JP3915741B2 - データ入力支援装置およびデータ入力支援方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、列車ダイヤ図の列車スジ(線分)などのグラフィックデータを表示処理するデータ入力支援装置及びデータ入力支援方法に係り、特に入力ミスの防止と入力操作を削減させるのに好適なデータ入力支援装置及びデータ入力支援方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
列車ダイヤ図の列車スジ(線分)などのグラフィックデータを表示処理する従来のデータ入力支援装置では、列車ダイヤを変更する場合は、列車ダイヤ画面の上段に配置したプルダウンメニューにて運転整理機能のクリック選択して、目的の運転整理入力画面を表示し、運転整理入力画面での列車番号を入力してから該当列車の運転情報をデータ項目毎に変更し、列車ダイヤ画面内の列車スジのクリック入力を行っている。この場合、画面上段のプルダウンメニューから運転整理入力画面,列車スジへと画面上を視点が大きく移動するため、入力ミスを誘発して再入力操作が必要となる、画面上段から列車スジまでのマウス移動やクリック操作により運転整理入力に時間を要するなどの問題がある。
【0003】
このため、ポップアップすることが考えられるが、従来のポップアップ表示装置としては、例えば【特許文献1】に記載のように、メニューを表示させるためのボタンの形状を円形とし、メニューの選択項目を円形ボタンの外側に円形に並べるようにし、メニューの選択項目の使用頻度に応じてメニュー選択項目の形状の大きさを変える、あるいは下位の階層の選択項目を上位の選択項目の外側に扇型に並べるようにした情報処理装置がある。又、【特許文献2】に記載のように、上位入力画面A中の画面呼び出しマークの中の1つが画面上で選択指定されると、入力操作対象の画面呼び出しと対応する下位入力用画面が表示器へポップアップ表示されるとともに、下位入力用画面の縁に画面呼び出しマークを指し示す指標が随伴表示されるようにしたポップアップ表示装置がある。この装置の使用例として、例えば材料試験機で試験するテストピースの試験条件を設定する場合、試験条件入力用画面が上位画面として表示され、試験モード用の呼び出しマーク及び試験片の形状指定用の画面呼び出しマークを表示してこれらの呼び出しマークを入力機器でクリックしてポップアップ表示中画面により入力することが記載されている。
【0004】
又、【特許文献3】に記載のように、表示装置のグラフィックス表示画面上の機器表示シンボルに割付けられたタグをキーとしてタグに関連付けられた関連画面ファイル名を保存する関連画面情報データベースと、関連画面の表示画面データを保存する表示画面データベースと、操作員がポインティングデバイスでグラフィックス表示画面上のシンボルを選択するとそのシンボルに割付けられたタグをキーとして関連画面ファイル名を関連画面情報データベースから検索するとともにファイル名の表示画面データを表示画面データベースから取出して表示するようにした監視制御装置がある。
【0005】
【特許文献1】
特開平8−123647号公報
【特許文献2】
特開平10−320166号公報
【特許文献3】
特開2002−182739号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
【特許文献1】に開示の情報処理装置は、メニューの選択項目を円形ボタンの外側に円形に並べるようにしているので、決まった箇所に配置されたメニューしか選択できなく、選択項目を円形ボタンの外側に並べるので、他の表示が見えなくなるという問題がある。【特許文献2】に開示のポップアップ表示装置は、決まった位置に表示される親画面の中の呼び出しマークを選択指定して順次下位画面を表示させるため、選択したい位置を変化させたい場合などには対応できないものであった。又、【特許文献3】に開示の監視制御装置は、操作員が画面上のシンボルをタッチすることにより表示画面データを表示させるものであり、予め決められた位置のシンボルを選択指定するため、選択したい位置を変化させたい場合などには対応できないものであった。
【0007】
本発明の第1の目的は、大規模な事故や故障による列車ダイヤの乱れを早期解消するために、膨大な運転整理入力によるダイヤ変更が容易に行えるデータ入力支援装置及びデータ入力支援方法を提供することにある。
【0008】
本発明の第2の目的は、列車ダイヤ乱れ早期解消のために運転整理入力時の入力ミスの防止と操作性の向上による運転整理入力時間の短縮が可能なデータ入力支援装置及びデータ入力支援方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のデータ入力支援装置及びデータ入力支援方法は、表示装置に表示中のグラフィックデータ個々の位置でマウスボタンクリックを行うことにより、そのグラフィックデータの個々の位置に対応したポップアップメニューを、そのポップアップメニューの一部がマウスボタンクリック位置と一致するように表示して操作者の視点移動を小さくし、ポップアップメニュー内に選択対象をコメント表示することにより意図したグラフィックデータが選択されているか認識できるようにしてポップアップメニューで選択したデータ入力画面にそのグラフィックデータの関連情報を取込み表示することで、入力ミスの防止と入力操作を削減させるようにしたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施例を列車ダイヤ図を表示する運転整理装置を例にとり図1から図11により説明する。本実施例では、以下の説明する運転整理装置1,運転制御装置4などを総称してデータ入力支援装置という。
【0011】
図1は、列車の運転を管理する運行管理システムの構成図である。図1に示すように、本実施例の運行管理システムは、列車ダイヤ図の表示とダイヤ変更入力,列車の運転実績をダイヤ図へ表示する運転整理装置1と、連動図(線路図ともいう)の表示と連動図に列車走行位置を表示し、運転経路等の変更を入力する運転制御装置4と、駅や線路上の信号機や列車の運転を制御するための駅システム3などの制御装置と、列車のダイヤを管理し、運転制御装置4と駅システム3などの制御装置のデータ中継を担うとともにそのデータの合理性をチェックするダイヤ管理装置2などで構成されており、これらの装置はネットワークで接続されている。
【0012】
運転整理装置1により入力されたダイヤ変更は、ダイヤ管理装置2にてダイヤ変更内容の合理性がチェックされ駅システム3へと送信される。駅システム3は、合理性チェックがなされた駅システム3から送信されたダイヤ変更を受信し、このダイヤ変更に基づいて信号機や列車の運転を制御する。
【0013】
列車の運転状況(運転実績ともいう)は、駅システム3からダイヤ管理装置2を介して、運転整理装置1に送信され、列車ダイヤ図上に列車の運転結果が実績ダイヤとして表示される。
【0014】
運転制御装置4も同様に、ダイヤ管理装置2を介して駅システム3へ制御情報や制御情報の変更を送信し、駅システム3から列車走行位置の情報を受信して列車走行位置の情報収集を行っている。
【0015】
運転整理装置1には、列車運転計画に関する情報が入力されており、その情報を列車ダイヤ図としてグラフィックディスプレイに表示することで運転整理(ダイヤ変更ともいう)を支援している。ここで、運転整理とは、列車の運転時に発生した事故や故障などによる列車ダイヤの乱れを最小限に抑えるために、予め計画された列車ダイヤに対する適切なダイヤ変更を行うことである。大規模な事故や故障による列車ダイヤの乱れが発生した場合は、運転整理装置1により膨大な運転整理入力によるダイヤ変更が必要であり、列車ダイヤの乱れを早期に解消するため、操作者は、迅速かつ正確な運転整理入力が要求される。このため、運転整理装置1での入力ミス防止と操作性向上による運転整理入力時間の短縮が必要である。
【0016】
図2は、本実施例の運転整理装置の処理ブロック図である。ここで、図2には必要な構成だけを例示しているが、必要に応じて追加することができる。図2に示すように、運転整理装置1は、ダイヤ情報データベース21(以下ダイヤ情報DBと略称する),描画情報データベース23(以下描画情報DBと略称する),運転整理入力リンケージテーブル27を有し、列車ダイヤ画面24を表示するための列車スジ表示処理部22と、ポップアップメニュー処理部26と、運転整理入力画面処理部28から構成されている。運転整理入力リンケージテーブル27は、ポップアップメニュー処理部26から運転整理入力画面処理部28へ選択された列車番号の受け渡しを行う。
【0017】
列車スジ表示処理部22は、ダイヤ情報DB21から列車の運転情報を取得し、列車番号や描画座標などの描画情報を作成して描画情報DB23に記録し、列車ダイヤ画面24に列車スジを表示する。ポップアップメニュー処理部26は、マウス25のボタンクリック時のポップアップメニュー表示指示により、列車ダイヤ画面24上のマウスカーソル座標を取得する。
【0018】
また、描画情報DB23からマウスカーソル座標に描画されている列車スジの列車番号を取得する。取得した列車番号をキーとして、ポップアップメニューを表示する。マウスカーソル座標に描画されている列車スジに複数の列車が存在する場合はリスト表示を行う。
【0019】
運転整理機能選択処理は次のようにして行う。リスト表示時は列車番号選択処理も行い、運転整理機能選択後は、ポップアップメニュー処理部26は、運転整理入力リンケージテーブル27に取得した列車番号を書き込み、運転整理入力画面処理部28を起動して運転整理入力画面29を表示する。運転整理入力画面処理部28は、運転整理入力リンケージテーブル27を参照し、列車番号が格納されている場合、ダイヤ情報DB21から該当する列車の列車運転情報を取得して運転整理入力画面29に列車番号と運転情報をデフォルト表示する。
【0020】
図3は列車ダイヤ画面24(列車ダイヤ図24ともいう)の例を示した図である。列車ダイヤ画面24は、縦軸に駅名、横軸に時刻を表示するようになっており、列車の運転状況が直感的に理解できるようになっている。列車ダイヤ画面24の上部には時刻をスクロールするためのスクロールバーが、列車ダイヤ画面24の左端には駅をスクロールするためのスクロールバーが設けられ、スクロールバーを操作して表示範囲を変えられるようになっている。この列車ダイヤ画面24には全列車の運転計画が表示され、各列車の運転計画を列車スジ31の線で示している。
【0021】
運転整理は、上述したように各列車に付けられたユニークな列車番号32をキーとして、列車単位に運転情報の諸データを運転整理入力画面から変更入力するものであるが、この列車ダイヤ画面24で運転整理を行う時は、マウス25の操作により列車ダイヤ画面24上を移動するマウスカーソル33を、列車ダイヤ画面24上に表示中の列車スジ31を重ね合せ、マウスクリック操作、通常は、マウス25の左ボタンクリックする操作を行うことにより、該当する列車の列車番号32が取込まれ表示される。
【0022】
次に、図4〜図6にて本実施例の運転整理入力画面表示までの操作の流れを説明する。
【0023】
図4は、マウスカーソル33が列車スジ31から外れた位置にある場合の運転整理入力画面の表示例である。マウスボタンクリック41すると、マウスカーソル33が列車スジ31から外れた位置にある場合でもポップアップメニュー42が表示され、運転整理機能の選択43が可能となっている。運転整理機能の選択43により該当する運転整理入力画面29を運転整理入力画面29の一部がマウスカーソル33の座標と一致する位置に表示する。この場合は、マウスカーソル33が列車スジ31から外れた位置にあるので、列車番号や列車情報は表示されないため、列車番号や列車情報を含めて各データの入力が必要である。
【0024】
図5は、マウスカーソル33が1つの列車スジ31上に位置する場合の運転整理入力画面の表示例である。列車スジ31上でマウスボタンクリック51すると、マウスカーソル33の座標と一致する位置にポップアップメニューの一部が一致するように表示する。この場合は、マウスカーソル33が1つの列車スジ31上に位置しているので、上段に選択列車番号52を配置したポップアップメニューが表示される。操作者は、この表示を見て、意図した列車番号が選択されたことを確認することができる。
【0025】
図6は、マウスカーソル33が複数の列車スジの交点上に位置した場合の運転整理入力画面の表示例である。列車スジ31の交点でマウスボタンクリック61すると、マウスカーソル33の座標と一致する位置に列車番号選択リスト62の一部が一致するように表示する。列車番号選択リスト62のリスト内からの列車番号選択63することにより、上段に選択列車番号63を配置したポップアップメニューが表示される。操作者は、列車番号選択リスト62の表示およびポップアップメニューの表示を見て、意図した列車番号が選択されたことを確認することができる。
【0026】
操作者がポップアップメニューに表示されている複数項目の中から運転休止をクリックすると、運転整理入力の選択操作として例えば運転休止と運転休止(一括)が表示され、運転休止を選択すると、該当する運転整理入力画面29をマウスカーソル33と同じ位置に表示し、この時、選択列車番号をデフォルト表示
53するとともに、運転情報に関してもデフォルト表示54する。操作者はこの運転整理入力画面29に変更を行う。このようにして、運転整理に必要な数種の機能に分類され各々画面が異なり各機能に特化したデータを表示・変更可能としている。
【0027】
又、運転整理機能の選択により該当する運転整理入力画面29をマウスカーソル33と同じ位置に表示し、この時、選択列車番号をデフォルト表示53するとともに、運転情報に関してもデフォルト表示54することにより、操作者がデータを入力する時に負荷を軽減することができる。
【0028】
運転整理入力の時間短縮を図るためには、視点移動量の削減,マウス移動量の削減,マウスクリック回数の削減等が必要となる。本実施例では、列車ダイヤ画面24内の列車スジ31上でポップアップメニュー表示することにより、視点移動量,マウス移動量を削減することができる。
【0029】
又、運転整理入力画面表示時に、列車スジ31の列車番号32および運転情報を自動的に入力(デフォルト表示)することにより、列車番号32の入力ミス,入力に要する時間を削減することができる。つまり、列車スジ31とマウスカーソル33を重ね合わせた後は、運転整理入力画面の列車番号32入力までの一連操作を同一座標で実施することで視点移動量,マウス移動量を最小限にできると共に、列車スジ31を取り込むことにより運転整理入力画面での列車番号32入力時のクリック選択操作が不要となる。
【0030】
また、列車スジ間の狭いダイヤである過密ダイヤ上での操作では、意図しない列車が選択される可能性があるため、ポップアップメニュー内に選択列車の列車番号32を表示することにより、運転整理入力画面で気付く前に選択列車が確認できるため、戻り操作を排除することができる。
【0031】
又、列車スジ31の交点での操作は複数列車の選択となるため、リスト表示と選択操作が不可欠となるが、リスト表示も列車スジの座標に表示すれば視点移動量,マウス移動量を小さくできる。
【0032】
図7は、描画情報DBの構成と列車ダイヤ画面での列車スジの表示について説明する図である。図7に示すように、描画情報DB23は、列車スジ31の集合で構成され、列車スジ31は、1つの列車番号32とスジ71の集合で構成される。列車番号32は、他の列車スジで同一のものは無いユニークなものである。スジ71は、始点72(x0,y0),終点73(x1,y1)の座標データ74で構成される。
【0033】
列車ダイヤ画面24に表示される列車スジは、上述した線分であるスジ71の集合として表示する。図7に示す例では、列車スジ31は、線分であるスジ1,スジ2,スジ3の集合で表示されている。
【0034】
図8は、マウスカーソル33の下に列車スジが位置するか否かの判断処理について説明する図である。
【0035】
マウス25のボタンクリック時にクリック座標81、すなわちマウス25のボタンクリック時にマウスカーソル33の位置座標を取込み、描画情報DB23のスジ71について次の検索を実行する。クリック座標81とスジ71との距離82が設定された選択範囲83内の場合は、マウスカーソル33の下に列車スジが存在すると判断する。この場合は、描画情報DB23から列車番号を取得し選択列番とする。又、クリック座標81とスジ71との距離82が設定された選択範囲83外の場合は、マウスカーソル33の下に列車スジが存在しないと判断する。この場合は、描画情報DB23から列車番号を取得しないで処理する。ここで、選択範囲83は、スジ71とカーソル座標が一致せずとも、スジ71付近でもスジ上と判断するために設けた裕度である。
【0036】
このように構成されたデータ入力装置の処理の流れを図9により説明する。図9は、ポップアップメニュー表示処理部と、運転整理入力画面処理部の処理フローの概要を示している。
【0037】
まず、ポップアップメニュー表示処理部について説明する。ステップ901で、マウスボタンクリックか否かを判断し、マウスボタンクリックである場合には、ステップ902に進み、マウスボタンクリックでない場合は処理を終了する。ステップ902では、描画情報DB23の中からクリック座標に位置する列車スジの列車番号を検索する。ステップ903で、列車番号が存在するか否か、すなわちクリック座標の列車スジ有無判定を判断する。
【0038】
列車番号が存在しない場合は、ステップ904で運転整理入力リンケージテーブルをクリアし、ステップ905でポップアップメニュー上段に列車番号を未設定、すなわち表示しない処理をする。
【0039】
列車番号が複数個存在する場合は、ステップ906で列車番号をリスト表示し、選択入力待ちの状態となり、ステップ907で、リスト外のクリック操作によるリストの消去指示があった場合は、ステップ908で列車番号リストを消去し、処理を終了する。
【0040】
ステップ903で1列車が選択された場合は、ステップ909で列車番号リストを消去する。ステップ907で列車番号が1列車選択される、又はステップ903で1列車が選択され、列車番号が1列車存在する場合は、ステップ910で運転整理入力リンケージテーブルに列車番号を設定する。ステップ911でポップアップメニュー上段に列車番号を設定し、ステップ912でポップアップメニューを表示する。選択入力待ちの状態からステップ913でポップアップメニューにて運転整理入力機能が選択されると、ステップ914で運転整理入力機能選択時、選択した運転整理入力画面処理を起動する。
【0041】
ステップ913でポップアップメニュー外のクリック操作でポップアップメニューの消去指示があった場合、またはステップ914で運転整理入力画面処理の起動がなされた時には、ステップ915でポップアップメニューを消去して処理を終了する。
【0042】
次に、運転整理入力画面表示処理部について説明する。ポップアップメニュー処理よりステップ914で運転整理入力画面処理が起動されると、ステップ921で運転整理入力画面が表示される。ステップ922で運転整理入力リンケージテーブルに列車番号の格納有無を判断し、運転整理入力リンケージテーブルに列車番号の格納有りの場合は、ステップ923で運転整理入力リンケージテーブルから列車番号を取込む。運転整理入力リンケージテーブルに列車番号の格納無しの場合は、ステップ926に移行する。
【0043】
ステップ923で列車番号を取り込むと、ステップ924で列車番号の列車運転情報をダイヤ情報から取込み、ステップ925で運転整理入力画面に、列車番号および列車運転情報をデフォルト表示する。
【0044】
ステップ926で運転整理入力画面のデータ入力処理にて必要データの変更入力を行い、ステップ927で運転整理入力の実行/取消ボタンによる、実行/取消処理を実行する。運転整理入力の実行時は、ステップ928で入力データに基づきダイヤ変更処理を実行し、ステップ927で運転整理入力を取消した時、又はステップ928でダイヤ変更処理が完了した時は、ステップ929で運転整理入力画面を消去し、処理を終了する。
【0045】
次に、列車をホームに進入させない制御を意味するマークである抑止マークと、該当する駅にて列車を車庫に入れる制御を意味するマークである入区マークを表示する場合を例に取り、列車番号の取得方法について図10により説明する。以下、抑止マーク,入区マークを便宜上、表示マークという。
【0046】
表示マークの描画情報DB23は、表示マーク101の集合で構成され、表示マーク101は、列車番号32とマークの種類を表示する矩形4座標データ102で構成されている。
【0047】
列車ダイヤ画面24内でマウスカーソル33の位置にマーク表示が存在するか否かは、クリック座標81がマークを表示する矩形4座標データ102の矩形内か否かで判断する。マウスカーソル33のクリック座標81の位置に該当する表示マーク101を描画情報DB23から検索し、列車番号32を取得する。ポップアップメニュー表示および運転整理入力画面表示は、前述の列車スジの場合と同様である。このように、外字である表示マークの他、文字列についても応用できる。
【0048】
次に、文字列への応用例として、列車番号は文字列で表示した運転制御装置4の列車番号変更機能へ適用例を図11により説明する。
【0049】
本実施例では、図11に示すように、列車ダイヤ画面に列車スジを表示する代わりに、列車表示処理部が設けられ、運転制御装置4の在線画面には、駅1を中心として上下線の線路,線路上の列車の移動状況あるいは移動位置に対応した位置に列車番号が表示される。又、運転整理入力画面処理部28の代りに列車番号入力画面処理部が設けられている。この在線画面に表示中の列車番号の位置にマウスカーソル33を移動させてクリックすることにより、列車番号上からポップアップメニューを表示し、列番修正を選択してクリックすると変更,消去,挿入のポップアップメニューが表示される。変更を選択してクリックすることにより列車番号入力画面がマウスカーソル33の位置に表示される。このようにして、この列車番号入力画面で変更前の列車番号の取り込みと列車番号の変更が可能となる。
【0050】
このように、本実施例の運転制御装置でも視点移動量の削減,マウス移動量の削減,マウスクリック回数の削減ができる。
【0051】
以上、列車ダイヤ図を表示する装置である運転整理装置に適用した例と、連動図を表示する装置である運転制御装置に適用した例を説明したが、一般の図形表示処理装置とその図形に関連する情報の変更入力処理等を行う装置に広く応用することができる。
【0052】
【発明の効果】
本発明によれば、例えば列車ダイヤ画面を表示し運転整理入力を行う装置に適用した場合、運転整理機能選択や運転整理入力時における、操作者の視点移動範囲,マウス移動量,クリック回数を低減することが可能であるため、操作者の負担を軽減することができる。その効果として、列車ダイヤの乱れを早期に解消するための運転整理入力を迅速に実施することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である列車の運転を管理する運行管理システムの構成図である。
【図2】本実施例の運転整理装置の処理ブロック図である。
【図3】列車ダイヤ画面の例を示した図である。
【図4】マウスカーソルが列車スジから外れた位置にある場合の運転整理入力画面の表示例を示す図である。
【図5】マウスカーソルが1つの列車スジ上に位置する場合の運転整理入力画面の表示例を示す図である。
【図6】マウスカーソルが複数の列車スジの交点上に位置した場合の運転整理入力画面の表示例を示す図である。
【図7】描画情報DBの構成と列車ダイヤ画面での列車スジの表示について説明する図である。
【図8】マウスカーソルの下に列車スジが位置するか否かの判断処理について説明する図である。
【図9】ポップアップメニュー表示処理部と、運転整理入力画面処理部の処理フロー図である。
【図10】表示マークから列車番号を取得する方法を示した図である。
【図11】運転制御装置への適用例を示した図である。
【符号の説明】
1…運転整理装置、2…ダイヤ管理装置、3…駅システム、4…運転制御装置、21…ダイヤ情報データベース、22…列車スジ表示処理部、23…描画情報データベース、24…列車ダイヤ画面、25…マウス、26…ポップアップメニュー処理部、27…運転整理入力リンケージテーブル、28…運転整理入力画面処理部、29…運転整理入力画面、31…列車スジ、32…列車番号、33…マウスカーソル、42…ポップアップメニュー。
Claims (6)
- 列車運転計画に関する情報を記憶しているダイヤ情報データベースと、該ダイヤ情報データベースから列車の運転情報を取得し、列車番号,描画座標などの描画情報を作成して描画情報データベースに記録すると共に列車ダイヤ画面に列車スジを表示する処理を行う列車スジ表示処理部と、マウスボタンクリック時のポップアップメニュー表示指示により前記列車ダイヤ画面上のマウスカーソル座標を取得するポップアップメニュー処理部と、該ポップアップメニュー処理部から運転整理入力画面処理部へ選択された列車番号の受け渡しを行う運転整理入力リンケージテーブルとを備え、前記ポップアップメニュー処理部は、前記列車ダイヤ画面に表示された列車スジがマウスボタンクリックされた時は前記運転整理入力リンケージテーブルへ取得した列車番号を書き込み、前記運転整理入力画面処理部により前記マウスボタンクリック位置に列車番号が表示された運転整理入力画面が一部位置するようにポップアップ表示するデータ入力支援装置。
- 前記マウスボタンクリックにより複数の列車スジの交差点がクリックされた時は、前記運転整理入力画面として列車番号選択リストがポップアップ表示され、列車番号を選択することにより該当する列車番号及びその運転情報が運転整理入力画面にポップアップ表示される請求項1に記載のデータ入力支援装置。
- 列車運転計画に関する情報を記憶しているダイヤ情報データベースと、該ダイヤ情報データベースから列車の運転情報を取得し、列車番号,描画座標などの描画情報を作成して描画情報データベースに記録すると共に在線画面に上下線の線路,線路上を移動する列車を表示する処理を行う列車表示処理部と、マウスボタンクリック時のポップアップメニュー表示指示により前記列在線画面上のマウスカーソル座標を取得するポップアップメニュー処理部と、該ポップアップメニュー処理部から列車番号入力画面処理部へ選択された列車番号の受け渡しを行う運転整理入力リンケージテーブルとを備え、前記ポップアップメニュー処理部は、前記在線画面に表示された線路上に表示された列車番号がマウスボタンクリックされた時は前記運転整理入力リンケージテーブルから取得した列車番号を書き込み、前記列車番号入力画面処理部により前記マウスボタンクリック位置に列車番号入力画面が一部位置するようにポップアップ表示するデータ入力支援装置。
- グラフィックデータを表示する表示装置に表示されたスジ又は線上を移動する物の番号をマウスボタンクリックした場合、ポップアップメニュー処理部により前記マウスボタンクリックにより選択対象に関する入力画面の一部が前記マウスボタンクリック位置に位置するように前記入力画面をポップアップ表示して変更入力を行うデータ入力支援方法。
- 前記マウスボタンクリックにより複数のスジの交差点がクリックされた時は、前記ポップアップメニュー処理部により、入力画面として番号選択リストがポップアップ表示され、番号を選択することにより該当する番号及びその番号に該当する情報が入力画面にポップアップ表示される請求項4に記載のデータ入力支援方法。
- 前記ポップアップメニュー処理部は、選択対象の関連情報を取得し、ポップアップメニューの機能選択によって表示された入力画面に前記関連情報を表示する請求項4に記載のデータ入力支援方法。
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