JP3920648B2 - 天窓における採光板取付構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は建物の屋根に取り付けられる天窓、特に、大面積の開口部を有する窓枠を複数枚の網入り強化ガラス板などの採光板によって閉塞してなる天窓において、上記採光板の取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、建物の屋内への採光性を向上させるために屋根などに設けられた採光用天窓としては、屋外から屋内に連通する開口部に窓枠を設置し、該開口部を採光板によって閉塞してなる構造のものが採用されているが、開口部が大面積の窓枠の場合には、1枚の採光板によって閉塞することが強度的にも作業的にも困難であり、このため、窓枠の開口部を数本の採光板受け材によって分割し、各分割開口部に採光板を張設することが行われている。
【0003】
この場合、例えば、長尺の前後窓枠部材と短尺の左右窓枠部材とで形成された横長長方形状の窓枠の開口部を長さ方向に複数分割するには、短尺の窓枠部材の長さに略等しい長さを有し且つ上面両側部を採光板の端部受止面に形成している棒状の受け材を採用し、この採光板受け材を窓枠の長さ方向に一定間隔毎に配設してその前後両端面を前後窓枠部材の対向面に接合させた状態で端部を左右一対の取付金具によって窓枠部材に固着している。
【0004】
具体的には上記取付金具として、図7に示すように、採光板受け材Aの端部側面に固定する板片c1と窓枠部材Bの垂直な壁面に固定する板片c2とを互いに直角に連設してなる平面L字状の取付金具Cを使用し、採光板受け材Aを前後窓枠部材B、B間の所定箇所に配してその長さ方向の前後端面を窓枠部材Bの内端面に当接させ且つこの採光板受け材Aにおける採光板Dの上記端部受止面aを窓枠部材Bの内端部に全長に亘って形成している採光板受止段部bに直角に連続した状態となるように配し、採光板受け材Aの端部両側面に一対の取付金具Cの板片c1、c1を当接させてこれらの取付金具Cの板片c1、c1をボルトE1によって採光板受け材Aの端部両側面に固着すると共に、該板片c1に対して直角に屈折した他方の板片c2をボルトE2によって窓枠部材Bの上記垂直な壁面に固定し、前後窓枠部材B、Bの採光板受止段部b、bと隣接する採光板受け材Aの受止面a、a、又は前後窓枠部材B、Bの採光板受止段部b、b及び短尺の窓枠部材(図示せず)の受止段部とこの窓枠部材に隣接する採光板受け材Aの受止面aとによって形成された平面矩形状の受止面に採光板Dの四方端部における下面を受止させた構造としている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような採光板取付構造では、窓枠部材Bに対する採光板受け材Aの取付けは、一対の平面L字状取付金具C、Cを用いてこれらの取付金具C、Cの互いに平行な板片c1、c1により採光板受け材Aの端部両側面を挟持させた状態にしてボルトE1により固着すると共に、該板片c1に対して直角に屈折した他方の板片c2をボルトE2によって窓枠部材Bの上記垂直な壁面に固着した構造としているため、取付金具Cの一方の板片c1をボルトE1によって採光板受け材Aの端部に固着する作業と、取付金具Cの一方の板片c2をボルトE2によって窓枠部材Bの垂直な壁面に固着する作業とを必要として施工に多大な手間と労力を要するという問題点がある。
【0006】
さらに、採光板受け材Aが上下、左右方向に位置ズレした状態で施工される場合が発生し、そのため採光板受け面aと窓枠部材の採光板受止段部bにおける受止面との間に段差が生じて採光板Dを正確に張設することができなくなる場合が生じる等の問題点があった。
【0007】
本発明は上記のような問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、窓枠部材に対する採光板受け材を正確な位置に簡単且つ容易に配設することができると共に採光板を精度よく張設することができ、施工作業も能率良く行える天窓における採光板取付構造を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、天窓における採光板取付構造は、請求項1に記載したように、前後窓枠部材と左右窓枠部材とによって四方内面に採光板の端部受止面を有する開口部を設けた窓枠を形成し、この窓枠の上記開口部を採光板受け部材によって複数に分割すると共に各分割開口部に採光板を張設してなる天窓において、窓枠部材における採光板受け部材の取付位置に採光板受け部材の端部を受止する突部を備えた取付金具を固着してあり、この突部に、採光板受け部材に形成している下向きに開口した嵌合凹条部の端部を上方から嵌め込むことによって支持させると共に採光板受け部材の上面両側部に形成している採光板端部受け面を窓枠部材における上記採光板の端部受け面に互いに直角にして且つ面一状に連続させた構造としている。
【0009】
さらに、上記天窓における採光板取付構造において、上記窓枠部材の内面に形成している採光板端部受け面の内端から下方に向かって垂下片を一体に設けてこの垂下片に採光板受け部材の端部を支持する突部を有する上記取付金具を固定している一方、採光板受け部材は上面両側部に採光板の端部受け面を形成した帯板形状の水平板部を備えていると共に、この水平板部の下面両側部に下方に向かって側壁片を垂設してなり、この両側壁片と上記水平板部の中央部下面とによって囲まれた空間部を下向き嵌合凹条部に形成して該嵌合凹条部の端部を上記取付金具の突部に上方から被嵌、支持させることにより、採光板受け部材の上記採光板端部受け面を上記窓枠における採光板端部受け面に互いに直角にして且つ面一状に連続させた構造としている。
【0010】
また、請求項に係る発明は、上記天窓における採光板取付構造において、採光板受け部材の水平板部の上面中央部に両側の採光板端部受け面を区画した突条部を突設していると共に、両側壁片の下端に外側方に向かって結露水受け溝部を一体に設けたことを特徴としている。
【0011】
さらに、請求項に係る発明は、窓枠部材に対する上記取付金具の固定手段であって、取付金具における上記突部の基端両側端部に外側に向かって直角に屈折した取付板部を一体に設けてあり、この取付板部を窓枠部材にビス止めしていることを特徴としている。
【0012】
【作用】
前後窓枠部材と左右窓枠部材とを組み合わせることによって大面積の開口部を有する窓枠を形成すると、四方の窓枠部材の内面に形成している採光板端部受け面が平面矩形状に連続した状態となる。この窓枠の開口部内に棒状の採光板受け部材を配してその下向きに開口した嵌合凹条部の両端部を互いに平行に対向する前後窓枠部材又は左右窓枠部材の採光板受け部材取付位置に突設している突部に上方から嵌め込むと、該採光板受け部材が窓枠部材の対向内面間に架設状態に取付けられ、開口部がこの採光板受け部材によって分割される。この時、取付金具の上記突部の上端面に採光板受け部材の嵌合凹条部の奥底面が受止されて窓枠の開口部内における正確な高さ位置に水平に保持され、この採光板受け部材の上面両側部に形成している採光板端部受け面が窓枠の四方内面に設けている採光板端部受け面に直角に且つ面一に連続して各分割開口部の四方の内面に矩形状に連続した採光板端部受け面が形成される。
【0013】
採光板受け部材の端部を支持する突部を設けた取付金具は、予め、窓枠部材の内面に形成している採光板端部受け面材の内端から下方に向かって垂設している垂下片に固定しておくことによって、この突部の上方から採光板受け部材を落とし込むようにしてその水平板部の下面側に形成している嵌合凹条部の端部を嵌め込むだけで、窓枠の開口部内に該開口部を分割する採光板受け部材を簡単且つ正確に取付けることができると共に、採光板受け部材の上記水平板部の下面を上記突部の上端面に受止させた状態においては、該水平板部の上面、即ち、採光板端部受け面を窓枠部材の内面に設けている採光板端部受け面と同一高さ位置に面一に連続させた採光板受け部材の取付構造とすることができる。
【0014】
さらに、採光板受け部材の上記水平板部の下面両側部に下方に向かって側壁部を垂設してあり、この両側の側壁部と水平板部の下面とで囲まれた空間部を上記取付金具の突部に被嵌させる下向きの嵌合凹条部に形成しているので、この嵌合凹条部の端部を取付金具の突部に被嵌させるだけで、該突部の両側端面に嵌合凹条部の両側の側壁部内面を当接させた状態にして採光板受け部材を正確な位置に取付けることができる。
【0015】
このように、採光板受け部材によって窓枠の開口部を分割したのち、各分割開口部に採光板を嵌め込んでその四方端部の下面を窓枠部材と採光板受け部材との採光板端部受け面上に載置することにより張設する。この際、採光板受け部材の水平板部の上面中央部に両側の採光板端部受け面を区画した突条部を突設しておくことによって、各開口部に採光板を正確に位置付けながら張設することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の具体的な実施の形態を図面について説明すると、図1、図2において、1は天窓の窓枠であって、互いに平行な長尺の前後窓枠部材1A、1Aとこれらの窓枠部材1A、1Aの対向する両側端部間に上記前後窓枠部材1Aよりも短尺の左右窓枠部材1B、1Bの長さ方向の前後両端をそれぞれ一体的に連結することによって平面横長長方形状の枠に形成されてあり、この枠で囲まれた空間部を建物の内外に連通する大面積の開口部2としてこの窓枠1を建物の屋根に固定していると共に、該大面積の開口部2を上記短尺の左右窓枠部材1B、1Bに平行にして窓枠1の長さ方向に所定間隔毎に配設した複数本(図においては2本)の棒状の採光板受け部材3によって小面積の開口部2A、2A、2Aに複数分割して各分割開口部2Aにそれぞれの開口部2Aに対応した大きさに形成しているガラス、網入り強化ガラス又はポリカーボネート樹脂板、アクリル樹脂板等のプラスチック樹脂板からなる透光性を有する採光板4を張設して該開口部2Aを閉塞している。
【0017】
なお、上記前後長尺窓枠部材1A、1Aは短尺のものを長さ方向に一体に連結して長尺に形成しておいてもよく、また、各分割開口部2Aは必ずしも同一大きさを形成しておく必要はない。さらに、上記窓枠1の左右窓枠部材1Bの長さ方向に相当する縦幅が広い場合には、隣接する窓枠部材1Bと採光板受け部材3の長さ方向の中央部間及び隣接する採光板受け部材3、3の長さ方向の中央部間に、前後窓枠部材1A、1Aに平行にして別の採光板受け部材(図示せず)を架設状態で取付けることにより、上記大面積の開口部2を更に数多く複数分割しておいてもよい。
【0018】
窓枠1を構成する上記前後長尺窓枠部材1A、1Aと左右短尺窓枠部材1B、1Bはアルミニウム又はアルミ合金製であって、同一断面形状を有しており、図3、図4に示すように、水平な結露水受溝部11の外端縁に下方に向かって緩やかに傾斜した一定幅の水切傾斜フレーム部15を突設していると共にこの水切傾斜フレーム部15の下面に、建物の屋根の開口部周縁に固着しているサッシアンカー20に固定するための内外一対の脚片16、16を垂設している。さらに、水切傾斜フレーム部15と上記結露水受溝部11との連設部に上方に向かって垂直壁片17を突設していると共にこの垂直壁片17の上端から外方に向かって一定幅の水平壁片18を屈折、形成し、該水平壁片18の外端から上方に向かって一定高さの採光ドーム固定用金具51の取付け用垂直面板片19を突設してあり、この垂直面板片19の上端に内方に向かって水平な採光ドーム支持面12を介して採光板受止用段部13を一体に形成してなるものである。
【0019】
上記採光ドーム支持面12は上記水平壁片18と同一幅に形成されてあり、採光板受止用段部13は採光ドーム支持面12の内端から下方に屈折した垂直な壁面片13bとこの壁面片13b の下端から内方に向かって上記結露水受溝部11の溝幅の中央部上方にまで水平に突出している採光板端部受け面13a とから形成している。そして、この採光板端部受け面13a の内端から下方に向かって垂下片14を一体に設けてあり、長尺な上記前後窓枠部材1A、1Aの対向する垂下片14、14の内面における上記採光板受け部材3の取付位置に、この採光板受け部材3の端部を受止する突部5aを有する取付金具5を固着している。
【0020】
この取付金具5は図4〜図6に示すように、上記突部5aの基端両側端部に外側方に向かって直角に屈折した取付板部5b、5bを一体に形成してなるものであり、横長長方形状の金属板の中央部を平面コ字状に屈折して一定幅を有する上記突部5aに形成し、この突部5aの両外端から金属板の両側部を外側方に直角に屈折して上記取付板部5b、5bに形成しているものである。そして、両側の取付板部5b、5bを前後窓枠部材1A、1Aの長さ方向に所定間隔毎にビス21、21によって垂下片14の内面における所定部位(採光板受け部材取付位置)に固着している。
【0021】
採光板受け部材3はアルミニウム製又はアルミ合金製の引抜き成形品であって、長さが前後窓枠部材1A、1Aの対向する垂下片14、14に固着した上記取付金具5、5の突部5a、5a間に架設可能な長さに形成された帯板形状の水平板部3aの上面中央部に採光板4の厚みに略等しい高さを有する突条部3bを一体的に突設し、該突条部3bを中央にしてこの水平板部3aの上面両側部を採光板4の採光板端部受け面6、6に形成していると共に、水平板部3aの下面両側部に上記取付金具5の突部5aの両側壁面を挟持し得る間隔を存して側壁片3c、3cを下方に向かって垂設してあり、この両側壁片3c、3cと上記水平板部の中央部下面とによって囲まれた空間部を下向きに開口した断面門形状の嵌合凹条部7に形成して該嵌合凹条部7の前後両端部を前後に対向している上記取付金具5、5の突部5a、5aに上方から嵌め込んで被嵌、支持させることにより、これらの取付金具5、5の突部5a、5a間に採光板受け部材3を架設状態で取付けて上記大面積開口部2を複数の小面積開口部2Aに分割している。
【0022】
この場合、取付金具5の突部5aの上端面が窓枠部材1Aにおける採光板端部受け面13a よりも水平板部3aの厚み分だけ低くなるように取付金具5を垂下片14の内面に固着して採光板受け部材3の嵌合凹条部7の端部を水平板部3aの下面が突部5aの上端面に当接、受止されるまで被嵌させた時に、水平板部3aの上面両側部に形成している採光板端部受け面6、6が窓枠部材1Aの上記採光板端部受け面13aに同一高さ位置において略直角に且つ略面一に連続するように構成している。
【0023】
なお、前後窓枠部材1A、1Aや左右窓枠部材1B、1Bにおける上記採光板端部受け面13a の上面と、上記採光板受け部材3の採光板端部受け面6、6の上面とにそれぞれ帯板形状のパッキン8、9を敷設し、このパッキン8、9上に採光板4の端部下面を載置させるので、上記取付金具5の端部5aの上端面を窓枠部材1A側の採光板端部受け面13a に対して必ずしも水平板部3aの厚み分だけ正確に低い位置になるように固定する必要はなく、窓枠部材1Aの採光板端部受け面13a と採光板受け部材3の採光板端部受け面6との多少の上下方向のズレは、上記パッキン8、9のクッション性を利用することによって補正することができる。
【0024】
さらに、採光板受け部材3における上記両側の側壁片3c、3cの下端には、その下端縁から外側方に向かって直角に屈折してなる結露水受け溝部3dを一体に形成している。この結露水受け溝部3dは、図3、図5に示すように、前後窓枠部材1A、1Aの垂下片14、14に取り付けた上記取付金具5、5の突部5a、5aに採光板受け部材3の嵌合凹条部7の両端部を嵌め込んで該採光板受け部材3を突部5a、5a間に架設状態で取付けた時に、その外底面を前後窓枠部材1A、1Aの上記結露水受け溝部11、11の内壁片11a 、11a 上に受止させて採光板受け部材3を安定した状態で前後窓枠部材1A、1Aに支持させるように形成している。従って、突部5a、5aの上端面に採光板受け部材3の水平板部3aの下面を必ずしも受止させておく必要はなく、この場合、突部5a、5aは採光板受け部材3を固定し移動しないようにするためのものとなる。22は嵌合凹条部7の端部を取付金具5の突部5aの側面に固着したビスである。
【0025】
また、採光板受け部材3の結露水受け溝部3dの両端部下面を、上記のように前後窓枠部材1A、1Aの結露水受け溝部11、11上に支持させた状態においては、採光板受け部材3の結露水受け溝部3dの開口端が、前後窓枠部材1A、1Aの結露水受け溝部11、11上に連通した構造となっており、従って、採光板4の下面に発生した結露水を採光板受け部材3の上記結露水受け溝部3d内に滴下させてこの結露水受け溝部3dを通じて前後窓枠部材1A、1Aの結露水受け溝部11、11内に流下させることができ、採光板4から前後窓枠部材1A、1Aの結露水受け溝部11、11内に直接、滴下した結露水と共にこの結露水受け溝部11、11を通じて外部に排出することができる。
【0026】
上記のように、前後窓枠部材1A、1Aと左右窓枠部材1B、1Bとで形成された横長長方形状の窓枠1における大面積の開口部2を、前後窓枠部材1A、1Aの長さ方向に所定間隔毎に対向する取付金具5、5の突部5a、5a間に架設状態で取り付けた複数本の採光板受け部材3によって小面積の複数の開口部2A、2A、2Aに分割した窓枠構造を構成すると共に各小面積開口部2Aにそれぞれの開口部に応じた大きさの採光板4を上方から嵌め込んで、各小面積開口部2Aを採光板4によって閉塞した天窓を形成している。
【0027】
この天窓構造において、窓枠1における両側端側の小面積の分割開口部2Aは、前後窓枠部材1A、1Aの両側部及び左右に隣接する窓枠部材1Bと採光板受け部材3とによって形成され、且つ窓枠部材1A、1Bの採光板端部受け面13a 、13a と採光板受け部材3の採光板端部受け面6とが水平面上で面一状に連続した矩形状の受け面を形成してあり、この受け面6、13a 上にパッキン8、9を介して採光板5の四方端部下面を支持している。同様に、窓枠1における中央部の小面積の分割開口部2Aは、前後窓枠部材1A、1Aの中央部と左右に隣接する採光板受け部材3、3とによって形成され、且つ前後窓枠部材1A、1Aの採光板端部受け面13a 、13aと採光板受け部材3の採光板端部受け面6とが水平面上で面一状に連続した矩形状の受け面を形成してあり、この受け面6、13a 上にパッキン8、9を介して採光板5の四方端部下面を支持している。
【0028】
また、必要に応じて採光板受け部材3の突条部3bの上端面に押え板(図示せず)の下面中央部を重ねてビスにより押え板を突条部3bに固定することにより、該押え板の両側部下面を採光板受け部材3の採光板端部受け面6上に支持された採光板4の端部上面にパッキンを介して押圧して採光板4の端部を押え板と採光板受け面6とで挟着、固定させておいてもよい。
【0029】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、前後窓枠部材と左右窓枠部材とによって四方内面に採光板の端部受止面を有する開口部を設けた窓枠を形成し、この窓枠の上記開口部を採光板受け部材によって複数に分割すると共に各分割開口部に採光板を張設してなる天窓において、窓枠部材における採光板受け部材の取付位置に採光板受け部材の端部を受止する突部を備えた取付金具を固着してあり、この突部に、採光板受け部材に形成している下向きに開口した嵌合凹条部の端部を上方から嵌め込むことによって支持させると共に採光板受け部材の上面両側部に形成している採光板の端部受け面を窓枠部材における上記採光板の端部受け面に互いに直角にして且つ面一状に連続させているので、予め、窓枠部材における採光板受け部材の取付位置に取付金具を固着しておくことによって採光板受け部材を上方から取付金具の突部間上に嵌め込むだけで、簡単に採光板受け部材を取付けることができ、分割開口部を有する天窓の施工作業が能率よく行うことができる。
【0030】
さらに、採光板受け部材の両端部を対向する取付金具の突部上に支持させた時に、採光板受け部材の上面両側部に形成している採光板の端部受け面を窓枠部材における上記採光板の端部受け面に互いに直角にして且つ面一状に正確に連続させることができ、各分割開口部に採光板を安定した状態で精度よく張設することができる。
【0031】
また、上記採光板受け部材の端部を支持する突部を設けた取付金具は、窓枠部材の内面に形成している採光板端部受け面材の内端から下方に向かって垂設している垂下片に固定しているので、採光板受け部材の取付位置を簡単且つ正確に設定し得ると共に、取付金具の突部の上端面を垂下片の上端面に対して所定寸法だけ下方に位置させておくことによって、採光板受け部材の採光板端部受け面と窓枠部材の採光板端部受け面とを面一状態に連続させた採光板受け面構造を簡単に形成することができる。
【0032】
さらに、採光板受け部材の上記水平板部の下面両側部に下方に向かって側壁部を垂設してあり、この両側の側壁部と水平板部の下面とで囲まれた空間部を上記取付金具の突部に被嵌させる下向きの嵌合凹条部に形成しているので、この嵌合凹条部の端部を取付金具の突部に被嵌させるだけで、該突部の両側端面に嵌合凹条部の両側の側壁部内面を当接させた状態にして左右に妄動させることなく採光板受け部材を正確な位置に取付けることができる。
【0033】
請求項に係る発明によれば、採光板受け部材の上記水平板部の上面中央部に両側の採光板端部受け面を区画した突条部を突設していると共に、両側壁片の下端に外側方に向かって結露水受け溝部を一体に設けているので、突条部の外壁面によって採光板の端面の位置を規制して採光板を各分割開口部に精度よく且つ容易に張設することができる。さらに、採光板の下面に発生する結露水を室内に滴下させることなく結露水受け溝部内に滴下させて外部に排出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】天窓の窓枠構造を示した簡略平面図、
【図2】天窓の簡略縦断正面図、
【図3】要部の拡大縦断面図、
【図4】窓枠部材と採光板受け部材との一部の分解斜視図、
【図5】窓枠部材に採光板受け部材を取付けた状態の縦断正面図、
【図6】その平面図、
【図7】従来例を示す一部の平面図。
【符号の説明】
1 窓枠
1A 前後長尺窓枠部材
1B 左右短尺窓枠部材
2 開口部
2A 小面積開口部
3 採光板受け部材
3a 水平板部
3b 突条部
4 採光板
5 取付金具
5a 突部
6、13a 採光板端部受け面
7 嵌合凹条部
3d、11 結露水受け溝部
14 垂下片

Claims (3)

  1. 前後窓枠部材と左右窓枠部材とによって四方内面に採光板の端部受止面を有する開口部を設けた窓枠を形成し、この窓枠の上記開口部を採光板受け部材によって複数に分割すると共に各分割開口部に採光板を張設してなる天窓において、窓枠部材の内面に形成している採光板端部受け面の内端から下方に向かって垂下片を一体に設けてこの垂下片の内面における採光板受け部材の取付位置に採光板受け部材の端部を支持する突部を有する取付金具を固定している一方、採光板受け部材は上面両側部に採光板の端部受け面を形成した帯板形状の水平板部を備えていると共に、この水平板部の下面両側部に下方に向かって側壁片を垂設してなり、この両側壁片と上記水平板部の中央部下面とによって囲まれた空間部を下向き嵌合凹条部に形成して該嵌合凹条部の端部を上記取付金具の突部に被嵌、支持させることにより、採光板受け部材の上記採光板端部受け面を上記窓枠における採光板端部受け面に互いに直角にして且つ面一状に連続させた構造に形成していることを特徴とする天窓における採光板取付構造。
  2. 採光板受け部材の水平板部の上面中央部に両側の採光板端部受け面を区画した突条部を突設していると共に、両側壁片の下端に外側方に向かって結露水受け溝部を一体に設けていることを特徴とする請求項1に記載の天窓における採光板取付構造。
  3. 取付金具は突部の基端両側端部に外側に向かって直角に屈折した取付板部を一体に設けてなり、この取付板部を窓枠部材の垂下片にビス止めしていることを特徴とする請求項1に記載の天窓における採光板取付構造。
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