JP3929091B2 - 架橋性フッ化ビニリデン重合体組成物、該組成物の架橋方法及び造形品 - Google Patents

架橋性フッ化ビニリデン重合体組成物、該組成物の架橋方法及び造形品 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、架橋性フッ化ビニリデン重合体組成物、該組成物の架橋方法及び架橋された造形品に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
フッ化ビニリデン共重合体及び該共重合体とポリ(フッ化ビニリデン)との混合物は、ポリ(フッ化ビニリデン)単独重合体に比して、著しく可撓性であるため、電気ケーブルの外装又は柔軟な燃料パイプの調製等の分野において多く応用されている。これらの応用においては、柔軟性、火及び腐食に対する抵抗性等の本来備わっている性質と、改良された機械的及び熱機械的(熱老化後)性質とを結合することが非常に望ましい。
重合体の架橋、及び特に熱可塑性重合体の架橋が、一般に、不透過性のみならず、機械的及び化学的抵抗性の特性の改良を生じさせることが知られている。けれども、それは、しばしば、相対的に著しい剛化を伴う。
【0003】
A.Vokal 及びM.Pallanova (放射線化学 第7回シンポジウム ,1990, pp. 311-315)は、100〜400kGray(10〜40Mrad)の線量での電離線の作用下において、架橋促進剤の存在下における、フッ化ビニリデン(VF2)の単独重合体、及びヘキサフルオロプロピレン(HFP)との共重合体の架橋について研究を行っている。この研究は、VF2−HFP共重合体が、単独重合体よりも容易に架橋することを示す。即ち、同一の放射線量であれば、共重合体は単独重合体よりも明らかに高いゲル濃度(架橋していない共重合体に対する溶媒中の不溶物の濃度)を示す。それにもかかわらず、VF2−HFP共重合体の架橋は、形のある物品の破断応力及び可撓性の損失を起こす。
【0004】
本発明は、この不都合を示さないフッ化ビニリデン重合体を基礎とする架橋性組成物を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、本発明は、電離線の作用下において架橋するフッ化ビニリデン重合体組成物において、上記フッ化ビニリデン重合体が、フッ化ビニリデン及びクロロトリフルオロエチレンの熱可塑性共重合体を含有し、かつ組成物が、有効量の架橋促進剤を含有することを特徴とする組成物に関する。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の架橋性組成物中に存在するフッ化ビニリデン重合体は、本質的にVF2及びCTFEの熱可塑性共重合体からなる。重合体は、上記共重合体及びフッ化ビニリデン単独重合体の混合物からなってもよい。この場合、フッ化ビニリデン及びクロロトリフルオロエチレンの共重合体とフッ化ビニリデン単独重合体とは、75/25〜25/75の重量比でしばしば存在する。
【0007】
本発明において、フッ化ビニリデン及びクロロトリフルオロエチレンの熱可塑性共重合体とは、クロロトリフルオロエチレンを約25重量%までの量含有するフッ化ビニリデン共重合体を意味するものとする。有利には、それらは少なくとも10重量%のクロロトリフルオロエチレンを含有する。好ましくは、クロロトリフルオロエチレンを12〜22重量%含有する。好ましい共重合体は、約165℃〜約170℃の融解温度を示す。
【0008】
架橋促進剤の性質は臨界的でない。従って、電離線の作用下で架橋を促進する、以下の通常の促進剤から選択される。使用できる促進剤の非制限的な例としては、トリアリルシアヌレート及びイソシアヌレート、ジアリルフタレート及びテトラアリルピロメリテート等のポリカルボン酸のアリルエステル、N,N’−エチレンビスマレイミド等のビスマレイミド、又はジペンタエリスリトールヘキサメタクリレート等のマルチアクリレート等が挙げられる。しかしながら、好ましいのは、トリアリルシアヌレート及びトリアリルイソシアヌレートであり、後者が特に好ましく、それは、本発明の架橋性組成物を滑らかにすることに対する有益な作用を有する。
【0009】
架橋促進剤の有効量とは、電離線の作用下で架橋を促進するのに十分な量を意味するものとする。この量は特に臨界的でないけれども、使用は、一般にフッ化ビニリデン重合体の全量100重量部当たり少なくとも架橋促進剤0.5重量部であり、更に好ましくは少なくとも1重量部である。一般に、含有量は5重量部を超えない。有利には、架橋促進剤はフッ化ビニリデン重合体の全量100重量部当たり2〜4重量部の量含まれる。
【0010】
本発明の特に好ましい組成物は、クロロトリフルオロエチレンを12〜22重量%含むフッ化ビニリデン及びクロロトリフルオロエチレンの共重合体であり、任意にポリ(フッ化ビニリデン)単独重合体を70/30〜30/70の重量比で含有し、フッ化ビニリデン重合体の全量100重量部当たり2〜4重量部のトリアリルイソシアヌレート(架橋促進剤)を含有する。
【0011】
フッ化ビニリデン共重合体を構成する本質的な組成物、任意成分としてのフッ化ビニリデン単独重合体及び架橋促進剤に加え、本発明の架橋性組成物は、充填材、顔料及び/又は染料、難燃剤、煙抑制剤等の各種の添加剤だけでなく、滑剤等の、フッ素化された重合体を基礎とする組成物の通常の配合剤を含有することができる。
【0012】
本発明の架橋性組成物は、重合体及び各種の配合剤を混合するためのどのような公知の通常の方法でも製造することができる。例えば、架橋性組成物は、単一又は多数の操作により、一般にプレミックスとして知られている粉末状態で存在する非プレゲル化組成物を製造するために、全ての配合剤を低温高速ミキサーで混合して製造することができる。架橋性組成物は、単一又は多数の操作により、一般に配合混合物として知られているプレゲル化混合物を製造するために、混合物の温度を少なくともフッ化ビニリデン重合体の融解温度と等しい温度まで至らせることのできる押出機で混合して製造することもできる。本発明の架橋性組成物は、有利には、混合物の形態、特に顆粒状形態で提供される。
【0013】
本発明の架橋性組成物は、押出及び射出等の、溶融状態でプラスチックを加工するための全ての通常の技術により製造することができる。押出しで製造するのが特に適当である。
本発明の架橋性組成物は、相対的に低線量の電離線の作用下、空気中で容易に架橋される。
【0014】
また、本発明は、本発明の組成物の架橋方法に関する。この方法によれば、組成物に、空気中で100kGrayを超えない線量の電離線を照射する。この線量はしばしば、少なくとも10kGrayである。50〜90kGrayの照射濃度で、優れた結果が得られる。
【0015】
本発明の架橋方法を実施するための電離線の性質は臨界的でない。例えば、電離線は、β−線(加速された電子)又はγ−線(コバルト源によって放出された)から構成される。しかしながら、実施容易性のため、好ましいのはβ−線である。
【0016】
本発明の方法によって架橋された組成物は高い架橋度を示す。架橋は、実際にはゲル化度に反映する。以下のように、照射された重合体試料を、架橋されていない重合体画分を溶解しない沸騰溶媒中に浸漬することによって評価する。ゲル化度に相当する、百分率で表される不溶性材料の含有量は、架橋度を表す。一般に、本発明の方法により架橋された組成物のゲル化度(沸騰したジメチルホルムアミド中に30分浸漬することにより評価した)は50%を超える量であり、しばしば60%を超える量である。
【0017】
本発明により架橋された組成物の長所は、それが、同一の架橋されていない組成物に比べ、例えば、200℃を超える温度での厳格な熱老化後に、向上した引張破断応力を示すという事実である。架橋された組成物が、同一の架橋されていない組成物に比べ可撓性の減少を示すことは事実である。しかしながら、架橋された組成物の可撓性は、架橋されていないフッ化ビニリデン単独重合体よりも優れており、更に、ケーブルの製造等の応用分野で規定される標準規格を満足するには十分である。
【0018】
更に、架橋された組成物を熱老化にさらすと、もし、架橋されていない組成物よりも優れたものにならないとしても、同等の値を達成することができると言ってよいほど、可撓性が非常に向上することが見出された。
【0019】
本発明の架橋方法の特定の具体例によれば、組成物は、照射後に熱処理にさらされる。この熱処理は、変動する温度、及び同様に変動する時間で実施することができる。例えば、上記温度は一般的に少なくとも80℃であり、しばしば少なくとも100℃である。これらは、一般的に215℃を超えず、しばしば200℃を超えない。熱処理の時間は、数時間〜数日の間で変動させることができる。熱処理のための最適な条件、温度及び時間は、特定の事例毎に経験的に有利に評価されるだろう。
【0020】
本発明の架橋性組成物は、架橋及び熱老化後に、優れた可撓性と優れた機械的特性とを結合した、非常に多様の物品に形成される。
上記の有利な性質のために、本発明の架橋性組成物は、通信ケーブル等の電気ケーブルの外装、自動車での燃料の運搬手段(燃料ライン)を意図したパイプの押出品、又は、特に海洋の環境(沖合)における、油の運搬手段を意図した多層構造に特に適している。
【0021】
また、本発明は、本発明の架橋性組成物の溶融状態中の加工によって製造される架橋性造形品に関する。また、本発明は、本発明の架橋性造形品の製造方法によって架橋されることにより得られる架橋性造形品に関する。
これらの架橋性造形品及び架橋された造形品は、好ましくは、電気ケーブルの外装及び採油のためのパイプを形成する。
【0022】
【実施例】
以下の実施例は、本発明を説明するものである。
全ての実施例において、用いた架橋促進剤はトリアリルイソシアヌレートであり、使用量は、フッ化ビニリデン重合体100重量部に対して3重量部である。
【0023】
実施例1〜9は架橋性組成物(実施例1、6及び8)及び架橋した組成物(実施例2〜5、7及び9)であり、フッ化ビニリデン重合体はフッ化ビニリデン及びクロロトリフルオロエチレンの共重合体(VF2−CTFE共重合体)である。
実施例10及び11は架橋性組成物(実施例10)及び架橋した組成物(実施例11)であり、フッ化ビニリデン重合体は、フッ化ビニリデンとクロロトリフルオロエチレンとの共重合体(VF2−CTFE)、及びポリ(フッ化ビニリデン)単独重合体(PVDF)の混合物である。230℃、5kg負荷で測定した単独重合体のメルトインデックスの値は1.5g/10分である。
実施例1〜7、10及び11において、フッ化ビニリデン共重合体は15重量%のクロロトリフルオロエチレンを含み、融解温度は168℃である。
【0024】
実施例1〜5においては、共重合体は、230℃、2.16kgの負荷で7.1g/10分のメルトインデックスを示す。実施例6及び7においては、メルトインデックスは4.7g/10分である。実施例10及び11においては、共重合体は、230℃、2.16kg負荷で5g/10分のメルトインデックスを示す。
実施例8及び9においては、フッ化ビニリデン共重合体は、20重量%のクロロトリフルオロエチレンを含み、融解温度は165℃である。該共重合体は、6.5g/10分のメルトインデックス(上述の定義による)を示す。
【0025】
実施例1〜5において、圧縮成形によって製造された0.5mmの厚みのシートの23℃−200mm/分(ASTM D 638による)における種々の引張機械的性質を評価した結果を表1に示す。シート成形に用いた顆粒は下記組成物の押出によって得られた。部は全て重量部を意味する:
VF2−CTFE共重合体 100部
トリアリルイソシアヌレート 3部
圧縮成形は、下記条件により行った。
− 練りロール機により200℃で10分間混合;
− 成形機中で40.79kg/cm3 (40バール)の圧力、200℃の温度で2分間プレス;
− 成形機中で50.99kg/cm3 (50バール)の圧力、室温で10分間プレス。
【0026】
実施例1(参考例1)を除き、種々の線量のβ線の線量を用いて、シート試料を照射した。更に、照射によって架橋したシートを212℃に7日間さらした。
測定の結果を表1に要約した。ゲル化度を、重合体を沸騰したジメチルホルムアミドに浸漬した後の百分率で表される不溶性個体物質の量で表現した。
参考例1(架橋性組成物)の結果及び実施例2〜5(架橋した組成物)の結果の比較は、降伏応力及び破断応力等の引張機械的性質が豊富に向上したことを示す。架橋に続く212℃における7日間の熱処理は、弾性率及び破断点伸びが明らかに向上した結果をもたらすことを示し、参考例より大きい破断応力を維持している間、それらの値は参考例に近づき、実に卓越している。
【0027】
【表1】
Figure 0003929091
【0028】
実施例6〜9において、外部直径が3mmで壁の厚みが0.5mmの押出パイプの23℃−50mm/分(ASTM D 638による)における種々の引張機械的性質を評価した結果を表2に示す。パイプを押出しするために用いた顆粒は下記組成物の押出しによって得られた。部は全て重量部を意味する:
VF2−CTFE共重合体 100部
トリアリルイソシアヌレート 3部
パイプを、下記特徴により示されるスクリューによりケーブル製造ラインにより20m/分の速度で押し出した。
− L=24D
− 直径:30mm
− 圧縮度:30
押出のための加熱条件は下記の通りである:
Figure 0003929091
押出機の流出口における材料の温度は210℃になり、押し出されたパイプは20℃の水で冷却される。
【0029】
パイプ試料を75kGrayの線量のβ−線を用いて照射した(実施例7及び9)。実施例6及び8(参考試料6及び8)のパイプ試料(架橋性組成物)は照射を行わなかった。照射し、架橋したパイプを、更に120℃での加熱処理を1日間行った。
測定の結果を表2に要約した。
参考例6の結果及び実施例7の結果の比較、更に比較例8の結果及び実施例9の結果の比較は、120℃1日間の加熱処理後に、引張機械的性質、特に降伏応力及び破断応力が明らかに向上することを示す。
【0030】
【表2】
Figure 0003929091
【0031】
実施例10及び11において、押し出された試験片から取り出した厚さ2mmの試料を用いてISO2試験により、23℃及び50mm/分の測定における降伏応力及び引張降伏点伸び(降伏点=流動の閾値)(ASTM D 638による)の評価結果を表3に示す。試験片を押出しするために用いた顆粒は下記組成物の押出しによって得られた。部は全て重量部を意味する:
VF2−CTFE共重合体 66部
PVDF共重合体 33部
沈降炭酸カルシウム 0.1部
ポリエチレンワックス 0.2部
トリアリルイソシアヌレート 3部
試験片を一軸スクリュー押出機(直径:19mm;L=25D)で、170〜210℃の温度分布範囲で押し出した。
【0032】
実施例10(参考例10)(架橋性組成物)の調製においては、試験片試料は、照射も熱処理もしなかった。
実施例11(架橋した組成物)の調製においては、試験片試料を75kGRayの線量(25kGRayを3回)のβ線を用いて照射し、次いで120℃で1日(真の加熱処理)、それに続いて212℃で60日の熱処理(熱老化)にさらした。加熱処理前の、架橋された試料のゲル化度(沸騰したジメチルホルムアミド中に30分浸漬することによって評価)は78%であった。
【0033】
測定の結果を表3に要約した。実施例10の結果及び実施例11の結果の比較は、212℃で60日間の熱老化後に架橋された組成物が良い流動特性を保持することを示す。
【0034】
【表3】
Figure 0003929091

Claims (7)

  1. 電離線の作用下において架橋するフッ化ビニリデン重合体組成物において、
    上記フッ化ビニリデン重合体組成物が、重量比が75/25〜25/75の、フッ化ビニリデン及びクロロトリフルオロエチレンの熱可塑性共重合体と、ポリ(フッ化ビニリデン)単独重合体との混合物を含有し、かつ組成物が、有効量の架橋促進剤を含有し、上記架橋促進剤が、フッ化ビニリデン重合体の全量に対し、100重量部中0.5重量部〜5重量部含有することを特徴とする組成物。
  2. 上記フッ化ビニリデン及びクロロトリフルオロエチレンの熱可塑性共重合体が、10〜25重量%のクロロトリフルオロエチレンを含有することを特徴とする、請求項1記載の架橋性組成物。
  3. 上記架橋促進剤が、トリアリルシアヌレート及びトリアリルイソシアヌレートから選択されることを特徴とする、請求項1又は2記載の架橋性組成物。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項記載の組成物を、少なくとも10kGrayで、また100kGrayを超えない線量の電離線によって空気中で照射することを特徴とする、上記組成物の架橋方法。
  5. 電離線照射の後に組成物を熱処理にさらすことを特徴とする、請求項記載の架橋方法。
  6. 請求項1〜3のいずれか1項記載の組成物の溶融状態中の加工によって製造される架橋性造形品。
  7. 請求項6記載の架橋性造形品を請求項4又は5記載の方法により架橋することにより製造される、架橋造形品
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