JP3553754B2 - ディスクプレーヤ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プレーヤ本体部が弾性部材にて外枠シャーシ内で可動に支持されて成るディスクプレーヤに関する。
【0002】
【従来の技術】
外部から振動が加えられる環境下で用いられるディスクプレーヤは、その再生動作が前記振動にて悪影響を受けることのないように構成されている。具体的には、このようなディスクプレーヤは、例えば車体などに直にねじ止めされて当該車体の振動を直に受けることになる外枠シャーシと、光ピックアップやディスク装填機構などを備えて構成されるプレーヤ本体部とを別体構成とし、前記外枠シャーシ内に前記プレーヤ本体部を配置し、これら外枠シャーシとプレーヤ本体部とを弾性部材で連結した構造になっている。
【0003】
ところで、このような構造を有するディスクプレーヤでは、ディスクのローディング時あるいはアンローディング時にもプレーヤ本体部の移動が許されることになり、このような移動が許された状態でディスクのローディング等がなされてしまうと、ディスクの損傷やローディング不良といった問題を招来する。
【0004】
そこで、かかる問題を解決する技術として、特開平4−4671号公報には、ディスクのローディング時において、プレーヤ本体部が外枠シャーシに実質的に固定支持されるように、プレーヤ本体部に設けた被ロック部および外枠シャーシに設けた被ロック部に選択的に係合するロック機構を備えたものが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の技術は、前記プレーヤ本体部および外枠シャーシがそれぞれ被ロック部を備えるとともに、それらとロック部との係合および非係合をディスクのローディング動作に連動させるために複雑な機構を備えなければならず、部品点数の増加や組立工程の複雑化を招くという欠点を有している。
【0006】
この発明は、上記の事情に鑑み、簡単な機構でディスクのローディング時などにおいてプレーヤ本体部を外枠シャーシに実質的に固定支持させることができるディスクプレーヤを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明のディスクプレーヤは、上記の課題を解決するために、プレーヤ本体部が弾性部材にて外枠シャーシ内で可動に支持されて成るディスクプレーヤであって、前記プレーヤ本体部は、前記弾性部材に連結された基台部と、ディスクの面に対して接近および離間するように前記基台部に対して移動可能に設けられた可動板とから成り、前記基台部には、ディスク収容保持部と、ディスクの装填と取出のために前記ディスク収容保持部をディスク挿入口側から奥側へ引き込む動作及び奥側からディスク挿入口側へと移動させる動作を行うローディング機構と、前記ディスク収容保持部がディスクを引き込んでいるときに前記可動板をディスクに接近させてそのクランプを行わせ、前記ディスク収容保持部が移動する時には前記可動板をディスクから離間させてそのアンクランプを行わせる可動板駆動部材と、前記ディスク収容保持部の移動方向および前記可動板の移動方向の双方に直交する方向に移動し、前記可動板駆動部材およびローディング機構を操作するラック部材とが備えられ、前記外枠シャーシには、ディスク収容保持部に形成された第1突起に係合し当該第1突起をディスク収容保持部の移動方向に長い第1溝と、前記ラック部材に形成された第2突起に係合し当該第2突起をラック部材の移動方向に長い第2溝とが形成され、前記第1溝および第2溝は、ディスクがクランプされるときに前記第1突起および第2突起が位置する領域では前記プレーヤ本体部の移動が可能なように幅広く形成され、ディスク収容保持部がディスク挿入口側に移動したときに前記第1突起および第2突起が位置する領域では前記プレーヤ本体部の移動を規制するように幅狭く形成されていることを特徴とする。
【0008】
上記の構成であれば、ディスクのローディング時やアンローディング時において、前記第1突起および第2突起は互いに直交する第1溝および第2溝の幅狭く形成された部分にそれぞれ位置するので、溝幅方向(プレーヤ本体部の厚み方向を上下方向とすると、当該溝幅方向は左右方向および前後方向といえる)におけるプレーヤ本体部の移動が規制されることになる。従って、ディスクのローディング時やアンローディング時においては、当該移動規制により、プレーヤ本体部は外枠シャーシに実質的に略固定支持されたことになり、ディスクの損傷やローディング不良が防止される。一方、ディスク収容保持部が奥側に引き込まれ、可動板が近接した後においては、前記第1突起および第2突起は第1溝および第2溝の幅広く形成された部分にそれぞれ位置することになり、プレーヤ本体部における振動吸収のための移動が可能となる。
【0009】
また、この発明は、前記ラック部材に設けられた係合溝と、前記ローディング機構に形成された前記係合溝に係合する突起とを備え、前記ディスク収容保持部がピックアップ対応位置に引き込まれたときに前記係合溝と前記突起が係合するように構成するとよい。
【0010】
上記した構成によれば、前記ディスク収容保持部がピックアップ対応位置へ引き込まれた後、前記係合溝に突起が係合してローディング用連結部材のがたつきが防止できる
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
【0012】
図1は、この発明のディスクプレーヤ1の化粧ケース部分を取り除いて内部構造を底面側から見たときの斜視図である。このディスクプレーヤ1は、外枠シャーシ2と、プレーヤ本体部3とを別体に構成し、前記外枠シャーシ2内に前記プレーヤ本体部3を配置し、これら外枠シャーシ2とプレーヤ本体部3とを4つのダンパー4…、及び4つのコイルばね5…により連結した構造になっている。
【0013】
前記プレーヤ本体部3は、前記ダンパー4…及びコイルばね5…に連結された基台部6と、装填された光ディスク10の面に対して接近および離間するように図のE−F方向に移動可能に設けられた可動板7とから成る。
【0014】
可動板7には、スピンドルモータ71、光ピックアップ72、この光ピックアップ72をディスク半径方向に案内するガイドシャフト73、このガイドシャフト73と平行に設けられ、前記光ピックアップが螺合するスクリューねじ74、駆動モータ75、及びこの駆動モータ75の駆動力を前記スクリューねじ74に伝達するギヤ群76等が設けられている。
【0015】
可動板7の両サイドに形成された立設片部700の略中央部からそれぞれ側方に突出する支持ピン701には、リフター部材66における側板部66aの先端部がそれぞれ係合されており、この側板部66aの略E−F方向の揺動動作にて、可動板7にそのE−F方向移動のための操作力が与えられる。リフター部材66の詳細については後述する。また、可動板7のE−F方向の案内は、前記支持ピン701および立設片部700の後部側に形成された突起部702が基台部6の両サイドの立設片部600にそれぞれ形成されたガイド溝601によって行うようにしてある。そして、可動板7の略四隅には、合計4つの突起部705が形成されている。各突起部705の高さは、前記駆動モータ75などの高さよりも高く、可動板7が図のF方向に移動された際、前記突起部705が外枠シャーシ2のうち図1の上側の部分(仮想線で示している)の内面に当接するようにしてある。
【0016】
基台部6の奥側には、モータ機構65が設けられている。このモータ機構65は、モータ650と、ギヤ群651と、前記モータ650の始動/停止を制御する第1スイッチ652と、前記モータ650の停止を制御する第2スイッチ653とを備えて成る。前記スイッチ652,653のON/OFF操作およびモータ650の回転により生じる動作内容については後述する。
【0017】
図2は、図1の斜視図において前記可動板7及びモータ機構65を取り外して示した斜視図である。前記の基台部6の底板部602には、ディスク収容保持部61が図のA−B方向にスライド可能に設けられている。図では、ディスク収容保持部61が最もディスク挿入口100側に移動した状態を示している。一方、ディスク収容保持部61が最も奥側に引き込まれた状態では、当該ディスク収容保持部61に収容されているケース付きのミニディスク10の情報読取窓部が前述した光ピックアップ72に向かい合って位置するようになっている。
【0018】
ディスク収容保持部61は、第1板部610、第2板部611、及び裏板部612(図3および図4参照)から成る。裏板部612は、第2板部611とで基台部6の底板部602を挟み込むように設けられている。第1板部610には、光ディスク10の挿入先端側の両サイドに形成された係止凹部10b,10bに係合する可撓性の係止部片610a,610aが形成されている。また、第2板部611の奥側の縁部分には、C−D方向に長い長穴611aが形成されている。裏板部612には、図3および図4に示すように、突起612aが形成されており、この突起612aは、外枠シャーシ2に形成された第1溝21に係合されている。そして、ディスク収容保持部61におけるA−B方向の案内は、図2に示すように、第2板部611に形成された凸条部611bと、基台部6の底板部602に形成されたガイド溝602aとの係合によって行われる。
【0019】
基台部6の底板部602には、前記光ディスク10におけるシャッタ部10aの係止凹部10cに係合する可撓性の折り曲げ片62およびシャッタ部10aのロック機構を解除するための屈曲薄片63が設けられている。これにより、ディスク収容保持部61が奥側に引き込まれるときに、当該ディスク収容保持部61に収容されているミニディスク10のシャッタ部10aが折り曲げ片62にて移動規制され、この移動規制を受けつつ光ディスク10が奥側へと更に案内されることによって、シャッタ部10aが開いて光ディスク10の情報読取窓部が光ピックアップ72に向かい合って位置することになる。
【0020】
底板部602の略中央位置には、ローディング用連結部材9が、底板部602上に突設された軸602cにて水平回りに回動可能に設けられている。このローディング用連結部材9の回動動作により、前記ディスク収容保持部61をディスク挿入口100側からピックアップ対応位置へ引き込む動作(ローディング)及びピックアップ対応位置からディスク挿入口100側へと移動させる動作(アンローディング)が行われる。
【0021】
ローディング用連結部材9は、第1板部91と第2板部92と巻きばね93とから成り、いずれも前記軸602cに嵌合されている。第2板部92の突起92aは、ラック部8の第1係合溝811に係合している。また、第1板部91には、前記ディスク収容保持部61の第2板部611に形成された長穴611aに係合する第1突起91a、前記第1スイッチ652(図1参照)の操作を行う作動片部91b、ラック部8の第2係合溝812に係合する第2突起91cが形成されている。そして、第1板部91の係止片91eには前記巻きばね93の一端側が係合され、第2板部92の係止片92bには巻きばね93の他端側が係合されている。第1板部91は、巻きばね93によって図の反時計回りに付勢されるが、図の状態では、第1板部91の係止片91dが第2板部92の突起92aに当接し、相互に不動の状態を保っている。一方、ディスク収容保持部61が図のB方向に押されると、これによって長穴611aに係合している第1突起91aが押されることになり、ローディング用連結部材9は時計回りに回動しようとするが、第2板部92の突起92aが第1係合溝811における回動阻止用の係合領域に係合しているため、第2板部92は回動せず、図の仮想線で示しているように、第1板部91のみが前記巻きばね93の付勢に抗して図の時計回りに回動するようになっている。
【0022】
底板部602の最奥側には、ラック部材8がC−D方向に移動可能に設けられている。このラック部材8は、ラック本体部81と、裏板部82(図3及び図4参照)とから成る。裏板部82は、ラック本体部81とで基台部6の底板部602を挟み込むように設けられている。裏板部82には、図3および図4に示すように、突起82aが形成されており、この突起82aは、外枠シャーシ2に形成された第2溝22に係合されている。
【0023】
ラック本体部81は、水平部と垂直部とから成る断面略L文字状の樹脂製部材である。水平部には、第1係合溝811および第2係合溝812が形成されている。第1係合溝811は、前記ローディング用連結部材9の回動動作を行わせるためのものであり、第2係合溝812は、前記ディスク収容保持部61がピックアップ対応位置へ引き込まれた後、前記第2突起91cに係合してローディング用連結部材9のがたつきを防止するためのものである。このがたつき防止作用については、後で詳述する。
【0024】
前記垂直部の機内側の面には、ラック面813が形成されており、機外側の面には、階段形状を成す第3係合溝814(図5(b)および図6(b)参照)が形成されている。前記ラック面813は、前記モータ機構65におけるギヤ群651のギヤ651a(図7参照)に歯合している。このギヤ651aが回転すると、ラック部8が図のC−D方向に移動されることになる。そして、図5に示すように、前記第3係合溝814には、リフター部材66の背板部66bに形成されている突起66cが、基台部6の背面側に形成されている縦長の貫通穴604を通して係合されている。
【0025】
次に、図3及び図4を用いて外枠シャーシ2に関する機構について説明していく。外枠シャーシ2には、A−B方向に長く形成された第1溝21と、C−D方向に長く形成された第2溝22とが形成されている。第1溝21は、図のA方向側(ディスク挿入口100側)においては幅狭に形成され、B方向側においては幅広に形成されている。また、第2溝22は、図のC方向側においては幅狭に形成され、D方向側においては幅広に形成されている。そして、これら幅狭領域と幅広領域との間にはテーパ状をなす領域が形成されている。
【0026】
図3はディスク収容保持部61がディスク挿入口100側に移動されたときのその裏板部612の位置およびラック部材8における裏板部82の位置を示している。この状態のときには、外枠シャーシ2に形成された第1溝21の幅狭く形成されている領域に裏板部612の突起612aが係合され、また、外枠シャーシ2に形成された第2溝22の幅狭く形成されている領域に裏板部82の突起82aが係合される。従って、ラック部材8に対してA−B方向の移動規制、及びディスク収容保持部61に対してC−D方向の移動規制がなされるので、プレーヤ本体部3は、A−B方向およびC−D方向に移動を規制される。
【0027】
図4はディスク収容保持部61が奥側に移動されたときのその裏板部612の位置およびラック部材8における裏板部82の位置を示している。この状態のときには、外枠シャーシ2に形成された第1溝21の幅広く形成されている領域に裏板部612の突起612aが位置し、また、外枠シャーシ2に形成された第2溝22の幅広く形成されている領域に裏板部82の突起82aが位置する。従って、ラック部材8に対してA−B方向の移動許容、及びディスク収容保持部61に対してC−D方向の移動許容がなされるので、プレーヤ本体部3は、A−B方向およびC−D方向に自由に移動可能となる。
【0028】
次に、プレーヤ本体部3における基台部6を示している図5及び図6を用い、主にリフター部材66に関して説明する。図5はディスク収容保持部61がディスク挿入口100側に移動されているときの状態を示しており、同図(a)は平面図、同図(b)は背面図、同図(c)は左側面図、同図(d)は右側面図である。また、図6はディスク収容保持部61がピックアップ対応位置に移動されているときの状態を示しており、同図(a)は平面図、同図(b)は背面図、同図(c)は左側面図、同図(d)は右側面図である。なお、図6では、同図(c)(d)においてのみリフター部材66を示している。
【0029】
基台部6の両サイドの立設片部600には、支持ピン600aがそれぞれ突設されている。そして、この支持ピン600aにリフター部材66の側板部66aがそれぞれ係合しており、リフター部材66は支持ピン600aを軸に回動するようになっている。リフター部材66を回動する操作力は、前述のラック部材8のC−D方向の移動により与えられるようになっている。即ち、ラック部材8がC−D方向に移動すると、階段形状を成す第3係合溝814に係合されている突起66cがE−F方向(プレーヤ本体部3の厚み方向)に移動され、突起66cがE方向に移動されるとき(図5の状態)、リフター部材66の側板部66aの先端側はF方向に移動し、突起66cがF方向に移動されるとき(図6の状態)、リフター部材66の側板部66aの先端側はE方向に移動する。
【0030】
リフター部材66の側板部66aの先端は、前述したごとく、可動板7の支持ピン701に係合しているので、側板部66aのE−F方向の移動にて可動板7がE−F方向に移動されることになる。可動板7がF方向に移動されたときには、プレーヤ本体部3の厚みが増大することになる。
【0031】
次に、光ディスク10を装填し、演奏し、取り出すまでの一連の動作について説明する。なお、ディスクの装填や取出が行われるのは、ディスク収容保持部61がディスク挿入口100側に移動されたときであり、このときには、可動板7はF方向に移動される。この状態をディスク挿入口100側から示すと、図8に示すごとくなる。
【0032】
光ディスク10をディスク挿入口100に挿入して幾分押さえ込むと、ローディング用連結部材9は図2において時計回りに回動しようとするが、第2板部92の突起92aが第1係合溝811における回動阻止用の係合領域に係合しているため、第2板部92は回動せず、図2の仮想線で示しているように、第1板部91のみが前記巻きばね93の付勢に抗して図の時計回りに回動する。第1板部91が時計回りに回動すると、作動片部91bが第1スイッチ652をONさせる(図1参照)。
【0033】
この第1スイッチ652のONにより、モータ650が始動し、ラック部8がD方向に移動する。ラック部8がD方向に移動すると、第2板部92の突起92aが第1係合溝811における回動阻止用の係合領域から離脱するので、ローディング用連結部材9における第1板部91および第2板部92が共に時計回りに回動する。この回動により、ディスク収容保持部61が機内奥側へと自動的に引き込まれる。
【0034】
そして、ローディング用連結部材9の時計回りの回動により、第2突起91cがラック部8の第2係合溝812に係合する。第2突起91cが第2係合溝812の直線領域に係合すると、ローディング用連結部材9の回動は終了し、ディスク収容保持部61が最も奥側へと引き込まれた状態となる。
【0035】
ここで、ラック部8に第1係合溝811のみを設け、第2突起91cが係合する第2係合溝812を設けていない場合には、ディスク収容保持部61のA−B方向のがたつきが大きくなる。これは、第1突起91aと、軸602cと、第2板部92の突起92aとを結ぶ線が略90°をなし、第2板部92の突起92aは第1係合溝811の直線領域上ではC−D方向にはなんら移動規制を受けていないため、前記突起92aにおけるC−D方向の微動が許容され、且つ軸602cから突起92aまでの長さよりも軸602cから第1突起91aまでの長さの方が長いため、前記微動が拡大されて第1突起91aの部分においてA−B方向に大きながたつきを生じるためである。これに対し、この実施の形態であれば、ラック部8に第2係合溝812を設けてこの第2係合溝812に第2突起91cを係合させており、第1突起91aと、軸602cと、第2突起91cとを結ぶ線は略45°となるようにしてあるから、第1突起91aの部分のA−B方向のがたつきは、第2突起91cにおいてはそれが係合している第2係合溝812の溝幅方向成分を含むものとして現れ、この第2係合溝812がその溝幅方向の第2突起91cのがたつきを規制することになるからである。つまり、突起92aの直径と略同一幅に第1係合溝811の溝幅を加工したとしても、第1係合溝811上での突起92aの移動が行われ難くなるだけでディスク収容保持部61のがたつきを防止することが困難であるのに対し、第2係合溝812に第2突起91cを係合させることにより、第1係合溝811の溝幅を突起92aの直径よりも幾分広くして突起92aの移動を行い易くしつつディスク収容保持部61のがたつきの防止が可能となる。
【0036】
ローディング用連結部材9がその回動を終了した後も、ラック部8はD方向の移動を続ける。このラック部8の移動により、ラック部8の第3係合溝814によってリフター部材66の突起66cはF方向に導かれ、従ってリフター部材66の側板部66aの先端側がE方向に移動することになる。これにより、可動板7がE方向に移動し、ディスク収容保持部61に収容されている光ディスク10に近づき、スピンドルモータ71が光ディスク10の回転中心部に係合するクランプ動作が行われる。この後、ラック部8が、第2スイッチ653をONさせる。第2スイッチ653のONにより、モータ650の回転が停止される。その後、光ディスク10がスピンドルモータ71にて回転され、その情報が光ピックアップ72にて読み取られる。
【0037】
上述のごとく可動板7がE方向に移動したことで、プレーヤ本体部3の厚みは減少し、外枠シャーシ2に対してE−F方向に空間が生まれ、プレーヤ本体部3はE−F方向に自由に移動可能となる。また、この状態のときには、外枠シャーシ2に形成された第1溝21の幅広く形成されている領域に裏板部612の突起612aが係合され、また、外枠シャーシ2に形成された第2溝22の幅広く形成されている領域に裏板部82の突起82aが係合される。従って、ラック部材8に対してA−B方向の移動許容、及びディスク収容保持部61に対してC−D方向の移動許容がなされ、プレーヤ本体部3は、A−B方向およびC−D方向に自由に移動可能となる。
【0038】
ディスク10を取り出すときには、上述した動作と逆の動作が行われる。すなわち、ラック部材8は図のC方向に移動し、リフター部材66の側板部66aの先端部がF方向に移動する。これにより、可動板7がF方向に移動されるが、側板部66aの先端部が最もF方向に移動する前に、可動板7の4つの突起部705…が外枠シャーシ2の内面に接触する。そして、その後における側板部66aの先端部のF方向の更なる移動により、基台部6がE方向に移動し、図8に示しているごとく、基台部6の面が外枠シャーシ2の内面に形成されている凸部201…に接触する。
【0039】
このように、前記可動板7を光ディスク10から離間させる動作により、当該可動板7が前記外枠シャーシ2の所定の面に接触するとともに前記基台部6が前記外枠シャーシ2の前記所定の面に対向する面に接触するため、プレーヤ本体部3は、E−F方向の移動を規制され、当該方向において外枠シャーシ2に実質的に固定支持されることになる。また、この状態のときには、外枠シャーシ2に形成されたガイド溝21の幅狭く形成されている領域に裏板部612の突起612aが位置し、また、外枠シャーシ2に形成されたガイド溝22の幅狭く形成されている領域に裏板部82の突起82aが位置するので、プレーヤ本体部3は、A−B方向およびC−D方向にも移動が規制される。
【0040】
なお、可動板7がその4つの突起部705にて外枠シャーシ2に接触されるため、上述のごとくプレーヤ本体部3が実質的に固定支持される際、当該プレーヤ本体部3及び可動板7自体も安定的に固定されることになる。その一方、図9に示しているように、リフター部材66の側面板部66aの先端部を外枠シャーシ2に接触させてるようしても良く、これによってもプレーヤ本体部3の実質的な固定支持を行うことが可能であるが、この場合には、可動板7は外枠シャーシ2に接触しないため、可動板7自体は完全には固定されないことになる。
【0041】
そして、前記可動板7を離接させるための機構は、比較的簡単な機構にて実現できるから、従来のような構造の複雑化は生じない。また、前記可動板7にはスピンドルモータ71等が備えられ、当該可動板7を離接させる機構は、ディスクをクランプ等するために必要な機構であり、プレーヤ本体部3を外枠シャーシ2に実質的に支持固定するために別個に備えたものではないから、部品点数の増加を回避できる。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、簡単な機構でディスクのローディング時などにおいてプレーヤ本体部を外枠シャーシに実質的に固定支持させることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態のディスクプレーヤの化粧ケース部分を取り除いて内部構造を底面側から見たときの斜視図である。
【図2】図1の斜視図において前記可動板及びモータ機構を取り外して示した一部破断斜視図である。
【図3】この発明の実施の形態における外枠シャーシの平面図である。
【図4】この発明の実施の形態における外枠シャーシの平面図である。
【図5】この発明の実施の形態におけるプレーヤ本体部の基台部を示す図であって、同図(a)は平面図であり、同図(b)は背面図であり、同図(c)は左側面図であり、同図(d)は右側面図である。
【図6】この発明の実施の形態におけるプレーヤ本体部の基台部を示す図であって、同図(a)は平面図であり、同図(b)は背面図であり、同図(c)は左側面図であり、同図(d)は右側面図である。
【図7】この発明の実施の形態におけるモータ機構部が取り付けられた基台部を示す図であって、同図(a)は透視平面図であり、同図(b)は透視背面図である。
【図8】この発明の実施の形態におけるディスクプレーヤをその化粧外枠部分を取り除いて示した正面図である。
【図9】この発明の実施の形態の変形例を示す図であって、プレーヤ本体部の基台部の側面図である。
【符号の説明】
1 ディスクプレーヤ
2 外枠シャーシ
3 プレーヤ本体部
4 ダンパー
5 コイルばね
6 基台部
7 可動板
8 ラック部
9 ローディング用連結部材
10 光ディスク
61 ディスク収容保持部
66 リフター部材

Claims (2)

  1. プレーヤ本体部が弾性部材にて外枠シャーシ内で可動に支持されて成るディスクプレーヤであって、前記プレーヤ本体部は、前記弾性部材に連結された基台部と、ディスクの面に対して接近および離間するように前記基台部に対して移動可能に設けられた可動板とから成り、前記基台部には、ディスク収容保持部と、ディスクの装填と取出のために前記ディスク収容保持部をディスク挿入口側から奥側へ引き込む動作及び奥側からディスク挿入口側へと移動させる動作を行うローディング機構と、前記ディスク収容保持部がディスクを引き込んでいるときに前記可動板をディスクに接近させてそのクランプを行わせ、前記ディスク収容保持部が移動する時には前記可動板をディスクから離間させてそのアンクランプを行わせる可動板駆動部材と、前記ディスク収容保持部の移動方向および前記可動板の移動方向の双方に直交する方向に移動し、前記可動板駆動部材およびローディング機構を操作するラック部材とが備えられ、
    前記外枠シャーシには、ディスク収容保持部に形成された第1突起に係合し当該第1突起をディスク収容保持部の移動方向に長い第1溝と、前記ラック部材に形成された第2突起に係合し当該第2突起をラック部材の移動方向に長い第2溝とが形成され、前記第1溝および第2溝は、ディスクがクランプされるときに前記第1突起および第2突起が位置する領域では前記プレーヤ本体部の移動が可能なように幅広く形成され、ディスク収容保持部がディスク挿入口側に移動したときに前記第1突起および第2突起が位置する領域では前記プレーヤ本体部の移動を規制するように幅狭く形成されていることを特徴とするディスクプレーヤ。
  2. 前記ラック部材に設けられた係合溝と、前記ローディング機構に形成された前記係合溝に係合する突起とを備え、前記ディスク収容保持部がピックアップ対応位置に引き込まれたときに前記係合溝と前記突起が係合することを特徴とする請求項1に記載のディスクプレーヤ。
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