、クリーニング等のメンテナンス動作においてもインクが消費される。従って、この時のインク使用量についても、メンテナンス動作毎に予め定められたインク使用量に対応させ、ICチップ17から読み出したインク残量から使用量を減算して新たなインク残量を算出して、この新たなインク残量をインクカートリッジ10のICチップ17に記憶させる。
【0053】
上述の動作が行われてICチップ17に記憶されたインク残量Sが零となると、インクカートリッジ10内に実際に収容されているインクの残量もほぼ零となる。
【0054】
本参考例のインクカートリッジ10によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)本参考例では、インクが収容されたインク袋11の総重量であるカートリッジ総重量SNを測定し、このカートリッジ総重量SNに基づいて印刷可能量SAを算出し、この印刷可能量SAをICチップ17に残量算出初期値Scとして記憶した(ステップS19)。そして、インク残量Sは、この残量算出初期値Scに基づいて算出される。すなわち、実際にインク袋11に収容されたインクの量に基づいて残量算出初期値Scが決定される。そのため、ICチップ17に記憶されている残量算出初期値Scから算出されるインク残量Sと、実際にインクカートリッジ10に収容されているインク残量との誤差はほとんどなくなる。従って、残量算出初期値Scから算出される残量がほぼ零となったときには、インクカートリッジ10内のインクもほぼ零となって使い切ることができる。従って、インク袋11内のインクをほとんど使用することができるので、資源を有効活用することができる。
【0055】
(2)本参考例では、図示しない重量計測器によりインク袋11のカートリッジ総重量SNを測定し、残量算出初期値Scを求めた。すなわち、インクカートリッジ10から容易に実測できる重量に基づいて残量算出初期値Scを算出しているので、容易にかつより確実に、インク袋11内に実際に収容されたインクの重量SUに応じた残量算出初期値Scを得ることができる。
【0056】
(3)本参考例では、ICチップ17は、カートリッジ総重量SNに基づくインクの重量SUを、インク残量Sと同じリットル単位に変換した印刷可能量SAを残量算出初期値Scとして記憶している。そのため、プリンタ20は、各印刷で使用したインク使用量減算して、容易に新たなインク残量Sを得ることができる。すなわち、プリンタ20におけるインク残量Sの算出処理を簡素化することができる。
【0057】
(4)本参考例のインクカートリッジ10は、可撓性のラミネートフィルムRFから構成されているインク袋11を備え、体積の測定が難しい。このようなインクカートリッジにおいても、重量(質量)を測定することにより、実際に収容しているインクの量を容易に得ることができる。
【0058】
(5)本参考例では、ケース12に収容する前のインク袋11のカートリッジ総重量SNを測定した。このため、インク以外の余計な重量をできるだけ含まない状態で、すなわちケース12やICチップ17などの重量誤差を含まない状態で、カートリッジ総重量SNを得ることができる。従って、インク袋11内に実際に収容されているインクの量に、より近い値のインクの重量SUを求めることができ、より実際に近い印刷可能量SAを得ることができる。
【0059】
(6)本参考例では、インク袋11内に気泡Bが含まれないように、インク袋11に注入したインクの液面より下の位置でインク袋11を封止した。このため、インク袋11内には、計量管70により計測したインクより少ないインクが収容される。しかしながら、本参考例では、インク袋11が完成した後に、インク袋11の重量を測定するため、インク袋11内のインクの量を、より正確に得て、収容されたインクをより有効に使用することができる。
【0060】
(7)本参考例では、インク袋11に注入したインクの液面より下の位置でインク袋11を仮封止し、更に仮封止した位置よりも下の位置を本封止した。これにより、より脱気されたインクがインク袋11内に収容されるため、インク中に含まれる溶残気体を極力排除することができるため、プリンタ20のインク滴の噴射性能の低下を極力押えることができる。
【0061】
(第1実施形態)
次に、本発明を具体化した第1実施形態を図10〜図11に基づいて説明する。本実施形態の液体収容体は、上記第1参考例のインクカートリッジ10とほぼ同一構造であるので、同様の部分については、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。本実施形態では、製造工程においてインクカートリッジ10のICチップ17には、測定されたインクカートリッジ10の総重量のデータがそのまま記憶されており、残量算出初期値Scは、インクカートリッジ10が初めてプリンタ20に搭載されたときに算出されるようになっている。
【0062】
本実施形態においては、プリンタ20のROM32には、搭載可能なインクカートリッジ10について、使えないインクの重量(以下、使用不可能量UAという。)が、質量単位(例えばグラム単位)で記憶されている。この使用不可能量UAは、インクカートリッジ10の容器の重量(インク袋、ケース12、ICチップ17等のインク以外の全ての重量)と、完全に使い切れないインクの重量との和となっている。ここで、インクカートリッジ10の容器の重量とは、インクが注入される前の容器の合計重量である。また、完全に使い切れないインクの重量とは、インクカートリッジ10の構成から理論上又は経験的に、使用されずにインクカートリッジ10内に残留するインクの重量である。
【0063】
本実施形態のインクカートリッジ10の製造は、図10に示す手順によって行われる。まず、上記第1参考例と同様に、インク袋11にインクを充填する(ステップS111)。すなわち、2枚のラミネートフィルムRFの間にインク導出部15を挟んだ状態で、ラミネートフィルムRFの3辺を熱溶着する。この1辺が開口したインク袋11を図4のインク注入装置60に装着する。そして、上記第1参考例と同様にインクを注入し、開口されていた1辺を封止して、インク袋11を完成させる。
【0064】
次に、完成したインク袋11をケース12に収容し、更に蓋部13をケース12に係合させる。これによりインクカートリッジ10が完成される(ステップS112)。なお、このときまでにケース12にはICチップ17が取り付けられる。
【0065】
そして、インクカートリッジ10が図示しない重量計測器に搬送されて、インクカートリッジ10の総重量SNAが計測される(ステップS113)。この計測された総重量SNAのデータは、図示しない製造管理コンピュータに送信される。そして、製造管理コンピュータでは、得られたインクカートリッジ10の総重量SNAを、その質量単位で、ICチップ17に書き込んで記憶させる(ステップS114)。これにより本実施形態のインクカートリッジ10が完成する。すなわち、完成したインクカートリッジ10には、ICチップ17にインクカートリッジ10の総重量SNAが記憶された状態となっている。
【0066】
その後、プリンタ20において、未使用のインクカートリッジ10が搭載されると、図11に示す搭載処理工程が行われる。この搭載処理工程は、インクカートリッジ10のICチップ17に記憶されたカートリッジ情報の「取り付けられた回数」が「0」の場合に行われる。
【0067】
すなわち、プリンタ20に、インクカートリッジ10が搭載されると、プリンタ20は、インクカートリッジ10に設けられたICチップ17の情報を情報送受信部35を介して取得する。このとき、ICチップ17に記憶されているカートリッジ情報の「取り付けられた回数」が「0」であると、プリンタ20のCPU31は、同じくICチップ17に記憶されている総重量SNAのデータを取得する(ステップS121)。
【0068】
次に、CPU31は、インクの重量SUを算出する(ステップS122)。このインクの重量SUは、ステップS121において取得した総重量SNAから、ROM32に記憶されている使用不可能量UAを減算した値として求められる。
【0069】
続いて、CPU31は、インクの重量SUを印刷可能量SAに換算する(ステップS123)。この印刷可能量SAは、本実施形態では、インク噴射が可能な回数である。すなわち、インクが1回で噴射される量(例えば2ng)で、インクの重量SUを除算することにより、インク噴射が可能な回数が求められる。そして、印刷可能量SAをインク残量Sの残量算出初期値ScとしてICチップ17に記憶する(ステップS124)。
【0070】
その後、印刷を行うときには、上記第1参考例と同様な印刷処理が行われる。すなわち、印刷前には、ICチップ17に記憶されているインク残量Sを含む情報が外部コンピュータ37に送信されて表示される。そして、印刷中には、印刷で使用されるインクの噴射回数がRAM33に記憶される。印刷が終了すると、RAM33に記憶された噴射回数を残量算出初期値Scから減算することにより、新たなインク残量S(本実施形態では、噴射が可能な回数)が算出されて、この新たなインク残量Sがインクカートリッジ10のICチップ17に記憶させる。
【0071】
このような印刷処理が、印刷が行われる度に繰り返されて、上記第1参考例と同様に、ICチップ17に記憶されたインク残量Sが零となると、インクカートリッジ10内に実際に収容されているインクの残量もほぼ零となる。
【0072】
本実施形態においては、上記第1参考例における(1)、(2)、(4)、(6)及び(7)に記載の効果と同様の効果に加えて、以下の効果を得ることができる。
【0073】
(8)本実施形態では、製造工程においてインクカートリッジ10を測定した総重量SNAをICチップ17に記憶し、インクカートリッジ10がプリンタ20に搭載されたときに、残量算出初期値Scを算出した。このため、製造工程における処理を簡素化することができる。
【0074】
(9)本実施形態では、インク噴射が可能な回数を印刷可能量SAとしてICチップ17に記憶した。インクカートリッジ10は、同じ噴射量のインクを噴射するプリンタ20に搭載されるので、インク噴射が可能な回数を印刷可能量SAとして記憶することにより、インク残量Sの算出を容易に行うことができる。
【0075】
(10)本実施形態では、印刷可能量SAを算出するための使用不可能量UAには、インクカートリッジ10の構成から理論上又は経験的に、使用されずにインクカートリッジ10内に残留するインク量、すなわち完全に使い切れないインク量を含ませた。従って、実際に使用できる印刷可能量SAをより正確に得ることができ、インク袋11内のインクをほとんど無駄なく使用することができる。
【0076】
(第2参考例)
次に、第2参考例を図12〜図14に従って説明する。
【0077】
本参考例のインクカートリッジ40は、全体として略直方体形状をしており、図12で示すように、カップ形状の本体部41と、この本体部の上方を覆う蓋部42とから構成されている。
【0078】
本体部41内には、インクが含浸した多孔質体43が収容されている。同本体部41は、その下面にインク供給部44が突出形成されており、このインク供給部44には、公知の弁構造45が収容されている。また、本体部41の一側部には、ICチップ17が設けられている。一方、蓋部42には、インク供給孔42aが形成されており、このインク供給孔42aの上部は、封止フィルムFが貼着されている。
【0079】
次に、このインクカートリッジ40の製造方法について、図13を参照して説明する。
まず、成形された本体部41に多孔質体43が圧入されて収容される(ステップS31)。次に、本体部41の上部を蓋部42で覆い、本体部41と蓋部42の接続部分を超音波などにより接着して、本体部41及び蓋部42を一体化し、インクカートリッジ40を成形する(ステップS32)。そして、成形されたインクカートリッジ40の容器の全重量、すなわち本体部41、蓋部42及び多孔質体43の合計重量である部材重量Wを測定しておく。
【0080】
次に、インクが、蓋部42のインク供給孔42aを介して本体部41内に注入されて(ステップS33)、多孔質体43に含浸する。更に、インク供給孔42aの上部に封止フィルムFが貼着されて、インク供給孔42aが封止される(ステップS34)。
【0081】
次に、図示しない重量計測器によりインクカートリッジ40のカートリッジ総重量SNを測定する(ステップS35)。この測定されたカートリッジ総重量SNから、図示しない管理制御コンピュータは、本体部41内に収容されたインクのインクの重量SUを算出する(ステップS36)。詳述すると、インクカートリッジ40のカートリッジ総重量SNから前記部材重量Wを減算することによりインクの重量SU(=SN−W)を得る。そして、このインクの重量SUを上記第1参考例と同様に、印刷可能量SAに換算し、この換算した印刷可能量SAをICチップ17に、残量算出初期値Scとして記憶する(ステップS37)。
【0082】
このようにして完成したインクカートリッジ40は、図14に示すプリンタ50に搭載されて使用される。すなわち、このプリンタ50は、上記第1参考例と異なり、キャリッジ23上に複数のインクカートリッジ40を搭載している。そして、キャリッジ23が主走査方向Xに移動しながら、インクカートリッジ40から印刷ヘッド26に供給されたインクが、印刷ヘッド26のノズルから吐出されて、印刷が行われる。なお、このプリンタ50は、上記第1参考例と同様に、印刷が行う際には図9に示した印刷処理とほぼ同様の処理を行う。
【0083】
従って、本参考例においても、上記(1)〜(3)とほぼ同様な効果を得ることができる。
(変更例)
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
【0084】
○上記実施形態では、ICチップ17から情報を読み取るために、プリンタ20,50は、図示しない接続端子を介してICチップ17と情報の読み取り及び書き込みを行った。これに代えて、例えば無線を介して、すなわち、ICチップ17及びプリンタ20,50に送受信部を設け、インクカートリッジ10,40は、この送受信部を介して非接触により、プリンタ20,50と、ICチップ17との情報の読み取り及び書き込みを行うようにしてもよい。
【0089】
○上記第1実施形態において、インクカートリッジ10の総重量SNAを測定する代わりに、インク袋11の総重量(カートリッジ総重量SN)を測定し、このカートリッジ総重量SNをICチップ17に記憶させてもよい。この場合、使用不可能量UAとして含まれる容器の全重量はラミネートフィルムRF及びインク導出部15だけであるので、ケース12及び蓋部13の重量の誤差が含まれず、インク袋11内のインクの量を、より正確に得ることができる。
【0090】
○上記第1実施形態において、インクカートリッジ10はインク袋11とインク袋11を収容したケース12と、ケース12に取り付けられたICチップ17とから構成されている。これに代えて、インク袋11に直接ICチップ17またはバーコード等を取り付けて、これらに総重量を記憶させる形態でも良い。この場合、インク袋11を収容するケースはプリンタ本体に形成されることになる。
【0091】
○上記第1実施形態においては、インクカートリッジの製造時にインク袋11の総重量(カートリッジ総重量SN)を測定し、このカートリッジ総重量SNをICチップ17に記憶させているが、インクカートリッジのインクを使用し終わった後、インクの再充填を行う場合にも同様に適用することができる。この場合、インク袋11内にインクが残存する場合があるので、このインクをインク導出部15から強制的に排出させ、その後インク袋の重量を測定してからインク導出部からインクを充填する。この充填工程において所定のインク量を充填した後、インク袋11の総重量(カートリッジ総重量SN)を測定し、このカートリッジ総重量SNをICチップ17に記憶させればよい。
【0092】
【発明の効果】
本発明は、液体が収容された液体収容体の総重量を測定し、この測定された液体収容体の総重量に基づいて残量算出初期値を得る。そして、この残量算出初期値から液体の残量が算出されるので、液体の残量と、実際に液体収容体内の液体の残量とがより一致し、液体収容体内の液体をほとんど全部使い切ることができる。従って、液体収容体内の液体を有効に使用することができ、資源を有効活用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1参考例におけるインクカートリッジの分解斜視図。
【図2】 第1参考例におけるインクカートリッジの製造工程の流れ図。
【図3】 第1参考例の製造工程におけるインクカートリッジの断面図であって、(a)はインクを充填した状態、(b)はインク袋を仮封止した状態を示す。
【図4】 第1参考例における製造工程のインク注入装置の概略図。
【図5】 第1参考例の製造工程におけるインクカートリッジの断面図であって、(a)はインク袋を装着した状態、(b)はインクを計量した状態を示す。
【図6】 同じく製造工程におけるインクカートリッジの断面図であって、(a)は仮封止後に熱圧着具を後退させた状態、(b)はインク袋を本封止した状態を示す。
【図7】 第1参考例におけるインクカートリッジを搭載するプリンタの斜視図。
【図8】 図7におけるプリンタの電気的構成を示すブロック図。
【図9】 第1参考例におけるプリンタの印刷処理の流れ図。
【図10】 第1実施形態における製造工程の流れ図。
【図11】 第1実施形態における搭載処理工程の流れ図。
【図12】 第2参考例におけるインクカートリッジの断面図。
【図13】 第2参考例におけるインクカートリッジの製造工程の流れ図。
【図14】 第2参考例におけるインクカートリッジを搭載するプリンタの要部断面斜視図。
【符号の説明】
S インク残量
SN 総重量としてのカートリッジ総重量
Sc 残量算出初期値
SQ 使用量
10,40 インクカートリッジ
11 液体収容袋としてのインク袋
12 ケース
17 記憶素子としてのICチップ

Claims (1)

  1. 内部に液体を収容している液体収容体から供給される液体の噴射を行う液体噴射装置の制御方法において、
    前記液体収容体の記憶素子には、未使用状態で測定された液体収容体の総重量が記憶されており、
    液体噴射装置の記憶部には、前記収容している液体以外の前記液体収容体の重量と、前記収容している液体のうち完全に使い切れずに前記液体収容体内に残留する液体の重量との和である使用不可能量が予め記憶されており、
    未使用の前記液体収容体が液体噴射装置に搭載された際に、前記記憶素子に記憶されている前記総重量を取得し、この取得した前記液体収容体の総重量から前記使用不可能量を減算した重量を、液体噴射が可能な回数である印刷可能量に換算することによって残量算出初期値を算出する段階と、
    前記算出した残量算出初期値を前記記憶素子に記憶させる記憶段階と、
    前記液体収容体の使用開始後に前記液体の使用量を算出し、前記残量算出初期値から前記液体の使用量を減算して得られる新たな液体残量を前記記憶素子に記憶させる段階と
    を備えていることを特徴とする液体噴射装置の制御方法。
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