JPH06183866A - 窯変調タイルの製造方法 - Google Patents

窯変調タイルの製造方法

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JPH06183866A
JPH06183866A JP35716192A JP35716192A JPH06183866A JP H06183866 A JPH06183866 A JP H06183866A JP 35716192 A JP35716192 A JP 35716192A JP 35716192 A JP35716192 A JP 35716192A JP H06183866 A JPH06183866 A JP H06183866A
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colored glaze
colored
tile
kiln
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Akinori Hayase
暁紀 早瀬
Yasuhisa Hirano
靖久 平野
Sachiko Ina
幸子 伊奈
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    • C04B41/009After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone characterised by the material treated
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 鉛を含有しない釉薬を用いて窯変調タイルを
製造できるようにし、タイル製造に当って公害処理設備
を不要化すると共に、製造に当っての場所的な制約を無
くす。 【構成】 タイル素地10の上に第一着色釉薬12を施
し、その上側に組成の異なる第二着色釉薬14を施した
上表層構成用の透光性の第三釉薬16を施し且つそれら
第一着色釉薬12及び第二着色釉薬14を施すに際して
それらの何れか一方をボタ掛け施釉等により凹凸状に、
他方をフラット状に施し、しかる後これを焼成し、その
焼成時に該第一着色釉薬12と第二着色釉薬14間で反
応を生ぜしめる。又は第一着色釉薬として第二着色釉薬
よりも熔融粘性の高いものを用い、焼成時に第二着色釉
薬を浸透効果により第一着色釉薬の内部に潜り込ませ、
これを押し上げる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は窯変調タイルの製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】表面に
釉薬を施して成る施釉タイルの一種に、釉薬が全面に亘
って一定色に発色せず、焼成時の窯の内部の雰囲気条
件,温度条件等の変化による影響で不均一に不定発色し
て濃淡を生じたもの、言わば良い意味で発色むらを生じ
た窯変調タイルが知られている。
【0003】従来この窯変調タイルは、釉薬として鉛を
含有するものを用いて製造していた。しかしながらこの
鉛は有害なものであり、このためかかる鉛含有の釉薬を
用いた場合、タイル製造に際して公害処理設備が必要で
あり、設備コストが高くなる問題の外に、製造に当って
場所的な制約を受けるといった問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本願の発明はこのような
課題を解決するためになされたものである。而して本願
の発明は、タイル素地の上に第一着色釉薬を施し、該第
一着色釉薬の施釉層の上側に組成の異なる第二着色釉薬
を施した上表層構成用の透光性の第三釉薬を施し且つそ
れら第一着色釉薬及び第二着色釉薬を施すに際してそれ
らの何れか一方をボタ掛け施釉等により凹凸状に、他方
をフラット状に施し、しかる後これを焼成し、その焼成
時に該第一着色釉薬と第二着色釉薬間で反応を生ぜしめ
ることを特徴とする(請求項1)。
【0005】また本願の別の発明は、タイル素地の上に
第一着色釉薬を施し、該第一着色釉薬の施釉層の上側に
組成の異なる第二着色釉薬を施した上表層構成用の透光
性の第三釉薬を施してこれを焼成するに当り、それら第
一着色釉薬と第二着色釉薬として、焼成の際の熔融時に
それらが均一混合して単一釉薬化しない熔融粘性を有す
るものを用い、且つ該第一着色釉薬として該第二着色釉
薬よりも熔融粘性の高いものを用いたことを特徴とする
(請求項2)。
【0006】
【作用及び発明の効果】上記請求項1の発明に従い、施
釉処理したタイルを焼成すると、窯変調の斑点模様を有
するタイルが得られる。これは第一着色釉薬と第二着色
釉薬との何れか一方を凹凸状に、他方をフラット状に施
した結果、それら第一着色釉薬と第二着色釉薬との接触
面積が大となって、それらの間の反応性が高まった結果
によるものである。
【0007】即ち反応性が高まったことで、焼成時の窯
内の雰囲気条件や温度条件の変化に対して敏感となり、
これら条件の変化に応じて組成の異なる釉薬間,釉薬−
着色材料間で反応が生じ、その結果濃淡のある斑点状の
変化に富んだ模様が得られる。
【0008】しかも本発明のタイルの場合、表面に透光
性の釉薬層が形成されるため、濃淡模様がこの透光性の
釉薬層を透かして表面に現われ、深味感,奥行感ある表
情のものが得られる。
【0009】尚第一着色釉薬及び第二着色釉薬を何れも
凹凸状に又は何れもフラット状に施釉した場合、良好な
窯変調の模様が得られないことが確認されている。これ
は次の理由によるものである。即ち何れをも凹凸状に施
釉した場合、反応性が高くなり過ぎて制御不能となって
しまい、また逆に何れもフラット状に施釉した場合、反
応性が乏し過ぎて窯変調模様を現出しない。
【0010】本発明によれば、鉛を含有する釉薬を用い
ることなく窯変調のタイルを得ることができ、従ってタ
イル製造に当って鉛処理のための公害設備を必要とせ
ず、設備コストを安価となし得るとともに、タイル製造
に当って場所的な制約を受けることがなくなる。
【0011】本発明においては、第一着色釉薬,第二着
色釉薬,透光性の第三釉薬の基礎釉組成を次の組成(ゼ
ーゲル式に基づく表示)とすることができる。
【0012】 [第一着色釉薬] K2O :0.2〜0.4 Na2O :0.2〜0.4 CaO :0.2〜0.5 MgO :0.1以下 ZnO :0.1以下 Al23:0.6〜0.8 SiO2 :5.0〜7.0 B23 :0.1〜0.5
【0013】 [第二着色釉薬] K2O :0.2以下 Na2O :0.1〜0.3 CaO :0.3〜0.5 MgO :0.3以下 ZnO :0.4〜0.5 Al23:0.1〜0.3 SiO2 :1.0〜3.0 B23 :0.1〜0.4
【0014】 [第三釉薬] K2O :0.1〜0.4 Na2O :0.1〜0.5 CaO :0.3〜0.5 MgO :0.1以下 ZnO :0.1以下 Al23:0.1〜0.5 SiO2 :2.5〜5.0 B23 :0.4〜0.7
【0015】また発色剤としてCr,Fe,Ni,M
n,Co,Cuの酸化物及び化合物,又はそれらを含有
した顔料を第一着色釉薬と第二着色釉薬に使用し、更に
顔料の発色をある程度安定させるため、ZrO2・Si
2,TiO2,SnO2を必要に応じて3〜5%添加す
ることができる。
【0016】本発明においては、前記透光性の第三釉薬
の熔融粘度を変化させることで異なった窯変調の模様を
得ることができる。具体的には、第三釉薬の熔融粘性を
比較的高くして上記第一着色釉薬,第二着色釉薬を第三
釉薬の下側で反応させた場合と、第三釉薬の熔融粘性を
相対的に低くして第一着色釉薬と第二着色釉薬とを第三
釉薬内部に入り込ませ、反応させた場合とで表情の異な
った窯変調模様が得られる。
【0017】後者における第三釉薬の基礎釉薬組成は、
例えば下記の組成とすることができる。 K2O :0.1〜0.4 Na2O :0.2以下 CaO :0.2〜0.5 MgO :0.2以下 ZnO :0.2以下 Li2O :0.2〜0.4 Al23:0.2〜0.5 SiO2 :2.0〜5.0 B23 :0.2〜0.5
【0018】次に請求項2の発明は、請求項1の発明と
は別の方法で窯変調タイルを製造するもので、かかる本
発明に従って施釉処理し、焼成した場合、焼成時に相対
的に熔融粘性の低い第二着色釉薬が熔融粘性の高い第一
着色釉薬の内部に潜り込み(浸透効果)、結果的に第一
着色釉薬を上側に押し上げる現象を生じ、この結果請求
項1の発明とは異なる窯変調タイル模様が得られる。即
ち本発明によれば地紋調の窯変調模様が得られる。
【0019】本発明によれば、請求項1の発明と同様鉛
入りの釉薬を用いることなく窯変調模様が得られるので
公害処理設備が不要であり、設備コストを安価となし得
るとともに、タイル製造に際して設備的な制約を受けな
いといった利点が得られる。
【0020】更に本発明の場合、顔料の反応により窯変
調模様を出すものではなく、釉薬の潜り込み及び押上げ
に基づいて窯変調模様を現出するものであるため、顔料
を変えたときその顔料の色を特に変化させず、そのまま
発色させることができる利点がある。即ち顔料を変えれ
ば変えたなりの色を出せる利点を有する。
【0021】本発明においては、第一着色釉薬,第二着
色釉薬,第三釉薬の基礎釉組成をゼーゲル式に基づく表
示で以下の組成とすることができる。
【0022】 [第一着色釉薬] K2O :0.2以下 Na2O :0.2以下 CaO :0.3〜0.5 MgO :0.1以下 ZnO :0.3〜0.5 Al23:0.1〜0.3 SiO2 :1.0〜3.0 B23 :0.2以下
【0023】 [第二着色釉薬] K2O :0.2以下 Na2O :0.2以下 CaO :0.1〜0.3 ZnO :0.2〜0.6 Li2O :0.1〜0.4 Al23:0.1〜0.4 SiO2 :1.0〜3.0 B23 :0.2以下
【0024】 [第三釉薬] K2O :0.1〜0.4 Na2O :0.1〜0.5 CaO :0.3〜0.5 MgO :0.1以下 ZnO :0.1以下 Al23:0.1〜0.5 SiO2 :2.5〜5.0 B23 :0.4〜0.7
【0025】
【実施例】次に本発明の特徴を更に明確にすべく、以下
にその実施例を詳述する。 [請求項1の実施例] 「実施例1」ゼーゲル式表示でK2O:0.22,Na2
O:0.31,CaO:0.43,ZnO:0.04,
Al23:0.76,B23:0.19,SiO2
6.25,ZrO2:0.11からなる組成物にジルコ
ンを内割で5%,Cr−Fe−Co−Ni系黒顔料を外
割で8%添加し、得られた比重1.65の下釉薬12
(図1(A)参照)を、口径2mmφのスプレーを使用
し、エア圧0.10kgf/cm2の条件で素焼タイル
素地10の上に水込重量13.5g/15×15(c
m)の量でボタ掛け施釉した。
【0026】その上にK2O:0.07,Na2O:0.
14,CaO:0.32,MgO:0.02,ZnO:
0.45,Al23:0.16,B23:0.15,S
iO2:1.66,ZrO2:0.06からなる組成物に
ジルコンを内割で3.6%,Cr−Fe−Co−Ni系
黒顔料を外割で2%添加し、得られた比重1.69の中
釉薬14を水込重量27g/15×15(cm)の量で
幕掛け施釉した。
【0027】更にその上にK2O:0.16,Na2O:
0.45,CaO:0.38,MgO:0.01,Al
23:0.17,B23:0.61,SiO2:2.7
8からなる比重1.62の上釉薬16を、口径2mmφ
のスプレーを使用し、エア圧0.10kgf/cm2
条件で水込重量6.8g/15×15(cm)の量で施
釉した。
【0028】これを最高温度1080℃,焼成時間17
時間の条件で焼成したところ、斑点模様を有する窯変調
タイルが得られた。このタイルの光沢度,深み感を調べ
たところ表1のごとくであった。
【0029】
【表1】
【0030】このように本実施例のタイルは、同程度の
光沢を有する無地タイルに比較し、より深み感を有する
ものであった。
【0031】「実施例2」ゼーゲル式表示でK2O:
0.22,Na2O:0.31,CaO:0.43,Z
nO:0.04,Al23:0.76,B23:0.1
9,SiO2:6.25,ZrO2:0.11からなる組
成物にジルコンを内割で5%,Cr−Fe−Co−Ni
系黒顔料を外割で5%,Fe−Cr−Zn−Si系茶顔
料を外割で1%添加し、得られた比重1.65の下釉薬
12(図1(B)参照)を幕掛けにより水込重量13.
5g/15×15(cm)の量でタイル素地10上に施
釉した。
【0032】次にその上にK2O:0.07,Na2O:
0.14,CaO:0.32,MgO:0.02,Zn
O:0.45,Al23:0.16,B23:0.1
5,SiO2:1.66,ZrO2:0.06からなる組
成物にジルコンを内割で3.6%,Cr−Fe−Co−
Ni系黒顔料を外割で2%添加し、得られた比重1.6
9の中釉薬14を口径2mmφのスプレーを使用し、エ
ア圧0.10kgf/cm2の条件で水込重量27g/
15×15(cm)の量で施釉した。
【0033】更にその上にK2O:0.11,Na2O:
0.33,CaO:0.26,MgO:0.01,Li
2O:0.29,Al23:0.13,B23:0.4
3,SiO2:1.98からなる比重1.62の上釉薬
16を口径2mmφのスプレーを使用し、エア圧0.4
kgf/cm2の条件で水込重量5.1g/15×15
(cm)の量で施釉した。
【0034】これを最高温度1080℃,焼成時間17
時間の条件で焼成したところ、斑点模様を有する窯変調
タイルが得られた。
【0035】「実施例3」ゼーゲル式表示でK2O:
0.35,Na2O:0.35,CaO:0.27,M
gO:0.03,Al23:0.76,B23:0.3
5,SiO2:6.25からなる組成物にジルコンを内
割で5%,Cr−Fe−Co−Ni系黒顔料を2.5
%,Fe−Cr−Zn−Si系茶顔料を5.5%それぞ
れ外割で添加し、得られた比重1.65の下釉薬12を
口径2mmφのスプレーを使用し、エア圧0.10kg
f/cm2の条件で図1(A)の方法と同様素焼タイル
素地10の上に水込重量13.5g/15×15(c
m)の量でボタ掛け施釉した。
【0036】次にその上にK2O:0.07,Na2O:
0.14,CaO:0.32,MgO:0.02,Zn
O:0.45,Al23:0.16,B23:0.1
5,SiO2:1.66,ZrO2:0.06からなる組
成物にジルコンを内割で3.6%,Cr−Fe−Co−
Ni系茶顔料を外割で2%添加し、得られた比重1.6
9の中釉薬14を水込重量27g/15×15(cm)
の量で施釉した。
【0037】その上にK2O:0.25,Na2O:0.
08,CaO:0.34,MgO:0.02,ZnO:
0.06,Li2O:0.25,Al23:0.36,
23:0.35,SiO2:3.45からなる比重
1.48の上釉薬16を、口径2mmφのスプレーを使
用し、エア圧0.10kgf/cm2の条件で水込重量
6.8g/15×15(cm)の量で施釉した。
【0038】これを最高温度1080℃,焼成時間17
時間の条件で焼成したところ、地紋調の模様を有する窯
変調タイルが得られた。このタイルの光沢度,深み感を
調べたところ表2のごとくであった。
【0039】
【表2】
【0040】[請求項2の実施例] 「実施例4」ゼーゲル式表示でK2O:0.07,Na2
O:0.14,CaO:0.43,MgO:0.01,
ZnO:0.35,Al23:0.15,B23:0.
08,SiO2:1.77,ZrO2:0.05からなる
組成物にジルコンを内割で13%,Zr−Si−V系青
顔料を外割で1%,Cr−Fe−Co−Ni系黒顔料を
外割で0.3%,Zr−Si−V−Pr系緑顔料を外割
で1.5%それぞれ添加し、得られた比重1.75の下
釉薬18(図2(A)参照)を素焼タイル素地10の上
に水込重量27g/15×15(cm)の量で幕掛け施
釉した。
【0041】次にその上にK2O:0.06,Na2O:
0.07,CaO:0.14,ZnO:0.42,Li
2O:0.31,Al23:0.22,SiO2:1.4
7からなる組成物にZr−Si−V系青顔料を0.3
%,Zr−Si−V−Pr系緑顔料を0.5%,Cr−
Fe−Co−Ni系黒顔料を0.1%それぞれ外割で添
加し、得られた比重1.67の中釉薬20を口径2mm
φのスプレーを使用し、エア圧0.10kgf/cm2
の条件で水込重量13.5g/15×15(cm)の量
で施釉した。
【0042】更にその上にK2O:0.16,Na2O:
0.45,CaO:0.38,MgO:0.01,Al
23:0.17,B23:0.61,SiO2:2.7
8からなる比重1.62の上釉薬22を、口径2mmφ
のスプレーを使用し、エア圧0.4kgf/cm2の条
件で水込重量8.4g/15×15(cm)の量で施釉
した。
【0043】これを最高温度1080℃,焼成時間17
時間の条件で焼成したところ、地紋調模様を有する窯変
調タイルが得られた。本実施例においてこのように窯変
調の地紋模様が得られたのは次の理由によるものと考え
られる。
【0044】即ち本例の場合、下釉薬18の熔融粘性を
中釉薬20の熔融粘性よりも高くした結果、図2(B)
に示しているように焼成時に熔融粘性の低い中釉薬20
が熔融粘性の高い下釉薬18の内部に浸透効果により潜
り込んでこれを押し上げ、この結果上記地紋調模様が得
られたものである。このタイルの光沢度,深み感を調べ
たところ、表3のごとくであった。
【0045】
【表3】
【0046】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示であり、本発明は例えば他の材質のタイル
に対して、或いは他の様々な大きさのタイルに対して適
用可能である等、その主旨を逸脱しない範囲において、
当業者の知識に基づき様々な変更を加えた態様で実施可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例方法の説明図である。
【図2】本発明の他の実施例方法の説明図である。
【符号の説明】
10 タイル素地 12,18 下釉薬 14,20 中釉薬 16,22 上釉薬

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイル素地の上に第一着色釉薬を施し、
    該第一着色釉薬の施釉層の上側に組成の異なる第二着色
    釉薬を施した上表層構成用の透光性の第三釉薬を施し且
    つそれら第一着色釉薬及び第二着色釉薬を施すに際して
    それらの何れか一方をボタ掛け施釉等により凹凸状に、
    他方をフラット状に施し、しかる後これを焼成し、その
    焼成時に該第一着色釉薬と第二着色釉薬間で反応を生ぜ
    しめることを特徴とする窯変調タイルの製造方法。
  2. 【請求項2】 タイル素地の上に第一着色釉薬を施し、
    該第一着色釉薬の施釉層の上側に組成の異なる第二着色
    釉薬を施した上表層構成用の透光性の第三釉薬を施して
    これを焼成するに当り、それら第一着色釉薬と第二着色
    釉薬として、焼成の際の熔融時にそれらが均一混合して
    単一釉薬化しない熔融粘性を有するものを用い、且つ該
    第一着色釉薬として該第二着色釉薬よりも熔融粘性の高
    いものを用いたことを特徴とする窯変調タイルの製造方
    法。
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JP (1) JPH06183866A (ja)

Cited By (4)

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