JP5143487B2 - 折り畳み式複合筆記具 - Google Patents

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Description

この発明は、シャープペンシル等の筆記体や化粧品のアイライナー等の筆記体を使用する際、使用時は容器本体を伸張し筆記しやすい形状となり、不使用時は折り畳んで容器本体内に収納して短くすることのできる折り畳み式複合筆記具に関する。なお、この発明において、筆記体とはスタイラスペンをも含めた意味で使用する。
従来、折り畳み式複合筆記具において、容器本体内に収納された単一の筆記具を必要に応じて突出させる携帯用に便利なコンパクトな筆記具が提案されていたが、複数の筆記体を収納するものではなかった(例えば特許文献1)。
また、複数の筆記体を収納できるものでも、容器本体自体が丸く携帯に不便であり、かつ使用時にも、グリップ部分が丸く握りずらく筆記に不便であった(例えば特許文献2)。
その他、薄型の複数の補助具(例えば、ナイフ、定規、ハサミ、耳掻き等)を重ね合わせて軸に回動自在に取り付け、選択した補助具を、軸を中心に回動突出させて使用するものがあった。
実開昭63−128081号公報 実公昭62−8744号公報
従来の折り畳み式複合筆記具は以上のように構成されているので、実開昭63−128081号公報記載のものでは複数の筆記体を使用できず、また、実公昭62−8744号公報記載のものでは携帯、筆記に不便であるという課題があった。また、ナイフ、定規、ハサミ、耳掻き等の補助具は別に用意しなければならないという課題があった。
この発明は、上記のような従来の課題を解消するためになされたもので、複数の筆記体もしくは補助具を備え、筆記具使用時には伸張し筆記しやすい形状となり、不使用時は折り畳んで携帯に便利な形状とすることのできる折り畳み式複合筆記具を提供することを目的とする。
上記問題点を解決するために、この発明の係る折り畳み式複合筆記具は、それぞれに筆記体を取り付けた2つの移動体と、筆記体を出没可能に移動体を収納した容器本体と、上記筆記体を常時上記容器本体内に引き入れ状態に付勢する付勢手段と、上記容器本体に重ね合わせ一端部を回動可能に該容器本体に支持させた回動体と、この回動体の回動に伴い上記移動体を介して上記筆記体の一方を上記容器本体から使用状態に突出させる筆記体突出手段とから構成されてなることを主な特徴とする。
この発明は、不使用時は、回動体を容器本体と重なるように折り畳むことによりすべての筆記体を容器本体に収納することができるので、全体の長さを容器本体のみの長さとすることができ、コンパクト化して携帯に適している。また、使用時は回動体を左右に180度回動させることにより、選択した筆記体を該容器本体から突出させた際は握りやすく、筆記しやすい等の効果が得られる。
実施の形態1
以下、この発明の実施の形態1による折り畳み式複合筆記具を図1から図9を参照して説明する。
図において、符号1は複数の筆記体の容器本体であり、回動体2は平面形状が容器本体1と同一の平面形状で該容器本体の一端側に支軸3によって回動可能に取り付けられている。そして符号4は握り部をかねた保護体である。この保護体4はナイフ、定規、ハサミ、耳掻き等の補助具H1,H2の収納空間5を形成するように、間隔保持部材6を介して容器本体1の下面に取り付けられている。
この間隔保持部材6は平面形状が容器本体1と同形の2枚の板6a,6bを、その両端中央部を一定の長さの間隔部材6cで連結して、端面形状をH形に構成したものである。また、図示例は上下板6aの一端部にリング17の取り付け部16が突設され、この取り付け部16に設けたリング17によりキーホルダ(図示せず)に取り付けて携帯することができる。
容器本体1は、支軸3の上蓋部1Aと筆記体7a,7bの下受け部1Bとからなる。下受け部1Bは後方に中空11を、先端部には筆記体7a,7bの出入りをガイドする凹部12a,12bが平行して形成されている。また、下受け部1Bの後端部には回動体2を回動可能に支持する支軸3の取り付け部1B−1が設けられ、この下受け部1Bの側壁の一部、つまり、回動体2に設けられたピン10の回動軌跡Eに該当する部分1B−2が欠如されている。
移動体8a,8bの前端側には、移動方向と平行に凹部81a,81bが形成されており、この凹部81a,81bに筆記体7a,7bの一端側を挿入して筆記体セットを構成する。また、移動体8a,8bの後端側には、互いに当接する後端に向かって先細り形状にカム面82a,82bが形成されており、そのカム面82a,82bに対応する移動体8a,8bの互いに当接する側面に係合凹部83a,83bが形成されている。そして、筆記体7a,7bの外側に該筆記体を常時容器本体内に付勢するコイルスプリング9a,9bが設けられている。
回動体2の容器本体1に対する対向面側には、移動体8a,8bのカム面82a,82bに作用するピン10が設けられており、このピン10は筆記体7a,7bを容器本体1に収納した状態から、支軸3を中心として係合凹部83a,83b上を通る回動軌跡E(図1)を回動し、またこの回動により、このピン10とカム面82a,82bとで筆記体突出手段を構成する。
容器本体1の支軸3の取り付け部1B−1は、図8に示すように、支軸3を相通する穴15の周辺部が略肉厚分だけ低く段差15aに形成されている。一方、回動体2には支軸3の頭部3aを相通する大径穴部21aと軸部3bを相通する小径穴部21bが連続して形成されており、この回動体2の容器本体1に対する取り付け面側における小径穴部21bの周辺には段差15aにはめる筒状凸部22aが形成されている。
支軸3は大径の頭部3aと小径の軸部3bとからなり、その小径の軸部3bは少なくとも二つ割に形成されているとともに、その中間部において側方に突出する係合段部3cが形成され、この係合段部3cから軸部3bの先端に向かって先細り斜面3dに形成されている。
次に容器本体1に対する筆記体7a,7bの組み付け、および収納空間5に対する補助具H1,H2の組付けについて説明する。まず、筆記体7a,7bの後端を移動体8a,8bの凹部81a,81bに挿入固定して筆記体セットを構成する。そして、筆記体7a,7bのそれぞれにコイルスプリング9a,9bをはめ、このコイルスプリング9a,9bを押し縮めながら、容器本体1の構成要素である下受け部1Bの凹部12a,12bに筆記体7a,7bをはめるとともに、移動体8a,8bを下受け部1Bの中空11内に組み付ける。次いで、この下受け部1Bの開放面側を覆うように上蓋部1Aを重ねあわせ、上記両部材の当接部を溶着あるいは接着、凹凸係合等の周知の手段で一体化固定する。
そして、このように組み込まれた容器本体1の一端側に設けた穴15の周辺部の段差15aに、回動体2の一端側に設けた穴周辺の筒状凸部22aをはめ合わせて、回動体2を容器本体1に重ね合わせ、このはめ合わせた筒状凸部22aの中心穴22bに支軸3の小径の軸部3bを押し込む。この小径の軸部3bは二つ割で、かつ、先細り斜面3dに形成されているので、縮径しながら進行し、中心穴22bを通過し終えると、弾性復元して、側方に突出する係合段部3cが、容器本体1の穴縁内面に係合して抜止めとなり、支軸3の大径頭部3aと係合段部3cとで、容器本体1および回動体2とを挟持する。
また、容器本体1の底面に間隔保持部材6により形成された収納空間5内には、その間隔保持部材6の構成要素である上下板6aまたは6bに設けた軸6d1または6d2に補助具H1,H2を、使用状態では収納空間5から突出し、不使用時は収納空間5に収納するように回動可能に設ける。そして、使用状態において、間隔部材6cは図2に示すように、補助具H1,H2の背面を受けて該補助具を使用状態に維持するストッパとしても機能する。
上記のように構成された実施の形態1の使用形態を説明する。不使用時は、図1乃至図3に示すように、回動体2を容器本体1と重なるように折り畳んでおく。この状態においては、図1に示すように、回動体2のピン10は移動体8a,8bのカム面82a,82bに作用しない位置に位置する。このため、移動体8a,8bはコイルスプリング9a,9bの弾性復元力により、後端が支軸に当接するまで容器本体1内に引き込まれる。支軸3に当接と限定されるものではなく、別に容器内にリブを設けて当接する構成にしてもよい。この結果、移動体8a,8bと一体の筆記体7a,7bも容器本体1内に引き込まれる。
次に、筆記体7a(例えば、黒色の筆記体)を使用する場合は、回動体2を図5に示すように時計方向に180度回動させると、その回動の終端近くで回動体2のピン10が移動体8aの後端のカム面82aに当接し、以後、引き続く回動体2の回動に伴って移動体8aをコイルスプリング9aの弾性力に抗して前進させ、筆記体7aの先端部を容器本体1の外へ突出させる。そして、回動体2が180度回動した位置において、回動体2のピン10が移動していない移動体8bの側面に形成された係合凹部83bに係合して、回動体2の回動位置が固定される。
そして、コイルスプリング9aの常時容器本体1内包への弾性力が加えられた移動体8aの後端が、係合凹部83bに係合したピン10の突出部に当接して、移動体8aの後退が止められ、筆記体7aは突出位置に保持される。この回動体2の回動時、ピン10は下受け部1Bの側壁の欠如部1B−2から該下受け部1Bの外部に出て、回動軌跡E上を回動して再び他の欠如部1B−2から下受け部1B内に入るように回動する。
次に反対の筆記体7b(例えば、赤色の筆記体)を使用する場合は、回動体2を図6に示すように上記と反対の時計方向に180度回動させると、その回動終端近くで回動体2のピン10が移動体8bの後端のカム面82bに当接し、以後、引き続く回動体2の回動に伴って移動体8bをコイルスプリング9bの弾性力に抗して前進させ、筆記体7bの先端部を容器本体1の外へ突出させる。そして、回動体2が180度回動した位置において、回動体2のピン10が移動していない移動体8aの側面に形成された係合凹部83aに係合して、回動体2の回動位置が固定される。
そして、コイルスプリング9bの常時容器本体1内方の弾性力が加えられた移動体8bの後端が、係合凹部83aに係合したピン10の突出部に当接して、移動体8bの後退が止められ、筆記体7bは突出位置に保持され、上記筆記体7aを使用状態にしたときと同様の作用効果が得られる。
以上のように、この実施の形態1によれば、筆記体7aを使用状態にしたときには、回動体2も容器本体1と直線状となる状態に回動保持されるため、容器本体1を指先で握ると、支持軸が丁度手中に収まり筆記しやすいものである。また、移動体8aの後端がピン10の係合凹部83bからの突出部に当接して、移動体8aの後退を止めているので、筆記時に筆記体7aを筆記面に強く押し付けても筆記体7aは容器本体1内に後退することがなく、常に安定して筆記することができる。しかも、回動体2のピン10の回動軌跡Eは容器本体1の外部を通る構成であるから、容器本体1の幅は移動体8a,8bを収納できる幅があればよく、容器本体1の幅を極力小さくすることができ、全体の形状を細長く筆記に適した形状とすることができる。
不使用時は、回動体2を容器本体1と重なるように折り畳むことにより、すべての筆記体7a,7bも容器本体1内に引き込まれ、全体の長さを容器本体1の長さとなるように小さく折り畳まれ、コンパクト化して携帯に適するものである。そして、回動体2を時計方向または反時計方向に180度回動させることにより、筆記体7a,7bを交互に筆記状態にできるので、取り扱いが容易である。
一方、補助具Hを使用する場合は、図1乃至図3に示すように、回動体2は容器本体1と重なるように折畳み、筆記体7a,7bを容器本体1に収納した状態において、図2に示すように、補助具H1を取り付け軸6d1を中心に回動させて、収納空間5から外部に突出させる。この状態において、容器本体1の上下に重なり合っている回動体2と保護体4を握って使用する。この場合、補助具Hに力が加わっても、その背面が間隔部材6cに当接して、それ以上の回動が阻止されるので、補助具H1に大きな力を加えることができ、使用が容易である。
実施の形態2
図10は、この発明の実施の形態2の折り畳み式複合筆記具を示す。上述した実施の形態1では、容器本体1に回動体2を回動可能に取り付ける支軸3としては、大径の頭部3aと小径の軸部3bとからなり、その小径の軸部3bは、その中間部において側方に突出する係合段部3cが形成され、この係合段部3cから軸部3bの先端に向かって先細り斜面3dに形成されているものを用い、回動体2の筒状凸部22aの中心穴22bに支軸3の小径の軸部3bを縮径しながら押し込み、中心穴22bを通過、側方に突出する係合段部3cを支軸3の取り付け部1B−1の穴縁内面に係合させている。
この実施の形態2では、支軸3を相通する穴15の周辺部に形成された段差15aから筆記体7a,7bの上蓋部1A内に突出してネジ筒部15bを設け、回動体2の筒状凸部22aの中心穴に通してネジ軸30をネジ筒部15bにねじ込んで、軸30の大径頭部30aで回動体2の筒状凸部22aを取り付け部1B−1の段差15aに押圧させて、回動体2を取り付けるもので、回動体2の取り外しが容易である。
実施の形態3
図11〜図17は接続端子付きメモリを利用可能に構成した実施の形態3による折り畳み式複合筆記具を示す。
この実施の形態3は、上記実施の形態1,2における回動体2を、容器兼用の回動部31と該回動部に着脱可能に取り付ける接続端子付きメモリ32とで構成し、この回動部31に対する接続端子付きメモリ32の装着状態の平面形状が容器本体1と同一の平面形状である。そして、回動部31の一端側は支軸3によって容器本体1に回動可能に取り付けられている。
回動部31と接続端子付きメモリ32との着脱端部には支軸3を中心とする同一高さの円弧状の凸部31a,32aが形成され、この凸部31a,32aの係合する凹部1aが支軸3を中心に容器本体1の表面に形成されている。また、回動部31の凸部31aの中央部と容器本体1の表面中央部には、互いに係合する凹凸部31b,1bが形成されている。
この実施の形態3は上記のような構成であるから、接続端子付きメモリ32を使用しないときは、図11〜図13に示すように、回動部31に接続端子付きメモリ32を装着して容器本体1に重ね合わせる。この状態において、凸部31a,32aと凹部1a、凸部31bと凹部1bを係合させる。これにより、接続端子付きメモリ32は容器本体1の表面に沿って回動部31から抜け落ちること、また、回動部31が支軸3を中心に不用意に回動することが防止される。
また、接続端子付きメモリ32を使用するときは、図14、図15に示すように、回動部31を支軸3を中心に90度回動させて、円弧状凸部31a,32aと凹部1aとの係合を外した後、接続端子付きメモリ32を凹凸部31b,1bが外れるように引っ張って、回動部31から引き外し、図示しないPC等に装着して使用する。
実施の形態4
図18〜図22は実施の形態4による折り畳み式複合筆記具を示す。
この実施の形態4は、回動部31の接続端子付きメモリ32の差込口内壁にテーパー部31cを設け、このテーパー部31cに係合する係合段部32bを接続端子付きメモリ32に設けている。また、回動部31を容器本体1に重ね合わせたとき、両者に対向して互いに係合する凹凸部31d,1dを設けている。
この実施の形態4は上記のような構成であるから、回動部31の差込口に接続端子付きメモリ32を装着すると、その差込口内壁のテーパー部31cを接続端子付きメモリ32の係合段部32bが乗り越えて係合し抜け止めとなる。この状態で接続端子付きメモリ32を使用しないときは、図18〜図20に示すように、回動部31を容器本体1に重ね合わせると、凸部31dと凹部1dとが係合し、回動部31の不用意な回動が防止されるとともに、回動部31から接続端子付きメモリ32の抜け落ちも防止される。
また、接続端子付きメモリ32を使用するときは、図21、図22に示すように、凸部31dと凹部1dとの係合を外して、回動部31を支軸3を中心に90度回動させた後、係合段部32bが差込口内壁のテーパー部31cを乗り越えるように接続端子付きメモリ32を引っ張って回動部31から取り外し、図示しないPC等に装着して使用する。
実施の形態5
図23および図24は実施の形態5による折り畳み式複合筆記具を示す。この実施の形態5は筆記体の繰り出し操作、収納操作を認識できるように、回動部31の回動に応じて回動音を発生させるようにしたもので、回動部31の回動にともない該回動体に設けられたピン10が移動する容器本体1に形成された回動通路33の壁面を多角形部34に形成して、その各辺が合流する稜線部35にピン10が当接するように構成したものである。
この実施の形態5は上記の構成であるから、回動部31を回動させると、ピン10が回動通路33内を移動する過程で該回動通路の稜線部35に当接して乗り越える度にカチカチという音が発生し、筆記体の繰り出し操作、収納操作を認識することができる。
実施の形態6
図25〜図27は実施の形態6による折り畳み式複合筆記具を示す。
この実施の形態6は筆記体の繰り出し操作、収納操作を認識するように、回動体2の回動に応じて回動音を発生させるようにしたもので、支軸3は大径の頭部3aと小径の軸部3bとからなり、その小径の軸部3bは少なくとも二つ割に形成されているとともに、その中間部において側方に突出する係合段部3cが形成され、この係合段部3cから軸部3bの先端に向かって先細り斜面3dに形成され、かつ、大径の頭部3aから小径の軸部3bに向かって先細り斜面とし、この先細り斜面の表面にローレット3eが形成されている。一方、回動部31に設けた支軸3の組み付け穴36を大径部36aと小径部36bとで形成し、その大径部36aから小径部36bに至る先細り斜面の表面にローレット3eと係脱するローレット36eを形成している。
この実施の形態6は上記の構成であるから、接続端子付きメモリ32を装着した状態で回動部31を容器本体1に重ね合わせ、容器本体1に設けられた矩形状の組み付け穴15に支軸3を挿入し、その支軸3の二つ割下端部を縮径させながら容器本体1の穴15を通過させ、通過後の復元によって軸部3bを容器本体1の穴縁に係合させる。この係合によって、回動部31が容器本体1に回動自在に組み付け支持されるとともに、ローレット3eとローレット36eとが係合する。支軸3の上端に組み付けた蓋37の表面は回動部31の表面と面一に形成されている。
接続端子付きメモリ32を装着した状態で回動部31を回動させると、支軸3は容器本体1の矩形部の組み付け穴15に回り止め的に組みつけられているので、回動部31が回動し、この回動過程でローレット3eとローレット36eとが互いに係合・離脱し、この係脱過程でカチカチという音が発生し、筆記体の繰り出し操作、収納操作を認識することができる。
なお、実施の形態3〜6は、回動部31に接続端子付きメモリ32を着脱する場合について説明したが、回動部31の回動によって該回動部に設けたピン10が移動体8a,8bのカム面82a,82bに作用して、容器本体1に対し筆記体7a,7bの出し入れを行うものであるが、実施の形態1,2と同様であるからその詳細説明は省略する。また、容器本体1の底面に間隔保持部材6により形成された収納空間5を設け、その間隔保持部材6の構成要素である上下板6aまたは6bに設けた軸6dに補助具H1,H2を、使用状態では収納空間5から突出させ、不使用時は収納空間5に収納するように回動可能に設けるようにしてもよい。
この発明の実施の形態1による折り畳み式複合筆記具の不使用時を表す図7のA−A線に沿う断面図である。 その平面説明図である。 その正面図である。 一方の筆記体を突出させた使用状態を表すA−A線に沿う断面図ある。 図4の使用状態にするための回動体の回動方向を説明する平面図である。 他方の筆記体を使用状態に突出させる場合における回動体の回動方向を説明する平面図である。 図4のB−B線に沿う断面図である。 図4のC−C線に沿う断面図である。 容器本体の一部の斜視図である。 この発明の実施の形態2による回動体の取り付け部の断面図である。 この発明の実施の形態3による使用時の折り畳み式複合筆記具の横断面図である。 その縦断面図である。 その正面図である。 その折り畳み式複合筆記具の回動部を90度回動させて接続端子付きメモリを取り外した状態を示す平面図である。 その底面図である。 接続端子付きメモリの平面図である。 接続端子付きメモリの底面図である。 この発明の実施の形態4による折り畳み式複合筆記具の平面図である。 その横断面図である。 その縦断面図である。 その回動部を90度回動させて接続端子付きメモリを取り外した状態を示す平面図である。 その底面図である。 この発明の実施の形態5による折り畳み式複合筆記具の使用時の横断面 図である。 その不使用時の正面図である。 この発明の実施の形態6による折り畳み式複合筆記具の横断面図である 。 その不使用時の底面図である。 その縦断面図である。 支軸の平面図である。 その正面図である。 その底面図である。
符号の説明
1 容器本体
2 回動体
3 支軸
4 保護体
5 収納空間
6 間隔保持部材
7a,7b 筆記体
8a,8b 移動体
9a,9b コイルスプリング(付勢手段)
10 ピン
11 中空
15 穴
16 取り付け部
17 リング
E 回動軌跡
H1,H2 補助具
30 ネジ軸
31 回動部
31a,31b 凸部
31c テーパー部
32 接続端子付きメモリ
32a 凸部
32b 係合段部
33 回動通路
34 多角形部
35 稜線部
36 組み付け穴
3e,36e ローレット
37 蓋

Claims (9)

  1. それぞれに筆記体を取り付けた2つの移動体と、筆記体を出没可能に移動体を収納した容器本体と、上記筆記体を常時上記容器本体内に引き入れ状態に付勢する付勢手段と、上記容器本体に重ね合わせ一端部を回動可能に該容器本体に支持させた回動体と、この回動体の回動に伴い上記移動体を介して上記筆記体の一方を上記容器本体から使用状態に突出させる筆記体突出手段とから構成されてなることを特徴とする折り畳み式複合筆記具。
  2. 上記回動体は、容器本体に対して左右に180度回転可能であることを特徴とする請求項1に記載の折り畳み式複合筆記具。
  3. 上記付勢手段は、筆記体の外側に嵌め、容器本体内面と移動体前端との間に圧縮して配設したコイルスプリングであることを特徴とする請求項1または2に記載の折り畳み式複合筆記具。
  4. 上記筆記体突出手段は、容器本体内に互いに併設して収納された移動体の後端から外側側面に向かって形成されたカム面と、回動体の回動時に上記カム面に当接して移動体を筆記体突出方向に移動させるように該回動体に設けたピンとからなることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の折り畳み式複合筆記具。
  5. 上記回動体の回動終端位置において上記ピンが係合して移動体を移動位置に保持する係合凹部を移動していない移動体の側面に形成していることを特徴とする請求項4に記載の折り畳み式複合筆記具。
  6. 上記回動体は、容器本体に回転可能に組み付ける回動部と、この回動部に着脱可能に取り付けられた接続端子付きメモリとで構成したことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の折り畳み式複合筆記具。
  7. 上記回動部を回動可能に支持する支軸は、容器本体に相対回転不能に取り付けられ、
    回動部の支軸組み付け穴の途中を先細り凹状部に形成し、この凹状部表面にローレットを形成し、上記組み付け穴に組み付ける支軸の途中に先細り斜面を形成し、この先細り斜面の表面に上記ローレットと係脱するローレットを形成したことを特徴とする請求項
    6に記載の折り畳み式複合筆記具。
  8. 上記回動部の支軸を中心として該回動部に設けたピンが移動するように容器本体に設けた回動通路の壁面を、上記ピンが各辺の稜線部と当接するように多角形に形成したことを特徴とする請求項6に記載の折り畳み式複合筆記具。
  9. 上記容器本体の下面に間隔保持部材を介して保護体を取り付けて形成された収納空間と、この収納空間内に回動可能に収納された少なくとも1つ以上の補助具とを有することを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の折り畳み式複合筆記具。
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