JP3920530B2 - クリップ回路 - Google Patents

クリップ回路 Download PDF

Info

Publication number
JP3920530B2
JP3920530B2 JP2000137478A JP2000137478A JP3920530B2 JP 3920530 B2 JP3920530 B2 JP 3920530B2 JP 2000137478 A JP2000137478 A JP 2000137478A JP 2000137478 A JP2000137478 A JP 2000137478A JP 3920530 B2 JP3920530 B2 JP 3920530B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
differential amplifier
output
clip
transistor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000137478A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001320254A (ja
Inventor
智行 後藤
裕一 稲川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2000137478A priority Critical patent/JP3920530B2/ja
Publication of JP2001320254A publication Critical patent/JP2001320254A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3920530B2 publication Critical patent/JP3920530B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、入力信号を希望するクリップレベルでカットするクリップ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来クリップ回路は、そのクリップ電圧を電圧設定用抵抗により設定しており、ハード的に固定されていた。その電圧を変更するためには、付加される抵抗値を変更する必要があったため、一度設定されたクリップ電圧は半ば固定されている。また、抵抗の大きさによる変動が大きいため精度は低い。
【0003】
上述の欠点を除去した任意にクリップレベルを設定できるクリップ回路が特公平6−1988号公報に記載されている。
【0004】
図2において詳述すると、2は基準電圧設定回路で、差動増幅器4の正相入力端子6、8に制御電圧VCが加えられ、前記差動増幅器4の出力部に第1トランジスタ9のベースを接続している。
【0005】
前記第1トランジスタ9のコレクタ・エミッタは第1抵抗10と第2抵抗12を介して正側電源ラインVCCと接地側ライン間に接続され、第1差動増幅器4の前記第2抵抗12に発生した電圧を第1差動増幅器4の逆相入力側に帰還させいる。
【0006】
従って第1差動増幅器4の出力部で制御される第1トランジスタ9のコレクタ側には制御電圧VCに応じて基準電圧Vrefが得られる。前記基準電圧Vrefは差動増幅器16の非反転入力端子に加えられ、該差動増幅器16の出力は反転入力端子に帰還される。
【0007】
クリップ電圧設定回路18は第1及び第2定電流源20、22と第3、第4抵抗24、26からなり、前記第3抵抗24と第4抵抗24との接続点に前記第2差動増幅器16の出力VOが加えられる。
【0008】
従って第1定電流源20から定電流I2が第3抵抗24に流れ、第4抵抗26には第2定電流源22によって定電流I3が流れ、第3抵抗24と第4抵抗26には流れる定電流に応じた電圧降下が生じる。
【0009】
この場合第3抵抗24と第4抵抗26の中間点には基準電圧Vrefが加えられるので、第3抵抗24と第4抵抗26に流れる定電流をIo、第3抵抗24と第4抵抗26の抵抗値をR3、R4とすると、前記基準電圧Vrefを基準にして第3抵抗24には正側のクリップ電圧+Vd
+Vd=Vref+R3×Io
が発生し、また第4抵抗26には正側のクリップ電圧−Vd
−Vd=Vref−R4×Io
が発生する。
【0010】
バッファ回路30は前記クリップ電圧+Vd、−Vdが加えられる第3差動増幅器32と第4差動増幅器34を有し、その各出力には第3トランジスタ36と第4トランジスタ38のベースが接続されている。
【0011】
図4に示すように前記回路構成において、入力端子44に入力信号Aが加えられると、出力端子40にはクリップされた出力信号Bがえられる。このクリップされる電圧は第1差動増幅器4の正相入力端子6、8に加えられる制御電圧Vcによって決められることが記載されている。
【0012】
【発明が解決するための課題】
前述の方式でも抵抗により半ば固定されたクリップ電圧を外部からの印加電圧により変更可能とし、クリップ電圧がソフト的に任意の電圧に設定することができる。
【0013】
しかし前記差動増幅器4の出力部に接続した第1トランジスタ9のコレクタ・エミッタ間にアーリー電圧が発生し、ゲインが変動するため基準電圧Vrefも変動しクリップ電圧の設定精度をより高めることができない。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明のクリップ回路は第1差動アンプの入力端子にクリップするレベルを決める制御電圧が加え、第1差動アンプの出力信号で制御トランジスタを制御し、該制御トランジスタにて複数のトランジスタで構成されるカレントミラー回路の電流を制御し、第2差動アンプの入力端子に前記基準電圧とカレントミラー回路の電流にて第1の抵抗に生じる電圧の和の電圧が加え、第3差動アンプの入力端子に前記基準電圧とカレントミラー回路の電流にて第2の抵抗に生じる電圧の差の電圧が加え、第1出力トランジスタを前記第2アンプの出力信号で制御しその出力信号を第2差動アンプの前記と異なる他入力端子に帰還し、第2出力トランジスタを前記第3アンプの出力信号で制御しその出力信号を第3差動アンプの前記と異なる他入力端子に帰還し、クリップ信号出力端子を第1出力トランジスタと第2出力トランジスタとのエミッタの接続点に接続し、前記クリップ出力端子に抵抗を介して入力端子を接続し、クリップ出力端子に得られるクリップ出力信号のクリップ電圧の設定精度をより高めるものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は本発明のクリップ回路である。50はクリップ電圧設定部で、非反転入力端子に制御入力端子53、54間の制御電圧VCが供給される第1差動アンプ52と、ベースが前記第1差動アンプ52の出力端子に接続された制御トランジスタ55よりなり、制御トランジスタ55のエミッタとアース間には抵抗56が接続され、前記エミッタに取出されたエミッタ電圧は第1差動アンプ52の反転入力端子に帰還される。 57、58、59、は第1のカレントミラー回路51を構成するトランジスタであり、前記第1のカレントミラー回路51に流れる電流I1は前記制御入力端子53、54に加えられる制御電圧VCを変えることにより第1差動アンプ52の出力信号が変化し、それにより制御トランジスタ55のベース電圧が変化し制御される。
【0016】
60は前記クリップ電圧設定部50により設定された電流I1を基準電圧源VEの基準電圧VREFに応じた電圧に変換する電流―電圧変換部で、前記第1のカレントミラー回路51を構成するトランジスタ57のコレクタに第2のカレントミラー回路63を構成するトランジスタ61、62が接続され、また第1のカレントミラー回路51を構成するトランジスタ59のコレクタと基準電圧源VE間には第1の抵抗64が接続され、さらに基準電圧源VEと前記トランジスタ62のコレクタ間には第2の抵抗65が接続されている。
【0017】
70はクリップ部で、第2差動アンプ71と第3差動アンプ72、前記第2差動アンプ71の出力電圧がベースに加えられる第1出力トランジスタ73と、第3差動アンプ72の出力電圧がベースに加えられる第2出力トランジスタ74とよりなる。
【0018】
前記第2差動アンプ71の非反転入力端子は第1のカレントミラー回路51を構成するトランジスタ59のコレクタに接続され、また反転入力端子は第1出力トランジスタ73のエミッタに生じるエミッタ電圧が帰還し加えられる。同様に第3差動アンプ72の非反転入力端子は第2のカレントミラー回路63を構成するトランジスタ59のコレクタに接続され、また反転入力端子は第2出力トランジスタ74のエミッタに生じるエミッタ電圧が帰還し加えられる。
【0019】
前記第1出力トランジスタ73のエミッタと第2出力トランジスタ74のエミッタとは接続され、接続点にクリップ信号出力端子76及び抵抗78を介してクリップ信号入力端子77が接続されている。
【0020】
今第1差動アンプ52の非反転入力端子に制御入力端子53、54間の制御電圧VCが加えられると、前記制御電圧VCに応じて第1差動アンプ52の出力端子に出力信号が生じ制御トランジスタ55を制御するので、トランジスタ57のエミッタ・コレクタより制御トランジスタ55のコレクタ・エミッタ及び抵抗56を通って電流I1が流れる。
【0021】
トランジスタ57、58、59は第1のカレントミラー回路51を構成しているので、トランジスタ58及びトランジスタ59にも前記電流I1に応じた電流I2及びI3が流れる。トランジスタ59のコレクタには基準電圧源63の基準電圧と第1の抵抗64に発生する電圧が足された電圧が発生する。トランジスタ62のコレクタには基準電圧源63の基準電圧と第2の抵抗65に発生する電圧が引かれた電圧が発生する。前記電圧は第2アンプ13と第3アンプ14の非反転入力端子に夫々加えられる。
【0022】
前記第2アンプ71の非反転入力端子に加わる電圧VOLは、基準電圧源63の基準電圧VREFとし、第1の抵抗64の抵抗値をR64そして流れる電流をI3とすると、
VOL=VREF+R64×I3
となる。
【0023】
又第3アンプ72の非反転入力端子に加わる電圧VOHは、基準電圧源63の基準電圧VREFとし、第2の抵抗65の抵抗値をR65そして流れる電流をI4とすると、
VOH=VREF−R65×I4
となる。
【0024】
第2差動アンプ71の出力端子には前記電圧VOLに応じた出力電圧を生じ、第1出力トランジスタ73を制御する。又第3差動アンプ72の出力端子には前記電圧VOHに応じた出力電圧を生じ、第1出力トランジスタ73を制御する。
【0025】
図3に示すようにクリップしたいクリップ入力信号VAをクリップ信号入力端子77に入力すると、クリップ信号出力端子76にはクリップされたクリップ出力信号VBを発生する。即ちクリップ信号入力端子77に加えられるクリップ入力信号が前記電圧VOHより小さく電圧VOLより大きいときは第1出力トランジスタ73及び第2出力トランジスタ74が共にOFFしているのでクリップ信号出力端子76にはクリップ出力信号VBが取出される。
【0026】
しかしクリップ入力信号VAが電圧VOHより高くなると第3差動アンプ72と第2出力トランジスタ74の動作でクリップ出力信号VBが電圧VOH以上になるのが抑えられ、クリップ入力信号VAがクリップされクリップ信号出力端子76には電圧VOH以上がクリップされたクリップ出力信号VBが取出される。
【0027】
又クリップ入力信号VAが電圧VOLより低くなると第2差動アンプ71と第1出力トランジスタ73の動作でクリップ出力信号VBが電圧VOL以下になるのが抑えられ、クリップ入力信号VAがクリップされクリップ信号出力端子76には電圧VOL以下がクリップされたクリップ出力信号VBが取出される。
【0028】
結局クリップ信号入力端子77に加えられるクリップ入力信号が前記電圧VOH以上そして電圧VOL以下がクリップされ、クリップ信号出力端子76にはクリップされたクリップ出力信号VBが取出される。
【0029】
【発明の効果】
本発明のクリップ回路はカレントミラー回路を用いることによりクリップ電圧の設定精度をより高めることができ、また抵抗により半ば固定されたクリップ電圧を外部からの印加電圧により変更可能とし、クリップ電圧がソフト的に任意の電圧に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクリップ回路の回路図である。
【図2】従来のクリップ回路の回路図である。
【図3】本発明のクリップ回路の波形図である。
【図4】従来のクリップ回路の波形図である。
【符号の説明】
50 クリップ電圧設定部
51 第1カレントミラー回路
52 第1差動アンプ
53、54 制御電圧入力端子
55 制御トランジスタ
VE 基準電圧源
64 第1の抵抗
65 第2の抵抗
66 第2カレントミラー回路
71 第2差動アンプ
72 第3差動アンプ
73 第1出力トランジスタ
74 第2出力トランジスタ
76 クリップ信号出力端子
77 クリップ信号入力端子

Claims (1)

  1. 一方の入力端子にクリップレベルを決める制御電圧が加えられる第1差動アンプと、該第1差動アンプの出力信号で制御されその出力信号を前記第1差動アンプの他方の入力端子に帰還する制御トランジスタと、複数のトランジスタで構成され前記制御トランジスタからの電流が入力されるカレントミラー回路と、前記カレントミラー回路を構成するトランジスタのコレクタと基準電圧を発生する基準電圧源間に接続された第1の抵抗と、前記カレントミラー回路を構成するトランジスタのコレクタと前記基準電圧源間に接続された第2の抵抗と、一方の入力端子に前記基準電圧と前記第1の抵抗に生じる電圧の和の電圧が加わる第2差動アンプと、前記第2差動アンプの出力信号で制御されその出力信号を前記第2差動アンプの他方の入力端子に帰還する第1出力トランジスタと、一方の入力端子に前記基準電圧と前記第2の抵抗に生じる電圧の差の電圧が加わる第3差動アンプと、前記第3差動アンプの出力信号で制御されその出力信号を前記第3差動アンプの他方の入力端子に帰還する第2出力トランジスタと、前記第1出力トランジスタのエミッタ前記第2出力トランジスタのエミッタの接続点に接続されたクリップ信号出力端子と、該クリップ信号出力端子に抵抗を介して接続された入力端子と、を備えるクリップ回路。
JP2000137478A 2000-05-10 2000-05-10 クリップ回路 Expired - Fee Related JP3920530B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000137478A JP3920530B2 (ja) 2000-05-10 2000-05-10 クリップ回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000137478A JP3920530B2 (ja) 2000-05-10 2000-05-10 クリップ回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001320254A JP2001320254A (ja) 2001-11-16
JP3920530B2 true JP3920530B2 (ja) 2007-05-30

Family

ID=18645248

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000137478A Expired - Fee Related JP3920530B2 (ja) 2000-05-10 2000-05-10 クリップ回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3920530B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001320254A (ja) 2001-11-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3315748B2 (ja) 増幅回路
JP3409171B2 (ja) A/d変換器を構成するための折返し増幅器
JPH08237054A (ja) 利得可変回路
US20060238235A1 (en) Switchable current mirror with feedback
JP3920530B2 (ja) クリップ回路
KR101258281B1 (ko) 전압-전류 변환기 및 변환하기 위한 방법
US4851759A (en) Unity-gain current-limiting circuit
JPH11205045A (ja) 電流供給回路およびバイアス電圧回路
JP3178716B2 (ja) 最大値出力回路及び最小値出力回路並びに最大値最小値出力回路
US6559706B2 (en) Mixer circuitry
JPH09331221A (ja) 利得可変増幅器
JP2000134045A (ja) 電圧・電流変換回路
JP3243947B2 (ja) 演算増幅器
KR0177997B1 (ko) 히스테리시스의 크기를 제어할 수 있는 비교기 회로
JP3813428B2 (ja) A/d変換器の出力回路
JP3398907B2 (ja) バイアス電流制御装置
JP3043044B2 (ja) D/a変換回路
JP2001042954A (ja) レギュレータ回路
JP2000339041A (ja) 電流制限回路つき定電圧回路
CA2302887A1 (en) Low voltage bipolar drive circuits
JP2623954B2 (ja) 利得可変増幅器
JP3443266B2 (ja) 定電圧回路
JPH11298271A (ja) 可変利得増幅器
JPH06120784A (ja) ウインドウコンパレータ
KR960008145Y1 (ko) 전류원 회로

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040810

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20051227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061121

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070118

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070213

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070215

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110223

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110223

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120223

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120223

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130223

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130223

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140223

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees