JP3914609B2 - ケイ酸塩含有シート - Google Patents

ケイ酸塩含有シート Download PDF

Info

Publication number
JP3914609B2
JP3914609B2 JP16554697A JP16554697A JP3914609B2 JP 3914609 B2 JP3914609 B2 JP 3914609B2 JP 16554697 A JP16554697 A JP 16554697A JP 16554697 A JP16554697 A JP 16554697A JP 3914609 B2 JP3914609 B2 JP 3914609B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
silicate
film
containing sheet
sheet
titanium dioxide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP16554697A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1110781A (ja
Inventor
俊夫 杉崎
俊作 野手
俊文 影山
治 守谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lintec Corp
Original Assignee
Lintec Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lintec Corp filed Critical Lintec Corp
Priority to JP16554697A priority Critical patent/JP3914609B2/ja
Priority to US09/093,716 priority patent/US6284364B1/en
Publication of JPH1110781A publication Critical patent/JPH1110781A/ja
Priority to US09/891,660 priority patent/US6544641B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3914609B2 publication Critical patent/JP3914609B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J7/00Chemical treatment or coating of shaped articles made of macromolecular substances
    • C08J7/04Coating
    • C08J7/043Improving the adhesiveness of the coatings per se, e.g. forming primers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J7/00Chemical treatment or coating of shaped articles made of macromolecular substances
    • C08J7/04Coating
    • C08J7/042Coating with two or more layers, where at least one layer of a composition contains a polymer binder
    • C08J7/0423Coating with two or more layers, where at least one layer of a composition contains a polymer binder with at least one layer of inorganic material and at least one layer of a composition containing a polymer binder
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J2383/00Characterised by the use of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen, or carbon only; Derivatives of such polymers
    • C08J2383/02Polysilicates
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/25Web or sheet containing structurally defined element or component and including a second component containing structurally defined particles
    • Y10T428/259Silicic material
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/28Web or sheet containing structurally defined element or component and having an adhesive outermost layer
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/28Web or sheet containing structurally defined element or component and having an adhesive outermost layer
    • Y10T428/2852Adhesive compositions
    • Y10T428/2878Adhesive compositions including addition polymer from unsaturated monomer
    • Y10T428/2891Adhesive compositions including addition polymer from unsaturated monomer including addition polymer from alpha-beta unsaturated carboxylic acid [e.g., acrylic acid, methacrylic acid, etc.] Or derivative thereof

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はケイ酸塩含有シートに関し、さらに詳しくは、紫外線減衰効果,抗菌作用及び防汚性などの光触媒作用を有するケイ酸塩を含有し、これらの機能が要求される分野において好適に用いられるケイ酸塩含有シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ある種の金属酸化物は、紫外線散乱作用を有することが知られており、この作用を利用して化粧品素材などとして用いられている。例えば二酸化チタンや酸化亜鉛の微粒子化したもの、微粒子状二酸化チタンを酸化鉄で複合処理してなるハイブリッド無機粉体、酸化セリウムと非結晶性シリカを複合化してなる微粒子状ハイブリッド無機粉体などが、ファンデーション,口紅,リップクリームなどの仕上げ用化粧品の素材として使用されている。
【0003】
一方、金属酸化物の中で二酸化チタンは、前記したように紫外線散乱作用を有するとともに、強い光触媒作用を有することが知られている。この光触媒作用により、例えば光エネルギーを吸収することで、イオン化酸素分子が発生し、その結果、有機物などが酸化分解される。このような光触媒作用を有する化合物(以下、光触媒と称すことがある)としては、これまで、例えば二酸化チタンを始め、チタン酸ストロンチウム(SrTiO3),チタン酸バリウム(BaTi4 4),チタン酸ナトリウム(Na2 Ti6 13),硫化カドミウム,二酸化ジルコニウム及びα−Fe2 3 などが知られているが、これらの中で、二酸化チタンが代表的である。
この光触媒を材料の表面に被覆したり、材料表面の塗膜中に混入させておけば、光を照射するだけで材料表面に有機物を分解する作用をもたせることが可能であり、汚れにくいガラスやタイル,便器などで実用化され始めている。また、この光触媒を利用した種々の機能性製品の開発研究が積極的に行われている。例えば(1)透明な光触媒でガラスの表面を被覆してなり、付着した汚れを自然分解するとともに、抗菌効果をも有するガラス、(2)太陽の光エネルギーで大気汚染の元凶となる窒素酸化物を分解する建材、(3)シリカゲル粒子に二酸化チタン微粉末を被覆してなる排水処理用剤などの実用化が検討されている。
このように、二酸化チタンは優れた紫外線散乱作用及び光触媒作用を有しているが、これらの機能をプラスチックに付与するために、二酸化チタンをプラスチック基材上にコーティングしたり、該基材中に混入させると、二酸化チタンの強い光触媒作用により、プラスチック基材が劣化するという問題が生じる。
【0004】
このような問題を解決するために、最近、二酸化チタンをシリカで被覆したマイクロカプセルが開発され、このマイクロカプセルをプラスチック基材中に混入して、消臭,抗菌機能を付与することが試みられている。このようなマイクロカプセルは、二酸化チタンが表面に露出していないので、プラスチックの劣化が抑制されるとともに、カプセルには微小な孔が多数存在しており、分子の小さな有機物は入り込むことができるので、触媒機能は効果的に発揮される。しかしながら、このような構造のマイクロカプセルは、その製造に煩雑な操作を必要とし、製造コストが高いという欠点を有している。
【0005】
また、二酸化チタンなどの金属酸化物を基材上にコーティングする場合、そのままコーティングすると容易に剥離するので、通常は基材表面上にシリカ膜などのバインダー層を設け、その上に、金属酸化物とバインダーとの混合物をコーティングするという方法がとられている。しかしながら、このような方法においては、バインダー層を設けるとともに、金属酸化物に混合するためのバインダーを必要とするために、製造コストが高くつく上、金属酸化物が二酸化チタンで基材がプラスチックの場合は、バインダー層が設けられていても、基材の劣化が促進されるのを免れないなどの問題がある。
したがって、紫外線減衰機能,抗菌作用及び光触媒機能を有するとともに、プラスチック基材を劣化することなく、かつバインダー層やバインダーを必要とせずに基材上にコーティングでき、しかも安価な物質を開発できれば、これをプラスチックに利用することにより、紫外線減衰性,抗菌性及び防汚性などの光触媒作用を有する機能性製品の用途が飛躍的に拡大することが期待できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、このような状況下で、紫外線減衰性,抗菌性及び防汚性などの光触媒作用を有し、かつ製造コストの低い機能性製品、特にプラスチック製品を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、前記機能性製品を開発すべく鋭意研究を重ねた結果、ある種の金属のケイ酸塩は、紫外線減衰機能、抗菌作用及び光触媒機能を有するとともに、プラスチック基材の劣化を促進することがなく、かつバインダー層やバインダーを必要とせずにプラスチックフィルム上にコーティングでき、しかも安価に製造しうること、そしてこのケイ酸塩を含有するシートがその目的に適合しうることを見出した。
本発明は、かかる知見に基づいて完成したものである。
すなわち、本発明は、Ti Zn Sn Ceの中から選ばれた一種の金属又は二種以上の複合金属のケイ酸塩をプラスチックフィルム上にコーティング、又は同プラスチックフィルム中に混入させてなるケイ酸塩含有シートを提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明のケイ酸塩含有シートにおいては、ケイ酸塩として、Ti、Zn、Sn及びCeのケイ酸塩が用いられる。
【0009】
本発明におけるケイ酸塩は、前記金属の中から選ばれた一種の金属のケイ酸塩であってもよく、二種以上の金属からなる複合金属のケイ酸塩であってもよい。また、該ケイ酸塩の製造方法としては特に制限はなく、従来から公知の方法を用いることができる。例えば、オルトケイ酸ナトリウム,メタケイ酸ナトリウム,水ガラス、これらから誘導されるケイ酸及びテトラアルコキシシランなどと、これらと反応性を有する前記金属の化合物、具体的には塩化物,硝酸塩,硫酸塩,アルコキシ化合物などとを反応させることにより、所望のケイ酸塩が得られる。ここで、金属の化合物が塩化物,硝酸塩,硫酸塩などの酸性化合物の場合は、オルトケイ酸ナトリウム,メタケイ酸ナトリウム,水ガラス,ケイ酸及びテトラアルコキシシランと反応させることができるが、アルコキシ化合物のような中性化合物の場合は、ケイ酸やテトラアルコキシシランと反応させるのがよい。前記金属の化合物の種類は、使用する金属の種類に応じて適宜選定すればよい。
【0010】
このケイ酸塩は、予め調製しておいて用いてもよく、また、後述するように、プラスチックフィルム上にコート層を形成する場合には、コート層の形成と同時に調製してもよい。なお、本発明のシートにおいては、このケイ酸塩は一種含有させてもよく、二種以上を組み合わせて含有させてもよい。このケイ酸塩の平均粒子径は、通常0.01〜10μm、好ましくは0.1〜1μmである。
前記金属のケイ酸塩は、紫外線減衰機能を有するとともに、抗菌作用及び適度の光触媒機能(防汚性、その他光触媒作用)を有しているが、二酸化チタンのように、プラスチックフィルムを用いてもほとんど劣化を促進することがない。また、プラスチックフィルム上にコーティングする場合、それ自体密着性を有し、二酸化チタンのようにプラスチックフィルム上にバインダー層を設けなくてもよく、またコート層にバインダーを含有させなくてもよいなどの優れた特徴を有している。もちろん、プラスチックフィルムとケイ酸塩からなるコート層の密着性をより良好なものとするために、バインダー層を設けてもよい。
【0011】
本発明のシートにおけるプラスチックフィルムとしては、例えばポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリブチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンナフタレートフィルムなどのポリエステル系フィルム、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルムなどのポリオレフィン系フィルム、ジアセチルセルロースフィルム、トリアセチルセルロースフィルムなどのセルロース系フィルム、さらにはポリビニルアルコールフィルム、エチレン−酢酸ビニル共重合体フィルム、ポリ塩化ビニルフィルム,ポリ塩化ビニリデンフィルム,ポリスチレンフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリアミドフィルム、アクリル樹脂フィルムなどを挙げることができる。これらのプラスチックフィルムの厚さは特に制限はなく、状況に応じて適宜選定されるが、通常は5〜500μm、好ましくは25〜250μmの範囲である。
【0012】
前記プラスチックフィルムは、ケイ酸塩含有シートの用途に応じて適宜選定されるが、表面にケイ酸塩のコート層を設ける場合は、プラスチックフィルムとコート層との密着性を向上させるために、所望により該フィルムに表面処理を施すことができる。この表面処理は化学的方法又は物理的方法により、フィルム表面を極性化する方法と、フィルム表面を凹凸化する方法に大別することができる。
化学的方法により表面を極性化する方法としては、例えばクロム酸処理、硝酸処理、過塩素酸処理、水酸化ナトリウムや水酸カリウムなどのアルカリによる処理などが挙げられる。物理的方法により表面を極性化する方法としては、例えばコロナ放電処理、火炎処理、熱風処理、オゾン・紫外線照射処理、あるいは二酸化チタンの光触媒作用を利用した紫外線照射処理などによる表面の酸化処理が挙げられる。一方、表面を凹凸化する方法としては、例えばサンドブラスト法や溶剤処理法などが挙げられる。
これらの表面処理法は、使用するフィルムの種類に応じて適宜選定される。例えばポリエステル系フィルムやポリカーボネートフィルムなどを用いる場合は、アルカリ処理により、表面を極性化するのが有利である。
【0013】
本発明においては、プラスチックフィルム上にケイ酸塩のコート層を設ける場合には、プラスチックフィルムとこのコート層との密着性を向上させるために、所望によりバインダー層を設けることができる。このバインダー層の形成には、例えばシラン系カップリング剤を好ましく用いることができる。このシラン系カップリング剤としては公知のものの中から適宜選択して用いることができ、具体的には、トリメトキシシラン、トリエトキシシラン、ビニルトリス(β−メトキシエトキシ)シラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、β−(1,1−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、N−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−フェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−クロロプロピルトリメトキシシラン,γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピル−トリス(2−メトキシ−エトキシ)シラン、N−メチル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−ビニルベンジル−γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、トリアミノプロピルトリメトキシシラン、3−ウレイドプロピルトリメトキシシラン、3−(4,5−ジヒドロイミダゾリル)プロピルトリエトキシシラン、ヘキサメチルジシラザン、N,N−ビス(トリメチルシリル)ウレア等が挙げられる。このバインダー層の厚さは、通常0.1〜1μm程度である。
【0014】
本発明のケイ酸塩含有シートにおいては、該ケイ酸塩は、プラスチックフィルム上にコーティングしてもよく、またプラスチックフィルム中に混入させてもよい。あるいは、プラスチックフィルムの片面に粘着剤層を有するシートにおいては、該粘着剤層に混入させてもよい。この粘着剤層にケイ酸塩を混入させたものは、通常の使用方法では粘着剤が露出しないため、抗菌性や防汚性などの光触媒機能は期待できないが、紫外線減衰機能を発揮することができる。
プラスチックフィルム表面にケイ酸塩のコート層を設ける場合は、前述のように、予め所望金属のケイ酸塩を調製しておき、これを適当な溶剤中に溶解又は分散させた塗布液をバーコーター、ロールコーター、グラビアコーター等を用いてコーティングしたのち、乾燥処理してコート層を設けてもよく、あるいは、適当な溶剤中に、オルトケイ酸ナトリウム、メタケイ酸ナトリウム、水ガラス、これらから誘導されるケイ酸、テトラアルコキシシランなどと、これらと反応性を有する所望金属の化合物、例えば塩化物、硝酸塩、硫酸塩、アルコキシ化合物などとを溶解させた塗布液をコーティングしたのち、乾燥処理してケイ酸塩からなるコート層を設けてもよい。前者の場合、乾燥処理温度は特に制限はなく、室温でもよいが、後者の場合は、乾燥と同時にケイ酸塩を形成させるために、乾燥処理温度は、通常80〜120℃の範囲である。また、このコート層の厚さは、通常0.1〜10μmの範囲で定められる。
一方、プラスチックフィルム中や粘着剤層中にケイ酸塩を混入させる場合は、予め調製しておいた所望金属のケイ酸塩を使用するのが好ましい。なお、本発明においては、ケイ酸塩をプラスチックフィルム上にコーティングする操作、プラスチックフィルム中に混入させる操作及び粘着剤層に混入させる操作を、適当に組み合わせて、ケイ酸塩含有シートを作製してもよい。
【0015】
本発明のシートにおいて、プラスチックフィルムの片面に粘着剤層を設ける場合には、該粘着剤層の上に、通常剥離シートが設けられる。粘着剤層の形成に用いられる粘着剤としては特に制限はなく、アクリル系、ゴム系、シリコーン系等様々なものを用いることができるが、耐久性及び接着性に優れる点からアクリル系粘着剤が好適である。
このアクリル系粘着剤は、通常アルキル基の炭素数が4〜15程度のアクリル酸アルキルエステルを主成分とし、これと少量の他の単量体、及び官能性単量体とを共重合して得られたアクリル系樹脂を含有するものである。このアクリル系粘着剤は、一般に溶剤型とエマルジョン型とがあり、溶剤型は適当な溶剤中に、前記アクリル系樹脂、架橋剤及び所望により粘着付与剤などを含有するものであり、一方、エマルジョン型は、水性媒体中に、前記アクリル系樹脂、乳化剤及び所望により粘着付与剤などを含有するものである。この粘着剤層の厚さは、通常5〜100μm、好ましくは10〜50μmの範囲である。
【0016】
また、剥離シートとしては特に制限はなく、従来公知のもの、例えばグラシン紙、コート紙,ラミネート紙などの紙及び各種プラスチックフィルムに、シリコーン樹脂などの剥離剤を塗付したものなどが用いられる。この剥離シートの厚さについては、特に制限はないが、通常は25〜200μm程度である。
このようにして得られた本発明のケイ酸塩含有シートは、紫外線減衰性、抗菌性及び防汚性などの光触媒作用を有しており、特に、二酸化チタンを使用した場合に生じるプラスチックフィルムの劣化促進の恐れもなく、上記機能が要求される各種分野において 好適に用いられる。
ラスチックフィルムの片面に粘着剤層を有し、さらにこの粘着剤層の上に剥離シートが設けられた構成のケイ酸塩含有シートは、ラベルなどとして好適に用いられる。
【0017】
【実施例】
次に、本発明を実施例によりさらに詳しく説明するが、本発明はこれらの例によって何ら制限されるものではない。
なお、後記実施例,比較例で作製したシートの性能評価は、下記の要領に従って行った。
(1)抗菌性
三愛石油(株)製,サンアイバイオチェッカーを使用し、目視にて抗菌性を評価した。より詳しくは、ケイ酸塩含有シート(比較例1においては二酸化チタン含有シート)のケイ酸塩コート面(比較例1においては二酸化チタンコート面)に、大腸菌の菌液を滴下し、25℃で24時間後の状態をサンアイバイオチェッカーを使用して評価した。
(2)紫外線照射時のシート劣化状態
対象とするシートに、ウェザオメーターで500時間照射を行い、シート形状を目視観察し、次の基準で評価した。なお、実施例1〜8及び比較例1においては、ケイ酸塩含有シート(比較例1においては二酸化チタン含有シート)のケイ酸塩コート面(比較例1においては二酸化チタンコート面)側から紫外線を照射し、実施例9においては、ケイ酸塩を含有する粘着剤層側から紫外線を照射した。
○:異常なし、△:やや劣化、×:劣化
(3)光触媒作用による表面状態
ケイ酸塩コート層に太陽光が直接当たるように屋外に配置後、表面に家庭用サラダ油を少量滴下し、72時間経過後の状態変化を目視観察し、次の基準で評価した。
○:サラダ油がほとんどなく、防汚性能あり
△:サラダ油が少し残り、防汚性能やや劣る
(4)紫外線減衰性
対象とするシートに、波長300〜500nmの紫外線を照射して、その透過率を島津製作所製,MPC3100にて測定した。ここで、シートに対する紫外線の照射方向は、上記(2)の場合と同じである。なお、各シートの透過率は、ケイ酸塩を含有しない粘着剤で加工した厚さ50μmのポリエチレンテレフタレートフィルムの透過率を100%としたときの値(%)として示す。透過率が小さいほど、紫外線減衰性が優れていることを示す。
【0018】
実施例1
厚さ50μmのポリエチレンテレフタレートフィルムを、40℃の5重量%濃度の水酸化ナトリウム水溶液中に5分間浸漬して表面処理を行い、水洗後、乾燥した。
次に、この表面処理ポリエチレンテレフタレートフィルムの片面に、テトラメトキシシラン50重量%濃度のイソプロピルアルコール溶液を、乾燥膜の厚さが約0.5μmになるように塗布したのち、100〜120℃にて数分間乾燥して、フィルムとの密着性が良好なシリカ膜を形成した。さらに、このシリカ膜上に、テトラメトキシチタンとケイ酸との重量比10:1の混合物5重量%を含有するイソプロピルアルコール溶液を、乾燥膜厚が約1μmになるように塗布し、100℃にて5分間乾燥して、ケイ酸チタンのコート層を形成した。
また、このポリエチレンテレフタレートフィルムの反対面に、アクリル系粘着剤からなる厚さ15μmの粘着剤層を形成し、さらに、その上に剥離フィルム(厚さ38μmのポリエステル系剥離フィルム)を貼り合わせ、ケイ酸チタン含有シートを作製した。このものの性能を第1表に示す。
【0019】
実施例2
厚さ50μmのポリエチレンテレフタレートフィルムを、40℃の10重量%濃度の水酸化ナトリウム水溶液中に1分間浸漬して表面処理を行い、水洗後、乾燥した。
次に、この表面処理ポリエチレンテレフタレートフィルムの片面に、テトラメトキシチタンとケイ酸との重量比10:1の混合物5重量%を含有するイソプロピルアルコール溶液を、乾燥膜厚が約1μmになるように塗布し、100℃にて5分間乾燥して、ケイ酸チタンのコート層を形成した。
また、このポリエチレンテレフタレートフィルムの反対面に、アクリル系粘着剤からなる厚さ15μmの粘着剤層を形成し、さらに、その上に剥離フィルム(厚さ38μmのポリエステル系剥離フィルム)を貼り合わせ、ケイ酸チタン含有シートを作製した。このものの性能を第1表に示す。
【0020】
実施例3
実施例2において、ケイ酸の代わりにテトラエトキシシランを用いた以外は、実施例2と同様にしてケイ酸チタン含有シートを作製した。このものの性能を第1表に示す。
実施例4
実施例2において、ポリエチレンテレフタレートフィルムを、水酸化ナトリウム水溶液中で5分間浸漬処理する代わりに、水分散タイプの二酸チタン5重量%を分散した水性懸濁液中に浸漬後、紫外線照射機で10分間紫外線照射して、表面処理した以外は、実施例2と同様にしてケイ酸チタン含有シートを作製した。このものの性能を第1表に示す。
【0021】
実施例5
実施例2において、テトラメトキシチタンの代わりに塩化スズを用いた以外は、実施例2と同様にしてケイ酸スズ含有シートを作製した。このものの性能を第1表に示す。
実施例6
実施例2において、テトラメトキシチタンの代わりに塩化亜鉛を用いた以外は、実施例2と同様にしてケイ酸亜鉛含有シートを作製した。このものの性能を第1表に示す。
実施例7
実施例2において、テトラメトキシチタンの代わりにテトラエトキシチタンを用いた以外は、実施例2と同様にしてケイ酸チタン含有シートを作製した。このものの性能を第1表に示す。
【0022】
実施例8
実施例2において、テトラメトキシチタンの代わりに塩化セリウムを用いた以外は、実施例2と同様にしてケイ酸セリウム含有シートを作製した。このものの性能を第1表に示す。
実施例9
アクリル酸ブチル95重量%とアクリル酸5重量%とからなる共重合体から構成された粘着剤100重量部に対して、予め調製されたケイ酸チタン10重量部を混合して、ケイ酸チタン含有粘着剤を調製した。
次に、このケイ酸チタン含有粘着剤を、厚さ50μmのポリエチレンテレフタレートフィルムの片面に、塗布量20g/m2 となるように塗布してケイ酸チタン含有シートを作製した。このものの性能を第1表に示す。
【0023】
比較例1
厚さ50μmのポリエチレンテレフタレートフィルムを、40℃の5重量%濃度の水酸化ナトリウム水溶液中に5分間浸漬して表面処理を行い、水洗後、乾燥した。
次に、この表面処理ポリエチレンテレフタレートフィルムの片面に、二酸化チタンとテトラエトキシシランとの重量比10:1の混合物5重量%を含有するイソプロピルアルコール液を、乾燥膜厚が約1μmになるように塗布し、100℃にて5分間乾燥して、バインダーを含む二酸化チタンコート層を形成した。
また、このポリエチレンテレフタレートフィルムの反対面に、アクリル系粘着剤からなる厚さ15μmの粘着剤層を形成し、さらに、その上に剥離フィルム(厚さ38μmのポリエステル系剥離フィルム)を貼り合わせ、二酸化チタン含有シートを作製した。このものの性能を第1表に示す。
【0024】
【表1】
Figure 0003914609
【0025】
【表2】
Figure 0003914609
【0026】
【発明の効果】
本発明のケイ酸塩含有シートは、以下に示す効果を奏する。
(1)本発明で用いるケイ酸塩は、紫外線減衰機能、抗菌作用及び光触媒機能を有するとともに、プラスチックフィルム上にコーティングする場合、二酸化チタンなどの金属酸化物のように、バインダー層を設けたり、バインダーと混合しなくても、充分に密着性の良いコート層を形成しうるので、低い製造コストでケイ酸塩含有シートを製造することができる。
(2)本発明で用いるケイ酸塩は、二酸化チタンのようにプラスチックの劣化を促進させるおそれがないので、そのまま、プラスチックフィルム上にコーティングしたり、該プラスチックフィルム中に混入させることができ、その結果、ケイ酸塩含有プラスチックシートを安価に提供でき、その用途拡大が期待できる。
(3)本発明のケイ酸塩含有シートは、紫外線減衰性、抗菌性及び防汚性などの光触媒作用を有し、機能性シートとして、上記機能が要求される分野において、好適に用いられる。

Claims (5)

  1. Ti Zn Sn Ceの中から選ばれた一種の金属又は二種以上の複合金属のケイ酸塩をプラスチックフィルム上にコーティング、又は同プラスチックフィルム中に混入させてなるケイ酸塩含有シート。
  2. プラスチックフィルムの片面に粘着剤層を有する請求項1記載のケイ酸塩含有シート。
  3. Ti Zn Sn Ce の中から選ばれた一種の金属又は二種以上の複合金属のケイ酸塩を粘着剤層中に混入させてなる請求項記載のケイ酸塩含有シート。
  4. 粘着剤層上に剥離シートが設けられる請求項2または3に記載のケイ酸塩含有シート。
  5. ラベル用として使用される請求項1〜4のいずれかに記載のケイ酸塩含有シート。
JP16554697A 1997-06-23 1997-06-23 ケイ酸塩含有シート Expired - Fee Related JP3914609B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16554697A JP3914609B2 (ja) 1997-06-23 1997-06-23 ケイ酸塩含有シート
US09/093,716 US6284364B1 (en) 1997-06-23 1998-06-09 Silicate-containing sheet
US09/891,660 US6544641B2 (en) 1997-06-23 2001-06-27 Silicate-containing sheet

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16554697A JP3914609B2 (ja) 1997-06-23 1997-06-23 ケイ酸塩含有シート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1110781A JPH1110781A (ja) 1999-01-19
JP3914609B2 true JP3914609B2 (ja) 2007-05-16

Family

ID=15814441

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16554697A Expired - Fee Related JP3914609B2 (ja) 1997-06-23 1997-06-23 ケイ酸塩含有シート

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6284364B1 (ja)
JP (1) JP3914609B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001198472A (ja) * 2000-01-14 2001-07-24 Rengo Co Ltd 光触媒構造体、その製造方法およびその用途
JP2001206959A (ja) * 2000-01-25 2001-07-31 Toppan Printing Co Ltd プラスチックシート及びカード及びカードの偽造防止方法
US6569520B1 (en) 2000-03-21 2003-05-27 3M Innovative Properties Company Photocatalytic composition and method for preventing algae growth on building materials
AUPS099202A0 (en) * 2002-03-08 2002-04-11 Conve Ltd Use of copper silicate and zinc silicate for controlling microbes
JP4119963B2 (ja) * 2002-09-04 2008-07-16 株式会社Yooコーポレーション 消臭剤の製造方法
US7521039B2 (en) * 2002-11-08 2009-04-21 Millennium Inorganic Chemicals, Inc. Photocatalytic rutile titanium dioxide
AU2003230121A1 (en) * 2003-05-15 2004-12-03 Raju, Rahul Kanumuru Functional transition metal silicates (ftms)
KR101968643B1 (ko) * 2011-06-15 2019-04-12 삼성전자주식회사 가시광 감응 광촉매, 상기 가시광 감응 광촉매의 제조 방법, 상기 가시광 감응 광촉매를 포함하는 전기화학 물분해 전지, 물분해 시스템 및 유기물 분해 시스템
US11299619B2 (en) * 2011-07-01 2022-04-12 The Boeing Company Composite structure having an inorganic coating adhered thereto and method of making same

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2087911C (en) * 1992-01-24 1999-06-29 Kiyoshi Abe Spherical granules of porous silica or silicate, process for the production thereof, and applications thereof
DE4310684A1 (de) * 1993-04-01 1994-10-06 Hoechst Ag Siegelflähige orientierte Polyolefin-Mehrschichtfolie, Verfahren zu ihrer Herstellung und ihre Verwendung
US5476696A (en) * 1993-04-16 1995-12-19 Martin Marietta Corporation White thermal control surfaces containing ZrSiO4

Also Published As

Publication number Publication date
US6284364B1 (en) 2001-09-04
JPH1110781A (ja) 1999-01-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3559892B2 (ja) 光触媒皮膜およびその形成方法
KR100554451B1 (ko) 광촉매성 산화물 함유 조성물, 박막 및 복합체
JPH09262481A (ja) 光触媒体及びその製造法
KR19990071915A (ko) 광촉매코팅조성물및광촉매담지구조체
JP3914609B2 (ja) ケイ酸塩含有シート
JP2000001631A (ja) 光触媒を含む塗料組成物
CA2793773A1 (en) Coated sheet-like plastic material with reduced tendency to colonization by algae, process for the in-line production thereof and use
JP6283922B1 (ja) 光触媒材及び光触媒塗料組成物
JP4672822B2 (ja) 親水性コーティング剤及び表面親水性基体
JPH1192689A (ja) 無機コーティング剤
JP4295037B2 (ja) 壁紙用光触媒付きフィルム乃至シート
JP6106796B1 (ja) 紫外線および赤外線を遮蔽し光触媒作用を有する透明ガラス用塗料、その製造方法、およびそれを用いた塗膜の製造方法
JPH0417218B2 (ja)
JP4868636B2 (ja) 光触媒を担持してなる構造体
JP4509718B2 (ja) 光触媒層転写体
JP4094331B2 (ja) 親水性コーティング組成物の製造方法
US6544641B2 (en) Silicate-containing sheet
JP2016150329A (ja) 光触媒層を有する有機系基材
JP2005131552A (ja) 透明光触媒層形成組成物及びその用途
JP2002265817A (ja) コーティング組成物およびその製造方法
JP4553439B2 (ja) 塗布方法
JP2009279813A (ja) 光触媒基材
JP2005199155A (ja) 光触媒構造
JP2011206940A (ja) 保護フィルム付き光触媒シート
JP2009279505A (ja) 光触媒基材および光触媒基材を有する建材

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040324

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040324

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051206

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060127

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070123

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070205

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100209

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110209

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120209

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120209

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130209

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140209

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees