JP3920114B2 - 貯蔵庫 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷蔵庫等の貯蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】
業務用の冷蔵庫で食材を冷蔵保存する場合、一般には食材を棚網上に載せるようにしている。そのため、前面が開口された冷蔵室の左右の側壁、さらには必要に応じて奥壁には棚柱が設けられ、各棚柱に棚受金を取り付けて、棚網を同一段の棚受金にわたって載せることで水平姿勢で支持し、この棚網上に上記のように食材を載せるようになっている。
一方、シートパン、ホテルパン等のいわゆるトレイ上に食材を載せ、トレイごと冷蔵室に出し入れする方法も一部で採用される。この場合は、貯蔵室の左右の側壁にトレイ用の別仕様の棚柱を設け、これらの棚柱を利用して、左右一対のレールを対向状に多段に設け、上記のように食材を載せたトレイをレールに沿って出し入れするようになっている。
【0003】
ところで、上記のようなトレイ仕様の冷蔵庫を製造する場合は、棚網仕様のものと比べて相対的に製造数が少ないことから、棚網仕様の冷蔵庫を改良して製造される場合がある。端的には棚網用棚柱をトレイ用棚柱に代えるのであるが、そのため従来では、リベットをドリルで外しつつ棚網用棚柱を冷蔵室の壁面から取り外し、壁面にトレイ用棚柱に対応した取付孔を新たに開口したのち、トレイ用棚柱をリベットで取り付けるようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに従来の方法では、棚網用棚柱を外すこと自体が相当に面倒である上に、リベットをドリルで外す場合に壁面を変形させたり傷付けたりするおそれがあり、また、新たなトレイ用棚柱の取付孔を開口する場合に正確に寸法取りすることが難しくて、左右でずれて取り付けられるおそれがある等、数々の問題点を抱えており、さらなる改良が要望されていた。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、上記の問題点を一掃したトレイ仕様への変更手段を提供するところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、前面が開口された貯蔵室の内壁には、棚網を受けるべく棚受金が取り付けられる棚網用棚柱が設けられた貯蔵庫において、トレイを受けるべくレールが取付可能なトレイ用棚柱が別途備えられ、このトレイ用棚柱は、前記棚網用棚柱の上端開口に係止可能な係止部を備え、かつ前記棚網用棚柱を覆って貯蔵室の内壁に取付可能となっている構成としたところに特徴を有する。
【0006】
請求項2の発明は、前面が開口された貯蔵室の内壁には、棚網を受けるべく棚受金が取り付けられる棚網用棚柱が設けられた貯蔵庫において、前記棚網用棚柱を覆ってこの棚網用棚柱に固定可能なパネルが備えられ、このパネルに、トレイを受けるべくレールが取付可能なトレイ用棚柱が設けられているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項2に記載のものにおいて、前記パネルには、前記棚網用棚柱の上端開口に係止可能な係止部が設けられているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項2に記載のものにおいて、前記パネルは、その上下両面が開口されて冷気等を流通させる上下方向のダクトとして利用可能となっているところに特徴を有する。
【0007】
【発明の作用及び効果】
<請求項1の発明>
トレイ用棚柱は以下のようにして取り付けられる。まず、トレイ用棚柱は係止部を棚網用棚柱の上面開口に係止して吊り下げ状に被せられ、続いて一方の内側縁が棚網用棚柱の側縁に当てられつつ貯蔵室の内壁に押し付けられることで、所定の高さ位置で垂直姿勢を取って位置決めされる。この状態から、トレイ用棚柱に形成された取付孔を利用し、例えばそれをなぞるようにして内壁に取付孔の形成位置が設定される。次に、トレイ用棚柱を一旦外したのち内壁に取付孔が開口され、改めてトレイ用棚柱が、上記と同じ要領で棚網用棚柱を覆って正規の取付位置に当てられ、取付孔同士にリベット等の締結具を装着して締結することで内壁上に取り付けられる。
棚網用棚柱を取り外す必要がないから、作業工数が減少する。また、トレイ用棚柱のための取付孔を設定する場合に、トレイ用棚柱を正規の取付位置に仮組みした状態で設定できるから、取付孔の形成を正確にしかも簡単に行うことができ、ひいてはトレイ用棚柱の取り付けを正確に行うことができる。
【0008】
<請求項2の発明>
パネルが棚網用棚柱を覆って貯蔵室の内壁上に当てられ、棚網用棚柱に対して固定される。このパネル上にトレイ用棚柱が固定される。
棚網用棚柱を取り外す必要がないから、作業工数が減少する。また、トレイ用棚柱のための取付孔を貯蔵室の内壁に開口する必要がないから、壁内に配されている例えば排水パイプ用ヒータのリード線等の部品を損傷させるといったことが未然に防止できる。
<請求項3の発明>
パネルが係止部を利用して棚網用棚柱に吊り下げられるから、位置決めがしやすく、またパネルを棚網用棚柱に固定する作業も楽にできる。
<請求項4の発明>
パネル自体がダクトに利用できて、貯蔵室内に冷気等を循環させる場合に有効となる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
<第1実施形態>
本発明を冷蔵庫に適用した第1実施形態を図1ないし図5によって説明する。図1において、符号10は、前面開口の断熱箱体からなる冷蔵庫本体であって、底面の四隅に配された脚11で支持されるとともに、上面には冷却器等が装備された機械室12が設けられている。冷蔵庫本体10内には冷蔵室13が構成されており、前面開口の中央高さ位置に仕切枠14がわたされることで上下の出入口15が形成され、各出入口15に断熱扉16が揺動開閉可能に装着されるようになっている。
【0010】
冷蔵庫は初めは、棚網仕様に製造される。そのため、図1に参照して示すように、冷蔵室13の左右の側壁13Aにおける手前側と奥側の位置に、合計4本の棚網用棚柱20が設けられている。
棚網用棚柱20は、図2にも示すように、幅方向の中央部を手前側に突出させた段付き状に形成されており、その突出部21には、棚受金を適宜高さにおいて着脱可能に取り付けることのできる多数の掛止孔22が、所定ピッチで形成されている。この棚網用棚柱20が、上記の突出部21に設けられたリベット孔24からリベット25を打ち込むことで側壁13Aに固定されている。
そして、4本の棚網用棚柱20にわたって同一高さで棚受金が取り付けられ、それらの棚受金に引っ掛けられることよって棚網(図示せず)が水平姿勢で支持され、この棚網上に食材等が載せられるようになっている。
【0011】
さて、本実施形態の冷蔵庫は、上記の棚網仕様からトレイ仕様に変更して製造されるようになっている。トレイ仕様のものは基本的には、図5に示すように、冷蔵室13の左右の側壁13Aに、L字形をなす左右一対のレール27が対向状に多段に設けられ、トレイ28が両レール27に沿って出し入れされるようになっている。
そのため、上記した棚網用棚柱20とは別のトレイ用棚柱30が準備される。このトレイ用棚柱30は、棚網用棚柱20と同様に、幅方向の中央部を手前側に突出させた段付き状に形成されているが、全体的には棚網用棚柱20と比べて、幅並びに厚さが大型となっており、左右の側壁13Aに取り付けられるもの同士で対称形状となっている。
【0012】
トレイ用棚柱30の突出部31は、図4に示すように、棚網用棚柱20全体の幅の2倍程度の幅を有しており、その表面には、トレイ28の長さ方向の両端部に設けられた引掛部(図示せず)を掛止する掛止孔32が、所定ピッチで多段に形成されている。一方、両側縁の取付板33には、リベット35を打ち込むためのリベット孔34が、所定間隔を開けて形成されている。
また、図2に示すように、トレイ用棚柱30の突出部21の上面には上面板36が形成され、左側壁13Aに取り付けられるものを例に取ると、上面板36の奥縁における正面から見た左端寄りの位置に、係止片37が両取付板33と面一の位置で下向きに曲げ形成されている。この係止片37は少し先細りに形成され、棚網用棚柱20における突出部21の上面開口21Aにほぼ緊密に挿入可能となっており、係止片37が突出部21の上面開口21A内の正規位置に挿入されると、図4に示すように、トレイ用棚柱30の突出部31の正面から見た左内側面31Aが、棚網用棚柱20の左側縁20Aに当たる設定となっている。
なお、右側壁13Aに取り付けられるトレイ用棚柱30では、上面板36の奥縁における正面から見た右端寄りの位置に係止片37が形成されている。
【0013】
続いて、トレイ仕様に変更する手順の一例を説明する。
まずトレイ用棚柱30が準備され、図3の矢線に示すように、係止片37を既設の棚網用棚柱20の上面開口21Aに係止して吊り下げ状に被せられ、続いて図4に示すように、突出部21の位置決め用の内側面31Aが、棚網用棚柱20の対応する側縁20Aに当てられつつ冷蔵室13の側壁13Aに押し付けられることで、トレイ用棚柱30は所定の高さ位置で垂直姿勢を取って位置決めされる。この状態から、トレイ用棚柱30の取付板33に形成されたリベット孔34をなぞるようにして、図1に示すように、側壁13Aに取付孔39の形成位置の目印が設定される。次に、トレイ用棚柱30が一旦外され、側壁13Aに対して目印を利用して取付孔39が開口される。これが、トレイ用棚柱30が取り付けられる4箇所において行われる。
【0014】
そうしたらトレイ用棚柱30が、上記と同じ要領で改めて対応する棚網用棚柱20を覆って正規の取付位置に当てられ、リベット孔34からこれと整合した側壁13A上の取付孔39にわたってリベット35が打ち込まれることで、トレイ用棚柱30が側壁13A上に取り付けられる。
4本のトレイ用棚柱30が取り付けられたら、図5に示すように、対をなすレール27が、両端の引掛部を掛止孔32に引っ掛けつつ、右側と左側においてそれぞれ手前と奥のトレイ用棚柱30の間に差し渡され、同一高さで対向状に支持され、このレール27の対が複数段にわたって配される。そして、食材を載せたトレイ28が、その両側縁を対をなす両レール27に載せつつ出し入れされるようなっている。
【0015】
以上説明したように本実施形態によれば、棚網仕様をトレイ仕様に変更するに当たり、棚網用棚柱20を取り外す必要がないから、作業工数が減少する。また、トレイ用棚柱30のための取付孔39を設定する場合に、トレイ用棚柱30を正規の取付位置に仮組みした状態で設定できるから、取付孔39の形成を正確にしかも簡単に行うことができ、ひいてはトレイ用棚柱30の取り付けを正確に行うことができる。トレイ用棚柱30をリベット35で止める場合、トレイ用棚柱30が吊り下げ支持されていることから、リベット35で止める作業がしやすい等、数々の利点を得ることができる。
【0016】
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態を図6ないし図8によって説明する。
この第2実施形態の冷蔵庫では、冷蔵室13の左右の側壁13Aにおける手前側の位置と、奥壁13Bの左右両端部の都合4箇所に棚網用棚柱20が設けられている。
係る冷蔵庫をトレイ仕様に変更する手段として、4本のトレイ用棚柱30Aと左右一対のパネル40とが設けられている。トレイ用棚柱30Aは概ね、上記第1実施形態のトレイ用棚柱30から上面板36と係止片37とが除去された形状に形成されている。
【0017】
パネル40自体は浅皿状に形成されており、図7に示すように、冷蔵室13の側壁13Aの棚網用棚柱20の取付位置から、奥壁13Bにおける棚網用棚柱20の取付位置までを覆えるような平面L字形に曲げ形成されている。このパネル40における側壁13Aへの装着面41の手前側の端縁と、奥壁13Bへの装着面42の端縁とが、それぞれ棚網用棚柱20に当接されるようになっており、両当接面41A,42Aには、ねじ43の挿通用に長孔44が複数個ずつ形成されている。
また、パネル40における側壁13Aへの装着面41には、その手前側と奥側の2箇所において、それぞれトレイ用棚柱30Aが取り付けられるようになっており、両取付領域には、トレイ用棚柱30Aの取付板33に形成されたリベット孔34と整合して取付孔46が開口されている。
【0018】
第2実施形態におけるトレイ仕様に変更する手順を説明する。
各パネル40が、冷蔵室13の側壁13Aから奥壁13Bの一部にわたって宛われ、それぞれの当接面41A,42Aが棚網用棚柱20に当てられる。ここで、棚網用棚柱20の掛止孔22(図2参照)がねじ孔として利用され、長孔44に通されたねじ43が掛止孔22にねじ込まれることにより、パネル40が棚網用棚柱20に対して固定され、図7に示すように、冷蔵室13の側壁13Aから奥壁13Bの一部にわたって装着される。
このようにパネル40が装着されたら、トレイ用棚柱30Aがパネル40上の取付領域に当てられ、リベット孔34からこれと整合した取付孔46にわたってリベット47が打ち込まれることで、トレイ用棚柱30Aがパネル40上に取り付けられる。
【0019】
第2実施形態によれば、棚網仕様をトレイ仕様に変更するに当たり、棚網用棚柱20を取り外す必要がないから、作業工数が減少する。また、トレイ用棚柱30Aをリベット止めするための取付孔46を、冷蔵室13の側壁13Aに開口する必要がないから、壁内に配されている例えば排水パイプ用ヒータのリード線等の部品を損傷させるといったことが未然に防止できる。
なお、パネル40の上面板48と下面板49とを切除して上下両面を開口すると、パネル40自体がダクトに利用でき、トレイによって塞がれ勝ちとなる冷気通路が確保できて、冷蔵室13内に冷気を良好に循環供給することができる。この開口を形成するに当たり、上面板48、下面板49を単に切除するのではなく、トレイ用棚柱30Aの取付面(装着面41)の裏面側に折り重ねると、取付面の補強を図ることができる。
【0020】
<第3実施形態>
図9および図10は本発明の第3実施形態を示す。
トレイ仕様の冷蔵庫では、トレイ28(図5参照)をレール27に沿って入れた場合に冷蔵室13の奥壁13Bにぶつけることがあるため、補強することが望ましい。この第3実施形態では、奥壁13Bに設けられた棚網用棚柱20を利用して補強することを意図している。
そのため、補強パネル50が備えられる。補強パネル50自体は浅皿状に形成されており、冷蔵室13の奥壁13Bの左右の棚網用棚柱20の取付位置を覆うことが可能な大きさに形成されている。この補強パネル50の左右の側縁が、棚網用棚柱20に当接されるようになっており、両当接面51には、ねじ52の挿通孔53が複数個ずつ形成されている。また、上面板55における奥縁の左右両端部からは、図10に示すように、棚網用棚柱20における突出部21の上面開口21Aに挿入可能な係止片56が、下向きに曲げ形成されている。
【0021】
補強パネル50を取り付けるには、左右の係止片56が左右の棚網用棚柱20の上面開口21Aに係止して吊り下げ状に被せられ、それぞれの当接面51が棚網用棚柱20に当てられる。ここで、同様に棚網用棚柱20の掛止孔22がねじ孔として利用され、挿通孔53に通されたねじ52が掛止孔22(ねじ孔)にねじ込まれることにより、補強パネル50が棚網用棚柱20の前面に張られた状態となる。
補強パネル50を取り付けるに当たり、既設の棚網用棚柱20をそのまま利用したから、冷蔵庫の設置現場でも対応可能である。補強パネル50が棚網用棚柱20に吊り下げ支持できるようになっているから、位置決めが楽であり、またねじ52で止める作業も簡単に行うことができる。
【0022】
図11は、変形例になる補強パネル60を示しており、端的には、幅方向の中央部において、手前側に突出されたストッパ突条61が形成されている。このストッパ突条61は、棚網用棚柱20にねじ52で止められる当接面62よりも手前に突出しており、ストッパ突条61の両側の当接面62までの領域は逆に奥側に引っ込んでいる。
この補強パネル60を使用した場合は、トレイ28(図5参照)がストッパ突条61に当たって挿入が規制されることになるから、トレイ28の奥縁と補強パネル60との間に、広い冷気通路が確保できる利点が得られる。
【0023】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)第3実施形態に例示したように、補強パネルに棚棚用棚柱の上面開口に挿入される係止片を設けた構造を、第2実施形態におけるトレイ用棚柱を取り付けるパネルに採用してもよい。この構造によれば、パネルを棚網用棚柱に吊り下げて支持できるから、位置決めがしやすく、またパネルを棚網用棚柱に固定する作業も簡単にできる。
(2)トレイ用棚柱を冷蔵室の壁面やパネルに取り付ける場合に、リベットに代えてねじ等の他の締結具を使用してもよい。
(3)本発明は上記実施形態に例示した冷蔵庫に限らず、冷凍庫、温蔵庫等、要は、棚網仕様からトレイ仕様に改良して製造し得る形式の貯蔵庫全般に広く適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係るトレイ用棚柱の取付手順を説明するための側断面図
【図2】 トレイ用棚柱の取付構造を示す部分分解斜視図
【図3】 トレイ用棚柱の吊り下げ構造を示す部分断面図
【図4】 トレイ用棚柱の仮組状態を示す部分正面図
【図5】 トレイ仕様に変更された状態の側断面図
【図6】 本発明の第2実施形態に係るパネルの斜視図
【図7】 トレイ仕様に変更された状態の平断面図
【図8】 その斜視図
【図9】 第3実施形態に係る補強パネルの取付構造を示す斜視図
【図10】 その断面図
【図11】 変形例になる補強パネルの取付状態を示す斜視図
【符号の説明】
13…冷蔵室 13A…(冷蔵室13の)側壁 13B…(冷蔵室13の)奥壁 20…棚網用棚柱 20A…(棚網用棚柱20の)側縁 21A…(棚網用棚柱20の)上面開口 27…レール 28…トレイ 30,30A…トレイ用棚柱 31…突出部 31A…(突出部21の位置決め用の)内側面 33…取付板 34…リベット孔 35…リベット 37…係止片 39…取付孔 40…パネル
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷蔵庫等の貯蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】
業務用の冷蔵庫で食材を冷蔵保存する場合、一般には食材を棚網上に載せるようにしている。そのため、前面が開口された冷蔵室の左右の側壁、さらには必要に応じて奥壁には棚柱が設けられ、各棚柱に棚受金を取り付けて、棚網を同一段の棚受金にわたって載せることで水平姿勢で支持し、この棚網上に上記のように食材を載せるようになっている。
一方、シートパン、ホテルパン等のいわゆるトレイ上に食材を載せ、トレイごと冷蔵室に出し入れする方法も一部で採用される。この場合は、貯蔵室の左右の側壁にトレイ用の別仕様の棚柱を設け、これらの棚柱を利用して、左右一対のレールを対向状に多段に設け、上記のように食材を載せたトレイをレールに沿って出し入れするようになっている。
【0003】
ところで、上記のようなトレイ仕様の冷蔵庫を製造する場合は、棚網仕様のものと比べて相対的に製造数が少ないことから、棚網仕様の冷蔵庫を改良して製造される場合がある。端的には棚網用棚柱をトレイ用棚柱に代えるのであるが、そのため従来では、リベットをドリルで外しつつ棚網用棚柱を冷蔵室の壁面から取り外し、壁面にトレイ用棚柱に対応した取付孔を新たに開口したのち、トレイ用棚柱をリベットで取り付けるようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに従来の方法では、棚網用棚柱を外すこと自体が相当に面倒である上に、リベットをドリルで外す場合に壁面を変形させたり傷付けたりするおそれがあり、また、新たなトレイ用棚柱の取付孔を開口する場合に正確に寸法取りすることが難しくて、左右でずれて取り付けられるおそれがある等、数々の問題点を抱えており、さらなる改良が要望されていた。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、上記の問題点を一掃したトレイ仕様への変更手段を提供するところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、前面が開口された貯蔵室の内壁には、棚網を受けるべく棚受金が取り付けられる棚網用棚柱が設けられた貯蔵庫において、トレイを受けるべくレールが取付可能なトレイ用棚柱が別途備えられ、このトレイ用棚柱は、前記棚網用棚柱の上端開口に係止可能な係止部を備え、かつ前記棚網用棚柱を覆って貯蔵室の内壁に取付可能となっている構成としたところに特徴を有する。
【0006】
請求項2の発明は、前面が開口された貯蔵室の内壁には、棚網を受けるべく棚受金が取り付けられる棚網用棚柱が設けられた貯蔵庫において、前記棚網用棚柱を覆ってこの棚網用棚柱に固定可能なパネルが備えられ、このパネルに、トレイを受けるべくレールが取付可能なトレイ用棚柱が設けられているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項2に記載のものにおいて、前記パネルには、前記棚網用棚柱の上端開口に係止可能な係止部が設けられているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項2に記載のものにおいて、前記パネルは、その上下両面が開口されて冷気等を流通させる上下方向のダクトとして利用可能となっているところに特徴を有する。
【0007】
【発明の作用及び効果】
<請求項1の発明>
トレイ用棚柱は以下のようにして取り付けられる。まず、トレイ用棚柱は係止部を棚網用棚柱の上面開口に係止して吊り下げ状に被せられ、続いて一方の内側縁が棚網用棚柱の側縁に当てられつつ貯蔵室の内壁に押し付けられることで、所定の高さ位置で垂直姿勢を取って位置決めされる。この状態から、トレイ用棚柱に形成された取付孔を利用し、例えばそれをなぞるようにして内壁に取付孔の形成位置が設定される。次に、トレイ用棚柱を一旦外したのち内壁に取付孔が開口され、改めてトレイ用棚柱が、上記と同じ要領で棚網用棚柱を覆って正規の取付位置に当てられ、取付孔同士にリベット等の締結具を装着して締結することで内壁上に取り付けられる。
棚網用棚柱を取り外す必要がないから、作業工数が減少する。また、トレイ用棚柱のための取付孔を設定する場合に、トレイ用棚柱を正規の取付位置に仮組みした状態で設定できるから、取付孔の形成を正確にしかも簡単に行うことができ、ひいてはトレイ用棚柱の取り付けを正確に行うことができる。
【0008】
<請求項2の発明>
パネルが棚網用棚柱を覆って貯蔵室の内壁上に当てられ、棚網用棚柱に対して固定される。このパネル上にトレイ用棚柱が固定される。
棚網用棚柱を取り外す必要がないから、作業工数が減少する。また、トレイ用棚柱のための取付孔を貯蔵室の内壁に開口する必要がないから、壁内に配されている例えば排水パイプ用ヒータのリード線等の部品を損傷させるといったことが未然に防止できる。
<請求項3の発明>
パネルが係止部を利用して棚網用棚柱に吊り下げられるから、位置決めがしやすく、またパネルを棚網用棚柱に固定する作業も楽にできる。
<請求項4の発明>
パネル自体がダクトに利用できて、貯蔵室内に冷気等を循環させる場合に有効となる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
<第1実施形態>
本発明を冷蔵庫に適用した第1実施形態を図1ないし図5によって説明する。図1において、符号10は、前面開口の断熱箱体からなる冷蔵庫本体であって、底面の四隅に配された脚11で支持されるとともに、上面には冷却器等が装備された機械室12が設けられている。冷蔵庫本体10内には冷蔵室13が構成されており、前面開口の中央高さ位置に仕切枠14がわたされることで上下の出入口15が形成され、各出入口15に断熱扉16が揺動開閉可能に装着されるようになっている。
【0010】
冷蔵庫は初めは、棚網仕様に製造される。そのため、図1に参照して示すように、冷蔵室13の左右の側壁13Aにおける手前側と奥側の位置に、合計4本の棚網用棚柱20が設けられている。
棚網用棚柱20は、図2にも示すように、幅方向の中央部を手前側に突出させた段付き状に形成されており、その突出部21には、棚受金を適宜高さにおいて着脱可能に取り付けることのできる多数の掛止孔22が、所定ピッチで形成されている。この棚網用棚柱20が、上記の突出部21に設けられたリベット孔24からリベット25を打ち込むことで側壁13Aに固定されている。
そして、4本の棚網用棚柱20にわたって同一高さで棚受金が取り付けられ、それらの棚受金に引っ掛けられることよって棚網(図示せず)が水平姿勢で支持され、この棚網上に食材等が載せられるようになっている。
【0011】
さて、本実施形態の冷蔵庫は、上記の棚網仕様からトレイ仕様に変更して製造されるようになっている。トレイ仕様のものは基本的には、図5に示すように、冷蔵室13の左右の側壁13Aに、L字形をなす左右一対のレール27が対向状に多段に設けられ、トレイ28が両レール27に沿って出し入れされるようになっている。
そのため、上記した棚網用棚柱20とは別のトレイ用棚柱30が準備される。このトレイ用棚柱30は、棚網用棚柱20と同様に、幅方向の中央部を手前側に突出させた段付き状に形成されているが、全体的には棚網用棚柱20と比べて、幅並びに厚さが大型となっており、左右の側壁13Aに取り付けられるもの同士で対称形状となっている。
【0012】
トレイ用棚柱30の突出部31は、図4に示すように、棚網用棚柱20全体の幅の2倍程度の幅を有しており、その表面には、トレイ28の長さ方向の両端部に設けられた引掛部(図示せず)を掛止する掛止孔32が、所定ピッチで多段に形成されている。一方、両側縁の取付板33には、リベット35を打ち込むためのリベット孔34が、所定間隔を開けて形成されている。
また、図2に示すように、トレイ用棚柱30の突出部21の上面には上面板36が形成され、左側壁13Aに取り付けられるものを例に取ると、上面板36の奥縁における正面から見た左端寄りの位置に、係止片37が両取付板33と面一の位置で下向きに曲げ形成されている。この係止片37は少し先細りに形成され、棚網用棚柱20における突出部21の上面開口21Aにほぼ緊密に挿入可能となっており、係止片37が突出部21の上面開口21A内の正規位置に挿入されると、図4に示すように、トレイ用棚柱30の突出部31の正面から見た左内側面31Aが、棚網用棚柱20の左側縁20Aに当たる設定となっている。
なお、右側壁13Aに取り付けられるトレイ用棚柱30では、上面板36の奥縁における正面から見た右端寄りの位置に係止片37が形成されている。
【0013】
続いて、トレイ仕様に変更する手順の一例を説明する。
まずトレイ用棚柱30が準備され、図3の矢線に示すように、係止片37を既設の棚網用棚柱20の上面開口21Aに係止して吊り下げ状に被せられ、続いて図4に示すように、突出部21の位置決め用の内側面31Aが、棚網用棚柱20の対応する側縁20Aに当てられつつ冷蔵室13の側壁13Aに押し付けられることで、トレイ用棚柱30は所定の高さ位置で垂直姿勢を取って位置決めされる。この状態から、トレイ用棚柱30の取付板33に形成されたリベット孔34をなぞるようにして、図1に示すように、側壁13Aに取付孔39の形成位置の目印が設定される。次に、トレイ用棚柱30が一旦外され、側壁13Aに対して目印を利用して取付孔39が開口される。これが、トレイ用棚柱30が取り付けられる4箇所において行われる。
【0014】
そうしたらトレイ用棚柱30が、上記と同じ要領で改めて対応する棚網用棚柱20を覆って正規の取付位置に当てられ、リベット孔34からこれと整合した側壁13A上の取付孔39にわたってリベット35が打ち込まれることで、トレイ用棚柱30が側壁13A上に取り付けられる。
4本のトレイ用棚柱30が取り付けられたら、図5に示すように、対をなすレール27が、両端の引掛部を掛止孔32に引っ掛けつつ、右側と左側においてそれぞれ手前と奥のトレイ用棚柱30の間に差し渡され、同一高さで対向状に支持され、このレール27の対が複数段にわたって配される。そして、食材を載せたトレイ28が、その両側縁を対をなす両レール27に載せつつ出し入れされるようなっている。
【0015】
以上説明したように本実施形態によれば、棚網仕様をトレイ仕様に変更するに当たり、棚網用棚柱20を取り外す必要がないから、作業工数が減少する。また、トレイ用棚柱30のための取付孔39を設定する場合に、トレイ用棚柱30を正規の取付位置に仮組みした状態で設定できるから、取付孔39の形成を正確にしかも簡単に行うことができ、ひいてはトレイ用棚柱30の取り付けを正確に行うことができる。トレイ用棚柱30をリベット35で止める場合、トレイ用棚柱30が吊り下げ支持されていることから、リベット35で止める作業がしやすい等、数々の利点を得ることができる。
【0016】
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態を図6ないし図8によって説明する。
この第2実施形態の冷蔵庫では、冷蔵室13の左右の側壁13Aにおける手前側の位置と、奥壁13Bの左右両端部の都合4箇所に棚網用棚柱20が設けられている。
係る冷蔵庫をトレイ仕様に変更する手段として、4本のトレイ用棚柱30Aと左右一対のパネル40とが設けられている。トレイ用棚柱30Aは概ね、上記第1実施形態のトレイ用棚柱30から上面板36と係止片37とが除去された形状に形成されている。
【0017】
パネル40自体は浅皿状に形成されており、図7に示すように、冷蔵室13の側壁13Aの棚網用棚柱20の取付位置から、奥壁13Bにおける棚網用棚柱20の取付位置までを覆えるような平面L字形に曲げ形成されている。このパネル40における側壁13Aへの装着面41の手前側の端縁と、奥壁13Bへの装着面42の端縁とが、それぞれ棚網用棚柱20に当接されるようになっており、両当接面41A,42Aには、ねじ43の挿通用に長孔44が複数個ずつ形成されている。
また、パネル40における側壁13Aへの装着面41には、その手前側と奥側の2箇所において、それぞれトレイ用棚柱30Aが取り付けられるようになっており、両取付領域には、トレイ用棚柱30Aの取付板33に形成されたリベット孔34と整合して取付孔46が開口されている。
【0018】
第2実施形態におけるトレイ仕様に変更する手順を説明する。
各パネル40が、冷蔵室13の側壁13Aから奥壁13Bの一部にわたって宛われ、それぞれの当接面41A,42Aが棚網用棚柱20に当てられる。ここで、棚網用棚柱20の掛止孔22(図2参照)がねじ孔として利用され、長孔44に通されたねじ43が掛止孔22にねじ込まれることにより、パネル40が棚網用棚柱20に対して固定され、図7に示すように、冷蔵室13の側壁13Aから奥壁13Bの一部にわたって装着される。
このようにパネル40が装着されたら、トレイ用棚柱30Aがパネル40上の取付領域に当てられ、リベット孔34からこれと整合した取付孔46にわたってリベット47が打ち込まれることで、トレイ用棚柱30Aがパネル40上に取り付けられる。
【0019】
第2実施形態によれば、棚網仕様をトレイ仕様に変更するに当たり、棚網用棚柱20を取り外す必要がないから、作業工数が減少する。また、トレイ用棚柱30Aをリベット止めするための取付孔46を、冷蔵室13の側壁13Aに開口する必要がないから、壁内に配されている例えば排水パイプ用ヒータのリード線等の部品を損傷させるといったことが未然に防止できる。
なお、パネル40の上面板48と下面板49とを切除して上下両面を開口すると、パネル40自体がダクトに利用でき、トレイによって塞がれ勝ちとなる冷気通路が確保できて、冷蔵室13内に冷気を良好に循環供給することができる。この開口を形成するに当たり、上面板48、下面板49を単に切除するのではなく、トレイ用棚柱30Aの取付面(装着面41)の裏面側に折り重ねると、取付面の補強を図ることができる。
【0020】
<第3実施形態>
図9および図10は本発明の第3実施形態を示す。
トレイ仕様の冷蔵庫では、トレイ28(図5参照)をレール27に沿って入れた場合に冷蔵室13の奥壁13Bにぶつけることがあるため、補強することが望ましい。この第3実施形態では、奥壁13Bに設けられた棚網用棚柱20を利用して補強することを意図している。
そのため、補強パネル50が備えられる。補強パネル50自体は浅皿状に形成されており、冷蔵室13の奥壁13Bの左右の棚網用棚柱20の取付位置を覆うことが可能な大きさに形成されている。この補強パネル50の左右の側縁が、棚網用棚柱20に当接されるようになっており、両当接面51には、ねじ52の挿通孔53が複数個ずつ形成されている。また、上面板55における奥縁の左右両端部からは、図10に示すように、棚網用棚柱20における突出部21の上面開口21Aに挿入可能な係止片56が、下向きに曲げ形成されている。
【0021】
補強パネル50を取り付けるには、左右の係止片56が左右の棚網用棚柱20の上面開口21Aに係止して吊り下げ状に被せられ、それぞれの当接面51が棚網用棚柱20に当てられる。ここで、同様に棚網用棚柱20の掛止孔22がねじ孔として利用され、挿通孔53に通されたねじ52が掛止孔22(ねじ孔)にねじ込まれることにより、補強パネル50が棚網用棚柱20の前面に張られた状態となる。
補強パネル50を取り付けるに当たり、既設の棚網用棚柱20をそのまま利用したから、冷蔵庫の設置現場でも対応可能である。補強パネル50が棚網用棚柱20に吊り下げ支持できるようになっているから、位置決めが楽であり、またねじ52で止める作業も簡単に行うことができる。
【0022】
図11は、変形例になる補強パネル60を示しており、端的には、幅方向の中央部において、手前側に突出されたストッパ突条61が形成されている。このストッパ突条61は、棚網用棚柱20にねじ52で止められる当接面62よりも手前に突出しており、ストッパ突条61の両側の当接面62までの領域は逆に奥側に引っ込んでいる。
この補強パネル60を使用した場合は、トレイ28(図5参照)がストッパ突条61に当たって挿入が規制されることになるから、トレイ28の奥縁と補強パネル60との間に、広い冷気通路が確保できる利点が得られる。
【0023】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)第3実施形態に例示したように、補強パネルに棚棚用棚柱の上面開口に挿入される係止片を設けた構造を、第2実施形態におけるトレイ用棚柱を取り付けるパネルに採用してもよい。この構造によれば、パネルを棚網用棚柱に吊り下げて支持できるから、位置決めがしやすく、またパネルを棚網用棚柱に固定する作業も簡単にできる。
(2)トレイ用棚柱を冷蔵室の壁面やパネルに取り付ける場合に、リベットに代えてねじ等の他の締結具を使用してもよい。
(3)本発明は上記実施形態に例示した冷蔵庫に限らず、冷凍庫、温蔵庫等、要は、棚網仕様からトレイ仕様に改良して製造し得る形式の貯蔵庫全般に広く適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係るトレイ用棚柱の取付手順を説明するための側断面図
【図2】 トレイ用棚柱の取付構造を示す部分分解斜視図
【図3】 トレイ用棚柱の吊り下げ構造を示す部分断面図
【図4】 トレイ用棚柱の仮組状態を示す部分正面図
【図5】 トレイ仕様に変更された状態の側断面図
【図6】 本発明の第2実施形態に係るパネルの斜視図
【図7】 トレイ仕様に変更された状態の平断面図
【図8】 その斜視図
【図9】 第3実施形態に係る補強パネルの取付構造を示す斜視図
【図10】 その断面図
【図11】 変形例になる補強パネルの取付状態を示す斜視図
【符号の説明】
13…冷蔵室 13A…(冷蔵室13の)側壁 13B…(冷蔵室13の)奥壁 20…棚網用棚柱 20A…(棚網用棚柱20の)側縁 21A…(棚網用棚柱20の)上面開口 27…レール 28…トレイ 30,30A…トレイ用棚柱 31…突出部 31A…(突出部21の位置決め用の)内側面 33…取付板 34…リベット孔 35…リベット 37…係止片 39…取付孔 40…パネル
Claims (4)
- 前面が開口された貯蔵室の内壁には、棚網を受けるべく棚受金が取り付けられる棚網用棚柱が設けられた貯蔵庫において、
トレイを受けるべくレールが取付可能なトレイ用棚柱が別途備えられ、このトレイ用棚柱は、前記棚網用棚柱の上端開口に係止可能な係止部を備え、かつ前記棚網用棚柱を覆って貯蔵室の内壁に取付可能となっていることを特徴とする貯蔵庫。 - 前面が開口された貯蔵室の内壁には、棚網を受けるべく棚受金が取り付けられる棚網用棚柱が設けられた貯蔵庫において、
前記棚網用棚柱を覆ってこの棚網用棚柱に固定可能なパネルが備えられ、このパネルに、トレイを受けるべくレールが取付可能なトレイ用棚柱が設けられていることを特徴とする貯蔵庫。 - 前記パネルには、前記棚網用棚柱の上端開口に係止可能な係止部が設けられていることを特徴とする請求項2記載の貯蔵庫。
- 前記パネルは、その上下両面が開口されて冷気等を流通させる上下方向のダクトとして利用可能となっていることを特徴とする請求項2記載の貯蔵庫。
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