JP3931597B2 - ステアリング支持構造及びその組み付け方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のステアリング支持構造及びその組み付け方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の自動車のステアリング支持構造としては、例えば特開平10−129501号公報に示すように、車幅方向に配設したステアリングメンバに、マウントブラケットを前後方向に張り出してステアリングコラムの配設角度に合わせて傾斜配設して、このマウントブラケットを前記ステアリングコラム側のブラケットに締結固定して、該ステアリングコラムをステアリングメンバに支持するようにしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の構造には、ステアリングコラムをステアリングメンバに組み付ける際、マウントブラケットとコラム側のブラケットとの間に係合手段等の仮保持手段を設けて、作業性を向上する旨が記載されている。
【0004】
しかし、このように、マウントブラケットとコラム側のブラケットとの間に係合手段等の仮保持手段を設けて、ステアリングコラムをステアリングメンバに仮保持するようにしてあっても、締結作業時においては、作業者が片手でステアリングコラムを上方へ持ち上げて位置決めをしながら締め上げることが必要であった。
【0005】
また、最近では、電動パワーステアリング機構等の様々な付加機構の装置をステアリングコラムに予め組み付けるようになってきたため、ステアリングコラム側の重量が増加しており、締結作業時に作業者が片手でステアリングコラムを上方へ持ち上げて位置決めをしながら締め上げることが困難となってきており、組付作業性が悪くなってしまうという問題があった。
【0006】
そこで、本発明は仮保持後に行う締結作業時に作業者がステアリングコラムを上方へ持ち上げて位置決めしなくても、締結作業に連動してステアリングコラムをステアリングメンバの所定位置に組み付けることのできるステアリング支持構造及びその組み付け方法を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明にあっては、車幅方向に配設されたステアリングメンバに、マウントブラケットを前後方向に張り出してステアリングコラムの配設角度に合わせて傾斜配設し、前記マウントブラケットのアッパ部を締結用ブラケットのアッパ部に締結固定すると共に、前記マウントブラケットのロア部をステアリングコラム側の締結用ブラケットのロア部に締結固定するようにした構造において、前記マウントブラケットと前記締結用ブラケットとの締結時に、互いの位置変化を利用して前記マウントブラケットと前記締結用ブラケットとが所定位置へ取り付けられるようにガイドする位置決めガイド手段を設け、前記マウントブラケットのアッパ部と前記締結用ブラケットのアッパ部とに、前記位置決めガイド手段によるガイド方向への移動を許容し、かつ相互に係合する第1仮保持手段を設けると共に、前記マウントブラケットのロア部と前記締結用ブラケットのロア部とに、前記ガイド方向移動を許容し、かつ、相互に係合する第2仮保持手段を設け、前記マウントブラケットのアッパ部とロア部に、締結用のスタッドボルトを設定すると共に、前記マウントブラケットと前記締結用ブラケットとに設けた前記第1仮保持手段と前記第2仮保持手段とを係合し、ステアリングメンバにステアリングコラムを仮保持した状態で、該スタッドボルトが前記締結用ブラケットに設けたボルト孔に所定量挿通しているように設定したことを特徴としている。
【0008】
請求項2の発明にあっては、請求項1に記載の前記第1仮保持手段は、前記マウントブラケットのアッパ部に、車両後方に向けて突設された突起部と、前記締結用ブラケットのアッパ部に該突起部の車幅方向幅と略同一幅に形成された第1係止孔とから成ることを特徴としている。
【0009】
請求項3の発明にあっては、請求項1または請求項2に記載の前記第2仮保持手段は、前記マウントブラケットのロア部に、車両後方に向けて下向きに曲折形成された舌片部と、前記締結用ブラケットのロア部に該舌片部の車幅方向幅と略同一幅に形成された第2係止孔とから成ることを特徴としている。
【0010】
請求項4の発明にあっては、請求項1〜3の何れかに記載の前記位置決めガイド手段は、前記マウントブラケットのアッパ部に形成されたガイド孔と、前記締結用ブラケットのアッパ部に前記ガイド孔の前記ガイド方向幅と略同一幅に形成され、当該ガイド方向に傾斜する傾斜部を備えたガイド突起とから成ることを特徴としている。
【0012】
請求項5の発明にあっては、請求項1〜4の何れかに記載の前記マウントブラケットのアッパ部とロア部とに設定されたスタッドボルトは、各々前記第1仮保持手段及び第2仮保持手段よりも車両前方側に設定してあると共に、前記締結用ブラケットに設けたボルト孔は、長孔状に形成されていることを特徴としている。
【0013】
請求項6の発明にあっては、請求項1〜5の何れかに記載の前記位置決めガイド手段は、前記マウントブラケットのアッパ部のスタッドボルトと前記マウントブラケットのロア部のスタッドボルトとの間に設定されていることを特徴としている。
【0014】
請求項7の発明にあっては、車幅方向に配設されたステアリングメンバに、マウントブラケットを前後方向に張り出してステアリングコラムの配設角度に合わせて傾斜配設し、前記マウントブラケットのロア部をステアリングコラム側の締結用ブラケットのロア部に締結固定すると共に、前記マウントブラケットのアッパ部を前記締結用ブラケットのアッパ部に締結固定するようにした請求項1〜の何れかに記載のステアリング支持構造のステアリング組み付け方法であって、前記ステアリングメンバの車両後部下方よりステアリングコラムを挿入する第1工程と、前記マウントブラケットのアッパ部と締結用ブラケットのアッパ部との間に設定した第1仮保持手段によって仮保持を行う第2工程と、前記マウントブラケットのロア部と締結用ブラケットのロア部との間に設定した第2仮保持手段によって仮保持を行う第3工程と、前記位置決めガイド手段により、所定位置に位置決めしつつ、前記マウントブラケットと締結用ブラケットを締結固定し、ステアリングコラムをステアリングメンバに固定する第4工程とから行われることを特徴としている。
【0015】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、マウントブラケットのアッパ部と締結用ブラケットのアッパ部とに、ガイド方向移動を許容し、かつ、相互に係合する第1仮保持手段を設けると共に、前記マウントブラケットのロア部と前記締結用ブラケットのロア部とに、ガイド方向移動を許容し、かつ、相互に係合する第2仮保持手段を設けてあるため、これら第1仮保持手段及び第2仮保持手段によって、重量のあるステアリングコラムをステアリンクメンバに仮保持させることができるため、組み付け作業性を向上することができるのは勿論、前記マウントブラケットと前記締結用ブラケットとの締結時に、互いの位置変化を利用して前記マウントブラケットと前記締結用ブラケットとが所定位置へ取り付けられるようにガイドする位置決めガイド手段を設けたため、従来例のように仮保持後の締結作業時に作業者が位置決めしなくても、締結作業に連動してステアリングコラムをステアリングメンバの所定位置に組み付けることができるので、締結するだけで前記位置決めガイド手段9によって自動的に所定位置に位置決めされ、組み付け作業性をより一層向上することができる。
また、前記マウントブラケットのアッパ部とロア部に、締結用のスタッドボルトを設定すると共に、前記マウントブラケットと前記締結用ブラケットとに設けた前記第1仮保持手段と前記第2仮保持手段とを係合し、ステアリングメンバにステアリングコラムを仮保持した状態で、該スタッドボルトが前記締結用ブラケットに設けたボルト孔に所定量挿通しているように設定されているため、前記第1仮保持手段と第2仮保持手段によって仮保持された後、締結作業を行う際に、作業者がステアリングコラムに触れることなく、止め点を視認することができ、締結作業を容易に行うことができる。
【0016】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の効果に加えて、前記第1仮保持手段は、前記マウントブラケットのアッパ部に、車両後方に向けて突設された突起部と、前記締結用ブラケットのアッパ部に該突起部の車幅方向幅と略同一幅に形成された第1係止孔とから構成されているため、前記突起部と第1係止孔とが係合することによってステアリングコラムの回転や脱落を防止し、安定性よく仮保持できると共に、略同一幅に形成したこれら突起部と第1係止孔の車幅方向幅によって、車幅方向の位置合わせをこれら第1仮保持手段によって行えるため、作業性を向上することができる。
【0017】
請求項3の発明にあっては、請求項1または請求項2に記載の前記第2仮保持手段は、前記マウントブラケットのロア部に、車両後方に向けて下向きに曲折形成された舌片部と、前記締結用ブラケットのロア部に該舌片部の車幅方向幅と略同一幅に形成された第2係止孔とから構成されているため、前記舌片部と第2係止孔とが係合することによってステアリングコラムの回転や脱落を防止し、安定性よく仮保持できると共に、略同一幅に形成した舌片部と第2係止孔の車幅方向幅によって、車幅方向の位置合わせをこれら第2仮保持手段によって行えるため、作業性を向上することができる。
【0018】
しかも、請求項2と請求項3を併せ持つものでは、これら第1仮保持手段と第2仮保持手段とによってステアリングメンバの前後両側で仮保持することができるので、これら第1仮保持手段及び第2仮保持手段を係合させた仮保持した後は、ステアリングコラムの自重によって作業者が手を添えなくても安定性よく仮保持状態が継続され、作業性をより一層向上させることができる。
【0019】
請求項4に記載の発明によれば、請求項1〜3の効果に加えて、前記位置決めガイド手段は、前記マウントブラケットのアッパ部に形成されたガイド孔と、前記締結用ブラケットのアッパ部に前記ガイド孔の前記ガイド方向幅と略同一幅に形成され、当該ガイド方向に傾斜する傾斜部を備えたガイド突起とから構成されているため、前記第1仮保持手段と第2仮保持手段によって仮保持された後、締結作業を行うことによって、これら位置決めガイド手段のガイド孔とガイド突起との係合によってガイド方向の位置合わせが自動的に行われるので、作業者がステアリングコラムを片手で支えることなく、ステアリングコラムをステアリングメンバの所定位置に組み付けることができる。
【0021】
請求項5に記載の発明によれば、請求項1〜4の効果に加えて、前記マウントブラケットのアッパ部とロア部とに設定されたスタッドボルトは、各々前記第1仮保持手段及び第2仮保持手段よりも車両前方側に設定してあるため、組み付け時にステアリングコラムをステアリングメンバの後部下方から挿入する際、一般的に作業者はステアリングメンバよりも後方に位置しているので、作業者が前記第1仮保持手段と第2仮保持手段を視認し易く、また、前記締結用ブラケットに設けたボルト孔は、長孔状に形成されているため、ステアリングコラムをステアリングメンバの後部下方から容易に挿入することができる。
【0022】
請求項6に記載の発明によれば、請求項1〜5の効果に加えて、前記位置決めガイド手段は、前記マウントブラケットのアッパ部のスタッドボルトと前記マウントブラケットのロア部のスタッドボルトとの間に設定されているため、これらスタッドボルトの設定位置のバラツキ誤差による影響が最小限に抑えられ、位置決めガイド手段によるガイド方向の位置合わせ機能の精度を向上することができる。
【0023】
請求項7に記載の発明によれば、前記ステアリングメンバの車両後部下方よりステアリングコラムを挿入する第1工程と、前記マウントブラケットのアッパ部と締結用ブラケットのアッパ部との間に設定した第1仮保持手段によって仮保持を行う第2工程と、前記マウントブラケットのロア部と締結用ブラケットのロア部との間に設定した第2仮保持手段によって仮保持を行う第3工程と、前記位置決めガイド手段により、所定位置に位置決めしつつ、前記マウントブラケットと締結用ブラケットを締結固定し、ステアリングコラムをステアリングメンバに固定する第4工程とから行われるため、先ず第1仮保持手段を係合させてステアリングコラムの回転及び脱落を防止し、次に第2仮保持手段を係合させてこれら第1仮保持手段及び第2仮保持手段とによって作業者が片手で支えなくてもステアリングコラムの自重で該ステアリングコラムをステアリングメンバに仮保持することができるので作業性を向上することができる。
【0024】
しかも、仮保持後の締結作業では、前記位置決めガイド手段により、所定位置に位置決めしつつ、前記マウントブラケットと締結用ブラケットを締結固定し、ステアリングコラムをステアリングメンバの所定位置に固定することができるので、締結作業性を向上することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を適用したステアリング支持構造の一実施形態を図面と共に詳述する。
【0026】
図1は本発明のステアリング支持構造の要部を示す斜視図であり、図2〜4は本発明のステアリング支持構造の組み付け方法の手順をしめす側面図である。
【0027】
なお、ステアリングコラムやステアリングコラムにサブアッセンブリされる電動パワーステアリング機構等の補記類は省略している。
【0028】
まず、図1と共にステアリング支持構造を説明する。なお、図1において車両前方は図の左上方である。
【0029】
1は、図外のインストルメントパネルの内側に車幅方向に配設されたステアリングメンバで、該ステアリングメンバ1には、ステアリングコラムを取り付けるマウントブラケット2をステアリングコラムの配設角度Lに合わせて傾斜配設してある。
【0030】
前記マウントブラケット2は、ステアリングメンバ1の後方に張り出すアッパブラケット(アッパ部)3と、ステアリングメンバ1の前方に張り出すロアブラケット(ロア部)4とから成り、それぞれステアリングメンバ1に溶接等により接合配置している。
【0031】
本実施形態では、このようにマウントブラケット2を、ステアリングメンバ1の後方に張り出すアッパ部としてのアッパブラケット3と、ステアリングメンバ1の前方に張り出すロア部としてのロアブラケット4と、に別体に形成してそれぞれステアリングメンバ1に接合配置してあるが、これらアッパ部3とロア部4とを一体成形してステアリングメンバ1に接合配置してあっても良い。
【0032】
前記アッパブラケット3は、その周縁部にフランジ5を上方に向けて曲折成型して該アッパブラケット3の剛性を高めると共に、その後端側に下方に向けてスタッドボルト6が固設され、このスタッドボルト6に後述する締結用ブラケット15のアッパ部16を取り付ける用にしてある。
【0033】
また、アッパブラケット3のスタッドボルト6よりも更に後方の端部に、車両後方に向けて突設され、第1仮保持手段7を構成する突起部8が形成され、前記スタッドボルト6よりも前方には、位置決めガイド手段9を構成するガイド孔10が形成されている。
【0034】
一方、前記ロアブラケット4は、その周縁部にフランジ11を上方に向けて曲折成型して該ロアブラケット4の剛性を高めると共に、その前端部には下方に向けてスタッドボルト12が固設され、このスタッドボルト12に後述する締結用ブラケット15のロア部17を取り付けるようにしてある。
【0035】
また、ロアブラケット4のスタッドボルト12の後方には車両後方に向けて下向きに曲折形成された第2係手段13を構成する舌片部14が形成されている。
【0036】
15は、締結用ブラケットを示しており、該締結用ブラケット15の下側には図外のステアリングコラムが電動パワーステアリング機構等の補記類と共に組み付けられている。この締結用ブラケット15は、車両後方側に前記マウントブラケット2のアッパブラケット3に対応したアッパ部16と、その車両前方側に前記マウントブラケット2のロアブラケット4に対応したロア部17とを備えており、前記アッパブラケット3をこの締結用ブラケット15のアッパ部16に締結固定すると共に、前記ロアブラケット4をこの締結用ブラケット15のロア部12に締結固定して、ステアリングメンバ1にステアリングコラムを支持するようにしている。
【0037】
また、前記締結用ブラケット15のアッパ部16の取付面18には前記スタッドボルト6に対応したボルト孔19が形成されると共に、前記突起部8に対応して第1係手段7を構成する第1係止孔20が取付面18の後端部に上方に向けて形成されたフランジ21に形成されている。
【0038】
特にこの実施形態では、前記ボルト孔19は車両前後方向に長穴状に形成されている。また、前記第1係止孔20は前記突起部8の車幅方向幅Y1と略同一幅Y2に形成されている。
【0039】
さらに、このアッパ部13の取付面18には、前記ガイド孔10に対応して位置決めガイド手段9を構成するガイド突起22が前記ガイド孔10の車両前後方向幅X1と略同一幅X2に曲折成形されている。なお、このガイド突起22の先端(上端)部は、締結作業時に前記ガイド孔10に係合しやすいように斜状に形成されている。
【0040】
一方、締結用ブラケット15のロア部17は、締結用ブラケット15の前端両側部に一般部23よりも上方に向けて、前記ロアブラケット4に合わせて取り付け面24が曲折形成されており、該取付面24には前記スタッドボルト12に対応したボルト孔25と、前記舌片部14に対応した第2係止孔26が形成されている。
【0041】
特にこの実施形態では、前記ボルト孔25は車両前方側に開放された長穴状に形成され、前記第2係止孔26も前記舌片部14の車幅方向幅Y3と略同一幅Y4に形成されている。
【0042】
以上のように、ステアリングの支持構造が構成されている。ここで、図2〜4と共にステアリング支持構造の組み付け方法について、順を追って説明する。なお、図2〜4において車両前方は図の右方である。
【0043】
まず図2に示すように、ステアリングメンバ1の車両後部下方よりステアリングコラムを挿入し、ステアリングメンバ1側のアッパブラケット3及びロアブラケット4に設けたスタッドボルト6,12をステアリングコラム側の締結用ブラケット15のボルト孔19,25に挿通する。このとき、前記スタッドボルト6,12は、各々前記第1仮保持手段7及び第2仮保持手段13よりも車両前方側にあるため、ステアリングコラムをステアリングメンバ1の後部下方から挿入する際、一般的に作業者がステアリングメンバ1よりも後方に位置しているので、作業者が前記第1仮保持手段7と第2仮保持手段13とを視認し易く、また、前記締結用ブラケット15に設けたボルト孔19,25は、長孔状に形成されているので、ステアリングコラムをステアリングメンバ1の後部下方から容易に挿入することができる。
【0044】
しかも特にこの実施形態では、前記ボルト孔25は、その後部を開放した形状になっているため、ステアリングコラムの挿通作業がさらに容易となっている。
【0045】
次に図3に示すように、ステアリングコラムを車両前方に少し移動させ、第1仮保持手段7を係合させ、仮保持する。
【0046】
具体的には、前記アッパブラケット3に設けた突起部8にマウントブラケット15のアッパ部16に設けた第1係止孔20を挿通して係合させ(X3ラップ)仮保持を行い、ステアリングコラムの回転及び脱落を防止する。このとき、前述のように前記突起部8と第1係止孔20の車幅方向幅Y1とY2とを略同一幅に設定してあるため、車幅方向の位置合わせが同時に行われる。
【0047】
そして、図4に示すように、さらにステアリングコラムを車両前方に移動させることによって前記第1仮保持手段7に続き第2仮保持手段13を係合させ、仮保持させる。
【0048】
具体的には、前記ロアブラケット4に設けた舌片部14にマウントブラケット15のロア部17に設けた第2係止孔26を挿通して係合させ、仮保持を行う。このとき、前記第1仮保持手段7である前記突起部8は第1係止孔20に対してその係合状態を保ちつつスライド移動する(X4ラップ)。ここでも、前述のように前記舌片部14と第2係止孔26の車幅方向幅Y3とY4とを略同一幅に設定してあるため、更なる車幅方向の位置合わせも同時に行われる。
【0049】
これによって仮保持状態が完成し、これによって、作業者が片手で支えなくてもステアリングコラムの自重で該ステアリングコラムをステアリングメンバ1に仮保持することができる。
【0050】
この仮保持状態で、図4に示すように、前記スタッドボルト6,12が前記締結用ブラケット15に設けたボルト孔19,26に所定量挿通しているため、この後行われる、締結作業時に、作業者がステアリングコラムに触れることなく、止め点を視認することができる。
【0051】
最後に、図5に示すように、前記スタッドボルト6,12に図外のナットを締め付けることによって、ステアリングコラムをステアリングメンバ1に締結固定する。このとき、位置決めガイド手段9として、その車両前後方向幅X1,X2を略同一幅に形成したアッパブラケット3のガイド孔10と、締結用ブラケット15のアッパ部16のガイド突起22を係合させることによって、車両前後方向の所定位置に位置決めしつつ、前記マウントブラケット2と締結用ブラケット15とを締結固定し、ステアリングコラムをステアリングメンバ1に固定する。
【0052】
また、前述のように、前記位置決めガイド手段9が、前記スタッドボルト6,12の間に設定されているので、これらスタッドボルト6,12の設定位置のバラツキ誤差による影響が最小限に抑えられる。
【0053】
以上の実施形態の構造によれば、マウントブラケット2のアッパ部であるアッパブラケット3と締結用ブラケット15のアッパ部16とに、互いの前後方向移動を許容し、かつ、相互に係合する第1仮保持手段7を設けると共に、前記マウントブラケット2のロア部であるロアブラケット4と前記締結用ブラケット15のロア部17とに、互いの前後方向移動を許容し、かつ、相互に係合する第2仮保持手段13を設けてあるため、これら第1仮保持手段7及び第2仮保持手段13によって、重量のあるステアリングコラムをステアリンクメンバ1に仮保持させることができるため、組み付け作業性を向上することができる。
【0054】
さらに、前記アッパブラケット3と前記アッパ部16とに、締結方向の互いの位置変化を利用して車両前後方向の位置決めをガイドする位置決めガイド手段9を設定してあるため、仮保持後の締結作業時に作業者が位置決めしなくても、締結作業に連動してステアリングコラムをステアリングメンバ1の所定位置に組み付けることができるので、締結するだけで前記位置決めガイド手段9によって自動的に所定位置に位置決めされ、組み付け作業性をより一層向上することができる。
【0055】
特にこの実施形態の構造によれば、前述の効果に加えて、前記第1仮保持手段7は、前記アッパブラケット3に、車両後方に向けて突設された突起部8と、前記締結用ブラケット15のアッパ部16に該突起部8の車幅方向幅Y1と略同一幅Y2に形成された第1係止孔20とから構成されているため、前記突起部8と第1係止孔20とが係合することによってステアリングコラムの回転や脱落を防止し、安定性よく仮保持できると共に、これら突起部8と第1係止孔20の車幅方向幅Y1,Y2によって、車幅方向の位置合わせをこれら第1仮保持手段7によって行えるため、作業性を向上することができる。
【0056】
また、前記第2仮保持手段13は、前記ロアブラケット4に、車両後方に向けて下向きに曲折形成された舌片部14と、前記締結用ブラケット15のロア部17に該舌片部14の車幅方向幅Y3と略同一幅Y4に形成された第2係止孔26とから構成されているため、前記舌片部14と第2係止孔26とが係合することによってステアリングコラムの回転や脱落を防止し、安定性よく仮保持できると共に、これら舌片部14と第2係止孔26の車幅方向幅Y3,Y4によって、車幅方向の位置合わせをこれら第2仮保持手段13によって行えるため、作業性を向上することができる。
【0057】
しかも、この実施形態のように、これら第1仮保持手段7と第2仮保持手段13とによってステアリングメンバ1の前後両側で仮保持することができるので、これら第1仮保持手段7及び第2仮保持手段13を係合させ仮保持した後は、ステアリングコラムの自重によって作業者が手を添えなくても安定性よく仮保持状態が継続され、作業性をより一層向上させることができる。
【0058】
一方、前記位置決めガイド手段9は、前記アッパブラケット3に形成されたガイド孔10と、前記締結用ブラケット15のアッパ部16に前記ガイド孔10の車両前後方向幅X1と略同一幅X2に形成され、その先端(上端)に前後方向に傾斜する傾斜部を備えたたガイド突起22とから構成されているため、前記第1仮保持手段7と第2仮保持手段13によって仮保持された後、締結作業を行うことによって、これら位置決めガイド手段9のガイド孔10とガイド突起22との係合によって車両前後方向の位置合わせが自動的に行われ、作業者がステアリングコラムを片手で支えることなく、ステアリングコラムをステアリングメンバ1の所定位置に組み付けることができる。
【0059】
また、前記マウントブラケット2のアッパブラケット3とロアブラケット4に、締結用のスタッドボルト6,12を設定すると共に、前記マウントブラケット2と前記締結用ブラケット15とに設けた前記第1仮保持手段7と前記第2仮保持手段13とを係合し、ステアリングメンバ1にステアリングコラムを仮保持した状態で、該スタッドボルト6,12が前記締結用ブラケット15に設けたボルト孔19,25に所定量挿通しているように設定されているため、前記第1仮保持手段7と第2仮保持手段13によって仮保持された後、締結作業を行う際に、作業者がステアリングコラムに触れることなく、止め点を視認することができ、締結作業を容易に行うことができる。
【0060】
さらに、前記スタッドボルト6,12は、各々前記第1仮保持手段7及び第2仮保持手段13よりも車両前方側に設定してあるため、組み付け時にステアリングコラムをステアリングメンバ1の後部下方から挿入する際、作業者が前記第1仮保持手段7と第2仮保持手段13を視認し易くなっている。また、前記ボルト孔19,25は、長孔状に形成されているため、ステアリングコラムをステアリングメンバ1の後部下方から容易に挿入することができる。
【0061】
加えて、前記位置決めガイド手段9は、前記スタッドボルト6,12間に設定されているため、これらスタッドボルト6,12の設定位置のバラツキ誤差による影響が最小限に抑えられ、位置決めガイド手段9による車両前後方向の位置合わせ機能の精度を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のステアリング支持構造の要部を示す斜視図。
【図2】 本発明のステアリング支持構造の組み付け方法の第1工程を示す断面図。
【図3】 本発明のステアリング支持構造の組み付け方法の第2工程を示す断面図。
【図4】 本発明のステアリング支持構造の組み付け方法の第3工程を示す断面図。
【図5】 本発明のステアリング支持構造の組み付け方法の第4工程を示す断面図。
【符号の説明】
1 ステアリングメンバ
2 マウントブラケット
3 アッパブラケット(アッパ部)
4 ロアブラケット(ロア部)
6 スタッドボルト
7 第1仮保持手段
8 突起部
9 位置決めガイド手段
10 ガイド孔
12 スタッドボルト
13 第2仮保持手段
14 舌片部
15 締結用ブラケット
16 アッパ部
17 ロア部
19 ボルト孔
20 第1係止孔
22 ガイド突起
25 ボルト孔
26 第2係止孔

Claims (7)

  1. 車幅方向に配設されたステアリングメンバに、マウントブラケットを前後方向に張り出してステアリングコラムの配設角度に合わせて傾斜配設し、前記マウントブラケットのアッパ部を締結用ブラケットのアッパ部に締結固定すると共に、前記マウントブラケットのロア部をステアリングコラム側の締結用ブラケットのロア部に締結固定するようにした構造において、
    前記マウントブラケットと前記締結用ブラケットとの締結時に、互いの位置変化を利用して前記マウントブラケットと前記締結用ブラケットとが所定位置へ取り付けられるようにガイドする位置決めガイド手段を設け、
    前記マウントブラケットのアッパ部と前記締結用ブラケットのアッパ部とに、前記位置決めガイド手段によるガイド方向への移動を許容し、かつ相互に係合する第1仮保持手段を設けると共に、
    前記マウントブラケットのロア部と前記締結用ブラケットのロア部とに、前記ガイド方向移動を許容し、かつ、相互に係合する第2仮保持手段を設け、
    前記マウントブラケットのアッパ部とロア部に、締結用のスタッドボルトを設定すると共に、前記マウントブラケットと前記締結用ブラケットとに設けた前記第1仮保持手段と前記第2仮保持手段とを係合し、ステアリングメンバにステアリングコラムを仮保持した状態で、該スタッドボルトが前記締結用ブラケットに設けたボルト孔に所定量挿通しているように設定したことを特徴とするステアリング支持構造。
  2. 前記第1仮保持手段は、前記マウントブラケットのアッパ部に、車両後方に向けて突設された突起部と、前記締結用ブラケットのアッパ部に該突起部の車幅方向幅と略同一幅に形成された第1係止孔とから成ることを特徴とする請求項1に記載のステアリング支持構造。
  3. 前記第2仮保持手段は、前記マウントブラケットのロア部に、車両後方に向けて下向きに曲折形成された舌片部と、前記締結用ブラケットのロア部に該舌片部の車幅方向幅と略同一幅に形成された第2係止孔とから成ることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のステアリング支持構造。
  4. 前記位置決めガイド手段は、前記マウントブラケットのアッパ部に形成されたガイド孔と、前記締結用ブラケットのアッパ部に前記ガイド孔の前記ガイド方向幅と略同一幅に形成され、当該ガイド方向に傾斜する傾斜部を備えたガイド突起とから成ることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のステアリング支持構造。
  5. 前記マウントブラケットのアッパ部とロア部とに設定されたスタッドボルトは、各々前記第1仮保持手段及び第2仮保持手段よりも車両前方側に設定してあると共に、前記締結用ブラケットに設けたボルト孔は、長孔状に形成されていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のステアリング支持構造。
  6. 前記位置決めガイド手段は、前記マウントブラケットのアッパ部のスタッドボルトと前記マウントブラケットのロア部のスタッドボルトとの間に設定されていることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載のステアリング支持構造。
  7. 車幅方向に配設されたステアリングメンバに、マウントブラケットを前後方向に張り出してステアリングコラムの配設角度に合わせて傾斜配設し、前記マウントブラケットのロア部をステアリングコラム側の締結用ブラケットのロア部に締結固定すると共に、前記マウントブラケットのアッパ部を前記締結用ブラケットのアッパ部に締結固定するようにした請求項1〜の何れかに記載のステアリング支持構造であって、
    前記ステアリングメンバの車両後部下方よりステアリングコラムを挿入する第1工程と、
    前記マウントブラケットのアッパ部と締結用ブラケットのアッパ部との間に設定した第1仮保持手段によって仮保持を行う第2工程と、
    前記マウントブラケットのロア部と締結用ブラケットのロア部との間に設定した第2仮保持手段によって仮保持を行う第3工程と、
    前記位置決めガイド手段により、所定位置に位置決めしつつ、前記マウントブラケットと締結用ブラケットを締結固定し、ステアリングコラムをステアリングメンバに固定する第4工程とから行われることを特徴とするステアリング組み付け方法。
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