JP3307621B2 - カセット開放機構を備えたトレイ - Google Patents

カセット開放機構を備えたトレイ

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裕修 張
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カセット開放機
構に関し、特に、トレイ本体に設置した回動アームおよ
び弾性部材を利用してディスクカセットのシャッターを
容易に開放するカセット開放機構に関する。
【0002】
【従来の技術】1997年末にDVD連盟が発表したD
VD−RAM規格中に、ディスクカセットを備えたディ
スクがあり、このディスクは従来のCDよりも容量が大
きく、しかも読み書き可能という機能を備えていて、将
来のディスクドライバー市場の動向を示すものとなって
いる。さらに、市場全体として受け入れやすいように、
将来のDVD−RAMドライバーは、従来のディスクカ
セットを有さないディスクも読み取れるものであること
が望ましい。
【0003】光ディスクドライバーでDVD−RAM規
格中のディスクカセットを有するディスクを読み書き可
能としたい場合、光ディスクドライバーの機構設計にお
いて、ディスクカセットのシャッター(shutter)を開
放することができるカセット開放機構を増設しなければ
ならない。そして、日立(HITACHIディスクドラ
イバー型式:GF−1055)および松下(PANAS
ONIC)が、1998年にそれぞれディスクカセット
を読み書きできるDVD−RAMドライバーを発売し
た。
【0004】図1において、ディスクカセットを有する
ディスクを図示しているが、ディスクカセット10中に
ディスク(図示せず)を収納して、ディスクが外部から
の要因で損壊することを防止するものである。そして、
ディスク上のデータを読み出せるように、ディスクカセ
ット10にはシャッター20が設けられており、このシ
ャッター20が図の左右方向へ移動可能となっていてデ
ィスクを露出させることができる。また、シャッター2
0上には突出部30が設けられ、ディスクカセット10
を光ディスクドライバー(図示せず)に挿入する時、カ
セット開放機構が突出部30のエッジに接触するととも
に、シャッター20を移動させてディスクを露出させる
ようになっている。
【0005】図1と図2とにおいて、従来技術にかかる
カセット開放機構は、シャッター20を開放するため
に、挟持(きょうち)板(chucking plate)40上にカ
セット開放機構60を設置していた。この挟持板40
は、光ディスクドライバー内部のトレイ本体(図示せ
ず)上方に位置するとともに、トレイ本体と一緒には移
動しないようになっていた。挟持板40上には、ディス
ク定位機構50とカセット開放機構60とが配置されて
いた。このカセット開放機構60は、挟持板40上に開
設された2つの弧形スロット62と、一端を挟持板40
の一面上に回動可能に保持した回動アーム64と、挟持
板40の他面側に設けて、回動アーム64がスロット6
2に沿って移動するように制限する回動アーム制限手段
66と、回動アーム64の所定位置に連結されて回動ア
ーム64を元の位置に復帰させる引張りばね68とから
構成されていた。
【0006】トレイ本体(図示せず)にディスクカセッ
ト10を備えたディスクを装着して、トレイ本体を光デ
ィスクドライバー内部へ押し戻すと、回動アーム64が
ディスクカセット10の突出部30エッジに接触して、
シャッター20を移動させてディスクを露出させ、ディ
スクカセット10の開放動作を完了するとともに、トレ
イ本体が光ディスクドライバーから引き出されると、回
動アーム64が引張りばね68の作用により元の位置に
復帰していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このようなディスクカ
セットを開放するカセット開放機構には、設計上いろい
ろな欠点があり、例えばカセット開放機構が挟持板(ch
ucking plate)上に設置されているので、カセット開放
機構を取り付けるために、挟持板にスロットなどを別途
開設して初めて設置が可能なものとなっていた。また、
光ディスクドライバーがディスクカセットを有する光デ
ィスクに読み書きする時には、さほど大きな問題は発生
しないが、ディスクカセットを有さない光ディスクを装
着した場合には、挟持板にスロットなどが開設されてい
るので、ディスク(むき出しのディスク)が回転し始め
ると、空気がこれらのスロット部分で渦巻きを形成し
て、振動ならびに騒音の原因となっていた。それだけで
なく、ディスクの回転速度にも影響を与えて、主軸モー
ターの回転速度を低下させるので、データ転送率を低下
させたり、はなはだしくはデータの読み書きエラーを発
生させるものとなっていた。
【0008】さらに、カセット開放機構の部品数が多す
ぎ、かつ相当に複雑であり、挟持板にスロットを開設し
てカセット開放機構を取り付けなければならないので、
手間ひまや金銭がかかるものとなり、生産コストを押し
上げるものとなっていた。
【0009】そこで、この発明の第1の目的は、わずか
に回動アームとねじりばねとだけを利用してなるカセッ
ト開放機構を備えたトレイを提供することにある。この
発明の第2の目的は、回動アームを利用してトレイ本体
に装着されたディスクカセットのシャッターを容易に開
放することができるとともに、ディスクカセットが引き
出された時に、ねじりばねの作用で回動アームを元の位
置に復帰させることができるカセット開放機構を備えた
トレイを提供することにある。この発明の第3の目的
は、カセット開放機構をトレイ本体に取り付けるので、
挟持板にカセット開放機構を取り付けるためのスロット
等を開設する必要がなく、従来技術にかかる光ディスク
ドライバーにおいてディスク回転時に発生していた問題
点ならびコスト浪費の問題を解決することができるカセ
ット開放機構を備えたトレイを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し、所望
の目的を達成するために、この発明にかかるカセット開
放機構を備えたトレイは、ディスクカセットのシャッタ
ーを開放するものであって、一側を挿入口としてディス
クカセットを出し入れするとともに、対向する別な一側
付近に第1軸部を有するトレイ本体と、その一端を第2
軸部として、第1軸部に嵌め込んで回動可能となるとと
もに、ディスクカセットをトレイ本体に装着する時、そ
の他端が非開放位置においてシャッターの突出部エッジ
に接触し、かつディスクカセットを押し込んで、他端が
開放位置にまで移動する時、シャッターを開放する回動
アームと、その一端をトレイ本体に固定し、その他端を
回動アームに固定するとともに、回動アームを非開放位
置にまで復帰させる弾性力を有する弾性手段とから構成
されるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明にかかる好適な実
施形態を図面に基づいて説明する。図3において、この
発明にかかるカセット開放機構を備えたトレイは、トレ
イ本体90以外には、わずかに回動アーム70とねじり
ばね80との2構成部材だけからなるものである。
【0012】図3(c)に示したトレイ本体90は、デ
ィスクを収納したディスクカセットまたはディスク(む
き出しのディスク)を搭載するためのもので、その一側
を挿入口96として、ディスクカセットまたはディスク
を出し入れし、対向する別な一側付近に第1軸部94を
設けている。
【0013】図3(a)に示した回動アーム70は、回
動アーム70の一端を第2軸部72として、トレイ本体
90上の第1軸部92に嵌め込んで回動アーム70を回
動可能とするとともに、回動アーム70の他端に突起7
4を設けて、この突起74によりディスクカセットのシ
ャッターにある突出部エッジに密接させるものである。
【0014】図3(b)に示した弾性手段は、この実施
形態では1つのねじりばね80としており、ねじりばね
80の一端をトレイ本体90に固定し、ねじりばね80
の他端を回動アーム70上に固定する。
【0015】図4において、ねじりばね80のリング部
分に第1軸部94を入れて、ねじりばね80の一端をト
レイ本体90の固定フック94上に固定してから、回動
アーム70上の第2軸部72を第1軸部92に嵌め込
み、最後に、ねじりばね80の他端を回動アーム70に
固定するだけで組み立てが完成する。
【0016】図5において、この発明にかかるカセット
開放機構を備えたトレイが完成した状態を示している
が、この時、回動アーム70の突起74は、非開放位置
にある。
【0017】図6において、ディスクカセット10をト
レイ本体90に装着して回動アーム70に押圧されてい
ない時には、回動アーム70の突起74は非開放位置に
ある(図5参照)が、ディスクカセット10を押し込み
始めると、突起74がシャッター20上の突出部30の
エッジに密接し、ディスクカセット10をさらに押し込
むと、回動アーム70が回動し、回動アーム70の突起
74が最終的には開放位置にまで至るとシャッター20
を開放することができる。ディスクカセット10を取り
出した時には、ねじりばね80がその作用力により回動
アーム70を非開放位置に復帰させる。
【0018】弾性手段としてのねじりばね80は、もち
ろん、引張りばね、または圧縮ばね等の弾性手段を利用
しても、上述したねじりばね80の機能を達成すること
ができる。
【0019】以上のごとく、この発明を好適な実施形態
により開示したが、当業者であれば容易に理解できるよ
うに、この発明の技術思想の範囲内において、適当な変
更ならびに修正が当然なされうるものであるから、その
特許権保護の範囲は、特許請求の範囲および、それと均
等な領域を基準として定めなければならない。
【0020】
【発明の効果】上記構成により、この発明にかかるカセ
ット開放機構を備えたトレイは、わずかに回動アームと
ねじりばねとだけからなるので、従来と比べて構造を大
幅に簡略化することができる。また、回動アームを利用
してトレイ本体に装着されたディスクカセットのシャッ
ターを容易に開放することができるとともに、ディスク
カセットを取り出した時には、ねじりばねの作用により
回動アームを元の位置に復帰させることができる。さら
に、カセット開放機構をトレイ本体に設置するので、挟
持板にカセット開放機構を取り付けるためのスロット等
を開設することが不要になり、従来の光ディスクドライ
バーにおいてディスク回転時に発生していた問題点を解
決することができる。従って、製造が簡単でコストが安
く、産業上の利用価値が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ディスクを収納したディスクカセットを示す
斜視図である。
【図2】 従来技術にかかる挟持板上のカセット開放機
構を示す平面図である。
【図3】 (a)〜(c)は、この発明にかかる好適な
実施形態を示す分解斜視図である。
【図4】 この発明にかかる好適な実施形態の組み立て
方を示す分解斜視図である。
【図5】 この発明にかかる好適な実施形態を示す組立
斜視図である。
【図6】 この発明の実施形態にディスクカセットを装
着した状態を示す平面図である。
【符号の説明】
10 ディスクカセット 20 シャッター 30 突出部 70 回動アーム 72 第2軸部 74 突起 80 ねじりばね(弾性手段) 90 トレイ本体 92 第1軸部 94 固定フック 96 挿入口

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクカセットのシャッターを開放す
    るものであって、 一側を挿入口として前記ディスクカセットを出し入れす
    るとともに、対向する別な一側付近に第1軸部を有する
    トレイ本体と、 その一端を第2軸部として、前記第1軸部に嵌め込んで
    回動可能となるとともに、前記ディスクカセットを前記
    トレイ本体に装着する時、その他端が非開放位置におい
    て前記シャッターの突出部エッジに接触し、かつ前記デ
    ィスクカセットを押し込んで、前記他端が開放位置にま
    で移動する時、前記シャッターを開放する回動アーム
    と、 その一端を前記トレイ本体に固定し、その他端を前記回
    動アームに固定するとともに、前記回動アームを前記非
    開放位置にまで復帰させる弾性力を有する弾性手段と、
    を具備していることを特徴とするカセット開放機構を備
    えたトレイ。
  2. 【請求項2】 前記トレイ本体が、さらに、前記弾性手
    段の前記一端を固定する固定フックを設けたものである
    ことを特徴とする請求項1に記載のカセット開放機構を
    備えたトレイ。
  3. 【請求項3】 前記回動アームの他端が、さらに、前記
    シャッターの前記突出部エッジに密接する突起を有して
    いることを特徴とする請求項1に記載のカセット開放機
    構を備えたトレイ。
  4. 【請求項4】 前記弾性手段が、ねじりばねであること
    を特徴とする請求項1に記載のカセット開放機構を備え
    たトレイ。
  5. 【請求項5】 前記弾性手段が、引張りばねであること
    を特徴とする請求項1に記載のカセット開放機構を備え
    たトレイ。
  6. 【請求項6】 前記弾性手段が、圧縮ばねであることを
    特徴とする請求項1に記載のカセット開放機構を備えた
    トレイ。
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