JP5641152B2 - アンテナ装置および電子機器 - Google Patents

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    • H01Q7/06Loop antennas with a substantially uniform current distribution around the loop and having a directional radiation pattern in a plane perpendicular to the plane of the loop with core of ferromagnetic material

Description

この発明は、相手側機器と電磁界信号を介して通信するRFIDシステムや近距離無線通信システムに用いられるアンテナ装置及びそれを備えた電子機器に関するものである。
近年、利用が拡大しているRFIDシステムや近距離無線通信システム等、非接触通信を行うシステムにおいては、携帯電話等の携帯電子機器同士または携帯電子機器とリーダ・ライタとで通信を行うために、各々の機器に通信用のアンテナが搭載されている。
このような非接触通信用アンテナは、金属部材の裏面に実装された場合、金属部材により磁界が遮蔽されるため、金属部材に対してアンテナとは反対側にあるリーダ・ライタ等と通信を行うことができない。
一方、金属部材の裏面にアンテナコイルが配置され、金属部材に導体開口が設けられたアンテナ装置が特許文献1に開示されている。
図24(A)は特許文献1のアンテナ装置を備える電子機器の背面図である。電子機器の背面は通信相手側であるリーダ・ライタ側アンテナに向ける面である。図24(B)は前記背面側の下部筐体の内側の平面図である。
図24(A)に示すように、下部筐体1の外面には導体層22が形成されている。導体層22は例えばアルミニウム等の金属蒸着膜である。この導体層22には開口CAが形成されていて、さらにこの開口CAと外縁との間を連接するスリットSLが形成されている。図24(B)に示すように、下部筐体1の内面には前記開口CAに部分的に重なるようにアンテナコイルモジュール3が配置されている。
またその他の例として、アンテナコイルを通信端末の端部に配置し、通信端末の表裏どちらからでも通信可能にしたものが特許文献2に開示されている。
特許第4687832号公報 特許第4626413号公報
特許文献1に示されているアンテナ装置では、金属部材にスリットを設ける必要があるので、単純な形状の金属部材を備える場合に適用できない。また、構造材である金属部材を利用する場合に、開口と共にスリットを形成すると、そのアンテナ装置を備える電子機器の構造上の強度が損なわれる。また、放熱材である金属部材を利用する場合に、開口と共にスリットを形成すると、その放熱性が低下するおそれがある。
また、特許文献2に示されているアンテナ装置の構造では、コイルを電子機器内に配置するうえでの設計上の自由度が低いという問題がある。
そこで、この発明の目的は、金属部材の裏面にアンテナコイルを配置する構造で、金属部材に必要な開口を小さくし、且つ、金属部材を介して反対側にある通信相手と安定した通信を行えるようにしたアンテナ装置およびそれを備えた電子機器を提供することにある。
本発明のアンテナ装置は、
アンテナコイル、磁性体コアおよび金属部材を備えたアンテナ装置において、
前記アンテナコイルは巻回中心部をコイル開口部として、前記磁性体コアに沿うようにループ状または渦巻き状に巻回されていて、
前記磁性体コアは前記コイル開口部に挿通されていて、
前記金属部材は外周につながらない開口を備えていて、
前記アンテナコイルのうち前記磁性体コアより前記金属部材に近接する部分の一部または全部が前記金属部材の開口から露出していることを特徴とする。
本発明の電子機器は、前記アンテナ装置を備え、前記金属部材を筐体の一部として備えるものである。
本発明によれば、金属部材の開口から入る磁束がアンテナコイルと効果的に鎖交し、通信相手のアンテナ装置と強く結合するので、金属部材に形成する開口は、より小さくて済み、通信相手と安定した通信を行える。
図1(A)は第1の実施形態に係るアンテナ装置101の平面図、図1(B)は、図1(A)のX−X部分の断面図である。 図2(A)はアンテナコイル31が形成されたフレキシブル基材33および磁性体コア39の平面図、図2(B)はフレキシブル基材33に磁性体コア39を組み合わせた状態の平面図である。 図3(A),図3(B)は、第1の実施形態のアンテナ装置101に対する比較対象である二つのアンテナ装置のモデルである。図3(C)は第1の実施形態のアンテナ装置101の特性をシミュレーションで求めるためのモデルである。 図4は図3(A),図3(B),図3(C)に示した各アンテナ装置の結合係数を示す図である。 図5(A)は第2の実施形態に係るアンテナ装置102の平面図、図5(B)は、図5(A)のX−X部分の断面図である。 図6は第2の実施形態のアンテナ装置102の特性をシミュレーションで求めるためのモデルである。 図7は、図6に示したモデルにおいて、表面側コイル導体31Aの外縁までの距離Lを変化させたときの、結合係数の変化を示す図である。 図8(A)は第3の実施形態に係るアンテナ装置103Xの平面図、図8(B)は、図8(A)のX−X部分の断面図である。 図9(A)は第3の実施形態に係る別のアンテナ装置103Yの平面図、図9(B)は、図9(A)のX−X部分の断面図である。 図10(A)は第3の実施形態のアンテナ装置に対する比較例としてのアンテナ装置のモデルであり、図10(B)、図10(C)は第3の実施形態のアンテナ装置の特性をシミュレーションで求めるためのモデルである。 図11は、図10(A)、図10(B)、図10(C)に示した各モデルの結合係数を示す図である。 図12(A)は第4の実施形態に係るアンテナ装置104の平面図、図12(B)は、図12(A)のX−X部分の断面図である。 図13(A)は、第4の実施形態のアンテナ装置に対する比較例としてのアンテナ装置のモデルであり、図13(B)、図13(C)は第4の実施形態のアンテナ装置の特性をシミュレーションで求めるためのモデルである。 図14は、図13(A)、図13(B)、図13(C)に示した各モデルの結合係数を示す図である。 図15(A)は第5の実施形態に係るアンテナ装置105の平面図、図15(B)は、図15(A)のX−X部分の断面図である。 図16(A)は第6の実施形態のアンテナ装置106の平面図、図16(B)は、図16(A)のX−X部分の断面図である。 図17は第7の実施形態のアンテナ装置107の平面図である。 図18は第8の実施形態のアンテナ装置108Aの平面図である。 図19は第8の実施形態の別のアンテナ装置108Bの平面図である。 図20は第9の実施形態の電子機器に設けたアンテナ装置部分の断面図である。 図21は第9の実施形態の別の電子機器に設けたアンテナ装置部分の断面図である。 図22は第10の実施形態の電子機器に設けたアンテナ装置部分の断面図である。 図23は第11の実施形態の電子機器に設けたアンテナ装置部分の断面図である。 図24(A)は特許文献1のアンテナ装置を備える電子機器の背面図である。図24(B)はその電子機器の背面側の下部筐体の内側の平面図である。
《第1の実施形態》
第1の実施形態に係るアンテナ装置101について図1〜図4を参照して説明する。
図1(A)は第1の実施形態に係るアンテナ装置101の平面図、図1(B)は、図1(A)のX−X部分の断面図である。但し、図1(A),図1(B)では主要部の構成のみを表している。
図2(A)はアンテナコイル31が形成されたフレキシブル基材33および磁性体コア39の平面図、図2(B)はフレキシブル基材33に磁性体コア39を組み合わせた状態での平面図である。
このアンテナ装置101は、アンテナコイル31、磁性体コア39および金属部材2を備えている。アンテナコイル31はフレキシブル基材33に形成されている。このアンテナコイル31は、巻回中心部をコイル開口部として、磁性体コア39に沿うようにループ状または渦巻き状に巻回されていて、両端は接続部32として取り出されている。
図2(A)に表れているように、フレキシブル基材33にはコイル開口部内にスリット状開口部34が形成されている。磁性体コア39はスリット状開口部34に挿通される。
図1(A)、図1(B)に表れているように、金属部材2には矩形の開口CAが形成されていて、アンテナコイル31は金属部材2の開口CAから露出している。この例では、アンテナコイル31の主要部の全体が開口CAから見えるように、アンテナコイル31は金属部材2の開口CAに近接配置されている。また、磁性体コア39の外形は金属部材2の開口CAの内周に沿っている。
前記フレキシブル基材33は例えばポリイミドフィルムであり、アンテナコイル31は例えば銅箔をパターン化したものである。磁性体コア39は例えばシート状に成形されたフェライトである。また、前記金属部材2は例えばアルミニウム板であり、電子機器の筐体の一部や放熱用のフレームなどである。
アンテナコイル31は、磁性体コア39より金属部材2の開口CAに近接する表面側コイル導体31Aと、磁性体コア39に対し金属部材2の開口CAの反対側に位置する裏面側コイル導体31Bとを備えている。そして、表面側コイル導体31Aと裏面側コイル導体31Bとは、平面視で互いが重ならないように巻回されている。
図1(B)において、破線の矢印φa,φiは通信相手であるリーダ・ライタのアンテナから出る磁束を表している。表面側コイル導体31Aは磁性体コア39より開口CA側にあるので、この表面側コイル導体31Aに対して磁束φaが鎖交する。一方、裏面側コイル導体31Bは磁性体コア39の裏面側にあるので、この裏面側コイル導体31Bに対して磁束φiは鎖交しない。したがって、磁束φa,φi双方の結合で相殺されることなく、アンテナコイル31は通信相手であるリーダ・ライタのアンテナと磁界結合する。
前記アンテナコイル31の接続部32には、例えば電子機器内の回路基板から突設された接続用ピンを当接させるなどの方法により電気的に接続される。
回路基板側には前記接続部32に対して並列接続されるキャパシタが備えられている。そして、アンテナコイル31および磁性体コア39によって定まるインダクタンスと前記キャパシタのキャパシタンスとによって共振周波数が定められる。例えば中心周波数13.56MHzのHF帯を利用する場合には、前記共振周波数を13.56MHzに定める。但し、アンテナコイル31および磁性体コア39が金属部材2に近接しない状態での共振周波数を予め利用周波数帯域の中心周波数より低く設定しておく。アンテナコイル31を金属部材2に近接させると、アンテナコイル31のインダクタンス値が小さくなるので、アンテナ装置101の共振周波数が上昇する。そのため、アンテナ装置101を電子機器内に組み込んだ状態で、そのアンテナ装置101の共振周波数が利用周波数帯域の中心周波数とほぼ一致するように設計すればよい。
図3(C)は第1の実施形態のアンテナ装置101の特性をシミュレーションで求めるためのモデルである。但し、各部の寸法比率は図1、図2に示した例とは異なる。図3(A),図3(B)は比較対象である二つのアンテナ装置のモデルである。図3(B)は平面状かつ渦巻き状のアンテナコイルを形成したフレキシブル基材の裏面に磁性体コアを配置したものである。図3(A)は、図3(B)に示したタイプのアンテナコイルおよび磁性体コアを備え、且つ金属部材2に開口CAを形成していないものである。
前記モデルの各部の寸法は次のとおりである。
開口CAのサイズ:25.9mm×20.1mm
アンテナコイルの形成領域の幅:2.9mm
アンテナコイルの巻き数:6ターン
アンテナコイルの導体パターンのピッチ:
0.5mm(ライン幅0.4mm、ライン間隔0.1mm)
アンテナコイルの外形サイズ:25.5mm×19.7mm
磁性体コアの外形サイズ:25.5mm×19.7mm
アンテナコイルと金属部材との厚み方向の間隔:0.1mm
図4は図3(A),図3(B),図3(C)に示した各アンテナ装置の結合係数を示す図である。図4中の“A”は図3(A)に示したアンテナ装置の結合係数、“B”は図3(B)に示したアンテナ装置の結合係数、“C”は図3(C)に示した本発明の第1の実施形態に係るアンテナ装置の結合係数である。通信相手のアンテナ装置は、直径70mm、コイルの巻き数4ターン、コイルのライン幅1.5mm、ライン間隔0.3mmのアンテナコイルで構成され、金属部材2の垂直方向に2.5mm離れ、かつ金属部材2と通信相手のアンテナ装置のアンテナコイルが平行になるようにされた位置からの結合係数の最大値を求めた。
金属部材2に開口CAが形成されていなければ、図4中の“A”で示すとおり、全く結合しない。図3(B)に示した比較対象のアンテナ装置では、渦巻き状のアンテナコイルの全体が磁性体コアの表面に配置されているので、金属部材2に開口CAが形成されていても、アンテナコイルの各部で磁束が鎖交するので、結合が相殺される。すなわち、図1(B)の磁束φa,φiに相当する磁束が、ともにアンテナコイルに鎖交するので、結合が相殺される。そのため、図4中で“B”に示すように高い結合係数は得られない。これに対し、本発明の第1の実施形態に係るアンテナ装置によれば、図4中で“C”に示すように、図3(B)に示した比較対象のアンテナ装置より高い結合係数が得られる。
《第2の実施形態》
第2の実施形態に係るアンテナ装置102について図5〜図7を参照して説明する。
図5(A)は第2の実施形態に係るアンテナ装置102の平面図、図5(B)は、図5(A)のX−X部分の断面図である。但し、図5(A),図5(B)では主要部の構成のみを表している。
このアンテナ装置102は、アンテナコイル31、磁性体コア39および金属部材2を備えている。アンテナコイル31はフレキシブル基材33に形成されている。このアンテナコイル31は、巻回中心部をコイル開口部とするループ状または渦巻き状に巻回されている。
アンテナコイル31、磁性体コア39および金属部材2の構成は第1の実施形態で示したものと同じである。異なるのは、金属部材2の開口CAに対するアンテナコイル31および磁性体コア39の位置である。第2の実施形態では、アンテナコイル31のうち表面側コイル導体31Aが開口CAの中央に近づく方向に、アンテナコイル31および磁性体コア39の全体が偏位(移動)している。すなわち、金属部材2の開口CAの縁から表面側コイル導体31Aの外縁までの距離Lがある程度大きな値となっている。また、アンテナコイル31のうち裏面側コイル導体31Bは平面視で、開口CAからはみ出ている。すなわち、裏面側コイル導体31Bは金属部材2で平面視で隠れている。
図6は第2の実施形態のアンテナ装置102の特性をシミュレーションで求めるためのモデルである。但し、各部の寸法比率は図5に示した例とは異なる。
図7は、図6に示したモデルにおいて、表面側コイル導体31Aの外縁までの距離Lを変化させたときの、結合係数の変化を示す図である。結合係数を求める条件は第1の実施形態の場合と同じである。図7において、A〜Iと前記距離Lとの関係は次のとおりである。
A:L=0mm
B:L=1mm
C:L=2mm
D:L=3mm
E:L=4mm
F:L=5mm
G:L=6mm
H:L=7mm
I:L=8mm
ここで、L=7mmの状態は、表面側コイル導体31Aの内縁が開口CAの中央に位置する状態である。また、L=8mmの状態は、表面側コイル導体31Aが開口CAの中央に位置する状態である。
図7から明らかなように、表面側コイル導体31Aが金属部材2の開口CAの中央に近づくほど、結合係数が高まる。しかし、表面側コイル導体31Aの内縁が開口CAの中央を超えると(図7中のIの状態)、結合係数は低下傾向となる。これは表面側コイル導体31が金属部材2から離れるほど、金属部材2に磁束φaが衝突することによって磁束φaが表面側コイル導体31Aと鎖交するのを阻害する影響が少なくなるからである。このことから、表面側コイル導体31Aに対する磁束の鎖交が通信相手のアンテナとの結合に有効であること、および表面側コイル導体31Aが開口CAの中央に配置することで、金属部材2の存在による影響を抑え、高い結合係数が得られることが分かる。
《第3の実施形態》
第3の実施形態に係るアンテナ装置について図8〜図11を参照して説明する。
図8(A)は第3の実施形態に係るアンテナ装置103Xの平面図、図8(B)は、図8(A)のX−X部分の断面図である。図9(A)は第3の実施形態に係る別のアンテナ装置103Yの平面図、図9(B)は、図9(A)のX−X部分の断面図である。
図8(A)、図8(B)に示すアンテナ装置103Xと図5に示したアンテナ装置102と異なるのは、磁性体コア39の形状である。第3の実施形態では、アンテナコイルのうち磁性体コア39より金属部材2に近接する部分(表面側コイル導体31A)の外縁から金属部材2の開口CAの内縁までの領域にも磁性体コア39が延在している。
図9(A)、図9(B)に示すアンテナ装置103Yは、平面視で、金属部材2の開口CAの内部にアンテナコイル31および磁性体コア39が収まるように、アンテナコイル31および磁性体コア39を形成したものである。
図10(B)、図10(C)は第3の実施形態のアンテナ装置の特性をシミュレーションで求めるためのモデルである。但し、各部の寸法比率は図5に示した例とは異なる。図10(A)は比較例としてのアンテナ装置のモデルであり、第2の実施形態で図6に示したアンテナ装置である。図10(B)は図8に示したアンテナ装置のモデルであり、図10(A)に示すモデルにおいて磁性体コア39を前述のとおり延出したものである。図10(C)は図9に示したアンテナ装置のモデルである。
図11は、図10(A)、図10(B)、図10(C)に示した各モデルの結合係数を示す図である。結合係数を求める条件は第1の実施形態の場合と同じである。
図11中の“A”と“B”を比較すれば明らかなように、金属部材2の開口CAの内縁までの領域にも磁性体コア39が延在することにより、結合係数はさらに向上する。また、図11中の“B”と“C”を比較すれば明らかなように、開口CA内に裏面側コイル導体31Bが露出すると、結合係数は若干低下するが、図10(A)に示したタイプに比べて高い結合係数が得られることが分かる。
《第4の実施形態》
第4の実施形態に係るアンテナ装置について図12〜図14を参照して説明する。
図12(A)は第4の実施形態に係るアンテナ装置104の平面図、図12(B)は、図12(A)のX−X部分の断面図である。
図12(A)、図12(B)に示すアンテナ装置104と図9に示したアンテナ装置103Yと異なるのは、アンテナコイル31および磁性体コア39の寸法である。図9に示したアンテナ装置103Yでは、アンテナコイル31の全体が金属部材2の開口CAの内部に露出していていたが、図12に示すアンテナ装置104は、アンテナコイル31のうち、磁性体コア39の挿通方向(軸方向)に対して平行な導体部分31Sが開口CAの外側に位置している。
図13(B)、図13(C)は第4の実施形態のアンテナ装置の特性をシミュレーションで求めるためのモデルである。図13(A)は、比較例としてのアンテナ装置のモデルであり、図10(C)に示したアンテナ装置と同じである。図13(B)は図12に示したアンテナ装置104のモデルである。図13(C)は図13(B)に示したアンテナ装置において、磁性体コア39のうち開口CAの縁より外側にはみ出す部分を無くしたアンテナ装置のモデルである。ここで、各部の寸法は次のとおりである。
図13(B)(C)のモデルの外形サイズ:31.5mm×11.3mm
図13(B)のモデルの磁性体コア39の外形サイズ:31.5mm×19.7mm
図13(C)のモデルの磁性体コア39の外形サイズ::25.3mm×19.7mm
図14は、図13(A)、図13(B)、図13(C)に示した各モデルの結合係数を示す図である。結合係数を求める条件は第1の実施形態の場合と同じである。
図14中の“A”と“B”を比較すれば明らかなように、磁性体コア39の挿通方向(軸方向)に対して平行な導体部分31Sが金属部材2で隠れることにより、結合係数はさらに向上する。また、図14中の“B”と“C”を比較すれば明らかなように、磁性体コア39のうち開口CAの縁より外側にはみ出す部分を無くしても、結合係数には殆ど影響が無いことが分かる。
《第5の実施形態》
第5の実施形態では金属部材2の両面方向に利得を有するアンテナ装置について示す。図15(A)は第5の実施形態に係るアンテナ装置105の平面図、図15(B)は、図15(A)のX−X部分の断面図である。基本的な構成は図9に示したアンテナ装置103Yと同じである。第5の実施形態は、アンテナコイル31および磁性体コア39の、金属部材2とは反対側の面に金属部材2とは別の金属部材(プリント基板なども含む)が設けられていないことを明示的するものである。
図15(B)において、破線の矢印φas,φisは通信相手であるリーダ・ライタのアンテナから出る磁束のうち開口CAから入る磁束を表している。また、破線の矢印φab,φibは通信相手であるリーダ・ライタのアンテナから出る磁束のうち裏面側から入る磁束を表している。
表面側コイル導体31Aは磁性体コア39より開口CA側にあるので、この表面側コイル導体31Aに対して磁束φasが鎖交する。一方、裏面側コイル導体31Bは磁性体コア39の裏面側にあるので、この裏面側コイル導体31Bに対して磁束φisは鎖交しない。したがって、アンテナコイル31は開口CAから入る磁束で、通信相手であるリーダ・ライタのアンテナと磁界結合する。
また、裏面側コイル導体31Bはアンテナコイルの裏面側からみて磁性体コア39の裏面側にあるので、この裏面側コイル導体31Bに対しては、裏面側から入る磁束φabが鎖交する。一方、表面側コイル導体31Aはアンテナコイルの裏面側からみて磁性体コア39の裏面側にあるので、この表面側コイル導体31Aに対して磁束φibは鎖交しない。したがって、アンテナコイル31は裏面側から入る磁束で、通信相手であるリーダ・ライタのアンテナと磁界結合する。
このように、アンテナコイル31および磁性体コア39の、金属部材2とは反対側の面に金属部材2とは別の金属部材(プリント基板なども含む)が設けられていないことにより、アンテナコイルの両面のいずれから入る磁束とも結合する。したがって、アンテナ装置105では、アンテナ装置105の両面から通信相手であるリーダ・ライタと通信することができる。
《第6の実施形態》
図16(A)は第6の実施形態のアンテナ装置106の平面図、図16(B)は、図16(A)のX−X部分の断面図である。以上の各実施形態で示したアンテナ装置と異なり、アンテナ装置106が備える金属部材2の開口CAは非矩形である。この例では開口CAは楕円形である。開口CAは磁束が透過する窓であればよいので、このように非矩形であってもよい。
《第7の実施形態》
図17は第7の実施形態のアンテナ装置107の平面図である。以上の各実施形態で示したアンテナ装置と異なり、アンテナ装置107が備える磁性体コア39は開口部MAを備えている。この構造は、電子機器の筐体内にカメラモジュール(図示せず)を内蔵し、金属部材2の開口CAからカメラモジュールのレンズを露出させる場合に有効である。すなわち、磁性体コア39の開口部MAをカメラモジュールの撮像用の窓として、またはカメラモジュールのレンズを挿入する筒として利用できる。
《第8の実施形態》
図18は第8の実施形態のアンテナ装置108Aの平面図である。以上の各実施形態で示したアンテナ装置と異なり、アンテナ装置108Aが備えるアンテナコイル31は、金属部材2の開口CAは開口面内を平面方向に直交する2つの軸(X軸とY軸)を有し、アンテナコイル31の巻回中心を開口CAの中心から2つの軸(X軸とY軸)のいずれの方向へも偏位させている。アンテナ装置108Aは、磁性体コア39の挿通方向(軸方向)に対して平行な導体部分の片方31ASと対向関係にある導体部分、および磁性体コア39の挿通方向(軸方向)に対して垂直な導体部分の片方31AAと対向関係になる導体部分が金属部材2に平面視で隠れている。
そのため、アンテナコイル31のうち、導体部分31AAと、導体部分31ASのいずれも磁束有効鎖交部として作用する。その結果、アンテナの指向方向がX軸から傾き、図18中に矢印で示す方向を指向することになる。このようにして、アンテナコイル31の偏位方向によって指向性を制御することもできる。
図19は第8の実施形態の別のアンテナ装置108Bの平面図である。以上の各実施形態で示したアンテナ装置と異なり、アンテナ装置108Bが備えるアンテナコイル31は、金属部材2の開口CAに対して垂直方向に視て(平面視で)、開口CAの内部に湾曲部31Cを備えている。この湾曲部31Cは開口CAのいずれの辺にも平行でない。
アンテナコイル31は磁束有効鎖交部を備えていればよいので、このようにアンテナコイル31は、その一部または全部が湾曲部で構成されていてもよい。
《第9の実施形態》
第9の実施形態では、電子機器に備えるアンテナ装置の取り付け構造および電子機器の構成について示す。
図20、図21は電子機器に設けたアンテナ装置部分の断面図である。図20の例では、磁性体コア39の外周部を金属部材2の開口CAの外周部に粘着材(例えば両面テープ)41を介して貼付している。図21の例では、アンテナコイルを形成したフレキシブル基材33および磁性体コア39で構成されるアンテナモジュールを粘着材(例えば両面テープ)41で樹脂シート材42に貼付し、その樹脂シート材42を金属部材2の開口CAの周囲に貼付している。
このようにして、金属部材2を含む各構成部材を一体化してもよい。
《第10の実施形態》
第10の実施形態では、金属部材2とは一体化しないアンテナ装置の取り付け構造および電子機器の構成について示す。
図22は電子機器に設けたアンテナ装置部分の断面図である。この例では、アンテナコイルを形成したフレキシブル基材33および磁性体コア39で構成されるアンテナ本体を金属部材2とは別の金属部材であるプリント配線板43に搭載している。金属部材2は電子機器の筐体の一部であり、この筐体内にプリント配線板43を収めることで、前記アンテナ本体が開口CAに対向する。
このように、金属部材2とアンテナ本体とは別体に設けてもよい。
なお、アンテナ本体が搭載されるのはプリント配線板に限らない。例えばプリント配線板上に配置された支持台上などに配置しても構わない。
《第11の実施形態》
第11の実施形態では、アンテナコイル31に対する特殊な給電構造および電子機器の構成について示す。
図23は電子機器に設けたアンテナ装置部分の断面図である。図23において、プリント配線板43には磁性体コア13および励振コイル12による給電モジュールが搭載されている。励振コイル12は図23の左右方向を巻回軸とする方向に、磁性体コア13に巻回されている。この給電モジュールの磁性体コア13はアンテナコイル31の裏面側コイル導体31Bに近接していて、互いに電磁界結合(主に磁界結合)する。
アンテナコイル31は、これまでに示したアンテナ装置のアンテナコイルと基本的には同様の構成であるが、接続部32は無く、閉ループが構成されている。そして、このアンテナコイル31でLC並列共振回路が構成されている。このLC並列共振回路のキャパシタンス成分はアンテナコイルの導体パターン間に生じる容量である。また、アンテナコイル31とともに、必要に応じて、容量形成用の電極を設けてもよい。
《他の実施形態》
本発明に係る金属部材(金属部材2)は金属板に限らず、例えば筐体の外面の一部を意匠上メタリックにするような場合に、筐体の外面に蒸着などによって金属膜が形成されるが、その金属膜を前記金属部材として兼用してもよい。
なお、アンテナコイル31の巻回数(ターン数)は外形サイズと必要なインダクタンスによって定めればよい。ワンターンであれば単にループ状のコイル導体となる。
CA…開口
MA…磁性体コアの開口部
2…金属部材
12…励振コイル
13…磁性体コア
31…アンテナコイル
31A…表面側コイル導体
31B…裏面側コイル導体
31C…湾曲部
31AA…磁性体コア挿通方向に対して垂直な導体部分の片方
31AS…磁性体コア挿通方向に対して平行な導体部分の片方
31S…磁性体コア挿通方向に対して平行な導体部分
32…接続部
33…フレキシブル基材
34…スリット状開口部
39…磁性体コア
42…樹脂シート材
43…プリント配線板
101,102…アンテナ装置
103X,103Y…アンテナ装置
104〜107…アンテナ装置
108A,108B…アンテナ装置

Claims (9)

  1. アンテナコイル、磁性体コアおよび金属部材を備えたアンテナ装置において、
    前記アンテナコイルは巻回中心部をコイル開口部として、前記磁性体コアに沿うようにループ状または渦巻き状に巻回されていて、
    前記磁性体コアは前記コイル開口部に挿通されていて、
    前記金属部材は外周につながらない開口を備えていて、
    前記アンテナコイルのうち前記磁性体コアより前記金属部材に近接する部分が前記金属部材の開口の中央に近づく方向に、前記アンテナコイルの巻回中心は前記開口の中心より偏位しており、
    前記アンテナコイルのうち前記磁性体コアより前記金属部材に近接する部分の一部または全部が前記金属部材の開口から露出していることを特徴とするアンテナ装置。
  2. アンテナコイル、磁性体コアおよび金属部材を備えたアンテナ装置において、
    前記アンテナコイルは巻回中心部をコイル開口部として、前記磁性体コアに沿うようにループ状または渦巻き状に巻回されていて、
    前記磁性体コアは前記コイル開口部に挿通されていて、
    前記金属部材は外周につながらない開口を備えていて、
    前記アンテナコイルは、磁性体コアより金属部材の開口に近接する表面側コイル導体と、磁性体コアに対し金属部材の開口の反対側に位置する裏面側コイル導体とを備え、
    前記表面側コイル導体は一部または全部が前記金属部材の開口から露出しており、
    平面視したとき前記裏面側コイル導体は前記金属部材と重なっていることを特徴とするアンテナ装置。
  3. 前記磁性体コアの外形は前記金属部材の開口に沿っている、請求項またはに記載のアンテナ装置。
  4. アンテナコイル、磁性体コアおよび金属部材を備えたアンテナ装置において、
    前記アンテナコイルは巻回中心部をコイル開口部として、前記磁性体コアに沿うようにループ状または渦巻き状に巻回されていて、
    前記磁性体コアは前記コイル開口部に挿通されていて、
    前記金属部材は外周につながらない開口を備えていて、
    前記アンテナコイルのうち前記磁性体コアより前記金属部材に近接する部分の一部または全部が前記金属部材の開口から露出しており、
    前記金属部材の開口に対して垂直方向に視て、前記磁性体コアは、前記アンテナコイルのうち前記磁性体コアより前記金属部材に近接する部分の外縁から前記金属部材の開口の内縁までの領域にも延在していることを特徴とするアンテナ装置。
  5. アンテナコイル、磁性体コアおよび金属部材を備えたアンテナ装置において、
    前記アンテナコイルは巻回中心部をコイル開口部として、前記磁性体コアに沿うようにループ状または渦巻き状に巻回されていて、
    前記磁性体コアは前記コイル開口部に挿通されていて、
    前記金属部材は外周につながらない開口を備えていて、
    前記アンテナコイルのうち前記磁性体コアより前記金属部材に近接する部分の一部または全部が前記金属部材の開口から露出しており、
    前記アンテナコイルのうち前記磁性体コアの挿通方向に対して平行な導体部分が前記開口の外側に位置していることを特徴とするアンテナ装置。
  6. アンテナコイル、磁性体コアおよび金属部材を備えたアンテナ装置において、
    前記アンテナコイルは巻回中心部をコイル開口部として、前記磁性体コアに沿うようにループ状または渦巻き状に巻回されていて、
    前記磁性体コアは前記コイル開口部に挿通されていて、
    前記金属部材は外周につながらない開口を備えていて、
    前記アンテナコイルのうち前記磁性体コアより前記金属部材に近接する部分の一部または全部が前記金属部材の開口から露出しており、
    前記アンテナコイルおよび前記磁性体コアの、前記金属部材とは反対側の面に前記金属部材とは別の金属部材が設けられていないことを特徴とするアンテナ装置。
  7. アンテナコイル、磁性体コアおよび金属部材を備えたアンテナ装置において、
    前記アンテナコイルは巻回中心部をコイル開口部として、前記磁性体コアに沿うようにループ状または渦巻き状に巻回されていて、
    前記磁性体コアは前記コイル開口部に挿通されていて、
    前記金属部材は外周につながらない開口を備えていて、
    前記アンテナコイルのうち前記磁性体コアより前記金属部材に近接する部分の一部または全部が前記金属部材の開口から露出しており、
    前記金属部材の開口に対して垂直方向に視た前記コイル開口部内で、前記磁性体コアに孔が形成されていることを特徴とするアンテナ装置。
  8. アンテナコイル、磁性体コアおよび金属部材を備えたアンテナ装置において、
    前記アンテナコイルは巻回中心部をコイル開口部として、前記磁性体コアに沿うようにループ状または渦巻き状に巻回されていて、
    前記磁性体コアは前記コイル開口部に挿通されていて、
    前記金属部材は外周につながらない開口を備えていて、
    前記アンテナコイルのうち前記磁性体コアより前記金属部材に近接する部分の一部または全部が前記金属部材の開口から露出しており、
    前記アンテナコイルのうち、前記金属部材の開口に対して垂直方向に視て、前記開口と重なる位置に湾曲部を備えていることを特徴とするアンテナ装置。
  9. アンテナコイル、磁性体コアおよび金属部材を備えたアンテナ装置において、
    前記アンテナコイルは巻回中心部をコイル開口部として、前記磁性体コアに沿うようにループ状または渦巻き状に巻回されていて、
    前記磁性体コアは前記コイル開口部に挿通されていて、
    前記金属部材は外周につながらない開口を備えていて、
    前記アンテナコイルのうち前記磁性体コアより前記金属部材に近接する部分の一部または全部が前記金属部材の開口から露出しており、
    前記金属部材の開口は開口面を平面方向に直交する2つの軸を有し、前記アンテナコイルの巻回中心を前記開口の中心から前記2つの軸のいずれの方向へも偏位させていることを特徴とするアンテナ装置。
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