JP3929314B2 - 陶器瓦の製造方法 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は陶器瓦の製造方法に関し、特に日本古来からの陶器である志野のような情感豊かな模様を有する陶器瓦の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
陶器瓦は、珪酸、アルミナ等を含む堆積層粘土を原料とし、瓦素地表面に釉薬をかけて焼成することにより製造される多彩な色を有する瓦であり、釉薬の作用と高熱焼成により表面がガラス質となり耐久性、耐候性に優れるので、日本国内において屋根瓦として広く用いられている。
従来の陶器瓦は、銀グロ、シルバーなどが重厚で自然にとけこみやすいことから伝統的に用いられている。この他に、黄金、青緑、青銅、茶などがあるが、そのほとんどが単色であり色むらや模様を有する陶器瓦は稀である。
【0003】
従来の陶器瓦の製造方法は、瓦素地表面に釉薬をスプレーコーティング法などを用いて塗布し、その後1000〜1300℃の温度で焼成する方法を用いて製造していた。陶器瓦の表面に色彩を付ける場合は、単色なら指定色となる釉薬を施釉し、色むらなどを出すには、幾つかの釉薬を調合し塗布時における釉薬の流れ具合を調整することにより色むらを表現していた。
【0004】
また、より微妙な色彩表現を行なう方法として、特開昭55−80786号公報では、タイルや陶板の彩飾方法として、素焼素地の表面に、第1の釉薬を全面に施し、その上に第1の釉薬とは異なる組成を有する1種または2種以上の第2の釉薬を部分的に施し、更に上に着色料を全面または模様に施し、焼成工程を経ることにより、着色料の発色を第1の釉薬の所と第2の釉薬の所で異ならす二度施釉による方法が開示されている。
【0005】
一方、日本古来の陶器である志野焼陶器は美濃産の粘りが少なく焼上がりの軽くなる百草土を使った陶器であり、ところどころに素地から自然に滲み出た緋色がみえることを特徴としている。陶土の締まり具合や用いる釉薬の成分によって、無地志野、絵志野、紅志野、練上げ志野、鼠志野、赤志野などに分類されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、色鮮やかな色彩や日本古来からの陶器である志野のような情感豊かな模様を屋根瓦に表現しようとすると、単一釉薬では困難であり、また、第1の釉薬を全面に施し、その上に第1の釉薬とは異なる組成を有する1種または2種以上の第2の釉薬を部分的に施したとしても、タイルと異なり曲面が多い屋根瓦に志野が持つような独特の模様を施すことが困難であるという問題がある。
【0007】
本発明は、この問題に対処するためになされたもので、簡易な方法で再現性よく志野独特の模様を有する美観性に優れた陶器瓦の製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の陶器瓦の製造方法は、瓦素地表面の所定の部分に下釉を施釉する工程と、該施釉された下釉の上から瓦素地表面全体に上釉を施釉する工程と、上記施釉された瓦素地を焼成する工程とを備えてなる陶器瓦の製造方法であって、上記下釉は、酸化珪素を主成分とする金属酸化物と、志野模様における火色模様を出す着色釉と、該着色釉を溶融混合させるための成分とを配合してなり、上記上釉は、酸化珪素を主成分とする金属酸化物と、上記着色釉を除いて、志野模様における乳濁色を出すための乳濁剤とを配合してなり、上記上釉の施釉量は、上記下釉の火色模様が浮き出る量とし、上記焼成する工程は、上記下釉および上記上釉が施釉された瓦素地を1000〜1300℃の温度で焼成する工程であり、上記焼成工程後の陶器瓦の表面が志野模様を有することを特徴とする。
【0009】
本発明において、志野模様とは、乳濁色の背景色の所々に火色が現われている彩色模様をいう。
【0011】
本発明者は、中国にも朝鮮にもない日本独特のものとして古くから重宝されている、あたたかい、やわらかいなどの情感豊かな志野模様をもつ瓦を作製しようとして研究を重ねてきた。
従来の一度施釉による瓦の製造方法を用いて志野模様を再現した陶器瓦を生産しようとしたが、全体に黄みがかり、めりはりのない色となったり、従来の釉薬自身の色しかでず志野模様を表現できなかった。
そこで、第1の釉薬を全面に施し、その上に第1の釉薬とは異なる組成を有する1種または2種以上の第2の釉薬を部分的に施したが、(1)焼成温度により、融点の高い釉薬を上地として施釉した場合気泡ができてしまう、(2)焼成時にガスを多く出す釉薬といっしょに混焼した場合、全体にピンクがかった色になってしまう、(3)微妙な色変化をつけるために二度、三度と上地の釉薬を施釉すると、その部分がピンクがかってしまう、(4)下地の釉薬濃度が薄いと上地の釉薬に浮き出てこないなどの問題が生じ、志野模様を表現できなかった。
【0012】
瓦素地表面の所定の部分に下釉を施釉し、下釉の上から瓦素地表面全体に上釉を施釉することにより、部分的な下釉と表面全体の上釉とにより、乳濁色の背景色の所々に火色が現われる志野模様が再現できた。本発明はこのような知見に基づくものである。
【0013】
本発明の製造方法で得られる陶器瓦(以下、本発明の陶器瓦ともいう)は、志野が持つ情感が豊かな彩色模様を有するので美的外観に優れる。この結果、日本家屋の屋根の美しさを演出し、その街並を魅力的なものにできる。
【0014】
二度施釉を行ない陶器瓦を製造することにより、一度施釉では表現することのできない志野模様を表現できる。製造時に、下釉の濃度を変化させることにより志野の火色模様の濃さを、施釉する部分を変化させることにより火色模様の場所を変化させることができる。
また、二度施釉後に焼成することにより、二層の密着した釉薬層が形成されるので、耐久性、耐候性などに優れる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の陶器瓦を図1により説明する。図1(a)は本発明の陶器瓦の一実施例としてJ型陶器瓦の斜視図を、図1(b)は図1(a)におけるA部の拡大断面図を示す。
陶器瓦1は、瓦素地2とその上表面に形成された釉3とから構成され、釉3は下釉3aと上釉3bとで志野模様を形成している。この志野模様は、瓦本体2の素地表面の火色が現われる部分に施釉される下釉3aと上釉3b釉と、この下釉の上から瓦素地表面全体に施釉される上釉とで形成される。下釉と上釉とにはそれぞれ組成の異なる志野釉素が配合されており、その濃度は下釉に配合されている志野釉素の量が上釉に配合されている志野釉素の量よりも多いことが好ましい。
【0016】
下釉の配合の一例を示せば以下のようになる。
MSフリット 20〜40重量%
無鉛フリット 1〜10重量%
長石 1〜10重量%
志野釉素 40〜60重量%
上記釉成分を、カルボキシメチルセルローズが添加された水に約50重量%の濃度で分散させる。
【0017】
また、上釉の配合の一例を示せば以下のようになる。
MSフリット 15〜35重量%
長石 7〜27重量%
珪石 8〜29重量%
志野釉素 8〜29重量%
上記釉成分を、カルボキシメチルセルローズが添加された水に約50重量%の濃度で分散させる。
【0018】
上釉に配合される志野釉素は、志野模様における乳濁色を出す役割を果たす。上釉に配合される志野釉素の組成は、酸化珪素(SiO2)を主成分とする。その含有量は上釉固形分全量に対して略 50 重量%が好ましい。
志野の特徴である乳濁色を出すために、上釉には乳濁剤として酸化ジルコニウム(ZrO2)および酸化錫(SnO2)等の金属酸化物を配合する。金属酸化物としてはRO2で表される酸性成分、R23、R2O、またはROで表される塩基性成分が挙げられる。ここでRは金属成分を表す。乳濁色を出すために上釉には酸化クロムなどの着色釉は除くことが好ましい。
【0019】
一方下釉に配合される志野釉素は、志野模様における火色模様を出す着色釉としての役割を果たす。その含有量は下釉固形分全量に対して略 25 重量%が好ましい。その成分は、主成分の酸化珪素(SiO2)に加え、成分として酸化鉛(PbO)、酸化マグネシウム(MgO)、酸化バリウム(BaO)を、着色釉として鉄(Fe)、クロム(Cr)、チタン(Ti)などの酸化物を、さらに上記着色釉を溶融混合させるため、ホウ酸(B23)などを配合する。
【0020】
下釉および上釉の施釉量は、上釉の施釉量が多すぎると、上釉が乳濁色であるため下釉の火色がピンクがかってしまい、また下釉の施釉量が少なすぎると、火色が浮かびあがってこないので、下釉および上釉の施釉量は下釉の志野特有の火色模様が上釉に浮き出る程度に互いに調整する。志野模様の特徴として、火色模様は薄く見えればよいので、下釉の施釉量は少なくし、それに伴い上釉も施釉量を少なくしてうす塗りすることが経済的にも好ましい。
また、下釉を施釉する場所は任意に決定することができるので、バリエーション豊かな志野模様を陶器瓦に付すことができる。
【0021】
下釉と上釉とを類似成分とすることにより、焼成時に両層を密に結合させることができ、さらに耐久性、耐衝撃性などを向上させることができる。
【0022】
本発明のより好ましい実施の一態様として、表1に示す組成の志野釉素を、下釉で下釉固形分全体に対して約25重量%、上釉で上釉固形分全体に対して約50重量%、それぞれ配合した上釉、下釉を用いて陶器瓦を製造したところ、古来の志野焼きに似た志野模様が再現できた。
【0023】
【表1】
Figure 0003929314
【0024】
本発明の陶器瓦1の製造方法は以下の手順に従う。
(1)珪酸、アルミナ等を含む堆積層粘土を混練、成型した後乾燥させた瓦素地2の所定の部分に、噴霧器または柄杓などにより下釉3aを施釉する。
(2)下釉3aが乾燥した後、その上から瓦素地表面全体に上釉3bを噴霧器などにより施釉する。
(3)下釉3aおよび上釉3bが施釉された瓦素地2を1000〜1300℃の温度で焼成する。
二度施釉後に焼成することにより、図1(b)に示すように瓦素地2の上には下釉層3a、上釉層3bが密着して形成されているので、耐久性、耐熱性、耐水性、耐震性、耐風性などに優れる。このため、地震、火災時も安心であり、また、紫外線や酸性雨などによる色落ちがなく、塗装の塗り替えなどの必要がないので経済的である。
【0025】
本発明の陶器瓦は、建築物の屋根瓦として主に使用される。陶器瓦の形状としては波形状を有するJ型、平板状のF型、S字形状のS型などがあり、本発明はいずれにも適用できる。
【0026】
本発明の陶器瓦は、表面に志野模様を有し美的外観に優れるので、西洋とは異なる日本家屋特有の瓦屋根の美しさをさらに優雅に演出することができる。また、その美的外観により多くの人を集めれることから、ショッピングセンターなど集客能力が重要である商業施設の屋根材として好適である。さらに街並みとしてみた場合、屋根は風景の中で大きな面積を占めるので、上記陶器瓦を建築物に施し美観性を向上させることにより、その街並み自体の美観性を向上させ魅力的な街とできる。
【0027】
また、志野模様は白を基調とするため熱を吸収しにくいので、夏などでも本発明の陶器瓦を施工した建物内では涼しく過ごすことができる。建物内で冷房をしている場合でも、外部からの熱を最も受ける屋根部分からの熱流入が抑えられているので、冷房代が節約でき経済的である。
【0028】
【発明の効果】
本発明の陶器瓦は、釉薬を瓦素地表面に施釉した後焼成して得られる陶器瓦であって、該釉薬は、瓦素地表面の所定の部分に施釉される下釉と、下釉の上から瓦素地表面全体に施釉される上釉とから構成され、焼成後の陶器瓦の表面が志野模様を有するので美的外観に優れ、その建築物の美観性を向上させることができる。
【0029】
本発明の陶器瓦の製造方法は、瓦素地表面の所定の部分に下釉を施釉する工程と、該施釉された下釉の上から瓦素地表面全体に上釉を施釉する工程と、上記施釉された瓦素地を焼成する工程とを備えてなる陶器瓦の製造方法であって、焼成工程後の上記陶器瓦の表面が志野模様を有するので美的外観に優れ、かつ、二層の密着した釉薬層が形成されるため耐久性、耐候性などに優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の陶器瓦の一実施例の斜視図である。
【符号の説明】
1 陶器瓦
2 瓦素地
3 釉
3a 下釉層
3b 上釉層

Claims (1)

  1. 瓦素地表面の所定の部分に下釉を施釉する工程と、
    該施釉された下釉の上から瓦素地表面全体に上釉を施釉する工程と、
    前記施釉された瓦素地を焼成する工程とを備えてなる陶器瓦の製造方法であって、
    前記下釉は、酸化珪素を主成分とする金属酸化物と、志野模様における火色模様を出す着色釉と、該着色釉を溶融混合させるための成分とを配合してなり、
    前記上釉は、酸化珪素を主成分とする金属酸化物と、上記着色釉を除いて、志野模様における乳濁色を出すための乳濁剤とを配合してなり、
    前記上釉の施釉量は、前記下釉の火色模様が浮き出る量とし、
    前記焼成する工程は、前記下釉および前記上釉が施釉された瓦素地を1000〜1300℃の温度で焼成する工程であり、
    前記焼成工程後の前記陶器瓦の表面が志野模様を有することを特徴とする陶器瓦の製造方法。
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