JP3924081B2 - サザエオープナー - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、サザエの身を殻から取り出すためのサザエオープナーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
磯釣りでイシダイやイシガキダイ等をねらう場合には、釣り餌としてサザエを用いることが一般的である。
【0003】
サザエは蓋を有しており、蓋を閉ざした状態では殻から身を取り出すのは困難である。そこでナイフ又はヘラ状の「サザエオープナー」と呼ばれるバターナイフのような道具を殻と蓋の間に差し入れて身を掻き出すように取り出している。
【0004】
しかしながらサザエの殻の内側は螺旋状になっているため、ナイフやヘラ状のサザエオープナーでは殻の内側に差し入れにくい。又、身も取り出しにくく、殻内をほじるうちに身がぼろぼろになることが多かった。
【0005】
サザエの身を餌として用いる際には、内臓部分も身と共に取り出し、針に取り付けて用いることが多いが、殻から取り出す際に身と内臓が切れてしまい内臓が殻に残ってしまうことも多い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、サザエの身を内臓と共に殻から簡単、且つきれいに取り出すための道具が求められている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1のサザエオープナーは、ブレード(1)の先端部(1a)はブレード面が曲がっており、ブレード(1)の両側には、サザエ (3) の身 (3c) や内臓 (3d) に引っかかるが、これらを切断しないように形成された鋭利でない切欠部(1b)が複数設けられていることを特徴とする。
【0008】
これによれば、ブレード(1)の先端部(1a)に適当なカーブがあるために、サザエ(3)の蓋(3b)と殻(3a)の隙間から殻(3a)の内側に差し入れやすく、又、切欠部(1c)により身(3c)と内臓(3d)を引っかけて取り出すことができるので取出時に身(3c)と内臓(3d)が切断されてしまうことがない。
【0009】
請求項2のサザエオープナーは、請求項1のサザエオープナーにおいて、ブレード(1)の片側のグリップ(2)寄りの箇所に刃状部(1c)が形成されていることを特徴とする。
【0010】
これによれば、サザエの身(3c)の蓋(3b)についている箇所を鋭利な刃状部(1c)でナイフのように切断して、身(3c)から蓋(3b)を取り外すことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を好適な実施例を用いて説明する。
【0012】
[実施例]
図1は本実施例を示した図である。(1)はブレードであり、錆びにくいようにステンレス製としている。又、ブレード(1)の先端部(1a)はブレード面が曲がっている。ブレード(1)の先端部寄りの両側には各5カ所の切欠部(1b)が設けられている。
【0013】
図2は先端部(1a)を曲げ加工する前のブレード(1)の一例を示した図である。切欠部(1b)は単純な矩形としたが、他の形状、例えば図3に示すような台形の切欠部(10b)としても良い。
【0014】
(2)は作業時に握るためのグリップであり、ブレード(1)が固定されている。実施例ではグリップ(2)は掴んだときに滑りにくいように木製としたが、合成樹脂製,ゴム製,金属製等としても良い。
【0015】
次に、実施例の使用方法について説明する。図4はサザエの内部を示す断面図であり、図中において(3a)は殻、(3b)は蓋、(3c)は身、(3d)は内臓、(3e)は貝柱を示している。
【0016】
図5から図7は使用方法を説明する図である。まず、図5のようにサザエ(3)の殻(3a)と蓋(3b)との間にブレード(1)の先端部(1a)を差し入れる。サザエ(3)の殻(3a)は、蓋(3b)の内側がくぼんだ形状となっているが、ブレード(1)の先端部(1a)はこのくぼみに合ったカーブを有しているので、殻(3a)の内側にぴったりと沿って差し入れることができる。
【0017】
次に図6に示すように、サザエオープナーを立てつつブレード(1)を奥に挿入していく。この状態でブレード(1)を殻(3a)の内側に沿って移動させると、殻(3a)の内側とひっついている貝柱(3e)を切断することができる。
【0018】
そして、図7に示すように貝柱(3e)を切断した後、殻(3a)の内側に沿って移動させつつブレード(1)を反転させ、先端部(1a)が内側を向くようにする。このとき、ブレード(1)の切欠部(1b)が身(3c)と内臓(3d)に食い込むように引っかかる。
【0019】
この状態で殻(3a)からブレードを抜き取れば内臓(3d)と身(3c)を取り出すことができる。ブレード(1)の背面で身(3c)を押し上げるように取り出すようにしてもよい。身(3c)は崩れずに、内臓(3d)も身(3c)とついたままできれいに取り出すことができる。
【0020】
尚、切欠部(1b)は身(3c)や内臓(3d)に引っかかるもののこれらを切断するほど鋭利ではないので、身(3c)や内臓(3d)が裂けるようなことは殆ど無い。
【0021】
取り出した身(3c)には蓋(3b)がついており、このままでは餌として使用できないので、蓋(3b)を取り除く必要がある。実施例ではブレード(1)の片側のグリップ(2)寄りにシャープに削られた刃状部(1c)を有しており、この部分で蓋(3b)とひっついている部分を切断して蓋(3b)と身(3c)を分離させることができる。
【0022】
[比較例]
本発明の効果を検討するために、切欠部を有していない以外は上記実施例と同じ構成の比較例を製作し、同様にサザエの身を取り出す作業を行った。
【0023】
ブレードの先端部が曲がっているのは本発明と同様であるので、蓋と殻の間にブレードを差し入れるのは容易であり、この点では従来の単なるヘラ状のサザエオープナーより優れている。ブレード形状により身を出すのもヘラ状のサザエオープナーより容易であったが、身と内臓の境目が切れてしまい、身を取り出しても内臓は殻に残ったままとなることが多かった。これは、身のみにブレードの力が集中し、身と内臓が引き離される方向に力が働いたためだと考えられる。
【0024】
言い換えれば、本発明では切欠部(1b)が身(3c)と共に内臓(3d)にも引っかかり、ブレードの力が身(3c)と内臓(3d)に均等に働くために切れてしまいにくいものと考えられる。
【0025】
尚、本発明は上記のように釣りの道具として用いる他に、サザエの身を容易、且つきれいに取り出すことができるという性能を生かして、サザエの刺身を始めとするサザエ料理用の調理器具として用いることも可能である。
【0026】
【発明の効果】
以上述べたように本発明により、サザエの殻から身と内臓を簡単、且つ、きれいに取り出すことができるサザエオープナーを提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を示した図。
【図2】先端部を曲げる前のブレードの一例を示した図。
【図3】先端部を曲げる前のブレードの他の一例を示した図。
【図4】サザエの内部を示した断面図。
【図5】使用方法を示した図(その1)。
【図6】使用方法を示した図(その2)。
【図7】使用方法を示した図(その3)。
【符号の説明】
(1) ブレード
(1a) ブレードの曲がった部分
(1b) 切欠部
(1c) 刃状部
(2) グリップ
(3) サザエ
(3a) サザエの殻
(3b) サザエの蓋
(3c) サザエの身
(3d) サザエの内臓
(3e) サザエの貝柱

Claims (2)

  1. ブレードの先端部はブレード面が曲がっており、ブレードの両側には、サザエの身や内臓に引っかかるが、これらを切断しないように形成された鋭利でない切欠部が複数設けられていることを特徴とするサザエオープナー。
  2. ブレードの片側のグリップ寄りの箇所に刃状部が形成されていることを特徴とする請求項1記載のサザエオープナー。
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