JP4976199B2 - ガラス破損検知装置 - Google Patents
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この種のガラス破損検知装置として、例えば特許文献1に示されるように、ガラスに配設された抵抗体の断線有無を検知することにより、ガラスの破損有無を検知するものが提案されている。
上記構成によると、両共振回路部の電磁結合時において平面コイルパターンの中央部位は磁束密度が高くなるため、こうした部位にダンピング部を設けることにより、共振の鋭さ(Q)を効率的に抑制することができる。
銀ペーストにより構成された平面コイルパターンは、該平面コイルパターンを例えば線材コイルとした場合と異なり、ウインドウガラスの破損に伴い確実に断線する。特に、本発明の銀ペーストによる平面コイルパターンを請求項5又は請求項6に記載される自動車用のウインドウガラスと併せて適用することにより、確実にウインドウガラスの破損を検知することができる。
以下、本発明を車両用ウインドウガラスの破損有無を検知するガラス破損検知装置として具体化した第1実施形態を図1〜図5に基づき詳細に説明する。
(1)ウインドウガラス1の非破損状態にあっては両共振回路部5,7が電磁結合するものの、ウインドウガラス1の破損状態にあっては第1共振回路部5の平面コイルパターン2が断線するため、両共振回路部5,7が電磁結合しなくなる。両共振回路部5,7が電磁結合をしている状態としていない状態とでは、共振周波数fcにおける回路全体のインピーダンスZに大幅な変化を生じる。このため、制御部13は、こうしたインピーダンスZの変化に基づく検波電圧Vの変化を検知することにより、ウインドウガラス1の破損有無を検知することができる。しかも、制御部13側の回路と第1共振回路部5とをリード線を用いて接続する必要がないため、破損検知対象として車両用のウインドウガラス1のような可動ガラスにも容易に適用することができる。ガラス破損検知装置14の設置作業の容易化も図られる。
次に、本発明を具体化した第2実施形態を図6及び図7に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態においては第1実施形態と相違する点を主に述べ、共通する点については同一部材番号を付すのみとしてその説明を省略する。
(8)第1共振回路部5のコイル巻数を小面積で多く確保することができるとともに、第1コンデンサ機能部4の静電容量を小さくすることができる。このため、平面コイルパターン2の電極2bと導電性接続部材3の電極3bとの接続面積を小さくすることができ、ガラス面における第1共振回路部5の所要面積を小さくすることができる。
次に、本発明を具体化した第3実施形態を図8及び図9に基づいて説明する。
図8に示すように、前記導電性接続部材3は、第2共振回路部7が実装されたプリント配線板8において、平面コイルパターン2の各電極2bに電極3bが対向するように実装されている。そして、該プリント配線板8は、導電性接続部材3の各電極3bにおける平面コイルパターン2との対向面には図示しない誘電体が積層され、それら誘電体が平面コイルパターン2の各電極に摺接(接触)または近接するように、ドア6内に配設されている。
(9)導電性接続部材3は、第2共振回路部7と共にプリント配線板8に実装され、平面コイルパターン2とは別体で構成されるため、ウインドウガラス1のガラス面には平面コイルパターン2のみを形成するだけでよい。よって、ウインドウガラス1に対する部品実装点数を減らすことができ、ガラス面に導電性接続部材3を実装する場合に比べて製造工程の簡素化を図ることができる。
次に、本発明を具体化した第4実施形態を図10〜図13に基づいて説明する。
図10に示すように、ウインドウガラス1のガラス面には、第1実施形態と同様に平面コイルパターン2が形成され、コイル機能部2aが断線検知用配線パターンとして構成されている。導電性接続部材3は、前記第2実施形態と同様に、フレキシブルプリント基板21にプリント形成されている。この導電性接続部材3の接続部3aは平面コイル状に形成され、平面コイルパターン2のコイル機能部2aと対向配置される付加コイルパターンとなっている。
(10)第1コンデンサ機能部は、フレキシブルプリント基板上に積層形成されたシート状コンデンサ部25によって構成されているため、このシート状コンデンサ部25を切断加工することにより、第1コンデンサ機能部の静電容量を容易に調整可能となる。よって、第1共振回路部5の共振周波数の微調整を容易に行うことができる。
次に、本発明を具体化した第5実施形態を図14及び図15に基づいて説明する。
図14に示すように、ウインドウガラス1のガラス面には、第1実施形態と同様に平面コイルパターン2が形成され、該平面コイルパターン2の両端に導電性接続部材3が接続されることによって第1共振回路部5が形成されている。また、ガラス面における平面コイルパターン2のコイル機能部2aの中央部位には、該コイル機能部2aと非接続状態となる複数のダンピング部31が形成されている。本実施形態においてダンピング部31は四角形状をなし、平面コイルパターン2と共にガラス面に塗布・加熱されることによって固着されたペースト状の熱硬化性の導電性樹脂によって構成されている。
(11)両共振回路部5,7の電磁結合領域内にダンピング部が設けられているため、第1共振回路部5の共振の鋭さ(Q)が急峻になりすぎてしまうことが抑止される。よって、両共振回路部5,7の電磁結合を強固にすべく第1共振回路部5のコイル機能部2aの巻数を多くした場合においても、共振の鋭さ(Q)を制御することができる。また、ガラス面にダンピング部31をパターン形成することで該共振の鋭さ(Q)を抑制することができるため、例えば第1共振回路部5にチップ抵抗を付加したり、コイル機能部2aの断面積を小さくしたりするなどの措置を施す場合よりも、容易且つ確実に該共振の鋭さを抑制することができる。
次に、本発明を具体化した第6実施形態を図16及び図17に基づいて説明する。
図16に示すように、本実施形態のガラス破損検知装置14は、前記発振部11を周波数可変発振手段としての周波数可変発振部32に変更した点と、制御部13によってその周波数可変発振部32の発振周波数が制御される点で前記各実施形態と異なる。
したがって、本実施形態によれば、前記第1実施形態における上記(1)〜(7)に記載の効果に加えて、以下のような効果を得ることができる。
・ 前記各実施形態を任意に組み合わせてもよい。例えば、第6実施形態における周波数可変発振部32の構成及び制御部13による破損有無判断を第1〜第5実施形態に適用したり、第5実施形態におけるダンピング部31の構成を第1〜第4及び第6実施形態に適用したりしてもよい。
・ 第1共振回路部5の表面に、絶縁フィルムを被覆するなどの保護処理を施してもよい。
・ ガラス破損検知装置14は、必ずしも車両のウインドウガラス1の破損検知装置として適用される必要はなく、例えば住宅の窓ガラス等の破損検知装置として適用されてもよい。また、ガラス破損検知装置14は、必ずしも可動ガラスの破損検知装置として適用される必要はなく、固定ガラスの破損検知装置として適用されてもよい。
Claims (7)
- 破損検知対象となるガラス面に形成されて該ガラスの破損時に断線状態となる平面コイルパターンと、その平面コイルパターンに電気的に接続されて共振回路を構成する第1コンデンサ機能部とを備える第1共振回路部と、
前記平面コイルパターンと非接触状態で対向配置されて共振回路部と電磁結合するコイル部と、そのコイル部に電気的に接続されて共振回路を構成する第2コンデンサ機能部とを備える第2共振回路部と、
両共振回路部の電磁結合状態を監視し、該電磁結合状態に基づいてガラスの破損有無を検知する破損検知手段とを備えるとともに、
前記ガラス面における両共振回路部の電磁結合領域内に、該第1共振回路部と導通していない非接続状態となる導電性材料からなるダンピング部を設けたことを特徴とするガラス破損検知装置。 - 前記平面コイルパターンの中央部位に前記ダンピング部を設けたことを特徴とする請求項1に記載のガラス破損検知装置。
- 前記第1共振回路部または前記第2共振回路部に対する発振周波数を可変とした周波数可変発振手段を備え、
前記破損検知手段は、前記第2共振回路部の共振周波数を含む予め設定された範囲内で前記発振周波数を変化させるとともに、その変化に伴う共振回路部の電気的特性の変化に基づいて両共振回路部の電磁結合状態を監視し、該電磁結合状態に基づいてガラスの破損有無を検知することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のガラス破損検知装置。 - 請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載のガラス破損検知装置において、
前記平面コイルパターンと前記ダンピング部は、前記ガラス面に熱硬化性導電樹脂材料を固着することによって構成されているガラス破損検知装置。 - 請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載のガラス破損検知装置において、
前記破損検知対象は、自動車用のウインドウガラスであるガラス破損検知装置。 - 請求項5に記載のガラス破損検知装置において、
前記ウインドウガラスは、自動車のドアに対して開閉動作可能に設けられ、
前記平面コイルパターンは、前記ウインドウガラスにおいて、その開閉状態にかかわらず常にドアの内部に収容された状態となる部位に設けられるガラス破損検知装置。 - 請求項4〜請求項6のうちいずれか一項に記載のガラス破損検知装置において、
前記熱硬化性導電樹脂材料は、銀ペーストであるガラス破損検知装置。
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