JP3914349B2 - パチンコ遊技機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は遊技盤面に配置されるパチンコ遊技機の入賞装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
遊技盤面に通過ゲートを配置し遊技球の通過を検知する球センサを設けるとともに、該球センサにより遊技球の通過が検知されることで作動する種々の電動役物を遊技盤面に設けてなるパチンコ遊技機は周知である。
【0003】
ところで、仮に遊技球が流下し得る通過ゲートの下方部分に前記球センサにより遊技球の通過が検知されることで閉成状態から開成状態となる電動可変入賞装置を設けたとすると、通過ゲートを通過した遊技球の全てが開成状態となっている電動可変入賞装置に入球してしまうので、過剰に入賞しゲームとしての面白味にも欠けるので、従来から通過ゲートの下方部分に電動可変入賞装置を設けるような配置はなされていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明は、球センサによって開成状態となる電動可変入賞装置を該球センサの下方部分に設けながらも、該球センサを通過した全ての遊技球が電動可変入賞装置に入球することのないようにし、過剰な入球を抑えるとともにゲームとしての遊興性を増大させようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そのために本発明のパチンコ遊技機は、所定部に入球した遊技球を一定時間一時的に保留し得る電動移動体を遊技盤面に設けるとともに、該電動移動体から開放された遊技球を検知する球センサを該電動移動体の直下に設け、該球センサにより遊技球の通過が検知されることで閉成状態から開成状態となる電動可変入賞装置を該遊技球が流下し得る球センサの下方部分に設け、該電動可変入賞装置の開放時間は、前記球センサを通過した遊技球が開成状態中の電動可変入賞装置に容易には入球し得ない短時間と、開成状態中の電動可変入賞装置に入球し得る長時間とのいずれかに適宜設定されるようにしたことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
次に図面に従い本発明の実施の形態をフィーバー機と称される第一種パチンコ遊技機について説明する。図1にこのパチンコ遊技機の遊技盤1の正面を示す。遊技盤1面には遊技球を誘導する多数の釘が固植されているとともに、普通入賞口2、大入賞口3、風車4等が設けられている。5は数字,記号,キャラクタ等が動画状に変動表示される液晶ディスプレイからなる図柄変動表示装置である。なお、大入賞口3は大きな長方形状であって、該大入賞口にはソレノイドの作動により開閉動する開閉扉6が設けられている。7は該大入賞口内の中央部に形成された継続入賞口である。
【0007】
8は図2に示したようにモータ9によって盤面上にて矢印に方向に1周6秒程度の低速回転をするように設けられた円盤状の電動移動体で、該電動移動体の外周縁に遊技球pが入球し得る切欠10が設けられる。11は該電動移動体の直下に設けられた磁気センサ,光センサ等の球センサである。該球センサ11の下方部分には該球センサから流下した遊技球の当たる釘12が固植されているとともに、一対の可変翼13がソレノイドの作動により逆ハ字状に開成することにより開口面積が広がり遊技球の入球が容易となり得る電動可変入賞装置14が設けられる。なお、21は遊技球pの脱落を防ぐため電動移動体8の下半部外周に設けられた円弧状壁である。
【0008】
図3はこのパチンコ遊技機の本発明に関連する遊技制御回路の要部を示したブロック図で、11は前記球センサ、15は電動可変入賞装置14に入球した遊技球を検出する始動スイッチ、16は大入賞口3への入賞球を計数するスイッチ、17は継続入賞口7への入賞球を検出するスイッチである。また、この遊技制御基板18にはこれらのスイッチの他、電動可変入賞装置14の可変翼13を作動させるソレノイド19、前記大入賞口3の開閉扉6を作動させるソレノイド20、図柄変動表示装置5等が夫々入出力装置を介して接続されている。
【0009】
次にこのパチンコ遊技機の本発明に関連する作動の概要を図4のフローチャートに従い説明する。遊技盤1面上に発射された遊技球が電動移動体8の切欠10に入球すると、該遊技球は該切欠に保留され、該電動移動体8が回転するのに伴い該遊技球はその真下に来て開放され、球センサ11により検知される。そしてステップaにて球センサ11により遊技球が検知されると、ステップbに移行して現況が後述する特定時であるかどうかが判別され、特定時であった場合はステップcに移行し電動可変入賞装置14を開成させ、ステップd,ステップeにて3.0秒経過後に該電動可変入賞装置14を閉成させ、ステップaに戻る。また、特定時でない場合(初期時は特定時でない。以下、通常時という。)はステップfに移行し電動可変入賞装置14を開成させ、ステップg,ステップhにて0.2秒経過後に該電動可変入賞装置14を閉成させる。
【0010】
このように、特定時にあっては電動可変入賞装置14が長時間(3.0秒間)開成されているので、球センサ11を通過した遊技球pは開成状態となっている可変翼13に捕捉されてほぼ確実に入球する。一方、通常時にあっては電動可変入賞装置4が短時間(0.2秒間)開成されているだけであるので、球センサ11を通過した遊技球pが到達したころには可変翼13は既に閉じていて容易には入球し得ない状況となる。
【0011】
そして、電動可変入賞装置14に遊技球が入球すると図柄変動表示装置5に3列にて1〜8の数字および○,△,□,×等の12種類の図柄がその順番にて上方から下方に流れる如くの動画状に変動表示され、数秒後にその変動は停止し、その停止図柄が各列とも同一かどうかが判定され、「222」または「777」のように同一となった場合は大当たりと判定され、大入賞口3の開閉扉6を継続的に開成状態とする。このため該大入賞口に多数の遊技球が入賞し得て、多数の景品球を獲得でき遊技者に多くの利益がもたらされる。また、停止図柄が同一とならなかった場合はこのような大当たりの利益は得られない。
【0012】
なお、パチンコ遊技機の現況の遊技状態が特定時であるか通常時であるかは、この第一種パチンコ遊技機の場合は上記のように大当たりをもたらした停止図柄によって予め決められるようにしてもよい。例えば停止図柄が「333」「555」「777」等の奇数で大当たりをもたらした場合はその大当たり動作が終了した後の一定期間を特定時とし、そうした特定の条件が満たされていない場合は通常時とする。
【0013】
このパチンコ遊技機では、切欠10に入球した遊技球を電動移動体8が半回転する間一時的に保留し得るので、球センサ11による遊技球の検知は該電動移動体8が半回転するに要する時間のインターバルが必ず設けられるようになる。このため球センサ11が連続的に遊技球を検知し電動可変入賞装置14を連続的に開成させることで該電動可変入賞装置の入球を異常に容易にするようなおそれがない。
【0014】
なお、図5に示した実施形態は、遊技盤1の背面に設けたソレノイド22を作動させることによって板状の電動移動体8が遊技盤1面上に出没動するように設け、該電動移動体8が突出しているときに該電動移動体上に遊技球pが保留され該電動移動体を後退させたとき該遊技球pがその直下に設けられた球センサ11により検知され電動可変入賞装置14を閉成状態から開成状態とするようにしたものである。このように電動移動体8の形態については上記実施形態に示した回転体に限らず種々の形状を想定し得る。
【0015】
また、本発明は図1に示した遊技盤の盤面構成に限らず、図6に示したように、球センサ11の斜め下方で該球センサを作動させた遊技球が流下し得る電動可変入賞装置14を設けるようにしてもよい。なお23は新たに中央部に設けられた入賞装置である。
【0016】
なお、この実施形態では特定時と通常時とが図柄変動表示装置5の停止図柄によって決められるようにしたが、その他の要因、例えば遊技球が入賞装置23に設けられた特定入賞口に入球すること等によって決められるようにしてもよい、。
【0017】
【発明の効果】
このように本発明のパチンコ遊技機は、所定部に入球した遊技球を一定時間一時的に保留し得る電動移動体を遊技盤面に設けるとともに、該電動移動体から開放された遊技球を検知する球センサを該電動移動体の直下に設け、該球センサにより遊技球の通過が検知されることで閉成状態から開成状態となる電動可変入賞装置を該遊技球が流下し得る球センサの下方部分に設け、該電動可変入賞装置の開放時間は、前記球センサを通過した遊技球が開成状態中の電動可変入賞装置に容易には入球し得ない短時間と、開成状態中の電動可変入賞装置に入球し得る長時間とのいずれかに適宜設定されるようにしたので、球センサによる遊技球の検知で電動可変入賞装置を開成状態とするものであっても、入賞が極度に容易になることはなく、状況によって入賞を適度に抑えることができるとともに、従来のパチンコ遊技機にはなかった態様にて入球し、ゲームとしての遊興性を増大させる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパチンコ遊技機の遊技盤の実施形態を示す正面図。
【図2】図1に示した遊技盤の要部の拡大縦断面図。
【図3】本発明に係るパチンコ遊技機の実施形態を示すブロック図。
【図4】本発明に係るパチンコ遊技機の実施形態を示すフローチャート。
【図5】本発明に係るパチンコ遊技機の遊技盤の要部の拡大縦断面図。
【図6】本発明に係るパチンコ遊技機の遊技盤の他の実施形態を示した正面図。
【符号の説明】
1 遊技盤
5 図柄変動表示装置
8 電動移動体
10 切欠
11 球センサ
12 釘
13 可変翼
14 電動可変入賞装置
p 遊技球
Claims (1)
- 所定部に入球した遊技球を一定時間一時的に保留し得る電動移動体を遊技盤面に設けるとともに、該電動移動体から開放された遊技球を検知する球センサを該電動移動体の直下に設け、該球センサにより遊技球の通過が検知されることで閉成状態から開成状態となる電動可変入賞装置を該遊技球が流下し得る球センサの下方部分に設け、該電動可変入賞装置の開放時間は、前記球センサを通過した遊技球が開成状態中の電動可変入賞装置に容易には入球し得ない短時間と、開成状態中の電動可変入賞装置に入球し得る長時間とのいずれかに適宜設定されるようにしたことを特徴としたパチンコ遊技機。
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JP10730299A JP3914349B2 (ja) | 1999-04-14 | 1999-04-14 | パチンコ遊技機 |
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Family Applications (1)
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JP10730299A Expired - Fee Related JP3914349B2 (ja) | 1999-04-14 | 1999-04-14 | パチンコ遊技機 |
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1999
- 1999-04-14 JP JP10730299A patent/JP3914349B2/ja not_active Expired - Fee Related
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