JP3925650B2 - インクジェットプリンタヘッド - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、圧電層を積層して形成されるプレート型の圧電アクチュエータを備えたインクジェットプリンタヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
圧電層を積層して形成されるプレート型の圧電アクチュエータとしては、先行技術のオンデマンド型のインクジェットプリンタヘッドにおいて、キャビティユニットのインク室(圧力室)に面して圧電アクチュエータを配置して、この圧電アクチュエータの伸縮変形により前記インク室の容積を小さくしてインクを噴射させるものが知られている。
【0003】
このような圧電アクチュエータとしては、例えば特許文献1や特許文献2等に、セラミックス材料からなる圧電層の表面に電極層を形成して積層し、電極層で圧電層を挟むように構成したものが記載されている。これら特許文献1及び2では、圧電層の表面に形成される電極層として、前記各インク室毎に選択的に電圧を印加する個別電極の電極層と、前記複数のインク室に電気的に共通となるコモン電極の電極層とが、積層方向に交互に配置されており、個別電極とコモン電極とが対向するように挟んだ圧電層が、電極間に印加された電圧によって伸縮する。
【0004】
そして、特許文献1では、個別電極は各インク室毎の領域に対応させるために、それぞれ独立させて個別に形成されているが、コモン電極は隣接する複数のインク室に共通であるため、複数のインク室に跨って覆うように広幅で形成されている。
【0005】
一方、特許文献2では、個別電極とコモン電極のいずれもが、各インク室毎にの領域に対応させて形成されており、この領域では個別電極とコモン電極とが全く同一のパターンで上下方向に重なるように配置されている。そして、これらは外部の電極端子へ引き出される電極パターンの違いによって、個別電極とコモン電極の使い分けを行っている。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−162796号公報(図1参照)
【特許文献2】
特公平7−96301号公報(図2参照)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1に記載の構成では、コモン電極の面積が大きいため、個別電極とコモン電極との間の静電容量が大きくなり、その結果、消費電力が大きくなり、電源装置も大きくせざるを得なくなり、コストアップになる。また、個別電極やコモン電極に使用される電極材料には、銀―パラジウム合金が使用されることが一般的であるが、パラジウム金属は希少金属であるため、その価格が極めて高く、実際に、圧電アクチュエータにかかる材料費のうち約70%は、パラジウム金属の材料費が占めている。従って、特許文献1のようにコモン電極を広幅形状とすると、電極面積が増え、使用する電極材料も量的に増加する。そのため、特許文献2のようにコモン電極をインク室に対応する領域では個別電極と同一形状にして電極面積を減らし、これによりパラジウムを含む電極材料のコストを削減するとともに、静電容量を下げ、圧電アクチュエータ及び電源装置のコストを下げたいという要望があった。
【0008】
しかしながら、コモン電極をインク室に対応する領域で個別電極と同一形状にすると、個別電極に印加した電界が圧電アクチュエータ外に漏れ、その結果、インク室内のインクが帯電したり、あるいは個別電極へ給電する信号線に影響を与え、インク吐出に異常をきたすことがある。
【0009】
さらに、圧電層の積層方向において、インク室に対応する領域のみで多数の電極層が圧電層の間に存在することになり、それ以外の領域と比べて積層方向に厚みの差が生じる。
【0010】
圧電アクチュエータとしては、インクの噴射に必要な所定の変位量の伸縮変形を行うために、電極に挟まれた圧電層が多数積層されることが求められているため、多数積層されると、さらにインク室に対応する領域とそれ以外の領域の積層方向の厚みの差は拡大する。
【0011】
その結果、圧電アクチュエータの積層方向の表裏面に反りやうねりが発生し、圧電アクチュエータをキャビティユニットに配置して接着する際の密着性が損なわれ、製造時の不良を引き起こすという課題が生じる。
【0012】
本発明は、このような課題を解消し、電極材料にかかるコストを削減するとともに、電界が外部に漏れることを防ぎ、かつ全体としての反りやうねりの発生を低減することのできる圧電アクチュエータを備えたインクジェットプリンタヘッドを提供することを課題とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、請求項1に記載の発明におけるインクジェットプリンタヘッドは、複数の圧力室及び共通インク通路を有するキャビティユニットと、複数の圧電層と電極層とが交互に積層され、前記積層方向に対向する前記電極層の間の各圧電層がその電極に電圧を印加することにより伸縮する活性部として形成され、この活性部が前記キャビティユニットの各圧力室毎に面するように配置される圧電アクチュエータと、前記キャビティユニットの前記複数の共通インク通路を接続されたインクタンクと、を備えたインクジェットプリンタヘッドにおいて、前記圧電アクチュエータは、前記積層方向に並んだ電極層を、前記積層方向において交互に、前記各圧力室毎に対応して位置し選択的に電圧を印加する個別電極と前記各圧力室毎に対応して位置しそれぞれ共通の電位に接続される第1のコモン電極とを有し、さらに、前記個別電極及び前記第1のコモン電極を有する電極層を挟む圧電層のうち、前記圧力室と対面する圧電層と、前記圧力室から前記積層方向に最も離れた位置に備えられた圧電層との双方の圧電層には、それぞれ前記複数の圧力室に跨る広幅形状をなし前記共通の電位に接続される電極層である第2のコモン電極が積層され、前記インクタンクは、前記圧電アクチュエータが接続された前記キャビティユニットの面側に配置され、前記共通インク通路を介して前記圧力室と連通されていることを特徴とするものである。
【0014】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1記載のインクジェットプリンタヘッドにおい て、前記個別電極及び第1のコモン電極はいずれも、平面視細長形状に形成された圧力室と平面視で重複する略細長形状に形成され、個別電極の細幅方向の寸法は、圧力室の細幅方向の寸法と同じかもしくは小さく、第1のコモン電極の細幅方向の寸法は、個別電極の細幅方向の寸法よりも大きいことを特徴とするものである。
【0015】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2記載のインクジェットプリンタヘッドにおいて、前記活性部が、前記キャビティユニットの各圧力室毎に面するように配置されることを特徴とするものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の実施の形態による圧電式のインクジェットプリンタヘッドを示す分解斜視図、図2は圧電アクチュエータとキャビティユニットの一端部を示す斜視図、図3はキャビティユニットの分解斜視図、図4はキャビティユニットの部分的拡大斜視図、図5は圧電アクチュエータの部分的縦断面図、図6は圧電アクチュエータの分解斜視図、図7は他の実施形態の圧電アクチュエータとキャビティユニットの一端部を示す斜視図である。
【0017】
図1に示すプレート型の圧電アクチュエータ20は、キャビティユニット10に対して接合されるものであり、圧電アクチュエータ20の上面には、外部機器との接続のために、フレキシブルフラットケーブル40が重ね接合されている。そして、最下層のキャビティユニット10の下面側に開口されたノズルからは下向きにインクが噴射される。
【0018】
前記キャビティユニット10は、図3及び図4に示すように構成されている。すなわち、ノズルプレート11、2枚のマニホールドプレート12、スペーサプレート13及びベースプレート14の5枚の薄い板をそれぞれ積層した構造としている。
【0019】
実施形態では、合成樹脂製のノズルプレート11を除き、各プレート12、13、14は、42%ニッケル合金鋼板製で、50μm〜150μm程度の厚さを有する。前記ノズルプレート11には、微小径(実施形態では25μm程度)のインク噴射用のノズル15が微小間隔で多数個穿設されている。このノズル15は、当該ノズルプレート11における第1の方向(長辺方向)に沿って千鳥配列で2列に配列されている。
【0020】
前記2枚のマニホールドプレート12には、図3及び図4に示すように、共通インク通路12a、12bが、前記ノズル15の列の両側で、当該マニホールドプレート12の長辺に略沿って延びるように穿設されている。但し、下側のマニホールドプレート12における共通インク通路12bは、当該マニホールドプレート12の上側にのみ開放するように凹み形成されている。この共通インク通路12a、12bは、この両マニホールドプレート12に対する前記スペーサプレート13の積層により密閉される構造になっている。
【0021】
また、図3及び図4に示すように、前記ベースプレート14には、複数のインク室16(請求項の圧力室に相当)がベースプレート14の長辺(前記第1の方向)に沿って千鳥配列で2列に穿設されている。そして、各インク室16は、その長手方向がベースプレート14の長手方向と直交するようにして細長形状に形成されている。インク室16の細幅方向の幅寸法は中央部でL1となっている。
【0022】
各インク室16における先端部16aはベースプレート14の短辺方向の略中央部に位置しており、この各先端部16aは、スペーサプレート13、2枚のマニホールドプレート12に同じく千鳥配列にて穿設されているインク流路としての微小径の貫通孔17を介してノズルプレート11における前記千鳥配列のノズル15に連通している。
【0023】
一方、前記各インク室16の他端部16bは、前記スペーサプレート13における左右両側部位に穿設された貫通孔18を介して、前記両マニホールドプレート12における共通インク通路12a、12bに連通している。なお、前記他端部16bは、図4に示すように下側に開口するように凹み形成されているものである。また、最上層のベースプレート14の一端部に穿設された供給孔19a(図3参照)の上面には、その上方のインクタンクから供給されるインク中の塵除去のためのフィルタ29が張設されている。
【0024】
これにより、前記ベースプレート14及びスペーサプレート13の一端部に穿設の供給孔19a、19bから前記共通インク通路12a、12b内に流入したインクは、この共通インク通路12aから前記各貫通孔18を通って前記各インク室16内に分配されたのち、この各インク室16内から前記貫通孔17を通って、当該インク室に対応するノズル15に至るという構成になっている。
【0025】
前記圧電アクチュエータ20では、複数の圧電層と電極層とが交互に積層されており、圧電層は圧電セラミックスを材料とする圧電シートにより形成されている。この実施の形態では、圧電アクチュエータ20は、図5に示すように、10枚の圧電シート21a、21b、21c、21d、21e、21f、21g、21h、21i及び21jを積層した構造としている。また、電極層は圧電シートの上面(広幅面)に後述するように金属膜の電極パターンとして形成されている。
【0026】
これら10枚の圧電シートのうち、キャビティユニット10側(これを下側とする)の2枚目から7枚目の圧電シートは、各インク室16に対応して伸縮変形可能に設けられた活性部が含まれる活性層50を構成し、下側から8枚目から10枚目の圧電シートは、前記活性部の上側への伸縮変形を規制する拘束部が含まれる拘束層51を構成している。
【0027】
活性層50では、圧電層の間に挟まれる各電極層を、積層方向において交互に、前記各インク室16毎に対応して位置し選択的に電圧を印加する個別電極24の電極層と、前記各インク室16毎に対応して位置しそれぞれ共通の電位に接続される第1のコモン電極25aの電極層としている。そして、活性層50の最上層と最下層に位置する電極層を前記複数のインク室16に跨る広幅形状をなし前記共通の電位に接続される第2のコモン電極25bとしている。
【0028】
具体的には、圧電シートのうち下側から数えて、2枚目の圧電シート21bと、4枚目の圧電シート21dと、6枚目の圧電シート21fの各上面の電極層に前記個別電極24を形成している。
【0029】
また、前記各圧電シートのうち下から数えて、3枚目の圧電シート21c、5枚目の圧電シート21eの各上面の電極層に、前記第1のコモン電極25aを形成し、1枚目の圧電シート21aと、7枚目の圧電シート21gの各上面の電極層に、前記第2のコモン電極25bを形成している。
【0030】
実施形態においては、図6に示すように、各個別電極24は各インク室16に対応して細長形状に形成され、第1の方向(長辺方向)に沿って列状に独立して配置されて、前記第1の方向と直交する第2の方向に沿って各圧電シートの長辺の端縁部近傍まで延びている。そして、各個別電極24の細幅方向の幅寸法L2は、図5に示すように対応するインク室16の幅寸法より狭く(L2<L1)設定されている。なお、個別電極24とインク室16の幅寸法は同じに設定してもよい(L2=L1)。
【0031】
前記第1のコモン電極25aは、各インク室16に対応した位置が細長形状に形成され、この細長形状は第1の方向(長辺方向)に沿って列状に配置されて、前記第2の方向に沿って延びる。そして、これら細長形状の圧電シートの長辺側の各端部は、圧電シート21の対の短辺の端縁部近傍に形成された引き出し部25c、25cに至るように連結されている。すなわち、第1のコモン電極25aは、各インク室16に対応した分岐形状となっているが、この電極層では、インク室16に対応した領域各々と、引き出し部25cは全体として電気的に一体化されている。そして、第1のコモン電極25aの細幅方向の幅寸法L3は、図5に示すように、個別電極24の幅寸法L2よりも大きく(L3>L2)設定されており、各インク室16と個別電極24及び第1のコモン電極25aは、平面視で重複するように形成されている。
【0032】
一方、前記第2のコモン電極25bは、インク室16が前記ベースプレート14の短辺の中央部側で前記第1の方向(長辺)に沿って2列状に配置されているので、その2列のインク室16を一体的に覆うように、圧電シートの短辺方向の中央において長辺に沿って延びる平面視矩形状に形成される。そして、この第2のコモン電極25bと、圧電シート21の対の短辺の端縁部近傍の略全長にわたって延びる引き出し部25c、25cとが導通するように一体的に形成されている。また、第1コモン電極25aと第2のコモン電極25bとは、それぞれの引き出し部25cに形成されたスルーホール(後述する)を介して、同電位となるように構成されている。
【0033】
前記第1のコモン電極25aあるいは第2のコモン電極25bが形成されている圧電シート21a、21c、21e、21gでは、これらの対の長辺の端縁部近傍の上面であって、前記第1のコモン電極25aあるいは第2のコモン電極25bが形成されていない箇所には、前記各個別電極24と同じ上下位置(対応する位置)に当該個別電極24と略同じ幅寸法で長さの短いダミー個別電極26を形成している。
【0034】
また、前記個別電極24が形成されている圧電シート21b、21d、21fの上面のうち、前記引き出し部25c、25cに対応する位置(同じ上下位置、圧電シートの対の短辺の端縁部近傍)には、ダミーコモン電極27を形成している。
【0035】
上述した個別電極24、第1のコモン電極25a及び第2のコモン電極25bを有する各電極層では、圧電シートの上面に、銀―パラジウム合金を材料とする導電性ペーストをスクリーン印刷することにより、所定の箇所にそれぞれの電極パターンが形成される。
【0036】
上記のように、個別電極24とコモン電極(第1のコモン電極25a、第2のコモン電極25b)とに挟まれている圧電層では、後述するスルーホール内に導電性材料を通して、公知のようにコモン電極(第1のコモン電極25a、第2のコモン電極25b)を接地し、全個別電極24に分極用の正の高電圧を印加すると、電極間に挟まれた各層の圧電シートの領域が、個別電極24からコモン電極(第1のコモン電極25a、第2のコモン電極25b)に向かう方向に分極処理され、活性部となる。つまり、下から2枚目から7枚目の圧電シートは活性層50を構成する。そして、公知のようにコモン電極(第1のコモン電極25a、第2のコモン電極25b)を接地し、個別電極24に選択的に駆動用の正の低電圧を印加すると、活性部が、圧電縦効果により伸張変形する。
【0037】
拘束層51は、インク室16とは反対方向への活性部の変形を抑えるためのもので、拘束層51を構成する圧電シート21h、21i、21jのうち、最上層の圧電シート21jの上面には、その長辺の端縁部に沿って、個別電極24の各々に対応する表面電極30と、第1及び第2のコモン電極25a、25bに対応する表面電極31とを設けている。圧電シート21i、21hには、その下層の圧電シート21gのダミー個別電極26及び引き出し部25cと、最上層の圧電シート21jの表面電極30、31とを、後述するスルーホール内の導電性材料で接続するために、ダミー個別電極26及び引き出し部25cを設けている(図示せず)。
【0038】
拘束層51の3つの圧電シート21h、21i、21jは、個別電極24とコモン電極(第1コモン電極25a、第2のコモン電極25b)とに挟まれないので、上記のように圧電アクチュエータ20に分極用の電圧を印加しても分極処理されないし、駆動電圧を印加しても変形しない。
【0039】
上から2枚目の圧電シート21iと3枚目の圧電シート21hには、本来電極パターンを形成する必要がないが、圧電シートだけの層と、圧電シートの表面に電極が形成された層とでは、焼成時の収縮率が異なって、圧電アクチュエータ全体の反りやうねりを発生させるので、これを低減させるためにあえて圧電シート21i、21hに、上述したダミー個別電極26及び引き出し部25cの他にも電極パターンを形成してもよい。この場合、圧電シート21i、21hに形成する電極パターンとしては、この電極と対向する電極との間で電位差が生じると静電容量を発生してしまうため、駆動に影響しないように、圧電シート21gと同じ第2のコモン電極25bの電極パターンが形成されることが望ましい
が、この電極パターンに限定するものではない。
【0040】
さらに、前記最下層の圧電シート21aを除き、他の全ての圧電シート21b〜21jには、前記各表面電極30と、それに対応する位置(同じ上下位置)の個別電極24及びダミー個別電極26とが互いに連通するように、スルーホール32を穿設する。同様に、前記少なくとも1つの表面電極31(実施形態では、最上層の圧電シート21jの4隅の位置の表面電極31)と、それに対応する位置(同じ上下位置)の第1及び第2コモン電極25a、25bの引き出し部25c並びにダミーコモン電極27とが互いに連通するように、スルーホール33を穿設している。そしてスルーホール32、33内に充填された導電性材料を介して、各層の個別電極24どうし及びそれと対応する位置の表面電極30とが電気的に接続されるように構成し、同じく各層の第1のコモン電極25a、第2のコモン電極25b及びそれと対応する位置の表面電極31とが電気的に接続されるように構成するものである。
【0041】
製造上においては、各圧電シートを構成するセラミックスのグリーンシートに、スルーホールを穿設し、このグリーンシートに各電極パターンを銀―パラジウム合金を材料とする導電性ペーストのスクリーン印刷等で形成すると、これと同時にスルーホール内に電極パターンを形成する導電性材料が浸入し充填される。これにより圧電シートの上下面でスルーホールを介して導通可能となる。そして、それらのグリーンシートを、下層の電極パターンまたはダミー電極と上層のスルーホールとが重なるように積層し、積層方向に加圧して一体化させ、公知のように焼成して圧電アクチュエータ20を作る。
【0042】
そして、このような構成のプレート型の圧電アクチュエータ20は、前記キャビティユニット10に対して、当該圧電アクチュエータ20における各個別電極24が前記キャビティユニット10における各インク室16に対応するように固定される(図5参照)。また、この圧電アクチュエータ20における上側の表面には、前記フレキシブルフラットケーブル40が重ね押圧されることにより、このフレキシブルフラットケーブル40における各種の配線パターン(図示せず)が、前記表面電極30、31に電気的に接合される。
【0043】
この構成おいて、前記圧電アクチュエータ20における各個別電極24と、コモン電極(第1のコモン電極25a、第2のコモン電極25b)のうち、任意の活性部の個別電極24とコモン電極(第1のコモン電極25a、第2のコモン電極25b)との間に電圧を印加することにより、圧電シート21b〜21gのうち、前記電圧を印加した個別電極24とコモン電極(第1のコモン電極25a、第2のコモン電極25b)とに挟まれた圧電層に積層方向の歪みが発生する。そして、この歪みによる伸縮変形のうち上側への伸縮変形は拘束部によって規制されるため、その変位量が前記各個別電極24に対応するインク室16側に大きく発生し、当該インク室16の内容積が縮小されてインクがノズル15から液滴状に噴出して、所定の印字が行われる。
【0044】
なお、導電性の金属で構成されているキャビティユニット10は、コモン電極25a、25bと同様に接地されていることが好ましい。
【0045】
この圧電アクチュエータ20の構成においては、図5及び図6に示すように、圧電シート21c、21eの上面の電極層には、コモン電極として、個別電極24と対向する部分が細長形状となる第1のコモン電極25aが形成されているため、活性部として個別電極24と対向する電極面積を確保しながら、圧電層の上面の電極層としては全体の電極面積を大幅に減らしているので、電極間の静電容量を低減し、電極材料にかかるコストを削減することができる。
【0046】
また、第1のコモン電極25aの細幅方向の寸法L3は、個別電極24の細幅方向の寸法L2よりも大きくしているため、圧電シートの積層時に細幅方向(第1の方向)に多少の位置ズレが生じた場合でも、個別電極24が第1のコモン電極25aと平面視で完全に覆われる範囲内の位置ズレであれば、圧電層を挟んで対向する電極面積が変わらないので、活性部の変位特性に影響を与えることがない。そのため、圧電シートの積層における位置合わせの精度を緩和できる。
【0047】
さらに、活性層50の最上層と最下層の電極層に、複数のインク室に跨る広幅形状を備える第2のコモン電極25bを配置しているため、これらの層では、インク室16に対応していない領域でも電極が設けられている(図5参照)。そのため、個別電極に印加した電界が圧電アクチュエータ外に漏れることがなくなり、その結果、インク室内のインクが帯電したり、あるいは個別電極へ給電する信号線に影響を与えることがなくなり、インク吐出を正常に安定して行うことができる。また、圧電層が積層された積層体の電極層の厚みによる全体の厚みの差が緩和され、焼成後の圧電アクチュエータ20の表面に生じる凹凸を軽減することができる。特に、広幅形状を備える第2のコモン電極25bを、積層体の中間にではなく、積層体を上下から覆うように最上層及び最下層に設けているので、積層体の厚みの差を低減させる平坦化効果が大きく発揮される。その結果、圧電アクチュエータ20とキャビティユニット10との密着性が向上し、接着時の不具合を生じにくくすることができる。この第2のコモン電極25bの電極層は、活性層50の最上層及び最下層のいずれか一方でもよいが、キャビティユニット10との密着性を向上させるために、少なくとも最下層には、第2のコモン電極25bを設けることが望ましい。
【0048】
なお、本発明は、前記スルーホールに替えて、図7に示す形態のように、圧電アクチュエータの積層体の側面20a(表面電極30、31が形成される広幅面の長辺側と直交する側面)に側面電極34、35を形成し、表面電極30が前記側面電極34を介して複数層の前記個別電極24並びにダミー個別電極26を電気的接続する一方、表面電極31は別の箇所の側面電極35を介して複数層の前記コモン電極25並びにダミーコモン電極27を電気的に接続させるよう構成したものに適用してもよい。その場合、前記圧電アクチュエータ20の側面20aに、少なくとも前記駆動電極(個別電極24、コモン電極25)が露出する凹み溝36、37を設け、この凹み溝36、37内に前記駆動電極と電気的に導通する側面電極34、35がそれぞれ形成されたものであってもよい。
【0049】
また、本発明の圧電アクチュエータ20は、インクジェットプリンタヘッドだけでなく、圧力室から液体を移送する他の装置にも適用できることは言うまでもない。
【0050】
【発明の作用・効果】
以上に説明してきたように、請求項1に記載の発明におけるインクジェットプリンタヘッドは、複数の圧力室及び共通インク通路を有するキャビティユニットと、複数の圧電層と電極層とが交互に積層され、前記積層方向に対向する前記電極層の間の各圧電層がその電極に電圧を印加することにより伸縮する活性部として形成され、この活性部が前記キャビティユニットの各圧力室毎に面するように配置される圧電アクチュエータと、前記キャビティユニットの前記複数の共通インク通路を接続されたインクタンクと、を備えたインクジェットプリンタヘッドにおいて、前記圧電アクチュエータは、前記積層方向に並んだ電極層を、前記積層方向において交互に、前記各圧力室毎に対応して位置し選択的に電圧を印加する個別電極と前記各圧力室毎に対応して位置しそれぞれ共通の電位に接続される第1のコモン電極とを有し、さらに、前記個別電極及び前記第1のコモン電極を有する電極層を挟む圧電層のうち、前記圧力室と対面する圧電層と、前記圧力室から前記積層方向に最も離れた位置に備えられた圧電層との双方の圧電層には、それぞれ前記複数の圧力室に跨る広幅形状をなし前記共通の電位に接続される電極層である第2のコモン電極が積層され、前記インクタンクは、前記圧電アクチュエータが接続された前記キャビティユニットの面側に配置され、前記共通インク通路を介して前記圧力室と連通されていることを特徴とするものである。これによれば、電極層のうちの第1のコモン電極は、複数の圧力室で共通の電位に接続する電極でありながら、各圧力室毎に対応して位置させているため、複数の圧力室に跨る形状とする場合と比べてその電極面積を少なくすることができる。
【0051】
また、複数の電極層のうち前記積層方向において、前記圧力室と対面する電極層と、前記圧力室から前記積層方向に最も離れた位置に備えられた圧電層との双方の圧電層に形成された電極層を、複数の圧力室に跨る広幅形状の第2のコモン電極とすることにより、圧電層及び電極層を積層した積層体において、圧力室に対応した領域とそれ以外の領域とに生じる積層方向の厚みの差を緩和することができる。
【0052】
このようにコモン電極を第1のコモン電極と第2のコモン電極とを組み合せて構成することで、電極間の静電容量を低減することができるとともに、電極材料の材料コストを削減することができる。また、個別電極に印加した電界が圧電アクチュエータ外に漏れることがなくなり、その結果、インク室内のインクが帯電したり、あるいは個別電極へ給電する信号線に影響を与えることがなくなり、インク吐出を正常に安定して行うことができる。さらに、焼成後の圧電アクチュエータに発生する反りやうねりが軽減され、圧力室を備える部材に圧電アクチュエータを接着する際の密着性が向上され、製造時の不良が改善できる。
【0053】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1記載のインクジェットプリンタヘッドにおいて、前記個別電極及び第1のコモン電極はいずれも、平面視細長形状に形成された圧力室と平面視で重複する略細長形状に形成され、個別電極の細幅方向の寸法は、圧力室の細幅方向の寸法と同じかもしくは小さく、第1のコモン電極の細幅方向の寸法は、個別電極の細幅方向の寸法よりも大きいことを特徴とするものである。これによれば、個別電極の細幅方向の寸法は、圧力室の細幅方向の寸法と同じかもしくは小さいため、個別電極と第1のコモン電極(または第2のコモン電極)とで挟まれた圧電層による伸縮が確実にまた効率よく圧力室に伝達されるとともに、第1のコモン電極の細幅方向の寸法は、個別電極の細幅方向の寸法よりも大きいため、積層時に細幅方向に多少の位置ずれが生じても、個別電極と第1のコモン電極とが対向する活性部の領域が変わらないので、変位特性に影響することがない。そのため、製造における圧電シートの積層工程でその位置決め作業を容易化することができる。
【0054】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2記載のインクジェットプリンタヘッドにおいて、前記キャビティユニットの活性部が、インクジェットプリンタヘッドの各圧力室毎に面するように配置されることを特徴とするものである。これによれば、上述の効果により電極材料のコストを低減させ、かつ全体の反りやうねりの発生も抑制することのできる圧電アクチュエータが、その活性部を各インク室に面するように密着性よく配置されてインクジェットプリンタが構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による圧電式のインクジェットプリンタヘッドを示す分解斜
視図である。
【図2】キャビティユニットの分解斜視図である。
【図3】キャビティユニットの部分的拡大斜視図である。
【図4】圧電アクチュエータの一端部を示す斜視図である。
【図5】圧電アクチュエータの部分的縦断面図である。
【図6】圧電アクチュエータの分解斜視図である。
【図7】他の実施形態の圧電アクチュエータの一端部を示す斜視図である。
【符号の説明】
10キャビティユニット
11ノズルプレート
12マニホールドプレート
12a,12b共通インク通路
13スペーサプレート
14ベースプレート
15ノズル
16インク室
16a先端部
16b他端部
17、18貫通孔
19a、19b供給孔
20圧電アクチュエータ
20a側面
21a〜21j圧電シート
24個別電極
25a第1のコモン電極
25b第2のコモン電極
25c引き出し部
26ダミー個別電極
27ダミーコモン電極
29フィルタ
30、31表面電極
32、33スルーホール
34、35側面電極
36、37凹み溝
40フレキシブルフラットケーブル
50活性層
51拘束層
Claims (3)
- 複数の圧力室及び共通インク通路を有するキャビティユニットと、
複数の圧電層と電極層とが交互に積層され、前記積層方向に対向する前記電極層の間の各圧電層がその電極に電圧を印加することにより伸縮する活性部として形成され、この活性部が前記キャビティユニットの各圧力室毎に面するように配置される圧電アクチュエータと、
前記キャビティユニットの前記複数の共通インク通路を接続されたインクタンクと、を備えたインクジェットプリンタヘッドにおいて、
前記圧電アクチュエータにおける前記積層方向に並んだ電極層は、前記積層方向において交互に、前記各圧力室毎に対応して位置し選択的に電圧を印加する個別電極と前記各圧力室毎に対応して位置しそれぞれ共通の電位に接続される第1のコモン電極とを有し、
さらに、前記個別電極及び前記第1のコモン電極を有する電極層を挟む圧電層のうち、前記圧力室と対面する圧電層と、前記圧力室から前記積層方向に最も離れた位置に備えられた圧電層との双方の圧電層には、それぞれ前記複数の圧力室に跨る広幅形状をなし前記共通の電位に接続される電極層である第2のコモン電極が積層され、
前記インクタンクは、前記圧電アクチュエータが接続された前記キャビティユニットの面側に配置され、前記共通インク通路を介して前記圧力室と連通されていることを特徴とするインクジェットプリンタヘッド。 - 前記個別電極及び第1のコモン電極はいずれも、平面視細長形状に形成された圧力室と平面視で重複する略細長形状に形成され、個別電極の細幅方向の寸法は、圧力室の細幅方向の寸法と同じかもしくは小さく、第1のコモン電極の細幅方向の寸法は、個別電極の細幅方向の寸法よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリンタヘッド。
- 前記活性部が、前記キャビティユニットの各圧力室毎に面するように配置されることを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェットプリンタヘッド。
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