JP3928967B2 - 収納部とその開口を覆う防水着脱蓋とを有する電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、収納部とその開口を覆う蓋とを有する電子機器に係り、特に交換用部材を収納する収納部と、収納部の開口を覆い着脱可能な防水蓋とを有する電子機器に関する。
携帯用電子機器には電池等の消耗交換部品があり、これらをユーザが簡単に交換できるように、電池等の収納部に着脱可能な蓋が設けられる。ユーザは、電池等を交換したいときにこの蓋を外し、収納部に収納されている古い電池等を取り外し、新しい電池等に交換し、再び蓋を取り付けて、電子機器をその機能に従って使用することができる。
このような電子機器の収納部の開口に対する蓋の着脱方法としては、ネジ締め等の固定手段を用いてしっかり蓋を電子機器に固定する方法をとることができる。しかし、一般ユーザを対象とする携帯用電子機器では、ユーザが簡単に消耗交換部品を交換できるように、蓋の簡単着脱を行うことが好ましい。
収納部の開口に対して蓋を簡単に着脱できるものとして、以下のものが周知である。例えば、筒型電池の収納のように収納部の開口が矩形の場合には、開口の周辺に引っ掛け溝を設け、これに対応する矩形の蓋に引っ掛け爪を設けて、蓋をプラスチック製とする。そして蓋を収納部に対し着装するには、蓋の弾性を利用し、蓋を押さえて蓋の引っ掛け爪を収納部の引っ掛け溝に滑り込ませその後蓋の押さえを止めて爪を溝に係止する。逆に着装されている蓋を外すには、蓋を押さえて引っ掛け爪と引っ掛け溝の係止を外してそのまま蓋を手前に引く。このように蓋の弾性を利用した爪部と溝との間の係止が用いられている。
あるいは、ボタン電池の収納のように収納部の開口が円形の場合には、開口の内周とこれに対応する円形の蓋の外周にネジを刻み、蓋の表面にコインの縁がはまり込める程度の操作溝を設ける。そして、コイン等を用いて蓋を時計方向あるいは反時計方向に回すことで蓋の着脱を行う。このように蓋自体をネジとして利用することが用いられている。
蓋の簡単着脱法についての従来技術のうち、蓋の弾性を利用して爪と溝との係止及びその解除を行うものは、蓋に力を加えることを要するので、蓋、特に爪部の変形や破損が生ずることがある。一旦変形や破損が生ずると、収納部の開口を蓋でしっかり覆うことが困難となり、場合によっては蓋の機能を果たせないことも生ずる。
また、爪と溝との係止を用いるものは密閉性が不十分であり、防水性等を必要とする携帯用電子機器には不向きである。例えば野外で使用することの多いストップウオッチ等の計時装置や、携帯型の尿成分検査機器や排水成分検査機器等の検体検査機器等では防水性が要求される。また、電池以外の交換消耗部品でも外気の影響を受けないように密閉して保管したものもある。例えば、上記の携帯用検体検査機器では成分試験紙を消耗するので、未使用成分試験紙のための収納部が設けられることがある。成分試験紙は湿度等の外気の影響を受けやすいので、収納部は密閉性が要求される。
また、蓋自体をネジとして用いるものは、コイン等の縁のような特殊な形状の操作具を利用して蓋を回転させる必要があり、コイン等を持ち合わせないときは蓋の着脱を行うことができず不便である。
本発明の目的は、特殊な形状の操作具を用いることなく蓋の着脱を簡単に行える収納部とその開口を覆う防水着脱蓋とを有する電子機器を提供することである。本発明の他の目的は、蓋の着脱に伴う変形や破損を抑制できる収納部とその開口を覆う防水着脱蓋とを有する電子機器を提供することである。
本発明に係る収納部とその開口を覆う防水着脱蓋とを有する電子機器は、交換用部材を収納する収納部と、収納部の開口を覆い着脱可能な防水蓋とを有する電子機器において、防水蓋は、着脱操作を行うための操作ケースであって、収納部の開口の内周壁部に接触する防水パッキング部材を外周に備えるベース板と、ベース板に積層して取り付けられ収納部の開口の周囲に設けられるはめ込み段差に沿ってはめ込まれるカバー板とを含み、ベース板とカバー板との間に可動空間を形成する操作ケースと、操作ケースの可動空間内に保持され、カバー板に設けられる操作穴を通して可動空間内でその位置を変更操作できる可動部材であって、可動部材の位置の変更に連動して収納部の開口の内周壁部に設けられる係止溝に対しはまり込み又は外れる出入り爪部を有する可動部材と、を含み、収納部の開口の周辺に設けられるくぼみであって、棒状の先端形状を有する操作具を受け入れる形状の蓋起こしくぼみを備え、出入り爪部が収納部の係止溝から外れているときに操作具の先端を蓋起こしくぼみに挿入して防水蓋を収納部の開口から起こすことで防水蓋を取り外すことを特徴とする。
また、本発明に係る収納部とその開口を覆う防水着脱蓋とを有する電子機器において、可動部材の位置を、出入り爪部が収納部の係止溝にはまり込む蓋着装位置と、出入り爪部が収納部の係止溝から外れる蓋外し位置との間で変更可能で、位置の変更後は、蓋着装位置又は蓋外し位置でロックする位置決め手段を備えることが好ましい。
また、本発明に係る収納部とその開口を覆う防水着脱蓋とを有する電子機器において、カバー板の操作穴に対応して可動部材に設けられるくぼみであって、棒状の先端形状を有する操作具を受け入れる形状の操作用くぼみを備え、操作具の先端を操作用くぼみに押し当てて移動させることで可動部材の位置を変更させることが好ましい。
また、収納部は長方形の開口を有し、可動部材は、操作ケースの可動空間内に保持され、カバー板に設けられる操作穴を通してその位置を変更できるスライド板であって、ベース板とカバー板との協働により形成されるスライドガイドに沿い、長方形開口の長手軸方向に沿ってベース板の上面に平行な面内でスライドしてその位置を変更するスライド板と、スライド板の外周部に根元部が回転自在に取り付けられる複数の爪板であって、ベース板とカバー板との協働により形成される姿勢ガイドで規制される範囲内で、爪板の先端部がスライド板の位置変更に応じて根元部の回転中心周りに回転し、収納部の長方形開口の内周壁部に設けられる係止溝にはまり込み又は外れることができる爪板と、を有することが好ましい。
また、収納部は長方形の開口を有し、可動部材は、操作ケースの可動空間内に保持され、一対の左右爪板と、左右爪板の各中央部に設けられる両軸支部の間を接続するビームとが一体として構成される略H字形状を有し、両軸支部は、ベース板又はカバー板の長手方向の両端側に設けられる両回転中心にそれぞれ軸支され、ビームは、自然状態の両軸支部間の距離が両回転中心間の距離より長い弾性体で構成され、可動空間内で両軸支部が両回転中心に軸支されるときは弓なりの形状を有し、カバー板に設けられる操作穴を通してビームの中心部を長方形開口の短手軸方向に移動させることで弓なり形状の弓なり方向を変更操作でき、左右爪板の各先端部は、ビームの弓なり方向の変更に応じて両軸支部周りに回転し、収納部の長方形開口の内周壁部に設けられる係止溝にはまり込み又は外れることができることが好ましい。
また、収納部は略円形の開口を有し、可動部材は、操作ケースの可動空間内に保持され、カバー板に設けられる操作穴を通してその位置を変更できるスライド板であって、ベース板とカバー板との協働により形成されるスライドガイドに沿い、略円形開口の中心を通る直進軸方向に沿ってベース板の上面に平行な面内でスライドしてその位置を変更するスライド板と、スライド板の外周部に根元部が回転自在に取り付けられる複数の爪板であって、中央部がベース板又はカバー板に設けられる回転中心に軸支され、ベース板とカバー板との協働により形成される姿勢ガイドに規制される範囲内で、爪板の先端部がスライド板のスライドに応じて爪板中央部の回転中心周りに回転し、収納部の略円形開口の内周壁部に設けられる係止溝にはまり込み又は外れることができる爪板と、を有することが好ましい。
また、収納部は略円形の開口を有し、可動部材は、操作ケースの可動空間内に保持され、カバー板に設けられる操作穴を通してその位置を変更できるスライド板であって、ベース板とカバー板との協働により形成されるスライドガイドに沿い、ベース板の上面に平行な面内で略円形開口の中心軸周りに回転スライドしてその位置を変更するスライド板と、スライド板の外周部に根元部が回転自在に取り付けられる複数の爪板であって、ベース板とカバー板との協働により形成される姿勢ガイドに規制される範囲内で、爪板の先端部がスライド板のスライドに応じて根元部の回転中心周りに回転し、収納部の略円形開口の内周壁部に設けられる係止溝にはまり込み又は外れることができる爪板と、を有することが好ましい。
上記構成により、防水蓋は、可動空間を有する操作ケースと、可動空間内で位置を変更できる可動部材とを有し、可動部材には、可動部材の位置の変更に連動して開口の内周壁部の係止溝をはまり込み又は外れる出入り爪部を有する。そして可動部材はカバー板の操作穴を通してその位置を変更操作できる。したがって、可動部材の位置を変更操作することで出入り爪部を出し入れして、操作ケース、すなわち蓋を収納部の係止溝に対して着装あるいは外すことができる。そして、可動部材の位置の変更には蓋を押す等の動作は特に必要ではなく、蓋の着脱に伴う変形や破損を抑制することができる。
また、操作ケースは、防水パッキング部材を外周に備えるベース板に、操作穴を有するカバー板が積層され、可動部材はベース板とカバー板との間の可動空間内で位置を変更する。つまり、可動部材の操作及び出入り爪部の動作は、収納部に対し防水パッキングの上部で行われる。したがって、防水性能は防水パッキングと収納部の開口内周壁との密閉性で決まり、可動部材の操作や出入り爪部の動作に左右されることがなく、安定した防水性能を得ることができる。また、防水パッキングと収納部の開口内周壁との間の摩擦等で、出入り爪部が係止溝から外されただけではまだ蓋は開口から離脱しない。したがって、蓋を外すには、蓋の離脱動作が必要であるので、蓋が自然に外れ行方不明になるという事故の発生を防ぐことができる。
また、可動部材の位置をロックする位置決め手段を備えるので、可動部材の操作及び出入り爪部と係止溝との間のはまり込み又は外し動作が確実となる。
また、先端が棒状の操作具を受け入れる操作用くぼみを可動部材に備えるので、特殊な操作具を必要とせず、例えばボールペンの先、鉛筆の先、爪楊枝、その他身近にある細い棒状のものをそのまま用いて可動部材を容易に操作できる。したがって、ドライバーやコインの縁のような特殊な形状の操作具を用いることなく蓋の着脱を簡単に行うことができる。
また、先端が棒状の操作具を受け入れる蓋起こしくぼみを収納部の開口付近に備えるので、蓋の離脱動作のために特殊な形状の操作具を要しない。また、身近にあるものではあるが棒状のものを用いて蓋起こし動作を行わない限り、防水パッキングと収納部の開口内周壁との間の摩擦等で、蓋が開口から自然に外れることはない。つまり、手や指先では蓋を開口から離脱させることは通常では難しい。したがって、幼児等の手のいたずら等で蓋が外されるという事故を防ぐことができる。
また、収納部が長方形の開口を有するとき、可動部材は、長方形の長手軸方向に沿いスライドして位置を変更操作できるスライド板と、スライド板の外周部に根元部が回転自在で取り付けられる爪板を有する。そして、爪板の先端部は、スライド板のスライドに連動して根元部の回転中心周りに回転し、長方形開口の内周壁部の係止溝にはまり込み又は外れる。つまり、スライド板を長方形の長手軸方向に沿って移動させる操作を行うことで、爪板の動作を制御できる。したがって、可動部材の位置の変更には蓋を押す等の動作は特に必要ではなく、蓋の着脱に伴う変形や破損を抑制することができる。
また、収納部が長方形の開口を有するとき、可動部材は、左右爪板とその間を接続するビームとが一体で構成される略H字型形状を有する。そして、ビームの両端の両軸支部は、ベース板又はカバー板に設けられる両回転中心にそれぞれ軸支されるが、両回転中心間の距離は、ビームの自然長である両軸支部間の距離より短い。つまり、可動部材がベース板又はカバー板に取り付けられて可動空間にあるときは、ビームは弓なり形状となり、それに伴い、ビームの両端の左右爪板は軸支部周りに回転する。
例えば紙面をベース板の上面とし、左右方向が長方形の長手方向とすると、両回転中心は左右方向に離隔して配置される。この両回転中心に可動部材の両軸支部をそれぞれ軸支すると、ビームは紙面の上方に凸の弓なり形状となるか、紙面の下方に凸の弓なり形状となる。そして、左右爪板はビームと一体構成であるので、ビームの弓なり形状が上方に凸か下方に凸かにより、自然状態から見て左右爪板は両軸支部を中心として回転する。つまり、ビームの弓なり形状が上方に凸のときは、右爪板が時計方向に回転し、左爪板が反時計方向に回転する。ビームの弓なり形状が下方に凸のときは、左爪板が時計方向に回転し、右爪板が反時計方向に回転する。ビームの弓なり形状の変更は、ビームの中心部を長方形の短手軸方向に移動させることで行うことができる。つまり、ビームの中央部を長方形の短手軸方向に沿って移動させる操作を行うことで、爪板の動作を制御できる。したがって、可動部材の位置の変更には蓋を押す等の動作は特に必要ではなく、蓋の着脱に伴う変形や破損を抑制することができる。
また、収納部が略円形の開口を有するとき、可動部材は、略円形開口の中心を通る直進軸方向に沿いスライドして位置を変更操作できるスライド板と、スライド板の外周部に根元部が回転自在で取り付けられる爪板を有する。そして、爪板の先端部は、スライド板のスライドに連動して爪板中央部の回転中心周りに回転し、略円形開口の内周壁部の係止溝にはまり込み又は外れる。つまり、スライド板を直進軸方向に沿って移動させる操作を行うことで、爪板の動作を制御できる。したがって、可動部材の位置の変更には蓋を押す等の動作は特に必要ではなく、蓋の着脱に伴う変形や破損を抑制することができる。
また、収納部が略円形の開口を有するとき、可動部材は、略円形開口の中心軸周りに回転スライドして位置を変更操作できるスライド板と、スライド板の外周部に根元部が回転自在で取り付けられる爪板を有する。そして、爪板の先端部は、スライド板のスライドに連動して根元部の回転中心周りに回転し、略円形開口の内周壁部の係止溝にはまり込み又は外れる。つまり、スライド板を回転スライドさせる操作を行うことで、爪板の動作を制御できる。したがって、可動部材の位置の変更には蓋を押す等の動作は特に必要ではなく、蓋の着脱に伴う変形や破損を抑制することができる。
以下に図面を用いて本発明の実施の形態につき詳細に説明する。以下では、収納部と蓋とを備える電子機器として防水性を必要とするストップウオッチを取上げ、収納部には電池が収納され、電池を交換したいとき等に蓋の着脱を行うものについて説明する。これは説明のための1例であって、ストップウオッチ以外の電子機器で電池交換を必要とするものであってもよく、また交換するのは電池以外のもので、外気から密閉されることが好ましい交換用部材であってもよい。例えば、電子機器が尿成分検査機器や排水成分検査機器等の検体検査機器等の場合で、交換用部材が検体成分試験紙又は成分試験片等であって、収納部にこれらの未使用試験紙あるいは未使用試験片を保管収納するものであってもよい。成分試験紙以外の電子機器は携帯型のものである必要はなく、収納部の気密性が必要で、蓋の着脱が簡単に行えることが要求されるものであればよい。
図1は、電子機器としてのストップウオッチ900の裏面斜視図である。ストップウオッチ900は、円筒型単5等の電池902を収納する収納部910と、収納部910の開口912を覆い着脱可能な防水蓋930を有し、図1では防水蓋930をストップウオッチ900の本体から防水蓋930を外し、収納部910の内部を見えるように図示してある。
ストップウオッチ900の収納部910は、長方形すなわち矩形の開口912を有し、収納部910の内部は、表面の開口912より一段下がった段差914を備え、段差914よりも底部側、すなわちストップウオッチ900本体の内部側は、開口912の平面寸法よりやや小さ目の平面寸法を有する。この段差914は防水蓋930をはめ込むときに収納部910の内部に落ち込まないようにするためのもので、防水蓋930には後述するようにカバー板940の部分にこれに対応する段差が設けられる。この段差914から底部、すなわちストップウオッチ900本体の内部側の空間が、電池902を収納する収納空間として利用される。この収納空間の平面寸法は、図1において内周壁部916で囲まれる大きさとして示される。
収納空間の内周壁部916には、係止溝918が段差914に平行に設けられる。この係止溝918は防水蓋930が開口912から外れないように係止するためのもので、これに対応して防水蓋930には後に詳述するように出入り爪部936が設けられる。
収納部910の開口912の周辺に設けられるくぼみ920は、防水蓋930を開口912から起して外すために用いられる蓋起こしくぼみである。くぼみ920の開口912周辺における平面寸法は、棒状の先端形状を有する操作具を受け入れる程度の大きさが好ましく、その深さは、段差914よりやや底部側に達するように設定される。棒状の先端形状を有する操作具としては、特殊なものでなく、身近にありふれたものであることが好ましいので、例えば、ボールペンの先、鉛筆の先、爪楊枝、その他身近にある細い棒状のものをそのまま用いることができるように、くぼみ920の形状寸法を定める。一例としては、開口912周辺の平面寸法を直径1〜2mmの半円又は部分円とし、その深さを1〜3mm程度とすることがよい。
防水蓋930は、つば部を有する略直方体の形状を有し、収納部910の開口912を十分に覆い、また、収納部910の構造と協働して、収納部910の内部を外気から密閉する機能を有する。具体的には、防水蓋930は、収納部910の開口912からの着脱操作を行うための操作ケース932と、操作ケース932の内部に設けられる可動空間内で可動できる可動部材934とから構成される。可動部材934には出入り爪部936が設けられ、可動部材934が可動空間内で移動するのに連動して、操作ケース932の側壁に設けられた出入り窓から出入り爪部936が出たり引っ込んだりする機能を有する。したがって、この出入り爪部936が出た状態でこれを収納部910の内周壁部916に設けられた係止溝918にはまり込ませれば、操作ケース932を収納部910にしっかり固定できることになる。
図2は、操作ケース932の平面図及び2方向からの側面図を用いて可動空間の様子を示す図である。実際には、操作ケース932の可動空間内に可動部材934が配置されるのであるが、可動空間の様子を示すため、図2では可動部材934を省略してある。図2に示すように、操作ケース932は段差を有する板状のベース板938と、底面側に開口を有し、上面につば部を有するカバー板940とを積層し、可動空間942を形成する。具体的には、カバー板940のつば部を有する上面板部944の内側壁と、上面板部944の下部にめぐらされる側壁部946の内側壁と、ベース板938の上面とで囲まれるようにして可動空間942が形成される。カバー板940の側壁部946には、出入り爪部936が出たり引っ込んだりする出入り窓948が設けられる。またカバー板940の上面板部944には、可動部材934の移動を操作するための操作窓950が設けられる。出入り窓948と操作窓950とは、可動空間942と接続される。
図2に示すように、カバー板940の上面板部944はつば部を有しており、その下部の側壁部946との間に段差がある。この段差は、上記のように、収納部910の表面の開口912より一段下がって設けられる段差914に対応するものである。したがって、カバー板940の上面板部944の平面寸法は、収納部910における表面の開口912の平面寸法よりやや小さめに設定し、つば部の厚みは、収納部910における段差914の大きさとほぼ同じにすることが好ましい。また、カバー板940における側壁部946の外形の平面寸法は、収納部910の内周壁部916で囲まれる収納空間の平面寸法よりやや小さめに設定される。
ベース板938の外形の平面寸法は、カバー板940における側壁部946の外形の平面寸法とほぼ同じである。つまり、カバー板940の開口をベース板938の上面にかぶせると、ちょうど同じ平面寸法で接続される。また、ベース板938の底面側には、電池902の外形に合わせたくぼみ952を設けることが好ましい。
また、図2に示すように、ベース板938の側面には気密保持のためのオーリング(O−ring)954が配置される。オーリング954の配置のためにベース板938の側壁には適当な案内溝を設けることが好ましい。オーリング954を配置したときの外形の平面寸法は、収納部910の内周壁部916で囲まれる平面寸法よりやや大きく設定する。これにより、防水蓋930を収納部910にはめこんだとき、オーリング954の弾性により、防水蓋930と収納部の内周壁部916との間が気密に封止される。そして、オーリング954と内周壁部916との間の摩擦により、防水蓋930は、そのまま何もしなければ抜け落ちることがなく保持される。
図3は、防水蓋930の分解図で、操作ケース932のベース板938とカバー板940とを分離し、その間に可動部材934を配置する様子を示す図である。ベース板938とカバー板940の構成は、可動部材934を移動可能に保持し、可動部材934の位置変更に連動して出入り爪部936をカバー板940の出入り窓948から出たり引っ込めたりするために適したものとなっている。そこで最初に可動部材934の構成を説明し、続いて、可動部材934の構成に合わせたベース板938とカバー板940の構成を説明する。
可動部材934は、スライド板960と、スライド板960の外周部の4隅に回転自在に取り付けられる4つの出入り爪部936を含んで構成される。出入り爪部936は、先端が半円形等の滑らかな爪状形状を有する爪板である。スライド板960は、略直方形の板で、長手方向の両端側にそれぞれ2つづつの出入り爪部936が取り付けられ、長手方向に平行な2辺の1つは直線的な辺であるが、もう一方の辺には、短手方向に弾性変形可能な形状のループ部962が設けられる。スライド板960と各出入り爪部936とは、軸支部964で軸支される。例えば、スライド板960に回転穴を設け、各出入り爪部936の根元部に軸を設けて、軸と回転穴との組合せで各出入り爪部936の根元部を回転自在に支持し、各出入り爪部936の先端を根元部の回転中心周りにそれぞれ回転させることができる。図3の例では、スライド板960の下面側に各出入り爪部936が配置される積層構造がとられている。
スライド板960の上面側に設けられる操作ボス966は、可動部材934を移動操作するためのもので、操作ボス966には、操作用のくぼみ968が設けられる。操作用のくぼみ968の形状及び寸法は、上記の蓋起こし用のくぼみ920と同様に、棒状の先端形状を有する操作具を受け入れる程度のものが好ましい。こうすることで、特殊な形状の操作具を用いることなく、身近にありふれたもの、例えば、ボールペンの先、鉛筆の先、爪楊枝、その他身近にある細い棒状のものをそのまま用いて可動部材934を移動操作することができる。
また、スライド板960のループ部962のほぼ中央部に設けられる凸部970は、可動部材934を移動操作したときに、その位置決めを行うために用いられるものである。詳しくは、カバー板940の構成に関連させて後述する。
次に、ベース板938とカバー板940の構成について説明する。ベース板938とカバー板940とを積層して可動空間942を形成するとき、カバー板940の開口の内部形状とベース板938の上面形状とは、互いに協働して可動部材934の運動を規制する機能を有する。図3について具体的に述べれば、可動部材934をベース板938又はカバー板940の長手方向の移動操作に連動して、可動部材934を図3の紙面の最も左側に寄せたときに出入り爪部936がカバー板940の出入り窓948から内部に引っ込み、可動部材934を図3の紙面の最も右側に寄せたときに出入り爪部936がカバー板940の出入り窓948から外部に突き出るように規制する機能を有する。そのために、以下に述べるように、ベース板938は段差構造を有し、カバー板940開口の内部に幾つかのガイド部を有する。
ベース板938は、3段の段差構造を有する階段状の板部材である。この階段状構造の部分を底面側から上面側に向かって、底面部972、中間部974、上面部976と呼ぶことにすると、底面部972は、上記のようにオーリング954が配置される部分であり、中間部974はカバー板940をベース板938にかぶせるときの支持部となるもので、上面部976は可動部材934のスライド板960の下面をスライド可能に支持する機能を有する部分である。
そして、中間部974の上面で上面部976が存在しないところは、可動部材934の4つの出入り爪部936が移動できるための空間を形成するためのものである。したがって、上面部976の平面寸法は、スライド板960が上面部976の上をスライド移動する範囲において、各出入り爪部936の運動を妨げない大きさに設定される。また、中間部974と上面部976の間の段差は、出入り爪部936の厚みよりやや大きめに設定される。
中間部974の平面寸法は、カバー板940の底面における側壁部946の内側平面寸法よりやや小さめに設定される。したがって、カバー板940をベース板938にかぶせたときに、カバー板940の底面における側壁部946の内壁側がベース板938の中間部974の側面に沿ってはまり込み、カバー板940の側壁部946の底面はベース板938の底面部972の上面に突き当たる。このように、カバー板940をベース板938にかぶせることで操作ケース932の外形を得ることができる。
カバー板940は、上記のようにつば部を有する上面板部944と、つば部の下部の側壁部946とを有し、下方に開口を有する部材である。上面板部944には、可動部材934の操作ボス966に対応して長手方向に沿った長穴である操作窓950が設けられる。操作窓950の範囲内で操作ボス966を移動操作することで、カバー板940の外側から可動部材934を長手方向に移動させることができる。
側壁部946の内側は、2段階の段差を有しており、側壁部946の底面から一段下がった突き当て面980は、ベース板938の中間部974の上面に突き当たる部分である。したがって、カバー板940をベース板938にかぶせたときに、上記のようにカバー板940の底面はベース板938の底面部972の上面に突き当たるが、それとともに、突き当て面980はベース板938の中間部974の上面に突き当たる。いずれの突き当たりが先に生じてもよい。このように2段階の突き当て構成をとることで、ベース板938とカバー板940との組み立てにおいて、接着面積を増やすことができ、しっかりした固定を行うことができる。
突き当て面980からさらに上面板部944の底面側壁982との間にも段差がある。この段差は、可動部材934を移動可能に保持するために設けられるもので、この段差の大きさは可動部材934のスライド板960の厚みと、出入り爪部936の厚みとを加算した値より若干大きめに設定される。上記のように、突き当て面980はベース板938の中間部974の上面に突き当てられ、ベース板938の上面部976はスライド板960の下面をスライド可能に支持し、ベース板938の上面部976と中間部974との間の段差は出入り爪部936の厚みより若干大きめに設定される。したがって、ベース板938の上面部976の上にスライド板960の下面をあてがって可動部材934を配置し、カバー板940をかぶせると、カバー板940の上面板部944の底面側壁982とスライド板960の上面との間に若干隙間を持たせることができる。
すなわち、カバー板940の上面板部944の底面側壁982と、ベース板938の上面部976とは、可動部材934が可動空間942の中で移動するときに、ベース板938の上面に平行な面でスライドするように案内するスライドガイドの機能を有する。
カバー板940の上面板部944の底面側壁982と、突き当て面980との間の段差壁の平面形状は、スライド板960及び出入り爪部936の運動を規制するように形成されている。
この段差壁のうち、カバー板940の長手方向に平行に設けられる長手方向段差壁984と、長手方向段差壁984に平行であるが一部をはまり込み部として平面形状を波形とした波形段差壁986は、スライド板960の長手方向の2辺をそれぞれ案内する機能を有する。すなわち、長手方向段差壁984は、図3におけるスライド板960における長手方向の2辺のうち、直線的な辺を案内し、波形段差壁986はスライド板960のループ部962を有する辺を案内する。したがって、長手方向段差壁984と、波形段差壁986とは、可動部材934が可動空間942の中で移動するときに、カバー板940又はベース板938の長手軸方向に移動するように案内する直線移動ガイドの機能を有する。
また、波形段差壁986に2つ設けられるはまり込み部は、可動部材934がスライドガイド及び直線移動ガイドに沿って可動空間内を移動するときに、決められた2つの位置の間の位置変更のみを行うように規制する位置決め手段としての機能を有する。すなわち、2つのはまり込み部は、スライド板960のループ部962のほぼ中央部に設けられる凸部970に対応して設けられる。したがって、凸部970は、通常は2つのはまり込み部の一方にはまり込んでおり、スライド板960はその位置でロックされる。その状態からスライド板960を他方のはまり込み部の方向に移動させようとすると、凸部970は、2つのはまり込み部の間における山を越えようとし、ループ部962の弾性によりスライド板960の短手方向に移動する。そして、山を越えるとループ部962の弾性により短手方向の移動が元に戻り、他方のはまり込み部にはまり込み、スライド板960はその位置にロックされる。このようにして、波形段差壁986の2つのはまり込み部は、スライド板960の凸部970と協働し、スライド板960を2つの位置の間における位置変更のみを可能とし、位置変更の後はその位置でロックする位置決め手段の機能を有する。
カバー板940の上面板部944の底面側壁982と、突き当て面980との間の段差壁のうち、カバー板940の長手方向の両端部に設けられる両端部段差壁988は、4つの出入り爪部936の回転運動を規制する姿勢ガイドの機能を有する。両端部段差壁988は、図3に示されるように、1つの出入り爪部936の両側面に対応して、カバー板940の短手方向に直線状に延びる直線状段差壁990と、カバー板940の長手方向に対し傾斜した方向に延びる斜行段差壁992としてそれぞれ配置される。そして、この直線状段差壁990と、斜行段差壁992との間に、出入り窓948が設けられる。
図3の例で、スライド板960が紙面の右手方向に移動するときには、各出入り爪部936の右側面がカバー板940の直線状段差壁990に当接し、各出入り爪部936はカバー板940の短手方向に平行な姿勢をとる。この姿勢をとるとき、各出入り爪部936は出入り窓948よりカバー板940の外側に突き出る。これにより、収納部910の係止溝918に各出入り爪部936ははまり込み、防水蓋930を収納部910にしっかり着装することができる。そこでこの姿勢を、蓋着装姿勢と呼ぶことができ、そのときの可動部材934の位置を蓋着装位置と呼ぶことができる。
スライド板960が紙面の左手方向に移動するときには、各出入り爪部936の左側面が斜行段差壁992に当接し、各出入り爪部936はカバー板940の長手方向に対し傾斜した姿勢をとる。この姿勢をとるとき、各出入り爪部936は出入り窓948よりカバー板940の内側に引っ込む。これにより、収納部910の係止溝918から各出入り爪部936は外れ、防水蓋930を収納部910から外せる状態にすることができる。そこでこの姿勢を、蓋外し姿勢と呼ぶことができ、そのときの可動部材934の位置を蓋外し位置と呼ぶことができる。
このように、カバー板940の長手方向の両端部に設けられる両端部段差壁988は、各出入り爪部936姿勢を蓋着装姿勢と蓋外し姿勢とするように案内する姿勢ガイドの機能を有する。
このようなベース板938、カバー板940、可動部材934は、それぞれ適当な樹脂材料を成形加工すること等で得ることができる。その際に、ベース板938のオーリング954を取り付ける部分には、凹凸ができないようにすることが好ましい。例えば、ベース板938を成形加工するときに、金型の合わせ目がオーリング954を取り付ける部分に来ないようにすることが好ましい。また、可動部材934の出入り爪部936は、薄い金属板を加工したものを用いてもよい。
上記のベース板938とカバー板940と可動部材934を組み立てて防水蓋930とするには次のようにする。まずカバー板940の開口を上に向けて作業台の上にセットする。そして、カバー板940の長手方向と可動部材934の長手方向とを合わせて、可動部材934をカバー板940の中にセットする。このとき、各出入り爪部936は斜行段差壁992の傾斜に合わせてやや斜めにしておく。そして可動部材934の操作ボス966をカバー板940の操作窓950に合わせ、さらにループ部962の凸部970を、カバー板940の波形段差壁986における2つのはめ込み部の中で、図3において左側の方のはめ込み部に合わせる。つまり、可動部材934をカバー板940の可動範囲の中で最も左側に寄せた位置にしてセットを行う。このとき、各出入り爪部936は斜行段差壁992に沿った姿勢で、出入り窓948より突き出さずにカバー板940の内部に収まっている。
このようにしてカバー板940の開口の内部に可動部材934がセットされると、次にベース板938を上下逆にしてカバー板940にかぶせる。このとき、カバー板940の底面における側壁部946の内壁側と、ベース板938の中間部974の側面とを合わせてはめこむとよい。こうして、カバー板940とベース板938がしっかりはめ込まれると、その接続部を適当な接着材により固定し、ベース板の底面部972にオーリング954を配置して、防水蓋930の組み立てが終了する。これを上下逆にしてひっくり返すと、カバー板940の操作窓950の最も左に寄った状態で操作ボス966が見える。操作ボス966を操作窓950の中で最も右に寄せると、出入り爪部936が出入り窓948から突き出て、図1に示す防水蓋930の状態となる。
上記構成のストップウオッチ900について、収納部910とその開口912を覆う防水蓋930の作用を説明する。以下においては、図1〜図3で用いた符号を用いる。図4と図5は、防水蓋930を収納部910の開口に合わせてはめ込んだときにおける可動部材934の動作の様子を示す図である。可動部材934の全体は、実際にはカバー板940に隠されて目視できないのであるが、図4、図5においては、理解しやすいように可動部材934全体を実線で示してある。
図4は、操作ボス966を紙面において最も右側に寄せたときの可動部材934の状態を示す。このとき、可動部材934のループ部962の凸部970は、カバー板940の波形段差壁986における右側のはまり込み部にはまり込み、そこでロックされている。この位置は、蓋着装位置であり、出入り爪部936の姿勢は蓋着装姿勢となり、出入り窓948から各出入り爪部936の先端部がカバー板940の外側に突き出て、収納部910の内周壁部916の係止溝918にはまり込む。こうして、防水蓋930は、収納部910の開口912を覆い、しっかりと係止される。また、オーリング954と収納部910の内周壁部とにより密閉性が確保される。
図5は、操作ボス966に設けられた操作用のくぼみ968にボールペン等の先を挿入し、操作窓950に沿って最も左側に寄せたときの可動部材934の状態を示す図である。このとき、可動部材934のループ部962の凸部970は、カバー板940の波形段差壁986における右側のはまり込み部から左側のはまり込み部に移り、そこでロックされる。この位置は、蓋外し位置であり、出入り爪部936の姿勢は蓋外し姿勢となり、各出入り爪部936の先端部はカバー板940の内側に引っ込む。この状態においても、オーリング954と収納部910の内周壁部との摩擦により、防水蓋930は自然に抜け落ちることはない。そこで、蓋起こしくぼみ920にボールペン等の先を挿入し、防水蓋930を収納部910の開口912から起こし、防水蓋930を外すことができる。
このように、操作ケース932の可動空間942の中に保持される可動部材934を操作ケース932の長手方向に移動させて位置を変更し、その位置の変更に連動させて出入り爪部936を操作ケース932から出入りさせて、収納部910の係止溝918にはまり込ませあるいは外すことができる。これにより、防水蓋930を収納部910から簡単操作で着脱することができる。
操作ケースからの爪部の出し入れの機構は、可動部材と操作ケース内の案内ガイドとの組合せにより、他の構成をとることができる。図6から図8は、矩形開口を有する収納部に対し、矩形の短手方向の操作により、爪板の出し入れを制御できる防水蓋を説明するものである。収納部の構成、操作ケースの外形等は、図1〜図5に述べたものと同様であるので、相違点のみ説明する。
この実施の形態では、図6に示す形状の可動部材34を用いる。可動部材34は、一対の左右爪板36と、左右爪板36の各中央部に設けられる両軸支部64の間を接続するビーム60とが一体として構成される略H字形状を有する。可動部材34のうち、すくなくともビーム60部分は弾性体で構成される。そして、ビーム60の中心部には操作ボス66が設けられる。
操作ケースのベース板又はカバー板の長手方向の両端側には、可動部材34の両軸支部64に対応して両回転中心65が設けられるが、両回転中心65間の距離は、ビーム60の自然長である両軸支部64間の距離Lより短く設定される。換言すれば、ビーム60は、自然状態の両軸支部64間の距離が両回転中心65間の距離より長い弾性体で構成されている。つまり、可動部材34がベース板又はカバー板に取り付けられて可動空間にあるときは、ビーム60は弓なり形状となり、それに伴い、ビーム60の両端の左右爪板36は軸支部64周りに回転するので、これを用いて左右爪板36の先端を操作ケースの出入り窓から出し入れすることができる。
図7と図8は、略H字形状の可動部材34の両軸支部64を操作ケースの回転中心65に軸支して構成した防水蓋を収納部の開口に合わせてはめ込み、可動部材34の操作ボス66の操作により左右爪板36の先端を操作ケースから出し入れする様子を示す図である。可動部材34全体は、図4、図5と同様に実線で示してある。これらの図において、操作ケースのカバー板には、その短手方向に延びる長穴の操作窓50が設けられ、操作ボス66はその中で移動操作することができる。
図7は、操作ボス66を紙面において最も下側に移動させたときで、このときビーム60は紙面の下方に凸の弓なり形状となる。そして左右爪板36はビーム60と一体構成であるので、ビーム60の弓なり形状が下方に凸になることにより、左右爪板36が両軸支部64を中心として回転する。具体的には、図6の自然状態より左爪板36が時計方向に回転し、右爪板36が反時計方向に回転し、いずれの爪板36も操作ケースの長手方向に略垂直の姿勢となる。このとき、左右爪板36の先端を出入り窓から突き出させることができ、これにより、収納部の係止溝に左右爪板36の先端をはめ込ませることができる。
図8は、操作ボス66を紙面において最も上側に移動させたときで、このときビーム60は紙面の上方に凸の弓なり形状となる。そして左右爪板36はビーム60と一体構成であるので、ビーム60の弓なり形状が上方に凸になることにより、左右爪板36が両軸支部64を中心として回転する。具体的には、図6又は図7の状態より左爪板36が反時計方向に回転し、右爪板36が時計方向に回転し、いずれの爪板36も操作ケースの長手方向から傾斜した姿勢となる。このとき、左右爪板36の先端を操作ケースの内部に引っ込めることができ、これにより、収納部の係止溝から左右爪板36の先端を外すことができる。
この実施の形態においても、操作ケースの可動空間によって、略H字形状の可動部材34の運動がベース板の上面に平行な面内に規制される。また、ベース板又はカバー板に設けられる両回転中心65の位置と、カバー板の操作窓50の配置関係と、可動部材34に設けられる操作ボス66との位置関係で、左右爪板36の取りうる姿勢が規制される。図7、図8には図示されていないが、さらに左右爪板36の姿勢変更を案内する姿勢ガイド等を設けてもよい。
このように、操作ケースの可動空間の中に保持される可動部材34を操作ケースの短手方向に移動させて位置を変更し、その位置の変更に連動させて左右爪板36の先端を操作ケースから出入りさせて、収納部の係止溝にはまり込ませあるいは外すことができる。これにより、防水蓋を収納部から簡単操作で着脱することができる。
図9と図10は、略円形の開口を有する収納部に対し、直線方向の操作により、爪板の出し入れを制御できる防水蓋を説明するものである。図1〜図5に述べたものと比較すると、外形が直方体から円筒状となるに伴う変更があるが、収納部の開口や係止溝、内周壁部等の構成、操作ケースのベース板やカバー板等の構成は、図1〜図5の内容と同様であるので、相違点のみ説明する。
図9は、ストップウオッチ100の裏面図と断面図で、ボタン型電池102が略円形の開口を有する円筒状の収納部110の中に収納され、この略円形の開口に合わせて略円形の平面形状を有する防水蓋130がはめ込まれている。防水蓋130を構成する操作ケースの可動空間には、可動部材134が保持される。可動部材134は、略矩形形状のスライド板160と、スライド板160の外周部に根元部164が回転自在に取り付けられる2つの爪板136で構成される。なお、爪板136の数は2つ以外であってもよい。各爪板136のそれぞれは、中央部がベース板又はカバー板に設けられる回転中心165に軸支される。また、操作ケースの可動空間には、スライド板160をベース板の上面に平行な面内で直進移動させる案内が設けられる。スライド板160の直進軸は、スライド板160の長手方向に平行で、略円形開口のほぼ中心を通るようにすることが好ましい。図9では、紙面の左右方向に直進軸が設定されているが、紙面の上下方向に直進軸を設定してもよい。可動部材134には操作ボス166が設けられ、操作ケースのカバー板には、直進軸方向に延びる長穴の操作窓150が設けられ、操作ボス166はその中で移動操作することができる。
図9において、操作ボス166を紙面において操作窓150の最も右側に移動させたときの様子を示すもので、可動部材134全体は、図4、図5と同様に実線で示してある。このとき、スライド板160は紙面において最も右側に移動し、各爪板136の根元部164もまた紙面の最も右側に移動する。各爪板136の中央部は、ベース板又はカバー板に設けられる回転中心165に軸支されているので、各爪板136の先端はこの回転中心165まわりに回転して、スライド板160の長手方向の直進軸に対し傾斜した姿勢をとる。このとき、各爪板136の先端を操作ケースの内部に引っ込めることができ、これにより、収納部110の係止溝から各爪板136の先端を外すことができる。
図10は、操作ボス166を紙面において操作窓150の最も左側に移動させたときの様子を示す図である。このとき、スライド板160は紙面において最も左側に移動し、各爪板136の根元部164もまた紙面の最も左側に移動する。これに伴い、各爪板136はベース板又はカバー板に設けられる回転中心165まわりに回転して姿勢を変更し、スライド板160の直進軸にほぼ垂直の姿勢をとる。このとき、各爪板136の先端を操作ケースから突き出すことができ、これにより、収納部110の係止溝に各爪板136の先端をはめ込むことができる。
このように、操作ケースの可動空間の中に保持される可動部材134を直進軸に沿って移動させて位置を変更し、その位置の変更に連動させて各爪板136の先端を操作ケースから出入りさせて、収納部110の係止溝にはまり込ませあるいは外すことができる。これにより、防水蓋130を収納部110から簡単操作で着脱することができる。
図11と図12は、略円形の開口を有する収納部に対し、回転操作により、爪板の出し入れを制御できる防水蓋を説明するものである。収納部の構成、操作ケースの外形等は、図9、図10に述べたものと同様であるので、相違点のみ説明する。
この実施の形態では、可動部材234は、略円形形状の回転スライド板260と、回転スライド板260の外周部に根元部264が回転自在に取り付けられる3つの爪板236とで構成される。なお、爪板236の数は3つ以外であってもよい。回転スライド板260は、操作ケースの可動空間内で、ベース板の上面に平行な面内で略円形開口の中心軸周りに回転スライドできるように案内されている。また、可動部材234には操作ボス266が設けられ、操作ケースのカバー板には、円弧状長穴の操作窓250が設けられ、操作ボス266は操作窓250の中で、略円形開口の中心軸周りに回転するような移動操作を行うことができる。
図11は、操作ボス266を紙面において操作窓250の中で最も反時計方向に移動させたときの様子を示すもので、可動部材234全体は、図4、図5と同様に実線で示してある。このとき、回転スライド板260は紙面において開口の中心軸周りに最も反時計方向に回転し、各爪板236の根元部264も同様に回転移動する。操作ケースには各爪板236の姿勢を案内する姿勢ガイドが設けられており、この姿勢ガイドによって、各爪板236は、回転スライド板260の外周に対し略垂直の姿勢をとる。このとき、各爪板236の先端を操作ケースから突き出すことができ、これにより、収納部の係止溝に各爪板236の先端をはめ込むことができる。
図12は、操作ボス266を紙面において操作窓250の中で最も時計方向に移動させたときの様子を示す図である。このとき、回転スライド板260は紙面において開口の中心軸周りに最も時計方向に回転し、各爪板236の根元部264も同様に回転移動し、回転スライド板260の外周に対し傾斜した姿勢をとる。このとき、各爪板236の先端を操作ケースの内部に引っ込めることができ、これにより、収納部の係止溝から各爪板236の先端を外すことができる。
このように、操作ケースの可動空間の中に保持される可動部材234を回転スライドさせて位置を変更し、その位置の変更に連動させて各爪板236の先端を操作ケースから出入りさせて、収納部の係止溝にはまり込ませあるいは外すことができる。これにより、防水蓋を収納部から簡単操作で着脱することができる。
本発明に係る実施の形態の、収納部と防水蓋とを有する電子機器としてのストップウオッチの裏面斜視図である。 本発明に係る実施の形態において、操作ケースの平面図及び2方向からの側面図を用いて可動空間の様子を示す図である。 本発明に係る実施の形態の防水蓋において、操作ケースを分解し、ベース板とカバー板と可動部材とを示す図である。 本発明に係る実施の形態において、操作ボスを最も右側に寄せて防水蓋を着装するときの様子を示す図である。 本発明に係る実施の形態において、操作ボスを最も左側に寄せて防水蓋の係止を外すときの様子を示す図である。 長方形の開口を有する収納部についての他の実施の形態における可動部材を示す図である。 長方形の開口を有する収納部についての他の実施の形態において、操作ボスを最も下側に移動させて防水蓋を着装するときの様子を示す図である。 長方形の開口を有する収納部についての他の実施の形態において、操作ボスを最も上側に移動させて防水蓋の係止を外すときの様子を示す図である。 略円形の開口を有する収納部についての他の実施の形態において、ストップウオッチの裏面図と断面図で、操作ボスを最も右側に移動させて防水蓋の係止を外すときの様子を示す図である。 略円形の開口を有する収納部についての他の実施の形態において、操作ボスを最も左側に移動させて防水蓋を着装するときの様子を示す図である。 略円形の開口を有する収納部についての他の実施の形態において、操作ボスを最も反時計方向に移動させて防水蓋を着装するときの様子を示す図である。 略円形の開口を有する収納部についての他の実施の形態において、操作ボスを最も時計方向に移動させて防水蓋の係止を外すときの様子を示す図である。
符号の説明
34,134,234,934 可動部材、36,136,236 爪板、50,150,250 操作窓、60 ビーム、64,964 軸支部、65,165 回転中心、66,166,266,966 操作ボス、100,900 ストップウオッチ、102 ボタン型電池、110,910 収納部、130,930 防水蓋、160,960 スライド板、164,264 根元部、260 回転スライド板、902 電池、912 開口、914 段差、916 内周壁部、918 係止溝、932 操作ケース、936 出入り爪部、938 ベース板、940 カバー板、942 可動空間、944 上面板部、946 側壁部、948 出入り窓、950 操作窓、954 オー(O)リング、962 ループ部、920,968 くぼみ、970 凸部、972 底面部、974 中間部、976 上面部、980 突き当て面、982 底面側壁、984 長手方向段差壁、986 波形段差壁、988 両端部段差壁、990 直線状段差壁、992 斜行段差壁。

Claims (7)

  1. 交換用部材を収納する収納部と、収納部の開口を覆い着脱可能な防水蓋とを有する電子機器において、
    防水蓋は、
    着脱操作を行うための操作ケースであって、収納部の開口の内周壁部に接触する防水パッキング部材を外周に備えるベース板と、ベース板に積層して取り付けられ収納部の開口の周囲に設けられるはめ込み段差に沿ってはめ込まれるカバー板とを含み、ベース板とカバー板との間に可動空間を形成する操作ケースと、
    操作ケースの可動空間内に保持され、カバー板に設けられる操作穴を通して可動空間内でその位置を変更操作できる可動部材であって、可動部材の位置の変更に連動して収納部の開口の内周壁部に設けられる係止溝に対しはまり込み又は外れる出入り爪部を有する可動部材と、
    含み、
    収納部の開口の周辺に設けられるくぼみであって、棒状の先端形状を有する操作具を受け入れる形状の蓋起こしくぼみを備え、出入り爪部が収納部の係止溝から外れているときに操作具の先端を蓋起こしくぼみに挿入して防水蓋を収納部の開口から起こすことで防水蓋を取り外すことを特徴とする収納部とその開口を覆う防水着脱蓋とを有する電子機器。
  2. 請求項1に記載の収納部と防水着脱蓋とを有する電子機器において、
    可動部材の位置を、出入り爪部が収納部の係止溝にはまり込む蓋着装位置と、出入り爪部が収納部の係止溝から外れる蓋外し位置との間で変更可能で、位置の変更後は、蓋着装位置又は蓋外し位置でロックする位置決め手段を備えることを特徴とする電子機器の一部に設けられる収納部とその開口を覆う防水着脱蓋とを有する電子機器。
  3. 請求項1に記載の収納部と防水着脱蓋とを有する電子機器において、
    カバー板の操作穴に対応して可動部材に設けられるくぼみであって、棒状の先端形状を有する操作具を受け入れる形状の操作用くぼみを備え、操作具の先端を操作用くぼみに押し当てて移動させることで可動部材の位置を変更させることを特徴とする収納部とその開口を覆う防水着脱蓋とを有する電子機器。
  4. 請求項1に記載の収納部と防水着脱蓋とを有する電子機器において、
    収納部は長方形の開口を有し、
    可動部材は、
    操作ケースの可動空間内に保持され、カバー板に設けられる操作穴を通してその位置を変更できるスライド板であって、ベース板とカバー板との協働により形成されるスライドガイドに沿い、長方形開口の長手軸方向に沿ってベース板の上面に平行な面内でスライドしてその位置を変更するスライド板と、
    スライド板の外周部に根元部が回転自在に取り付けられる複数の爪板であって、ベース板とカバー板との協働により形成される姿勢ガイドで規制される範囲内で、爪板の先端部がスライド板の位置変更に応じて根元部の回転中心周りに回転し、収納部の長方形開口の内周壁部に設けられる係止溝にはまり込み又は外れることができる爪板と、
    を有することを特徴とする収納部とその開口を覆う防水着脱蓋とを有する電子機器。
  5. 交換用部材を収納する収納部と、収納部の開口を覆い着脱可能な防水蓋とを有する電子機器において、
    防水蓋は、
    着脱操作を行うための操作ケースであって、収納部の開口の内周壁部に接触する防水パッキング部材を外周に備えるベース板と、ベース板に積層して取り付けられ収納部の開口の周囲に設けられるはめ込み段差に沿ってはめ込まれるカバー板とを含み、ベース板とカバー板との間に可動空間を形成する操作ケースと、
    操作ケースの可動空間内に保持され、カバー板に設けられる操作穴を通して可動空間内でその位置を変更操作できる可動部材であって、可動部材の位置の変更に連動して収納部の開口の内周壁部に設けられる係止溝に対しはまり込み又は外れる出入り爪部を有する可動部材と、
    を備え、
    収納部は長方形の開口を有し、
    可動部材は、
    操作ケースの可動空間内に保持され、一対の左右爪板と、左右爪板の各中央部に設けられる両軸支部の間を接続するビームとが一体として構成される略H字形状を有し、
    両軸支部は、ベース板又はカバー板の長手方向の両端側に設けられる両回転中心にそれぞれ軸支され、
    ビームは、自然状態の両軸支部間の距離が両回転中心間の距離より長い弾性体で構成され、可動空間内で両軸支部が両回転中心に軸支されるときは弓なりの形状を有し、カバー板に設けられる操作穴を通してビームの中心部を長方形開口の短手軸方向に移動させることで弓なり形状の弓なり方向を変更操作でき、
    左右爪板の各先端部は、ビームの弓なり方向の変更に応じて両軸支部周りに回転し、収納部の長方形開口の内周壁部に設けられる係止溝にはまり込み又は外れることができることを特徴とする収納部とその開口を覆う防水着脱蓋とを有する電子機器。
  6. 交換用部材を収納する収納部と、収納部の開口を覆い着脱可能な防水蓋とを有する電子機器において、
    防水蓋は、
    着脱操作を行うための操作ケースであって、収納部の開口の内周壁部に接触する防水パッキング部材を外周に備えるベース板と、ベース板に積層して取り付けられ収納部の開口の周囲に設けられるはめ込み段差に沿ってはめ込まれるカバー板とを含み、ベース板とカバー板との間に可動空間を形成する操作ケースと、
    操作ケースの可動空間内に保持され、カバー板に設けられる操作穴を通して可動空間内でその位置を変更操作できる可動部材であって、可動部材の位置の変更に連動して収納部の開口の内周壁部に設けられる係止溝に対しはまり込み又は外れる出入り爪部を有する可動部材と、
    を備え、
    収納部は略円形の開口を有し、
    可動部材は、
    操作ケースの可動空間内に保持され、カバー板に設けられる操作穴を通してその位置を変更できるスライド板であって、ベース板とカバー板との協働により形成されるスライドガイドに沿い、略円形開口の中心を通る直進軸方向に沿ってベース板の上面に平行な面内でスライドしてその位置を変更するスライド板と、
    スライド板の外周部に根元部が回転自在に取り付けられる複数の爪板であって、中央部がベース板又はカバー板に設けられる回転中心に軸支され、ベース板とカバー板との協働により形成される姿勢ガイドに規制される範囲内で、爪板の先端部がスライド板のスライドに応じて爪板中央部の回転中心周りに回転し、収納部の略円形開口の内周壁部に設けられる係止溝にはまり込み又は外れることができる爪板と、
    を有することを特徴とする収納部とその開口を覆う防水着脱蓋とを有する電子機器。
  7. 交換用部材を収納する収納部と、収納部の開口を覆い着脱可能な防水蓋とを有する電子機器において、
    防水蓋は、
    着脱操作を行うための操作ケースであって、収納部の開口の内周壁部に接触する防水パッキング部材を外周に備えるベース板と、ベース板に積層して取り付けられ収納部の開口の周囲に設けられるはめ込み段差に沿ってはめ込まれるカバー板とを含み、ベース板とカバー板との間に可動空間を形成する操作ケースと、
    操作ケースの可動空間内に保持され、カバー板に設けられる操作穴を通して可動空間内でその位置を変更操作できる可動部材であって、可動部材の位置の変更に連動して収納部の開口の内周壁部に設けられる係止溝に対しはまり込み又は外れる出入り爪部を有する可動部材と、
    を備え、
    収納部は略円形の開口を有し、
    可動部材は、
    操作ケースの可動空間内に保持され、カバー板に設けられる操作穴を通してその位置を変更できるスライド板であって、ベース板とカバー板との協働により形成されるスライドガイドに沿い、ベース板の上面に平行な面内で略円形開口の中心軸周りに回転スライドしてその位置を変更するスライド板と、
    スライド板の外周部に根元部が回転自在に取り付けられる複数の爪板であって、ベース板とカバー板との協働により形成される姿勢ガイドに規制される範囲内で、爪板の先端部がスライド板のスライドに応じて根元部の回転中心周りに回転し、収納部の略円形開口の内周壁部に設けられる係止溝にはまり込み又は外れることができる爪板と、
    を有することを特徴とする収納部とその開口を覆う防水着脱蓋とを有する電子機器。
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