JP3920528B2 - エレベータの位置検出装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、乗かごの着床位置を検出するエレベータの位置検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のエレベータの位置検出装置の一例としては、特開昭60−223770号公報に開示されている装置が挙げられる。
【0003】
このエレベータの位置検出装置を図4及び図5を用いて説明する。図4は従来のエレベータの位置検出装置の構成を示す昇降路縦断面図、図5は図4のA部拡大図である。
【0004】
まず、図4を用いて従来の位置検出装置が設けられたエレベータの構造を説明する。乗かご20は、その底部に配設されるかご下枠21と、このかご下枠21の上面に設けられるかごシル22と、かごドア23と、かご上枠24と、前記かご下枠21から下方へ延設されるエプロン25とを備えており、前記かご上枠24に連結された主ロープ26により駆動力を伝達され昇降路27内を昇降している。
【0005】
また、各階床の乗場28、29には、それぞれ乗場ドア28a、29a及び乗場シル28b、29b、トーガード28c、29cが設けられている。
【0006】
そして従来の位置検出装置は、図5に示すように、前記かご下枠21内及び前記エプロン25に検出部10a、10bを設けるとともに、この検出部10a、10bと対向する前記乗場シル28b及び前記トーガード28cの部位に被検出部11a、11bを設け、前記検出部10a、10bが前記被検出部11a、11bを検出した際に乗かご20が着床位置にあることを検出するものであった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら前記従来の位置検出装置は、被検出部11aを乗場シル28bに内蔵する構造であったため、乗場シル28bの形状変更が必要であり、製造工場におけるコスト増や、既存のエレベータへの取付け困難といった不都合があった。また被検出部11a、11bに永久磁石、受光素子、反射板等の現状エレベータ使われていない部品を必要とするという点もコスト高の要因となっていた。
【0008】
本発明は上記不都合を鑑みてなされたものでその目的は、安価でかつ容易に取付けが可能なエレベータの位置検出装置を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するため、乗かごが着床する各階床の乗場床近傍に設けられる被検出部と、前記乗かごに取付けられ前記被検出部の検出に応じて動作する検出部とを備え、前記検出部の動作時に前記乗かごの着床位置を検出するエレベータの位置検出装置において、前記乗場床の昇降路側端面から下方に延設されるトーガードの垂直方向中間部に長穴を設けて前記被検出部を構成するとともに、前記乗かごの着床時に前記長穴と対向するよう前記乗かご底部の前記乗場側端面から下方に延設されるエプロンの垂直方向中間部に少なくとも2つ設けられ前記トーガードを検出する近接センサーを有して前記検出部を構成し、前記乗かごの昇降時に前記近接センサーのうち少なくとも1つが、前記トーガードを検出したのち前記長穴と対向し非検出状態となった際に前記検出部が動作し前記乗かごの着床位置であることを検出するようにした構成にしてある。
【0010】
本発明のエレベータ位置検出装置は、以上のように前記トーガードに長穴を設けたのみで被検出部を構成したため、安価でかつ容易に取付けが可能なエレベータの位置検出装置とすることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図に基づいて説明する。
【0012】
図1は本発明の実施形態によるエレベータ位置検出装置の設置状態を示す縦断面図、図2は本発明の実施形態によるエレベータ位置検出装置の動作原理を示す縦断面図、図3は本発明の実施形態によるエレベータ位置検出装置の動作原理を示す縦断面図である。
【0013】
本発明のエレベータ位置検出装置は、前述した前記乗場床28の昇降路側端面に位置する乗場シル28bから下方に延設されるトーガード2の垂直方向中間部に長穴2aを設けて構成される被検出部と、前記乗かご20の着床時に前記長穴2aと対向するよう前記乗りかご下枠21の前記乗場側端面であるかごシル22から下方に延設される前記エプロン25の垂直方向中間部に少なくとも2つ設けられ前記長穴2aを検出する近接センサー1a、1bを有する検出部1とを備えて構成されている。
【0014】
また前記近接センサー1a、1bからは、前記トーガード2までに存在する物体を検出する検出波3a、3bが発せられている。
【0015】
なお本発明のエレベータ位置検出装置によれば、前記乗かご20の昇降時に前記近接センサー1a、1bのうち少なくとも1つが前記検出波3a、3bにより、前記被検出部であるトーガード2を検出したのち前記長穴2aと対向し近接物を非検出状態となった際に前記検出部1が動作し前記乗かご20が着床位置であることを検出するよう動作している。
【0016】
また本発明でいう着床位置とは、かごドア23と乗場ドア28aとが係合して開動作可能な範囲(ドアゾーン)のことをいう。
【0017】
次に本実施形態のエレベータ位置検出装置の動作原理について説明する。
【0018】
図2で示すように、前記乗かご20が前記乗場床28bよりも上方から下降してくる場合、前記近接センサー1bは前記検出波3bにより前記被検出部であるトーガード2を検出したのち前記長穴2aと対向し非検出状態となる。この状態で位置検出装置はかごの着床位置を検出する。
【0019】
この際、前記近接センサー1aは、前記検出波3aにより前記乗場シル28bと対向したことを検出する。この時、前記近接センサー1a、1bのうち少なくとも1つが前記検出波3a、3bにより前記長穴2aを検出していることにより、前記乗かご20がドアゾーンの範囲に入っているということが検出される。
【0020】
そしてさらに乗かご20が下降すると、図1で示すように前記近接センサー1aが、前記検出波3aにより前記被検出部であるトーガード2を検出したのちに前記長穴2aと対向し非検出状態となる。この時、前記近接センサー1a、1bは共に前記長穴2aと対向することにより前記検出部1が動作し前記乗かご20が前記ドアゾーンの中心位置、すなわち最適の着床位置であることを検出できる。
【0021】
また、図3で示すように前記乗かご20が前記乗場床28bよりも下方から上昇してくる場合、前述と同様に前記近接センサー1aは前記検出波3aにより前記被検出部であるトーガード2を検出したのち前記長穴2aと対向し非検出状態となる。この際前記近接センサー1bは、前記検出波3bにより前記被検出部であるトーガード2と対向したことを検出する。この時、前記近接センサー1a、1bのうち少なくとも1つが前記検出波3a、3bにより前記長穴2aを検出していることにより、前記乗かご20がドアゾーンの範囲に入っているということが検出される。
【0022】
そして、図1で示すように前記近接センサー1bが前記検出波3bにより前記被検出部であるトーガード2を検出したのち前記長穴2aと対向し非検出状態となる。この時、前記近接センサー1a、1bは共に前記長穴2aと対向することにより前記検出部1が動作し前記かご20が前記ドアゾーンの中心位置、すなわち最適の着床位置であることを検出できる。
【0023】
本発明のエレベータ位置検出装置は、以上のように前記トーガード2に長穴2aを設けたのみで被検出部を構成したため、安価でかつ容易に取付けが可能なエレベータの位置検出装置とすることができる。
【0024】
なお、本実施形態によれば近接センサー1aをかご下枠21内に位置するトーガード25に設けたが、既設エレベータなどにおいて下枠21内に設置困難な時は前記下枠21下方に位置するトーガード25に図1から図3に示すように近接センサー1cを設ければ容易に取付け可能である。
【0025】
【発明の効果】
本発明は以上のように構成したため、エレベータの位置検出装置を安価でかつ容易に取付けが可能なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるエレベータ位置検出装置の設置状態を示す縦断面図である。
【図2】本発明の一実施形態によるエレベータ位置検出装置の動作原理を示す縦断面図である。
【図3】本発明の一実施形態によるエレベータ位置検出装置の動作原理を示す縦断面図である。
【図4】従来のエレベータの位置検出装置の構成を示す昇降路縦断面図である。
【図5】図4のA部拡大図である。
【符号の説明】
1 近接センサー
2 トーガード
2a 長穴
20 乗かご
22 乗場側端面
28 乗場床
28b 昇降路側端面
Claims (1)
- 乗かごが着床する各階床の乗場床近傍に設けられる被検出部と、前記乗かごに取付けられ前記被検出部の検出に応じて動作する検出部とを備え、前記検出部の動作時に前記乗かごの着床位置を検出するエレベータの位置検出装置において、前記乗場床の昇降路側端面から下方に延設されるトーガードの垂直方向中間部に長穴を設けて前記被検出部を構成するとともに、前記乗かごの着床時に前記長穴と対向するよう前記乗かご底部の前記乗場側端面から下方に延設されるエプロンの垂直方向中間部に少なくとも2つ設けられ前記トーガードを検出する近接センサーを有して前記検出部を構成し、前記乗かごの昇降時に前記近接センサーのうち少なくとも1つが、前記トーガードを検出したのち前記長穴と対向し非検出状態となった際に前記検出部が動作し前記乗かごの着床位置であることを検出するエレベータの位置検出装置。
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