JP3931136B2 - レンズ保護機構およびこのレンズ保護機構を用いたディスク再生装置 - Google Patents

レンズ保護機構およびこのレンズ保護機構を用いたディスク再生装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レンズ保護機構およびこのレンズ保護機構を用いたディスク再生装置に関する。
【0002】
ディスク再生装置において使用される光学ピックアップのレンズは、電気制御によって、ディスクの再生中に該ディスクとの距離が一定に保たれている。かかるディスク再生装置のうち、車載用等のディスク再生装置の場合、ディスクを再生している状態において、例えば他ソース/電源オフ(チューナ等を使用した場合、または電源オフにした場合をいう。)に切り替えられると、光学ピックアップのレンズは通電しない状態となる。
【0003】
このような非通電状態では、光ピックアップのレンズのディスクに対する距離の電気制御が為されずに、ディスクとの距離を一定に保てなくなる。そのため、光ピックアップのレンズは、自動車の走行時等に生ずる振動等の外乱により、上下に動く状態となる。特に、ディスクがターンテーブルに載置された状態では、レンズとディスクとの距離が近いため、ディスクにレンズが接触してしまうことがある。
【0004】
このようなディスクとレンズとの接触の防止を図る構成の例としては、特許文献1(特開2002−25094号公報)記載のものがある。この構成では、衝突防止装置にレンズよりも先にディスクに接触する接触部分を設けることで、該レンズの保護を図っている。
【0005】
また、接触させないための従来例としては、他ソースに切り替えられた場合でも、光ピックアップを通電状態とし、電気制御によってレンズの保護を図る構成もある。他の従来例としては、他ソースに切替えられた場合に、光ピックアップをディスクの外周よりも外に移動させて、該光ピックアップを待機させておく、というものがある。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−25094号公報(発明の実施の形態全体、図5、図8)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
車載用のディスク再生装置においては、スペース効率を良好にするために薄型化が図られている。かかるディスク再生装置の薄型化を図る場合、光ピックアップのレンズとディスクとの距離が小さくなり、光ピックアップのレンズとディスクとの接触をきたしがちとなる。特に、近年開発が進められている青色レーザ等を利用したディスク再生装置では、ディスクとレンズの距離が極めて近く、レンズとディスクが接触してしまう可能性が高い。
【0008】
しかしながら、上述した特許文献1記載の構成では、ディスクに対して接触させるための接触パッドを別途設ける必要がある。また、ディスクに対して接触パッドが接触する構成のため、ディスクに傷がつきやすいものとなる。
【0009】
また、他のソースに切り替えられた場合に、光ピックアップを通電状態とし、電気制御によってレンズの保護を図る構成では、消費電力が大きくなってしまう。そのため、ディスク再生装置や車載バッテリの寿命が短くなるという問題がある。また、光ピックアップをディスクの外周よりも外側に移動させ、該光ピックアップを待機させておく構成の場合、ディスク再生装置が大型化し、該ディスク再生装置のコンパクト化が図れない、といった問題が生じる。
【0010】
本発明は、上記の事情に基づきなされたもので、その目的とするところは、簡易な構成かつ低コストで、ディスクと光ピックアップのレンズとの接触を防ぐと共に、コンパクト化が可能なレンズ保護機構およびこのレンズ保護機構を用いたディスク再生装置を提供しよう、とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、本発明は、ターンテーブル上に載置されるディスクに光を投受光させる光ピックアップレンズの保護を図るレンズ保護機構であって、クランパを具備し、このクランパをディスクに対して接離させるクランプ機構と、ターンテーブルに設けられ、該ターンテーブルにおけるクランパでのディスクのクランプに対して反発する弾性力を与えると共にディスクの調芯を図る調芯手段に設けられている付勢手段と、を具備し、ディスクのクランプ状態を解除したときに、付勢手段が与える弾性力によって該ディスクを持ち上げることで、ターンテーブルから該ディスクを離間させると共に、その離間状態を維持させ、調芯手段は、ターンテーブルから突出していると共に、外周側にテーパ面を有していて、このテーパ面にディスクの中心孔の縁部が当接することで、該ディスクのターンテーブルに対する載置がガイドされるディスクガイド部と、ディスクガイド部を少なくとも3箇所以上径方向に向かって切り欠いた切り欠き部のそれぞれに設けられ、ディスクガイド部の最外周部分よりも外径側に突出して設けられている付勢手段としての付勢片と、ターンテーブルのうち付勢片の先端部分と対向する部位に設けられ、該付勢片の先端部分を逃がす逃がし孔と、を具備するものである。
【0012】
また、他の発明は、ターンテーブル上に載置されるディスクに光を投受光させる光ピックアップレンズの保護を図るレンズ保護機構であって、駆動源およびクランパを具備し、この駆動源が作動することで、クランパをディスクに対して接離させるクランプ機構と、ターンテーブルに設けられ、該ターンテーブルにおけるクランパでのディスクのクランプに対して反発する弾性力を与えると共にディスクの調芯を図る調芯手段に設けられている付勢手段と、ディスクの再生状態/再生待機状態で他ソース/電源オフに切り替えられた場合に、クランパをターンテーブルの上方へ持ち上げてディスクのクランプ状態を解除するように、駆動源を作動させる駆動制御機構と、を具備し、ディスクのクランプ状態を解除したときに付勢手段が与える弾性力によって該ディスクを持ち上げることで、ターンテーブルから該ディスクを離間させると共に、その離間状態を維持させ、調芯手段は、ターンテーブルから突出していると共に、外周側にテーパ面を有していて、このテーパ面にディスクの中心孔の縁部が当接することで、該ディスクのターンテーブルに対する載置がガイドされるディスクガイド部と、ディスクガイド部を少なくとも3箇所以上径方向に向かって切り欠いた切り欠き部のそれぞれに設けられ、ディスクガイド部の最外周部分よりも外径側に突出して設けられている付勢手段としての付勢片と、ターンテーブルのうち付勢片の先端部分と対向する部位に設けられ、該付勢片の先端部分を逃がす逃がし孔と、を具備するものである。
【0013】
さらに、他の発明は、ターンテーブル上に載置されるディスクに光を投受光させる光ピックアップレンズの保護を図るレンズ保護機構であって、駆動源およびクランパを具備し、この駆動源が作動することで、クランパをディスクに対して接離させるクランプ機構と、ターンテーブルに設けられ、該ターンテーブルにおけるクランパでのディスクのクランプに対して反発する弾性力を与える付勢手段と、ディスクの再生状態/再生待機状態で他ソース/電源オフに切り替えられた場合に、クランパをターンテーブルの上方へ持ち上げてディスクのクランプ状態を解除するように、駆動源を作動させる駆動制御機構と、を具備し、ディスクのクランプ状態を解除したときに付勢手段が与える弾性力によって該ディスクを持ち上げることで、ターンテーブルから該ディスクを離間させると共に、その離間状態を維持させ、駆動制御機構は、ディスクのクランプ解除時に、ディスクが付勢手段によって持ち上げられた状態で、ディスクの上面にクランパが接触するように、駆動源の駆動制御を行うものである。
【0014】
また、他の発明は、ターンテーブル上に載置されるディスクに光を投受光させる光ピックアップレンズの保護を図るレンズ保護機構であって、駆動源およびクランパを具備し、この駆動源が作動することで、クランパをディスクに対して接離させるクランプ機構と、ターンテーブルに設けられ、該ターンテーブルにおけるクランパでのディスクのクランプに対して反発する弾性力を与える付勢手段と、ディスクの再生状態/再生待機状態で他ソース/電源オフに切り替えられた場合に、クランパをターンテーブルの上方へ持ち上げてディスクのクランプ状態を解除するように、駆動源を作動させる駆動制御機構と、を具備し、ディスクのクランプ状態を解除したときに付勢手段が与える弾性力によって該ディスクを持ち上げることで、ターンテーブルから該ディスクを離間させると共に、その離間状態を維持させ、駆動制御機構は、規定時間だけ駆動源を作動させてクランパをターンテーブルから持ち上げた後に停止させるタイマー機構を具備していて、規定時間は付勢手段がターンテーブルからディスクを離間させると共に、ディスクの上面にクランパが接触した状態となる時間に設定されているものである。
【0015】
また、他の発明は、上述の発明に加えて更に、駆動制御機構は、ディスクのクランプ解除時に、ディスクが付勢手段によって持ち上げられた状態で、ディスクの上面にクランパが接触するように、駆動源の駆動制御を行うものである。
【0016】
さらに、他の発明は、ターンテーブル上に載置されるディスクに光を投受光させる光ピックアップレンズの保護を図るレンズ保護機構であって、駆動源およびクランパを具備し、この駆動源が作動することで、クランパをディスクに対して接離させるクランプ機構と、ターンテーブルに設けられ、該ターンテーブルにおけるクランパでのディスクのクランプに対して反発する弾性力を与える付勢手段と、ディスクの再生状態/再生待機状態で他ソース/電源オフに切り替えられた場合に、クランパをターンテーブルの上方へ持ち上げてディスクのクランプ状態を解除するように、駆動源を作動させる駆動制御機構と、を具備し、ディスクのクランプ状態を解除したときに付勢手段が与える弾性力によって該ディスクを持ち上げることで、ターンテーブルから該ディスクを離間させると共に、その離間状態を維持させ、駆動制御機構は、規定位置でディスクまたはクランプ機構を検出した後に駆動源を停止させるセンサを具備していて、規定位置は付勢手段がターンテーブルからディスクを離間させると共に、ディスクの上面にクランパが接触した状態となる位置に設定されているものである。
【0017】
また、他の発明は、上述の発明に加えて更に、駆動制御機構は、ディスクのクランプ解除時に、ディスクが付勢手段によって持ち上げられた状態で、ディスクの上面にクランパが接触するように、駆動源の駆動制御を行うものである。
さらに、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、付勢手段は、ディスクの調芯を図る調芯手段に設けられているものである。
また、他の発明は、上述の発明に加えて更に、調芯手段は、ターンテーブルから突出していると共に、外周側にテーパ面を有していて、このテーパ面にディスクの中心孔の縁部が当接することで、該ディスクのターンテーブルに対する載置がガイドされるディスクガイド部と、ディスクガイド部を少なくとも3箇所以上径方向に向かって切り欠いた切り欠き部のそれぞれに設けられ、ディスクガイド部の最外周部分よりも外径側に突出して設けられている付勢手段としての付勢片と、ターンテーブルのうち付勢片の先端部分と対向する部位に設けられ、該付勢片の先端部分を逃がす逃がし孔と、を具備するものである。
【0018】
さらに、他の発明は、上述のレンズ保護機構の各発明を、ディスク再生装置に適用したものである。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態について、図1から図16に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施の形態に係るディスク再生装置10およびこのディスク再生装置10に用いられるレンズ保護機構11の要部の概略構成を示す平面図である。なお、以下の実施の形態において、特に断りが無い限り、下方(下側)とは、アウターケース14の底部側を指し、上方(上側)とは、アウターケース14の底部から離間する側を指すものとする。また、先端側とは、ディスク差込口13側を指し、後端側とはディスク12が挿入される奥側を指すものとする。
【0020】
ディスク再生装置10は、CD(Compact Disc)等のディスク12(図1、図2、図6、図7および図13から図16参照)を再生するものである。ディスク12には、直径が8cmの小径ディスク12a(図15、図16参照)と、直径が12cmの大径ディスク12b(図13、図14参照)とがある。以下の説明では、小径ディスク12aと大径ディスク12bとをまとめてディスク12という場合がある。なお、ディスク12(記録媒体)は、CD以外の、例えばDVD(Digital Versatile Disc)等、他の円盤状体の記録媒体でも良い。
【0021】
ディスク再生装置10は、各種部品の取り付け、及び挿入されたディスク12を覆うケース体としてのアウターケース14を有している。アウターケース14の内部には、フローティングシャーシ15が設けられている。フローティングシャーシ15は、アウターケース14に対してディスク12の挿入時に所定量だけ沈み込むように、該アウターケース14に対してバネ17およびダンパ18を介して弾性支持されている(図1から図3参照)。
【0022】
バネ17は、一端がアウターケース14に、他端がフローティングシャーシ15に掛け止めされることで、フローティングシャーシ15を浮き上がる方向に引っ張っている。また、ダンパ18は、バネ17によってフローティングシャーシ15が浮き上がろうとする力に抗する抵抗を与えている。なお、ダンパ18には、差込穴(不図示)が設けられていて、フローティングシャーシ15側に設置されるピン状の支持軸19が差し込まれる。
【0023】
なお、フローティングシャーシ15は、そのシャーシ本体15a(図8(b)参照)が、アウターケース14を覆うように設けられている。このフローティングシャーシ15は、図8(a),(b)に示される、第1の駆動伝達経路101(図8〜図11参照)を覆うように設けられている。
【0024】
このフローティングシャーシ15には、クランパアーム組立体(以下、クランパアーム30と呼ぶ。)が一対の回動支点31及び一対の回動軸32(図1参照)を介して、フローティングシャーシ15に対して回動自在に支持されている。クランパアーム30には、図1に示すような板バネ33が取り付けられていて、その取り付け側と反対側が突出ピン34となっている。この突出ピン34は、第1のスライダ60に設けられる揺動溝70内を摺動する部分である。
【0025】
また、クランパアーム30には、ディスク12をターンテーブル20(図4〜図7、図14、図16参照)に対して圧接させるクランパ35が設けられている。このクランパ35は、取付金具36を介して回転自在に取り付けられている。そのため、ディスク12を圧接した状態で、モータ21(図6、図7、図14および図16参照)の駆動によりターンテーブル20が回転駆動されると、ディスク12及びこのディスク12を圧接しているクランパ35も回転駆動され、ディスク12が安定して回転する。
【0026】
なお、クランパアーム30およびクランパ35は、後述するモータ102によって回動方向への駆動がなされるが、かかるモータ102からクランパ35までの駆動の伝達経路によって、クランプ機構が構成されている。
【0027】
図4〜図7に示すように、ターンテーブル20には、その径方向の中心に、モータ21の回転軸を挿通させるための軸孔21が形成されていて、この軸孔21の周囲には円筒リブ22が突出している。また、このターンテーブル20には、その外周縁部側にディスク12を載置するディスク載置部23(図4参照)が設けられている。ディスク載置部23は、ターンテーブル20上面の底面20aよりも上方に突出している(図7(b)参照)。それによって、良好なディスク12の載置を可能としている。
【0028】
また、上述の円筒リブ22と径方向に所定だけ離間した部位には、ディスクガイド部24が、ターンテーブル20の底面20aから隆起している。このディスクガイド部24は、ディスク12の中心孔12aに入り込む部分であり、このディスクガイド部24の外周側は、径方向の外方に向かうに従って底面20aに向かって低くなるテーパ面25となっている。ディスク12の中心とディスクガイド部24とが一致しない形で、ディスク12がクランプされた場合であっても、ディスク12の中心孔12aの縁部12bがこのテーパ面25に接触することで、該ディスク12が適切なクランプ位置へとガイドされる。
【0029】
また、図4に示すように、ディスクガイド部24には、その周方向に所定角度毎に切り欠かれた切り欠き部26が設けられている。この切り欠き部26には、付勢手段であると共に、調芯手段の一部を為す付勢片27が設けられている。付勢片27は、ディスク12のクランプを行う前の状態においては、ディスクガイド部24を形成する底面20aとの境界線よりも外径側に突出している。そのため、ディスク12をターンテーブル20にクランプすると、外径側に突出している付勢片27が撓む。この付勢片27は、ディスク12の中心孔12aの縁部12bが接触する部分となる。
【0030】
ここで、ディスク12をクランプしているときに、撓んでいる付勢片27がディスク12に及ぼす付勢力は、後述するクランパアーム30が持ち上がる程度となっている。すなわち、ディスク12のクランプ状態が解除された場合に、該ディスク12をターンテーブル20から持ち上げることが可能となっている。
【0031】
これら切り欠き部26と、付勢片27とは、例えば略120度間隔で、ディスクガイド部24の周方向に3つ配置されている。それによって、ディスク12の中心孔12aの縁部12bに対して、均等な付勢力を及ぼす構成となっている。しかしながら、付勢片27は、周方向に3つ配置するものには限られず、複数、好ましくは3つ以上であれば、幾つ配置されていても良い。
【0032】
また、ターンテーブル20には、付勢片27の先端側に対応する位置に、逃がし孔28が形成されている。逃がし孔28は、付勢片27の先端側を下方側に逃がして、ターンテーブル20の底面20aと付勢片27の先端との干渉を防止するものである。
【0033】
なお、本実施の形態では、切り欠き部26と逃がし孔28とは、一体となるように形成されている。また、ディスクガイド部24と付勢片27とは、ターンテーブル20と共に合成樹脂の一体成型品から構成されている。また、上述のディスクガイド部24、テーパ面25および付勢片27によって、調芯手段としての調芯機構が設けられている。
【0034】
図1、図13及び図15に示すように、クランパアーム30には、回動軸41を中心として揺動可能にトリガアーム40が取り付けられている。トリガアーム40は、3つの突出端部を有していて、このうち第1の突出端部42は、回動軸41から見て第1のスライダ60側に向かって突出している。また、第2の突出端部43は、回動軸41から見て第2のスライダ80側に向かって突出している。さらに、第3の突出端部44は、第2のスライダ80に向かって突出するものの、第2の突出端部43よりはディスク差込口13側であり、かつより一層第2のスライダ80側に向かって突出している。
【0035】
ここで、クランパアーム30には、第3の突出端部44の回動を規制する回動規制凹部45が形成されている。この回動規制凹部45と後述する突起46,47は、8センチ又は12センチのディスク12が挿入された場合に、該ディスク12の挿入を規制してディスク12のチャッキング位置の位置決めを行うものである。なお、このような位置決めを行うために、第3の突出端部44には、突起46がアウターケース14の底面に向かって突出している。
【0036】
また、突起46は、回動規制凹部45で規制される機能のみならず、8センチの小径ディスク12aの外周縁部に係止する機能を有しているものである。それにより、小径ディスク12aの位置決めが良好に行われる。また、第2の突出端部43にも、突起47がアウターケース14の底面に向かって突出して設けられている。この突起47は、12センチの大径ディスク12bの外周縁部に係止され、それによって該大径ディスク12bの位置決めを良好に行うことを可能としている。
【0037】
なお、図14及び図16に示すように、小径ディスク12aに係止される突起46は、大径ディスク12bが挿入される際に、邪魔にならない高さに形成されている。
【0038】
第1の突出端部42には、凸部48がアウターケース14の底面に向かって突出形成されている。この凸部48は、トリガスライダ50を図1で下方に押して該トリガスライダ50を下方側にスライドさせるものである。なお、図14及び図16に示すように、トリガスライダ50のうち凸部48に対応する部分には、係合部51が形成されている。
【0039】
上述のフローティングシャーシ15には、案内機構としての第1のスライダ60及び第2のスライダ80が、ディスク12の挿入方向に沿ってスライド移動自在となっている。これら第1のスライダ60および第2のスライダ80は、図1に示すように、それぞれアウターケース14の右側側面および左側側面に近接して設けられている。また、第1のスライダ60には、図9から図11に示すように、アウターケース14の底面と略並行を為す受け部61が一体的に設けられている。受け部61は、第1のスライダ60の垂直部分の高さ位置の中途部分から第2のスライダ80に向かって突出形成されている。
【0040】
この受け部61には、同一直線上に一対のガイド溝62が切り欠かれている。ガイド溝62には、トリガスライダ50の一対で計4つの係止爪52が挿入され、かつ掛け止めされる。それにより、トリガスライダ50は、受け部61の上面に載置されると共に、受け部61によって、スライド自在に支持される。
【0041】
また、トリガスライダ50には、後述するキャリア凸部147やリブ部146に衝突するトリガ突起53(図8〜図12参照)が、アウターケース14の底面側に向かうように設けられている。このトリガ突起53は、トリガスライダ50のうち、第2のスライダ80側、かつディスク差込口13側の部位に設けられている。しかも、図9から図11に示すように、トリガ突起53がスライドすることで描かれる該トリガ突起53のキャリア140側の軌跡は、リブ部146やキャリア凸部147よりもキャリア140の中心部に近いものとなっている。
【0042】
このため、トリガアーム40の図1、図13および図15の各図で時計方向の回動により、凹部48が係合部51を押し込んで、図9に示す状態のトリガスライダ50をディスク差込口13側に向けてスライドさせる。それによって、トリガスライダ50は、図9に示す状態から、図10に示す状態に移行し、トリガ突起53がキャリア凸部147に衝突してキャリア140を図10の矢示B方向に回転させる状態となる。また、キャリア140が所定だけさらに回転した後は、トリガ突起53の後端がリブ部146と衝突した状態(図11参照)となり、以後この衝突状態が維持される。
【0043】
また、トリガスライダ50の係合部51が、凸部48に押されて第1のスライダ60の受け部61に対してスライドする場合に、係止爪52がガイド溝62の溝端部62aに衝突し、以後トリガスライダ50の受け部61に対するスライドが規制される。トリガスライダ50がキャリア140の回動に伴って、さらにディスク差込口13側に押されると、図10から図11に示すように、トリガスライダ50を介して第1のスライダ60が先端側にスライドするようになる。
【0044】
なお、トリガスライダ50と受け部61との間には、バネ63(図9〜図11参照)が掛け渡されている。このバネ63の一方側はトリガスライダ50の爪部50aに、他方側は受け部61の爪部61aに掛け止めされる。このバネ63によって、トリガスライダ50には、第1のスライダ60からアウターケース14の奥側(後端側)に向かう付勢力、および第1のスライダ60には、トリガスライダ50からディスク差込口13側(先端側)に向かう付勢力が与えられる。
【0045】
第1のスライダ60には、アウターケース14から突出形成された側面絞り部64a,64b(図1参照)に存する突出部66a,66bがスライド自在となる、スライド溝65a,65bが設けられている。スライド溝65a,65bは、図1および図2に示すように、その長手方向がアウターケース14(フローティングシャーシ15)の底面と平行を為すように形成されている。
【0046】
また、スライド溝65a,65bの一端側(後端側)は、夫々開放して設けられていて、このスライド溝65a,65bへの突出部66a,66bの入り込みおよび抜けが自在となっている。すなわち、側面絞り部64a,64bには、その先端側にアウターケース14内方の第1のスライダ60側に向かってピン状に突出したピン突出部66a,66bが設けられ、このピン突出部66a,66bが、スライド溝65a,65bに挿通されている。
【0047】
なお、スライド溝65a,65bは、側面絞り部64a,64bの設けられている位置に対応して、第1のスライダ60の側面に2つ設けられている。そのうち1つであるスライド溝65aは、第1のスライダ60の長手方向中途部に設けられていて、図2において上方側(フローティングシャーシ15の底面から離れた側)に位置している。また、他の1つであるスライド溝65bは、第1のスライダ60の後端側に設けられていて、かつ図2において下方側に位置している。
【0048】
また、図2に示すように、第1のスライダ60のうち、スライド溝65a,65bよりもディスク差込口13側には、アームガイド溝67及び逃がし溝68が設けられている。このうち、アームガイド溝67は、後述するロックアーム112の傾倒ガイド軸115が挿入される部分である。アームガイド溝67は、スライド溝65aより下方側に位置していて、起こし部67aと寝かせ部67bとから構成されている。
【0049】
このアームガイド溝67のうち、起こし部67aは、後述するロックアーム112を起こした状態にして、第2のロードギヤ111とローラギヤ97との噛み合いを切り離し、駆動力がローラシャフト94側に伝わらないようにする部分である。また、寝かせ部67bは、起こし部67aよりもディスク差込口13側に位置していて、この部分に傾倒ガイド軸115が位置すると、ロックアーム112が寝かされて(傾いて)、第2のロードギヤ111とローラギヤ97とが噛み合い、駆動力の伝達が行えるようにする部分である。なお、アームガイド溝67は、起こし部67aの方が、寝かせ部67bよりも長く設けられている。
【0050】
また、このアームガイド溝67の下方に、逃がし溝68が位置している。逃がし溝68は、ロックアーム112を回転自在とする回転軸113が挿入される部分である。なお、この逃がし溝68は、ディスク12の挿入方向に沿う方向に、直線状に形成されていて、しかもその両端がアームガイド溝67の各両端よりも、それぞれアウターケース14の奥側に位置している。
【0051】
また、第1のスライダ60のうち、アームガイド溝67及び逃がし溝68よりもディスク差込口13側には、レバーガイド溝69(図2参照)が設けられている。レバーガイド溝69には、ローラレバー90のバネ係止ピン71aが挿入される。このバネ係止ピン71aは、図2に示すように、第1のスライダ60のスライドに伴って、レバーガイド溝69内を移動する。それにより、ローラレバー90が回動される。なお、バネ係止ピン71aには、バネ72の一端が掛け止めされ、このバネ72の他端側は、フローティングシャーシ15のディスク差込口13側かつ上方側の側面に存するバネ受け部71bに掛け止めされる。
【0052】
ここで、レバーガイド溝69は、ディスク差込口13側である一端側が、該第1のスライダ60のうち高さ方向(フローティングシャーシ15の法線方向)の略中途部に位置すると共に、所定長だけフローティングシャーシ15の底面と略並行に設けられている。それにより、ディスク12を挿入する前のバネ係止ピン71aの初期状態を維持可能としている。
【0053】
また、レバーガイド溝69は、その一端側(先端側)からアウターケース14の奥側(後端側)に向かうと、該レバーガイド溝69は、緩やかにフローティングシャーシ15の底面に向かって、斜め方向に進行していく。そして、所定長だけ斜め方向に延伸してフローティングシャーシ15の底面に近接した後に、レバーガイド溝69は、フローティングシャーシ15の底面と略並行となる直線状部分を有する構成となる。それによって、ディスク12が挿入された後の、ローラレバー90の閉じ状態(ローラ95がディスク12と非接触な状態)を維持可能としている。
【0054】
さらに、第1のスライダ60のうち、ディスク差込口13から離れた位置(アウターケース14の奥側)には、揺動溝70が設けられている。この揺動溝70は、その一端側(先端側)が第1のスライダ60の上方側に位置している。また、揺動溝70は、先端側から後端側に向かうにつれて、少しだけ上方に向かった後に、下方に向かう曲線状に形成されている。そして、この揺動溝70は、下方の所定位置に届くと、その位置から後端までは、フローティングシャーシ15の底面と略平行を為している。この揺動溝70に板バネ33の突出ピン34が位置することで、第1のスライダ60の移動に伴って、板バネ33が取り付けられたクランパアーム30が法線方向に揺動することを可能としている。
【0055】
また、図1および図3に示すように、アウターケース14の内部において、第1のスライダ60と幅方向において対向する側には、第2のスライダ80が設けられている。第2のスライダ80も、フローティングシャーシ15に移動自在に設けられていて、その移動は第1のスライダ60に追従するものである。そのため、第2のスライダ80、およびこの第2のスライダ80と対向するアウターケース14の内壁面は、上述の第1のスライダ60側に対応した略同様の構成を有している。
【0056】
すなわち、アウターケース14には、側面絞り部64a,64bに対応して、幅方向で対向する部位(実際は僅かにずれて対向している部位)に側面絞り部81a,81bが形成されている。また、第2のスライダ80は、第1のスライダ60におけるスライド溝65a,65bと同様なスライド溝82a,82bを有している。さらに、側面絞り部81a,81bには、第1のスライダ60におけるピン突出部66a,66bと同様なピン突出部83a,83bが設けられている。なお、スライド溝82bは、上述のスライド溝65bとは異なり、第2のスライダ80のうち上方側に設けられている。また、側面絞り部81bも、スライド溝82bに対応して、上方側に設けられている。
【0057】
また、上述のレバーガイド溝69に対応して、第2のスライダ80にも、レバーガイド溝84が設けられている。このレバーガイド溝84にも、バネ係止ピン85が挿入されている。また、第2のスライダ80のディスク差込口13側の所定位置には、バネ係止部86が設けられている。バネ係止部86には反転バネ87の一端が掛け止めされ、また他端はバネ係止ピン85に掛け止めされる。この反転バネ87が反転することにより、バネ係止ピン85は、レバーガイド溝84の両端側に向かう付勢力が与えられる。
【0058】
ここで、図1〜図3、および図8に示すように、フローティングシャーシ15には、支点となる回動軸91を介して、ローラレバー90が回動自在に取り付けられている。このローラレバー90には、ディスク差込口13側に向かい突出した防御ピン92が、ディスク差込口13のフローティングシャーシ15の底面から離れる上方に向かって突出形成されている。この防御ピン92により、既にディスク12が挿入されている場合において、再度のディスク12の挿入が防止される。
【0059】
また、図1〜図3、および図8に示すように、ローラレバー90には、その側方側(ローラシャフト94の両端側)に側方支持部材93が一対設けられている。この側方支持部材93により、ローラシャフト94は回転自在に支持されている。ここで、ローラシャフト94は、ローラレバー90のうち、後端側の部位に取り付けられている。それにより、回動軸91を挟んで、ディスク差込口13側(先端側)には防御ピン92が設けられていると共に、逆のアウターケース14の奥側(後端側)にはローラシャフト94が設けられる構成となっている。
【0060】
図1及び図8に示すように、ローラシャフト94には、ローラカバー95(以下、ローラ95とする。)がその外周を覆うように取り付けられている。ローラ95は、例えばゴムや樹脂等のように、ディスク12の裏面に接触した場合に摩擦力を良好に与えると共に、該ディスク12の裏面に損傷を生じさせない柔らかめの材質から構成されている。また、これらローラシャフト94とローラ95とで、搬送ローラ96を構成している。
【0061】
図1、および図8に示すように、ローラシャフト94の第1のスライダ60側には、ローラギヤ97がローラシャフト94の回転と一体的に回転するように取り付けられている。このローラギヤ97は、側方支持部材93と第1のスライダ60の間の位置に設けられている。そして、このローラギヤ97が、後述するロックアーム112の第2のロードギヤ111と噛み合う場合には、搬送ローラ96に駆動力が伝達される構成である。
【0062】
以下、搬送ローラ96を回転駆動させるための、ローラ回転機構100の構成について述べる。なお、後述するローラ回転機構100と、搬送ローラ96、第1のスライダ60、第2のスライダ80、トリガスライダ50、および後述するディスクガイド16によって、搬送機構が構成されている。
【0063】
図8に示すように、フローティングシャーシ15のディスク差込口13とは反対側のアウターケース14の奥側(後端側)には、駆動源としてのモータ102が取り付けられている。
【0064】
図8から図11に示すように、モータ102の駆動力は、第1のウオーム103、第1のウオームホイール104、第1のウオームホイール104と同軸上に固定的に設けられている減速ギヤ105、サンギヤ120(外周ギヤ部121)、第1のギヤ輪列106を経て、ローラギヤ97に伝達可能となっている。なお、第1のギヤ輪列106には、ロックアーム112に軸支されている第1のロードギヤ110、第2のロードギヤ111が含まれている。
【0065】
また、第2のロードギヤ111は、ローラギヤ97と噛合/離間可能に設けられている。それにより、モータ102の駆動力は、第2のロードギヤ111がローラギヤ97と噛み合っている場合には、順次これらのギヤを介して、搬送ローラ96に伝達される。なお、第1のウオーム103、第1のウオームホイール104、減速ギヤ105、サンギヤ120(外周ギヤ部121)、第1のギヤ輪列106、ローラギヤ97により、第1の駆動力伝達経路101が形成される。
【0066】
また、第1のロードギヤ110を軸支している回転軸113は、フローティングシャーシ15の側面部分に回転自在に軸支されている。回転軸113は、ロックアーム112を回動自在に軸支していて、さらにロックアーム112は、上述の第1のロードギヤ110と第2のロードギヤ111とを回転自在に支持している。なお、ロックアーム112には、回転軸113を挿通させるための孔部(不図示)が形成されている。また、回転軸113の先端部分は、逃がし溝68に挿入されて、第1のスライダ60のスライドを妨げない構成となっている。また、第2のロードギヤ111は、ロックアーム112と一体的に設けられた回転軸114に対して、回転自在に取り付けられている。
【0067】
また、ロックアーム112のうち、回転軸113,114の間の部位には、傾倒ガイド軸115が設けられている。傾倒ガイド軸115は、図8(a)に示すように、ロックアーム112から第1のスライダ60に向かう(アウターケース14の外側に向かう)ように設けられている。
【0068】
この傾倒ガイド軸115は、上述のアームガイド溝67に挿入される。この傾倒ガイド軸115が、アームガイド溝67の起こし部67aに位置するか、寝かせ部67bに位置するかで、該傾倒ガイド軸115の高さ位置が変化する。そのため、ロックアーム112が傾倒したり、起き上がったりし、それによって第2のロードギヤ111がローラギヤ97に接離して、駆動力の伝達及び非伝達が切り替えられる構成となる。
【0069】
また、図8から図11に示すように、ローラ95への駆動力の伝達と同様に、モータ102からの駆動力は、第1のウオーム103、第1のウオームホイール104、減速ギヤ105、サンギヤ120、キャリア140、第2のギヤ輪列161、ラック170を経て、光ピックアップ支持体175に伝達される。
【0070】
なお、ローラギヤ97、第1のスライダ60(アームガイド溝67および逃がし溝68)、ロックアーム112に取り付けられている第1のロードギヤ110、第2のロードギヤ111、回転軸113、および傾倒ガイド軸115によって、ローラ95側の駆動伝達切り替え機構が構成されている。
【0071】
ここで、サンギヤ120は、図8(b)及び図12に示すように、該サンギヤ120の円盤平面の中央部に円筒状に突出した周壁部122を有していて、さらにこの周壁部122の中央部に軸受孔123を有している。軸受孔123には、フローティングシャーシ15から突出形成されている回転軸130が挿通される。それにより、回転軸130によってサンギヤ120が回転自在に支持され、周壁部122でのガイドにより安定的に回転が行えるものとなる。
【0072】
また、周壁部122の突出端側(フローティングシャーシ15側)には、サンギヤ部124が形成されている。サンギヤ部124は、後述するキャリア140に取り付けられている遊星ギヤ150と噛み合って遊星ギヤ機構を構成する。そして、このサンギヤ部124は、該遊星ギヤ150が取り付けられているキャリア140を、該サンギヤ部124と同一の中心軸回りに回転駆動させる。
【0073】
図8(b)及び図12に示すように、サンギヤ120のフローティングシャーシ15側には、回転部材としてのキャリア140が取り付けられている。キャリア140は、サンギヤ120の周壁部122により軸支されることで、サンギヤ120とは独立した回転を可能としている。また、キャリア140の円盤平面上の径方向の中途部には、回転軸141が突出形成されている。回転軸141には、遊星ギヤ150が回転自在に軸支され、それによって遊星ギヤ150がサンギヤ部124と良好に噛み合うことを可能としている。
【0074】
キャリア140の外周側は、図8から図12に示すように、後述する第1のギヤ輪列161のピックギヤ162と噛み合う、回転伝達部としての弧状ギヤ部142となっている。弧状ギヤ部142は、キャリア140の全周に亘り設けられているものではなく、周方向に所定の角度(この実施の形態では、略120度)設けられている。なお、これらの図においては、弧状ギヤ部142が設けられる角度範囲内に、回転軸141が存する構成である。また、キャリア140に設けられる弧状ギヤ部142、及びピックギヤ162とによって、駆動伝達切替え機構145が構成されている。
【0075】
また、キャリア140の弧状ギヤ部142が存している以外の部分は、該弧状ギヤ部142よりも外径が小さい円形状の小径部143となっている。そして、この小径部143からは、弧状ギヤ部142に向かって撓み溝144が切り欠かれている。
【0076】
また、キャリア140のうち、弧状ギヤ部142が設けられている部分と回転中心を挟んで略対称な位置には、外観が突条かつ弧状を呈するリブ部146が設けられている。リブ部146は、後述するロックアーム190のリブ係合部193及びトリガスライダ50のトリガ突起53がその外周面に係合するものである。また、リブ部146には、トリガスライダ50のトリガ突起53がその先端部分に係合する。このリブ部146は、キャリア140の円盤平面から、フローティングシャーシ15側に向かって突出するように設けられている(図12参照)。
【0077】
このリブ部146は、弧状ギヤ部142の外径よりは小径であり、さらに弧状ギヤ部142と同程度の角度範囲に亘って設けられている。また、リブ部146は、キャリア140の円盤平面から、フローティングシャーシ15側に向かって突出するように設けられている(図8(b)参照)。
【0078】
なお、後述するリブ係合部193がリブ部146の存しない小径部143に位置した場合、上述の小径部143とは係合せずに、該小径部143と高さ位置が異なる、後述する固定ギヤ131の外周面131aに当接するように設けられている。
【0079】
キャリア140には、リブ部146と同一径の位置であって、該リブ部146と所定間隔だけ離れた部位にキャリア凸部147が形成されている。キャリア凸部147は、トリガ突起53と衝突する部分である。すなわち、トリガスライダ50がスライドして、キャリア凸部147にトリガ突起53が衝突することにより、キャリア140が回転し、キャリア140に取り付けられている遊星ギヤ150が、後述する固定ギヤ131と噛み合う状態となる。
【0080】
なお、キャリア140には、このキャリア140の径方向外方に向かって、突出部148が突出形成されている。この突出部148は、フローティングシャーシ15から突出しているピン149(図9参照)に係合する。この係合により、キャリア140の反時計回りの回転(矢示Bとは逆の方向の回転)が停止され、この位置がディスク12の排出後、次のディスク12の搬入に対しての初期位置となる。
【0081】
フローティングシャーシ15には、上述のサンギヤ120の軸受孔123に差し込まれて該サンギヤ120を軸支する回転軸130が、アウターケース14の底面に向かって突出形成されている(図8(b)参照)。また、フローティングシャーシ15には、固定ギヤ131が、同じくアウターケース14の底面に向かって突出形成されている。なお、固定ギヤ131の各歯は、回転軸130に向かう内歯状に構成されている。固定ギヤ131は、遊星ギヤ150の外周側と噛み合うものであり、上述のリブ部146よりはやや角度範囲が大きく(略180〜210度)なるように設けられている。
【0082】
ここで、図8から図11に示すように、遊星ギヤ150のうちキャリア140の回転中心側は、サンギヤ部124と噛み合っている。このため、キャリア140がトリガスライダ50のスライドに伴って押されて回転すると、固定ギヤ131と遊星ギヤ150とが噛み合い、サンギヤ120の回転駆動が遊星ギヤ150に伝達され、キャリア140が回動可能となる。なお、噛み合い始めの状態は、図10に示されるものである。
【0083】
また、図11に示すように、固定ギヤ131と噛み合った遊星ギヤ150が所定角度だけ進行して初めて、弧状ギヤ部142と、ピックギヤ162とが噛み合う状態となる。すなわち、遊星ギヤ150と固定ギヤ131とが噛み合った当初は、弧状ギヤ部142とピックギヤ162とは噛み合っていないが、遊星ギヤ150が固定ギヤ131にガイドされて所定角度だけ回動して初めて、該弧状ギヤ部142とピックギヤ162とが噛み合う状態となる。
【0084】
フローティングシャーシ15には、第2のギヤ輪列160が設けられている。この第2のギヤ輪列160は、サンギヤ120の回転駆動を、ラック170側に伝達させるためのものである。なお、図9から図11には、第2のギヤ輪列160のうち、弧状ギヤ部142と噛み合うピックアップギヤ161のみが図示されている。
【0085】
かかる第2のギヤ輪列160により、ラックギヤ部171を介して駆動力が伝達されるラック170は、主軸172に沿ってスライドがガイドされる。この主軸172は、ラック170と一体的に設けられている軸受部173の軸受孔174に貫挿していて、該軸受部173が主軸172に対してスライド自在となっている。また、軸受部173は、光ピックアップ175と一体的に設けられている。光ピックアップ175は、光ピックアップレンズ176を保持している。光ピックアップ175は、一端側が主軸172にガイドされるとともに、他端側が不図示の副軸にガイドされている。
【0086】
また、光ピックアップ175のうち、軸受部173の付け根の部分は、ラック170が取付固定されるラック取付部177となっている。ラック取付部177には、ラック170の長手方向が主軸172と略並行をなすようにラック170が取り付けられている。また、ラック170のうち、ラック取付部177と近接する部分であって、ラックギヤ部171が形成されている部分とは反対側の側面には、バネ係止部178が設けられている。このバネ係止部178にバネ180の一端側が係止され、またバネ180の他端側はフローティングシャーシ15の不図示のバネ受け部に係止される。
【0087】
図8から図11に示すように、ロックアーム190は、フローティングシャーシ15に対して、他端側の回動軸192を中心として回動自在に取り付けられている。このロックアーム190は、不図示のバネ等の付勢部材によって、時計回り方向の付勢力が与えられるように構成されている。
【0088】
ロックアーム190の一端側には、リブ係合部193が形成されている。リブ係合部193は、ロックアーム190の一端側が、キャリア140に向かって突出している。リブ係合部193は、リブ部146への係合を良好にするために、係合部位の平面形状が曲線を描くように形成されている。また、ロックアーム190の一端側では、リブ係合部193のキャリア140へ向かう方向とは逆方向に向かい、ラック規制部194が突出形成されている。ラック規制部194は、ロックアーム190の回動によって、ラック170に形成されたロック凹部179に嵌め込まれるものである。
【0089】
なお、このリブ係合部193を有するロックアーム190、及びリブ部146とによって、カム機構200が構成されている。
【0090】
また、図14および図16に示すように、フローティングシャーシ15には、ディスク差込口13側にディスクガイド16が設けられている。チャッキング前には、ディスクガイド16と搬送ローラ96とによって、ディスク12は挟み込まれる。この挟み込み状態で搬送ローラ96が駆動することにより、該ディスク12が搬送可能となる。この場合、搬送ローラ96は、ローラレバー90に取り付けられているので、このローラレバー90が回動することにより、ディスク12の厚みに対応して該ディスク12をディスクガイド16側へ押圧し、該ディスク12の搬送が可能となる。
【0091】
なお、ディスクガイド16のフローティングシャーシ15に対する取付位置は、該ディスク12を良好に搬送できる位置であれば、ディスク12の上面側においてどのような位置・配置で取り付けられていても構わない。通常は、第1のスライダ60又は第2のスライダ80の少なくとも一方に近接した部位に、ディスクガイド16が取り付けられている。
【0092】
また、図9から図11に示すように、フローティングシャーシ15には、内周検出スイッチ133が取り付けられている。この内周検出スイッチ133は、光ピックアップ176の位置がディスク12の情報記録場所の最も内周となったことを検出するものである。内周検出スイッチ133をラック170に設けられた凸部170aが押した状態(オン状態)のときに、光ピックアップ176が内周位置にいることを検知する。そして、内周検出スイッチ133がオフされることで、ディスクローディングが終わり、演奏開始へ移行することを検知する。
【0093】
また、ディスク再生装置10には、その内部に駆動制御機構210(図8(a)参照)が設けられている。駆動制御機構210は、モータ102の駆動を制御するものであり、このモータ102に対して電気的に接続されている。かかる制御部210での制御により、モータ102の作動が適切に制御され、後述するように他ソース/電源オフに切り替えた場合に、ディスク12のチャッキングを解除して、クランパアーム30を所定だけ回動させることが可能となる。
【0094】
なお、駆動制御機構210の構成としては、ディスク12がターンテーブル52に載置された状態、またはディスク12が再生されない休止状態(再生状態/再生待機状態)において、他ソース/電源オフ(チューナ等を使用した場合、または電源オフにした場合をいう。)に切り替えられた場合に、モータ102の駆動を適切に制御作動させるものであれば良い。その例としては、規定された時間だけモータ102にイジェクト方向の電圧をかけて、該モータ102を駆動させるタイマー機構方式がある。また、他の例としては、クランパアーム30の回動に対応したスイッチ方式のセンサを用いて、モータ102にかけられたイジェクト方向の電圧の負荷状態を停止させるセンサ機構方式がある。
【0095】
また、上述のタイマー機構方式や、センサ機構方式を実現するために、スイッチ機構や、かかる動作を行うプログラムが記憶されたマイコン等、種々のものを用いることが可能である。また、タイマー機能と併せて、モータ102にかかる負荷の検知を行っても良く、一定以上の負荷がモータ102に掛かった(若しくはなくなった)場合に、該モータ102の作動を停止させるようにしても良い。
【0096】
以上のような構成を有するディスク再生装置10およびレンズ保護機構11の作用について、以下に説明する。
【0097】
まず、ユーザがディスク差込口13にディスク12を差し込む。すると、このディスク12の差し込みが、不図示のディスク差込検知機構によって検知され、モータ102の駆動が開始される。ディスク12の差し込み当初においては、第1のスライダ60も、図2(a)に示すように、ディスク差込口13とは反対側(後端側)に存していて、第2のロードギヤ111と、ローラギヤ97とが噛み合っている状態となっている。
【0098】
このため、ディスク12を挿入すると、モータ102の駆動によって、順次第1のウオーム103からローラギヤ97までが回転駆動され、搬送ローラ96が回転駆動される。そして、搬送ローラ96の駆動によって、ディスク12がディスク再生装置10の内部に送り込まれる。このモータ102の駆動によって、サンギヤ120の外周ギヤ部121は、図8で矢示A方向に回転する。この外周ギヤ部121の矢示A方向の回転によって、サンギヤ部124も同様に矢示A方向に回転を継続する。
【0099】
なお、キャリア140が回転する前の初期状態においては、ロックアーム190のリブ係合部193がリブ部146の外周壁146bに当接した状態となっている。
【0100】
図14、図16に示すように、ディスク12の縁部は、内部への送り込みによって、突起46又は突起47に衝突する。径が12cmの大径ディスク12bが挿入される場合、この大径ディスク12bは、ディスクガイド16によってアウターケース14内部を水平に進行し、突起47に衝突する(図14参照)。一方、径が8cmの小径ディスク12aが挿入されると、ディスクガイド16の一方であって前後方向に傾き(奥側が上方に向かうような傾き)が設けられている部分によって案内され(図16参照)、わずかに斜め上方に向かって小径ディスク12aが案内されていき、突起46に衝突する。
【0101】
かかる突起46又は突起47への衝突により、トリガアーム40が回動する。この回動は、突起46が回動規制凹部45に衝突するまで行われる。また、トリガアーム40の回動により、凸部48がトリガスライダ50の係合部51に衝突して該トリガスライダ50を先端側、すなわち図13および図15で下方に向かって押す。それによって、図9から図11に示すように、トリガスライダ50はスライドし、このトリガスライダ50のスライドに伴って、トリガ突起53はキャリア凸部147を押す。それによって、キャリア140が図9〜図11に示す矢示B方向に回転し、遊星ギヤ150が固定ギヤ131の先端部と噛み合う状態となる。
【0102】
ここで、遊星ギヤ150は、サンギヤ120のサンギヤ部124と噛み合っているため、サンギヤ部124の図8の矢示A方向の回転駆動により、常時回転駆動させられている。そのため、遊星ギヤ150が固定ギヤ131と噛み合うと、サンギヤ部124によって遊星ギヤ150は矢示A方向とは逆方向に回転駆動され、一方、遊星ギヤ150を支持しているキャリア140は、図10の状態から矢示B方向(時計回り方向)に進行し、図11に示す状態となる。
【0103】
また、遊星ギヤ150の固定ギヤ131の噛み合いとほぼ同時に、リブ係合部193は、キャリア140の回転によって、リブ部146の外周壁への当接状態から外れ、固定ギヤ131の外周壁131aに当接する状態となる。この状態は図9に示される通りである。それによって、ロックアーム190が回動され、ロック凹部179からラック規制部194が外れて、ラック170および光ピックアップ176がスライド可能な状態となる。
【0104】
キャリア140が回転駆動する状態になると、今度はリブ部146がトリガ突起53を後側から押す。それにより、トリガスライダ50は先端側へのスライドを継続し、第1のスライダ60が所定位置までスライドする。この変化は図10から図11に示される通りである。この場合、図11に示すように、トリガ突起53はリブ部146の先端に接触した状態が維持される。なお、第1のスライダ60がスライドすると、図2に示すように、バネ係止ピン71aがレバーガイド溝69に従って摺動する。それにより、ローラレバー90が回動され、この回動によって図2(b)に示すように、搬送ローラ96がディスク12への付勢状態を解除して離れる。
【0105】
また、ローラレバー90がディスク12から離れると共に、第1のスライダ60のスライドにより、突出ピン34が揺動溝70内においてアウターケース14の底面側に移動する。それにより、クランパアーム30が回動して、図2(b)、図6(a)および図7(a)に示すようにクランパ35がディスク12をターンテーブル20上に圧接する。この圧接状態では、付勢片27がディスク12の中心孔12aの縁部12bに押されて、ターンテーブル20の中心側に向かって撓んだ状態となっている。
【0106】
このとき、付勢片27の最上部は、クランパ35に設けられた囲状の空間部35aに入り込み、付勢片27の付勢力は、すべてディスク12を上昇させようとする力に転化されている。すなわち、この状態では、付勢片27はクランパ35の圧接に抗しながら、ディスク12の縁部12bに上方に向かう付勢力を及ぼしている。また、このディスク12の圧接状態では、ディスク12の裏面と光ピックアップレンズ176との距離が、近接したものとなっている。
【0107】
固定ギヤ131の外周壁131aにリブ係合部173部が当接した状態のまま、キャリア140が所定だけ回動すると、今度は図13に示すように、弧状ギヤ部142の先端がピックギヤ162と噛み合う状態となる。この噛合の後、ピックギヤ162は、キャリア140の回動に従って回動され、それによって第2のギヤ輪列161を介してラック170へと駆動力が伝達される。そして、ラック170が主軸172に沿って移動する。
【0108】
なお、ラック170は、ディスク12の外周方向(図11で斜め上方)に向かって駆動される。そして、内周検出スイッチ133によってローディングが終了したことが検出される。すなわち、演奏開始となったことを検出することとなる。
【0109】
以上のようにして、ディスク12の挿入時のローディング動作、およびチャッキング動作がなされる。そして、これらの動作の終了と同時に、モータ102によって光ピックアップ175がディスク12の内周側に駆動されると共に、ディスク12が回転駆動され、ディスク12に記録されている情報の読み取りによる演奏が開始される。
【0110】
また、ディスク12の排出時、およびディスク12の再生時において他ソース/電源オフに切り替えられた場合には、上述の機構の全てが、上述のディスク12の挿入時の場合とは全く逆の動作を行う。以下、それについて説明する。
【0111】
まず、不図示のイジェクトボタンの押し込み、または他ソース/電源オフへの切り替えのにより、モータ102は作動させられる。他ソース/電源オフへの切り替えの場合は、モータ102は、駆動制御機構210での制御指令によって作動させられる。しかしながら、イジェクトボタン押し込みの場合は、その押し込みのスイッチオン状態の検知に伴って、直接モータ102が作動させられる。なお、他ソース/電源オフへの切り替えのみならず、イジェクトボタン押し込み後におけるモータ102の作動を、駆動制御機構210を介して行うようにしても良い。
【0112】
上述のようにして、モータ102が駆動された当初は、このモータ102の駆動によってラック170がディスク12の内周方向に向かって駆動される。続いて、弧状ギヤ部142とピックギヤ162との噛み合いが解かれることにより、ラック170の摺動が停止される。このラック170の停止と同時に内周検出スイッチ133がオン作動し、演奏停止状態が終了してディスク12の排出のためのイジェクトが始まることを検出する。
【0113】
また、モータ102の駆動によって、サンギヤ120が図11で反時計回りに回転させられる。それにより、サンギヤ部124も同時に反時計回りに回転し、またサンギヤ部124および固定ギヤ131に噛み合っている遊星ギヤ150は、それ自身時計回りに回転しながら、図11で反時計方向に進行していく。それにより、遊星ギヤ150を軸支しているキャリア140は、遊星ギヤ150の回転進行によって、反時計回りに回転させられる。
【0114】
キャリア140の反時計回りの回転によって、図11の状態から、キャリア凸部147がトリガ突起53に衝突し、トリガスライダ50はキャリア140に押されてアウターケース14の奥側にスライドする。このスライドに伴って、第1のスライダ60がスライドし、突出ピン34が揺動溝70内においてアウターケース14の上面側に移動する。それにより、クランパアーム30が回動して、クランパ35がディスク12から離れて、ディスク12の圧接が解かれる。
【0115】
クランパ35によるディスク12の圧接が解かれると、付勢片27の付勢状態が解除される。それにより、ディスク12は、図6(b)、図7(b)に示すように、ターンテーブル20に存する付勢片27の付勢状態からの復元力によって上方に持ち上げられる。それによって、ディスク12と、光ピックアップレンズ176との間の距離を、離間させることができる。
【0116】
ここで、図7(a)、(b)に示すように、クランパ35でディスク12をターンテーブル20に圧接しているときの、ディスク12と光ピックアップレンズ176との間の距離をL1、クランパ35がディスク12から離れて、ディスク12の圧接が解かれたときの、ディスク12と光ピックアップレンズ176との間の距離をL2とする。すると、ディスク12が持ち上げられることで、この図7に示されるように、明らかにL2>L1となっている。
【0117】
なお、このときのクランパアーム30の回動量は、ディスク12を外部へ搬出する際の回動量よりも小さいものとなっている。すなわち、クランパアーム30に設けられているクランパ35は、上述の付勢片27によってディスク12がターンテーブル20から持ち上げられる移動量と、同等またはそれ以下の量だけ、上方に移動させるようにする。
【0118】
このようにすると、図7(b)に示すように、ディスク12の下面側が付勢片27に持ち上げられた状態となると共に、ディスク12の上面側がクランパ35に接触している状態となる。それによって、ディスク12は、ターンテーブル20から持ち上げられると共に、付勢片27とクランパ35によって、上下両方向から軽く挟持されて、保持される状態となる。
【0119】
なお、クランパアーム30の回動を、上述のような規定された回動量となる位置で停止させるように、モータ102は、駆動制御機構210によって駆動制御が為されている。この場合、センサ機能でのディスク12やクランパ35の上方への移動の排出の検知や、タイマー機能で所定時間の経過によって、モータ102の駆動が停止される。また、このようにモータ102の駆動が制御された場合には、第1のスライダ60が、アウターケース14の奥側(後端側)に向かう中途部分で停止することとなる。
【0120】
このような構成のレンズ保護機構11、およびこのレンズ保護機構11を用いたディスク再生装置10によれば、駆動制御機構210での制御に基づいて、クランパ35がターンテーブル20から離間するように、モータ102を駆動させると、ディスク12のターンテーブル20に対する圧接が解除される。そして、付勢片27のクランパ35による付勢状態も解除され、該ディスク12が付勢片27によって上方に持ち上げられる。そのため、かかる付勢片27でのディスク12の持ち上げにより、ディスク12と光ピックアップレンズ176との間の距離を離間させることができる。
【0121】
すなわち、ディスク再生装置10が、他ソース/電源オフに切り替えられて、ディスク12と光ピックアップレンズ176の間の距離を、電気制御機構によって一定間隔に維持することができなくなっても、上述のようにクランパ35をターンテーブル20の上方に退避させることで、ディスク12が付勢片27によってターンテーブル20から持ち上げられ、ディスク12と光ピックアップレンズ176の間の距離を離すことができる。それにより、ディスク12と光ピックアップレンズ176とが接触するのを防止することができ、ディスク12や光ピックアップレンズ176に傷が付くのを防ぐことができる。また、このように傷が付くのを防止することで、ディスク再生装置10の長寿命化を図ることができる。
【0122】
また、ディスク12の調芯手段を兼ねる付勢片27を用いてディスク12をターンテーブル20から持ち上げている。このため、ターンテーブル20上にディスク12を持ち上げるための複雑な機構を、別途設ける必要がない。それによって、簡易な構成となり、別途ディスク12の持ち上げのための機構を設ける場合と比較して、コストが増大するのを抑えることができる。
【0123】
また、付勢片27をこの実施の形態のように、ディスクガイド部24の周方向において、少なくとも3箇所以上配置し、しかも例えば120度間隔といった如く、一定の間隔ごとに付勢片27を配置すると、ディスク12を安定的に持ち上げることが可能となる。さらに、付勢片27の先端を逃がす逃がし孔28がターンテーブル20上に形成されているので、ディスク12がターンテーブル20上に圧接された状態で、該付勢片27の先端部分を逃がすことが可能となる。それにより、付勢片27は、十分に撓むことができ、該ディスク12を持ち上げるのに十分な付勢力を蓄えることができる。
【0124】
さらに、他ソース/電源オフに切り替えられて、ディスク12が付勢片27によって持ち上げられた場合に、駆動制御機構210の制御によって、ディスク12の上面がクランパ35と接触する状態で、モータ102の駆動が停止される。それによって、ディスク12がターンテーブル20から持ち上げられた状態で、付勢片27とクランパ35によって上下両方向から軽く挟持される。そのため、ディスク12の保持がなされる状態となり、該ディスク12が不安定となって他の部品と接触する、といった不具合を防止することができる。
【0125】
なお、駆動制御機構210をタイマー方式とした場合には、その構成が簡易なものとなる。また、駆動制御機構210をセンサ方式とした場合には、モータ102の駆動制御を正確に行うことができる。
【0126】
また、従来のように、ディスク再生装置10が再生状態/再生待機状態で、他ソース/電源オフに切り替えられた場合、光ピックアップ175に通電しなくても、ディスク12と光ピックアップレンズ176とが接触しない状態とすることができる。このように、他ソース/電源オフへの切り替え時に、通電しなくても良いので、電力の消費を抑えることができる。また、別途通電のための機構を設ける必要もなくなる。
【0127】
また、クランパ35を持ち上げる途中で、クランパ35の移動を停止させ、付勢片27によってディスク12を持ち上げている。このため、ディスク12の外周側に光ピックアップレンズ176を退避させるタイプの従来のレンズ保護機構と比較して、光ピックアップレンズ176やディスク12の十分な保護を図りながらでも、ディスク再生装置10の大型化を抑え、ディスク再生装置10の薄型化、および光ピックアップ175の薄型化も可能となる。また、かかる薄型化が可能となることにより、特に車載用のディスク再生装置10としては、最適な装置構成とすることができる。
【0128】
また、本実施の形態のレンズ保護機構11では、ディスク12が付勢片27によって持ち上げられた状態で待機しているので、他ソース/電源オフに切り替えられた状態から、再びディスク12を再生しようとしても、即座にクランプ35をターンテーブル20側に移動させ、ディスク12を再びターンテーブル20に圧接することができる。
【0129】
以上、本発明の一実施の形態について述べたが、本発明はこれ以外にも種々変形可能となっている。以下、それについて述べる。
【0130】
上述の実施の形態では、モータ102は、ローラ95の回転、第1のスライダ60および第2のスライダ80のスライド、および光ピックアップ175のディスク12の径方向に対する移動に対して駆動力を与えている。しかしながら、光ピックアップ175は、モータ102によらずに、別途の駆動源によって駆動されるものであっても良い。この場合は、キャリア140に弧状ギヤ部142、撓み溝144が設けられず、図17に示すように、省略された状態となる。また、第2のギヤ輪列160は、キャリア140の回転を非伝達の状態となる。
【0131】
かかる図17に示す構成では、キャリア140の回転に係らず、光ピックアップ175が移動しない状態にすることができる。そのため、ディスク12を前回の演奏終了時点から再び演奏させる場合、素早く再演奏させることが可能となる。
【0132】
また、上述の実施の形態では、付勢手段は、ターンテーブル20の径方向外方に沿っている舌片状の付勢片27が、ディスクガイド25の周方向に、3つ配置されたものとなっている。しかしながら、付勢手段はこれに限られるものではなく、ディスク12のクランプ35での圧接によって良好に撓む(弾性変形する)と共に、該ディスク12を安定的に持ち上げることができるものであれば、どのような形状、構成および配置であっても良い。例えば、付勢手段として、リング状部材に外周側に向かう複数の付勢片が設けられているものや、リング状のゴム状部材・スポンジ等、または一定間隔ごとに小片のゴム状部材・スポンジ等を配置する構成としても良い。
【0133】
さらに、上述の実施の形態では、付勢手段としての付勢片27は、調芯手段をも兼ね備えるものとなっている。しかしながら、ターンテーブル20上に、調芯機構とは別途の付勢手段(例えば、板バネ等)を取り付けて、この板バネによってターンテーブル20からディスク12を持ち上げるようにしても良い。このようにして、ディスク12をターンテーブル20から持ち上げた場合でも、光ピックアップレンズ176とディスク12との間を離間させることができる。
【0134】
【発明の効果】
本発明によれば、簡易な構成で、ディスクと光ピックアップのレンズとの接触を防ぐことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るレンズ保護機構を有するディスク再生装置の要部構成を示す平面図である。
【図2】図1のディスク再生装置において、第1のスライダの構成を示す側面図であり、(a)はディスクを挿入する前の状態、(b)はディスクの挿入が完了した状態を示すものである。
【図3】図1のディスク再生装置において、第2のスライダの構成を示す側面図であり、(a)はディスクを挿入する前の状態、(b)はディスク挿入が完了した状態を示すものである。
【図4】図1のディスク再生装置において、ターンテーブルの上面形状を示す斜視図である。
【図5】図1のディスク再生装置において、ターンテーブル、光ピックアップとラックの配置を示す平面図である。
【図6】図1のディスク再生装置において、ディスクがクランパアームの姿勢変化により、ターンテーブルに圧接される前後の状態を示す側断面図であり、(a)はディスクがクランパによってターンテーブルに圧接されている状態、(b)はクランパによるディスクの圧接が解かれて付勢片によってディスクがターンテーブルから持ち上げられた状態を示すものである。
【図7】図1のディスク再生装置において、ターンテーブルに対するディスクの圧接の前後におけるディスクと光ピックアップとの間の距離を示す側断面図であり、(a)はディスクがターンテーブルに圧接されて光ピックアップに近接している状態、(b)はディスクのターンテーブルへの圧接が解除されて光ピックアップから離れた状態を示すものである。
【図8】図1のディスク再生装置において、第1の駆動力伝達経路からローラまでの回転伝達の様子を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側断面図である。
【図9】図1のディスク再生装置において、搬送機構を構成する第1の駆動力伝達経路および光ピックアップの要部を示す平面図であり、トリガ突起がキャリア凸部を押す前の状態を示すものである。
【図10】図1のディスク再生装置において、搬送機構を構成する第1の駆動力伝達経路および光ピックアップの要部を示す平面図であり、遊星ギヤが固定ギヤに噛み合い始めると共に、第1のスライダがスライドし始めた状態を示すものである。
【図11】図1のディスク再生装置において、搬送機構を構成する第1の駆動力伝達経路および光ピックアップの要部を示す平面図であり、キャリアの回転によって第1のスライダがスライドし、ディスク差込口側に移動した状態を示すものである。
【図12】図1のディスク再生装置において、フローティングシャーシ、サンギヤおよびキャリアの形状を示す分解斜視図である。
【図13】図1のディスク再生装置において、12cmのディスクが挿入されたときのトリガアームの回動の様子を示す図である。
【図14】図1のディスク再生装置において、12cmのディスクをターンテーブル上にクランプする際の様子を示す側面図である。
【図15】図1のディスク再生装置において、8cmのディスクが挿入されたときのトリガアームの回動の様子を示す図である。
【図16】図1のディスク再生装置において、8cmのディスクをターンテーブル上にクランプする際の様子を示す側面図である。
【図17】本発明の変形例に係り、光ピックアップを、別途の駆動源によって駆動させる構成を示す平面図である。
【符号の説明】
10…ディスク再生装置
11…レンズ保護機構
12…ディスク
12a…中心孔
12b…縁部
14…アウターケース(ケース体)
15…フローティングシャーシ
16…ディスクガイド(搬送機構の一部)
20…ターンテーブル
21…モータ
23…ディスク載置部
24…ディスクガイド部(調芯手段の一部)
25…テーパ面(調芯手段の一部)
26…切り欠き部
27…付勢片(付勢手段、調芯手段の一部)
28…逃がし孔
30…クランパアーム(クランプ機構の一部)
35…クランパ(クランプ機構の一部)
40…トリガアーム(クランプ機構の一部)
50…トリガスライダ(クランプ機構の一部)
60…第1のスライダ(クランプ機構の一部)
80…第2のスライダ
90…ローラレバー
91…回動軸
102…モータ(駆動源、クランプ機構の一部)
120…サンギヤ(クランプ機構の一部)
140…キャリア(クランプ機構の一部)
150…遊星ギヤ
170…ラック
175…光ピックアップ
176…光ピックアップレンズ
210…制御部(駆動制御機構)

Claims (10)

  1. ターンテーブル上に載置されるディスクに光を投受光させる光ピックアップレンズの保護を図るレンズ保護機構であって、
    クランパを具備し、このクランパを上記ディスクに対して接離させるクランプ機構と、
    上記ターンテーブルに設けられ、該ターンテーブルにおける上記クランパでの上記ディスクのクランプに対して反発する弾性力を与えると共に上記ディスクの調芯を図る調芯手段に設けられている付勢手段と、
    を具備し、上記ディスクのクランプ状態を解除したときに、上記付勢手段が与える弾性力によって該ディスクを持ち上げることで、上記ターンテーブルから該ディスクを離間させると共に、その離間状態を維持させ、
    上記調芯手段は、
    上記ターンテーブルから突出していると共に、外周側にテーパ面を有していて、このテーパ面に上記ディスクの中心孔の縁部が当接することで、該ディスクの上記ターンテーブルに対する載置がガイドされるディスクガイド部と、
    上記ディスクガイド部を少なくとも3箇所以上径方向に向かって切り欠いた切り欠き部のそれぞれに設けられ、上記ディスクガイド部の最外周部分よりも外径側に突出して設けられている上記付勢手段としての付勢片と、
    上記ターンテーブルのうち上記付勢片の先端部分と対向する部位に設けられ、該付勢片の先端部分を逃がす逃がし孔と、
    を具備することを特徴とするレンズ保護機構。
  2. ターンテーブル上に載置されるディスクに光を投受光させる光ピックアップレンズの保護を図るレンズ保護機構であって、
    駆動源およびクランパを具備し、この駆動源が作動することで、クランパをディスクに対して接離させるクランプ機構と、
    上記ターンテーブルに設けられ、該ターンテーブルにおける上記クランパでの上記ディスクのクランプに対して反発する弾性力を与えると共に上記ディスクの調芯を図る調芯手段に設けられている付勢手段と、
    上記ディスクの再生状態/再生待機状態で他ソース/電源オフに切り替えられた場合に、上記クランパを上記ターンテーブルの上方へ持ち上げて上記ディスクのクランプ状態を解除するように、上記駆動源を作動させる駆動制御機構と、
    を具備し、上記ディスクのクランプ状態を解除したときに上記付勢手段が与える弾性力によって該ディスクを持ち上げることで、上記ターンテーブルから該ディスクを離間させると共に、その離間状態を維持させ、
    上記調芯手段は、
    上記ターンテーブルから突出していると共に、外周側にテーパ面を有していて、このテーパ面に上記ディスクの中心孔の縁部が当接することで、該ディスクの上記ターンテーブルに対する載置がガイドされるディスクガイド部と、
    上記ディスクガイド部を少なくとも3箇所以上径方向に向かって切り欠いた切り欠き部のそれぞれに設けられ、上記ディスクガイド部の最外周部分よりも外径側に突出して設けられている上記付勢手段としての付勢片と、
    上記ターンテーブルのうち上記付勢片の先端部分と対向する部位に設けられ、該付勢片の先端部分を逃がす逃がし孔と、
    を具備することを特徴とするレンズ保護機構。
  3. ターンテーブル上に載置されるディスクに光を投受光させる光ピックアップレンズの保護を図るレンズ保護機構であって、
    駆動源およびクランパを具備し、この駆動源が作動することで、クランパをディスクに対して接離させるクランプ機構と、
    上記ターンテーブルに設けられ、該ターンテーブルにおける上記クランパでの上記ディスクのクランプに対して反発する弾性力を与える付勢手段と、
    上記ディスクの再生状態/再生待機状態で他ソース/電源オフに切り替えられた場合に、上記クランパを上記ターンテーブルの上方へ持ち上げて上記ディスクのクランプ状態を解除するように、上記駆動源を作動させる駆動制御機構と、
    を具備し、上記ディスクのクランプ状態を解除したときに上記付勢手段が与える弾性力によって該ディスクを持ち上げることで、上記ターンテーブルから該ディスクを離間させると共に、その離間状態を維持させ、
    上記駆動制御機構は、上記ディスクのクランプ解除時に、上記ディスクが上記付勢手段によって持ち上げられた状態で、上記ディスクの上面に上記クランパが接触するように、前記駆動源の駆動制御を行う、
    ことを特徴とするレンズ保護機構。
  4. ターンテーブル上に載置されるディスクに光を投受光させる光ピックアップレンズの保護を図るレンズ保護機構であって、
    駆動源およびクランパを具備し、この駆動源が作動することで、クランパをディスクに対して接離させるクランプ機構と、
    上記ターンテーブルに設けられ、該ターンテーブルにおける上記クランパでの上記ディスクのクランプに対して反発する弾性力を与える付勢手段と、
    上記ディスクの再生状態/再生待機状態で他ソース/電源オフに切り替えられた場合に、上記クランパを上記ターンテーブルの上方へ持ち上げて上記ディスクのクランプ状態を解除するように、上記駆動源を作動させる駆動制御機構と、
    を具備し、上記ディスクのクランプ状態を解除したときに上記付勢手段が与える弾性力によって該ディスクを持ち上げることで、上記ターンテーブルから該ディスクを離間させると共に、その離間状態を維持させ、
    上記駆動制御機構は、規定時間だけ上記駆動源を作動させて上記クランパを上記ターンテーブルから持ち上げた後に停止させるタイマー機構を具備していて、上記規定時間は上記付勢手段が上記ターンテーブルから上記ディスクを離間させると共に、上記ディスクの上面に上記クランパが接触した状態となる時間に設定されている、
    ことを特徴とするレンズ保護機構。
  5. 前記駆動制御機構は、前記ディスクのクランプ解除時に、前記ディスクが前記付勢手段によって持ち上げられた状態で、前記ディスクの上面に前記クランパが接触するように、前記駆動源の駆動制御を行うことを特徴とする請求項記載のレンズ保護機構。
  6. ターンテーブル上に載置されるディスクに光を投受光させる光ピックアップレンズの保護を図るレンズ保護機構であって、
    駆動源およびクランパを具備し、この駆動源が作動することで、クランパをディスクに対して接離させるクランプ機構と、
    上記ターンテーブルに設けられ、該ターンテーブルにおける上記クランパでの上記ディスクのクランプに対して反発する弾性力を与える付勢手段と、
    上記ディスクの再生状態/再生待機状態で他ソース/電源オフに切り替えられた場合に、上記クランパを上記ターンテーブルの上方へ持ち上げて上記ディスクのクランプ状態を解除するように、上記駆動源を作動させる駆動制御機構と、
    を具備し、上記ディスクのクランプ状態を解除したときに上記付勢手段が与える弾性力によって該ディスクを持ち上げることで、上記ターンテーブルから該ディスクを離間させると共に、その離間状態を維持させ、
    上記駆動制御機構は、規定位置で上記ディスクまたは上記クランプ機構を検出した後に上記駆動源を停止させるセンサを具備していて、上記規定位置は上記付勢手段が上記ターンテーブルから上記ディスクを離間させると共に、上記ディスクの上面に上記クランパが 接触した状態となる位置に設定されている、
    ことを特徴とするレンズ保護機構。
  7. 前記駆動制御機構は、前記ディスクのクランプ解除時に、前記ディスクが前記付勢手段によって持ち上げられた状態で、前記ディスクの上面に前記クランパが接触するように、前記駆動源の駆動制御を行うことを特徴とする請求項6記載のレンズ保護機構。
  8. 前記付勢手段は、前記ディスクの調芯を図る調芯手段に設けられていることを特徴とする請求項3から7のいずれか1項に記載のレンズ保護機構。
  9. 前記調芯手段は、
    前記ターンテーブルから突出していると共に、外周側にテーパ面を有していて、このテーパ面に前記ディスクの中心孔の縁部が当接することで、該ディスクの前記ターンテーブルに対する載置がガイドされるディスクガイド部と、
    前記ディスクガイド部を少なくとも3箇所以上径方向に向かって切り欠いた切り欠き部のそれぞれに設けられ、上記ディスクガイド部の最外周部分よりも外径側に突出して設けられている前記付勢手段としての付勢片と、
    前記ターンテーブルのうち上記付勢片の先端部分と対向する部位に設けられ、該付勢片の先端部分を逃がす逃がし孔と、
    を具備することを特徴とする請求項記載のレンズ保護機構。
  10. 請求項1からのいずれか1項に記載のレンズ保護機構を具備することを特徴とするディスク再生装置。
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