JP3915521B2 - 輪郭の滲みを抑制する印刷 - Google Patents

輪郭の滲みを抑制する印刷 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、インクを吐出して印刷媒体上に画像を印刷する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、コンピュータの出力装置として、数色のインクをインクヘッドから吐出するインクジェットプリンタが普及し、コンピュータが処理した画像を多色多階調で印刷するために広く用いられている。
【0003】
インクジェットプリンタで文字やイラストなどの線画を印刷すると、線画の輪郭部分が滲むことがある。このような輪郭部の滲みは、線画領域に吐出されたインクが印刷媒体に吸収しきれずに生じたインク溜まりからのインクの流出に起因する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような滲みを抑制するために線画の輪郭部を形成するドットのインク量を削減する方法も考えられる。しかし、線画の輪郭部が印刷画像を表す画像データの領域の端部に存在する場合には、その画像データのみに基づいては、端部に属する画素が輪郭部か否かを判断できない。このため、インク量を削減すべきか否かを判断することができない領域が生ずるという問題が生じていた。
【0005】
このような場合に、画像データの領域の端部に属する画素のインク量を一律に削減するようにすると白抜けを生じる恐れがある。一方、画像データの領域の終端に属する画素のインク量を削減しないようにすると、このような領域では滲みを抑制することができない。
【0006】
この発明は、従来技術における上述の課題を解決するためになされたものであり、画像データの領域の端部における白抜けと滲みとを抑制することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
上述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明は、印刷ヘッドの主走査を行いつつ印刷媒体上にドットを形成する印刷部を用いて印刷を行うために、前記印刷部に供給すべき印刷データを生成する印刷制御装置であって、印刷媒体の各主走査ライン上の複数の画素におけるドットの記録状態を表すドットデータと、複数本の連続した主走査ラインの全体にわたってドットが全く形成されない空白領域が存在するときに前記空白領域にわたって印刷がスキップされることを示すスキップデータと、を含む原印刷データを取得する原印刷データ取得部と、前記原印刷データに基づいて、前記ドットデータで表される画像の輪郭部分においてインク量を削減するようにドットデータを調整することによって、調整されたドットデータを含む印刷データを生成するインク量削減部とを備え、前記インク量削減部は、前記空白領域に隣接する特定の主走査ラインに関するインク量の削減を実行する際に、前記特定の主走査ラインに隣接する前記空白領域の端部に空白の主走査ラインが存在するとみなして前記特定の主走査ラインに関するインク量の削減を実行することを特徴とする。
【0008】
本発明によれば、空白領域に隣接する特定の主走査ラインに関するインク量の削減を実行する際には、特定の主走査ラインに隣接し空白領域の端部に空白の主走査ラインが存在するとみなして特定の主走査ラインに関するインク量の削減が実行されるので、画像データの領域の端部における白抜けと滲みとを抑制することができる。
【0009】
上記印刷制御装置において、前記インク量削減部は、前記空白領域側において前記特定の主走査ラインに隣接する位置に空白の主走査ラインを表すダミーデータを生成するとともに、前記ダミーデータに応じて前記端部画素の画素値を前記調整するようにするのが好ましい。
【0010】
このように、空白の主走査ラインを表すダミーデータを生成してインク量の削減処理に利用するようにすれば、本発明を簡易に実装することができる。
【0011】
上記印刷制御装置において、前記インク量削減部は、互いに隣接するN番目(Nは自然数)の主走査ラインと(N+1)番目の主走査ライン上の複数の画素について、前記N番目の主走査ライン上の複数の画素の画素値に応じて前記(N+1)番目の主走査ライン上の複数の画素の画素値を調整するとともに、前記(N+1)番目の主走査ライン上の複数の画素の画素値に応じて前記N番目の主走査ライン上の複数の画素の画素値を調整するようにするのが好ましい。
【0012】
こうすれば、2本分のラスタラインを表すドットデータだけでインク量の削減処理を行うことができるので、本発明に使用されるメモリの量を抑制することができる。なお、本明細書では、ラスタラインと主走査ラインとは同一の意味で用いられている。
【0013】
上記印刷制御装置において、前記インク量削減部は、主走査方向と副走査方向のいずれか一方の方向に隣接する画素にドットが形成されない場合に、前記画素が前記輪郭部分である旨を決定するようにするのが好ましい。
【0014】
輪郭部分であるか否かを判断するための参照対象となる画素を、このように限定すれば、発明の効果を維持しつつ処理速度を早くすることができる。
【0015】
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能であり、たとえば、印刷方法および印刷装置、印刷制御方法および印刷制御装置、それらの方法または装置の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体、そのコンピュータプログラムを含み搬送波内に具現化されたデータ信号、等の態様で実現することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.装置の構成:
B.第1実施例:
C.第2実施例:
D.第3実施例:
E.変形例:
【0017】
A.装置の構成:
図1は、本発明の一実施例としての印刷システムの構成を示すブロック図である。この印刷システムは、印刷制御装置としてのコンピュータ88と、印刷部としてのカラープリンタ20と、を備えている。なお、カラープリンタ20とコンピュータ88の組み合わせを、広義の「印刷装置」と呼ぶことができる。
【0018】
コンピュータ88では、所定のオペレーティングシステムの下で、アプリケーションプログラム95が動作している。オペレーティングシステムには、ビデオドライバ94やプリンタドライバ96が組み込まれており、アプリケーションプログラム95からは、これらのドライバを介して、カラープリンタ20に転送するための印刷データPDが出力されることになる。アプリケーションプログラム95は、処理対象の画像に対して所望の処理を行い、また、ビデオドライバ94を介してCRT21に画像を表示する。
【0019】
アプリケーションプログラム95が印刷命令を発すると、コンピュータ88のプリンタドライバ96が、画像データをアプリケーションプログラム95から受け取り、これをカラープリンタ20に供給するための印刷データPDに変換する。図1に示した例では、プリンタドライバ96の内部には、解像度変換モジュール97と、色変換モジュール98と、ハーフトーンモジュール99と、印刷データ生成モジュール100と、色変換テーブルLUTと、が備えられている。なお、印刷データ生成モジュール100はインク量削減部102を備えている。これらの機能については後述する。
【0020】
なお、プリンタドライバ96は、印刷データPDを生成する機能を実現するためのプログラムに相当する。プリンタドライバ96の機能を実現するためのプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録された形態で供給される。このような記録媒体としては、フレキシブルディスクやCD−ROM、光磁気ディスク、ICカード、ROMカートリッジ、パンチカード、バーコードなどの符号が印刷された印刷物、コンピュータの内部記憶装置(RAMやROMなどのメモリ)および外部記憶装置等の、コンピュータが読み取り可能な種々の媒体を利用できる。
【0021】
図2は、カラープリンタ20の概略構成図である。カラープリンタ20は、紙送りモータ22によって印刷用紙Pを副走査方向に搬送する副走査送り機構と、キャリッジモータ24によってキャリッジ30をプラテン26の軸方向(主走査方向)に往復動させる主走査送り機構と、キャリッジ30に搭載された印刷ヘッドユニット60(「印刷ヘッド集合体」とも呼ぶ)を駆動してインクの吐出およびドット形成を制御するヘッド駆動機構と、これらの紙送りモータ22,キャリッジモータ24,印刷ヘッドユニット60および操作パネル32との信号のやり取りを司る制御回路40とを備えている。制御回路40は、コネクタ56を介してコンピュータ88に接続されている。
【0022】
印刷用紙Pを搬送する副走査送り機構は、紙送りモータ22の回転をプラテン26と用紙搬送ローラ(図示せず)とに伝達するギヤトレインを備える(図示省略)。また、キャリッジ30を往復動させる主走査送り機構は、プラテン26の軸と並行に架設されキャリッジ30を摺動可能に保持する摺動軸34と、キャリッジモータ24との間に無端の駆動ベルト36を張設するプーリ38と、キャリッジ30の原点位置を検出する位置センサ39とを備えている。
【0023】
図3は、制御回路40を中心としたカラープリンタ20の構成を示すブロック図である。制御回路40は、CPU41と、プログラマブルROM(PROM)43と、RAM44と、文字のドットマトリクスを記憶したキャラクタジェネレータ(CG)45とを備えた算術論理演算回路として構成されている。この制御回路40は、さらに、外部のモータ等とのインタフェースを専用に行なうI/F専用回路50と、このI/F専用回路50に接続され印刷ヘッドユニット60を駆動してインクを吐出させるヘッド駆動回路52と、紙送りモータ22およびキャリッジモータ24を駆動するモータ駆動回路54とを備えている。I/F専用回路50は、パラレルインタフェース回路を内蔵しており、コネクタ56を介してコンピュータ88から供給される印刷データPDを受け取ることができる。カラープリンタ20は、この印刷データPDに従って印刷を実行する。なお、RAM44は、ラスタデータを一時的に格納するためのバッファメモリとして機能する。
【0024】
印刷ヘッドユニット60は、印刷ヘッド28を有しており、また、インクカートリッジを搭載可能である。なお、印刷ヘッドユニット60は、1つの部品としてカラープリンタ20に着脱される。すなわち、印刷ヘッド28を交換しようとする際には、印刷ヘッドユニット60を交換することになる。
【0025】
図4は、印刷ヘッド28の下面におけるノズル配列を示す説明図である。印刷ヘッド28の下面には、ブラックインクを吐出するためのブラックインクノズル列Kと、濃シアンインクを吐出するための濃シアンインクノズル列Cと、淡シアンインクを吐出するための淡シアンインクノズル列LCと、濃マゼンタインクを吐出するための濃マゼンタインクノズル列Mと、淡マゼンタインクを吐出するための淡マゼンタインクノズル列LMと、イエローインクを吐出するためのイエローインクノズル列Yとが形成されている。
【0026】
各ノズルには、各ノズルを駆動してインク滴を吐出させるための駆動素子としてのピエゾ素子(図示せず)が設けられている。印刷時には、印刷ヘッド28が主走査方向MSに移動しつつ、各ノズルからインク滴が吐出される。
【0027】
以上説明したハードウェア構成を有するカラープリンタ20は、紙送りモータ22により用紙Pを搬送しつつ、キャリッジ30をキャリッジモータ24により往復動させ、同時に印刷ヘッド28のピエゾ素子を駆動して、各色インク滴の吐出を行い、インクドットを形成して用紙P上に多色多階調の画像を形成する。
【0028】
B.第1実施例:
図5は、RGB画像データから印刷データPDを生成するための処理を示すフローチャートである。この処理は、コンピュータ88において実行される。ステップS101では、プリンタドライバ96はRGBの画像データを受け取る。この画像データは、図1に示したアプリケーションプログラム95から受け渡されるデータであり、画像を構成する各画素ごとにR,G,Bそれぞれの色について、値0〜255の256段階の階調値を有するデータである。
【0029】
図6は、本発明の第1実施例において処理対象となる画像の一例を示す説明図である。この画像は、ベタの黒枠で囲まれたテキストを表示する第1の印刷領域Z1と、テキストを表示する第2の印刷領域Z2と、ベタの黒枠で囲まれた風景写真を表す第3の印刷領域Z3とを有している。これらの印刷領域Z1、Z2、Z3の間には、ドットが形成されない空白領域が存在している。本明細書では、空白領域とは空白ラスタラインの集合をいい、空白ラスタラインとは主走査方向に並ぶ画素の集合であってドットが全く形成されないものをいう。なお、空白領域においては、R,G,Bの画素値はいずれも255であり、ドットは形成されない。
【0030】
ステップS102では、解像度変換モジュール97は、入力された画像データの解像度をプリンタ20における解像度に変換する。画像データが印刷解像度よりも低い場合には、線形補間により隣接する原画像データの間に新たなデータを生成することで解像度変換を行う。逆に画像データが印刷解像度よりも高い場合には、一定の割合でデータを間引くことにより解像度変換を行う。
【0031】
ステップS103では、色変換モジュール98は色変換処理を行う。色変換処理とはR,G,Bの階調値からなる画像データをプリンタ20で使用するC,M,Y,K等の各色の階調値を表す多階調データに変換する処理である。この処理は、R,G,Bのそれぞれの組み合わせからなる色をプリンタ20で表現するためのC,M,Y,K等の組み合わせを記憶した色変換テーブルLUT(図1)を用いて行われる。
【0032】
なお、空白領域においては、R,G,Bの画素値はいずれも255であるため、C、LC、M、LM、Y、Kのいずれの画素値も「0」となる。この結果、前述のように空白領域においてはドットは形成されないことになる。
【0033】
ステップS104では、ハーフトーンモジュール99は、こうして色変換された画像データに対してハーフトーン処理を行う。ハーフトーン処理とは、多階調データの階調値(本実施例では256階調)をプリンタ20が各画素ごとに表現可能な階調値に減色する処理をいう。なお、プリンタ20は、「ドットの形成なし」「小ドットの形成」「大ドットの形成」の3階調の表現が可能である。これらの階調は2ビットの画素値で表現される。具体的には、「ドットの形成なし」は画素値「00」で表され、また、「小ドットの形成」と「大ドットの形成」は、それぞれ画素値「01」と「11」とで表される。なお、本明細書では、このようにして生成された画素値を表すデータの集合をドットデータと呼ぶ。
【0034】
ステップS105では、印刷データ生成モジュール100はドットデータ削減処理を行う。ドットデータ削減処理とは、空白領域の画素データをスキップデータに置き換える処理をいう。スキップデータとは、空白領域におけるC、LC、M、LM、Y、Kの各色の画素値の集合であるドットデータを、空白領域の副走査方向の幅を表すデータに変換する処理をいう。なお、本実施例では、印刷データ生成モジュール100が特許請求の範囲における「原印刷データ取得部」に相当する。
【0035】
たとえば、図6に示す第1の印刷領域Z1の下側には空白領域が存在する。本実施例では、この空白領域は1000本の空白ラスタラインを含んでおり、各空白ラスタラインは、各色について「00」の画素値を有する1万個の画素の集合であると仮定されている。この結果、各空白ラスタラインは120キロビット(=6色×2ビット×10000)のドットデータで、空白領域は120メガビット(=120キロビット×1000)のドットデータで表されていることになる。ドットデータ削減処理では、この120Mビットのデータを、副走査方向の幅を表す情報として空白ラスタラインの数(上記の例では1000本)を表す数十ビットのデータに置き換える処理である。
【0036】
ドットデータ削減処理を行うのは画像処理速度やデータ転送速度を向上させるためである。具体的には、ドットデータ削減処理を行うと空白領域におけるドットを形成しない旨のデータを処理する必要がなくなる。一方、空白領域は、スキップデータによって表されているので、スキップデータに応じて副走査送り量やドットの形成を担当するノズルや主走査を変更することにより副走査送りデータやラスタデータを生成することができる。たとえば空白領域が印刷ヘッド28の幅よりも小さい場合にはドットの形成を担当するノズル等の変更や副走査送り量の調整が行われ、空白領域が印刷ヘッド28の幅よりも大きい場合には主走査を行うことなく印刷媒体Pの副走査送りを行うことも可能である。
【0037】
ただし、ドットデータ削減処理が行われると、第1の印刷領域Z1はベタの黒枠で囲まれた領域であるため、画像データの領域の端部に線画領域の輪郭部が一致することになる。このように、画像データの領域の端部に線画領域の輪郭部が一致すると、後述するように、その領域外の画像データが得られないので輪郭部であることが認識できない。この結果、この領域についてインク量の削減処理を適切に行うことができないという問題が生ずる。なお、削減されたドットデータは、特許請求の範囲における「原印刷データ」に相当する。
【0038】
図7は、本発明の第1実施例における印刷データの構造を示す説明図である。この図は、図6に示す画像データに対してステップS101〜S106までの処理を行って生成されるデータの構造を表している。たとえば、図6に示される第1の印刷領域Z1は、図7(a)に示されるデータ領域DZ1に対応している。図6に示される第1の印刷領域Z1と第2の印刷領域Z2の間の空白領域は、図7(a)に示されるスキップデータS1に対応している。このようにして、図7(b)に示されるように削減されたドットデータが生成される。
【0039】
ステップS106では、印刷データ生成モジュール100が備えるインク量削減部102は、ダミーデータ付加処理を行う。ダミーデータ付加処理とは、印刷領域に対して副走査方向に隣接する位置に空白ラスタラインを表すドットデータをダミーデータとして付加する処理をいう。
【0040】
具体的には、図7(a)に示されるように、データ領域DZ1に対しては、画素幅が1つのダミーデータDS、DEが付加されている。ダミーデータDEは、データ領域DZ1と空白領域の境界部に付加されている。ダミーデータDSは、データ領域DZ1と印刷可能領域の境界部に付加されている。この境界部に付加されているのは、印刷可能領域の外部では、ドットが形成されないことが予め分かっているからである。
【0041】
ステップS107では、インク量削減部102はインク量削減処理を行う。インク量削減処理とは、線画の輪郭部を形成するドットのインク量を削減する処理をいい、本実施例では、ドットのサイズが大ドットから小ドットへ変更される。
【0042】
図8は、インク量削減処理の方法を示す説明図である。図8(a)は、インク量削減処理に用いられるフィルタを示している。図8(b)は、インク量削減処理が行われる前の削減されたドットデータを示している。図8(c)は、インク量削減処理が行われた後の削減されたドットデータを示している。なお、図8(a)に示されるフィルタは、処理対象となる着目画素の主走査方向と副走査方向のいずれか一方に隣接する参照画素にドットが形成されない画素が存在する場合には、ドットサイズを小さくするような処理を行う。なお、参照画素は、特許請求の範囲における隣接画素に相当する。
【0043】
インク量削減処理は以下のようにして行われる。たとえば図8(b)のB列2行目のドットは、図面上の上側と左側の画素にドットが形成されないので、図8(c)に示されるようにドットサイズが大ドットから小ドットに変更されている。
【0044】
図9は、ダミーデータを用いたインク量削減処理の方法を示す説明図である。図9(a)は、ダミーデータなしインク量削減処理が行われる場合を示す説明図である。図9(b)および図9(c)は、ダミーデータを用いてインク量削減処理が行われる様子を示す説明図である。
【0045】
図9(a)に示されるように、第1行の画素群は上側に隣接する画素を参照することができず、また、第6行の画素群は下側に隣接する画素を参照することができない。このため、いずれのも図8(a)に示されるフィルタでは処理することができない。前述のように、画像データの領域の端部に線画領域の輪郭部が一致するために、その領域外の画像データが得られないからである。
【0046】
本実施例では、画像データにダミーデータを付加することによりこの問題を解決している。具体的には、図9(b)においては、第1行の画素群の上側に空白ラスタラインを表すダミーデータDSが、第6行の画素群の下側には空白ラスタラインを表すダミーデータDEが、それぞれ付加されているので、図8(a)に示されるフィルタで処理することができる。なお、本明細書では、第1行と第6行の画素群のように空白領域に隣接する主走査ラインは、特許請求の範囲における特定の主走査ラインに相当する。
【0047】
このように、空白ラスタラインを表すダミーデータを付加できるのは、スキップデータに変換されて削除されるデータ群は、常に空白ラスタラインの集合だからである。なお、ダミーデータは、図9(c)に示されるように、インク量削減処理の後に削除される。
【0048】
このように、第1実施例では、空白領域に隣接する特定の主走査ラインに関するインク量の削減を実行する際には、特定の主走査ラインに隣接し空白領域の端部に空白の主走査ラインを表すダミーデータを生成するとともに、このダミーデータを利用して特定の主走査ラインに関するインク量の削減が実行されるので、画像データの領域の端部における白抜けと滲みとを抑制することができる。
【0049】
C.第2実施例:
図10は、本発明の第2実施例におけるインク量削減処理の方法を示す説明図である。本実施例は、インク量の削減処理にダミーデータを使用しない点で第1実施例と異なる。この処理は、図10に示すように、まず、特定の主走査ラインに含まれない画素について第1実施例と同様の第1のインク量削減処理を行う。つづいて特定の主走査ラインに含まれる画素に形成される大ドットを一律に小ドットに変更することにより第2のインク量削減処理が行われる。
【0050】
図11は、本発明の第2実施例におけるインク量削減処理におけるデータ処理の内容を示す説明図である。図11は、図10に示されるドットを画素値で表したものである。本実施例では、前述のように、「ドットの形成なし」は画素値「00」で表され、また、「小ドットの形成」と「大ドットの形成」は、それぞれ画素値「01」と「11」とで表されている。
【0051】
第1のインク量削減処理は、第1実施例で用いたフィルタを同様に用いて、主走査方向と副走査方向の少なくとも一方に隣接する画素の画素値が「00」の場合には、画素値の第2ビットを「0」に置き換えることにより行われる。第2ビットを「0」に置き換えるのは、「大ドットの形成」から「小ドットの形成」に置き換えてインク量を削減するためであり、第1ビットを「0」に置き換えないのは、画素値を「00」として「ドットの形成なし」とすると白抜けの原因となるからである。第2のインク量削減処理は、特定の主走査ラインに含まれる画素の画素値の第2ビットを一律に「0」に置き換えることにより行われる。
【0052】
このように、特定の主走査ラインに隣接する空白領域の端部に空白の主走査ラインが存在するとみなして、特定の主走査ラインに関するインク量を一律に削減するようにしてもよい。
【0053】
D.第3実施例:
図12は、本発明の第3実施例におけるインク量削減処理の方法を示す説明図である。本実施例は、インク量の削減処理に使用するフィルタが前述の実施例と異なる。すなわち、前述の実施例では、処理対象となる画素に対して主走査方向の双方と副走査方向の双方とに隣接する画素を参照して処理する1つのフィルタが使用される。一方、本実施例では、副走査方向の下側に隣接する画素を参照して処理する図12(a)に示されるフィルタと、副走査方向の上側と主走査方向の双方とに隣接する画素を参照して処理する図12(b)に示されるフィルタの2つのフィルタを用いて処理される。
【0054】
本実施例の処理においても、図12(c)および図12(d)に示されるような、前述の実施例と同様の処理が可能である。ただし、本実施例は、コンピュータ88のメモリ(図示せず)の使用量が少ない点で前述の実施例と異なる。すなわち、前述の実施例で使用されるフィルタで処理される際には3本のラスタラインを表すドットデータがメモリにロードされるが、本実施例で使用されるフィルタで処理される際には2本のラスタラインを表すドットデータがメモリにロードされる。この結果、たとえば各ラスタラインが120キロビットのドットデータとして表されている場合には、前述の実施例では、メモリ内で360キロビットの領域がインク量削減処理のために使用されるが、本実施例では、240キロビットの領域で足りる。
【0055】
図13は、本発明の第3実施例におけるインク量削減処理の方法を示す説明図である。この例では、以下に示すようにしてインク量の削減処理が行われる。
【0056】
(1)図13(a)は、第1行目のラスタラインが、図12(a)に示されるフィルタにより処理される様子を示している。図から分かるように、参照画素であるダミーデータDSの画素値はドットが形成されないことを表しているので、第1行目のラスタラインのインク量が削減されている。
【0057】
(2)図13(b)は、第1行目のラスタラインが、図12(b)に示されるフィルタにより処理される様子を示している。第1行目のラスタラインはインク量がすでに削減されているので、インク量の削減は行われない。
【0058】
(3)図13(c)は、第2行目のラスタラインが、図12(a)に示されるフィルタにより処理される様子を示している。図から分かるように、第2行目のラスタラインは、左右両端の画素のインク量が削減されている。これらの画素のインク量が削減されているのは、これらの画素の主走査方向に隣接する画素にドットが形成されないからである。
【0059】
このような処理を繰り返すことにより、各ラスタラインに対してインク量の削減処理を行うことが可能である。このように、2本のラスタラインを表すドットデータだけをメモリにロードすることによりインク量削減処理が実現されている。
【0060】
図14および図15は、本発明の第3実施例におけるインク量削減処理におけるデータ処理の内容を示す説明図である。本実施例におけるデータ処理は以下のようにして行われる。ステップS201では、ダミーデータDSがハードディスクからメモリにロードされる。このデータは、第1行目のドットデータをフィルタ処理するために参照用に使用される。ステップS202では、第1行目のドットデータがコンピュータ88のハードディスク(図示せず)からメモリにロードされる。図15(a)の左側の図は、ダミーデータDSと第1行目のドットデータとがメモリにロードされた様子を示している。
【0061】
ステップS203では、図15(a)に示されるように、第1行目のドットデータが、着目画素に対して上側に隣接するダミーデータDSの画素と、主走査方向に隣接する第1行目のドットデータの画素とを参照画素として処理される。この処理は、図12(a)に示されるフィルタを用いて行われる。フィルタ処理は、参照画素の第1ビットに応じて処理対象である着目画素の第2ビットを置き換えることにより行われる。この例では、参照画素であるダミーデータDSのすべての画素の画素値の第1ビットが「0」なので、第1行目の画素値の第2ビットが「1」から「0」に置き換えられている。
【0062】
ステップS204では、第2行目のドットデータがハードディスクからメモリにロードされる。新たにロードされる領域は、ダミーデータDSが書き込まれていた領域である。新たにロードされた第2行目のドットデータは、図15(b)に示されるように、第1行目のドットデータのフィルタ処理に使用される(ステップS205)。
【0063】
ステップS206では、図15(c)に示されるように、新たにロードされた第2行目のドットデータが、第1行目のドットデータと第2行目のドットデータとに含まれる画素を参照画素として同様にフィルタ処理される。ステップS207では、フィルタ処理されるとともに参照画素として使用済みの第1行目のドットデータがハードディスクに書き込まれる。書き込まれる領域は、ダミーデータDSが書き込まれていた領域である。
【0064】
ステップS208では、ステップS202〜ステップS207までの工程が繰り返される。この繰り返しは、ダミーデータDEがロードされて、これを参照画素としたフィルタ処理が行われるまで行われる(ステップS209)。
【0065】
このように、第3実施例では、ラスタライン2本分のデータが格納できるメモリ領域だけでインク量削減処理を行うことができる。このためメモリの使用量を減らすことができるという利点がある。
【0066】
E.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
【0067】
E−1.上記各実施例では、ドットデータの削減処理が行われているが、このような処理を行わない場合にも本発明は適用可能である。たとえば、第1の印刷領域Z1の上端が印刷可能領域の端部と一致するような場合にも、ダミーデータを付加する方法や端部のドットデータについて一律にドットサイズを小さくする方法によって、画像データ領域の端部で生ずる滲みや白抜けを抑制することができる。この場合には、印刷可能領域外の領域に空白の主走査ラインが存在するとみなしてインク量の削減処理が行われる。
【0068】
また、上記各実施例では、ドットデータの削減処理は、ハーフトーン処理の後に行われているが、印刷データの生成前に行われていれば良く、たとえばハーフトーン処理の前(色変換処理の直後)に行うようにしても良い。なお、ハーフトーン処理の前にドットデータの削減処理を行うようにすれば、ハーフトーン処理の対象となるデータ量を削減することができるという利点がある。
【0069】
E−2.上記各実施例では、輪郭部におけるすべての大ドットを一律に小ドットで置き換えることによりインク量を削減しているが、印刷モードに応じてインク量の削減方法を変えるようにしても良い。たとえば、オーバーラップ印刷を行う場合にはインクの滲みが生じにくいので、大ドットを2個に1個の割合で規則的に小ドットで置き換えるようにしても良い。一般に、本発明のインク量削減部は、特定の主走査ラインに属する端部画素の画素値をインク量を削減するように調整するものであれば良い。なお、インク量の削減処理には、ドットのサイズを小さくする方法だけでなくドットを間引く方法も含まれる。
【0070】
E−3.上記各実施例では、印刷データの生成処理はコンピュータ88で行われているが、コンピュータ88が原印刷データを生成するとともにプリンタ20に送信し、原印刷データからプリンタ20が印刷データを生成するようにしても良い。この場合には、原印刷データ取得部は、プリンタ20が有することになる。
【0071】
E−4.この発明は、ドラムプリンタにも適用できる。尚、ドラムプリンタでは、ドラム回転方向が主走査方向、キャリッジ走行方向が副走査方向となる。また、この発明は、インクジェットプリンタのみでなく、一般に、複数のノズル列を有する印刷ヘッドを用いて印刷媒体の表面に記録を行うインクドット記録装置に適用することができる。
【0072】
E−5.上記実施例において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。例えば、図1に示したプリンタドライバ96の機能の一部または全部を、プリンタ20内の制御回路40が実行するようにすることもできる。この場合には、印刷データを作成する印刷制御装置としてのコンピュータ88の機能の一部または全部が、プリンタ20の制御回路40によって実現される。
【0073】
本発明の機能の一部または全部がソフトウェアで実現される場合には、そのソフトウェア(コンピュータプログラム)は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納された形で提供することができる。この発明において、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスクやCD−ROMのような携帯型の記録媒体に限らず、各種のRAMやROM等のコンピュータ内の内部記憶装置や、ハードディスク等のコンピュータに固定されている外部記憶装置も含んでいる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例として印刷システムの構成を示すブロック図。
【図2】プリンタの構成を示す説明図。
【図3】カラープリンタ20における制御回路40の構成を示すブロック図。
【図4】印刷ヘッド28の下面におけるノズル配列を示す説明図。
【図5】RGBの画像データから印刷データPDを生成するための処理を示すフローチャート。
【図6】本発明の第1実施例において処理対象となる画像の一例を示す説明図。
【図7】本発明の第1実施例における印刷データの構造を示す説明図。
【図8】インク量削減処理の方法を示す説明図。
【図9】ダミーデータを用いたインク量削減処理の方法を示す説明図。
【図10】本発明の第2実施例におけるインク量削減処理の方法を示す説明図。
【図11】本発明の第2実施例におけるインク量削減処理におけるデータ処理の内容を示す説明図。
【図12】本発明の第3実施例におけるインク量削減処理の方法を示す説明図。
【図13】本発明の第3実施例におけるインク量削減処理の方法を示す説明図。
【図14】本発明の第3実施例におけるインク量削減処理におけるデータ処理の内容を示す説明図。
【図15】本発明の第3実施例におけるインク量削減処理におけるデータ処理の内容を示す説明図。
【符号の説明】
20…カラープリンタ
21…CRT
22…紙送りモータ
24…キャリッジモータ
26…プラテン
28…印刷ヘッド
30…キャリッジ
32…操作パネル
34…摺動軸
36…駆動ベルト
38…プーリ
39…位置センサ
40…制御回路
41…CPU
44…RAM
50…I/F専用回路
52…ヘッド駆動回路
54…モータ駆動回路
56…コネクタ
60…印刷ヘッドユニット
88…コンピュータ
94…ビデオドライバ
95…アプリケーションプログラム
96…プリンタドライバ
97…解像度変換モジュール
98…色変換モジュール
99…ハーフトーンモジュール
100…印刷データ生成モジュール
102…インク量削減部

Claims (3)

  1. 印刷ヘッドの主走査を行いつつ印刷媒体上にドットを形成する印刷部を用いて印刷を行うために、前記印刷部に供給すべき印刷データを生成する印刷制御装置であって、
    印刷媒体の各主走査ライン上の複数の画素におけるドットの記録状態を表すドットデータと、複数本の連続した主走査ラインの全体にわたってドットが全く形成されない空白領域が存在するときに前記空白領域の全体にわたって印刷がスキップされることを示すスキップデータと、を含む原印刷データを取得する原印刷データ取得部と、
    前記原印刷データに基づいて、前記ドットデータで表される画像の輪郭部分においてインク量を削減するようにドットデータを調整することによって、調整されたドットデータを含む印刷データを生成するインク量削減部と、
    を備え、
    前記インク量削減部は、前記ドットデータと前記スキップデータの隣接に応じて、前記スキップデータによって表される空白領域に隣接するドットが前記輪郭部分を構成するとみなして前記ドットデータについて前記調整を実行する印刷制御装置。
  2. 印刷ヘッドの主走査を行いつつ印刷媒体上にドットを形成する印刷部を用いて印刷を行うために、前記印刷部に供給すべき印刷データを生成する印刷制御方法であって、
    (a)印刷媒体の各主走査ライン上の複数の画素におけるドットの記録状態を表すドットデータと、複数本の連続した主走査ラインの全体にわたってドットが全く形成されない空白領域が存在するときに前記空白領域の全体にわたって印刷がスキップされることを示すスキップデータと、を含む原印刷データを取得する工程と、
    (b)前記原印刷データに基づいて、前記ドットデータで表される画像の輪郭部分においてインク量を削減するようにドットデータを調整することによって、調整されたドットデータを含む印刷データを生成する工程と、
    を備え、
    前記工程(b)は、前記ドットデータと前記スキップデータの隣接に応じて、前記スキップデータによって表される空白領域に隣接するドットが前記輪郭部分を構成するとみなして前記ドットデータについて前記調整を実行する工程を含むことを特徴とする、印刷制御方法。
  3. 印刷ヘッドの主走査を行いつつ印刷媒体上にドットを形成する印刷部を用いて印刷を行うために、前記印刷部に供給すべき印刷データをコンピュータに生成させるためのコンピュータプログラムであって、
    前記コンピュータプログラムは、
    印刷媒体の各主走査ライン上の複数の画素におけるドットの記録状態を表すドットデータと、複数本の連続した主走査ラインの全体にわたってドットが全く形成されない空白領域が存在するときに前記空白領域の全体にわたって印刷がスキップされることを示すスキップデータと、を含む原印刷データを取得する機能と、
    前記原印刷データに基づいて、前記ドットデータで表される画像の輪郭部分においてインク量を削減するようにドットデータを調整することによって、調整されたドットデータを含む印刷データを生成する機能と、
    を前記コンピュータに実現させるプログラムを含み、
    前記調整されたドットデータを含む印刷データを生成する機能は、前記ドットデータと前記スキップデータの隣接に応じて、前記スキップデータによって表される空白領域に隣接するドットが前記輪郭部分を構成するとみなして前記ドットデータについて前記調整を実行する機能を含むことを特徴とする、コンピュータプログラム。
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