JP3918573B2 - レーダ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、広帯域フェーズドアレイアンテナが設けられ、レーダおよび警戒受信等の複数機能を有したレーダ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のレーダ装置について図面を参照しながら説明する。図5はレーダ、警戒受信等の複数機能を一つの広帯域フェーズドアレイアンテナにより実施可能な従来のレーダ装置の構成を示すものである。
【0003】
図5において、1はサブアレイ1−1乃至1−4から構成される広帯域フェーズドアレイアンテナ、2は送受信切換用のサーキュレータ、3は機能切換用のスイッチ、4はモノパルスコンパレータ、5は周波数変換器、6はA/D変換器、7は受信信号分析処理器、8は受信信号識別処理器、9は制御器、10はモノパルス処理器、11はレーダ信号処理器、12は励振機、13はビーム制御器である。
【0004】
また、図6は広帯域フェーズドアレイアンテナ1のサブアレイの代表例として、サブアレイ1−1の細部構成を示すものである。図において、14は素子アンテナ、15は素子アンテナ14と接続された送受信モジュール、16は送受信モジュール15に設けられ、入出力端が素子アンテナ14と接続されたサーキュレータ、17はサーキュレータ16の出力端に接続された低雑音増幅器、18はサーキュレータ16の入力端に接続された高出力増幅器、19はスイッチ、20はスイッチ19に接続され、ビーム制御器13の制御指令S16によって位相を制御する移相器、21は移相器20に接続された給電回路である。
広帯域フェーズドアレイアンテナ1は、素子アンテナ14、送受信モジュール15、および給電回路21に広帯域性のあるデバイス(部品)を用いて構成したものである。また、通常のフェーズドアレイアンテナでは、所定の周波数におけるビーム走査角を制御するのに対して、広帯域フェーズドアレイアンテナ1では、ビーム制御器13が周波数に応じて移相器に対する制御指令S16を変化させ、ビーム走査角と共に、ビーム制御に必要な演算を周波数に対応して行う。
【0005】
次に、従来のレーダ装置における警戒受信時の動作について図面を参照しながら説明する。
広帯域フェーズドアレイアンテナ1により受信された高周波受信信号はサーキュレータ2を経て、スイッチ3に伝送される。この時、スイッチ3は周波数変換器5に接続され、サーキュレータ2からの高周波受信信号は、周波数変換器5にて局発信号S1〜S7に基いて中間周波数に変換され、A/D変換器6にてディジタル信号に変換される。A/D変換器6でディジタル信号に変換された後、受信信号分析処理器7にて受信信号の詳細な周波数の分析が行われ、受信信号識別処理器8にて目標の識別が為される。受信信号識別処理器8で識別された目標の情報に基づいて、制御器9より目標の周波数情報S8及び制御信号S9を励振機12、およびビーム制御器13に送出すると共に、スイッチ3の接続をモノパルスコンパレータ4側に切換える。
【0006】
4つのサブアレイ1−1乃至1−4からの受信信号Σ1〜Σ4は、モノパルスコンパレータ4に入力され、モノパルスコンパレータ4にて次の式1〜3に基いた計算結果が各々出力される。周波数変換器5は、この出力を局発信号S1〜S7に基いて中間周波数に変換し、A/D変換器6にてディジタル信号に変換された後に、モノパルス処理器10、レーダ信号処理器11を経て、制御器9より識別された目標の角度情報を図示しない表示器へ出力する。
【0007】
Σ=1/2×(Σ1+Σ2+Σ3+Σ4) ・・・(式1)
ΔAZ=1/2×((Σ1+Σ3)―(Σ2+Σ4))・・・(式2)
ΔEL=1/2×((Σ1+Σ2)―(Σ3+Σ4))・・・(式3)
【0008】
以上により、警戒受信時には、広帯域アクティブフェーズドアレイアンテナの受信信号に基いて、相手側のレーダが送信する電波を受信、分析し、相手方位や味方識別を行う。また、この受信処理においては広い周波数範囲をカバーする必要がある。
【0009】
なお、レーダ動作時については、送信信号の送信動作が加わるのみで、受信処理については概略同等の流れで処理が行われる。すなわち、励振機12の送信信号S11〜S14は、サーキュレータ2を介して広帯域アクティブフェーズドアレイアンテナ1に送出される。また、制御器9からの制御信号S15に基いて、ビーム制御器13が、各サブアレイ1−1〜1−4のそれぞれの送受信モジュール15における、スイッチ19、移相器20等に対して制御信号S16を送出し、ビーム方向の制御が行われて、広帯域アクティブフェーズドアレイアンテナ1から電波が送信される。送信された電波は目標物で反射され、目標物からの反射波を受信して信号処理することにより、目標物の方位や距離を探知することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、従来はレーダ、警戒受信等の複数機能を一つの広帯域フェーズドアレイアンテナにより実施する場合、警戒能力を確保するために中心周波数に対して100%以上もの周波数帯域で動作させる必要があるため、モノパルス処理により目標の角度情報を精度良く得ようとした場合、広帯域特性を有するモノパルスコンパレータが必要となる。
広帯域を有するモノパルスコンパレータは、レーダの追尾に必要な振幅・位相精度が得にくいことから、精度が必要な場合には高周波受信信号の周波数に対応して振幅・位相の変動を補正するイコライザー回路を追加する必要があり、狭帯域のコンパレータよりも装置規模が大きくなる。また、このイコライザーの補正量は、アナログ部品の性質から製造・調整時に固定値として設定されることになり、キャリブレーションを行っても、この補正量を容易に変更することが困難である。
【0011】
また、警戒受信の際に複数の異なる周波数の信号を同時に受信するためには、広帯域フェーズドアレイアンテナをサブアレイに開口分割し、サブアレイ毎の高周波受信信号を個別に受信処理する必要があり、モノパルスコンパレータの出力信号と各サブアレイからの出力信号に対応して、周波数変換器やA/D変換器が多数必要となる。例えば、図5の例では、サブアレイの分割数が4であるのに対し、周波数変換器5やA/D変換器6の個数はそれよりも多く、具体的には7つ設けられている。また、広帯域モノパルスコンパレータの前段に機能切換のスイッチが必要である。よって、ハードウェア及びソフトウェア構成の複雑化が問題となっていた。
【0012】
この発明は、係る課題を解決するために為されたものであり、広帯域にわたって目標の角度情報を精度良く得ることができ、また、装置規模をより簡素化させたモノパルスコンパレータを得ることを目的としたものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
この発明によるレーダ装置は、縦横均等にN分割された開口面を有し、当該開口面に対応した素子アンテナと送受信モジュールを有するN個(N≧4、Nは偶数)のサブアレイから成る広帯域フェーズドアレイアンテナと、上記広帯域フェーズドアレイアンテナの各々のサブアレイに接続され、当該サブアレイの受信信号を周波数変換するN個の周波数変換器と、上記各々の周波数変換器に接続され、当該周波数変換器の出力信号をディジタル信号に変換するN個のA/D変換器と、上記サブアレイ毎に、温度や周波数等に関して、位相・振幅のバラツキを補正するデータを予め記憶してある振幅・位相補正メモリと、上記振幅・位相補正データメモリからの各々の補正データおよび上記各々のA/D変換器のディジタル信号における周波数情報に基づき、当該各々のディジタル信号のサブアレイ間の振幅および位相バラツキを補正する補正処理器と、上記補正処理器からの振幅・位相バラツキを補正された上記上記サブアレイの各々のモノパルス和信号Σを、加算・減算することによりモノパルス和信号Σと差信号(ΔAZ、ΔEL)を算出するディジタルモノパルスコンパレータと、上記ディジタルモノパルスコンパレータからのモノパルス和信号Σと差信号(ΔAZ、ΔEL )から目標の角度情報を得るモノパルス処理器とを備えたものである。
【0014】
また、この発明によるレーダ装置は、縦横均等にN分割された開口面を有し、当該開口面に対応した素子アンテナと送受信モジュールを有するN個(N≧4、Nは偶数)のサブアレイから成る広帯域フェーズドアレイアンテナと、上記広帯域フェーズドアレイアンテナの各々のサブアレイに接続され、当該サブアレイの受信信号を所望の周波数帯域でフィルター処理するN個のフィルタバンクと、上記各々のフィルタバンクに接続され、当該フィルタバンクの受信信号を周波数変換するN個の周波数変換器と、
上記各々の周波数変換器に接続され、当該周波数変換器の出力信号をディジタル信号に変換するN個のA/D変換器と、上記サブアレイ毎に、温度や周波数等に関して、位相・振幅のバラツキを補正するデータを予め記憶してある振幅・位相補正メモリと、上記振幅・位相補正データメモリからの各々の補正データおよび上記各々のA/D変換器のディジタル信号における周波数情報に基づき、当該各々のディジタル信号のサブアレイ間の振幅および位相バラツキを補正する補正処理器と、上記補正処理器からの振幅・位相バラツキを補正された上記上記サブアレイの各々のモノパルス和信号Σを、加算・減算することによりモノパルス和信号Σと差信号(ΔAZ、ΔEL)を算出するディジタルモノパルスコンパレータと、上記ディジタルモノパルスコンパレータからのモノパルス和信号Σと差信号(ΔAZ、ΔEL )から目標の角度情報を得るモノパルス処理器とを備えたものである。
【0015】
また、この発明によるレーダ装置は、縦横均等にN分割された開口面を有し、当該開口面に対応した素子アンテナと送受信モジュールを有するN個(N≧4、Nは偶数)のサブアレイから成る広帯域フェーズドアレイアンテナと、上記広帯域フェーズドアレイアンテナの各々のサブアレイに接続され、当該サブアレイの出力信号をディジタル信号に変換するN個のA/D変換器と、上記各々のA/D変換器からのディジタル信号より、所望の帯域の信号を抽出するN個のディジタルフィルタと、上記サブアレイ毎に、温度や周波数等に関して、位相・振幅のバラツキを補正するデータを予め記憶してある振幅・位相補正メモリと、上記振幅・位相補正データメモリからの各々の補正データおよび上記N個のディジタルフィルタのディジタル信号における周波数情報に基づき、当該各々のディジタル信号のサブアレイ間の振幅および位相バラツキを補正する補正処理器と、上記補正処理器からの振幅・位相バラツキを補正された上記上記サブアレイの各々のモノパルス和信号Σを、加算・減算することによりモノパルス和信号Σと差信号(ΔAZ、ΔEL)を算出するディジタルモノパルスコンパレータと、上記ディジタルモノパルスコンパレータからのモノパルス和信号Σと差信号(ΔAZ、ΔEL )から目標の角度情報を得るモノパルス処理器とを備えたものである。
【0016】
さらにまた、上記補正手段は、ディジタル信号の振幅および位相のバラツキを補正するための補正データが、周波数に対応付けて格納されたメモリを備えたものであっても良い。
【0017】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
この発明の実施の形態1に関わるレーダ装置について、図面を参照しながら説明する。図1は、レーダ、警戒受信等の複数機能を一つの広帯域フェーズドアレイアンテナにより実施可能な、この発明の実施の形態1に関わるレーダ装置の構成を示す図である。
図1において、1はサブアレイ1−1乃至1−4から構成される広帯域フェーズドアレイアンテナ、2は送受信切換用のサーキュレータ、5bは周波数変換器、6bはA/D変換器、7bは受信信号分析処理器、8bは受信信号識別処理器、9bは制御器、10はモノパルス処理器、11はレーダ信号処理器、12bは励振機、13はビーム制御器、22は振幅・位相補正データメモリ、23は補正処理器、24はディジタルモノパルスコンパレータである。
【0018】
周波数変換器5b、A/D変換器6b、補正処理器23、および受信信号分析処理器7bは、サーキュレータ2と同等の数N個であり、また、この個数Nは、広帯域フェーズドアレイアンテナ1のサブアレイの分割数Nと同等の数となっている。サブアレイの分割は、通常、アジマスとエレベーションの2方向にモノパルスを行うため、縦横均等に4分割する。このサブアレイの分割数Nはさらに増やすことも可能であるが、基本的には与えられた広帯域フェーズドアレイアンテナ1に与えられた開口面を均等分割し、Nは偶数(N≧4)となる。また、アジマスもしくはエレベーションのどちらか一方のみの角度情報をレーダ装置が検出する場合には、N=2でも良い。この実施の形態では、4分割の場合(N=4)の例に限って説明を行う。
【0019】
ここで、広帯域フェーズドアレイアンテナ1、サーキュレータ2、モノパルス処理器10、レーダ信号処理器11、およびビーム制御器13は、図5に示した従来のレーダ装置と同等のものである。また、広帯域フェーズドアレイアンテナ1のサブアレイの細部構成は、図6に示したように、素子アンテナ14、送受信モジュール15、サーキュレータ16、低雑音増幅器17、高出力増幅器18、スイッチ19、移相器20、および給電回路21から成る。
【0020】
次に、この発明の実施の形態1に関わるレーダ装置における警戒受信時の動作について図面を参照しながら説明する。
広帯域フェーズドアレイアンテナ1により受信された高周波受信信号はサーキュレータ2を経て、周波数変換器5bにて局発信号S1〜S4により中間周波数に変換される。この中間周波数に変換された信号は、A/D変換器6bにてディジタル信号に変換された後に、受信信号分析処理器7bにて受信信号の詳細な周波数の分析によって周波数が割り出される。受信信号識別処理器8bでは、この周波数分析結果に基づいて目標を識別し、制御器9bはこの目標の識別に応じて、目標の周波数情報S17を励振機12bおよび振幅・位相補正データメモリ22に出力し、制御信号S15をビーム制御器13に出力する。
【0021】
ここで、振幅・位相補正メモリ22には、Σ1〜Σ4の各チャンネル間(サブアレイ間)の位相・振幅のバラツキを補正するデータを記憶してある。この補正データは周波数(温度)毎に持っており、キャリブレーション信号を用いた計測を実施して設定する。すなわち、広帯域アクティブフェーズドアレイアンテナ1に周波数が既知の基準信号をキャリブレーション信号として入力し、受信信号分析処理器7bからの出力信号の振幅、位相の状態を制御器9で観測するとともに、図示しない温度センサで広帯域アクティブフェーズドアレイアンテナ1の温度を観測し、周波数や温度を変化させたときのこれらの観測結果に基づいて、周波数(温度)の情報に応じた補正量を設定する。
【0022】
次に、A/D変換器6bにてディジタル変換された4つのサブアレイの受信信号Σ1〜Σ4は、補正処理器23に入力される。また、振幅・位相補正データメモリ22は制御器9bから周波数情報S17(温度情報)が入力されると、予め格納された補正データを参照し、該周波数情報S17(温度情報)に基いて、デジタルモノパルスコンパレータ24の各チャンネルに対応した補正データS21〜S24を取り出し、この取り出されたデータを補正処理器23に送出する。補正処理器23は、A/D変換器6bおよび振幅・位相補正データメモリ22からの補正データS21〜S24に基いて、サブアレイ間の振幅・位相バラツキを補正し、ディジタルモノパルスコンパレータ24にΣ1〜Σ4のディジタル化された補正信号を入力する。ディジタルモノパルスコンパレータ24は、上述した式1〜3に基いて、入力されるディジタル化された補正信号を、加算・減算することによりモノパルス和信号Σと差信号(ΔAZ、ΔEL)を算出し、この算出結果をモノパルス処理器10に入力する。一般に、モノパルスコンパレータの性能は、Σ1〜Σ4の各チャンネルの加算・減算によって和信号・差信号を求める際の、各々の振幅・位相の精度によって決まる。振幅・位相がずれていると、和・差の演算結果に誤差を生じるため、補正処理器23によって温度変化や経時変化(例えば周波数変化)に応じた補正処理を行う。
【0023】
なお、従来のモノパルスコンパレータ4は、4つの180度ハイブリッドが相互に接続されて構成され、Σ1〜Σ4のアナログ信号に対して180度ハイブリッドで位相差を与えることにより、符号を反転させた引き算を行い、式1〜式3の演算をアナログ信号の演算で処理する。したがって、従来のモノパルスコンパレータ4では、アナログ演算処理が180度ハイブリッドの性能に依存して位相誤差が発生することになり、デジタル演算によって補正処理を容易に行えるディジタルモノパルスコンパレータ24と比べて演算誤差が大きくなる。さらに、ディジタルモノパルスコンパレータ24はCPUとメモリICによって機器を構成できるのに対し、従来のモノパルスコンパレータ4は5cm角程度の大きさを有するアナログ部品で構成されるため、この実施の形態1は従来に比べて回路規模的に小さく機器を構成することができる。
【0024】
次に、モノパルス処理器10では、ディジタルモノパルスコンパレータ24からの入力信号(和信号と差信号)に基いて、検知された目標の角度(方位)情報を求め、この情報をレーダ信号処理器11に出力して各種信号処理が行われる。レーダ信号処理器11から出力される目標の角度情報は、制御器9bを介して図示しない表示器へ出力される。
このように警戒受信時には、広帯域アクティブフェーズドアレイアンテナ1の受信信号に基いて、相手側のレーダが送信する電波を受信、分析し、相手方位や味方識別を行う。
【0025】
上述において、警戒受信時の動作について説明したが、レーダ動作時については送信信号の送信動作が加わるのみで、受信処理の流れは概ね同様である。すなわち、励振機12bの送信信号S11〜S14は、サーキュレータ2を介して広帯域アクティブフェーズドアレイアンテナ1に送出される。また、制御器9からの制御信号S15に基いて、ビーム制御器13が、各サブアレイ1−1〜1−4のそれぞれの送受信モジュール15における、スイッチ19、移相器20等に対して制御信号S16を送出し、ビーム方向の制御が行われて、広帯域アクティブフェーズドアレイアンテナ1から電波が送信される。送信された電波は目標物で反射され、目標物からの反射波が広帯域アクティブフェーズドアレイアンテナ1で受信される。この受信信号は、広帯域アクティブフェーズドアレイアンテナ1の後段の各変換器、および処理器を介してレーダ信号処理器11に入力され、レーダ信号処理器11の信号処理により、目標物の方位とともに距離を探知することができる。
【0026】
以上、この実施の形態1に関わるレーダ装置は、複数個の素子アンテナ14と送受信モジュール15から成るサブアレイN個(4つ)により構成される広帯域フェーズドアレイアンテナ1を具備し、各々のサブアレイには周波数変換器5bとA/D変換器6bが独立に接続され、受信信号をディジタル変換した後に、受信信号の周波数情報に基づき振幅・位相補正データメモリ22に格納した補正データによりディジタル受信信号のサブアレイ間の振幅・位相補正処理を行い、ディジタルモノパルスコンパレータ24にてモノパルス和信号及び差信号を算出し、モノパルス処理を行うことによって、目標の角度情報を得る構成にすることにより、モノパルスコンパレータの広帯域特性が振幅・位相補正データメモリ22のデータを準備することにより確保され、広帯域にわたり目標の角度情報を精度良く得ることが可能となる。
【0027】
また、モノパルスコンパレータをディジタル演算にて実施するため、従来と比べて装置規模の小型化が可能となる。
【0028】
さらに、周波数変換器5bやA/D変換器6bの所要数が従来と比べて少なくなるので、装置規模の小型化の効果が大きい。
【0029】
実施の形態2.
この発明の実施の形態2に関わるレーダ装置について、図面を参照しながら説明する。図2は、レーダ、警戒受信等の複数機能を一つの広帯域フェーズドアレイアンテナにより実施可能な、この発明の実施の形態2に関わるレーダ装置の構成を示す図である。
【0030】
図2において、1は広帯域フェーズドアレイアンテナ、2は送受信切換用のサーキュレータ、25はフィルタバンク、5bは周波数変換器、6bはA/D変換器、7bは受信信号分析処理器、8bは受信信号識別処理器、9bは制御器、10はモノパルス処理器、11はレーダ信号処理器、12bは励振機、13はビーム制御器、22は振幅・位相補正データメモリ、23は補正処理器、24はディジタルモノパルスコンパレータである。
ここで、1、2、5b、6b、7b、8b、9b、10、11、12b、13、22〜24の構成や動作は実施の形態2と同等のものである。
【0031】
また、サブアレイの細部構成は図6に示したように、素子アンテナ14、送受信モジュール15、サーキュレータ16、低雑音増幅器17、高出力増幅器18、スイッチ19、移相器20、および給電回路21から成る。
【0032】
また、図3はフィルタバンク25の細部構成を示すものであり、26及び28はスイッチ、27a〜27Nは各々通過帯域がシフトしているN個(Nは整数)の帯域通過フィルタである。スイッチ26は、その切換え動作によって帯域通過フィルタ27a〜27Nの一端のいずれか1つに接続されるとともに、スイッチ28がスイッチ26の接続されたものと同じ帯域通過フィルタ27の他端に接続される。
【0033】
次に、この発明の実施の形態2に関わるレーダ装置における警戒受信時の動作について図面を参照しながら説明する。
広帯域フェーズドアレイアンテナ1により受信された高周波受信信号は、サーキュレータ2を経て、フィルタバンク25にて所望の帯域の高周波受信信号を抽出し、周波数変換器5bにて局発信号により中間周波数に変換し、A/D変換器6bにてディジタル信号に変換した後に、受信信号分析処理器7bにて受信信号の詳細な周波数の分析を行い、受信信号識別処理器8bにて目標と識別されると、制御器9bより目標の周波数情報及び制御信号を励振機12b、ビーム制御器13、振幅・位相補正データメモリ22、フィルタバンク25に送出する。
フィルタバンク25は、注目する周波数対の信号のみを取り出すために、制御器9bからの制御信号に基いてスイッチ26、28を切換え、この切換えによって帯域通過フィルタ27a〜27Nの中から所望のフィルタを選択する。また、警戒受信時には、制御器9bからの制御信号に基いてローカル周波数をスイープすると共に、スイッチ26、28を順に切換えて、観測周波数を変化させつづける。なお、後述のレーダ動作時には、基本的に送信・受信同一の周波数で行うため、フィルタバンク25のスイッチ26、28は、ある特定の周波数に固定されて使用される。
【0034】
A/D変換器6bにてディジタル変換された4つのサブアレイの受信信号Σ1〜Σ4は、振幅・位相補正データメモリ22に格納された補正データから、制御器9bからの周波数情報に対応するデータを取り出して補正処理器23に送出し、補正処理器23にてサブアレイ間振幅・位相バラツキを補正し、ディジタルモノパルスコンパレータ24にて式1〜式3の演算を行い、その結果を各々出力した後に、モノパルス処理器10、レーダ信号処理器11を経て、制御器9からの目標の角度情報を図示しない表示器へ出力する。
【0035】
上述により、警戒受信時の動作について説明したが、レーダ動作時については送信信号の送信動作が加わるものの、受信処理の流れは同様である。
【0036】
以上により、この発明の請求項2に関わるレーダ装置は、複数個の素子アンテナ14と送受信モジュール15から成るサブアレイ4つにより構成される広帯域フェーズドアレイアンテナ1を具備し、各々のサブアレイにはフィルタバンク25、周波数変換器5b、A/D変換器6bが独立に接続され、受信信号をディジタル変換した後に、受信信号の周波数情報に基づき振幅・位相補正データメモリ22に格納した補正データによりディジタル受信信号のサブアレイ間の振幅・位相補正処理を行い、ディジタルモノパルスコンパレータ24にてモノパルス和信号及び差信号を算出し、モノパルス処理を行うことによって、目標の角度情報を得る構成にすることにより、モノパルスコンパレータの広帯域特性が、振幅・位相補正データメモリ22のデータを準備することにより確保され、広帯域にわたり目標の角度情報を精度良く得ることが可能となると共に、フィルタバンク25により所望の帯域の高周波信号を抽出することにより、周波数変換時に発生する不要信号を抑圧することが可能となる。
【0037】
さらに、モノパルスコンパレータをディジタル演算にて実施するため、装置規模の小型化が可能となる。
【0038】
実施の形態3.
この発明の実施の形態3に関わるレーダ装置について図面を参照しながら説明する。図4は、レーダ、警戒受信等の複数機能を一つの広帯域フェーズドアレイアンテナにより実施可能な、この発明の実施の形態3に関わるレーダ装置の構成を示す図である。
【0039】
図4において、1は広帯域フェーズドアレイアンテナ、2は送受信切換用のサーキュレータ、6bはA/D変換器、29はディジタルフィルタ、7bは受信信号分析処理器、8bは受信信号識別処理器、9bは制御器、10はモノパルス処理器、11はレーダ信号処理器、12bは励振機、13はビーム制御器、22は振幅・位相補正データメモリ、23は補正処理器、24はディジタルモノパルスコンパレータである。ここで、1、2、5b、6b、7b、8b、9b、10、11、12b、13、22〜24の構成や動作は実施の形態2と同等のものである。
【0040】
また、サブアレイの細部構成は図6に示されたものと同様であり、素子アンテナ14、送受信モジュール15、サーキュレータ16、低雑音増幅器17、高出力増幅器18、スイッチ19、移相器20、給電回路21から成る。
【0041】
次に、この発明の実施の形態3に関わるレーダ装置における警戒受信時の動作について、図面を参照しながら説明する。
広帯域フェーズドアレイアンテナ1により受信された高周波受信信号は、サーキュレータ2を経て、A/D変換器6bにてディジタル信号に変換し、ディジタルフィルタにて所望の周波数帯域の信号を抽出した後に、受信信号分析処理器7bにて受信信号の詳細な周波数の分析を行い、受信信号識別処理器8bにて目標と識別されると、制御器9bより目標の周波数情報及び制御信号を励振機12、ビーム制御器13、振幅・位相補正データメモリ22、ディジタルフィルタ29に送出する。
【0042】
A/D変換器6bにてディジタル変換された4つのサブアレイの受信信号Σ1〜Σ4は、ディジタルフィルタ29を経て、振幅・位相補正データメモリに格納された補正データから、制御器9bからの周波数情報に対応するデータを補正処理器に送出し、補正処理器23にてサブアレイ間振幅・位相バラツキを補正し、ディジタルモノパルスコンパレータ24にて式1〜3の結果を各々出力した後に、モノパルス処理器10、レーダ信号処理器11を経て、制御器9bからの目標の角度情報を、図示しない表示器へ出力する。
【0043】
上述により、警戒受信時の動作について説明したが、レーダ動作時については送信信号の送信動作が加わるのみで、受信処理の流れは同様である。
【0044】
以上により、複数個の素子アンテナ14と送受信モジュール15から成るサブアレイ4つにより構成される広帯域フェーズドアレイアンテナ1を具備し、各々のサブアレイにはA/D変換器6bが独立に接続され、受信信号をディジタル変換し、ディジタルフィルタ29により所望の帯域の信号を抽出した後に、受信信号の周波数情報に基づき振幅・位相補正データメモリ22に格納した補正データによりディジタル受信信号のサブアレイ間の振幅・位相補正処理を行い、ディジタルモノパルスコンパレータ24にてモノパルス和信号及び差信号を算出し、モノパルス処理を行って目標の角度情報を得る構成にすることにより、モノパルスコンパレータの広帯域特性は振幅・位相補正データメモリ22のデータを準備することにより確保され、広帯域にわたり目標の角度情報を精度良く得ることが可能となって、高周波受信信号を直接ディジタル変換する構成であるため、アナログでの周波数変換に必要なハードウェアを大幅に削減可能となる。
【0045】
さらに、モノパルスコンパレータをディジタル演算にて実施するため、装置規模の小型化が可能となる。
【0046】
【発明の効果】
この発明によるレーダ装置は、ディジタル演算を行うモノパルスコンパレータを用いることにより、モノパルスコンパレータの広帯域特性が、振幅・位相補正データメモリのデータを準備することにより確保され、広帯域にわたり目標の角度情報を精度良く得ることが可能となる。
また、モノパルスコンパレータをディジタル演算にて実施するため、装置規模の小型化が可能となる。
【0047】
また、フィルタバンクを用いることにより所望の帯域の高周波信号を抽出することにより、周波数変換時に発生する不要信号を抑圧することが可能となる。
【0048】
さらに、高周波受信信号を直接ディジタル変換する構成であるため、アナログでの周波数変換に必要なハードウェアを大幅に削減可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に関わるレーダ装置の構成を示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態2に関わるレーダ装置の構成を示す図である。
【図3】 フィルタバンクの細部構成を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態3に関わるレーダ装置の構成を示す図である。
【図5】 従来のレーダ装置の構成を示す図である。
【図6】 サブアレイの細部構成を示す図である。
【符号の説明】
1 広帯域フェーズドアレイアンテナ、 2サーキュレータ、 3 スイッチ、 4 モノパルスコンパレータ、 5b 周波数変換器、 6b A/D変換器、 7b 受信信号分析処理器、 8b 受信信号識別処理器、 9 制御器、 10 モノパルス処理器、 11 レーダ信号処理器、 12b 励振機、 13 ビーム制御器、 14 素子アンテナ、 15 送受信モジュール、16 サーキュレータ、 17 低雑音増幅器、 18 高出力増幅器、 19 スイッチ、 20 移相器、 21 給電回路、 22 振幅・位相補正データメモリ、 23 補正処理器、 24 ディジタルモノパルスコンパレータ、 25 フィルタバンク、 26 スイッチ、 27a〜27N 帯域通過フィルタ、 28 スイッチ、 29 ディジタルフィルタ。
Claims (4)
- 縦横均等にN分割された開口面を有し、当該開口面に対応した素子アンテナと送受信モジュールを有するN個(N≧4、Nは偶数)のサブアレイから成る広帯域フェーズドアレイアンテナと、
上記広帯域フェーズドアレイアンテナの各々のサブアレイに接続され、当該サブアレイの受信信号を周波数変換するN個の周波数変換器と、
上記各々の周波数変換器に接続され、当該周波数変換器の出力信号をディジタル信号に変換するN個のA/D変換器と、
上記サブアレイ毎に、温度や周波数等に関して、位相・振幅のバラツキを補正するデータを予め記憶してある振幅・位相補正メモリと、
上記振幅・位相補正データメモリからの各々の補正データおよび上記各々のA/D変換器のディジタル信号における周波数情報に基づき、当該各々のディジタル信号のサブアレイ間の振幅および位相バラツキを補正する補正処理器と、
上記補正処理器からの振幅・位相バラツキを補正された上記上記サブアレイの各々のモノパルス和信号Σを、加算・減算することによりモノパルス和信号Σと差信号(ΔAZ、ΔEL)を算出するディジタルモノパルスコンパレータと、
上記ディジタルモノパルスコンパレータからのモノパルス和信号Σと差信号(ΔAZ、ΔEL )から目標の角度情報を得るモノパルス処理器と
を備えたことを特徴とするレーダ装置。 - 縦横均等にN分割された開口面を有し、当該開口面に対応した素子アンテナと送受信モジュールを有するN個(N≧4、Nは偶数)のサブアレイから成る広帯域フェーズドアレイアンテナと、
上記広帯域フェーズドアレイアンテナの各々のサブアレイに接続され、当該サブアレイの受信信号を所望の周波数帯域でフィルター処理するN個のフィルタバンクと、
上記各々のフィルタバンクに接続され、当該フィルタバンクの受信信号を周波数変換するN個の周波数変換器と、
上記各々の周波数変換器に接続され、当該周波数変換器の出力信号をディジタル信号に変換するN個のA/D変換器と、
上記サブアレイ毎に、温度や周波数等に関して、位相・振幅のバラツキを補正するデータを予め記憶してある振幅・位相補正メモリと、
上記振幅・位相補正データメモリからの各々の補正データおよび上記各々のA/D変換器のディジタル信号における周波数情報に基づき、当該各々のディジタル信号のサブアレイ間の振幅および位相バラツキを補正する補正処理器と、
上記補正処理器からの振幅・位相バラツキを補正された上記上記サブアレイの各々のモノパルス和信号Σを、加算・減算することによりモノパルス和信号Σと差信号(ΔAZ、ΔEL)を算出するディジタルモノパルスコンパレータと、
上記ディジタルモノパルスコンパレータからのモノパルス和信号Σと差信号(ΔAZ、ΔEL )から目標の角度情報を得るモノパルス処理器と
を備えたことを特徴とするレーダ装置。 - 縦横均等にN分割された開口面を有し、当該開口面に対応した素子アンテナと送受信モジュールを有するN個(N≧4、Nは偶数)のサブアレイから成る広帯域フェーズドアレイアンテナと、
上記広帯域フェーズドアレイアンテナの各々のサブアレイに接続され、当該サブアレイの出力信号をディジタル信号に変換するN個のA/D変換器と、
上記各々のA/D変換器からのディジタル信号より、所望の帯域の信号を抽出するN個のディジタルフィルタと、
上記サブアレイ毎に、温度や周波数等に関して、位相・振幅のバラツキを補正するデータを予め記憶してある振幅・位相補正メモリと、
上記振幅・位相補正データメモリからの各々の補正データおよび上記N個のディジタルフィルタのディジタル信号における周波数情報に基づき、当該各々のディジタル信号のサブアレイ間の振幅および位相バラツキを補正する補正処理器と、
上記補正処理器からの振幅・位相バラツキを補正された上記上記サブアレイの各々のモノパルス和信号Σを、加算・減算することによりモノパルス和信号Σと差信号(ΔAZ、ΔEL)を算出するディジタルモノパルスコンパレータと、
上記ディジタルモノパルスコンパレータからのモノパルス和信号Σと差信号(ΔAZ、ΔEL )から目標の角度情報を得るモノパルス処理器と
を備えたことを特徴とするレーダ装置。 - 上記補正手段は、ディジタル信号の振幅および位相のバラツキを補正するための補正データが、周波数に対応付けて格納されたメモリを備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のレーダ装置。
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