JP4488411B2 - インストルメントパネルモジュール取付構造 - Google Patents

インストルメントパネルモジュール取付構造 Download PDF

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Description

本発明は、車両室内前部に配されるインストルメントパネル、インストルメントパネルの裏側に配されるステアリングサポートビーム等から構成されるインストルメントパネルモジュールの車体への取付構造に関する。
自動車車両においては、ステアリングサポートビームとインストルメントパネルを一体的に組み付けてインストルメントパネルモジュールを構成しておき、このモジュールを車体側に組み込むものが一般的である。この種のインストルメントパネルモジュールの車体への取り付けとしては、車体の左右のピラー部に左右内側へ突出する保持ピンを取り付けておき、各保持ピンをステアリングサポートビームの両端に取り付けられたブラケットの保持孔に挿通させるものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
各ブラケットの保持孔は前方に向かって開口しており、作業者は、インストルメントパネルモジュールを後方から前方へ移動させて各保持ピンを各保持孔に係止させることにより、インストルメントパネルが車体に対して前後上下に位置決めされるようになっている。この状態で、モジュールと車体を、ボルトによる締結、溶接等により固定する。
特開平6−199152号公報
しかしながら、前記インストルメントパネルモジュール取付構造では、インストルメントパネルモジュールが左右に長尺であることから、モジュールの車体に対する左右方向の取付位置がばらつき易く、左右方向の取付精度を確保することができないという問題点がある。モジュールが左右方向にずれると、他の室内トリム等との間隙の寸法精度(以下、分割精度という)が悪化し、車両室内の外観を損なって、車両の商品性が低下する。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、インストルメントパネルモジュールの車体に対する取付精度及びトリム類との分割精度を向上させることのできるインストルメントパネルモジュール取付構造を提供することにある。
前記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、車体に固定される車体ブラケットと、前記車体ブラケットと係合し、インストルメントパネル及びステアリングサポートビームを含むインストルメントパネルモジュールに固定されるモジュールブラケットと、を備え、前記車体ブラケットと前記モジュールブラケットの一方に保持部を形成するとともに、他方に前記保持部が保持される被保持部を形成し、前記車体ブラケットと前記モジュールブラケットが分離した状態で、前記保持部が前記被保持部に保持されるように前記インストルメントパネルモジュールの自重により前記モジュールブラケットを略後方へ案内する案内機構を具備したことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、インストルメントパネルモジュールは、互いに係合しているモジュールブラケットと車体ブラケットを介して車体に固定される。
ここで、自動車車両の製造工場等でインストルメントパネルモジュールを車体に組み付ける際には、モジュールブラケットが固定されたインストルメントパネルモジュールを、車体ブラケットが固定された車体に対して仮保持した状態で、各ブラケットを係合する。この仮保持に際しては、車体ブラケットとモジュールブラケットの一方に形成された保持部を、他方に形成された被保持部に保持させることにより、車体に対してインストルメントパネルモジュールが位置決めされる。これにより、インストルメントパネルモジュールの車体に対する取付精度を向上させることができる。従って、インストルメントパネルモジュールの組み付け後に、車体に組み付けられる室内トリム等との分割精度も向上させることができる。
また、車体ブラケットとモジュールブラケットとが分離した状態で、案内機構により保持部が被保持部に保持されるようモジュールブラケットが案内されるので、作業者は各ブラケットが近接するようインストルメントパネルモジュールを移動させるだけで、案内機構により位置決めを行うことができる。従って、作業者の負担を軽減することができることは勿論、組付作業の工数を低減して自動車車両の製造コストを低減することもできる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載のインストルメントパネルモジュール取付構造において、前記保持部は、前記車体ブラケットと前記モジュールブラケットの一方に形成された保持爪であり、前記被保持部は、前記車体ブラケットと前記モジュールブラケットの他方に形成され前記保持爪を受容する保持孔であることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の作用に加え、車体ブラケットとモジュールブラケットの一方に形成された保持爪を、他方に形成された保持孔に受容させることにより、車体に対してインストルメントパネルモジュールが位置決めされる。
請求項3に記載の発明では、請求項2に記載のインストルメントパネルモジュール取付構造において、前記保持爪を前記車体ブラケットに上方へ突出するよう形成するとともに、前記保持孔を前記モジュールブラケットに形成し、前記案内機構は、前記モジュールブラケットの前記保持孔の周囲に形成され前記車体ブラケットに前記モジュールブラケットが載置されると前記保持爪と当接する案内部を有し、前記案内部を前記保持爪と滑動させて前記モジュールブラケットを案内することを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、請求項2の作用に加え、車体ブラケットに形成される保持爪が上方へ突出しているので、インストルメントパネルモジュールの組付時に、インストルメントパネルモジュールごとモジュールブラケットを上方から車体ブラケットに近接させることとなる。
このとき、車体ブラケットにモジュールブラケットを載置すると、保持爪と当接した案内部が保持爪に対して滑動し、インストルメントパネルモジュールごとモジュールブラケットが案内される。そして、保持爪が保持孔に受容されて、車体に対してインストルメントパネルモジュールが位置決めされる。
従って、車体ブラケットにモジュールブラケットが載置されるようにインストルメントパネルモジュールを運ぶ作業のみで仮保持及び位置決めを行うことができ、作業者の負担をさらに軽減し、車両製造の工数をさらに低減することができる。
請求項4に記載の発明では、請求項2に記載のインストルメントパネルモジュール取付構造において、前記保持爪を前記モジュールブラケットに下方へ突出するよう形成するとともに、前記保持孔を前記車体ブラケットに形成し、前記案内機構は、前記車体ブラケットの前記保持孔の周囲に形成され前記車体ブラケットに前記モジュールブラケットが載置されると前記保持爪と当接する案内部を有し、前記保持爪を前記案内部と滑動させて前記モジュールブラケットを案内することを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、請求項2の作用に加え、モジュールブラケットに形成される保持爪が下方へ突出しているので、インストルメントパネルモジュールの組付時に、インストルメントパネルモジュールごとモジュールブラケットを上方から車体ブラケットに近接させることとなる。
このとき、車体ブラケットにモジュールブラケットを載置すると、案内部と当接した保持爪が案内部に対して滑動し、インストルメントパネルモジュールごとモジュールブラケットが案内される。そして、保持爪が保持孔に受容されて、車体に対してインストルメントパネルモジュールが位置決めされる。
従って、車体ブラケットにモジュールブラケットが載置されるようにインストルメントパネルモジュールを運ぶ作業のみで仮保持及び位置決めを行うことができ、作業者の負担をさらに軽減し、車両製造の工数をさらに低減することができる。
請求項5に記載の発明では、請求項2から4のいずれか一項に記載のインストルメントパネルモジュール取付構造において、前記車体ブラケット及び前記モジュールブラケットを前記ステアリングサポートビームの左右両端に配したことを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、請求項2から4のいずれか一項の作用に加え、車体ブラケット及びモジュールブラケットがそれぞれステアリングサポートビームの左右両端に配されているので、組付作業に際して作業者は、インストルメントパネルモジュールの左右両端を車体の室内側に合わせることにより、案内機構を利用した位置決めを簡単容易に行うことができる。
また、インストルメントパネルモジュールの自重によりモジュールブラケットが略後方へ案内されるので、作業者の負担をさらに軽減でき、さらなる工数低減を図ることができる。さらに、重心が後側のインストルメントパネルモジュールを左右の両端で支持して略後方へ案内することとなるので、インストルメントパネルモジュールを安定した状態で移動させることができる。
請求項6に記載の発明では、請求項2から5のいずれか一項に記載のインストルメントパネルモジュール取付構造において、前記インストルメントパネルモジュールの自重により前記保持爪が前記保持孔の内部で相対的に移動することにより、前記インストルメントパネルモジュールが前記車体に対して位置決めされるよう構成したことを特徴とする。
請求項6に記載の発明によれば、請求項2から5のいずれか一項の作用に加え、組付作業時に一方のブラケットの保持爪が他方のブラケットの保持孔に受容された後、インストルメントパネルモジュールの自重により保持爪が保持孔の内部を相対的に移動するので、インストルメントパネルをさらに正確に位置決めすることができる。このとき、インストルメントパネルモジュールの自重により保持爪が案内されるので、作業者の手を煩わすこともなく、実用に際して極めて有利である。
請求項7に記載の発明では、請求項1から6のいずれか一項に記載のインストルメントパネルモジュール取付構造において、前記モジュールブラケットを、前記ステアリングサポートビームと前記インストルメントパネルに接続したことを特徴とする。
請求項7に記載の発明によれば、請求項1から6のいずれか一項の作用に加え、ステアリングサポートビームとインストルメントパネルをモジュールブラケットにより接続したので、インストルメントパネルを裏側から効果的に補剛することができる。従って、インストルメントパネルの表面の変形を抑制することができ、パネルの軽量化、薄肉化等を促進することができる。
請求項8に記載の発明では、請求項3又は4に記載のインストルメントパネルモジュール取付構造において、前記案内部は、前記インストルメントパネルモジュールの自重により前記モジュールブラケットが略後方へ案内されるように、前記保持孔に向かって凹となるようすり鉢状に形成された面であることを特徴とする。
このように、本発明によれば、インストルメントパネルモジュールの車体に対する取付精度及びトリム類との分割精度を向上させることができる。
図1から図5は本発明の一実施形態を示すもので、図1は車体ブラケットとモジュールブラケットを分離した状態のインストルメントパネルモジュールの外観斜視図、図2はインストルメントパネルモジュールの側面図、図3は車体ブラケットとモジュールブラケットの外観斜視図、図4は車体ブラケットとモジュールブラケットの側面図、図5は車体ブラケットとモジュールブラケットの上面図である。尚、図1及び図2はモジュールの全体図であり、モジュールブラケット及び車体ブラケットの細部の符号を省略して図示している。
図1に示すように、このインストルメントパネルモジュール(以下、インパネモジュールという)100は、メータ類、スイッチ類、エアバッグ装置等が配されるインストルメントパネル1と、ステアリングコラムを支持し車体の左右のピラー部2を接続するステアリングサポートビーム3と、を含んでいる。インパネモジュール100にはモジュールブラケット4が固定され、このモジュールブラケット4は車体のピラー部2に固定される車体ブラケット5と係合する。車両製造時に、インパネモジュール100をモジュールブラケット4及び車体ブラケット5を用いて車体側に位置決めした状態で、ステアリングサポートビーム3とピラー部2を固定する。
図1に示すように、モジュールブラケット4及び車体ブラケット5は、それぞれステアリングサポートビーム3の左右両端に配される。図2に示すように、モジュールブラケット4は、ステアリングサポートビーム3の上方から、ステアリングサポートビーム3の前部を経由して、ステアリングサポートビーム3の下方へ延びる板状に形成される。本実施形態においては、図3に示すように、モジュールブラケット4は、全長にわたって左右の幅寸法は変化せず、左右両端に車体ブラケット5と反対側に突出するフランジが形成されている。
図4に示すように、モジュールブラケット4は、側面視において、インストルメントパネル1の上部に沿って後下がりの上部接続区間6と、上部接続区間6の後端から車体ブラケット5の上部に沿って略水平に延びる係止区間7と、係止区間7の後端から車体ブラケット5の後部に沿って略下方へ延びる第1締結区間8、第1締結区間8の下端からステアリングサポートビーム3の前面に沿って円弧状に湾曲する湾曲区間9と、湾曲区間9の下端から車体ブラケット5の後部に沿って略下方へ延びる第2締結区間10と、をこの順に有している。
図4に示すように、モジュールブラケット4は、湾曲区間9にて略円筒状のステアリングサポートビーム3の前部と係わり、係止区間7で車体ブラケット5に係止される。また、モジュールブラケット4は、上部接続区間6でインストルメントパネル1にボルト11により締結されるとともに、各締結区間8,10で車体ブラケット5とボルト12により締結される。すなわち、モジュールブラケット4は、ステアリングサポートビーム3とインストルメントパネル1に接続されている。
図4に示すように、車体ブラケット5は、側面視で略四角形を呈する板状に形成される。車体ブラケット5は、車体のピラー部2に図示しないボルト等により固定される。車体ブラケット5は、モジュールブラケット4の係止区間7と当接する係止部13を上部に有する。また、車体ブラケット5の前部は、ステアリングサポートビーム3を受容する円弧状の切欠14が形成され、この切欠14の上下に第1締結部15及び第2締結部16を有する。本実施形態においては、第1締結部15及び第2締結部16は、車体ブラケット5の本体部分から左右方向内側へ突出し、モジュールブラケット4の各締結区間8,10に対応して、下方に向かって前側へ傾斜している。
また、図4に示すように、車体ブラケット5の係止部13には、上方へ突出する保持爪17が形成される。本実施形態においては、図5に示すように、保持部としての保持爪17は、車体ブラケット5の上面から左右内側へ延びる延在部18の端部に形成される。すなわち、保持爪17は、車体ブラケット5の本体からオフセットした位置に形成されている。また、保持爪17は、前後に延びるよう形成される。この保持爪17は、モジュールブラケット4の係止区間7に形成された前後に延びる被保持部としての保持孔19に受容される。
モジュールブラケット4の保持孔19の周囲には、車体ブラケット5にモジュールブラケット4が載置されると保持爪17と当接する案内部20が形成される。この案内部20は保持爪17に対して滑動し、保持爪17が保持孔19に受容されるようにモジュールブラケット4を案内する。本実施形態においては、案内部20は、インパネモジュール100ごとモジュールブラケット4を車体ブラケット5に載置した際に、インパネモジュール100の自重でモジュールブラケット4が略後方へ案内されるように、保持孔19に向かって凹となるようすり鉢状に形成された面である。すなわち、本実施形態においては、車体ブラケット5とモジュールブラケット4が分離した状態で、保持爪17が保持孔19に受容されるようモジュールブラケット4を案内する案内機構は、モジュールブラケット4に形成された案内部20を有し、保持爪17が保持孔19に受容されることによりインパネモジュール100が車体に対して仮に位置決めされる。
また、図5に示すように、保持孔19は前方へ向かって細くなるよう形成され、保持爪17が受容された状態で、インパネモジュール100の自重によりモジュールブラケット4が略後方へ移動すると、保持爪17が保持孔19内を相対的に前方へ移動して、モジュールブラケット4が車体に対して位置決めされるよう構成されている。
以上のように構成されたインパネモジュール取付構造では、自動車車両の製造工場等でインパネモジュール100を車体に組み付ける際には、モジュールブラケット4が固定されたインパネモジュール100を、車体ブラケット5が固定された車体に対して仮保持した状態で、各ブラケット4,5を係合する。この仮保持に際しては、車体ブラケット5に形成された保持爪17を、モジュールブラケット4に形成された保持孔19に受容させることにより、車体のピラー部2に対してインパネモジュール100が位置決めされる。これにより、インパネモジュール100の車体に対する取付精度を向上させることができる。従って、インパネモジュール100の組み付け後に、車体に組み付けられる室内トリム等との分割精度も向上させることができる。
また、車体ブラケット5とモジュールブラケット4とが分離した状態で、案内機構により保持爪17が保持孔19に受容されるようモジュールブラケット4が案内されるので、作業者は各ブラケット4,5が近接するようインパネモジュール100を移動させるだけで、案内機構により位置決めを行うことができる。本実施形態においては、車体ブラケット5に形成される保持爪17が上方へ突出しているので、インパネモジュール100の組付時に、インパネモジュール100ごとモジュールブラケット4を上方から車体ブラケット5に近接させることとなる。
このとき、車体ブラケット5にモジュールブラケット4を載置すると、保持爪17と当接した案内部20が保持爪17に対して滑動し、インパネモジュール100ごとモジュールブラケット4が案内される。そして、保持爪17が保持孔19に受容されて、車体のピラー部2に対してインパネモジュール100が位置決めされる。
従って、車体ブラケット5にモジュールブラケット4が載置されるようにインパネモジュール100を運ぶ作業のみで仮保持及び位置決めを行うことができ、作業者の負担を軽減することができることは勿論、組付作業の工数を低減して自動車車両の製造コストを低減することもできる。
また、本実施形態のインパネモジュール取付構造によれば、車体ブラケット5及びモジュールブラケット4がそれぞれステアリングサポートビーム3の左右両端に配されているので、組付作業に際して作業者は、インパネモジュール100の左右両端を車体の室内側に合わせることにより、案内機構を利用した位置決めを簡単容易に行うことができる。
また、インパネモジュール100の自重によりモジュールブラケット4が略後方へ案内されるので、作業者の負担をさらに軽減でき、さらなる工数低減を図ることができる。さらに、重心が後側のインパネモジュール100を左右の両端で支持して略後方へ案内することとなるので、インパネモジュール100を安定した状態で移動させることができる。
また、本実施形態のインパネモジュール取付構造によれば、組付作業時に車体ブラケット5の保持爪17がモジュールブラケット4の保持孔19に受容された後、インパネモジュール100の自重により保持爪17が保持孔19の内部を相対的に移動するので、インストルメントパネル1をさらに正確に位置決めすることができる。このとき、インパネモジュール100の自重により保持爪17が案内されるので、作業者の手を煩わすこともなく、実用に際して極めて有利である。
また、本実施形態のインパネモジュール取付構造によれば、ステアリングサポートビーム3とインストルメントパネル1をモジュールブラケット4により接続したので、インストルメントパネル1を裏側から効果的に補剛することができる。従って、インストルメントパネル1の表面の変形を抑制することができ、パネルの軽量化、薄肉化等を促進することができる。
尚、前記実施形態においては、車体ブラケット5に保持爪17を形成するとともにモジュールブラケット4に保持孔19を形成したものを示したが、モジュールブラケット4に保持爪を形成するとともに車体ブラケット5に保持孔を形成する構成としてもよい。すなわち、車体ブラケット5とモジュールブラケット4の一方に保持爪を形成し、他方に保持爪を受容する保持孔が形成されていればよい。また、保持爪と保持孔の組み合わせでなくとも、例えば、保持部を凸部とし被保持部を凹部とするなどして、保持部が被保持部に保持される構成であればよい。
モジュールブラケット4に保持爪を形成して車体ブラケット5に保持孔を形成する場合は、保持爪をモジュールブラケット4に下方へ突出するよう形成し、車体ブラケット5にモジュールブラケット4が載置されると保持爪と当接する案内部を、車体ブラケット5の保持孔の周囲に形成する構成が好ましい。これにより、前記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
また、前記実施形態においては、案内機構を保持孔19の周囲に形成された面状の案内部20から構成したものを示したが、例えば、案内機構として案内用の突起、溝等を別途形成してもよい。この場合も、前記実施形態と同様に、インパネモジュール100の重力作用方向に溝等を形成することが好ましい。
また、前記実施形態においては、モジュールブラケット4の上部をインストルメントパネル1に接続したものを示したが、下部をインストルメントパネル1に接続するようにしてもよいし、上部及び下部の両方を接続すればインストルメントパネル1の剛性は飛躍的に向上する。すなわち、モジュールブラケット4によりステアリングサポートビーム3とインストルメントパネル1とが接続されていれば、インストルメントパネル1を補剛することができる。
また、前記実施形態においては、保持孔19の内部で保持爪17が相対的に移動するものを示したが、保持爪17が保持孔19の内部で大きく移動せず、保持爪17の位置が略一義的に定まるようにしてもよいし、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
本発明の一実施形態を示す車体ブラケットとモジュールブラケットを分離した状態のインストルメントパネルモジュールの外観斜視図である。 インストルメントパネルモジュールの側面図である。 車体ブラケットとモジュールブラケットの外観斜視図である。 車体ブラケットとモジュールブラケットの側面図である。 車体ブラケットとモジュールブラケットの上面図である
符号の説明
1 インストルメントパネル
2 ピラー部
3 ステアリングサポートビーム
4 モジュールブラケット
5 車体ブラケット
17 保持爪
19 保持孔
100 インストルメントパネルモジュール

Claims (8)

  1. 車体に固定される車体ブラケットと、
    前記車体ブラケットと係合し、インストルメントパネル及びステアリングサポートビームを含むインストルメントパネルモジュールに固定されるモジュールブラケットと、を備え、
    前記車体ブラケットと前記モジュールブラケットの一方に保持部を形成するとともに、他方に前記保持部が保持される被保持部を形成し、
    前記車体ブラケットと前記モジュールブラケットが分離した状態で、前記保持部が前記被保持部に保持されるように前記インストルメントパネルモジュールの自重により前記モジュールブラケットを略後方へ案内する案内機構を具備したことを特徴とするインストルメントパネルモジュール取付構造。
  2. 前記保持部は、前記車体ブラケットと前記モジュールブラケットの一方に形成された保持爪であり、
    前記被保持部は、前記車体ブラケットと前記モジュールブラケットの他方に形成され前記保持爪を受容する保持孔であることを特徴とする請求項1に記載のインストルメントパネルモジュール取付構造。
  3. 前記保持爪を前記車体ブラケットに上方へ突出するよう形成するとともに、前記保持孔を前記モジュールブラケットに形成し、
    前記案内機構は、前記モジュールブラケットの前記保持孔の周囲に形成され前記車体ブラケットに前記モジュールブラケットが載置されると前記保持爪と当接する案内部を有し、前記案内部を前記保持爪と滑動させて前記モジュールブラケットを案内することを特徴とする請求項2に記載のインストルメントパネルモジュール取付構造。
  4. 前記保持爪を前記モジュールブラケットに下方へ突出するよう形成するとともに、前記保持孔を前記車体ブラケットに形成し、
    前記案内機構は、前記車体ブラケットの前記保持孔の周囲に形成され前記車体ブラケットに前記モジュールブラケットが載置されると前記保持爪と当接する案内部を有し、前記保持爪を前記案内部と滑動させて前記モジュールブラケットを案内することを特徴とする請求項2に記載のインストルメントパネルモジュール取付構造。
  5. 前記車体ブラケット及び前記モジュールブラケットを前記ステアリングサポートビームの左右両端に配したことを特徴とする請求項2から4のいずれか一項に記載のインストルメントパネルモジュール取付構造。
  6. 前記インストルメントパネルモジュールの自重により前記保持爪が前記保持孔の内部で相対的に移動することにより、前記インストルメントパネルモジュールが前記車体に対して位置決めされるよう構成したことを特徴とする請求項2から5のいずれか一項に記載のインストルメントパネルモジュール取付構造。
  7. 前記モジュールブラケットを、前記ステアリングサポートビームと前記インストルメントパネルに接続したことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載のインストルメントパネルモジュール取付構造。
  8. 前記案内部は、前記インストルメントパネルモジュールの自重により前記モジュールブラケットが略後方へ案内されるように、前記保持孔に向かって凹となるようすり鉢状に形成された面であることを特徴とする請求項3又は4に記載のインストルメントパネルモジュール取付構造。
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