JP3929336B2 - ガスコンロ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、被加熱物を載置する載置部が、径の異なるリング状の複数の載置面部を備え、それら複数の載置面部を上方側に位置するものほど大径になるように配設させて構成され、前記被加熱物を加熱するバーナが、前記載置面部に載置された前記被加熱物との間に燃焼用空間を形成する状態で、最下位に位置する前記載置面部よりも下方側に設けられ、前記燃焼空間における燃焼排ガスを排気させる排気部が、上下方向に隣接する前記載置面部の間、および、最下位に位置する前記載置面部よりも下方側の夫々に排気路を備えて構成されているガスコンロに関する。
【0002】
【従来の技術】
上記のようなガスコンロは、鍋などの被加熱物の底面部の大きさに応じて、その被加熱物を複数の載置面部のいずれかに載置され、バーナの燃焼排ガスを被加熱物の底面部とバーナとの間に燃焼空間を形成された燃焼空間を流動させたのち、排気路を通して排気させることにより、被加熱物を加熱させるものである。
そして、被加熱物の底面部と載置面部との間に間隔を開けないように、被加熱物を載置面部に載置させることにより、燃焼空間における燃焼排ガスが被加熱物の底面部と載置面部との間から被加熱物の側面部に沿って上方側に流動するのを阻止して、被加熱物としての鍋の上部に設けられた取手が加熱されるのを防止している。
【0003】
この種のガスコンロとしては、例えば、大径用載置面部と小径用載置面部との上下2段の載置面部が設けられ、大径用載置面部と小径用載置面部との間に設けられた大径用排気路と小径用載置面部よりも下方側に設けられた小径用排気路との上下2段の夫々に排気路が設けられ、大径用排気路の下流側端部と小径用排気路の下流側端部とが外部に連通した外部排気通路に接続され、排気ファンの作動により、燃焼空間における燃焼排ガスを、大径用排気路および小径用排気路を流動させたのち、外部排気通路を流動させて排気させるようにしている(例えば、特開平8−303786号公報)。
【0004】
説明を加えると、上述のガスコンロでは、大径用排気路に、燃焼空間と連通する大径用排気口が、大径用載置面部の周方向に沿って間隔を隔てる状態で設けられ、小径用排気路には、燃焼空間と連通する小径用排気口が、小径用載置面部の周方向に沿って間隔を隔てる状態で設けられている。
そして、排気ファンの作動により、燃焼空間における燃焼排ガスを、大径用排気口を通して大径用排気路に流動させるとともに、小径用排気口を通して小径用排気路に流動させて、燃焼空間における燃焼排ガスを複数の排気路に流動させながら排気させ、排気ファンの回転速度を調整することによって、燃焼空間からの燃焼排ガスの排気量を調整するようにしている。
【0005】
ちなみに、特開平8−303786号公報に記載のガスコンロにおいては、大径用排気口および小径用排気口を開閉するシャッターを設けて、手動操作や電動操作などによりシャッターを開閉操作して、大径用排気路および小径用排気路の一方側に燃焼排ガスを流動させて、燃焼排ガスを流動させる排気路を選択して、燃焼空間における燃焼排ガスを排気させるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のガスコンロでは、燃焼空間における燃焼排ガスを複数の排気路に流動させて排気させ、排気ファンの回転速度を調整することにより、燃焼空間からの燃焼排ガスの排気量を調整するようにしているので、例えば、被加熱物としての鍋が大径用載置面部に載置されているときに、被加熱物を載置している載置面部が過剰に加熱されたり、燃焼空間における燃焼排ガスによる被加熱物に対する熱効率が低下する虞がある。
【0007】
説明を加えると、上記従来のガスコンロでは、排気ファンの回転速度を小さくすると、燃焼空間から排気される燃焼排ガスの量が小さくなり、燃焼空間内に燃焼排ガスが滞留し、その燃焼排ガスが過剰に高温になって、被加熱物を載置している載置面部が過剰に加熱される虞がある。
また、逆に、排気ファンの回転速度を大きくすると、燃焼空間における燃焼排ガスが、燃焼空間内を流動して被加熱物を加熱させる前に、小径用排気口を通して小径用排気路に流動されて排気されてしまい、燃焼空間における燃焼排ガスの温度が低くなって、燃焼空間における燃焼排ガスによる被加熱物に対する熱効率が低下する虞がある。
【0008】
また、上記従来のガスコンロでは、シャターを開閉操作することにより、燃焼排ガスを流動させる排気路を選択することによって、大径用排気路にのみあるいは小径用排気路にのみ燃焼排ガスを流動させることが可能となるので、被加熱物としての鍋が大径用載置面部に載置されているときに、大径用排気路にのみ燃焼排ガスを流動させることによって、上述の問題を解消することも可能となる。
しかしながら、上記従来のガスコンロでは、単に、シャターを開閉操作することにより、燃焼排ガスを流動させる排気路を選択するだけであるので、必ずしも、複数の載置面部のうち、どの載置面部に被加熱物が載置されているかに応じて、シャッターの開閉操作が行われるとは限らず、例えば、大径用排気路にのみ燃焼排ガスを流動させるべきときに、小径用排気路にのみ燃焼排ガスを流動させるように、シャッターを開閉操作する虞がある。
とくに、手動操作によりシャッターの開閉操作を行うものでは、操作忘れなどによって、大径用排気路にのみ燃焼排ガスを流動させるべきときに、小径用排気路にのみ燃焼排ガスを流動させるように、シャッターを開閉操作していることになる。
【0009】
本発明は、かかる点に着目してなされたものであり、その目的は、複数の載置面部のうち、どの載置面部に被加熱物を載置させても、被加熱物を載置している載置面部が高温に加熱されることを防止し、燃焼空間における燃焼排ガスによる被加熱物に対する熱効率を向上させることが可能となるガスコンロを提供する点にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、請求項1に記載の発明によれば、被加熱物を載置する載置部が、径の異なるリング状の複数の載置面部を備え、それら複数の載置面部を上方側に位置するものほど大径になるように配設させて構成され、前記被加熱物を加熱するバーナが、前記載置面部に載置された前記被加熱物との間に燃焼用空間を形成する状態で、最下位に位置する前記載置面部よりも下方側に設けられ、前記燃焼空間における燃焼排ガスを排気させる排気部が、上下方向に隣接する前記載置面部の間、および、最下位に位置する前記載置面部よりも下方側の夫々に排気路を備えて構成されているガスコンロにおいて、
前記複数の載置面部のうち、前記被加熱物を載置している使用載置面部を検出し、その使用載置面部に応じて、前記排気路を通過する前記燃焼排ガスの排気量を前記複数の排気路の夫々において各別に調整する排気量調整手段が設けられている。
【0011】
すなわち、排気量調整手段が、複数の載置面部のうち、どの載置面部に被加熱物が載置されているかを検出して、その検出結果に応じて、排気路を通過する燃焼排ガスの排気量を複数の排気口の夫々において各別に調整することが可能となるので、複数の載置面部のうち、どの載置面部に被加熱物が載置されていても、複数の排気路の夫々における燃焼排ガスの排気量を所望量に調整することが可能となる。
【0012】
説明を加えると、排気量調整手段は、例えば、使用載置面部が最上位に位置する載置面部であることを検出すると、その最上位に位置する載置面部とその下方側に隣接する載置面部との間に備えられた排気路を通過する燃焼排ガスの排気量を、他の下方側の排気路を通過する燃焼排ガスの排気量よりも多量となるように、排気路を通過する前記燃焼排ガスの排気量を複数の排気口の夫々において各別に調整することが可能となる。
したがって、被加熱物の底面部から離れた最上位よりも下方側に存在する排気路には、ほとんど燃焼排ガスを流動させず、被加熱物の底面部に近い最上位に存在する排気路には、極力多量の燃焼排ガスを流動させることが可能となり、燃焼空間における燃焼排ガスは、そのほとんどが下方側から上方側に向けて被加熱物の近くまで流動させて被加熱物の底面部を加熱させたのち、最上位の排気路を通して排気させることが可能となる。
【0013】
また、排気量調整手段は、使用載置面部が最上位以外の載置面部であっても、使用載置面部とその下方側に隣接する載置面部との間に備えられた排気路を通過する燃焼排ガスの排気量を、他の下方側の排気路を通過する燃焼排ガスの排気量よりも多量となるように、排気路を通過する前記燃焼排ガスの排気量を複数の排気口の夫々において各別に調整することが可能となる。
したがって、燃焼空間における燃焼排ガスを下方側から上方側に向けて被加熱物の近くまで流動させて被加熱物の底面部を加熱させたのち、使用載置面部とその下方側に隣接する載置面部との間に備えられた排気路を通して排気させることが可能となる。
【0014】
以上の如く、使用載置面部がどの載置面部であっても、被加熱物を載置している載置面部の近くまで流動される燃焼排ガスを排気路を通して十分に排気させて、被加熱物を載置している載置面部が過剰に加熱されることを防止し、燃焼空間における燃焼排ガスのほとんどを被加熱物の底面部近くまで流動させて被加熱物を加熱させたのち排気させて、燃焼空間における燃焼排ガスによる被加熱物に対する熱効率を向上させることが可能となる。
【0015】
以上のことをまとめると、請求項1に記載の発明によれば、複数の載置面部のうち、どの載置面部に被加熱物を載置させても、被加熱物を載置している載置面部が高温に加熱されることを防止し、燃焼空間における燃焼排ガスによる被加熱物に対する熱効率を向上させることが可能となるガスコンロを提供できるに至った。
また、請求項1に記載の発明によれば、前記排気量調整手段は、前記複数の排気路の夫々における前記燃焼排ガスの排気量のうち、少なくとも異なる量の排気量を存在させる非同量調整状態と、前記複数の排気路の夫々における前記燃焼排ガスの排気量を同量またはほぼ同量の排気量にさせる同量調整状態とに切り換え自在に構成されている。
すなわち、排気量調整手段は、被加熱物が底が平たい鍋であるときには、排気路を通過する燃焼排ガスの排気量を複数の排気路の夫々において各別に調整して非同量調整状態に切り換え、被加熱物が底が丸い中華鍋などであるときには、排気路を通過する燃焼排ガスの排気量を複数の排気口の夫々において各別に調整して同量調整状態に切り換えることが可能となるので、被加熱物が、底が平たい鍋だけでなく、底が丸い中華鍋などであっても、燃焼空間における燃焼排ガスによる被加熱物に対する熱効率を大きくさせながら、燃焼空間における燃焼排ガスを的確に排気させることが可能となる。
説明を加えると、被加熱物が底が平たい鍋であるときには、排気量調整手段が、例えば、使用載置面部とその下方側に隣接する載置面部との間に備えられた排気路を通過する燃焼排ガスの排気量を、他の排気路を通過する燃焼排ガスの排気量よりも多量となるようにして、非同量調整状態に切り換えることにより、底鍋の底面部に極力多量の燃焼排ガスを接触させて、燃焼空間における燃焼排ガスによる被加熱物に対する熱効率を大きくさせながら、被加熱部の底面部に近い箇所の排気路を通して燃焼空間における燃焼排ガスを的確に排気することが可能となる。
それに対して、被加熱物が底が丸い中華鍋などであるときには、その中華鍋の底面部と使用載置面部との間に間隔が開くことになるので、底が平たい鍋のときと同様に、排気量調整手段が、使用載置面部とその下方側に隣接する載置面部との間に備えられた排気路を通過する燃焼排ガスの排気量を、他の排気路を通過する燃焼排ガスの排気量よりも多量となるようにして、非同量調整状態に切り換えると、中華鍋の底面部と載置面部との間から燃焼空間における多量の燃焼排ガスが上方側に流動することになり、燃焼空間における燃焼排ガスを的確に排気させることができない虞がある。
しかしながら、被加熱物が中華鍋などであるときには、排気量調整手段が、複数の排気路の夫々における燃焼排ガスの排気量を同量またはほぼ同量の排気量にさせる同量調整状態に切り換えることにより、中華鍋の底面部に燃焼排ガスを接触させながら、中華鍋の底面部と載置面部との間から上方側に流動する燃焼排ガスも排気路を通して排気させることが可能となり、燃焼空間における燃焼排ガスによる被加熱物に対する熱効率を大きくさせながら、燃焼空間における燃焼排ガスを的確に排気することが可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、前記複数の排気路の夫々には、前記載置面部の周方向に沿って間隔を隔てる状態で、複数の排気口が形成され、前記排気量調整手段は、前記排気口の開口面積を調整する調整体を備え、その調整体を、前記複数の排気路のうち、特定の排気路における前記排気口を他の排気路における前記排気口よりも開口面積を大きくさせる第1排気位置と、前記複数の排気路の夫々における前記排気口を同じまたはほぼ同じ開口面積にさせる第2排気位置とに回動操作自在に構成されている。
すなわち、複数の排気路の夫々には、載置面部の周方向に沿って間隔を隔てる状態で、複数の排気口が形成されているので、それら複数の排気口を通して燃焼空間における燃焼排ガスが排気路に流動することになり、それら複数の排気口の開口面積を調整体にて調整することにより、排気路を通過する燃焼排ガスの排気量を調整することが可能となる。
そして、例えば、ひとつの駆動手段により、調整体を第1排気位置と第2排気位置とに回動操作させることが可能となり、その調整体の回動操作によって、複数の排気路の夫々における燃焼排ガスの排気量のうち、少なくとも異なる量の排気量を存在させたり、複数の排気路の夫々における燃焼排ガスの排気量を同量またはほぼ同量の排気量にさせること が可能となる。
したがって、排気路を通過する燃焼排ガスの排気量を複数の排気路の夫々において各別に調整するための構成の簡素化を図ることが可能となる。
【0016】
請求項3に記載の発明によれば、前記排気量調整手段は、前記複数の排気路の夫々における前記燃焼排ガスの排気温度に基づいて、前記使用載置面部を検出するように構成されている。
【0017】
すなわち、一般的に、使用載置面部とその下方側に隣接する載置面部との間に備えられた排気路を通過する燃焼排ガスの排気温度が、他の排気路を通過する燃焼排ガスの排気温度よりも高温となる傾向があるので、その傾向を利用して、複数の排気路の夫々に燃焼排ガスの排気温度を検出する手段を設けるだけで、使用載置面部を検出することが可能となる。
したがって、排気量調整手段は、複数の排気路の夫々に燃焼排ガスの排気温度を検出する手段を備えるだけで、使用載置面部を検出することが可能となって、構成の簡素化を図ることが可能となる。
【0024】
請求項4に記載の発明によれば、前記載置面部の夫々は、その内方側部分が下向きに傾斜する下向き傾斜部を備えて構成されている。
すなわち、載置面部の夫々に、下向き傾斜部を備えさせることにより、中華鍋のように、底が丸い鍋であっても、その中華鍋を的確に載置させることが可能となる。
【0025】
【発明の実施の形態】
本発明にかかるガスコンロを図面に基づいて説明する。
〔第1実施形態〕
このガスコンロは、図1および図2に示すように、コンロ本体1に、被加熱物を載置する載置部2を形成させる載置部形成部材2a、載置部2に載置された被加熱物を加熱するバーナ3、被加熱物からの煮汁などを受け止める煮汁受け部4、バーナ3の燃焼排ガスを排気させる排気通路5を形成させる排気通路形成部材5a、排気通路5を通してバーナ3の燃焼排ガスを排気させるための排気ファン6などを備えて構成され、バーナ3の燃焼状態および排気ファン6の作動を制御する制御部Hが設けられている。
そして、排気通路形成部材5aにおけるリング状装着部5bに載置部形成部材2aを装着させ、その載置部形成部材2aの下方側に煮汁受け部4を装着し、その煮汁受け部4にバーナ3を装着させた状態で、コンロ本体1に収納されるように構成されている。
【0026】
前記載置部2は、径の異なるリング状の複数の載置面部7を備え、それら複数の載置面部7を上方側に位置するものほど大径になるように配設させて構成され、複数の載置面部7の夫々は、その内方側部分が下向きに傾斜する下向き傾斜部8を備えて構成されている。
そして、バーナ3は、載置面部7に載置された被加熱物との間に燃焼空間9を形成する状態で、最下位に位置する載置面部7よりも下方側に設けられている。
【0027】
説明を加えると、載置部2は、大径の大径用載置面部7aと小径の小径用載置面部7bを備え、大径用載置面部7aが小径用載置面部7bよりも上方側に位置するように配設され、上下2段の大径用載置面部7aおよび小径用載置面部7bにて被加熱物を載置させるように構成され、大径用載置面部7aおよび小径用載置面部7bの夫々には、その内方側部分に下向き傾斜部8が形成されている。
そして、バーナ3は、最下位に位置する小径用載置面部7bよりも下方側に配設され、大径用載置面部7aに載置される被加熱物との間、あるいは、小径用載置面部7bに載置される被加熱物との間に、燃焼空間9を形成させるようにしている。
【0028】
前記燃焼空間9における燃焼排ガスを排気させる排気部は、上下方向に隣接する載置面部7の間、および、最下位に位置する載置面部7よりも下方側の夫々に排気路11を備えて構成され、複数の排気路11の夫々には、載置面部7の周方向に沿って間隔を隔てる状態で、複数の排気口13が形成されている。
そして、複数の排気路11の夫々が、外部に連通して上下方向に延びる外部排気筒12を備えた排気通路5に連通され、その外部排気筒12の下方側から上方側へ通風させるように排気ファン6が設けられている。
【0029】
説明を加えると、排気路11は、大径用載置面部7aと小径用載置面部7bとの間に形成された大径用排気路11aと、最下位に位置する小径用載置面部7bよりも下方側に形成された小径用排気路11bとから構成されている。
そして、大径用排気路11aおよび小径用排気路11bは、載置部形成部材2aの内部空間を利用して形成され、排気通路5は、排気通路形成部材5aの内部空間を利用して形成され、大径用排気路11aの下流側端部は、排気通路形成部材5aに形成された複数の大径用排気口13aを通して排気通路5に連通され、小径用排気路11bの下流側端部は、排気通路形成部材5aに形成された複数の小径用排気口13bを通して排気通路5に連通されるように構成されている。
【0030】
具体的に説明すると、排気通路形成部材5aは、その内方側にリング状の載置部形成部材2aを装着させるリング状の装着部5bを備えて構成され、その装着部5bの内周面部5Bには、周方向に間隔を隔てる状態で、上下方向に長細い複数の排気口用開口14が形成されている。
そして、装着部5bの内方側に載置部形成部材2aを装着させることにより、大径用排気路11aおよび小径用排気路11bの下流側端部を複数の排気口用開口14に対向させて、排気口用開口14の上方側部分にて、大径用排気路11aと排気通路5とを連通させ、その上方側部分を大径用排気路11aに形成された大径用排気口13aとし、排気口用開口14の下方側部分にて、小径用排気路11bと排気通路5とを連通させ、その下方側部分を小径用排気路11bに形成された小径用排気口13bとして構成されている。
【0031】
このガスコンロでは、複数の載置面部7のうち、被加熱物を載置している使用載置面部を検出し、その使用載置面部に応じて、排気路11を通過する燃焼排ガスの排気量を複数の排気路11の夫々において各別に調整する排気量調整手段15が設けられている。
そして、排気量調整手段15は、複数の排気路11の夫々における燃焼排ガスの排気温度を検出する温度センサ16、複数の排気口13の開口面積を調整する調整体17、および、温度センサ16の検出情報に基づいて、使用載置面部を検出し、排気路11を通過する燃焼排ガスの排気量を複数の排気路11の夫々において各別に調整すべく、調整体17を操作させる制御部Hなどから構成されている。
【0032】
説明を加えると、温度センサ16として、大径用排気路11aを通過する燃焼排ガスの排気温度を検出する大径用温度センサ16a、小径用排気路11bを通過する燃焼排ガスの排気温度を検出する小径用温度センサ16bが設けられ、大径用温度センサ16aおよび小径用温度センサ16bの検出温度に基づいて、使用載置面部が大径用載置面部であるかまたは小径用載置面部であるかを検出するようにしている。
このようにして、排気量調整手段15は、複数の排気路11の夫々における燃焼排ガスの排気温度に基づいて、使用載置面部を検出するように構成されている。
【0033】
また、排気量調整手段15は、調整体17を、複数の排気路11のうち、特定の排気路11における排気口13を他の排気路11における排気口13よりも開口面積を大きくさせる第1排気位置と、複数の排気路11の夫々における排気口13を同じまたはほぼ同じ開口面積にさせる第2排気位置とに回動操作自在に構成されている。
そして、排気量調整手段15は、調整体17を第1排気位置と第2排気位置とに回動操作させることにより、複数の排気路11の夫々における燃焼排ガスの排気量のうち、少なくとも異なる量の排気量を存在させる非同量調整状態と、複数の排気路11の夫々における燃焼排ガスの排気量を同量またはほぼ同量の排気量にさせる同量調整状態とに切り換え自在に構成されている。
【0034】
説明を加えると、調整体17は、図2および図3に示すように、リング状に形成され、上方側部分には、周方向に細長い大径用調整開口18aが周方向に間隔を隔てるように複数形成され、下方側部分には、周方向に細長い小径用調整開口18bが、周方向に間隔を隔てるように複数形成され、大径用調整開口18aと小径用調整開口18bとが周方向での位相が異なるように配設されている。
そして、調整体17は、載置部形成部材2aの外周面部と排気通路形成部材5aにおける装着部5bの内周面部との間に配設され、回動駆動部17aの駆動にて調整体17を回動操作させることにより、大径用調整開口18aと排気口用開口14の上方側部分である大径用排気口13aとが重複する大径用重複面積、および、小径用調整開口18bと排気口用開口14の下方側部分である小径用排気口13bとが重複する小径用重複面積を調整して、大径用排気口13aおよび小径用排気口13bの開口面積を調整するように構成されている。
ちなみに、回動駆動部17aの構成については、図2に示すように、ロッドの伸縮により調整体17を回動させるものに限らず、その他の構成を適応させてもよい。
【0035】
前記調整体17は、第1排気位置として、図4の(イ)に示すように、大径用重複面積を小径用重複面積よりも大きくさせて、大径用排気口13aを小径用排気口13bよりも開口面積を大きくさせる大径用位置と、図4の(ロ)に示すように、小径用重複面積を大径用重複面積よりも大きくさせて、小径用排気口13bを大径用排気口13aよりも開口面積を大きくさせる小径用位置とに回動操作自在に構成されている。
また、調整体17は、上述の大径用位置と小径用位置とに加えて、図4の(ハ)に示すように、大径用重複面積と小径用重複面積とを同じまたはほぼ同じにさせて、大径用排気口13aの開口面積と小径用排気口13bの開口面積とを同じまたはほぼ同じにさせる中間位置にも回動操作自在に構成されている。
なお、図4において、斜線部分Aを大径用重複面積とし、斜線部分Bを小径用重複面積としている。
【0036】
説明を加えると、大径用位置においては、排気口用開口14の上方側部分である大径用開口13aの全部を開口させるように、大径用開口13aと大径用調整開口18aとを重複させ、排気口用開口14の下方側部分である小径用開口13bの一部を開口させるように、小径用開口13bと小径用調整開口18bとを重複させるようにしている。
そして、小径用位置においては、大径用位置とは逆に、排気口用開口14の下方側部分である小径用開口13bの全部を開口させるように、小径用開口13bと小径用調整開口18bとを重複させ、排気口用開口14の上方側部分である大径用開口13aの一部を開口させるように、大径用開口13aと大径用調整開口18aとを重複させるようにしている。
また、中間位置においては、排気口用開口14の上方側部分である大径用開口13aの全長を開口させるように、大径用開口13aと大径用調整開口18aとを重複させ、排気口用開口14の下方側部分である小径用開口13bにおける周方向の全部を開口させるように、小径用開口13bと小径用調整開口18bとを重複させるようにしている。
【0037】
このようにして、回動駆動部17aにて調整体17を大径用位置または小径用位置に回動操作させることにより、非同量調整状態に切り換え、回動駆動部17aにて調整体17を中間位置に回動操作させることにより、同量調整状態に切り換えるように構成されている。
【0038】
前記排気量調整手段15において、使用載置面部の検出、および、使用載置面部と排気路11を通過する燃焼排ガスの排気量との関係について説明を加える。ちなみに、バーナ3の燃焼を停止させたときなどに、調整体17を中間位置に回動操作させるなどして、バーナ3の燃焼を開始させる際には、調整体17を中間位置に位置させ、同量調整状態に切り換えているようにしている。
【0039】
まず、使用載置面部の検出について説明すると、制御部Hは、使用載置面部が大径用載置面部7aであるかあるいは小径用載置面部7bであるかによって、大径用温度センサ16aの検出温度T1と小径用温度センサ16bの検出温度T2との高低関係が異なることを利用して、使用載置面部を検出するようにしている。
【0040】
説明を加えると、被加熱物が、底が平たくかつその底面部が大径の大鍋N1であり、図5の(イ)に示すように、大鍋N1が大径用載置面部7aに載置されているときには、大径用温度センサ16aの検出温度T1が小径用温度センサ16bの検出温度T2よりも大きくなるので、制御部Hは、大径用温度センサ16aの検出温度T1が小径用温度センサ16bの検出温度T2よりも高くかつ検出温度T1と検出温度T2との偏差が設定値以上であると、使用載置面部が大径用載置面部7aであると検出するようにしている。
【0041】
そして、被加熱物が、底が平たくかつその底面部が小径の小鍋N2であり、図5の(ロ)に示すように、小鍋N2が小径用載置面部7bに載置されているときには、小径用温度センサ16bの検出温度T2が大径用温度センサ16aの検出温度T1よりも大きくなるので、制御部Hは、小径用温度センサ16bの検出温度T2が大径用温度センサ16aの検出温度T1よりも高くかつ検出温度T2と検出温度T1との偏差が設定値以上であると、使用載置面部が小径用載置面部7bであると検出するようにしている。
【0042】
また、制御部Hは、被加熱物が、底が丸い中華鍋N3であるときに、中華鍋載置状態を検出するように構成されている。
説明を加えると、被加熱物が、底が丸い中華鍋N3であると、図5の(ハ)に示すように、小径用載置面部7bと中華鍋N3との間に間隔を隔てる状態で、中華鍋N3が載置部2に載置される。
そして、この場合には、大径用温度センサ16aの検出温度T1と小径用温度センサ16bの検出温度T2とが同じまたはほぼ同じになるので、制御部Hは、大径用温度センサ16aの検出温度T1と小径用温度センサ16bの検出温度T2との偏差が設置値未満であると、中華鍋載置状態であると検出するようにしている。
【0043】
次に、使用載置面部と排気路11を通過する燃焼排ガスの排気量との関係について説明をすると、制御部Hは、使用載置面部が大径用載置面部7aであるかあるいは小径用載置面部7bであると検出されると、調整体17を第1排気位置に回動操作して非同量調整状態に切り換え、中華鍋載置状態であると検出されると、調整体17を第2排気位置に回動操作して同量調整状態に切り換えるように構成されている。
【0044】
説明を加えると、制御部Hは、使用載置面部が大径用載置面部7aであるときには、回動駆動部7aを駆動させて調整体17を図4の(イ)に示す大径用位置に回動操作させ、大径用排気路11aにおける燃焼排ガスの排気量を小径用排気路11bにおける燃焼排ガスの排気量よりも多量とするようにしている。
また、制御部Hは、使用載置面部が小径用載置面部7bであるときには、回動駆動部7aを駆動させて調整体17を図4の(ロ)に示す小径用位置に回動操作させ、小径用排気路11bにおける燃焼排ガスの排気量を大径用排気路11aにおける燃焼排ガスの排気量よりも多量とするようにしている。
【0045】
このようにして、使用載置面部に応じて、排気路11を通過する燃焼排ガスの排気量を複数の排気路11の夫々において各別に調整することにより、燃焼空間9における燃焼排ガスのほとんどを下方側から上方側に向けて被加熱物の近くまで流動させて被加熱物の底面部を加熱させたのち、大径用排気路11aまたは小径用排気路11bを通して排気させることができ、被加熱物を載置している載置面部が過剰に加熱されることを防止し、燃焼空間における燃焼排ガスのほとんどを被加熱物の底面部近くまで流動させて被加熱物を加熱させたのち排気させて、燃焼空間における燃焼排ガスによる被加熱物に対する熱効率を向上させることが可能となる。
【0046】
ちなみに、調整体17を大径用位置に位置させたときに、小径用排気口13bを完全に閉塞するのではなく、少し開口させ、また、調整体17を小径用位置に位置させたときに、大径用排気口13aを完全に閉塞するのではなく、少し開口させることにより、使用載置面部が大径用載置面部7aであるかあるいは小径用載置面部7bであるかによって、大径用温度センサ16aの検出温度T1と小径用温度センサ16bの検出温度T2との高低関係が現れ易いようにしている。
【0047】
そして、制御部Hは、中華鍋載置状態を検出すると、回動駆動部7aを駆動させて調整体17を図4の(ハ)に示す中間位置に回動操作させ、大径用排気路11aにおける燃焼排ガスの排気量と小径用排気路11bにおける燃焼排ガスの排気量を同じまたはほぼ同じにするようにしている。
【0048】
〔第2実施形態〕
この第2実施形態は、上記第1実施形態における排気量調整手段15の構成の別実施形態を示すものであり、図面に基づいて説明する。
なお、その他の構成については、上記第1実施形態と同様であるので、同符号を記すなどにより、その詳細な説明は省略する。
【0049】
上記第1実施形態では、排気量調整手段15が、排気口13の開口面積を調整する調整体17を備え、その調整体17を回動操作させることにより、排気口13の開口面積を調整して、排気路11を通過する燃焼排ガスの排気量を複数の排気路11の夫々において各別に調整するように構成されているが、この第2実施形態では、排気量調整手段15が、排気路13の通路面積を調整するダンパー19を備え、そのダンパー19を操作させることにより、排気路11の通路面積を調整して、排気路11を通過する燃焼排ガスの排気量を複数の排気路11の夫々において各別に調整するように構成している。
【0050】
説明を加えると、図6および図7に示すように、被加熱部を載置する載置部2を形成する載置部形成部材2bが、平面視において、外方側に突出する突出部20を載置部形成部材2bの周方向に間隔を隔てて3箇所に備え、排気通路形成部材5cの装着部5dには、突出部20を嵌合状態に装着させる凹入部5eが備えられ、その凹入部5eに排気口用開口14aが形成されている。
そして、載置部形成部材2bを、突出部20を凹入部5eに嵌合状態になるように、排気通路形成部材5cに装着させることにより、載置部形成部材2bに形成された大径用排気路11aおよび小径用排気路11bと排気通路形成部材5cに形成された排気通路5とを、排気口用開口14aを通して連通させるように構成されている。
【0051】
また、突出部19の内部空間は、大径用排気路11aと小径用排気路11bの上下2段に区画され、大径用排気路11aおよび小径用排気路11bの通路面積を調整する横軸芯周りで揺動自在なダンバー19が設けられ、このダンパー19をダンパー駆動部19aにて横軸芯周りで揺動操作させることにより、排気路11を通過する燃焼排ガスの排気量を複数の排気路11の夫々において各別に調整するように構成されている。
【0052】
説明を加えると、制御部Hは、使用載置面部が大径用載置面部7aであると検出されると、図8の(イ)に示すように、大径用排気路11aの通路面積が小径用排気路11bの通路面積よりも大きくなる大径用位置にダンパー19を揺動操作させ、大径用排気路11aにおける燃焼排ガスの排気量を小径用排気路11bにおける燃焼排ガスの排気量よりも多量とするようにしている。
そして、制御部Hは、使用載置面部が小径用載置面部7bであると検出されると、図8の(ロ)に示すように、小径用排気路11bの通路面積が大径用排気路11aの通路面積よりも大きくなる小径用位置にダンパー19を揺動操作させ、小径用排気路11bにおける燃焼排ガスの排気量を大径用排気路11aにおける燃焼排ガスの排気量よりも多量とするようにしている。
また、制御部Hは、中華鍋載置状態が検出されると、図8の(ハ)に示すように、大径用排気路11aの通路面積と小径用排気路11bの通路面積とを同じまたはほぼ同じになる中間位置にダンパー19を揺動操作させ、大径用排気路11aにおける燃焼排ガスの排気量と小径用排気路11bにおける燃焼排ガスの排気量とが同じまたはほぼ同じになるようにしている。
【0053】
ちなみに、この第2実施形態において、ダンパー19を大径用位置に揺動操作させたときに、小径用排気路11bの通路を完全に閉塞するのではなく、少し開口させ、また、ダンパー19を小径用位置に揺動操作させたときに、大径用排気路11aの通路を完全に閉塞するのではなく少し開口させるようにして、使用載置面部が大径用載置面部7aであるかあるいは小径用載置面部7bであるかによって、大径用温度センサ16aの検出温度T1と小径用温度センサ16bの検出温度T2との高低関係が現れ易いようにしている。
【0054】
〔別実施形態〕
(1)上記第1実施形態では、載置部形成部材2aにて、大径用載置面部7aおよび小径用載置面部7bを形成するようにしているが、例えば、図9に示すように、排気通路形成部材5aの上面部を大径用載置面部7aとして形成し、載置部形成部材2aにて小径用載置面部7bのみを形成するようにして実施することも可能であり、載置面部を形成するための構成については適宜変更が可能である。なお、上記第2実施形態においても、図示はしないが、上記第1実施形態と同様に、載置面部を形成するための構成については適宜変更が可能である。
【0055】
(2)上記第1および第2実施形態では、複数の排気路11の夫々における燃焼排ガスの排気温度に基づいて、使用載置面部を検出するようにしているが、例えば、弾性体などにより上方側に付勢させることにより、使用載置面部に応じて上下動可能な可動体を備え、その可動体の高さを検出することにより、使用載置面部を検出するように構成して実施することも可能であり、使用載置面部を検出するための構成については適宜変更が可能である。
【0057】
(3)上記第1および第2実施形態では、載置面部7として、大径用載置面部7aと小径用載置面部7bの2つを備えるように構成しているが、載置面部7を3つ以上備えるように構成して実施することも可能であり、載置面部7の数については適宜変更が可能である。
ちなみに、載置面部7を3つ以上備えて構成する場合には、排気路を通過する燃焼排ガスの排気量を複数の排気路の夫々において各別に調整するときに、使用載置面部とその下方側に隣接する載置面部との間に備えられる排気路における燃焼排ガスの排気量を、他の排気路における燃焼排ガスの排気量よりも多量とするようにしている。
【0058】
(4)上記第1および第2実施形態では、本発明にかかるガスコンロを、バーナ3をひとつ設けた1口ガスコンロに適応した例を示したが、バーナ3を3つ設けた2口のものやグリルを設けたものなど、各種のガスコンロに適応可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態におけるガスコンロの縦断面図
【図2】第1実施形態におけるガスコンロの要部における分解斜視図
【図3】排気口と調整体との分解斜視図
【図4】排気口と調整体の回動位置との関係を示す図
【図5】被加熱物と載置面部との関係を示すガスコンロの縦断面図
【図6】第2実施形態におけるガスコンロの縦断面図
【図7】第2実施形態におけるガスコンロの要部における分解斜視図
【図8】排気路の通路面積とダンパーの揺動位置との関係を示す図
【図9】別実施形態におけるガスコンロの縦断面図
【符号の説明】
2 載置部
3 バーナ
7 載置面部
8 下向き傾斜部
11 排気路
13 排気口
15 排気量調整手段
17 調整体
Claims (4)
- 被加熱物を載置する載置部が、径の異なるリング状の複数の載置面部を備え、それら複数の載置面部を上方側に位置するものほど大径になるように配設させて構成され、
前記被加熱物を加熱するバーナが、前記載置面部に載置された前記被加熱物との間に燃焼用空間を形成する状態で、最下位に位置する前記載置面部よりも下方側に設けられ、
前記燃焼空間における燃焼排ガスを排気させる排気部が、上下方向に隣接する前記載置面部の間、および、最下位に位置する前記載置面部よりも下方側の夫々に排気路を備えて構成されているガスコンロであって、
前記複数の載置面部のうち、前記被加熱物を載置している使用載置面部を検出し、その使用載置面部に応じて、前記排気路を通過する前記燃焼排ガスの排気量を前記複数の排気路の夫々において各別に調整する排気量調整手段が設けられ、
前記排気量調整手段は、前記複数の排気路の夫々における前記燃焼排ガスの排気量のうち、少なくとも異なる量の排気量を存在させる非同量調整状態と、前記複数の排気路の夫々における前記燃焼排ガスの排気量を同量またはほぼ同量の排気量にさせる同量調整状態とに切り換え自在に構成されているガスコンロ。 - 前記複数の排気路の夫々には、前記載置面部の周方向に沿って間隔を隔てる状態で、複数の排気口が形成され、
前記排気量調整手段は、前記排気口の開口面積を調整する調整体を備え、その調整体を、前記複数の排気路のうち、特定の排気路における前記排気口を他の排気路における前記排気口よりも開口面積を大きくさせる第1排気位置と、前記複数の排気路の夫々における前記排気口を同じまたはほぼ同じ開口面積にさせる第2排気位置とに回動操作自在に構成されている請求項1に記載のガスコンロ。 - 前記排気量調整手段は、前記複数の排気路の夫々における前記燃焼排ガスの排気温度に基づいて、前記使用載置面部を検出するように構成されている請求項1または2に記載のガスコンロ。
- 前記載置面部の夫々は、その内方側部分が下向きに傾斜する下向き傾斜部を備えて構成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載のガスコンロ。
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