JP3915662B2 - 多層回路基板の製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、金属箔からなる導体パターンが形成された樹脂フィルムが複数枚積層されてなる多層回路基板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
金属箔からなる導体パターンが形成された樹脂フィルムが複数枚積層されてなる多層回路基板の製造方法が、例えば、特開2000−38464号公報(特許文献1)に開示されている。
【0003】
図4に、特許文献1に開示された多層回路基板の製造方法を示す。(a)は多層回路基板を、また、(b)および(c)は製造に必要な素材の組合せを示す。各図中、1は樹脂フィルム(フィルム状絶縁体)、2は導体パターン、3は金属ペースト、11〜16は構成素材である。
【0004】
図4(a)に示される多層回路基板は、いわゆる4層基板といわれるもので、3枚の樹脂フィルム1を介して、導体パターン2が4層に構成され、また、導体パターン相互間は、通常、金属ペースト3によって接続される。しかして、このような多層回路基板を製造するには、図4(b)又は(c)に示されるような、表面に導体パターンを形成し又は形成していない樹脂フィルム1が、素材11〜16として用いられる。
【0005】
図4(b)の組合せでは、両面に導体パターンを形成した2つの素材11、13と表面に導体パターンを有しない素材12が使用され、これらを熱融着し、多層化することによって、図4(a)の多層回路基板が得られる。また、図4(c)の組合せでは、片面のみに導体パターンを形成した2つの素材14、16と両面に導体パターンを形成した素材15が使用され、これらを熱融着し、多層化して、図4(a)の多層回路基板とする。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−38464号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
図5に、特許文献1に開示された多層回路基板の製造方法により製造される多層回路基板の一例を示す。
【0008】
図5の斜視図に示す多層回路基板100は、金属箔からなる導体パターン2が形成された熱可塑性樹脂の樹脂フィルム1が5枚積層されてなるが、多層回路基板100の表面には各種の電子部品9が搭載されている。電子部品9が搭載された多層回路基板100においては、製造した多層回路基板100の回路性能を検査したり、他の回路基板と接続するために、通常、多層回路基板100の外周部にランド2sが設けられている。搭載される電子部品9が多く回路が複雑な場合には、内層の導体パターン2と金属ペースト3(図示を省略)を介して検査や接続用の配線が表面に引き出され、表面に設けられたランド2sで検査や接続が実施される。
【0009】
このように、従来の多層回路基板100においては回路性能の検査や電気接続のために専用のランド2sのスペースが必要であり、ここにはほとんど電子部品9を搭載することができず、基板面積の利用効率が良くなかった。
【0010】
そこで本発明の目的は、回路性能や電気接続のためのランドスペースを省略でき、基板面積の利用効率が高い多層回路基板の製造方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、熱可塑性樹脂からなる樹脂フィルム上に、金属箔からなる所定の導体パターンを形成した導体パターンフィルムの準備工程と、前記導体パターンフィルムを複数枚積層すると共に、積層された導体パターンフィルムの間に、当該導体パターンフィルムにおける外周部の所定の導体パターンを覆って、前記樹脂フィルムと難接着性のシートを挿入する導体パターンフィルムとシートの積層工程と、前記積層された複数枚の導体パターンフィルムとシートを熱プレス板により加熱・加圧して、導体パターンフィルム同士を貼り合わせる導体パターンフィルム貼り合わせ工程と、前記貼り合わされた導体パターンフィルムのシート挿入部を加熱して、シート挿入部を開くように前記貼り合わされた導体パターンフィルムの外周部を変形し、シートを取り外して、前記所定の導体パターンを露出する導体パターンの露出工程と、前記貼り合わせた導体パターンフィルムの表面に電子部品を搭載する電子部品搭載工程と、前記露出した導体パターンを用いて、前記搭載した電子部品による電気回路の検査を行なう検査工程とを有することを特徴としている。
【0012】
このようにして製造される多層回路基板では、樹脂フィルムが相互に貼り合わされてなる樹脂母材のシート挿入部で、シート挿入部を開くように樹脂母材の外周部が変形されて、開かれたシート挿入部に所定の導体パターンが露出される。この開かれたシート挿入部に露出される導体パターンは、回路性能の検査や電気接続のためにランドとして用いることができる。このようにして形成される回路性能の検査や電気接続のためにランドは、多層回路基板の内部の導体パターンを利用するものであり、多層回路基板の表面におけるランドの専用スペースを省略することができる。従って、本発明の多層回路基板の製造方法を用いて、基板面積の利用効率が高い多層回路基板を得ることができる。
さらに、前記の基板面積の利用効率が高い多層回路基板の開かれたシート挿入部に露出した導体パターンを用いて、搭載した電子部品による電気回路の検査を実施することができる。尚、この電気回路の検査は、多層回路基板の製造時に実施することもできるし、多層回路基板の使用時に実施することもできる。
【0015】
請求項2に記載の発明は、加熱により変形された前記導体パターンフィルムの外周部を再び加熱し、変形前のほぼ平坦な状態に戻す平坦化工程を有することを特徴としている。
【0016】
本発明においては、熱可塑性樹脂からなる樹脂フィルムを用いて多層回路基板を製造しているため、前記のように変形した外周部に難接着性のシートを再び挟み込んで加熱することにより、変形前のほぼ平坦な状態に戻すことができる。従って、製造時に、外周部を変形して導体パターンを露出して電気回路の検査を実施し、電気回路の検査後に再び加熱してもとの平坦な多層回路基板の状態に戻すことが可能である。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の多層回路基板の製造方法およびそれにより製造される多層回路基板を、図に基づいて説明する。
【0025】
図1(a)〜(d)は、本発明の多層回路基板200の製造方法を示す工程別断面図である。尚、図1(a)〜(d)において、従来の製造方法の図4(a)〜(c)の現れる各部と同様の部分については、同じ符号を付けた。
【0026】
最初に、図1(a)に示すように、熱可塑性樹脂からなる樹脂フィルム1上に、金属箔からなる所定の導体パターン2を形成した導体パターンフィルム20,21,23,24を準備する。
【0027】
樹脂フィルム1は多層回路基板の絶縁基体となるもので、材料の熱可塑性樹脂として、例えば、液晶ポリマー(LCP)、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルエーテルケトン/ポリエーテルイミド混合物、ポリフェニレンサルファイド、熱可塑性ポリイミド樹脂等を用いることができる。
【0028】
導体パターン2は多層回路基板の配線導体となるもので、樹脂フィルム1に貼り合わされた金属箔をエッチングして形成される。金属箔の材料として、例えば、導電性の良い金(Au)、銀(Ag)、銅(Cu)、アルミニウム(Al)等を用いることができる。尚、樹脂フィルム1と金属箔の貼り合わせは、積層して加熱加圧することにより行なわれる。
【0029】
図1(a)に示す導体パターンフィルム20,21,23,24には、導体パターン2を底面とする孔が形成されており、孔内に金属ペースト3が充填されている。導体パターン2を底面とする孔は、炭酸ガス(CO2)レーザ加工機を用い、導体パターン2側と反対の樹脂フィルム1側からレーザ光を照射して形成する。金属ペースト3は、銅(Cu)とスズ(Sn)の金属粒子にバインダ樹脂や有機溶剤を加え、これを混練してペースト化したものである。金属ペースト3は、金(Au)とスズ(Sn)、または銀(Ag)とスズ(Sn)の金属粒子を含んだペーストであってもよい。金属ペースト3は、ペースト充填装置のスキージにより、導体パターン2を底面とする孔内に押し込み充填される。
【0030】
また、図1(a)では、貫通孔内に金属ペースト3が充填され、導体パターン2が形成されていない素材22が準備されている。素材22は、レーザ加工機により樹脂フィルム1に貫通孔を形成した後、台上に樹脂フィルム1を配置して、台を貫通孔の底面とする。この状態で金属ペースト3を充填して、金属ペースト3を乾燥させることにより、素材22が準備できる。
【0031】
さらに、図1(a)では、樹脂フィルム1と難接着性のシート25が準備されている。貫通孔内に金属ペースト3が充填され、導体パターン2が形成されていない素材22が準備されている。シート25の材料としては、例えば、耐熱性があり、加熱された熱可塑性樹脂に対して難接着性を有するポリイミドが用いられる。
【0032】
次に、以上のようにして準備した導体パターンフィルム20,21,23,24、素材22およびシート25を、所定の配置で積層する。図1(a)では、素材22とシート25が、同じ層に並んで配置されている。素材22とシート25の両側の層には、導体パターンフィルム21,23が、導体パターン2を素材22とシート25に対向するようにして配置されている。また、最外層の導体パターンフィルム20,24は、多層回路基板の両側表面に導体パターン2が現れるように、導体パターン2が外側を向くようにして配置されている。
【0033】
この図1(a)の積層では、4枚の導体パターンフィルム20,21,23,24と素材22が積層され、積層された導体パターンフィルム21,23の間に、導体パターンフィルム21,23における外周部の所定の導体パターン2を覆って、樹脂フィルム1と難接着性のシート25が挿入される配置となる。
【0034】
次に、図1(b)に示すように、図1(a)のように積層された導体パターンフィルム20,21,23,24、素材22およびシート25を、付着防止フィルム51、緩衝材52、金属板53を介してヒータ55が埋設された一対の熱プレス板54の間に挿入して、加熱・加圧する。
【0035】
付着防止フィルム51は、加熱・加圧時の樹脂フィルム1が周りの部材へ付着したり、樹脂フィルム1と導体パターン2に傷がついたりするのを防止するもので、例えばポリイミドフィルム等が用いられる。緩衝材52は、積層体に均一に圧力を加えるためのもので、例えばステンレス等の金属を繊維状に裁断し、その繊維状金属を厚さ約1mmの板状に成型したものが用いられる。金属板53は、熱プレス板54に傷が入るのを防止するためのもので、例えばステンレス(SUS)やチタン(Ti)の厚さ約2mmの板が用いられる。
【0036】
積層体および上記の各プレス部材を配置した後、最初にヒータ55を発熱し、圧力を印加しない状態で全体を200℃で5分間加熱する。次に、図示しないプレス機により熱プレス板54を介して、積層体に20kg/cm2の圧力を印加する。次に、全体の温度を250〜350℃に設定し、10〜30分間、加熱・加圧する。加熱・加圧は大気中で行なってもよいが、導体パターン2の酸化を抑制するため、好ましくは真空中で行なうのがよい。
【0037】
以上の加熱・加圧により、導体パターンフィルム20,21,23,24および素材22の各樹脂フィルム1と導体パターン2が互いに貼り合わされて接着すると共に、金属ペースト3が焼結する。
【0038】
これによって、図1(c)に示す、導体パターンフィルム20,21,23,24および素材22が貼り合わされてなる多層回路基板200が製造される。尚、図1(c)の多層回路基板200では、樹脂フィルム1と難接着性のシート25は、導体パターンフィルム21,23の間に挿入されたままである。次に、この状態で、多層回路基板200の表面に、電子部品を搭載する(図示は省略)。
【0039】
次に、図1(d)に示すように、多層回路基板200のシート25の挿入部を再び加熱し、シート25の挿入部を開くようにして多層回路基板200の外周部を変形する。このようにして変形した外周部からシート25を取り外せば、シート25に対向していた所定の導体パターン2rを露出することができる。
【0040】
このように本発明の多層回路基板200の製造方法は、熱可塑性樹脂からなる樹脂フィルム1を加熱加圧して製造した図1(c)の多層回路基板200を、再び加熱して、図1(d)のように変形した多層回路基板200を製造する方法である。
【0041】
次に、図2(a)〜(c)を用いて、本発明の多層回路基板の製造方法により製造される多層回路基板201の効果を説明する。尚、図2(a)〜(c)において、図5の従来の多層回路基板100と同様の部分については、同じ符号を付けた。
【0042】
図2(a)は、前記の図1(a)〜(d)の製造工程で製造される多層回路基板201について、図1(c)の製造工程終了時の多層回路基板201であり、図2(b)は、図1(d)の製造工程終了時の多層回路基板201である。
【0043】
図2(a)の斜視図に示す多層回路基板201は、図5の従来の多層回路基板100と比較して、従来の多層回路基板100の外周部に設けられていたランド2sが形成されていない。この従来の多層回路基板100に形成されたランド2sは、多層回路基板100の回路性能を検査したり、他の回路基板と接続するためのものであるが、本発明の多層回路基板201においては、図2(b)の導体パターン2rがこれに相当する。
【0044】
図2(a),(b)に示す多層回路基板201では、樹脂フィルム1が相互に貼り合わされてなる樹脂母材のシート25挿入部で、図2(a)の一点鎖線で囲った位置を支点として、シート25挿入部を開くように樹脂母材の外周部が変形される。これによって図2(b)のように、開かれたシート25挿入部に、所定の導体パターン2rが露出される。この露出された導体パターン2rは、多層回路基板201の回路性能の検査や、電気接続のためにランドとして用いることができる。
【0045】
図2(b)に示す露出された導体パターンであるランド2rは、元は図2(a)に示す多層回路基板201の内部の導体パターン2を利用したものである。このため、従来の図5の多層回路基板100にあったランド2sの専用スペースを省略することができる。従って、本発明の多層回路基板201は、基板面積の利用効率が高い多層回路基板とすることができる。
【0046】
図2(b)の露出された導体パターン2rを用いて、搭載した電子部品9による電気回路の検査を実施する場合、電気回路の検査は、多層回路基板201の製造時に実施することもできるし、多層回路基板201の使用時に実施することもできる。また、製造時に電気回路の検査を実施して、その後の使用時に電気回路の検査をする必要がない場合には、図2(b)に示す変形した外周部にシート25を再び挟み込んで加熱することで、変形前のほぼ平坦な図2(a)に示す状態に戻すことができる。
【0047】
図2(c)は、図2(b)の多層回路基板201を、他の回路基板101に接続した時の、回路基板101の下面から透視して、多層回路基板201を見た状態を示す図である。図2(c)において、回路基板101に関するものは、点線で示されている。
【0048】
図2(c)に示す回路基板101のランド2s’と多層回路基板201の露出された導体パターンであるランド2rは、半田によって接続されている。図2(b)のように変形した多層回路基板201は、図2(c)に示すように、他の回路基板101に対して、立てて接続することができる。これによって、他の回路基板上の空間を有効に活用することができ、回路基板全体の占有面積を低減することができる。
【0049】
図3(a),(b)に、図2(c)のように、本発明の多層回路基板を他の回路基板に対して立てて接続する際の好ましい例を示す。尚、図3(a),(b)の斜視図では、多層回路基板202,203における前記と同様の露出された導体パターン2r’,2r’’が下面であり、点線で描かれている。
【0050】
図3(a)の多層回路基板202においては、露出された導体パターンである半田接続のためのランド2r’と変形された樹脂母材における他方の表面の導体パターン2t’とを連結する貫通孔3v’が形成されている。また、図3(b)の多層回路基板203においては、露出された導体パターンであるランド2r’’、他方の表面の導体パターン2t’’およびそれらを連結する貫通孔3v’’が、多層回路基板203の外周端部に形成されている。これらの貫通孔3v’,3v’’を用いれば、図2(c)のように他の回路基板に対して多層回路基板を立てて接続する際には、表面の導体パターン2t’,2t’’から貫通孔3v’,3v’’を介してランド2r’,2r’’に半田が流れて、他の回路基板のランドに接続する。従ってこの場合には、電気的接続だけでなく、貫通孔3v’,3v’’に充填される半田によって他の回路基板との接合強度を上げることができる。
【0051】
以上、本発明の多層回路基板の製造方法、およびそれにより製造される多層回路基板は、回路性能や電気接続のためのランドスペースを省略でき、基板面積の利用効率が高い多層回路基板とすることができる。
【0052】
(他の実施形態)
前記の実施形態においては、片面に導体パターン2を有する4枚の導体パターンフィルム20,21,23,24と素材22およびシート25を図1(a)のように積層し、これによって図1(d)に示す多層回路基板200を製造する例を示した。本発明はこれに限らず、導体パターンフィルムの積層枚数は、シート25を挟んで2枚以上の任意の枚数であってよい。また、露出される導体パターンが、シート25を挟んだ片側のみで十分な場合には、例えば図1(a)において素材22を用いずにシート23を反転して積層することにより、形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(d)は、本発明の多層回路基板の製造方法を示す工程別断面図である。
【図2】(a)〜(c)は、本発明の多層回路基板の効果を説明する図である。
【図3】(a),(b)は、本発明の多層回路基板を他の回路基板に対して立てて接続する際の好ましい例を示す図である。
【図4】従来の多層回路基板の製造方法を示す図で、(a)は多層回路基板を、また、(b)および(c)は製造に必要な素材の組合せを示す。
【図5】従来の多層回路基板の一例を示す図である。
【符号の説明】
100,200〜203 多層回路基板
101 他の回路基板
20,21,23,24 導体パターンフィルム
22 素材
25 シート
1 樹脂フィルム
2 導体パターン
2r,2r’,2r’’ 露出された導体パターン(ランド)
2s 従来の回路基板のランド
2s’ 他の回路基板のランド
2t’,2t’’ 変形された樹脂母材における他方の表面の導体パターン
3 金属ペースト
3v’,3v’’ 貫通孔
9 電子部品
Claims (2)
- 熱可塑性樹脂からなる樹脂フィルム上に、金属箔からなる所定の導体パターンを形成した導体パターンフィルムの準備工程と、
前記導体パターンフィルムを複数枚積層すると共に、積層された導体パターンフィルムの間に、当該導体パターンフィルムにおける外周部の所定の導体パターンを覆って、前記樹脂フィルムと難接着性のシートを挿入する導体パターンフィルムとシートの積層工程と、
前記積層された複数枚の導体パターンフィルムとシートを熱プレス板により加熱・加圧して、導体パターンフィルム同士を貼り合わせる導体パターンフィルム貼り合わせ工程と、
前記貼り合わされた導体パターンフィルムのシート挿入部を加熱して、シート挿入部を開くように前記貼り合わされた導体パターンフィルムの外周部を変形し、シートを取り外して、前記所定の導体パターンを露出する導体パターンの露出工程と、
前記貼り合わせた導体パターンフィルムの表面に電子部品を搭載する電子部品搭載工程と、
前記露出した導体パターンを用いて、前記搭載した電子部品による電気回路の検査を行なう検査工程とを有することを特徴とする多層回路基板の製造方法。 - 加熱により変形された前記導体パターンフィルムの外周部を再び加熱し、変形前のほぼ平坦な状態に戻す平坦化工程を有することを特徴とする請求項1に記載の多層回路基板の製造方法。
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