JP3916135B2 - 蒸気による壁紙剥離工法 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、蒸気による壁紙剥離工法に関し、特に、建築物の壁の下地に接着剤で貼り付けられた壁紙等の壁材を張り替える際に、表面の化粧層を剥離した後の下地に残る裏紙と接着剤層を簡単かつ完全に除去する蒸気による壁紙剥離工法と、その際に使用する壁紙剥離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
建築物の室内の仕上げに使用されるビニールクロス・織物クロス・紙壁紙等の壁紙は、石膏ボード等の壁の下地材に接着剤により接着されている。接着剤としては、澱粉糊及び澱粉糊水溶液に酢ビ樹脂を混ぜた物等の水溶性接着剤が多く用いられる。部屋の模様替えのためや、壁紙の経年変化による劣化や、壁紙自体の変色などの様々な理由で、施工後何年か経つと、壁紙は剥がされて新しい壁紙に張り替えられる。壁紙は、化粧層となるビニールや織物や紙等が、基材となる紙の上に張り合わされて作られている。この基材となる紙は、一般に裏紙と呼ばれている。図6に、壁紙の断面構造を示す。
【0003】
壁紙を張り替える場合には、化粧層だけでなく、裏紙の部分まで綺麗に剥がしておかないと、張り替えた壁紙の表面が凹凸に見えたりすることがある。壁紙を剥がす場合、表面のビニールや織物等の化粧層は容易に剥がれる。しかし、壁紙の基材である裏紙が化粧層から剥離して、石膏ボード等の下地材に接着剤とともに残ってしまう。この残った裏紙と接着剤を、下地材から綺麗に剥がすために、スクレーパー等の先鋭な刃先の道具を使って、手でこすって機械的に剥がしてきた。
【0004】
近年では、水蒸気を利用して裏紙を剥がす事も行われるようになってきた。例えば、残った裏紙の上から水蒸気を直接吹きつけ、蒸気が空中へ飛散しないように一定の大きさの覆いで覆って、しばらく蒸らし、紙の部分と水溶性接着剤を膨潤・軟化させてから、スクレーパー等の先鋭な刃先の道具で剥がすようにする。また、噴霧器、霧吹き、ローラー刷毛等で水分を与えるやり方も行われている。例えば、図4に示すように、足場板に作業者が乗って、霧吹きで壁紙に水分を与え、スクレーパーで壁紙を剥がす方法がある。
【0005】
図5に示すように、水蒸気を直接紙の上から与えて、紙と水溶性接着剤を膨潤させる方法もある。下地材と壁紙を接着する接着剤は水溶性であるから、壁紙の表面の化粧層を剥がしたあと、裏紙を加熱した蒸気を与えてやると、膨潤軟化状態になる。この方法では、水蒸気は裏紙や糊に短時間には浸透せず、飛散してしまうので、水蒸気の吹きつけのみによって剥がすことは困難であった。このため、蒸気を逃がさないように覆いを使用し、その覆いを少しずつずらしながら、かつ水蒸気が飛散する前に、スクレーパー等の道具で剥がすということを行っている。蒸気で水溶性接着剤層を蒸らして、膨潤軟化させるために、ある程度の面積の覆いが必要となる。その面積で覆われた部分を、2〜60秒程度、同じ位置で保持して、膨潤軟化させる必要がある。剥がす作業中は、片方の手で水蒸気の覆い部分を持ち、他方の手でスクレーパーを持ち、両手がふさがった状態での作業となる。
【0006】
両手をふさがずに壁紙を剥がす手段として、特開昭59−24071号公報に開示された「内装材の剥離機」がある。加熱により、接着剤である有機物質を軟化分解する方法が紹介されている。これは、主に床材を剥離するための剥離機である。
【0007】
特開昭59−24071号公報に、剥離板の先鋭部より蒸気を吐出して、接着剤を溶解する方法が開示されている。壁紙の場合は、壁紙の紙の部分が邪魔をして、単に蒸気を吐出しただけでは、接着剤は瞬時に溶解しない。紙と水溶性接着剤を軟化させるには、蒸らす時間が必要となる。蒸気がその間に空中へ逃げないように覆っておくか、又は水溶性接着剤が蒸気の水分を含んで膨潤、軟化するまで、その場でじっとさせておいて、紙と水溶性接着剤を軟化させる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の壁紙剥離工法では、以下のように何らかの問題があり、簡単迅速かつ綺麗に壁紙を剥がすことができなかった。従来の水蒸気を使う方法では、水溶性接着剤が膨潤・軟化するまでに時間が掛かるばかりでなく、水分が下地の石膏ボードの表層材である厚紙にも染み込み、かつ、接着剤は、あまり軟化することなく残っているため、しばしば、下地の石膏ボードを壊してしまう結果となった。さらに、余分に与えられた水分が床にたれ落ちたりする欠点があった。また、剥がした後も、余剰水分が壁の下地に吸い込まれ、半日から1日程度、充分に壁の下地面を乾燥させてからでないと、壁紙を貼っても、下地が濡れているので、水溶性接着剤の接着力が悪くなったり、施工後、カビが発生したりして、壁紙が剥がれたりする欠点があった。
【0009】
また、蒸気で裏紙を蒸らす部分と、先端鋭利な剥離板の部分が、それぞれ別個になっているので、蒸気で蒸らす部分を片手で持ち、他方の手でスクレーパー等の先端鋭利な剥離装置を用いて、水溶性接着剤が膨潤軟化しているうちに剥がしていた。そのため、脚立や足場板の上で作業するには危険が伴う。
【0010】
澱粉糊等の水溶性接着剤を用いた壁紙は、水溶性接着剤の水分が蒸発して壁紙と壁の下地が貼り付いている。そのため、特開昭59−24071号公報に開示された方法を壁紙の剥離に適用して、加熱のみ行っても接着剤は軟化せず、焼けたりこげたりするだけで、剥がれない。そのまま作業を続けると、火災の危険性がでてくる。床材などの剥離の場合と異なり、壁紙の剥離の場合は、水や温水や界面活性剤の水溶液を裏紙に塗布して、膨潤、軟化させる必要がある。壁紙の場合は、単に何らかの方法で加熱しても、接着剤層が軟化分解して剥がせる状態になることはない。特開昭59−24071号公報に開示されている方法では、紙と水溶性接着剤を蒸らすための時間を確保する必要があり、作業時間の短縮につながらない。これらの問題点は、壁紙の施工業者の間ではよく知られている。
【0011】
本発明は、上記従来の問題を解決して、壁の下地に残った水溶性接着剤と、壁紙の化粧層を剥がした後の残った裏紙の部分を、安全確実で容易に、しかも片手で剥がすことができる剥離方法と、これを行うための剥離装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明では、壁に貼り付けられた石膏ボードの表面やその他の壁紙下地から壁紙を剥離する蒸気による壁紙剥離工法を、接着剤で貼り付けられた壁紙表面及び表面層を取った後に残った紙の部分に蒸気で水分と熱を与えて接着剤を膨潤させながら、蒸気噴射部分から少し離れた位置にある接着剤を膨潤させた部分の壁紙を、先端部の鋭利な剥離板を徐々に移動させて剥がすという構成にした。このように構成したことにより、水溶性接着剤層が膨潤軟化しているうちに、下地材を痛めることなく、裏紙を片手で剥がすことができる。
【0013】
また、蒸気噴射部分の回りに、耐熱性で蒸気を通過するスポンジ状の発泡体を配して保水性と温度を維持するか、耐熱性で蒸気を通過するフェルト状の繊維体を配して保水性と温度を維持するか、綿布等の布で覆って保水性と温度を維持するという構成にした。このように構成したことにより、余剰水分を吸収して蒸気をこもらせることができ、覆いの内部の蒸気の温度が上昇して、水溶性接着剤層の膨潤軟化が促進される。天井等の壁紙を剥がす場合に、水蒸気が飽和状態になって熱水が垂れ落ちそうになっても、スポンジ状の発泡体又はフェルト状の繊維体又は綿布等の布に一度吸収されてから垂れ落ちてくるので、水滴の温度が低下し、やけど等の危険性は回避される。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図3を参照しながら詳細に説明する。
【0015】
(実施の形態)
本発明の実施の形態は、壁紙の表面層を取った後に残った裏紙と水溶性接着剤層に、蒸気で水分と熱を与えて水溶性接着剤層を膨潤させながら、先端部の鋭利な剥離板を徐々に移動させて、裏紙と水溶性接着剤層を剥がす壁紙剥離方法である。
【0016】
図1は、本発明の実施の形態における壁紙剥離方法の概念図である。図1において、蒸気発生器1は、電熱により蒸気を発生する装置である。ホース2は、蒸気を剥離装置に送るホースである。覆い3は、蒸気が逃げないように剥離装置を覆う部材である。スクレーパー4は、壁紙を剥がすための先端が鋭利な剥離板である。
【0017】
図2は、本発明の実施の形態における壁紙剥離方法で用いる剥離装置の概念図である。図2(a)は、剥離装置の断面図である。図2(b)は、剥離装置の斜視図である。図2において、発泡体5は、耐熱性で蒸気を通過するスポンジ状の発泡体である。繊維体6は、耐熱性で蒸気を通過するフェルト状の繊維体である。蒸気噴射口7は、蒸気を壁紙に向けて噴出する口である。被剥離層8は、壁紙の裏紙や接着剤層である。壁面9は、壁に貼り付けられた石膏ボードなどである。スクレーパー固定金具10は、剥離板を剥離装置に取り付ける金具である。図3は、別の剥離装置の概念図である。図3において、布地11は、蒸気噴射口と壁面の間に設けた綿布などの布である。
【0018】
上記のように構成された本発明の実施の形態における壁紙剥離方法の手順を説明する。最初に、図1を参照しながら、壁紙剥離方法の概略を説明する。まず、壁紙の表面にあるビニールや織物等の化粧層を剥がす。蒸気発生器1で、蒸気を発生し、ホース2で、蒸気を剥離装置に供給する。剥離装置の覆い3に覆われて、蒸気が逃げないので、水溶性接着剤層が蒸らされて膨潤軟化する。膨潤軟化した水溶性接着剤層を、スクレーパー4で剥がす。剥離装置の把手を片手で持って移動させることで、水溶性接着剤層を容易に剥がすことができる。
【0019】
次に、図2を参照しながら、剥離装置の構造と機能を説明する。剥離装置に蒸気を供給するホース2が、把手に接続されている。把手の先には蒸気噴射口7があり、壁面9の被剥離層8に向かって蒸気を吹き付ける構造になっている。蒸気噴射口7の周りは、覆い3で覆われており、蒸気が逃げないようになっている。蒸気の覆い3の部分に把手を配し、蒸気の覆い3の部分から少し離れた位置に、先端鋭利な剥離板(スクレーパー4)を配する。図2(a)に示すように、覆い3と壁面9の間には、耐熱性で蒸気を通過するスポンジ状の発泡体5がある。この部分は、耐熱性で蒸気を通過するフェルト状の繊維体6でもよい。剥離装置には、スクレーパー固定金具10により、スクレーパー4が取り付けられている。図2(b)に示すように、スクレーパー4の取付位置は、覆い3の端から20〜50mm離れた位置である。
【0020】
次に、壁紙剥離方法を詳しく説明する。壁紙の表面にあるビニールや織物等の化粧層を剥がした後の裏紙や、澱粉糊等の水溶性接着剤層の表面に、直接60℃以上の蒸気を当てて、水分と熱を与える。その結果、裏紙と水溶性接着剤層は膨潤軟化する。裏紙や水溶性接着剤層の表面に蒸気を与える手段として、被剥離層8のある一定面積を覆う覆い3の内部に、蒸気を噴射する蒸気噴射口7を設ける。この蒸気噴射口7から被剥離層8に蒸気を噴射する。裏紙や澱粉糊等の水溶性接着剤層を剥がすために、蒸気を一定時間与えて、膨潤軟化させた後、その水分が乾燥しないうちに、先端鋭利なスクレーパー4でこする。この剥離装置では、蒸気によって先鋭な剥離板の刃先自体を暖める必要性はない。
【0021】
覆い3の外部の端から一定距離離れた位置に、先端鋭利な剥離板(スクレーパー4)が設けられているので、蒸気を与える覆い3を動かすと、覆い3に設けられている剥離板も一緒に動く。覆い3を移動させて行くと、被剥離層8は剥離板によって剥がされて行く。覆い3を徐々に移動させると、覆い3から少し離れた位置に固定された先端鋭利な剥離板(スクレーパー4)が、同時に移動するので、膨潤軟化した裏紙および水溶性接着剤層を、下地材を痛めることなく片手で剥がすことができる。裏紙は剥がされるときに破れて刻まれた状態になり、蒸気の覆い3と剥離板との間から出て行く。この剥離板は、剥がされた裏紙の排出手段も兼ね備えている。把手が覆い3の部分に付いているので、蒸気を逃がすことなく剥離装置を移動させることができ、片手で容易に剥離作業ができる。
【0022】
蒸気の覆い3の内部にある蒸気噴射口7の周りに、耐熱性で蒸気を通過するスポンジ状の発泡体5又はフェルト状の繊維体6を配することにより、余剰水分を吸収する。水分を保持しているので、蒸気の覆い3を移動させたとき、被剥離層8を素早く湿らせる手助けになり、より膨潤軟化が促進される。
【0023】
次に、図3を参照しながら、別の剥離装置を用いる壁紙剥離方法を説明する。剥離装置の覆い3の壁面側を、綿布等の布地11で覆い、被剥離層8と蒸気噴射口7の間に、布地11を配する。剥離装置の覆い3に覆われて、蒸気が逃げないので、水溶性接着剤層が蒸らされて膨潤軟化する。膨潤軟化した水溶性接着剤層を、スクレーパー4で剥がす。剥離装置の把手を片手で持って移動させることで、水溶性接着剤層を容易に剥がすことができる。
【0024】
天井等の被剥離層8を剥がす際に、布地11が余剰水分を吸収するので、熱水が垂れ落ちることを防いでくれる。水蒸気が飽和して凝結した水分が垂れてきても、布地11に吸収されて温度が下がってから垂れ落ちてくるので、やけどの危険性が少なくなる。
【0025】
また、剥離装置からスクレーパー4を分離可能にしておき、剥離装置からスクレーパー4を分離して、水溶性接着剤層を膨潤軟化させる装置として使うこともできる。この場合、従来のように両手を使って剥離作業を行うか、水溶性接着剤層を膨潤軟化させてから、スクレーパーに持ち替えて剥離作業を行うことになる。さらに、剥離装置のスクレーパー4の代わりに、覆い3の端部を鋭利な形状にして、スクレーパーとして使用することも可能である。あるいは、硬めのゴムなどを、覆い3の端部に設けて、スクレーパーとして使用することも可能である。
【0026】
上記のように、本発明の実施の形態では、壁紙剥離方法を、壁紙の表面層を取った後に残った裏紙と水溶性接着剤層に、蒸気で水分と熱を与えて水溶性接着剤層を膨潤させながら、先端部の鋭利な剥離板を徐々に移動させて、裏紙と水溶性接着剤層を剥がす構成としたので、下地材を痛めることなく、裏紙を片手で剥がすことができる。
【0027】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明では、壁に貼り付けられた石膏ボードの表面やその他の壁紙下地から壁紙を剥離する蒸気による壁紙剥離工法を、接着剤で貼り付けられた壁紙表面及び表面層を取った後に残った紙の部分に蒸気で水分と熱を与えて接着剤を膨潤させながら、蒸気噴射部分から少し離れた位置にある接着剤を膨潤させた部分の壁紙を、先端部の鋭利な剥離板を徐々に移動させて剥がす構成としたので、両手がふさがれることなく、脚立や足場板の上で安全に作業ができるという効果が得られる。
【0028】
また、発泡体や繊維体で過剰な水分を吸収するようにしたので、床に余分な水分がたれ落ちることもなく、天井等の作業でも熱水が垂れ落ちることもなく、やけどの危険を無くすことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における壁紙剥離工法の概念図、
【図2】本発明の実施の形態における壁紙剥離工法で用いる剥離装置の概念図、
【図3】本発明の実施の形態における壁紙剥離工法で用いる別の剥離装置の概念図、
【図4】従来の霧吹きとスクレーパーによる壁紙の剥離工法の概念図、
【図5】従来の蒸気発生器とスクレーパーによる壁紙の剥離工法の概念図、
【図6】壁紙の構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 蒸気発生器
2 ホース
3 覆い
4 スクレーパー
5 発泡体
6 繊維体
7 蒸気噴射口
8 被剥離層
9 壁面
10 スクレーパー固定金具
11 布地

Claims (10)

  1. 壁に貼り付けられた石膏ボードの表面やその他の壁紙下地から壁紙を剥離する蒸気による壁紙剥離工法において、接着剤で貼り付けられた壁紙表面及び表面層を取った後に残った裏紙と接着剤層に蒸気を噴射して水分と熱を与えて接着剤層を膨潤させながら、蒸気噴射部から少し離れた位置の膨潤した接着剤層と裏紙を、先端部の鋭利な剥離板を徐々に移動させて剥がすことを特徴とする蒸気による壁紙剥離工法。
  2. 前記蒸気噴射部の回りに、耐熱性で蒸気を通過するスポンジ状の発泡体を配して、保水性と保温性を持たせることを特徴とする請求項1記載の蒸気による壁紙剥離工法。
  3. 前記蒸気噴射部の回りに、耐熱性で蒸気を通過するフェルト状の繊維体を配して、保水性と保温性を持たせることを特徴とする請求項1記載の蒸気による壁紙剥離工法。
  4. 前記蒸気噴射部の回りを綿布等の布で覆って、保水性と保温性を持たせることを特徴とする請求項1記載の蒸気による壁紙剥離工法。
  5. 壁に貼り付けられた石膏ボードの表面やその他の壁紙下地から壁紙を剥離する蒸気による壁紙剥離装置において、接着剤で貼り付けられた壁紙表面及び表面層を取った後に残った裏紙と接着剤層に蒸気を噴射して水分と熱を与えて接着剤層を膨潤させるための蒸気噴射部と、前記蒸気噴射部から少し離れた位置にある膨潤した接着剤層と裏紙を剥がすための先端部の鋭利な剥離板とを具備することを特徴とする蒸気による壁紙剥離装置。
  6. 前記蒸気噴射部の回りに、耐熱性で蒸気を通過するスポンジ状の発泡体を配したことを特徴とする請求項5記載の蒸気による壁紙剥離装置。
  7. 前記蒸気噴射部の回りに、耐熱性で蒸気を通過するフェルト状の繊維体を配したことを特徴とする請求項5記載の蒸気による壁紙剥離装置。
  8. 前記蒸気噴射部の周囲を、保水性と保温性を持たせるために綿布等の布で覆うことを特徴とする請求項5記載の蒸気による壁紙剥離装置。
  9. 壁に貼り付けられた石膏ボードの表面やその他の壁紙下地から壁紙を剥離する蒸気による壁紙剥離工法において、接着剤で貼り付けられた壁紙表面及び表面層を取った後に残った裏紙と接着剤層に、蒸気噴射部から蒸気を噴射して水分と熱を与え、前記蒸気噴射部の回りに、耐熱性で蒸気を通過するスポンジ状の発泡体またはフェルト状の繊維体を配するか、前記蒸気噴射部の回りを綿布等の布で覆うかのいずれかにより、保水性と保温性を持たせ、接着剤層を膨潤させて剥がすことを特徴とする蒸気による壁紙剥離工法。
  10. 壁に貼り付けられた石膏ボードの表面やその他の壁紙下地から壁紙を剥離する蒸気による壁紙剥離装置において、接着剤で貼り付けられた壁紙表面及び表面層を取った後に残った裏紙と接着剤層に蒸気を噴射して水分と熱を与えて接着剤層を膨潤させるための蒸気噴射部と、前記蒸気噴射部の回りに配した耐熱性で蒸気を通過するスポンジ状の発泡体またはフェルト状の繊維体または前記蒸気噴射部の周囲を覆う綿布等の布により保水性と保温性を持たせる手段とを具備することを特徴とする蒸気による壁紙剥離装置。
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