JP3916338B2 - 機械式立体駐車装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、入出庫を効率良く行うようにした機械式立体駐車装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
機械式立体駐車装置として、車両の入出庫を乗入・乗出階に設けられた1つの入出庫口を経て行うタイプの駐車装置がある。このような機械式立体駐車装置においては、搬出入リフトと搬送台車とを連係させ、お互いの待ち時間を少なくすることが入出庫効率を良くする観点から望ましい。
【0003】
しかし、現実には、搬出入リフトと搬送台車との連係が常にうまくいくとは限らず、入出庫効率が低下する場合がある。つまり、搬出入リフトが車両を入出庫口から格納階に搬入して移載態勢を整えても、搬送台車が格納棚との間で車両を移載中であったり、あるいは台車走行路を走行中である場合には移載することができず、搬出入リフトは搬送台車がリフト昇降路側方に来るまでその場でじっと待機していなければならず、この間、時間をロスして入庫効率が悪くなる。逆に、搬送台車が車両を格納棚からリフト昇降路側方まで搬送して移載態勢を整えても、搬出入リフトが車両を出庫したり入庫するために入出庫口にいたり、あるいはリフト昇降路を昇降中である場合には上記と同様に移載することができず、搬送台車は搬出入リフトがリフト昇降路下降端である車両受渡しレベルに来るまでその場でじっと待機していなければならず、この間、時間をロスして出庫効率が悪くなる。
【0004】
ところで、上記の機械式立体駐車装置とはタイプが異なるが、上述の如き待機によるロスタイムをなくして入出庫効率を改善するようにしたエレベータ式立体駐車装置を本出願人は先に出願している(特開平6−240906号公報参照)。このエレベータ式立体駐車装置では、エレベータ昇降路の一方側にリフト昇降路を、他方側に待機スペースをそれぞれ設置し、上述の如き事情にて搬出入リフトとエレベータとの移載タイミングが合わなくても、車両を上記待機スペースに移動して待機させ、上記搬出入リフト又はエレベータがその場で待機することなく次の行動を起こせるようにして待ち時間をなくし、入出庫効率を良くするようにしている。
【0005】
一方、搬出入リフトの一方側に台車走行路を、他方側に格納棚を設置した機械式立体駐車装置が提案されている(特開平9−279884号公報参照)。この機械式立体駐車装置では、格納階の格納棚が台車走行路に対して前後2列に列設されていることを前提に、リフト昇降路下降端である車両受渡しレベルの後方がデッドスペースにならないようにここに車両を格納できるようにしたものである。前者の公報例における待機スペースとは利用目的は異なるが、車両を移動できるスペースがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前者の公報例では、待機スペースにトラバーサを配置し、車両をこのトラバーサに搭載して待機スペースに移動待機させるとともに、搬出入リフトとトラバーサとの間で車両を移載する際には、レイアウト上、トラバーサをエレベータ昇降路上昇端で横移動させるようになっているため、この間、エレベータは車両受渡しレベルであるエレベータ上昇端に上昇することができず、移載態勢を整えることができない。したがって、エレベータは、トラバーサが搬出入リフトとの間で車両の移載が終わって待機スペースに移動するまでその下方で待機しなければならず、ロスタイムが生ずる。
【0007】
一方、後者の公報例において、車両受渡しレベル後方の格納棚を待機スペースとして利用することが考えられるが、このものには、搬送台車と待機スペースとの間で車両を横送りして移載する横送り手段がリフト昇降路の車両受渡しレベルになく、搬出入リフトがリフト昇降路の車両受渡しレベルにいない状態では、搬送台車と待機スペースとの間で車両を移載することができない。
【0008】
そこで、後者の公報例のレイアウトを前者の公報例に採用することが考えられるが、この場合にもトラバーサがある以上、トラバーサをリフト昇降路の車両受渡しレベルに横移動させて搬送台車との間で車両を移載している間、搬出入リフトはリフト昇降路の車両受渡しレベルに下降することができず、移載態勢を整えることができない。したがって、搬出入リフトは、トラバーサが搬送台車との間で車両の移載が終わって待機スペースに移動するまでその上方で待機しなければならず、ロスタイムが生ずる。
【0009】
また、前者の公報例では、搬出入リフト、エレベータ及びトラバーサのいずれにも横送り手段が装備されているため、設備が複雑になるとともに設備費用が掛かることになる。特に、搬出入リフトは、昇降する関係上、重量増大は昇降機構の負荷増大をもたらすためできるだけ避けることが望ましく、このことは、後者の搬出入リフトにおいても同様である。
【0010】
この発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、待ち時間によるロスタイムをなくして入出庫効率を良くし、かつ搬出入リフトの重量を軽減してその昇降機構の負荷を低減するとともに、その分だけ設備費用が掛からないようにすることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、この発明は、機械式立体駐車装置において、リフト昇降路、台車走行路及び待機スペースを上記の後者の公報例の如きレイアウトにし、かつリフト昇降路の車両受渡しレベルに車両を預ける手段を設けるとともに、リフト昇降路に横送り装置を設けないようにし、搬出入リフト、搬送台車及び待機スペースの三者間で邪魔されることなく車両を受渡しできるようにしたことを特徴とする。
【0012】
具体的には、この発明は、次のような解決手段を講じた。
【0013】
すなわち、請求項1に記載の発明は、入庫口と出庫口とを兼ねた入出庫口を有する乗入・乗出階と、車両をパレットごと格納する複数の格納棚が上下多段に設けられた格納階と、パレットを下方から支持する複数個の転動自在なガイドローラを両側に有し、上記乗入・乗出階の入出庫口と格納階とを連絡するリフト昇降路において上記入出庫口と最下段の格納棚レベルとの間を昇降して車両をパレットごと搬出入する搬出入リフトと、パレットを下方から支持する複数個の転動自在なガイドローラを両側に有し、上記格納階においてリフト昇降路の一方側に設けられた台車走行路を走行して車両をパレットごと搬送する搬送台車と、上記格納階においてリフト昇降路の他方側に上記台車走行路とでリフト昇降路を挟むように設けられ、パレットを下方から支持する複数個の転動自在なガイドローラを両側に有し、車両をパレットごと一旦待機させる待機スペースと、上記リフト昇降路の両側に設けられ、パレットを下方から支持する複数個の転動自在なガイドローラを有し、上記搬送台車と待機スペースとの間を中継する中継手段とを備え、上記搬出入リフトを除く搬送台車及び待機スペースには、車両を横送りする横送り手段がそれぞれ設けられ、上記待機スペース及び中継手段は、上下の格納棚レベルにそれぞれ対応して上下に複数段設けられ、上記中継手段は、最下段の固定式中継手段と、該固定式中継手段の上方に位置する可動式中継手段とからなり、該可動式中継手段は、その側方を上記搬出入リフトが通過する際には、該搬出入リフトの昇降動作を阻害しないようにガイドローラがリフト昇降路から後退する一方、車両をパレットごとを搬送台車と待機スペースとの間で移動する際には、ガイドローラが搬送台車及び待機スペースのガイドローラと一直線状に配置されるようにリフト昇降路に進出し、かつ車両をパレットごとを上記搬出入リフトと搬送台車又は待機スペースとの間で移動する際には、ガイドローラがリフト昇降路から後退又は搬出入リフトのガイドローラと交互にかつ一直線状に配置されるようにリフト昇降路に進出し、上記固定式中継手段は、車両をパレットごと搬出入リフトと搬送台車又は待機スペースの間で移動する際には、ガイドローラが上記搬出入リフトのガイドローラと交互にかつ一直線状に配置され、車両をパレットごとを搬送台車と待機スペースとの間で移動する際には、ガイドローラが搬送台車及び待機スペースのガイドローラと一直線状に配置され、通常入出庫時には、車両をパレットごと上記搬出入リフトと搬送台車との間で移載して入出庫する一方、連続入庫時、連続出庫時又は連続入出庫時において車両をパレットごと上記搬出入リフトと搬送台車との間で移載できない状況下にあっては、車両をパレットごと搬出入リフト又は搬送台車から上記待機スペースに移動して一旦待機させ、移載可能な状況になった時点で車両をパレットごと上記待機スペースから搬出入リフト又は搬送台車に移動して入出庫するように構成されていることを特徴とする。
【0014】
上記の構成により、請求項1に記載の発明では、通常入出庫時には、車両は搬送台車の横送り手段により搬出入リフトと搬送台車との間で横送りされて移載され、出庫車両は搬出入リフトで入出庫口に搬出されて退出し、入庫車両は搬送台車で所定の格納棚に搬送されて格納される。
【0015】
一方、連続入庫時、連続出庫時又は連続入出庫時において車両を搬出入リフトと搬送台車との間で移載できない状況下にあっては、車両は搬送台車又は待機スペースの横送り手段により搬出入リフト又は搬送台車から待機スペースに横送りされて移動され、相手側に移載可能になるまで待機スペースで一旦待機する。具体的には、入庫車両を搬出入リフトから待機スペースに移載する場合には、待機スペースの横送り手段で横送りする。出庫車両を搬送台車から待機スペースに移載する場合には、搬送台車の横送り手段で横送りする。
【0016】
その後、相手側への移載が可能な状況になると、上記待機中の車両は搬送台車又は待機スペースの横送り手段により待機スペースから搬出入リフト又は搬送台車に横送りされて移動される。具体的には、出庫車両を待機スペースから搬出入リフトに移載する場合には、待機スペースの横送り手段で横送りする。入庫車両を待機スペースから搬送台車に移載する場合には、搬送台車の横送り手段で横送りする。そして、出庫車両は搬出入リフトで入出庫口に搬出されて退出し、入庫車両は搬送台車で所定の格納棚に搬送されて格納される。
【0017】
上記の入出庫において、入庫車両を搬出入リフトから待機スペースに移載する間や、逆に出庫車両を待機スペースから搬出入リフトに移載する間、搬送台車はこの移載動作に邪魔されることなくリフト昇降路の車両受渡しレベル側方に移動して移載態勢が整い、よって、搬送台車は搬出入リフトと待機スペースとの間で車両の移載が終わると同時に搬出入リフト又は待機スペースとの間での車両の移載が可能となり、従来例の如き搬出入リフトと待機スペースとの間での車両の移載が終わってトラバーサが待機スペースに戻った後に移載態勢を整える場合に比べてロスタイムがなく、効率の良い入出庫が可能になる。
【0018】
また、搬出入リフトは、入庫車両が待機スペースから搬送台車に移載し終わると同時に車両受渡しレベルに移動して移載態勢が整い、逆に出庫車両が搬送台車から待機スペースに移載し終わったときもこれと同時に車両受渡しレベルに移動して移載態勢が整い、よって、搬出入リフトは搬送台車と待機スペースとの間で車両の移載が終わった直後に搬送台車又は待機スペースとの間での車両の移載が可能となり、従来例の如き搬送台車と待機スペースとの間での車両の移載が終わってトラバーサが待機スペースに戻った後に移載態勢を整える場合に比べてロスタイムがなく、効率の良い入出庫が可能になる。
【0019】
さらに、横送り手段は搬送台車と待機スペースとにあり、搬出入リフトにはなくても車両の移載に支障を来さないことから、必要最小限の横送り手段で賄うことができて設備のシンプル化が達成され、設備費用があまり掛からない。また、搬出入リフトの重量が横送り手段のない分だけ軽くなり、その昇降機構の負荷が低減する。
【0020】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、格納階には、車両をパレットごと格納する複数の格納棚が台車走行路に対して前後2列に列設され、上記前後2列の格納棚列のうち前列には、パレットが収容されていない格納棚が少なくとも1つあり、後列の格納棚からパレットを引き出す際、この格納棚に対応する前列の格納棚からパレットを引き出して上記パレットが収容されていない格納棚に移載し、上記パレットを引き出そうとする後列の格納棚前方に空スペースを形成するように構成されていることを特徴とする。
【0021】
上記の構成により、請求項2に記載の発明では、パレットの移載スペースが格納棚列にあるので、引き出そうとする後列の格納棚に対応する前列の格納棚から引き出したパレットが上記移載スペースに速やかに移載され、後列の格納棚からパレットが短時間に引き出される。
【0022】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、パレットの枚数は格納棚の棚数だけあり、パレットが収容されていない格納棚は1つであり、この格納棚のパレットは、入庫を優先する場合には入出庫口に移載されて入庫車両の乗入れに備える一方、出庫を優先する場合には待機スペースに移載されて出庫車両の搬出経路を確保するように構成されていることを特徴とする。
【0023】
上記の構成により、請求項3に記載の発明では、入庫車両は入出庫口で待機しているパレットに乗り入れればよく、乗入・乗出階でパレットが呼び出されるのを待たずに即座に入庫が可能になる。出庫車両はパレットに邪魔されることなく速やかに出庫が可能になる
【0024】
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、搬送台車は、最下段の格納棚レベルに対応して設けられ、この搬送台車には、車両を昇降させる台車昇降台が設けられていることを特徴とする。
【0025】
上記の構成により、請求項に記載の発明では、機械式立体駐車装置の他の実施形態が具体化される。
【0026】
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、搬送台車は、各段の格納棚レベルに対応して上下に複数台設けられていることを特徴とする。
【0027】
上記の構成により、請求項に記載の発明では、機械式立体駐車装置の別の実施形態が具体化される。
【0028】
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、搬送台車は、格納棚の段数よりも少ない数だけ上下に複数台設けられ、これら搬送台車の少なくとも1台には、車両を昇降させる台車昇降台が設けられ、上記各搬送台車で各段の格納棚又は中継手段との間での車両の移載を分担するように構成されていることを特徴とする。
【0029】
上記の構成により、請求項に記載の発明では、機械式立体駐車装置のさらに別の実施形態が具体化される。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。
【0031】
図1〜5はこの発明の一実施形態に係る機械式立体駐車装置を示し、この機械式立体駐車装置は、車両CをパレットPに搭載して入出庫するタイプである。
【0032】
図1〜5において、1は地上に設けられた乗入・乗出階、2は地下に構築された躯体であって、この躯体2の内部は格納階3を構成し、上記乗入・乗出階1には、上下開閉式のドア4を有する入出庫口5が上記格納階3の一端(図2及び図3で右端)側に対応して設けられている。この入出庫口5は入庫口と出庫口とを兼ねた入出庫兼用タイプであって、上記躯体2の乗入・乗出階1に延出する部分で構成され、入庫車両Cがドア4を経て入出庫口5に乗り入れる一方、出庫車両Cが入出庫口5からドア4を経て乗り出すようになっている。
【0033】
上記格納階3は、上下に延びるリフト昇降路6によって入出庫口5下方に連絡され、このリフト昇降路6には、車両CをパレットPに搭載して搬出入する搬出入リフト7が昇降可能に設置されている。上記格納階3のほぼ中央には台車走行路8がリフト昇降路6の一方側(図1左側)に対応して設けられている。
【0034】
上記台車走行路8の両側には、車両CをパレットPごと格納する格納棚9が台車走行路8に対して全長に亘って前後2列に列設され、この前後2列の格納棚9いわゆるダブル棚が上下3段に設けられ、上記搬出入リフト7が入出庫口5と中段の格納棚レベルとの間を昇降するようになっている。上記リフト昇降路6では、最上段及び中段の格納棚9に対応するスペースを上段及び下段受渡しスペースUS1,US2とし、最下段の格納棚9に対応するスペースを他の格納棚9と同様に車両Cを格納する格納棚9として利用してその分だけ駐車効率を高めている。
【0035】
上記格納階3においてリフト昇降路6の他方側(図1右側)、つまりダブル棚の後列の格納棚9に対応する棚には、車両C(車載パレットP)又は空パレットPを一旦待機させる上段及び下段待機スペースTS1,TS2が上記台車走行路8とでリフト昇降路6を挟むように最上段及び中段の格納棚レベルにそれぞれ対応して上下に2段設けられている。この上段及び下段待機スペースTS1,TS2の本来の用途は、上述の如く車両C(車載パレットP)又は空パレットPを一旦待機させることであるが、満車時には格納棚として使用することができるものである。
【0036】
上記台車走行路8の床面には2条の走行レール10が敷設され、この2条の走行レール10には1台の搬送台車11が最下段の格納棚レベルに対応して配置され、この搬送台車11は台車走行路8を走行して車両CをパレットPごと搬送するようになっている。
【0037】
上記リフト昇降路6の上段受渡しスペースUS1には、中継手段としての可動式中継装置12が最上段の格納棚レベルに対応して設置され、この可動式中継装置12は、後で詳しく説明するが、上記搬出入リフト7の昇降動作を阻害しないように出退可能に構成されている。また、上記リフト昇降路6の下段受渡しスペースUS2には、同じく中継手段としての固定式中継装置13が中段の格納棚レベルに対応して設置されている。この下段受渡しスペースUS2の中継装置13を固定式にしたのは、搬出入リフト7がこれ以上下降せず、上記可動式中継装置12のようには搬出入リフト7の昇降動作を阻害することがないからである。そして、これら上下2段の可動式中継装置12及び固定式中継装置13により上記搬送台車11と上段及び下段待機スペースTS1,TS2との間を中継するようになっている。
【0038】
上記した各部の構成を詳しく説明すると、上記上段及び下段待機スペースTS1,TS2の台車走行路8側から見て左右両端には、複数個のガイドローラ14を2つのフレーム15間に軸14aで転動自在に支持したガイドローラ列(図6及び図9にその一部が明瞭に現れる)がそれぞれ配置され、これらガイドローラ列は、パレットP裏面のガイドフレームp1(図7〜11に明瞭に現れる)を各ガイドローラ14で下方から支持して車載パレットP又は空パレットPを上段及び下段待機スペースTS1,TS2に待機させるとともに、上記搬出入リフト7又は搬送台車11と上段及び下段待機スペースTS1,TS2との間で車載パレットP又は空パレットPを移載する際、上記ガイドフレームp1を各ガイドローラ14で下方から支持して車載パレットP又は空パレットPを移動案内するようになっている。
【0039】
上記各格納棚9の台車走行路8側から見て左右両端にも、図示しないが、上記上段及び下段待機スペースTS1,TS2のガイドローラ列と同様に構成されたガイドローラ列があり、以下、格納棚9のガイドローラというときにも上記ガイドローラ14と同じ符号を付すことにする。つまり、各格納棚9のガイドローラ列は、パレットP裏面の短辺側両サイドに設けられたガイドフレームp1を各ガイドローラ14で下方から支持して車載パレットP又は空パレットPを格納棚9に格納するとともに、上記搬送台車11と格納棚9との間で車載パレットP又は空パレットPを移載する際、車載パレットP又は空パレットPの上記ガイドフレームp1を各ガイドローラ14で下方から支持して車載パレットP又は空パレットPを移動案内するようになっている。
【0040】
上記搬出入リフト7は、矩形に枠組まれたフレームからなるリフト昇降台16(図6,7及び図9〜11に明瞭に現れる)を備えてなり、このリフト昇降台16は、リフト昇降路6に立設された複数本の支柱17及び横梁18からなる枠組体に複数のスプロケット19、チェーン20及び昇降モータ21からなるチェーンスプロケット駆動機構22によって吊り下げられ、上記昇降モータ21の起動によりその回転トルクを各スプロケット19及びチェーン20に伝えることで昇降するようになっている。その際、リフト昇降台16の四隅に設けられたガイドローラ23を上記支柱17(H形鋼)のフランジ17aに上下動自在に係合させることで、リフト昇降台16が横ブレしないように安定して昇降案内するようになっている(図6,7及び図9〜11に明瞭に現れる)。また、上記リフト昇降台16の両側2箇所には、図6及び図9に拡大詳示するように、5個のガイドローラ24を軸25で転動自在に取り付けた支持フレーム26がそれぞれ配置され、パレットP裏面のガイドフレームp1を各ガイドローラ24で下方から支持して車両CをパレットPごとリフト昇降台16つまり搬出入リフト7に搭載するようになっている。図6中、27は上記チェーンスプロケット駆動機構22のチェーン20をリフト昇降台16に連結するための左右一対のフレームである。
【0041】
上記搬送台車11は、四隅に車輪28が設けられた台車本体29を備え、これら車輪28を上記台車走行路8の走行レール10に載せて台車走行路8を走行するようになっている。つまり、この搬送台車11は最下段の格納棚レベルに対応して配置されている。上記台車本体29には、車両CをパレットPごと搭載して昇降させる矩形フレームからなる台車昇降台30が昇降可能に設けられ、この台車昇降台30の昇降機構は、図示しないが、例えば本出願人が先に出願している公知のチェーンスプロケット駆動機構(特開平9−125733号公報参照)等である。しかし、特にこれに限定されるものではなく、別のチェーンスプロケット駆動機構やその他の公知の昇降機構を採用することができるものである。この台車昇降台30の両側2箇所にも、上記リフト昇降台16と同様に、複数個のガイドローラ31を軸31aで転動自在に取り付けた支持フレーム32がそれぞれ配置され(図6にその一部が明瞭に現れる)、パレットP裏面のガイドフレームp1を各ガイドローラ31で下方から支持して車両CをパレットPごと台車昇降台30つまり搬送台車11に搭載するようになっている。
【0042】
図2に示すように、上記搬送台車11の台車昇降台30には、車両Cを横送りする横送り手段としての第1横送り装置33が搭載され、上記上段及び下段待機スペースTS1,TS2にも、同じく車両Cを横送りする横送り手段としての第2横送り装置34がフレーム35に支持されて設置されている。しかし、上記搬出入リフト7のリフト昇降台16にはこのような横送り装置は搭載されていない。
【0043】
上記搬送台車11側の第1横送り装置33は、いわゆるダブルクランクアーム方式の横送り装置である。つまり、この第1横送り装置33は、駆動モータ36の起動により回転軸37回りに水平面内で回転する第1アーム38を備え、この第1アーム38先端には同じく駆動モータ36の起動により回転軸39回りに水平面内で連動して回転する第2アーム40が取り付けられ、この第2アーム40先端には係合ローラ41が取り付けられている。この係合ローラ41は、車載パレットP又は空パレットPを横送りする時、パレットP裏面の長辺側両サイド寄りに設けられた2つのガイド溝p2(図3,4,8,11参照)のうち手前のガイド溝p2に係脱可能に係合し、各格納棚9と台車昇降台30との間、リフト昇降台16と台車昇降台30との間、又は上段及び下段待機スペースTS1,TS2と台車昇降台30との間で車載パレットP又は空パレットPを横送りするようになっている。
【0044】
一方、上記上段及び下段待機スペースTS1,TS2側の第2横送り装置34は、図2に示すように、いわゆるシングルクランクアーム方式の横送り装置である。つまり、この第2横送り装置34は、駆動モータ42の起動により回転軸43回りに水平面内で回転するアーム44を備えてなり、このアーム44先端には係合ローラ45が取り付けられている。そして、この係合ローラ45は、車載パレットP又は空パレットPを横送りする時、パレットP裏面の長辺側両サイド寄りに設けられた2つのガイド溝p2のうち手前のガイド溝p2に係脱可能に係合し、リフト昇降台16と上段及び下段待機スペースTS1,TS2との間で車載パレットP又は空パレットPを横送りするようになっている。
【0045】
上記上段受渡しスペースUS1の可動式中継装置12は、図6〜8に拡大詳示するように、左右2本の支柱17のウェブ17b間に水平に固定された固定フレーム46と、この固定フレーム46に回動可能に支持された可動フレーム47とを備えている。上記可動フレーム47は、軸受48に回転自在に支持され左右に間隔をあけて水平に延びる2本の回転軸49と、この2本の回転軸49の内端を左右2枚ずつ設けられた内側及び外側連結プレート部50a,50bで連結する中央のブラケット50と、上記両回転軸49の外端に取り付けられた外側のブラケット51とからなり、これらブラケット50,51には4個のガイドローラ52が軸53により転動自在に取り付けられている。上記固定フレーム46の中程には駆動モータ54が据付台55によって取り付けられ、この駆動モータ54の出力軸54aはクランクアーム56及び回転力伝達ロッド57を介して上記可動フレーム47の一方(図6左側)の内側連結プレート部50aに連結されている。そして、上記駆動モータ54の正逆起動により可動フレーム47を図7実線の状態から図7仮想線の状態、あるいはその逆方向へと回転させるようになっている。また、上記中央のブラケット50の左右の外側連結プレート部50bには荷重支持ロッド64の上端が連結され、この荷重支持ロッド64の下端は上記固定フレーム46から延出するブラケット65を移動自在に貫通し、かつ上方への抜止めが施されている。そして、上記可動フレーム47が図7実線の状態に進出した際、上記抜止めにより水平姿勢を保持し、車両Cの荷重を荷重支持ロッド64で支持するようになっている。
【0046】
具体的には、上記可動式中継装置12は、搬出入リフト7が車載パレットP又は空パレットPを搭載して上段受渡しスペースUS1に下降する際や、上段受渡しスペースUS1を通過して下段受渡しスペースUS2まで下降する際には、図7仮想線の鉛直姿勢に後退している。この後退姿勢を取るのは、前者の場合には搬出入リフト7と搬送台車11又は上段待機スペースTS1との間で直接に移載すればよく、可動式中継装置12は必要ないからである。後者の場合には、搬出入リフト7の昇降動作を阻害しないように、つまり搬出入リフト7上のパレットPが可動式中継装置12のガイドローラ52に干渉しないようにするためである。一方、搬送台車11と上段待機スペースTS1との間で車載パレットP又は空パレットPを移載する際には、図7実線の水平姿勢に進出し、搬送台車11の台車昇降台30が上段受渡しスペースUS1の車両受渡しレベルに上昇停止することで、上段待機スペースTS1、可動式中継装置12及び搬送台車11のガイドローラ14,52,31を一直線状に配置し、移載態勢を整えるようになっている。なお、搬出入リフト7が上段受渡しスペースUS1に下降する際に、可動式中継装置12を図7実線の水平姿勢に進出させ、搬出入リフト7のガイドローラ24と可動式中継装置12のガイドローラ52とを交互にかつ一直線状に配置し、両者のガイドローラ24,52の共働により車載パレットP又は空パレットPを搬出入リフト7と搬送台車11又は上段待機スペースTS1との間で直接に移載するようにしてもよい。
【0047】
一方、上記下段受渡しスペースUS2の固定式中継装置13は、図9〜11に拡大詳示するように、搬出入リフト7を支持する枠組体の左右2本の横梁18に水平に固定された固定フレーム58を備えてなり、この固定フレーム58には4本の上方に延びる立上がり部材59が立設され、これら立上がり部材59上端にはブラケット60が2枚ずつそれぞれ対向してそれぞれ取り付けられ、これらブラケット60に4個のガイドローラ61が1個ずつ軸62により転動自在に取り付けられている。また、上記支柱17と横梁18とのコーナーには、搬出入リフト7が下段受渡しスペースUS2の車両受渡しレベルに下降した際、リフト昇降台16の四隅を下方から支持する受け部材63がブラケット66に支持されて配置されている。そして、搬送台車11と下段待機スペースTS2との間で車載パレットP又は空パレットPを移載する際には、下段待機スペースTS2、固定式中継装置13及び搬送台車11のガイドローラ14,61,31を一直線状に配置し、移載態勢を整えるようになっている。搬出入リフト7と下段待機スペースTS2又は搬送台車11との間で車載パレットP又は空パレットPを移載する際には、搬出入リフト7が下段受渡しスペースUS2の車両受渡しレベルに下降停止することで、お互いのガイドローラ24,61を交互にかつ一直線状に配置すればよい。
【0048】
そして、上述の如く構成された機械式立体駐車装置では、通常入出庫時には、車両CをパレットPごと搬出入リフト7と搬送台車11との間で直接に移載して入出庫し、上段及び下段待機スペースTS1,TS2は使用しない。また、この際、一般には、可動式中継装置12は後退させて使用しないが、使用してもかまわない。一方、連続入庫時、連続出庫時又は連続入出庫時において車両Cを上記搬出入リフト7と搬送台車11との間で移載できない状況下にあっては、車両CをパレットPごと搬出入リフト7又は搬送台車11から上段又は下段待機スペースTS1,TS2に移動して一旦待機させ、移載可能な状況になった時点で車両CをパレットPごと上記上段又は下段待機スペースTS1,TS2から搬出入リフト7又は搬送台車11に移動して入出庫するように構成されている。この場合、車載パレットPの移載に際し第1横送り装置33及び第2横送り装置34を作動させる。また、搬出入リフト7が下段受渡しスペースUS2に下降する際には、上段受渡しスペースUS1の可動式中継装置12をパレットPと干渉しないように後退させて鉛直姿勢に待避させる。さらに、搬出入リフト7が上段受渡しスペースUS1にいない場合において搬送台車11と上段待機スペースTS1と間で車両CをパレットPごと移載するときには、可動式中継装置12を進出させて水平姿勢に保持し、両者間の移載経路を確保するようにする。
【0049】
次に、入出庫例として、入庫と出庫とが同時に進行する連続入出庫の場合において入庫優先モードを例に挙げて図12〜図14に基づき説明する。
(1) 図12(a)に示すように、入出庫口5には、空パレットPを搭載した搬出入リフト7が上昇し、入庫車両Cが乗り入れるのを待機している(入庫待ち状態)。
(2) 図12(b)に示すように、入庫車両Cが上昇待機中の空パレットPに乗り入れ、運転者が降車して入出庫口5から退出する。
(3) 図12(c)に示すように、搬出入リフト7がリフト昇降路6を下降して上段受渡しスペースUS1の車両受渡しレベルで停止し、移載態勢を整える。この際、上段受渡しスペースUS1の可動式中継装置12は後退して鉛直姿勢を保持しているものとする。一方、搬送台車11が出庫車両Cの格納されている格納棚9まで台車走行路8を走行し、出庫車両CをパレットPごと第1横送り装置33で格納棚9から引き出して台車昇降台30に搭載し、台車走行路8をリフト昇降路6に向かって走行する(図示せず)。
(4) 図13(a)に示すように、上段待機スペースTS1の第2横送り装置34を作動させて入庫車両CをパレットPごと搬出入リフト7から上段待機スペースTS1に引き込んで一旦待機させる。入庫車両CをパレットPごと上段待機スペースTS1に受け渡した搬出入リフト7は、そのままの下降姿勢で搬送台車11が来るのを待機する。一方、搬送台車11がリフト昇降路6側方に走行して停止し、台車昇降台30を上段受渡しスペースUS1の車両受渡しレベルまで上昇させる。これにより、搬送台車11のガイドローラ31と搬出入リフト7のガイドローラ24とが一直線状に配列し、出庫車両Cの移載態勢を整える。
(5) 図13(b)に示すように、搬送台車11側の第1横送り装置33を作動させて出庫車両CをパレットPごと台車昇降台30から搬出入リフト7に送り出す。出庫車両CをパレットPごと搬出入リフト7に受け渡した搬送台車11は、そのままの上昇姿勢で入庫車両Cが上段待機スペースTS1から送られて来るのを待機する。
(6) 図13(c)に示すように、出庫車両CをパレットPごと搭載した搬出入リフト7が入出庫口5に上昇する。
(7) 上段受渡しスペースUS1の可動式中継装置12を進出させて水平姿勢に保持し、この状態で、図14(a)に示すように、搬送台車11側の第1横送り装置33を作動させて入庫車両CをパレットPごと上段待機スペースTS1から可動式中継装置12を経て搬送台車11の台車昇降台30に引き込む。
(8) 図14(b)に示すように、乗入・乗出階1で待機中の運転者が入出庫口5に入り、出庫車両Cに乗車して入出庫口5から退出する。一方、台車昇降台30が入庫しようとする空いている格納棚9まで台車走行路8を走行し、入庫車両CをパレットPごと第1横送り装置33で格納棚9に送り込んで格納する(図示せず)。
(9) 次に入庫を優先させる場合には、出庫車両Cが退出した後の空パレットPは入出庫口5でそのまま待機させる一方、出庫を優先させる場合には、空パレットPを入出庫口5から上段待機スペースTS1に移載して出庫経路を確保する。
【0050】
なお、出庫優先モードの例は省略したが、この場合には、入出庫口5の空パレットを上段待機スペースTS1で待機させて搬出経路を確保するとともに、搬出入リフト7を上段受渡しスペースUS1で待機させておき、出庫車両CをパレットPごと搬送台車11から搬出入リフト7に移載して入出庫口5に搬出し、出庫車両Cが退出して空になったパレットPに入庫車両Cが乗り入れればよい。
【0051】
また、入出庫が頻繁に行われない時間帯の通常入出庫の場合には、上段待機スペースTS1を使用しないで搬出入リフト7と搬送台車11との間で入出庫車両Cを直接に移載すればよい。
【0052】
さらに、連続入庫の場合には、空パレットPを後続入庫車両Cに備えて上段待機スペースTS1に常に待機させておく。一方、連続出庫の場合には、出庫後の空パレットPを入出庫口5から上段待機スペースTS1に引き込んで待機させ、後続出庫車両Cの搬出経路を確保する。この際、先行出庫車両Cの空パレットPを上段待機スペースTS1から引き出して搬送台車11で空いている格納棚9に搬送して収容する。
【0053】
以上、上段待機スペースTS1及び上段受渡しスペースUS1だけを使用した入出庫例を説明したが、入出庫状況に応じて下段待機スペースTS2及び下段受渡しスペースUS2を併用してもよいことは言うまでもない。この場合には、搬出入リフト7が下段受渡しスペースUS2まで下降できるように上段受渡しスペースUS1の可動式中継装置12を鉛直姿勢に待避させるようにする。これによれば、待機スペース及び受渡しスペースが上下に2つずつあるので、これらが1つずつの場合よりも入出庫の変化に臨機応変に対応できて入出庫効率を高めることができる。
【0054】
このような機械式立体駐車装置において、以下に示すような対策を講じれば入出庫効率をさらに高めることができる。つまり、パレットPの枚数は格納棚9の棚数だけあるが、パレットPが収容されていない格納棚9を前後2列の格納棚列のうち前列に少なくとも1つ設け、ここのパレットPを連続入出庫時において入庫を優先する場合には、入出庫口5に移載して入庫車両Cの乗入れに備える一方、出庫を優先する場合には、待機スペースに移載して出庫車両Cの搬出経路を確保するように構成されている。また、後列の格納棚9からパレットPを引き出す際、この格納棚9に対応する前列の格納棚9からパレットPを引き出して上記パレットPが収容されていない格納棚9に移載し、上記パレットPを引き出そうとする後列の格納棚9前方に空スペースを形成するように構成されている。
【0055】
したがって、本例では、入庫車両Cを乗入・乗出階1でパレット待ちすることなく予め待機しているパレットPに乗り入れることで、即座に入庫することができる一方、出庫に備えてパレットPを待機スペースで待機させて搬出経路を確保しているので、出庫車両CをパレットPに邪魔されることなく速やかに出庫することができる。
【0056】
また、本例では、パレットPの移載スペースを格納棚列に設けているので、引き出そうとするパレットPが収容されている後列の格納棚9に対応する前列の格納棚9から引き出したパレットPを上記移載スペースに速やかに移載することができ、後列の格納棚9からパレットPを短時間に引き出すことができる
【0057】
このように、上記の各例では、リフト昇降路6の一方側に台車走行路8を、他方側に待機スペースTS1,TS2を設置するとともに、上記リフト昇降路6に上記搬出入リフト7と待機スペースTS1,TS2との間を中継する中継装置12,13を設置していることから、入出庫において、入庫車両Cを搬出入リフト7から待機スペースTS1,TS2に移載する間や、逆に出庫車両Cを待機スペースTS1,TS2から搬出入リフト7に移載する間、搬送台車11はこの移載動作に邪魔されることなく搬出入リフト7の車両受渡しレベル側方に移動して移載態勢を整えることができる。
【0058】
したがって、搬送台車11は搬出入リフト7と待機スペースTS1,TS2との間で車両Cの移載が終わると同時に搬出入リフト7又は待機スペースTS1,TS2との間で車両Cを移載することができ、従来例の如き搬出入リフトと待機スペースとの間での車両の移載が終わってトラバーサが待機スペースに戻った後に移載態勢を整える場合に比べて時間を浪費することなく効率良く入出庫することができる。
【0059】
また、搬出入リフト7は、入庫車両Cを待機スペースTS1,TS2から搬送台車11に移載し終わると同時に車両受渡しレベルに移動して移載態勢を整えることができ、逆に出庫車両Cを搬送台車11から待機スペースTS1,TS2に移載し終わったときもこれと同時に車両受渡しレベルに移動して移載態勢を整えることができる。
【0060】
したがって、搬出入リフト7は搬送台車11と待機スペースTS1,TS2との間で車両Cの移載が終わった直後に搬送台車11又は待機スペースTS1,TS2との間で車両Cを移載することができ、従来例の如き搬送台車と待機スペースとの間での車両の移載が終わってトラバーサが待機スペースに戻った後に移載態勢を整える場合に比べて時間を浪費することなく効率良く入出庫することができる。
【0061】
さらに、第1横送り装置33を搬送台車11に設置するとともに、第2横送り装置34を待機スペースTS1,TS2に設置し、搬出入リフト7には横送り装置を設置していないことから、必要最小限の横送り装置で入出庫を支障なく行うことができ、設備のシンプル化を達成して廉価な装置とすることができる。また、搬出入リフト7の重量を横送り装置がない分だけ軽くしてその昇降機構の負荷を低減することができる。
【0062】
なお、上記の二例の機械式立体駐車装置では共に、格納棚9が上下3段で搬送台車11が最下段の格納棚レベルに対応して1台だけ設けられた場合を示したが、図1(a)に示すように、搬送台車11が3段の各格納棚レベルに対応して上下に3台設けられているタイプの機械式立体駐車装置にも適用することができるものである。そして、この場合には、リフト昇降路6を入出庫口5から最下段の格納棚9まで延ばし、各格納棚レベルごとに受渡しスペースUS1〜3、待機スペースTS1〜3及び横送り装置33,34を設置するようにする。また、リフト昇降路6の最上段及び中段格の納棚レベルに対応する箇所には可動式中継装置12を、最下段の格納棚レベルに対応する箇所には固定式中継装置13を設置する。なお、このタイプの機械式立体駐車装置では、搬送台車11には昇降機構は不要である。
【0063】
さらに、図1(b)に示すように、格納棚9を上下4段に構成するとともに、搬送台車11を格納棚9の段数よりも少ない上下2台とし、上段の搬送台車11で最上段及び上から2段目の格納棚9との間で車両CをパレットPごと受け渡すとともに、下段の搬送台車11で上から3段目及び最下段の格納棚9との間で車両CをパレットPごと受け渡すように上下2段の搬送台車6で受渡しをそれぞれ分担するようにしたタイプの機械式立体駐車装置にも適用することができるものである。そして、この場合にも当然に、リフト昇降路6を入出庫口5から最下段の格納棚9まで延ばし、各格納棚レベルごとに受渡しスペースUS1〜4、待機スペースTS1〜4及び横送り装置34を設置するようにする。また、リフト昇降路6の上から3段目までの3段の格納棚レベルに対応する箇所には可動式中継装置12を、最下段の格納棚レベルに対応する箇所には固定式中継装置13を設置する。なお、このタイプの機械式立体駐車装置では、搬送台車11には昇降機構が必要である
【0064】
また、第1横送り装置33及び第2横送り装置34としてクランクアーム方式を採用したが、これに限らず、周知のチェーンコンベヤ方式によるコンベヤ移載、あるいはスライドフォーク式による高低差を利用した移載であってもよい
【0065】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、リフト昇降路の一方側に台車走行路を、他方側に待機スペースをそれぞれ設けるとともに、上記リフト昇降路に搬送台車と待機スペースとの間を中継する中継手段を設け、通常入出庫時には、車両を上記搬出入リフトと搬送台車との間で移載して入出庫する一方、連続入庫時、連続出庫時又は連続入出庫時において車両を上記搬出入リフトと搬送台車との間で移載できない状況下にあっては、車両を搬出入リフト又は搬送台車から上記待機スペースに移動して一旦待機させ、移載可能な状況になった時点で車両を上記待機スペースから搬出入リフト又は搬送台車に移動して入出庫するように構成した。したがって、搬送台車及び搬出入リフトはお互いに車両を受渡しできない事情があっても、待機スペースに一旦預けることで次の行動を起こすことができ、時間の浪費をなくして入庫を効率良く行うことができる。さらに、横送り手段を搬出入リフトに設けないので、その分だけ設備をシンプルにできて設備費用の高騰を回避することができる。また、搬出入リフトの重量を横送り手段がない分だけ軽くしてその昇降機構の負荷を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図2のI−I線における断面図である。
【図2】 機械式立体駐車装置の格納階を最上階から見た平面図である。
【図3】 図2のIII −III 線における断面図である。
【図4】 図2のIV−IV線における断面図である。
【図5】 図2のV−V線における断面図である。
【図6】 図1のVI−VI線における断面図である。
【図7】 図6のVII −VII 線における断面図である。
【図8】 図6のVIII−VIII線における断面図である。
【図9】 図1のIX−IX線における断面図である。
【図10】 図9のX−X線における断面図である。
【図11】 図9のXI−XI線における断面図である。
【図12】 連続入出庫時における入庫優先モードの入出庫手順を示し、(a)は入庫待ち状態、(b)は入庫車両が入出庫口の空パレットに乗り入れた状態、(c)は入庫車両を搬出入リフトで入出庫口から格納階の上段受渡しスペースに搬入した状態である。
【図13】 連続入出庫時における入庫優先モードの入出庫手順を示し、(a)は入庫車両を上段受渡しスペースから上段待機スペースに移動するとともに、出庫車両を搬送台車で格納棚から上段受渡しスペース側方に移動した状態、(b)は出庫車両を搬送台車から上段受渡しスペースに移動した状態、(c)は出庫車両を搬出入リフトで入出庫口に搬出した状態である。
【図14】 連続入出庫時における入庫優先モードの入出庫手順を示し、(a)は入庫車両を上段待機スペースから搬送台車に移動した状態、(b)は出庫車両が入出庫口から退出するとともに、入庫車両を搬送台車で搬送して格納棚に格納した状態である
【図15】 のタイプの機械式地下立体駐車装置を示し、(a)は搬送台車が上下3段の各格納棚レベルごとに対応して3台設けられている機械式立体駐車装置、(b)は格納棚を上下4段に構成するとともに、搬送台車を上下2台にした機械式立体駐車装置である。
【符号の説明】
1 乗入・乗出階
3 格納階
5 入出庫口
6 リフト昇降路
7 搬出入リフト
8 台車走行路
9 格納棚
11 搬送台車
12 可動式中継装置
13 固定式中継装置
30 台車昇降台
33 第1横送り装置(横送り手段)
34 第2横送り装置(横送り手段)
C 車両
P パレッ
TS1 上段待機スペース
TS2 下段待機スペース

Claims (6)

  1. 入庫口と出庫口とを兼ねた入出庫口を有する乗入・乗出階と、
    車両をパレットごと格納する複数の格納棚が上下多段に設けられた格納階と、
    パレットを下方から支持する複数個の転動自在なガイドローラを両側に有し、上記乗入・乗出階の入出庫口と格納階とを連絡するリフト昇降路において上記入出庫口と最下段の格納棚レベルとの間を昇降して車両をパレットごと搬出入する搬出入リフトと、
    パレットを下方から支持する複数個の転動自在なガイドローラを両側に有し、上記格納階においてリフト昇降路の一方側に設けられた台車走行路を走行して車両をパレットごと搬送する搬送台車と、
    上記格納階においてリフト昇降路の他方側に上記台車走行路とでリフト昇降路を挟むように設けられ、パレットを下方から支持する複数個の転動自在なガイドローラを両側に有し、車両をパレットごと一旦待機させる待機スペースと、
    上記リフト昇降路の両側に設けられ、パレットを下方から支持する複数個の転動自在なガイドローラを有し、上記搬送台車と待機スペースとの間を中継する中継手段とを備え、
    上記搬出入リフトを除く搬送台車及び待機スペースには、車両を横送りする横送り手段がそれぞれ設けられ、
    上記待機スペース及び中継手段は、上下の格納棚レベルにそれぞれ対応して上下に複数段設けられ、
    上記中継手段は、最下段の固定式中継手段と、該固定式中継手段の上方に位置する可動式中継手段とからなり、
    該可動式中継手段は、その側方を上記搬出入リフトが通過する際には、該搬出入リフトの昇降動作を阻害しないようにガイドローラがリフト昇降路から後退する一方、車両をパレットごとを搬送台車と待機スペースとの間で移動する際には、ガイドローラが搬送台車及び待機スペースのガイドローラと一直線状に配置されるようにリフト昇降路に進出し、かつ車両をパレットごとを上記搬出入リフトと搬送台車又は待機スペースとの間で移動する際には、ガイドローラがリフト昇降路から後退又は搬出入リフトのガイドローラと交互にかつ一直線状に配置されるようにリフト昇降路に進出し、
    上記固定式中継手段は、車両をパレットごと搬出入リフトと搬送台車又は待機スペースの間で移動する際には、ガイドローラが上記搬出入リフトのガイドローラと交互にかつ一直線状に配置され、車両をパレットごとを搬送台車と待機スペースとの間で移動する際には、ガイドローラが搬送台車及び待機スペースのガイドローラと一直線状に配置され、
    通常入出庫時には、車両をパレットごと上記搬出入リフトと搬送台車との間で移載して入出庫する一方、連続入庫時、連続出庫時又は連続入出庫時において車両をパレットごと上記搬出入リフトと搬送台車との間で移載できない状況下にあっては、車両をパレットごと搬出入リフト又は搬送台車から上記待機スペースに移動して一旦待機させ、移載可能な状況になった時点で車両をパレットごと上記待機スペースから搬出入リフト又は搬送台車に移動して入出庫するように構成されていることを特徴とする機械式立体駐車装置。
  2. 請求項1記載の機械式立体駐車装置において
    格納階には、車両をパレットごと格納する複数の格納棚が台車走行路に対して前後2列に列設され、
    上記前後2列の格納棚列のうち前列には、パレットが収容されていない格納棚が少なくとも1つあり、
    後列の格納棚からパレットを引き出す際、この格納棚に対応する前列の格納棚からパレットを引き出して上記パレットが収容されていない格納棚に移載し、上記パレットを引き出そうとする後列の格納棚前方に空スペースを形成するように構成されていることを特徴とする機械式立体駐車装置。
  3. 請求項2記載の機械式立体駐車装置において、
    パレットの枚数は格納棚の棚数だけあり、
    パレットが収容されていない格納棚は1つであり、この格納棚のパレットは、入庫を優先する場合には入出庫口に移載されて入庫車両の乗入れに備える一方、出庫を優先する場合には待機スペースに移載されて出庫車両の搬出経路を確保するように構成されていることを特徴とする機械式立体駐車装置。
  4. 請求項1記載の機械式立体駐車装置において
    搬送台車は、最下段の格納棚レベルに対応して設けられ、この搬送台車には、車両を昇降させる台車昇降台が設けられていることを特徴とする機械式立体駐車装置。
  5. 請求項1記載の機械式立体駐車装置において
    搬送台車は、各段の格納棚レベルに対応して上下に複数台設けられていることを特徴とする機械式立体駐車装置。
  6. 請求項1記載の機械式立体駐車装置において
    搬送台車は、格納棚の段数よりも少ない数だけ上下に複数台設けられ、これら搬送台車の少なくとも1台には、車両を昇降させる台車昇降台が設けられ、上記各搬送台車で各段の格納棚又は中継手段との間での車両の移載を分担するように構成されていることを特徴とする機械式立体駐車装置。
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