JP3927899B2 - ドアロック装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両に用いられるドアロック装置に関するもので、より詳細には、外部からのキー操作によるキーシリンダの回転を回転駆動力としてロック機構に伝達するキーロッドを備え、アンロック状態とロック状態とに切り換わるドアロック装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ロック機構をハウジングの内部に収容させるとともに、ハウジングの外部からのキー操作によるキーシリンダの回転を回転駆動力としてロック機構に伝達するキーロッドを備えたドアロック装置が提供されている。キーロッド670はキーシリンダから延在され、図8(a)に示すように、扁平な先端部671を形成してあり、ロック機構のキーロッド670と対向する部位には、キーロッド670の先端部671と係合する装着孔6811を形成したキーレバー680が配設してある。キーロッド670とキーレバー680とは、図8(b)に示すように、先端部671と装着孔681とが係合することにより接続され、キーシリンダの回転がロック機構に伝達される。こうしたドアロック装置によれば、キーシリンダからロック機構に至るまでの間に、自己の軸心回りに回転するキーロッドが外部に露出するだけであるため、防盗性の点できわめて有利となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、キーシリンダとロック機構の取付誤差が大きくなると、図8(c)に示すように、キーロッド670とキーレバー680の装着孔681とがこじれてきしみを発生する。このきしみは、キーの操作感を損なうとともに、キーロッド670又はキーレバー680に損傷をあたえることになる。このため、キーシリンダとロック機構の取付を精度よく行う必要があった。
【0004】
かかる制約を回避するために、キーロッドとキーレバーとの間にキーロータを介在させて、キーロッドとキーレバーの取付誤差を吸収し、キーシリンダとロック機構の自由度を増大するドアロック装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
しかしながら、キーロッドとキーレバーとの間にキーロータを介在させると、キーロータの分だけドアロック装置を構成する部品点数が増加しコストアップの要因となる。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−129805号公報
【0007】
本発明は、上記実情に鑑みて、部品点数を増加させることなく、キーシリンダとロック機構の取付位置の自由度を増大するドアロック装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係るドアロック装置は、アンロック状態となった場合にハンドルによる開ドア操作を有効化する一方、ロック状態となった場合にハンドルによる開ドア操作を無効化するロック機構と、外部からのキー操作によるキーロッドの回転を回転駆動力として入力し、入力した回転駆動力によって前記ロック機構をアンロック状態とロック状態とに切り換える入力軸部とを備えたドアロック装置において、前記キーロッドは、先端部に形成した球状の球頭部と、該球頭部よりも基端側となる幹部に形成した凸部とを有し、前記入力軸部は、前記球頭部を支承する円筒状の支承部と、前記凸部と係合する係合部とを有したことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、本発明に係るドアロック装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0010】
図1〜図4は、本発明の実施の形態であるドアロック装置を示したものである。ここで例示するドアロック装置は、四輪自動車の前席右側に配置された前方ヒンジのサイドドア(右ハンドル車においては運転席側のドアD)においてアウトサイドハンドル1とラッチ機構20との間に設けられるもので、主ケース2および副ケース3を備えている。これら主ケース2および副ケース3は、例えばそれぞれを合成樹脂によって成形したもので、互いに接合した後、ネジ等の締結手段(図示せず)によって相互に締結することによりハウジング10を構成する。なお、主ケース2と副ケース3との接合面には、O−リング(図示せず)を介在させてあり、所望の水密性が確保してある。
【0011】
これら主ケース2および副ケース3によって構成されるハウジング10は、ドアDの左右方向に沿って延在するラッチ機構収容部11と、このラッチ機構収容部11の室内側に位置する端部からドアDの前後方向に沿って延在するロック機構収容部12とを備え、上方から見た場合にほぼL字状を呈している。
【0012】
ラッチ機構収容部11は、その高さ方向のほぼ中央となる位置に、室内側から室外側に向けて略水平に延在する水平切欠溝13を有したもので、上述したラッチ機構20を内部に収容している。
【0013】
ラッチ機構20は、従前のものと同様に、四輪自動車の車両本体側に設けたストライカSを噛合保持するためのもので、図5に示すように、ラッチ21とラチェット22とを備えて構成してある。
【0014】
ラッチ21は、ラッチ機構収容部11の水平切欠溝13よりも上方となる位置に、車両本体の前後方向に沿って略水平に延在するラッチ軸23を介して回転可能に配設したもので、噛合溝21a、フック部21bおよび係止部21cを有している。
【0015】
噛合溝21aは、ラッチ21の外周面からラッチ軸23に向けて形成したもので、ストライカSを収容することのできる幅に形成してある。
【0016】
フック部21bは、噛合溝21aを下方に向けて開口させた場合に該噛合溝21aよりも室内側に位置する部分である。このフック部21bは、図5(c)に示すように、ラッチ21を反時計回りに回転させた場合にラッチ機構収容部11の水平切欠溝13を横切る位置で停止する(ラッチ位置)一方、図5(a)に示すように、ラッチ21を時計回りに回転させた場合に水平切欠溝13を開放する位置で停止する(開放位置)ように構成してある。
【0017】
係止部21cは、噛合溝21aを下方に向けて開口させた場合に該噛合溝21aよりも室外側に位置する部分である。この係止部21cは、図5(a)に示すように、ラッチ21を時計回りに回転させた場合に水平切欠溝13を横切り、かつこの水平切欠溝13の奥方(室外側)に向けて漸次上方に傾斜する状態で停止するように構成してある。なお、図には明示していないが、ラッチ21とラッチ機構収容部11との間には、図5においてラッチ21を常時時計回りに向けて付勢するラッチバネが設けてある。
【0018】
ラチェット22は、ラッチ機構収容部11の水平切欠溝13よりも下方、かつラッチ軸23よりも室内側となる位置に、車両本体の前後方向に沿って略水平に延在するラチェット軸24を介して回転可能に配設したもので、係合部22aおよび作用部22bを有している。
【0019】
係合部22aは、ラチェット軸24から室外側に向けて径外方向に延在する部分であり、ラチェット22が図5において反時計回りに回転した場合にその突出端面を介して上述したラッチ21のフック部21bおよび係止部21cに係合することが可能である。
【0020】
作用部22bは、ラチェット軸24から室内側に向けて径外方向に延在する部分である。このラチェット22には、車両前側となる位置に当該ラチェット22とともに一体的となってラチェット軸24の軸心回りに回転するラチェットレバー25が設けてある。ラチェットレバー25は、ラチェット軸24からラチェット22の作用部22bと同一方向に向けて延在した当接部25aを有したもので、連結ピン26によってラチェット22と連結してある。また、図には明示していないが、ラチェット22とラッチ機構収容部11との間には、図5においてラチェット22を常時反時計回りに向けて付勢するラチェットバネが設けてある。
【0021】
上記のように構成したラッチ機構20では、ドアDが車両本体に対して開成状態にある場合、図5(a)に示すように、ラッチ21が開放位置に配置されることになる。この状態からドアDを閉動作させると、車両本体側に設けたストライカSがラッチ機構収容部11の水平切欠溝13に進入し、やがてストライカSがラッチ21の係止部21cに当接することになる。この結果、ラッチ21がラッチバネ(図示せず)の弾性力に抗して図5において反時計回りに回転する。この間、ラチェット22は、ラチェットバネ(図示せず)の弾性力によって係合部22aの突出端面がラッチ21の外周面に摺接することになり、該ラッチ21の外周面形状に応じて適宜ラチェット軸24の軸心回りに回転する。
【0022】
上述した状態からさらにドアDを閉動作すると、水平切欠溝13に対するストライカSの進入量が漸次増大するため、ラッチ21が反時計回りにさらに回転するようになり、図5(b)に示すように、やがてラチェット22の係合部22aがラッチ21の噛合溝21aに至る。この状態においては、ラッチ21の係止部21cがラチェット22の係合部22aに当接することになるため、ラッチバネ(図示せず)の弾性復元力に抗して当該ラッチ21の時計回りの回転が阻止されることになる。しかも、ラッチ21のフック部21bが水平切欠溝13を横切るように配置されるため、該フック部21bによってストライカSが水平切欠溝13から離脱する方向に移動する事態、つまりドアDの車両本体に対する開動作が阻止されるようになる(ハーフラッチ状態)。
【0023】
上述したハーフラッチ状態からドアDをさらに閉動作させると、水平切欠溝13を進入するストライカSにより、係止部21cを介してラッチ21が反時計回りにさらに回転し、ストライカSが水平切欠溝13の奥方(室外側)に至る。この間、ラチェット22は、係合部22aの上面にラッチ21のフック部21bが当接することによりラチェットバネ(図示せず)の弾性力に抗して図5において時計回りに回転し、ラッチ21のフック部21bが通過した時点でラチェットバネ(図示せず)の弾性復元力により直ちに反時計回りに回転するようになる。この結果、図5(c)に示すように、ラッチ21のフック部21bがラチェット22の係合部22aに当接することになるため、ラッチバネ(図示せず)の弾性復元力に抗して当該ラッチ21の時計回りの回転が阻止されることになる。この状態においても、ラッチ21のフック部21bが水平切欠溝13を横切るように配置されるため、該フック部21bによってストライカSが水平切欠溝13の奥方(室外側)から離脱する方向に移動する事態が阻止されるようになり、結局、ドアDが車両本体に対して閉じた状態に維持される(フルラッチ状態)。
【0024】
さらに、上述したフルラッチ状態からラチェットバネ(図示せず)の弾性力に抗してラチェット22の作用部22b、もしくはラチェットレバー25の当接部25aを図5において上方に回転させると、ラッチ21のフック部21bとラチェット22の係合部22aとの当接係合状態が解除され、ラッチ21がラッチバネ(図示せず)の弾性復元力により図5において時計回りに回転する。この結果、図5(a)に示すように、水平切欠溝13が開放され、ストライカSが水平切欠溝13から離脱する方向に移動可能となり、ドアDを車両本体に対して開動作させることができるようになる。
【0025】
一方、ハウジング10のロック機構収容部12には、図1〜図3に示すように、オープンレバー30、インナーハンドルレバー40およびロック機構500が収容してある。
【0026】
オープンレバー30は、ラッチ機構20のラチェット22よりもさらに下方となる位置に、車両本体の前後方向に沿って略水平に延在するオープンレバー軸31を介して回転可能に配設したもので、オープン作用端部30a、オープン動作端部30bおよび受圧部30cを有している。
【0027】
オープン作用端部30aは、オープンレバー軸31から室外側に向けて径外方向に延在した部分であり、その延在端部がハウジング10の外部に突出している。このオープン作用端部30aにおいてハウジング10の外部に突出する部分には、ドアDに設けたアウトサイドハンドル1との間を連係するリンクやワイヤ等のアウトサイドハンドル連係手段32を接続してある。より詳細には、アウトサイドハンドル1を開ドア操作した場合に、オープンレバー30が図1において反時計回りに回転動作するようにアウトサイドハンドル連係手段32を接続してある。
【0028】
オープン動作端部30bは、オープンレバー軸31から室内側に向けて径外方向に延在した部分であり、その延在端部がハウジング10の内部においてラチェットレバー25における当接部25aの下方域に位置している。
【0029】
受圧部30cは、オープン動作端部30bとオープンレバー軸31との間においてオープンレバー30の下縁部から前方に向けて屈曲した部分である。なお、図には明示していないが、オープンレバー30とロック機構収容部12との間には、図1においてオープンレバー30を常時時計回りに向けて付勢するオープンレバーバネが設けてある。
【0030】
インナーハンドルレバー40は、オープンレバー30の下方域に、車両本体の左右方向に沿って略水平に延在するインナーレバー軸41を介して揺動可能に配設したもので、インナー作用端部40aおよび押圧部40bを有している。
【0031】
インナー作用端部40aは、インナーレバー軸41から車両前方側に向けて下方に傾斜延在する部分であり、その延在端部がハウジング10の外部に突出している。このインナー作用端部40aにおいてハウジング10の外部に突出する部分には、ドアDの室内側に設けたインサイドハンドル5との間を連係するリンクやワイヤ等のインサイドハンドル連係手段42を接続してある。より詳細には、インサイドハンドル5を開ドア操作した場合に、インナーハンドルレバー40が図3において時計回りに揺動するようにインサイドハンドル連係手段42を接続してある。
【0032】
押圧部40bは、インナーハンドルレバー40を時計回りに揺動させた場合にオープンレバー30の受圧部30cに当接してこれを押圧する部分である。なお、図には明示していないが、インナーハンドルレバー40とロック機構収容部12との間には、図1においてインナーハンドルレバー40を常時反時計回りに向けて付勢するインナーレバーバネが設けてある。
【0033】
ロック機構500は、アウトサイドハンドル1の開ドア操作によるオープンレバー30の回転動作をラッチ機構20に伝達するアンロック状態(図3参照)と、アウトサイドハンドル1の開ドア操作によるオープンレバー30の回転動作をラッチ機構20に伝達しないロック状態(図4参照)とに切り換わるもので、主ケース2における副ケース3との対向面、つまり主ケース2において副ケース3によって覆われる面に、ロックレバー510、ウォームホイール520、リンクレバー530、コネクトレバー540およびキーサブレバー550を備えている。
【0034】
ロックレバー510は、オープンレバー30におけるオープン動作端部30bの側方域に、車両本体の左右方向に沿って略水平に延在するロックレバー軸511を介して回転可能に配設したもので、リンク連結部512、ボタン連結部513およびドリブンギア部514を有している。
【0035】
リンク連結部512は、ロックレバー軸511から径外方向に延在する部分であり、その先端部に連結ピン515を備えているとともに、該連結ピン515とロックレバー軸511との間に連結用凹溝516を有している。連結ピン515は、ボタン連結部513の先端部において室内側に位置する面から車両本体の左右方向に沿って略水平に延在した部分である。連結用凹溝516は、ボタン連結部513において室外側に位置する面に形成した長孔状の凹部である。
【0036】
ボタン連結部513は、ロックレバー軸511からリンク連結部512とは逆方向に向けて径外方向に延在する部分である。このボタン連結部513には、ドアDの室内側に設けたインサイドロックボタン6との間を連係するリンクやワイヤ等のロックボタン連係手段517を接続してある。より詳細には、インサイドロックボタン6を施錠操作した場合に、ロックレバー510が図3において反時計回りに回転動作する一方、インサイドロックボタン6を解錠操作した場合に、ロックレバー510が図3において時計回りに回転動作するようにロックボタン連係手段517を接続してある。
【0037】
ドリブンギア部514は、図6に示すように、ロックレバー軸511を中心としてリンク連結部512およびボタン連結部513の間に扇形状に形成したもので、その外周面に一対の外側歯514a,514b、第1受動歯514cおよび第2受動歯514dを有している。これら一対の外側歯514a,514b、第1受動歯514cおよび第2受動歯514dは、ロックレバー軸511の延在方向に沿って互いに高さが異なる三段階の位置に設けてある。一対の外側歯514a,514bは、ドリブンギア部514の両側に設けたものであり、最も室内側となる位置に配設してある。第1受動歯514cは、一対の外側歯514a,514bの相互間において一方の外側歯514aに近接する位置に設けたものであり、ロックレバー軸511の延在方向に沿った中間位置に配設してある。第2受動歯514dは、他方の外側歯514bと第1受動歯514cとの間となる位置に設けたものであり、最も室外側となる位置に配設してある。
【0038】
ウォームホイール520は、ロックレバー510の側方域に、車両本体の左右方向に沿って略水平に延在するウォーム軸521を介して回転可能に配設したもので、駆動モータ560の出力軸に固着したウォーム561に歯合している。このウォームホイール520には、同一軸心上に間欠歯車522を固着してある。間欠歯車522は、基本歯522a、一対の第1駆動歯522bおよび一対の第2駆動歯522cを有したもので、ドリブンギア部514に設けた一対の外側歯514a,514b、第1受動歯514cおよび第2受動歯514dとの間において一方向の動力伝達手段を構成している。すなわち、間欠歯車522の基本歯522a、一対の第1駆動歯522bおよび一対の第2駆動歯522cは、ドリブンギア部514の一対の外側歯514a,514b、第1受動歯514cおよび第2受動歯514dと同様に、ウォーム軸521の延在方向に沿って互いに高さが異なる三段階の位置に設けてあり、基本歯522aが外側歯514a,514bにのみ歯合し、第1駆動歯522bが第1受動歯514cにのみ歯合し、第2駆動歯522cが第2受動歯514dにのみ歯合するように構成してある。なお、図には明示していないが、ウォームホイール520とロック機構収容部12との間には、ウォームホイール520の間欠歯車522における基本歯522aがロックレバー軸511の軸心に向かう状態(以下、単に中立状態という)に維持するための中立復帰バネが設けてある。
【0039】
これらドリブンギア部514および間欠歯車522による動力伝達手段では、ロックレバー510を図3に示す位置(以下、単にアンロック位置という)から図4に示す位置(以下、単にロック位置という)まで反時計回りに回転させた場合、ドリブンギア部514の各歯514a,514b,514c,514dが間欠歯車522のいずれの歯522a,522b,522cにも歯合しないため、ウォームホイール520を回転させることはない。
【0040】
同様に、ロック位置からアンロック位置までロックレバー510を時計回りに回転させた場合にも、ウォームホイール520が回転することはない。
【0041】
これに対して、例えばウォームホイール520を図3に示す状態から時計回りに回転させた場合には、基本歯522aが外側歯514aに歯合した後、第1駆動歯522bが第1受動歯514cに歯合し、さらに第2駆動歯522cが第2受動歯514dに歯合することになり、ドリブンギア部514を介してロックレバー510を反時計回りに回転させてロック位置に変位させることになる。なお、ウォームホイール520の回転によってロックレバー510をアンロック位置からロック位置に変位させた後においては、もはや間欠歯車522によってロックレバー510を回転させることができず、中立復帰バネ(図示せず)の弾性復元力により、ロックレバー510を回転させることなくウォームホイール520が中立状態に復帰する。
【0042】
同様に、ウォームホイール520を図4に示す状態から反時計回りに回転させた場合には、基本歯522aが外側歯514bに歯合した後、第2駆動歯522cが第2受動歯514dに歯合し、さらに第1駆動歯522bが第1受動歯514cに歯合することになり、ドリブンギア部514を介してロックレバー510を時計回りに回転させてアンロック位置に変位させることになる。なお、ウォームホイール520の回転によってロックレバー510をロック位置からアンロック位置に変位させた後においては、もはや間欠歯車522によってロックレバー510を回転させることができず、中立復帰バネ(図示せず)の弾性復元力により、ロックレバー510を回転させることなくウォームホイール520が中立状態に復帰する。
【0043】
リンクレバー530は、その基端部に装着孔531を有したもので、該装着孔531にオープンレバー30のオープン動作端部30bを挿通させることにより、このオープン動作端部30bと共に上下動可能、かつ該オープン動作端部30bに対して車両本体の左右方向に沿った軸心回りに揺動可能に支承させてある。このリンクレバー530には、ロックレバー連結部532およびラチェット駆動部533を設けてある。
【0044】
ロックレバー連結部532は、装着孔531の軸心に対して径外方向に延在する部分であり、その延在端部に形成した連結用溝孔534にロックレバー510の連結ピン515を貫通させることにより、該ロックレバー510に連結してある。具体的には、上述したロックレバー510をアンロック位置に配置した場合、図3に示すように、リンクレバー530のロックレバー連結部532がほぼ鉛直上方に沿って延在する一方、ロックレバー510をロック位置に配置した場合、リンクレバー530が反時計回りに揺動し、図4に示すように、そのロックレバー連結部532が左斜め上方に向けて延在されるように連結してある。
【0045】
ラチェット駆動部533は、図3に示すように、上述したロックレバー510をアンロック位置に配置した場合、ラチェットレバー25における当接部25aの下方域に配置される一方、ロックレバー510をロック位置に配置した場合、図4に示すように、ラチェットレバー25における当接部25aの下方域から逸脱する位置に配置される部分である。
【0046】
コネクトレバー540は、ロック機構収容部12の上部に、車両本体の左右方向に沿って略水平に延在するコネクトレバー軸541を介して揺動可能に配設し、該コネクトレバー軸541から下方に向けて延在する部分である。このコネクトレバー540には、連結用凸部542および切換用受圧部543を設けてある。連結用凸部542は、コネクトレバー540の先端部において室内側に位置する面から車両本体の左右方向に沿って略水平に突出した円柱状部分であり、上述したロックレバー510の連結用凹溝516に装着してある。切換用受圧部543は、コネクトレバー540の基端部において室外側に位置する面に形成した段部であり、コネクトレバー軸541を中心とした径方向に沿って延在する2つの受圧面を有している。
【0047】
キーサブレバー550は、上述したコネクトレバー軸541を介して揺動可能に配設し、該コネクトレバー軸541から上方に向けて延在する部分である。このキーサブレバー550には、キーレバー連結孔551、ロック位置切換用突起552およびアンロック位置切換用突起553を設けてある。キーレバー連結孔551は、キーサブレバー550の先端部において該キーサブレバー550の延在方向に沿って形成した長孔である。ロック位置切換用突起552およびアンロック位置切換用突起553は、それぞれキーサブレバー550の基端部においてコネクトレバー軸541の中心から径外方向に延在した部分である。これらロック位置切換用突起552およびアンロック位置切換用突起553は、互いの間に上述したコネクトレバー540の切換用受圧部543を介在させた状態で設けてある。
【0048】
上記のように構成したロック機構500では、図3に示すアンロック状態にある場合、上述したように、リンクレバー530のラチェット駆動部533がラチェットレバー25における当接部25aの下方域に配置される。
【0049】
従って、アウトサイドハンドル1を開ドア操作し、オープンレバー30を図1において反時計回りに回転動作させれば、オープン動作端部30bの上動に伴ってリンクレバー530のラチェット駆動部533がラチェットレバー25の当接部25aを上動させることになり、ラッチ21のフック部21bとラチェット22の係合部22aとの当接係合状態が解除され、ドアDを車両本体に対して開動作させることができるようになる。
【0050】
因に、ロック機構500がアンロック状態にある場合には、インサイドハンドル5の開ドア操作によってもドアDを車両本体に対して開動作させることができる。すなわち、インサイドハンドル5を開ドア操作した場合には、インナーハンドルレバー40が図3において時計回りに揺動し、押圧部40bがオープンレバー30の受圧部30cを押圧することによって該オープンレバー30が図1において反時計回りに回転動作されることになり、上記と同様にラッチ21のフック部21bとラチェット22の係合部22aとの当接係合状態を解除することができる。
【0051】
このアンロック状態から、図3の二点鎖線で示すように、キーサブレバー550を時計回りに揺動させると、該キーサブレバー550のロック位置切換用突起552がコネクトレバー540の切換用受圧部543を押圧し、該コネクトレバー540を時計回りに揺動させることになる。コネクトレバー540が時計回りに揺動すると、連結用凸部542および連結用凹溝516を介して連結したロックレバー510が反時計回りに回転することになり、さらにこのロックレバー510の回転に伴ってリンクレバー530が反時計方向に揺動し、ロック機構500が図4に示すロック状態となる。
【0052】
このロック状態においては、アウトサイドハンドル1を開ドア操作し、オープンレバー30を図1において反時計回りに回転動作させた場合にも、リンクレバー530のラチェット駆動部533とラチェットレバー25の当接部25aとが互いに当接することがなく、ラッチ21のフック部21bとラチェット22の係合部22aとの当接係合状態も解除されない。この結果、ドアDが車両本体に対して閉じた状態に保持されることになり、車両を施錠することが可能になる。
【0053】
なお、本実施の形態で適用するロック機構500では、ロック状態にある場合、インサイドハンドル5の開ドア操作によってもドアDが車両本体に対して閉じた状態に保持されることになる。しかしながら、ロック機構500としては、インサイドハンドル5の開ドア操作に伴ってインナーハンドルレバー40が図3において時計回りに揺動した場合に、該インナーハンドルレバー40の揺動によってアンロック状態に復帰させるようにした、いわゆるワンモーション機能を備えるものを適用しても構わない。このワンモーション機能を備えるロック機構を適用した場合には、ロック状態であっても、インナーハンドルレバー40を開ドア操作すれば、当該ロック機構がアンロック状態に復帰された後、ラッチ21のフック部21bとラチェット22の係合部22aとの当接係合状態を解除することができるようになる。
【0054】
また、図3に示すアンロック状態から図4に示すロック状態への移行に関しては、必ずしもキーサブレバー550の揺動に限らず、駆動モータ560によってウォームホイール520を時計回りに回転させた場合、あるいはインサイドロックボタン6の操作によってロックレバー510を直接反時計回りに回転させた場合、のいずれであっても行うことが可能である。
【0055】
上述したロック状態から、図4の二点鎖線で示すように、キーサブレバー550を反時計回りに揺動させると、該キーサブレバー550のアンロック位置切換用突起553がコネクトレバー540の切換用受圧部543を押圧し、該コネクトレバー540を反時計回りに揺動させることになる。コネクトレバー540が反時計回りに揺動すると、連結用凸部542および連結用凹溝516を介して連結したロックレバー510が時計回りに回転することになり、さらにこのロックレバー510の回転に伴ってリンクレバー530が時計回りに揺動し、ロック機構500が図3に示すアンロック状態となる。
【0056】
なお、図4に示すロック状態から図3に示すアンロック状態への移行に関しては、必ずしもキーサブレバー550の揺動に限らず、駆動モータ560によってウォームホイール520を反時計回りに回転させた場合、あるいはインサイドロックボタン6の操作によってロックレバー510を直接時計回りに回転させた場合、のいずれであっても行うことが可能である。
【0057】
一方、上記ドアロック装置は、ロック機構収容部12におけるキーサブレバー550の延在延長域となる位置にキーレバー570備えている。キーレバー570は、連結軸部571と、入力軸部572とを有している。連結軸部571は、キーサブレバー550のキーレバー連結孔551に装着することのできる外径を有した円柱状を成すもので、キーレバー570の先端部上面から突設してあり、キーサブレバー550のキーレバー連結孔551と連結する。
【0058】
入力軸部572は、ドアDに設けたキーシリンダKCに対して上下左右方向に傾動可能に連結したキーロッド580からの操作入力部となる。キーロッド580には、図7(a)に示すように、幹部の横断面がマイナス(−)形状となる凸部581を形成するとともに先端部に球状の球頭部582を形成してある。一方、入力軸部572の軸心部分にキーロッド580を装着するための装着穴573を形成してある。装着穴573は、入力軸部572の先端面に開口した有底の穴であり、凸部と係合する係合部574を形成するとともに球頭部582を介して傾動可能に支承する支承部575が形成してある。係合部574は、キーロッド580の回転を回転駆動力としてキーレバー570に伝達するものであり、キーロッド580の凸部581を装着するべく横断面がマイナス(−)形状になるように形成してある。支承部575は球頭部582を嵌入してキーロッド580を支承するものであり、球頭部582を壁面で支承するべく円筒状に形成してある。
【0059】
装着穴573にキーロッド580を装着すると、図7(b),(c)に示すように、球頭部582は支承部575に傾動可能に支承され、凸部581は係合部574の周壁と隙間を有して装着される。このため、キーシリンダKCとロック機構500の位置関係が多少の誤差を有していても、キーシリンダKCとキーロッド580とを傾動可能に連結するとともに球頭部582を支承部575が傾動可能に支承するので、凸部581が周壁と当接することがない。この結果、キーロッド580とキーレバー570との間でこじれを生ずることがなく、操作感を損なうこともない。
【0060】
ロック機構500においては、入力軸部572の装着穴573にキーシリンダKCのキーロッド580を装着すれば、キー操作によるキーシリンダKCの回転が入力軸部572の回転となって入力される。すなわち、キーを所望の方向に回転させると、キーシリンダKC、キーロッド580の順に回転駆動力が伝達され、キーレバー570の揺動となってキーサブレバー550に伝達され、ロック機構500をアンロック状態とロック状態とに切り替えることが可能になる。
【0061】
ここで、上記のように構成したドアロック装置によれば、ロック機構500、並びにこのロック機構500の操作入力部となるキーレバー570がハウジング10の内部に収容され、キーシリンダKCからキーレバー570およびロック機構500に至るまでの間に、自己の軸心回りに回転するキーロッド580が外部に露出するだけであるため、防盗性の点できわめて有利となる。
【0062】
またさらに、上述した本実施の形態では、ドアロック装置の適用対象として四輪自動車のドアDを例示しているが、四輪自動車以外の車両に設けられるドアであってもよい。また、車両の横面に設けられるドアに限らず、リアドアにももちろん適用可能である。さらに、前方ヒンジである必要もなく、上方ヒンジのドア、後方ヒンジのドア、下方ヒンジのドア、スライドドア等々、その他の態様で開閉するドアに適用しても構わない。
【0063】
また、上述した本実施の形態では、幹部の横断面がマイナス(−)形状となる凸部581を形成したが、凸部581の形状はこれに限定されるものではなく、例えば、幹部の横断面が十字形状となるように凸部を形成してもよい。なお、係合部574は、凸部の形状に合わせて適宜係合部を形成すればよい。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るドアロック装置によれば、キーロッドが、先端部に形成した球状の球頭部と、球頭部よりも基端側となる幹部に形成した凸部とを有し、入力軸部が、球頭部を支承する円筒状の支承部と、凸部と係合する係合部とを有したので、入力軸部がキーロッドを傾動可能に支承することができ、キーシリンダとロック機構との間に取付誤差がある場合であってもキーの操作感を損なうことなく、アンロック状態とロック状態とに切り替えることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態であるドアロック装置を車両前方側から見た図である。
【図2】図1に示したドアロック装置を室外側から見た図である。
【図3】図1に示したドアロック装置においてロック機構のアンロック状態を示す図である。
【図4】図1に示したドアロック装置においてロック機構のロック状態を示す図である。
【図5】(a)〜(c)はラッチ機構の動作を示す概念図である。
【図6】ロック機構の一部を拡大して示した図である。
【図7】(a)はキーロッドとキーロッドを装着するキーレバーの断面図、(b)はキーロッドを装着したキーレバーの平面図、(c)は(b)のA−A断面図である。
【図8】(a)は従来のキーロッドとキーロッドを装着するキーレバーの断面図、(b)は従来のキーロッドを装着したキーレバーの平面図、(c)は(b)のB−B断面図である。
【符号の説明】
500 ロック機構
570 キーレバー
571 連結軸部
572 入力軸部
573 装着穴
574 係合部
575 支承部
580 キーロッド
581 凸部
582 球頭部
KC キーシリンダ

Claims (1)

  1. アンロック状態となった場合にハンドルによる開ドア操作を有効化する一方、ロック状態となった場合にハンドルによる開ドア操作を無効化するロック機構と、
    外部からのキー操作によるキーロッドの回転を回転駆動力として入力し、入力した回転駆動力によって前記ロック機構をアンロック状態とロック状態とに切り換える入力軸部と
    を備えたドアロック装置において、
    前記キーロッドは、先端部に形成した球状の球頭部と、該球頭部よりも基端側となる幹部に形成した凸部とを有し、
    前記入力軸部は、前記球頭部を支承する円筒状の支承部と、前記凸部と係合する係合部とを有したことを特徴とするドアロック装置。
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