JP3930513B2 - 多数決論理回路を有するフリップフロップ回路 - Google Patents

多数決論理回路を有するフリップフロップ回路 Download PDF

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Description

本発明は、一般的には、フリップフロップ回路に関連し、特に、ソフトエラーが発生しても、正しい記憶内容を出力することができ且つソフトエラーを回復して正しい記憶内容を保持することができる多数決論理回路を有するフリップフロップ回路に関連する。
メモリ回路などにおいて、保持されているデータが破壊される現象があり、これは、ソフトエラーとして知られている。ソフトエラーは、LSIチップ素材より発生するα線や、二次宇宙線中性子により、電子回路内部に電荷が発生し、そして、この発生した電荷の影響により、メモリ回路や、論理回路部内のフリップフロップ回路に保持している1ビットのデータを、反転させて、破壊してしまう現象である。このソフトエラーが発生した場合には、メモリ回路や論理回路部内のフリップフロップ回路は、誤動作するが、しかし、その誤動作したメモリ回路や論理回路部内のフリップフロップ回路は、ハードウェア的には故障は発生してはいない。従って、その誤動作したメモリ回路や論理回路部内のフリップフロップ回路へ、新たなデータが書き込まれた場合には、設計通りの動作をする。
ソフトエラーは、通常は、低確率で単発的に発生するが、しかし、ソフトエラーが発生しても、それが障害として顕在化する場合は更に低確率である。
例えば、メモリ回路においては、エラー訂正回路を搭載することが一般的である。そして、1ビットの誤りは、このエラー訂正回路により訂正されるので、メモリ回路の出力では、この1ビットの誤りの影響はない。
また論理回路部内に配置されたフリップフロップ回路においては、次のクロックサイクルで書き込みが行われるために、破壊されたデータを保持している期間が短く、そして、破壊されたデータが、他の論理回路の状態によりマスクされることにより、この破壊されたデータの影響が、他の回路部の動作に影響しない確率も高い。
しかし、他方では、タイミング調整回路の設定値などのような一部のデータについては、ソフトエラーが発生すると、チップ全体の誤動作を引き起こす可能性が高い。特に、システム等の初期化動作の期間中に設定されるデータは、初期化が終了して実際の動作が開始されると、その後に書き換えられることがないために、破壊されたデータを保持し続け、この結果、誤動作を引き起こすことが多い。
現在では、ソフトエラーが発生すると、システム全体に大きな影響を及ぼす信号を記憶するフリップフロップ回路については、例えば、フリップフロップ回路を3重化し、3入力多数決論理を実行することにより、ソフトエラーが発生した場合でも、システムに障害を与える確率を低く抑えるようにしている。
図1は、従来のフリップフロップ回路を示す。図1に示されたフリップフロップ回路で、フリップフロップ回路を3重化し、3入力多数決論理を実行する。図1のフリップフロップ回路は、主に、フリップフロップ110、フリップフロップ120、フリップフロップ130及び、多数決論理回路140より構成される。フリップフロップ110は、イネーブル端子付きのインバータ111、114、インバータ112、113,115及び116より構成される。イネーブル端子付きインバータ111の入力には、入力データ101が供給され、インバータ111のイネーブル端子には、クロック信号(CK)102が供給される。インバータ111の出力は、インバータ112の入力に接続されている。インバータ112の出力は、インバータ113の入力とインバータ114の入力に接続されている。インバータ113の出力は、インバータ112の入力に接続されている。インバータ114のイネーブル端子には、クロック信号(CKB)103が供給される。インバータ114の出力は、インバータ115の入力に接続されている。インバータ115の出力は、インバータ116の入力と多数決論理回路140内の2入力NAND回路141の1つの入力と2入力NAND回路142の1つの入力に接続されている。インバータ116の出力は、インバータ115の入力に接続されている。
多数決論理回路140は、2入力NAND回路141、142及び143と3入力NAND回路144より構成される。2入力NAND回路141、142及び143の出力は、3入力NAND回路144の入力に接続されている。
図1のフリップフロップ120はインバータ121からインバータ126より構成されそして、フリップフロップ130はインバータ131からインバータ136より構成される。フリップフロップ120と130は、フリップフロップ110と同一の構成を有する。フリップフロップ120の出力は、多数決論理回路140内の2入力NAND回路141と143の入力に接続され、そして、フリップフロップ130の出力は、多数決論理回路140内の2入力NAND回路142と143の入力に接続されている。
フリップフロップ110には、入力データ101が供給され、クロック信号(CK)102が、ローレベルの時に、帰還インバータ112と113より構成されるマスタラッチに書きこまれ、クロック信号(CKB)103がローレベルのときに、帰還インバータ115と116により構成されるスレーブラッチへ転送される。クロック信号(CK)102とクロック信号(CKB)103は、例えば、互いに逆相のクロック信号でもよい。
フリップフロップ120と130も、フリップフロップと同一の入力データ101が供給され、そして、同一の動作を実行する。
多数決論理回路140は、フリップフロップ110、120、及び130の出力のうち少なくとも2つの論理レベルが”1”である場合には、論理レベル”1”を出力データ104として出力する。一方、多数決論理回路140は、フリップフロップ110、120、及び130の出力のうち少なくとも2つの論理レベルが”0”である場合には、論理レベル”0”を出力データ104として出力する。
しかし、図1に示した従来のフリップフロップ回路を使用する場合には、フリップフロップ回路100の規模が大きいという問題がある。さらに、フリップフロップ回路100を構成するフリップフロップの数が多いので、フリップフロップ回路100をLSI回路上で作成したときに、フリップフロップ回路100の試験時間が長いという問題がある。更に、図1に示された従来技術のフリップフロップ回路100は、発生したソフトエラーの回復機能を持たないことにより、ソフトエラーが複数回発生した場合には、フリップフロップ回路100の出力が、誤りとなるので、そのフリップフロップ回路100が使用されているシステムに障害を発生するという問題がある。
また、本発明に関連する技術は、特許文献1、特許文献2及び、特許文献3にも記載されている。
(特許文献1)特開平4−170792号公報
(特許文献2)特開平2002−185309号公報
(特許文献3)特開昭61−256822号公報
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、ソフトエラーが発生しても、正しい記憶内容を出力することができ且つソフトエラーを回復して正しい記憶内容を保持し、回路規模が小さく、且つ回路の試験の容易な、多数決論理回路を有するフリップフロップ回路を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、本発明のフリップフロップ回路は、入力信号を書き込む複数のマスタラッチと、前記複数のマスタラッチの出力に接続された入力を有する多数決論理回路と、前記多数決論理回路の出力に接続された入力を有し且つ前記多数決論理回路の入力に接続された出力を有する1つのスレーブラッチとを有し、前記複数のマスタラッチが入力信号を書き込まない期間中に、前記多数決論理回路の出力が前記複数のマスタラッチの入力に供給される。
本発明により、ソフトエラーが発生しても、正しい記憶内容を出力することができ且つソフトエラーを回復して正しい記憶内容を保持することができる。さらに、フリップフロップ回路内のフリップフロップ数を、従来の構成よりも減少することができるので、回路規模が小さく、且つ回路の試験の容易な、多数決論理回路を有するフリップフロップ回路を提供することができる。
本発明の他の目的、特徴及び利点は、添付の図面を参照しながら以下の詳細な説明を読むことにより一層明瞭となるであろう。
図1は、従来のフリップフロップ回路を示す図である。
図2は、本発明の第1実施例のフリップフロップ回路を示す図である。
図3は、本発明の第2実施例のフリップフロップ回路を示す図である。
図4は、本発明の第2実施例のフリップフロップ回路のクロック信号CKがローレベルであり、クロック信号CKBがハイレベルの場合の状態を示す図である。
図5は、本発明の第2実施例のフリップフロップ回路のクロック信号CKBがローレベルであり、クロック信号CKがハイレベルの場合の状態をを示す図である。
図6は、ソフトエラーが発生しない場合の、本発明の実施例のフリップフロップ回路と従来の1つのフリップフロップの動作の比較を示す図である。
図7は、マスタラッチでソフトエラーが発生した場合の、本発明の実施例のフリップフロップ回路と従来の1つのフリップフロップの動作の比較を示す図である。
図8は、スレーブラッチでソフトエラーが発生した場合の、本発明の実施例のフリップフロップ回路と従来の1つのフリップフロップの動作の比較を示す図である。
図9は、本発明の実施例のフリップフロップ回路と従来の多数決論理を有するフリップフロップ回路の動作の比較を示す図である。
図10は、本発明をメモリの制御信号の設定回路に使用する本発明の第3の実施例を示す図である。
図11は、図10に記載のRAMマクロの内部のセンスアンプ部と遅延調整回路を示す図である。
図12は、遅延調整回路の実施例を示す図である。
図13は、センスアンプの開始信号のタイミング調整の例を示す図である。
以下に、本発明を実施するための実施の形態について、図面を用いて説明する。
先ず最初に、本発明の第1実施例のフリップフロップ回路について説明する。図2は、本発明の第1実施例のフリップフロップ回路200を示す。
図2のフリップフロップ回路200は、主に、第1のマスタラッチ210、第2のマスタラッチ220、スレーブラッチ230、多数決論理回路240、イネーブル端子付きのインバータ251、252、253、254、255より構成される。インバータ251と252は、第1のマスタラッチ210の入力切り換え回路として動作し、そして、インバータ253と254は、第2のマスタラッチ220の入力切り換え回路として動作する。
第1のマスタラッチ210は、インバータ211と212より構成される。インバータ211の出力はインバータ212の入力に接続され、そして、インバータ212の出力はインバータ211の入力に接続され、帰還回路を構成する。インバータ211の出力をノード1とする。第2のマスタラッチ220は、インバータ221と222より構成される。インバータ221の出力はインバータ222の入力に接続され、そして、インバータ222の出力はインバータ221の入力に接続され、帰還回路を構成する。インバータ221の出力をノード2とする。スレーブラッチ230は、インバータ231と232より構成される。インバータ231の出力はインバータ232の入力に接続され、そして、インバータ232の出力はインバータ231の入力に接続され、帰還回路を構成する。多数決論理回路240は、2入力NAND回路241、242及び、243と、3入力NAND回路244より構成される。2入力NAND回路241、242及び243の出力は、3入力NAND回路244の入力に接続されている。
イネーブル端子付きインバータ251の入力には、入力データ201が供給され、インバータ251のイネーブル端子には、クロック信号(CK)202が供給される。インバータ251の出力は、第1のマスタラッチ210の入力である、インバータ211の入力に接続されている。インバータ251に供給された入力データ201は、クロック信号(CK)202が、ローレベルの時に、第1のマスタラッチ210に書きこまれる。
同様に、イネーブル端子付きインバータ253の入力にも、入力データ201が供給され、インバータ253のイネーブル端子には、クロック信号(CK)202が供給される。インバータ253の出力は、第2のマスタラッチ220の入力である、インバータ221の入力に接続されている。インバータ253に供給された入力データ201は、クロック信号(CK)202が、ローレベルの時に、第2のマスタラッチ220に書きこまれる。
クロック信号(CKB)203がハイレベルの場合には、スレーブラッチ230は、その記憶内容を保持している。
多数決論理回路240の2入力NAND回路241と242には、第1のマスタラッチ210の出力が入力され、多数決論理回路240の2入力NAND回路241と243には、第2のマスタラッチ220の出力が入力され、そして、多数決論理回路240の2入力NAND回路242と243には、スレーブラッチ230の出力が入力される。そして、多数決論理回路240により、第1のマスタラッチ210の出力と、第2のマスタラッチ220の出力と、スレーブラッチ230の出力の多数決演算が行われ、その結果が、多数決論理回路240の3入力NAND回路244の出力に出力される。
次に、クロック信号(CKB)203が、ローレベルとなり、この期間に、インバータ255を介して、多数決論理回路240の出力が、スレーブラッチ230に転送され、そして、スレーブラッチ230の出力からフリップフロップ回路200の出力である、スレーブ出力204が出力される。更に、多数決論理回路240の出力から、マスタ出力205が出力される。
このように、多数決論理回路240により、第1のマスタラッチ210の出力と、第2のマスタラッチ220の出力と、スレーブラッチ230の出力の多数決演算を行うので、いずれかのラッチにソフトエラーが発生しても、正しい記憶内容を出力することができる。
更に、クロック信号(CKB)203がローレベルの場合には、インバータ251と253が遮断され且つ、インバータ252と254は、多数決論理回路240の出力であるマスタ出力205を、それぞれ、第1のマスタラッチ210と第2のマスタラッチ220へ書き込む。
これにより、いずれかのラッチにソフトエラーが発生しても、ソフトエラーの発生したラッチに正しいデータが再度記憶されるので、ソフトエラーを回復して正しい記憶内容を保持することができる。
次に本発明の第2の実施例について説明する。図3は、本発明の第2の実施例のフリップフロップ回路300を示す。
図3のフリップフロップ回路300は、主に、スレーブラッチ320、多数決論理回路310、イネーブル端子付きのインバータ331、332、333、334、335より構成される。インバータ331と332は、第1の入力切り換え回路として動作し、そして、インバータ333と334も、第2の入力切り換え回路として動作する。
スレーブラッチ320は、インバータ321、322より構成される。インバータ321の出力はインバータ322の入力に接続され、そして、インバータ322の出力はインバータ321の入力に接続され、帰還回路を構成する。多数決論理回路310は、2入力NAND回路311、312及び、313と、3入力NAND回路314及びインバータ315より構成される。2入力NAND回路311、312及び313の出力は、3入力NAND回路314の入力に接続され、3入力NAND回路314の出力はインバータ315の入力に接続されている。
図4は、クロック信号(CK)302がローレベルであり、クロック信号(CKB)303がハイレベルの場合の状態を示す図である。
イネーブル端子付きインバータ331の入力には、入力データ301が供給され、インバータ331のイネーブル端子には、クロック信号(CK)302が供給される。インバータ331の出力は、多数決論理回路310の2入力NAND回路311と312の入力に接続されている。インバータ331の出力をノード1とする。インバータ331に供給された入力データ301は、クロック信号(CK)302が、ローレベルの時に、多数決論理回路310の2入力NAND回路311と312へ入力される。
同様に、イネーブル端子付きインバータ333の入力にも、入力データ301が供給され、インバータ333のイネーブル端子には、クロック信号(CK)302が供給される。インバータ333の出力は、多数決論理回路310の2入力NAND回路311と313の入力に接続されている。インバータ333の出力をノード2とする。インバータ333に供給された入力データ301は、クロック信号(CK)302が、ローレベルの時に、多数決論理回路310の2入力NAND回路311と313へ入力される。
クロック信号(CKB)303がハイレベルの場合には、スレーブラッチ320は、その記憶内容を保持している。多数決論理回路310の2入力NAND回路312と313には、スレーブラッチ320の出力が入力される。
多数決論理回路310により、インバータ331の出力と、インバータ333の出力と、スレーブラッチ310の出力の多数決演算が行われ、その結果が、多数決論理回路310のインバータ315の出力に出力される。
図5は、クロック信号(CKB)303がローレベルであり、クロック信号(CK)302がハイレベルの場合の状態を示す図である。
次に、クロック信号(CKB)303が、ローレベルとなり、この期間に、インバータ335を介して、多数決論理回路310の出力が、スレーブラッチ320に転送され、そして、スレーブラッチ320の出力からフリップフロップ回路300の出力である、スレーブ出力304が出力される。更に、多数決論理回路310の出力から、マスタ出力305が出力される。
このように、多数決論理回路310によりインバータ331の出力と、インバータ333の出力と、スレーブラッチ310の出力の多数決演算を行うので、スレーブラッチ320にソフトエラーが発生しても、正しい記憶内容を出力することができる。
更に、クロック信号(CKB)303がローレベルの場合には、インバータ331と333が遮断され且つ、インバータ332と334は、多数決論理回路310の出力であるマスタ出力305を、それぞれ、多数決論理回路310へ入力する。このように、インバータ331と332及び多数決論理回路310により、上述の第1の実施例の第1のマスタラッチの動作と同等な動作を実現するので第1のマスタラッチに対応し、また、インバータ333と334及び多数決論理回路310により、上述の第1の実施例の第2のマスタラッチの動作と同等な動作を実現するのでで第2のマスタラッチに対応する。
これにより、インバータ332、334又は、スレーブラッチにソフトエラーが発生しても、インバータ332、334又は、スレーブラッチに正しいデータが再度記憶されるので、ソフトエラーを回復して正しい記憶内容を保持することができる。
さらに、本実施例にによ、図2の第1の実施例よりもさらに、2つのマスタラッチを削除することが出来るので、図1に示された従来技術に比べてより一層の回路規模を低減したフリップフロップ回路を提供できる。フィードバックトランジスタは、回路レイアウトが変則的であり、LSIチップ内での占有面積が、通常のトランジスタよりも大きいため、面積を縮小の効果は大きい。
次に、本発明の第1の実施例のフリップフロップ回路200又は第2の実施例のフリップフロップ回路300と、従来の1つのフリップフロップの動作の比較について説明する。図6は、ソフトエラーが発生しない場合の、本発明の第1実施例又は第2実施例のフリップフロップ回路と、例えば、図1のフリップフロップ110のような従来の1つのフリップフロップの動作の比較を示す図である。
(1)はクロック信号(CK)を示す。クロック信号(CKB)は、クロック信号(CK)の反転された信号である。期間αは、入力から図2及び図3のノード1とノード2が駆動される期間を示す。この状態は、第2の実施例の場合には、図4に示された状態に対応する。一方、期間βは、図2及び図3のスレーブラッチ230及び320に、データが転送される期間を示す。この状態は、第2の実施例の場合には、上述の図5に示された状態に対応する。
(2)は、図2及び図3のノード1の状態を示す。
(3)は、図2及び図3のノード2の状態を示す。
(4)は、図2及び図3のスレーブラッチ230と320の出力を示す。
(5)は、図2及び図3の多数決論理回路240と310の出力を示す。
(6)は、例えば、図1のフリップフロップ110のような、従来の単一のフリップフロップのマスタラッチの出力を示す。
(7)は、例えば、図1のフリップフロップ110のような、従来の単一のフリップフロップのスレーブラッチの出力を示す。
期間βから期間αへ移行する時に、(2)と(3)に示されるように、図2の第1のマスタラッチと第2のマスタラッチのデータ及び、図3のインバータ331と333の出力するデータが、入力データにより書き換えられ、これにより、ノード1とノード2が書き換えられる。そして、ノード1とノード2のデータが、多数決論理回路へ入力される。しかし、図2及び図3のノード1とノード2は、ともに同じ値に書き換わるため、(5)に示されているように、多数決論理回路の出力も、入力データを表す正しい値を保持して出力する。
期間αから期間βへ移行すると、(4)に示されているように、多数決論理回路の出力する値が、スレーブラッチへ転送され、スレーブラッチを書き換える。そして、同時に、ノード1とノード2が、多数決論理回路の出力する値に書き換わるが、この値は、入力データと等しい。
一方、(6)に示された従来の単一のフリップフロップのマスタラッチの出力は、前述の(2)及び(3)に対応し、そして、(7)に示された従来の単一のフリップフロップのスレーブラッチの出力は、前述の(4)に対応する。
このようにソフトエラーが発生しない場合、図2と図3のノード1、ノード2及び、スレーブラッチは、従来の単一のフリップフロップと同一の動作をする。
従来のフリップフロップ回路と同様に、期間βにおいては常に多数決論理からスレーブラッチへの書き込みが行われているため、ソフトエラーによりスレーブラッチの保持値が反転した場合はすぐに回復することができる。
図7は、マスタラッチでソフトエラーが発生した場合の、本発明のフリップフロップ回路と従来の1つのフリップフロップの動作の比較を示す図である。(1)から(7)はは図6と同一の信号を示す。
(2)に示すように、期間αにおいて図2及び図3のマスターラッチにソフトエラーが発生し、ノード1にエラーが発生した場合には、データ入力部によりノード1とノード2が駆動されているために、ノード1のデータはすぐに正しい値に復帰する。本発明の第1及び第2の実施例に従ったフリップフロップ回路では、期間βの間にソフトエラーによりマスターラッチ1の保持値が反転した場合には、ノード2とスレーブラッチが同じ値を保持しているため、多数決回路の出力値は反転せず、ノード1の保持値はすぐに、正しい値に回復する。ソフトエラーによりノード2が反転した場合も同様に、フリップフロップ回路からの出力には変化はなく、ノード2の値は反転した値から、すぐに正しい値に回復する。
一方、図1のフリップフロップ110のような従来のフリップフロップでは、期間βにおいてマスターラッチの保持値が反転した場合には、正しい値に復帰する機構がないので、反転したままとなる。これにより、即座にスレーブラッチに誤った信号が転送される。
図8はスレーブラッチにソフトエラーが発生した場合の本発明のリップフロップ回路と従来の1つのフリップフロップの動作の比較を示す図である。(1)から(7)はは図6と同一の信号を示す。
(4)に示すように、期間αでスレーブラッチにソフトエラーが発生した場合には、本発明の第1及び第2の実施例のの回路も、従来のフリップフロップ回路も、正しいデータに復帰はできない。そして、期間βへ移行する際にマスターラッチからスレーブラッチへ、正しい値が転送される。期間βではマスターラッチによりスレーブラッチが駆動されており、スレーブラッチにソフトエラーが発生した場合は直ちに正しい値に訂正される。
図9は、本発明の実施例のフリップフロップ回路と従来の多数決論理を有するフリップフロップ回路の動作の比較を示す図である。
(1)は、図2及び図3の本発明の実施例のフリップフロップ回路のノード1の信号を示す。
(2)は、図2及び図3の本発明の実施例のフリップフロップ回路のノード2の信号を示す。
(3)は、図2及び図3の本発明の実施例のフリップフロップ回路のスレーブラッチの出力を示す。
(4)は、図2及び図3の本発明の実施例の多数決論理回路の出力を示す。
(5)は、図1の従来のフリップフロップ回路のフリップフロップ110のマスタラッチの出力を示す。
(6)は、図1の従来のフリップフロップ回路のフリップフロップ120のマスタラッチの出力を示す。
(7)は、図1の従来のフリップフロップ回路のフリップフロップ130のマスタラッチの出力を示す。
(8)は、図1の従来のフリップフロップ回路のフリップフロップ130のスレーブラッチの出力を示す。
(9)は、図1の従来のフリップフロップ回路の多数決論理回路の出力を示す。
図9において、時点(t1)で、フリップフロップ回路の初期化が終了し、時点(t2)において、スレーブラッチに、マスタラッチの出力が転送される。また、時点(t3)と(t4)では、マスタラッチにエラーが発生し、そして、時点(t5)では、スレーブラッチにエラーが発生したとする。
先ず最初に、図9の(1)から(4)を用いて、本発明の実施例のフリップフロップの動作について説明する。
図2及び図3のフリップフロップのノード1とノード2の初期化前の信号値は”Y”であり、初期化によって”Z”が書き込まれ、この値”Z”を、電源が切断されるまで保持するとする。時点(t1)において初期化が終了し、時点(t3)において第1のマスタラッチの出力ノード1にエラーが発生したとする。しかし、スレーブラッチの出力にはエラーは発生しない。そして、ノード2とスレーブラッチの値は共に”Z”であるので、多数決回路の動作によって、第1のマスタラッチの出力は、もとの”Z”の値に回復する。
時点(t4)で、第2のマスタラッチの出力ノード2にエラーが発生した場合も、前記のノード1にエラーが発生した場合の動作と同一である。
時点(t5)で、スレーブラッチにエラーが発生した場合には、スレーブラッチの出力は、一度反転するが、しかし、ノード1とノード2の値は正しい値であるので、多数決論理回路の出力は正しい値を出力し、この正しい値がスレーブラッチに転送され、スレーブラッチの出力は、正しい値に回復する。
なお、この状態を考慮すると本実施例の回路ではハザードの発生し得るスレーブ出力よりもマスター出力のほうが信頼性が高い。
次に、図9の(5)から(9)を用いて、図1の従来のフリップフロップの動作について説明する。
図1の従来のフリップフロップのフリップフロップ110、120及び130の初期化前の信号値は”Y”であり、初期化によって”Z”が書き込まれ、この値”Z”を、電源が切断されるまで保持するとする。時点(t1)において初期化が終了し、時点(t3)においてフリップフロップ110のマスタラッチの出力にエラーが発生し”Y”となると、フリップフロップ110のスレーブラッチの出力にはエラーが発生し”Y”となる。そして、フリップフロップ110のマスタラッチは、”Y”を保持し続ける。しかし、フリップフロップ120と130の出力は正しい値を保持しているので、多数決論理回路の出力(9)には、エラーは発生しない。
次に、時点(t4)で、フリップフロップ120のマスタラッチの出力にエラーが発生し”Y”となると、フリップフロップ120スレーブラッチの出力にはエラーが発生し”Y”となる。そして、フリップフロップ120のマスタラッチは、”Y”を保持し続ける。
この結果、フリップフロップ110と120の出力は正しい値を保持していないので、多数決論理回路の出力(9)には、エラーが発生する。
この多数決論理回路の出力のエラーは、フリップフロップ110と120のエラーが回復しないので、本発明の実施例のように、回復することはない。
一方、時点(t5)で、フリップフロップ130のスレーブラッチにエラーが発生した場合には、スレーブラッチの出力は、一度反転するが、しかし、フリップフロップ130のマスタラッチは正しい値を保持しているので、この正しい値がスレーブラッチに転送され、スレーブラッチの出力は、正しい値に回復する。
以上のように、本発明の実施例では、ソフトエラーが発生しても、正しい記憶内容を出力することができ且つソフトエラーを回復して正しい記憶内容を保持することができる。
前述のように、本発明の実施例の回路は、ソフトエラーが発生した場合でも正しく動作でき且つ正しい値を保持でき且つ、他の機能は、通常のフリップフロップ回路と同一の機能であるために、高速動作が要求されるような、タイミングクリティカルパス以外では、通常のフリップフロップ回路を置換することが可能である。特に、ソフトエラーに対しシステムに致命的な障害を与える信号や、あるいは初期化時に設定された後、システム動作にて書き換えが行われないような信号を記憶するのに適する。例えば、タイミング調整回路の設定値保持や冗長ヒューズ信号値の保持である。
このような場合の実施例を次に説明する。
図10は、本発明をメモリの制御信号の設定回路に使用する本発明の第3の実施例を示す図である。図10は、RAM(ランダムアクセスメモリ)内のセンスアンプの開始タイミングの調整のための3ビットの設定値を記憶する場合の実施例である。RAMマクロ1001に、本発明の実施例のフリップフロップ1002、1003及び、1004に記憶されたセンスアンプの開始タイミングの調整のための3ビットの設定値が、信号線1005、1006及び、1007を介して入力される。この設定値を用いて、センスアンプの設計時の誤差や製造ばらつきを吸収することができる。また、RAMが高速な動作が可能であればセンスアンプの開始タイミングを早めることで性能向上を図ることができる。一方RAM動作が不安定な場合には、センスアンプの開始タイミングを遅らせることで動作マージンを確保することができる。
設定値保存用のフリップフロップ回路に本発明の実施例のフリップフロップ回路を適用するが、通常のデータ入力とは別にスキャンチェイン用の入力(SI)1008を追加する。スキャンチェインは専用の制御信号ACKとBCKを有する。ACKはSIとマスターラッチ間のオン/オフを、そして、BCKはマスターとスレーブ間のオン/オフを制御する。
マスターとスレーブ間をオフ(BCK=1)し、次に、SIとマスター間をオン(ACK=1)し、次に、SIとマスター間をオフ(ACK=0)し、次に、マスターとスレーブ間オン(BCK=0)することを繰り返すことにより、フリップフロップ回路をチェイン状に接続して、この中を順に信号を伝搬させる。そして、各フリップフロップを所望の値を設定することができる。
図11は、図10に記載のRAMマクロ1001の内部のセンスアンプ部1101と、遅延調整回路1005を示す。センスアンプ部は、ビット線1102、1103と出力1104及び、センスアンプ開始信号を入力する端子1107を有する。センスアンプ開始信号を入力する端子1107には、遅延調整回路1105が接続されている。遅延調整回路1105には、図10で示された本発明の実施例のフリップフロップ1002、1003及び、1004より、信号線1005,1006及び、1007を介して、センスアンプの開始タイミングの調整のための3ビットの設定値が入力される。
図12は、図11の遅延調整回路1105の一実施例を示す。遅延調整回路1105は、主に、ゲート回路1201から1204、インバータ1205から1208、遅延バッファ1209から1211、転送ゲート1213から1215、バッファ1216、インバータ1217、転送ゲート1218及び、コンデンサ1219より構成される。
タイミング制御信号1005は、インバータ1217と転送ゲートの正入力に加えられ、出力1107をコンデンサ1219を介して接地するかどうかを制御する。
遅延回路には、入力1106よりクロック信号が入力される。入力されたクロック信号は、遅延バッファ1209から1211及び、転送ゲート1215の入力に供給される。遅延バッファ1209から1211の入力に供給されたクロック信号は、遅延バッファ1209から1211の出力から転送ゲート1212から1214へ供給される。
タイミング制御信号1006と1007を、ゲート回路1201から1204によりデコードすることにより、転送ゲート1212から1215のうちのいずれか1つの転送ゲートのみがクロック信号を出力する。これにより、入力クロック信号は、遅延無し又は、遅延バッファ1209から1211の遅延に対応する遅延量で、遅延されて出力される。この遅延されたクロック信号は、バッファ1216を介して、センスアンプ1101へ供給される。
図13は、センスアンプの開始信号のタイミング調整の例を示す図である。
(1)は、遅延回路1102に入力されるクロック信号1106を示す。
(2)は、図11のビット線正1103の信号変化を示す。
(3)は、図11のビット線負1102の信号変化を示す。
(4)は、図11のセンスアンプ開始信号1107を示す。
上述の、遅延回路1102により、(4)に示されたセンスアンプ開始信号の出力時点が調整される。例えば、(A)に示される時点にセンスアンプ開始信号の出力時点を調整すると、(2)と(3)に示すビット線の信号変化が小さい時点からセンスアンプが開始する。一方、(B)に示される時点にセンスアンプ開始信号の出力時点を調整すると、(2)と(3)に示すビット線の信号変化が大きくなった時点からセンスアンプが開始する。
(A)のようにセンスアンプの開始信号を調整すると、RAMの動作速度が高速化されて性能が向上する。一方、(B)のようにセンスアンプの開始信号を調整すると、RAMの動作速度が低速とはなるが、ビット線の電位差が大きい時点でセンスアンプが動作するので、動作マージンが向上する。
このように、センスアンプの感度が悪い場合には、正論理と負論理のビット線のの間の電位差が十分に生じるまで、センスアンプの開始時点を遅らせ、あるいは、RAMセルの駆動能力が低い場合のようなビット線を駆動するのにある程度の時間が必要な場合は、センスアンプの開始時点を遅らせることで動作マージンを確保する。また、RAM回路の駆動能力が十分に高く、高速な場合には、センスアンプの開始時点をを早めることで、RAM動作の遅延時間を改善し動作速度の高速化を図るように調整を行うことができる。
以上のように、ソフトエラーが発生しても、正しい記憶内容を出力することができ且つソフトエラーを回復して正しい記憶内容を保持し、回路規模が小さく、且つ回路の試験の容易な、多数決論理回路を有するフリップフロップ回路を提供することができる。

Claims (6)

  1. 入力信号が入力される入力端子と、前記入力信号を書き込むためのクロック信号が入力されるクロック端子とを有し、書き込まれた前記入力信号を保持して出力する複数のマスタラッチであって、前記複数のマスタラッチの入力端子は共通接続され、前記入力信号は少なくとも前記クロック信号の立ち上がりと立ち下がりで規定される書き換え期間にわたって一方の論理レベルが維持され、前記書き換え期間中に前記入力信号書き込まれる複数のマスタラッチと、
    前記複数のマスタラッチの出力に接続された入力を有する多数決論理回路と、 前記多数決論理回路の出力に接続された入力を有し且つ前記多数決論理回路の入力に接続された出力を有する1つのスレーブラッチとを有し
    前記クロック信号の立ち下がりと立ち上がりで規定される保持期間にのみ、前記多数決論理回路の出力が前記複数のマスタラッチの入力に供給される、フリップフロップ回路。
  2. 入力信号が入力される入力端子と、前記入力信号を書き込むためのクロック信号が入力されるクロック端子とを有し、書き込まれた前記入力信号を保持して出力する複数のマスタラッチであって、前記複数のマスタラッチの入力端子は共通接続され、前記入力信号は少なくとも前記クロック信号の立ち上がりと立ち下がりで規定される書き換え期間にわたって一方の論理レベルが維持され、前記書き換え期間中に前記入力信号が書き込まれる複数のマスタラッチと、
    前記複数のマスタラッチの各々のマスタラッチの入力切り換え回路と、
    1つのスレーブラッチと、
    多数決論理回路を有し、
    前記入力切り換え回路の一方の入力には共通の入力信号が接続されそして、前記入力切り換え回路の他方の入力には前記多数決論理回路の出力が接続され、
    前記マスタラッチの入力には、前記入力切り換え回路の出力が接続され、
    前記多数決論理回路の入力には、前記複数のマスタラッチの出力と前記1つのスレーブラッチの出力が接続され、
    前記1つのスレーブラッチの入力には、前記多数決論理回路の出力が接続され、
    前記入力切り換え回路は、前記書き換え期間において前記入力信号を前記複数のマスタラッチの各々のマスタラッチに書き込む場合には、前記共通の入力信号を出力し、前記クロック信号の立ち下がりと立ち上がりで規定される保持期間において、前記マスタラッチが記憶している値を保持する場合にのみ、前記多数決論理回路の出力を出力し、
    前記スレーブラッチは、前記保持期間において前記マスタラッチがその記憶している値を保持する場合には、前記多数決論理回路の出力を書き込む、多数決論理回路を有するフリップフロップ回路。
  3. 入力信号が入力される入力端子と、前記入力信号を書き込むためのクロック信号が入力されるクロック端子とを有し、書き込まれた前記入力信号を保持して出力する複数のマスタラッチであって、前記複数のマスタラッチの入力端子は共通接続され、前記入力信号は少なくとも前記クロック信号の立ち上がりと立ち下がりで規定される書き換え期間にわたって一方の論理レベルが維持され、前記書き換え期間中に前記入力信号が入力される複数の入力切り換え回路と、
    1つのスレーブラッチと、
    多数決論理回路を有し、
    前記入力切り換え回路の一方の入力には共通の入力信号が接続されそして、前記入力切り換え回路の他方の入力には前記多数決論理回路の出力が接続され、
    前記多数決論理回路の入力には、前記複数の入力切り換え回路の出力と前記1つのスレーブラッチの出力が接続され、
    前記1つのスレーブラッチの入力には、前記多数決論理回路の出力が接続され、
    前記入力切り換え回路は、前記書き換え期間において前記入力信号を前記多数決論理回路の入力に供給する場合には、前記共通の入力信号を出力し、前記クロック信号の立ち上がりと立ち下がりで規定される保持期間において、前記多数決論理回路の出力を前記多数決論理回路の入力に供給する場合にのみ、前記多数決論理回路の出力を出力し、
    前記スレーブラッチは、前記保持期間において前記入力切り換え回路が、前記多数決論理回路の出力を前記多数決論理回路の入力に供給する場合には、前記多数決論理回路の出力を書き込む、多数決論理回路を有するフリップフロップ回路。
  4. メモリセルと、前記メモリセルに接続されたセンスアンプと、前記センスアンプに接続されたセンスアンプの開始信号の遅延調整部と、前記センスアンプの開始信号の遅延調整部に接続され、前記センスアンプの開始信号の遅延調整部の遅延設定値を共通の入力信号として記憶する請求項1に記載の多数決論理回路を有するフリップフロップ回路を有するランダムアクセスメモリ。
  5. メモリセルと、前記メモリセルに接続されたセンスアンプと、前記センスアンプに接続されたセンスアンプの開始信号の遅延調整部と、前記センスアンプの開始信号の遅延調整部に接続され、前記センスアンプの開始信号の遅延調整部の遅延設定値を前記共通の入力信号として記憶する請求項2に記載の多数決論理回路を有するフリップフロップ回路を有するランダムアクセスメモリ。
  6. メモリセルと、前記メモリセルに接続されたセンスアンプと、前記センスアンプに接続されたセンスアンプの開始信号の遅延調整部と、前記センスアンプの開始信号の遅延調整部に接続され、前記センスアンプの開始信号の遅延調整部の遅延設定値を前記共通の入力信号として記憶する請求項3に記載の多数決論理回路を有するフリップフロップ回路を有するランダムアクセスメモリ。
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