JP3922049B2 - 車両用セキュリティ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば車両用盗難防止装置のセンサ、家庭用防犯装置のセンサ、プラント等の設備の異常検出装置のセンサなどに用いられるガラス割れ検出装置、及びガラス割れ検出装置を搭載したセキュリティ装置及び車両用セキュリティ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のガラス割れ検出装置としては、例えば特開昭57−123489号公報、実開昭55−161647号公報に記載されているようなものが知られている。これによると、車体の窓ガラスの破壊時に発生する衝撃音を車内に設けたマイクロホンから成る検出手段により検出し、該検出手段が作動したとき警報手段を作動させるようにしたものが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、かかる従来技術の構成によると、検出手段は通常の集音用マイクロホンから成るので、検出される衝撃音は専ら可聴周波数帯域(特に低周波領域)の音波であり、窓ガラスの破壊音のみならず車外の騒音、例えば接近した他車のクラクション音や広報者からの拡声音等をも誤検出してしまい、警報手段の誤動作を生じさせ易く、実用に即しないという問題がある。また、前記実開昭55−161647号公報の場合のように、たとえ閾値となる所定の音量レベルを設定しても前記破壊音以外の音を誤検出するという問題がある。
【0004】
そこで、本発明は上記問題に鑑み成されたものであり、窓ガラスの破壊音を検出することなく、精度の高いガラス割れを検出することが可能なガラス割れ検出装置、及びこのガラス割れ検出装置を搭載したセキュリティ装置及び車両用セキュリティ装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために成された請求項1に記載の発明によれば、電源の電源電圧を分圧する複数の抵抗体と、電源電圧の分圧値を検出する分圧検出手段と、複数の抵抗体の内の少なくとも一つの抵抗体は、ガラスの表面若しくは内部に設置されているガラス割れ検出装置であって、分圧検出手段にて検出される分圧値が変化した場合に、ガラス割れ判定手段はガラスが割れたと判定する。
【0006】
即ち、ガラスが割れる場合には、ガラスの内部若しくは表面に設置されている抵抗体が電源との間で断線等されるため、分圧検出手段にて検出されていた分圧が変化することになる。このように、分圧の変化を検出することによりガラス割れを判断することが可能となる。
【0007】
従って、本発明の車両用セキュリティ装置によれば、従来のガラス割れ音を検出してガラスの割れを検出する技術を用いなくてもガラスの割れを検出できるため、従来のような誤検出を無くすことができ、高精度なガラス割れの検出が可能となる。さらに、請求項1に記載の発明は、ガラス割れ検出装置と、警報システムとを有し、ガラス割れ検出装置は、所定の無線信号を送信する送信手段を備え、警報システムは、所定の無線信号を受信する受信手段と、警報手段と、警報手段を制御する警報制御手段とを備え、送信手段は、ガラス割れ判定手段によりガラスが割れたと判定された場合に、ガラスが割れたことを示すガラス割れ信号を所定の無線信号として受信手段に送信し、警報制御手段は、受信手段にてガラス割れ信号を受信した場合に、警報手段に警報を行わせる。このように、ガラス割れ検出装置と警報システムとの間のガラス割れ信号のやりとりを無線で行わせることにより、配線の必要がなくなりセキュリティ装置の利便性を高めることができる。また、例えば警報システムを取り付ける際に、配線を気にすることなく自由に取り付け可能となるため、セキュリティ装置の搭載性を向上させることができる。さらに、請求項1に記載の発明では、セキュリティ装置を車両に搭載し、ドアの施解錠を指令するドア施解錠制御手段は、警報制御手段を備える。この結果、キーレスエントリシステム等のようにドア施解錠信号を車両外部から受信した場合にドアの施解錠を行う車両においては、既存の受信手段をガラス割れ信号の受信にも共用できるため、新たな受信手段も必要とせず、部品点数の低減を図ることが可能となる。
【0008】
また、請求項2に記載の発明のように、直列に接続された二つの抵抗値の異なる抵抗体の内で、抵抗値の低い方の抵抗体がガラスの表面若しくは内部に設置されており、また、抵抗値の高い方の抵抗体は、その一端が電源に接続されている場合には、ガラス割れ判定手段は、分圧検出により検出される分圧値が上昇した場合にガラスが割れたと判定する。
【0009】
これは、抵抗値の低い抵抗体がガラスの内部若しくは表面に設置されているため、分圧検出手段にて検出される分圧値は、抵抗値の高い抵抗体が設置されている場合に比べて低い分圧値が検出される。このように低い分圧値が検出されている際にガラスが割れた場合には、ガラスの内部若しくは表面に設置されている抵抗体が電源との間で断線等されるため、電源電圧の電圧値に近い値が直接検出されることになる。即ち、請求項2に記載のようなガラス割れ検出装置を構成することにより、大きな電圧変化を検出することが可能であるため、より精度良くガラス割れを検出することが可能となる。
【0010】
さらに、請求項3に記載の発明のように、ガラスの表面若しくは内部に設置された抵抗体の一端を接地させてもよい。
【0011】
この結果、外乱等による電圧変動の少ない分圧値を検出することができ、より精度良くガラス割れを検出することが可能となる。
【0012】
また、請求項4に記載の発明によれば、ガラスの表面若しくは内部に設置された抵抗体は、透明な導電体である。この結果、運転者若しくは乗員の視界を妨げることなくガラス割れを判定することが可能となる。
【0013】
さらに、請求項5に記載の発明によれば、切り替え手段にてガラスの表面若しくは内部に設置された抵抗体に流れる電流の大きさを切り替える。具体的には、請求項6に記載の発明のように、切り替え手段は、曇り取りスイッチがオンされた場合には、ガラスの表面若しくは内部に設置された抵抗体に流れる電流を、曇り取りスイッチがオンされていない場合に流れる電流に比べて大きくなるように切り替える。このような構成を取ることにより、請求項1乃至4におけるガラス割れ検出装置を、ガラスの曇り取りにも適用することができる。
【0014】
また、請求項6に記載の発明によれば、切り替え手段は、イグニッションスイッチがオンされた状況において、曇り取りスイッチがオンされた場合に、ガラスの表面若しくは内部に設置された抵抗体に流れる電流を、ガラス割れ判定をさせるための要求があった場合に流れる電流に比べて大きくなるように切り替える。即ち、イグニッションスイッチがオフされているような状況では、電源(バッテリ)があがってしまうこともあるため、イグニッションスイッチがオンの状況でガラスの曇り取りを行うようにして、バッテリあがりを防止することを可能とする。
【0015】
さらに、請求項8に記載の発明によれば、切り替え手段は、曇り取りスイッチがオフされており、かつガラス割れ判定をさせるための要求がない場合には、ガラスの表面若しくは内部に設置された抵抗体に流れる電流を0に切り替える。この結果、電源の消費電流を節約することが可能となる。
【0016】
また、請求項9に記載の発明によれば、切り替え手段は、ガラスの表面若しくは内部に設置された抵抗体とガラスの表面若しくは内部に設置されていない抵抗体との間に設置された切り替えスイッチと、切り替えスイッチを、ガラスの表面若しくは内部に設置された抵抗体と電源とがガラスの表面若しくは内部に設置されていない抵抗体を介して連結させるように切り替えるか、若しくはガラスの表面若しくは内部に設置されていない抵抗体を介さずに連結させるように切り替えるかを切り替え制御して、ガラスの表面若しくは内部に設置された抵抗体に流れる電流の大きさを切り替える切り替えスイッチ制御手段とを備えている。
【0017】
具体的には、ガラス割れ検出を行いたい場合には、切り替えスイッチをガラスの表面若しくは内部に設置された抵抗体と電源とが、ガラスの表面若しくは内部に設置されていない抵抗体を介して連結させるように切り替える。また、ガラスの曇りを取りたい場合には、切り替えスイッチをガラスの表面若しくは内部に設置された抵抗体と電源とが、ガラスの表面若しくは内部に設置されていない抵抗体を介さずに連結させるように切り替える。この結果、ガラス割れ検出と曇り取りの両方の機能を必要に応じて使い分けることが可能となる。
【0020】
また、請求項10に記載の発明では、ガラスの表面若しくは内部に設置された抵抗は、車室内外から視認できないように設置されている。即ち、車両のドアの内部等のように、車室内外から視認できないように抵抗を設置しておけば、車両乗員の視認性や車両の外観を損なうことなく、ガラス割れを検出することが可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の具体的な実施形態について説明する。
【0023】
[第一の実施形態]
図1は、第一の実施形態を示すガラス割れ検出装置の全体構成図である。
【0024】
本実施形態のガラス割れ検出装置1は、その一端が接地され、車両の窓ガラス3に設置された抵抗体4と、抵抗体4と直列に接続され、その一端がバッテリ7に接続された抵抗体5と、抵抗体4及び抵抗体5により分圧されるバッテリ7の分圧値が入力されると、予め設定された分圧値より大きいか否かに基づいてHi、Loの2値化信号に変換して出力するコンパレータ内蔵のバッファ8aと、イグニッションスイッチ101と、イグニッションスイッチ101を介してバッテリ7から入力される電圧を整圧するバッファ8bと、バッファ8aから出力される2値化信号に基づいて窓ガラス3の割れを検出するCPU2とから成る。また、CPU2は、窓ガラス3の割れを検出した場合には、警報器9を作動させて警報音やハザード等により窓ガラス3が割れたことを外部に報知する。
【0025】
ここで、抵抗体4を窓ガラス3に配置させる場合には、図3に示すように一本の連続した抵抗体4aをつづら折りにして窓ガラス3全体に配置させたり(図3(a))、所定の面積を持つ抵抗体4bを窓ガラス3の全部若しくは一部に配置させたり(図3(b))、窓ガラス3の所定の位置に一本の抵抗体4cを配置させたり(図3(c))、複数の抵抗体4dを並列的に配置させてもよい(図3(d))。さらに、抵抗体4は、窓ガラス3の表面に備えてもよいし、内部に備えるようにしてもよい。また、窓ガラス3に設置させる抵抗体4は、安全上運転者等の視界を確保するため透明導電膜のような透明性と導電性を有する材料を用いるとよい。この透明導電膜は、入射光を光吸収層へ有効に取り込むために吸収損失が少なく、透過率の高い材料を使用することが好ましい。
【0026】
なお、CPU2は、本発明のガラス割れ判定手段に相当する。また、バッファ8aは、本発明の分圧検出手段に相当する。
【0027】
本実施形態においては、抵抗体4の抵抗値は抵抗体5の抵抗値より小さいものを使用する。例えば、抵抗体4の抵抗値を2kΩ、抵抗体5の抵抗値を10kΩものを使用し、またバッテリ7は、車両用バッテリとして電源電圧12Vのものを使用し、さらにバッファ8aの基準電圧を予め4Vとして設定しておく。かかる場合、バッファ8aに入力されるバッテリ7の分圧値は2Vであり、基準電圧4Vより小さいためCPU2にはLo信号が出力される。そして、窓ガラス3が割られた場合には抵抗体4は断線されるため、バッファ8aに入力される電圧はバッテリの電圧12Vが入力され、その結果、予め設定されている基準電圧4Vより大きくなりバッファ8aの出力がLoからHiに反転する。そして、CPU2がこの反転を検出することによりガラス割れを判断するものである。
【0028】
次に、以上のように構成されたガラス割れ検出装置1による窓ガラス3の割れを検出する具体的な処理について図2に示すフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、CPU2にて実行されるものである。
【0029】
まず、最初のステップS100では、イグニッションスイッチ101がオフされたか否かが判断され、オフと判断された場合には(S100:YES)、ステップS102にてドアがロックされたか否かが判断される。そして、ドアがロックされたと判断された場合には(S102:YES)、ステップS104に移行する。一方、ステップS100、102にて否定判別された場合には、肯定判断されるまで同様の処理が繰り返し実行される。なお、イグニッションスイッチ101オフ及びドアロックの条件以外にも、操作者によってガラス割れを検出させるモードが設定されたことを条件としてもよい。
【0030】
続いて、ステップS104では、バッファ8aからの出力値(2値化信号)を読み込む。上述の例で言えば、窓ガラス3が割れていない正常な状態では、Loが読み込まれることとなる。そして、ステップS106では、CPU2に読み込まれた信号がHiであるか否かが判断される。即ち、上述のように窓ガラス3が割れていない状態ではLoが読み込まれるが、窓ガラス3が割られた場合には抵抗体4が断線されるため、Hiが読み込まれることになる。従って、Hiが読み込まれたと判断された場合には(S106:YES)、ステップS108にて窓ガラス3が割れたと判断してガラス割れを検出し、続くステップS110にて、警報器9に対してガラスが割れたことを報知させる信号を送信する。
【0031】
以上のように本実施形態によれば、窓ガラス3が割られた等の場合には抵抗体4が断線されるため、バッファ8aの出力信号がLoからHiに反転されることになり窓ガラス3のガラス割れを判断することが可能となる。
【0032】
この結果、従来のガラス割れ音を検出してガラスの割れを検出する技術を用いなくてもガラスの割れを検出できるため、従来のような誤検出を無くすことができ、高精度なガラス割れの検出が可能となる。
【0033】
なお、本実施形態のように抵抗体4の断線をHi、Loの二値化信号に変換して検出する代わりに、抵抗体の抵抗値を読み込む手段を用いて抵抗値の変化を検出したり、容量の変化を検出する手段にて容量の変化を検出したりする等、ガラスが割れたことによる電気的変化を検出するものでもよい。
【0034】
また、本実施形態では、自動車用盗難防止装置に使用するセンサについて説明したが、これに限定されるものではなく、家庭用防犯装置のセンサ、プラント等の設備の異常検出装置のセンサなどに用いてもよい。
【0035】
[第二の実施形態]
次に、本発明の第二の実施形態について説明する。本実施形態の特徴は、第一の実施形態で説明したガラス割れ検出装置を、窓ガラス3の曇り取りや霜取りに併用した点に特徴を有する。即ち、車両駐車中等の場合には第一の実施形態で説明したようなガラス割れ検出を行い、車両走行中等の場合には窓ガラス3の曇り取りや霜取りを行うようにする。
【0036】
次に本実施形態の詳細について図4、5を参照して説明する。図4は、本実施形態の全体構成を示す図である。本実施形態の全体構成は、第一の実施形態とほぼ同様であるが、窓ガラス3の曇り取りを実行させるための曇り取りスイッチ102と、曇り取りスイッチ102をオンした場合にバッテリ7からの電圧を整圧するためのバッファ8cと、ガラス割れ検出若しくは曇り取りの何れかを実行させるために切り替えられる切り替え切り替えスイッチ100とを新たに備えている。切り替えスイッチ100は、後述するが、第一の実施形態で示すようなガラス割れ判定を行わせるための要求があった場合には、CPU2は切り替えスイッチ100を▲1▼に切り替える。また、IGスイッチ101のオン信号及び曇り取りスイッチ102のオン信号がCPU2に入力された場合には、CPU2は切り替えスイッチ100を▲2▼に切り替える。この時、バッテリ7が12Vバッテリであり、抵抗体4が10Ωの場合には、バッテリ7から1.2Aの電流が抵抗体4に流れることになる。そして、かかる電流は、ガラス割れ検出の際に流れる電流に比べて大きな電流であり、窓ガラス3の曇りを取ることができるような電流が流れることになる。
【0037】
なお、切り替えスイッチ100及びCPU2は、本発明の切り替え手段に相当する。また、CPU2は、本発明の切り替えスイッチ制御手段に相当する。さらに、抵抗体5は、本発明のガラスの表面若しくは内部に設置されていない抵抗体に相当する。
【0038】
続いて、本実施形態の具体的な作動について図5のフローチャートを用いて説明する。まず、最初のステップS210では、セキュリティがセットされたか(ガラス割れ判定を行わせるための要求があったか)否かが判断される。そして、セットされたと判断された場合には(S210:YES)、ステップS212にて切り替えスイッチ100を▲1▼に切り替えて、ステップS214に移行する。なお、ステップS214からステップS220までの処理は、第一の実施形態で説明したステップS104からステップS110までの処理と同様であるから、ここではその詳細な説明は省略する。
【0039】
一方、ステップS210にてセキュリティがセットされていないと判断された場合には(S210:NO)、ステップS222に移行する。ステップS222では、イグニッション(IG)スイッチがオンされたか否かが判断され、オンされていない場合には(S222:NO)、オンされるまで同様の処理がくり返され、オンされた場合には(S222:YES)、ステップS224に移行して曇り取りスイッチ102がオンされたか否かが判断される。そして、曇り取りスイッチ102がオンされていると判断された場合には(S224:YES)、ステップS226に移行して、切り替えスイッチ100を▲2▼に切り替える。一方、曇り取りスイッチ102がオンされていないと判断された場合には(S224:NO)、ステップS228に移行して、切り替えスイッチ100を▲3▼に切り替えてバッテリ7から開放する。
【0040】
以上のように本実施形態では、セキュリティがセットされている(ガラス割れ判定を行わせるための要求があった)場合には、切り替えスイッチ100を▲1▼に切り替えてガラス割れ検出を行い、また、イグニッションスイッチ101がオンであり、かつ曇り取りスイッチ102がオンされている場合には切り替えスイッチ100を▲2▼に切り替える。この結果、車両駐車中のように運転者が乗車していない場合には、ガラス割れ検出を行うことができ、また、車両走行中のように運転者が乗車している場合には、窓の曇り取りや霜取りを行えるようになり、運転者の利便性を向上させることが可能となる。
【0041】
また、従来では、車両のサイドの窓ガラス3には、視認性の関係から曇り取り用の抵抗体を使用することができず、窓ガラス3が曇った場合には運転者等がふき取る等していた。また、後部の窓ガラス3には不透明な抵抗体を使用していたが、運転者の視認性を悪化させていた。しかし、本実施形態のように透明な抵抗体4を使用することにより、視認性を悪化させることなく、車両に備えられた窓ガラス3全体の曇りを取ることが可能となる。
【0042】
なお、本実施形態での作動の説明では、バッテリ上がりを防止するためにイグニッションスイッチ101のオンを条件として曇り取りを行うようにしていたが、イグニッションスイッチ101のオンを条件としなくてもよい。
【0043】
また、本実施形態はガラス割れ検出装置を車両に適用した場合について説明したが、それに限定されるものではなく、第一の実施形態と同様に車両以外に適用してもよい。
【0044】
[第三の実施形態]
続いて、第三の実施形態について説明する。第三の実施形態は、第一の実施形態及び第二の実施形態で説明したガラス割れ検出装置1を、車両用セキュリティ装置として適用したものである。本実施形態では、特に、ガラス割れ検出装置1で検出されたガラス割れ信号を無線で通信する点に特徴を有するものである。
【0045】
なお、ガラス割れ信号を無線で通信する際の手段として、電波、超音波、光、音、磁気変化、インダクタンス変化等があるが、非接触で信号を送受信できる手段ならば何でもよい。
【0046】
まず、本実施形態の車両用セキュリティ装置の全体構成について図6を用いて説明する。車両用セキュリティ装置10は、ガラス割れ検出装置1と、警報システム30とを主要部として構成されている。
【0047】
ガラス割れ検出装置1は、第一の実施形態及び第二の実施形態と同様な構成であるのでその詳細な説明は省略するが、ここでは、第一の実施形態及び第二の実施形態と相違する点を中心に説明する。
【0048】
ガラス割れ検出装置1は、ガラスが割れたことを示すガラス割れ信号を送信するための機能を備えたトランスミッタ(Tx)20を備える。このトランスミッタ(Tx)20は、図7に示すようにCPU2と、高抵抗5と、バッファ8の他に、ガラス割れ信号を送信するための送信機21と、電池22を備える。本実施形態では、第一の実施形態及び第二の実施形態のようにバッテリ7を電源とせず、電池22を新たに電源として備えている。この電池22は容易に脱着できるように取り付けられている。また、ガラス割れ検出装置1は、車両のドアの内部等のように車室内外から視認できないような位置に設置されている。
【0049】
警報システム30は、ガラス割れ検出装置1からのガラス割れ信号を受信する受信機31と、受信したガラス割れ信号に基づいて、サイレン33やフラッシャ34に警報を行わせるコントローラ32を有する。受信機31は、キーレス送信機40からのドア施解錠信号を受信する。また、コントローラ32は、受信機31にてドア施解錠信号を受信した場合にドア施解錠モータ35を駆動させて、ドアの施解錠を行わせる。
【0050】
なお、送信機21は、本発明の送信手段に相当する。また、受信機31は、本発明の受信手段に相当する。また、コントローラ32は、本発明の警報制御手段及びドア施解錠手段に相当する。さらに、サイレン33、フラッシャ34は本発明の警報手段に相当する。
【0051】
続いて、本実施形態の作動について説明する。まず、ガラス割れ検出装置1のCPU2の作動について、図8のフローチャートを用いて説明する。本フローチャートは、電池22が取り付けられ、CPU2に電源が投入されたと同時に作動するものである。
【0052】
最初のステップ300では、バッファ8から2値化信号を読み込み、続くステップS302では、読み込まれた信号がHiとなるまで同様の処理を繰り返し、Hiとなった場合に(ステップS302:YES)、ステップS304にて窓ガラス3の割れを検出する。そして、ステップS306にて、窓ガラス3が割れたことを示すガラス割れ信号を受信機31に送信して、ステップS300に戻る。
【0053】
次に、警報システム30のコントローラ32の作動について、図9のフローチャートを用いて説明する。まず、ステップ400では、イグニッションスイッチ(IG)101がオフになったか否かが判断され、オフになったと判断された場合には(ステップS400:YES)、ステップS402にてドア施錠信号を受信したか否かが判断される。これらの判断を行うのは、イグニッションスイッチがオフされ、かつ、ドア施錠信号を受信した場合に、セキュリティをセットするためである。
【0054】
そして、ドア施錠信号を受信した場合には(ステップS402:YES)、ステップS404にてドアが施錠される。そして、続くステップS406では、ドア解錠信号を受信したか否かが判断される。この判断を行うのは、ドア解錠信号を受信した場合には、運転者が車両に乗り込むと判断できるため、かかる場合にセキュリティの解除を行うためである。
【0055】
そして、ドア解錠信号を受信した場合には(ステップS406:YES)、ステップS412にてドアを解錠し、ステップS400に戻り、同様の処理を繰り返す。なお、ここでいうセキュリティのセットとは、ガラス割れ信号を受信した場合に後述する警報指令を行うことをいい、セキュリティの解除とは、ガラス割れ信号を受信しないようにすることをいう。
【0056】
また、ドア解錠信号を受信していない場合には(ステップS400:NO)、ステップS408にてガラス割れ信号を受信したか否かが判断され、受信していない場合には(ステップS408:NO)、ステップS406に戻り同様の処理が繰り返される。一方、ガラス割れ信号を受信した場合には(ステップS400:YES)、
ステップS410にてサイレン33やフラッシャ34に対して警報指令を行い、最初のステップ410に戻る。
【0057】
以上のように本実施形態によれば、ガラス割れ検出装置1にて検出されたガラス割れ信号を、警報システム30に無線で通信するため、ガラス割れ検出装置1と警報システムとの間の配線の必要がなくなり車両用セキュリティ装置10の利便性を高めることができる。また、警報システム30を取り付ける際に、配線を気にすることなく自由に取り付け可能となるため、車両用セキュリティ装置10の搭載性を向上させることができる。
【0058】
また、ガラス割れ検出装置1は、ドアの内部等のように車室内外から視認できないような位置に設置されているため、車両乗員の視認性や車両の外観を損なうことなく、ガラス割れを検出することが可能となる。
【0059】
さらに、コントローラ32は、ガラス割れ信号を受信機31にて受信した場合に警報指令を行うと共に、キーレス送信機40からドア施解錠信号を受信した場合にドアの施解錠を行う。このように、既存のキーレスエントリシステムで使用していた受信機31やコントローラ32等をガラス割れ検出装置1にも併用することにより、セキュリティ装置10全体の部品点数を減らすことが可能となる。
【0060】
なお、本実施形態では、セキュリティ装置を車両に搭載した車両用セキュリティ装置について説明したが、車両用に限られることなく、第一の実施形態及び第二の実施形態と同様に車両以外に適用してもよい。
【0061】
[第四の実施形態]
続いて、第四の実施形態について説明する。本実施形態では、ガラス割れ検出装置1と、警報システム30と、ドアの施解錠を行うキーレスエントリシステムが独立して備えられ、各々に通信機能が備えられている点に特徴を有するものである。なお、本実施形態は、第三の実施形態のように警報システム30とキーレスエントリシステムを共通のコントローラ32にて制御するのではなく、別々のECUを備えて制御している。
【0062】
本実施形態の車両用セキュリティ装置の全体構成について図10を用いて説明する。本実施形態の車両用セキュリティ装置200は、第三の実施形態と同様な構成であるのでその詳細な説明は省略するが、ここでは、第三の実施形態と相違する点を中心に説明する。
【0063】
車両用セキュリティ装置200は、ガラス割れ検出装置1と、警報システム30と、キーレスエントリシステム60とから構成されている。
【0064】
警報システム30は、ガラス割れ信号を受信した場合にボデーECU70及びサイレン33に警報指令を行うセキュリティECU50と、ガラス割れ信号及びドアの施解錠信号を受信すると共に、セキュリティECU50からの警報指令に基づき、ボデーECU70及びサイレン33に警報指令信号を送信する送受信機35と、警報指令信号を受信機31bにて受信した場合に警報を行うサイレン33とを備える。なお、送受信機35にてドアの施解錠信号を受信するのは、セキュリティ後述するようにECU50にてセキュリティのセット、解除の判断を行うためである。
【0065】
キーレスエントリシステム60は、キーレス送信機40からのドア施解錠信号を受信機31aにて受信した場合に、ドア施解錠モータ35を駆動させるボデーECU70を備える。ボデーECU70は、セキュリティECU50からの警報指令信号を受信機31aにて受信した場合に、フラッシャ34に警報を行わせる。即ち、ハザードを点灯させたり、室内灯を点灯させたりする。このフラッシャ34は、車両に予め備えられたものであってもよいし、受信機能を持たせて付属品として後付けするものであってもよい。
【0066】
なお、セキュリティECU50は、本発明の警報制御手段に相当する。また、ボデーECU70は、本発明のドア施解錠制御手段に相当する。さらに、受信機31a、31bは本発明の受信手段に相当する。また、送受信機35は、本発明の送信手段及び受信手段に相当する。
【0067】
続いて、本実施形態の作動について説明する。なお、ガラス割れ検出装置1の作動は第三の実施形態と同じであるので、その説明は省略する。ここでは、セキュリティECU50の作動について、図11のフローチャートを用いて説明する。
【0068】
まず、最初のステップS500では、イグニッションスイッチ(IG)101がオフされているか否かが判断され、オフされていると判断された場合には(ステップS500:YES)、ステップS502にてドア施錠信号を受信したか否かが判断される。
【0069】
そして、ドア施錠信号を受信した場合には(ステップS502:YES)、セキュリティがセットされたと判断し、ステップS504ではドア解錠信号を受信したか否かが判断される。そして、ドア解錠信号を受信していない場合には(ステップS504:NO)、運転者によるセキュリティ解除の意思がないと判断し、ステップS506にてガラス割れ信号を受信したか否かが判断される。そして、ガラス割れ信号を受信した場合には(ステップS506:YES)、ステップS508にて警報指令信号を受信機31a、31bに送信し、サイレン33やフラッシャ34に警報を行わせる。
【0070】
以上のように本実施形態においても、第三の実施形態と同様の効果を有することとなる。また、セキュリティシステム30及びキーレスシステム60を独立させ、各々に通信機能を備えることにより、第三の実施形態よりセキュリティシステム30の搭載性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の実施形態の全体構成を示した全体構成図である。
【図2】第一の実施形態の作動を説明するためのフローチャートである。
【図3】抵抗体の窓ガラスへの配置を示した線図である。
【図4】第二の実施形態の全体構成を示した全体構成図である。
【図5】第二の実施形態の作動を説明するためのフローチャートである。
【図6】第三の実施形態の車両用セキュリティ装置の全体構成を示した全体構成図である。
【図7】第三の実施形態のガラス割れ検出装置の全体構成を示した全体構成図である。
【図8】第三の実施形態のガラス割れ検出装置の作動を説明するためのフローチャートである。
【図9】第三の実施形態の警報システムの作動を説明するためのフローチャートである。
【図10】第四の実施形態の車両用セキュリティ装置の全体構成を示した全体構成図である。
【図11】第四の実施形態の警報システムの作動を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 ガラス割れ検出装置
2 CPU
4、5 抵抗体
7 バッテリ
8、8a、8b、8c バッファ
10、200 車両用セキュリティ装置
21 送信機
30 警報システム
31、31a、31b 受信機
32 コントローラ
33 サイレン
34 フラッシャ
35 送受信機
50 セキュリティECU
70 ボデーECU
100 切り替えスイッチ
102 曇り取りスイッチ
Claims (10)
- 電源の電源電圧を分圧する複数の抵抗体と、
前記電源電圧の分圧値を検出する分圧検出手段と、
前記複数の抵抗体の内の少なくとも一つの抵抗体は、ガラスの表面若しくは内部に設置されているガラス割れ検出装置であって、
前記分圧検出手段にて検出される分圧値が変化した場合に、前記ガラスが割れたと判定するガラス割れ判定手段を備えたことを特徴とするガラス割れ検出装置と、
警報システムとを有し、
前記ガラス割れ検出装置は、所定の無線信号を送信する送信手段を備え、
前記警報システムは、前記所定の無線信号を受信する受信手段と、
警報手段と、
警報手段を制御する警報制御手段とを備えたセキュリティ装置であって、
前記送信手段は、前記ガラス割れ判定手段によりガラスが割れたと判定された場合に、ガラスが割れたことを示すガラス割れ信号を前記所定の無線信号として前記受信手段に送信し、
前記警報制御手段は、前記受信手段にて前記ガラス割れ信号を受信した場合に、前記警報手段に警報を行わせることを特徴とするセキュリティ装置を車両に搭載した車両用セキュリティ装置であって、
ドアの施解錠を指令するドア施解錠指令信号を、前記受信手段にて受信した場合に、前記車両のドアの施解錠を行うドア施解錠制御手段を有し、
該ドア施解錠制御手段は、前記警報制御手段を備えることを特徴とする車両用セキュリティ装置。 - 請求項1に記載の車両用セキュリティ装置において、
前記複数の抵抗体は、直列に接続された抵抗値の異なる二つの抵抗体であり、
該二つの抵抗体の内で、抵抗値の低い方の抵抗体が前記ガラスの表面若しくは内部に設置されており、また、抵抗値の高い方の抵抗体は、その一端が前記電源に接続されており、
前記ガラス割れ判定手段は、前記分圧検出により検出される分圧値が上昇した場合に、前記ガラスが割れたと判定することを特徴とする車両用セキュリティ装置。 - 請求項1又は2に記載の車両用セキュリティ装置において、
前記ガラスの表面若しくは内部に設置された抵抗体の一端は接地されていることを特徴とする車両用セキュリティ装置。 - 請求項1乃至3の何れかに記載の車両用セキュリティ装置において、
前記ガラスの表面若しくは内部に設置された抵抗体は、透明な導電体であることを特徴とする車両用セキュリティ装置。 - 請求項1乃至4の何れかに記載の車両用セキュリティ装置において、
前記ガラスの表面若しくは内部に設置された抵抗体に流れる電流の大きさを切り替える切り替え手段を備えたことを特徴とする車両用セキュリティ装置。 - 請求項5に記載の車両用セキュリティ装置において、
さらにガラスの曇り取りを行うための曇り取りスイッチを有しており、
前記切り替え手段は、前記曇り取りスイッチがオンされた場合には、前記ガラスの表面若しくは内部に設置された抵抗体に流れる電流を、前記曇り取りスイッチがオンされていない場合に流れる電流に比べて大きくなるように切り替えることを特徴とする車両用セキュリティ装置。 - 請求項6に記載の車両用セキュリティ装置において、
さらにイグニッションスイッチを有しており、
前記切り替え手段は、前記イグニッションスイッチがオンされた状況において、前記曇り取りスイッチがオンされた場合に、前記ガラスの表面若しくは内部に設置された抵抗体に流れる電流を、ガラス割れ判定をさせるための要求があった場合に流れる電流に比べて大きくなるように切り替えることを特徴とする車両用セキュリティ装置。 - 請求項6又は7に記載の車両用セキュリティ装置において、
前記切り替え手段は、前記曇り取りスイッチがオフされており、かつ前記ガラス割れ判定をさせるための要求がない場合には、前記ガラスの表面若しくは内部に設置された抵抗体に流れる電流を0に切り替えることを特徴とする車両用セキュリティ装置。 - 請求項5乃至8の何れかに記載の車両用セキュリティ装置において、
前記切り替え手段は、
前記ガラスの表面若しくは内部に設置された抵抗体と前記ガラスの表面若しくは内部に設置されていない抵抗体との間に設置された切り替えスイッチと、
該切り替えスイッチを、前記ガラスの表面若しくは内部に設置された抵抗体と前記電源とが、前記ガラスの表面若しくは内部に設置されていない抵抗体を介して連結させるように切り替えるか、若しくは前記ガラスの表面若しくは内部に設置されていない抵抗体を介さずに連結させるように切り替えるかを切り替え制御して、ガラスの表面若しくは内部に設置された抵抗体に流れる電流の大きさを切り替える切り替えスイッチ制御手段とを備えたことを特徴とする車両用セキュリティ装置。 - 請求項1に記載の車両用セキュリティ装置において、
前記ガラスの表面若しくは内部に設置された抵抗は、前記車両の車室内外から視認できないように設置されていることを特徴とする車両用セキュリティ装置。
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