JP3914089B2 - 車載用電源分配器 - Google Patents

車載用電源分配器 Download PDF

Info

Publication number
JP3914089B2
JP3914089B2 JP2002124845A JP2002124845A JP3914089B2 JP 3914089 B2 JP3914089 B2 JP 3914089B2 JP 2002124845 A JP2002124845 A JP 2002124845A JP 2002124845 A JP2002124845 A JP 2002124845A JP 3914089 B2 JP3914089 B2 JP 3914089B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bus bar
side bus
output
input
upstream
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002124845A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003324823A (ja
Inventor
茂樹 山根
孝浩 鬼塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd, AutoNetworks Technologies Ltd, Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2002124845A priority Critical patent/JP3914089B2/ja
Publication of JP2003324823A publication Critical patent/JP2003324823A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3914089B2 publication Critical patent/JP3914089B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Connection Or Junction Boxes (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両に搭載された共通の電源から複数の電子ユニットに配電を行うための車載用電源分配器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、共通の車載電源から各電子ユニットに電力を分配する手段として、複数枚のバスバー基板を積層することにより配電用回路を構成し、これにヒューズやリレースイッチを組み込んだ車載用電源分配器が一般に知られている。
【0003】
さらに近年は、かかる車載用電源分配器の小型化や高速スイッチング制御を実現すべく、上記リレーに代えてFET(Field Effect Transistor)等の半導体スイッチング素子を入力端子と出力端子との間に介在させたものが開発されるに至っている。
【0004】
例えば特開2001−268785号公報に開示された技術では、半導体スイッチング素子に接続される入力端子及び出力端子を金属板で構成し、かつ、その金属板の板厚方向と直交する同一平面上に上記入力端子及び出力端子を配置することによって、車載用電源分配器の薄肉化を図っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記公報開示技術では、箱体の厚み寸法は削減されるものの、この厚み方向と直角方向の面積は削減されない。一方、車載用電源分配器にあっては、狭隘箇所での配置が余儀なくされることから、箱体の厚み寸法のみならず、その面積自体をも削減して、さらなるコンパクト化を図ることが要請されている。
【0006】
また、出力端子の電子ユニット接続側と入力端子の電源接続側とが箱体の反対側となり、箱体外壁にそれらのコネクタ部をまとめることができないので、コネクタ接続が困難となり、これによって車両への組み付け作業時における作業性が低下するおそれがあった。
【0007】
さらに、箱体内の出力端子には、過電流で溶断するヒューズが複数介設されているが、それらのヒューズの存在が上記コンパクト化を阻害するとともに、そのメンテナンスにも問題がある。
【0008】
本発明は、このような事情に鑑み、厚み寸法のみならず、その面積自体をも削減して、さらなるコンパクト化等を図ることができる車載用電源分電器を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、車両に搭載された共通の電源から複数の電子ユニットに配電を行うための車載用電源分配器であって、電源に接続される入力側バスバーと、各電子ユニットに接続される複数の出力側バスバーと、上記入力側バスバーと上記各出力側バスバーとの間に介設される複数の半導体スイッチング素子と、上記半導体スイッチング素子の駆動を制御する制御回路基板と、過電流阻止用のヒューズ部材と、上記入力側バスバー、上記出力側バスバー、上記半導体スイッチング素子、及び上記制御回路基板を収容する箱体を備え、上記出力側バスバーは、上記入力側バスバーと略同一平面上に並べて配置され、この入力側バスバーと上記半導体スイッチング素子を介して接続される上流側バスバー部分と、その下流側に配置される下流側バスバー部分とを有し、上記箱体は、上記入力側バスバー及び上記出力側バスバーの上流側バスバー部分が載せられる放熱板と、この放熱板に係合され、その係合状態で上記出力側バスバーの下流側バスバー部分をこの下流側バスバー部分が上記上流側バスバー部分に対して上記箱体の厚み方向に離間しかつ略平行に並びかつこれら上流側バスバー部分の端部と下流側バスバー部分の端部とが略同一方向に突出するように支持する仕切り板をもつ本体カバーと、上記放熱板に係合され、かつ、上記上流側バスバー部分の端部と上記下流側バスバー部分の端部とに跨るように上記ヒューズ部材が着脱可能に装着されるコネクタ部をもつサイドカバーとを備えるものである。
【0010】
この構成では、電源に接続される入力側バスバーと、各電子ユニットに接続される複数の出力側バスバーと、入力側バスバーと各出力側バスバーとの間に介設される複数の半導体スイッチング素子と、半導体スイッチング素子の駆動を制御する制御回路基板とが箱体内に配設されるとともに、入力側バスバーと略同一平面上に並べて配置された上流側バスバー部分と、この上流側バスバー部分に対して箱体の厚み方向に離間しかつ略平行に並ぶように配置された下流側バスバー部分とを有する出力側バスバーの、両バスバー部分間に過電流阻止用のヒューズ部材が介在されているので、出力側バスバーの上流側バスバー部分に相当する部分と、同出力側バスバーの下流側バスバー部分に相当する部分とが同一平面上に並んでいる従来構造に比して箱体の面積が小さくなる。このようにして、箱体の厚み寸法のみならず、その面積自体をも削減することによって、大幅なコンパクト化が図られるので、狭隘箇所での配置が余儀なくされる車載用電源分配器に好適なものとなる。さらに、この場合、出力側バスバーの電子ユニット接続側と入力側バスバーの電源接続側とが箱体の同一側となり、箱体外壁にそれらのコネクタ部をまとめることができるので、コネクタ接続が容易となり、これによって車両への組み付け作業時における作業性が向上される。
【0011】
また、出力側バスバーの上流側バスバー部分の端部と、同出力側バスバーの下流側バスバー部分の端部とが略同一方向に突出しており、これらの端部に跨って、ヒューズ部材が着脱可能に取り付けられているので、ヒューズ部材が箱体外壁の交換可能な位置にまとめて配置可能となるので、ヒューズ部材を箱体内に配置した場合に比べて、その箱体の面積がさらに削減され、かつ、メンテナンス性も向上される。
【0012】
上記車載用電源分配器において、制御回路基板はシート状であって、入力側バスバーと、出力側バスバーの上流側バスバー部分とは、この制御回路基板に絶縁状態で接着されていることとすれば各バスバーによって制御回路基板が直接支持されるようになるので、バスバーと制御回路基板とを離間させた場合に比べて、箱体の厚み寸法がさらに削減される。この際、制御回路は、例えば絶縁性の接着剤等によって入力側バスバーと、出力側バスバーの上流側バスバー部分と絶縁されているので、短絡のおそれはない。
【0013】
上記車載用電源分配器において、箱体は厚み方向に2層に区画され、入力側バスバー及び出力側バスバーの上流側バスバー部分と、出力側バスバーの下流側バスバー部分とを、上記厚み方向と直角方向に一体として移動させることにより、各区画にそれぞれ収納するように構成されていることとすれば各バスバーを一体として、箱体の各区画に容易に収納されるようになるので、組立て作業における作業効率が向上される。
【0014】
上記車載用電源分配器において、箱体は厚み方向に2層に区画され、入力側バスバー及び出力側バスバーの上流側バスバー部分と、出力側バスバーの下流側バスバー部分とを、上記厚み方向に順に積み重ねることにより、各区画にそれぞれ収納するように構成されていることとすれば各バスバーの一体化のための補強部材等が不要となり、その構造が簡単化される。
【0015】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
図1は本発明の実施形態1にかかる車載用電源分配器の外観構成を示す図であって、(a)は斜視図、(b)は(a)におけるX−X線断面図である。なお、図1(a)中の左上が車載用電源分配器の前方、同右下が後方、同左下が左方、同右上が右方をそれぞれ示しているものとする。
【0016】
実施形態1にかかる車載用電源分配器は、図1(a),(b)に示すように、本体カバー1と、サイドカバー2と、放熱板3とからなる直方体状の箱体10を備えている。
【0017】
本体カバー1は、合成樹脂等の絶縁性の材料から形成されており、上下両面1a,1bと、後面1cと、左右両面1d,1eとを有し、内部が支持部としての仕切り板1fで上下2層に区画されている。ただし、前方は開放されており、下面1bは後面1c付近を残して大きく切り欠かれている。そして、上面1aの前方寄り左右両側とその中央には、上方に突出するスロープ状の係合部1gが3個形成されている。また、後面1cの左右両側とその中央には、それぞれ後述する入力側バスバー11と出力側バスバー12が上下2段で貫通可能なコネクタ部1hが3個形成されている。ただし、この実施形態1では、入力側バスバー11は、左側のコネクタ部1hの下段のみを貫通し、出力側バスバー12は、全てのコネクタ部1hの上段のみを貫通している。
【0018】
サイドカバー2は、合成樹脂等の絶縁性の材料から形成されており、上下両面2a,2bと、前面2cと、左右両面2d,2eとを有しているが、後方は開放されている。そして、前面2cには、左右に略等間隔で後述するヒューズ部材16が着脱可能で、かつ、ヒューズ部材16前後の出力側バスバー12の両端部が上下2段で貫通可能なコネクタ部2hが形成されている。また、上面2aには、上記本体カバー1の係合部1gに対応する位置に、この係合部1gに係合可能な係合孔2gが3個形成されている。
【0019】
放熱板3は、アルミニウム等の伝熱性に優れた材料から形成され、その下面には左右方向に延びかつ前後方向に等間隔で形成された複数の空冷用フィン3aを有し、前端がサイドカバー2の下面2bで、後端が本体カバー1の下面1bにそれぞれ係合可能となっている。
【0020】
箱体10の内部には、図略の電源に接続される入力側バスバー11、入力側バスバー11と略同一平面上に並べて配置された入力側バスバー部分12aと、この上流側バスバー部分12aに対して箱体10の厚み方向に離間しかつ略平行に並ぶように配置された下流側バスバー部分12bとを有し、図略の各電子ユニットに接続される複数の出力側バスバー12、入力側バスバー11と各出力側バスバー12との間に介設される複数の半導体スイッチング素子としてのFET13、電子部品であるチップ部品が多数実装されており、FET13にゲート信号を入力することにより、FET13の駆動を制御するシート状の制御回路基板としてのプリント基板14等が配設されている。このプリント基板14は、例えば厚さ0.3〜0.5mm程度のものを使用する。
【0021】
そして、入力側バスバー11の一部と、出力側バスバー12の上流側バスバー部分12aにはプリント基板14が絶縁性の接着剤で接着され、入力側バスバー11の他部にはFET13が搭載されている(下記図2(a)参照)。
【0022】
図2はFETの各端子の接続状態を示す図であって、(a)は平面図、(b)は(a)におけるX’− X’断面図である。図2(a),(b)に示すように、FET13は、本体である半導体チップ13xと、各電子ユニットへ電源からの電流を流す通電端子としてのドレイン端子13a及びソース端子13bと、ゲート信号を受信する制御端子としてのゲート端子13c等からなり、モールド成形等によって製造されたものである。これらのFET13の各端子のうち、ドレイン端子13aは入力側バスバー11に、ソース端子13bは出力側バスバー12の上記上流側バスバー部分12aに、かつ、ゲート端子13cはプリント基板14にそれぞれ半田付けされて電気的に接続されるようになっている。このため、ゲート端子13cはソース端子13bよりもプリント基板14の厚みだけ短く設定されており、プリント基板14にはソース端子13bまわりに適当な大きさの切欠部14aを設けている。
【0023】
また、入力側バスバー11におけるFET13の搭載面と反対面がシート状の伝熱部材としての伝熱シート15を介して上記放熱板3に伝熱可能に接続されている。出力側バスバー12の上流側バスバー部分12aは、図1(b)に示すように、入力側バスバー11と反対側の箱体外壁としてのサイドカバー2まで延設されて、このサイドカバー2のコネクタ部2hに取り付けられた過電流阻止用のヒューズ部材16の一端に接続されるとともに、この一端に平行なヒューズ部材16の他端に接続される下流側バスバー部分12bがさらに上記延設方向と逆向きに延設されて上下2段構成とされている。この2段構成によって、出力側バスバー12の電子ユニット接続側と入力側バスバー11の電源接続側とが箱体10の同一側となるので、本体カバー1のコネクタ部1hに両バスバー貫通部をまとめることができるとともに、ヒューズ部材16がサイドカバー2のコネクタ部2hにまとめて配置可能ともなるので、車載用電源分配器の車両への組付け時における作業性やメンテナンス性が向上される。なお、ヒューズ部材16は、例えば過電流によって溶断されるタイプのものである。
【0024】
さらに、出力側バスバー12と上記仕切り板1fの間には、各出力側バスバー12間の絶縁性を確保しつつ出力側バスバー12に対する補強を行うための補強部材としての補強絶縁板(IP)17が介装されている。この補強絶縁板17の介装により、各出力側バスバー12間での絶縁性が確保されつつ、仕切り板1fでの出力側バスバー12の支持が確実なものとなる。なお、この補強絶縁板17には、入力側バスバー11及び出力側バスバー12を固定するための図略のボス部が適当箇所に形成されている。
【0025】
図3は本実施形態1にかかる車載用電源分配器の分解斜視図であって、この車載用電源分配器は、例えば以下のように製造される。なお、予め単一の金属板をプレス加工で打ち抜いて電源系回路となるバスバーの回路形成を行っておくものとする。このバスバー回路は、FET13を搭載し、ドレイン接続をとる上流側の入力側バスバー11と枝分かれして、ヒューズ部材16に向かう出力側バスバー12の上流側バスバー部分12aと、ヒューズ部材16からさらに下流側に向かう下流側バスバー部分12bとより形成されている。
【0026】
まず、上記形成された入力側バスバー11の一部と、出力側バスバー12の上流側バスバー部分12aとに、プリント基板14を接着する(図3中の符号▲1▼で表している)。このような極薄の配線板であるプリント基板14を用いることによって、出力側バスバー12の上流側バスバー部分12aとプリント基板14の実装面とを近づけ、相互にFET13の端子を接続できるようにする。
【0027】
ついで、入力側バスバー11の他部に、FET13のドレイン端子13aを半田付けし、また、出力側バスバー12とプリント基板14とを貼り合わせた配線材に、ゲート端子13bとソース端子13cとをそれぞれ半田付けする。また、プリント基板14に複数のチップ部品18を半田付けすることによって実装する(図3中の符号▲1▼で表している)。
【0028】
ついで、入力側バスバー11及びヒューズ部材16の上流側の出力側バスバー12(上流側バスバー部分12a)の各ブリッジをプレス等で分断して、補強絶縁板17上に載せ、この補強絶縁板17上の上記ボス部を潰して入力側バスバー11及び出力側バスバー12を固定することによって、1つの配線材を形成する。FET13の下部は、放熱板3に接続するため、この補強絶縁板17が入り込まないように予め逃げ部17a(図2参照。)を設けておくのが望ましい。ヒューズ部材16の下流側の出力側バスバー12(下流側バスバー部分12b)もプレス等で打ち抜き形成し、上記と同様にして補強絶縁板17に固定することによって、もう1つの配線材を形成する。
【0029】
上記形成した2つの配線材を重ね合わせる(図3中の符号▲2▼で表している)。そして、この重ね合わせた2つの配線材を一体として、内部が二重に仕切られた箱体10の各区画内にそれぞれ納める。このとき、FET13を実装した配線材は、絶縁性伝熱シート15を介して、放熱板3に載せた状態で、サイドカバー2に挿入する(図3中の符号▲3▼で表している)。なお、配線板と放熱板3とを予めビス等で固定しておけば、より安定した放熱効果が得られる。
【0030】
最後に、ヒューズ部材16を図1(b)のコネクタ部2hに取り付ける(図3中の符号▲4▼で表している)。
【0031】
このようにして製造された車載用電源分配器において、その入力側バスバー11に電源を、出力側バスバー12に電気的負荷を接続することにより、上記電源から適当な電気的負荷に電力を分配する配電回路が構築されるとともに、当該配電回路の途中に設けられるFET13の動作がプリント基板14に搭載されたチップ部品等で構成される制御回路によって制御されることにより、上記配電回路の通電のオンオフ制御が実行されることになる。
【0032】
すなわち、上記により、入力側バスバー11と出力側バスバー12との間で構成されるバスバー回路には、図略の電線を介して比較的大きな電流が入力されるものがある。この回路に流される比較的大きな電流は、途中、図2に示される、入力側バスバー11→FET13のソース端子11b→半導体チップ13x→ドレイン端子13a→出力側バスバー12の順に流れ、バスバー回路から出力される。一方、FET13のゲート端子13cには、プリント基板14の上記制御回路からゲート信号が入力され、このゲート信号によってFET13のソース端子13b→ドレイン端子13aの間の通電量が制御される。
【0033】
このように、FET13には、バスバー回路を流れる電流と同等の電流が流れるため、FET13は発熱するが、本実施形態1では、箱体10にFET13からの熱を発散させるための放熱板3が取り付けられ、入力側バスバー11におけるFET13の搭載面と反対面が伝熱シート15を介してこの放熱板3に接続されていることとしているので、FET13からの熱が入口側バスバー11と伝熱シート15とを介して放熱板3から効率よく放熱される。
【0034】
以上説明したとおり、本実施形態1にかかる車載用電源分配器は、電源に接続される入力側バスバー11と、各電子ユニットに接続される複数の出力側バスバー12と、入力側バスバー11と各出力側バスバー12との間に介設される複数のFET13と、FET13の駆動を制御するチップ部品18等が組付けられたプリント基板14とが箱体10内に配設されるとともに、入力側バスバー11と略同一平面上に並べて配置された上流側バスバー部分12aと、この上流側バスバー部分12aに対して箱体10の厚み方向に離間しかつ略平行に並ぶように配置された下流側バスバー部分12bとを有する出力側バスバー12の、両バスバー部分12a,12b間にヒューズ部材16が介在されているので、箱体10の厚み寸法のみならず、その面積自体をも削減して、大幅なコンパクト化が図られる。したがって、狭隘箇所での配置が余儀なくされる車載用電源分配器に好適なものとなる。この場合、出力側バスバー12の電子ユニット接続側と入力側バスバー11の電源接続側とが箱体10の同一側となり、箱体10の外壁にそれらのコネクタ部1hをまとめることができるので、コネクタ接続が容易となり、これによって車両への組み付け作業時における作業性が向上される。
【0035】
また、本実施形態1にかかる車載用電源分配器の製造方法では、上記2段構成される配線材を、補強絶縁板17で補強した状態で、その延設方向に沿って一体として平行移動させることにより、箱体10の各区画に収納するようにしているので、箱体10の各区画に容易に収納されるようになり、組立て作業における作業効率が向上される。
【0036】
ところで、本発明にかかる車載用電源分配器は以上の方法により製造されたものに限られず、別方法により製造することとしてもよい。その場合の車載用電源分配器の構成等を実施形態2として以下説明する。
【0037】
(実施形態2)
図4は本発明の実施形態2にかかる車載用電源分配器の外観構成を示す図であって、(a)は斜視図、(b)は(a)におけるY−Y線断面図である。なお、図4中においても左上が車載用電源分配器の前方、同右下が後方、同左下が左方、同右上が右方を示している。本実施形態2においては、上記実施形態1と共通するところは重複説明を極力省略することとした。
【0038】
実施形態2にかかる車載用電源分配器は、図4に示すように、本体カバー101と、サイドカバー102と、放熱板103とからなる直方体状の箱体110を備えている。
【0039】
本体カバー101は、合成樹脂等の絶縁性の材料から形成されており、上下両面101a,101bと、後面101cと、左右両面101d,101eと、仕切り板101fとを有している。ただし、前方は開放され、上面101aは後面101cと左右両面101d,101e付近を残して大きく切り欠かれ、下面101bは後面101c付近を残して大きく切り欠かれている。そして、後面101cの左右両側と中央には、それぞれ後述する入力側バスバー111と出力側バスバー112が上下2段で貫通可能なコネクタ部101hが3個形成されている。
【0040】
サイドカバー102は、合成樹脂等の絶縁性の材料から形成されており、上下両面102a,102bと、前面102cと、左右両面102d,192eとを有しているが後方は開放されている。そして、前面102aには左右に略等間隔で後述するヒューズ部材116が着脱可能に取り付けられ、かつ、ヒューズ部材16の前後の出力側バスバー112a,112bが上下2段で貫通可能なコネクタ部102hが形成され、その上面102aは、上記本体カバー101の上面101aの切欠部分を覆うように後向きに延びている。
【0041】
放熱板103は、アルミニウム等の伝熱性に優れた材料から形成され、その下面には左右に延びかつ前後方向に等間隔で形成された複数の空冷用フィン103aを有し、前端がサイドカバー102で、後端が本体カバー101にそれぞれ係合可能となっている。
【0042】
箱体110の内部には、図略の電源に接続される入力側バスバー111と、図略の各電子ユニットに接続される複数の出力側バスバー112(上流側バスバー部分112a,下流側バスバー部分112b)と、入力バスバー111と各出力バスバー112との間に介設される複数の半導体スイッチング素子としてのFET113と、電子部品であるチップ部品が多数実装されており、FET113にゲート信号を入力することにより、FET113の駆動を制御するシート状の制御回路基板としてのプリント基板114とが配設されている。
【0043】
そして、入力側バスバー11の一部と、出力側バスバー112の上流側バスバー112aにはプリント基板114が接着され、入力側バスバー111の他部にはFET113が搭載されている(下記図5(a)参照)。
【0044】
図5はFETの各端子の接続状態を示す図であって、(a)は平面図、(b)は(a)におけるY’− Y’断面図である。図5(a),(b)に示すように、FET113は、半導体チップ113x、ドレイン端子113a、ソース端子113bと、ゲート端子113c等からなり、モールド成形等によって製造されたものである。これらのFET113の各端子のうち、ドレイン端子113aは入力側バスバー111に、ソース端子113bは出力側バスバー112の上記部分112aに、かつ、ゲート端子113cはプリント基板114にそれぞれ半田付けされて電気的に接続されるようになっている。このため、ゲート端子113cはソース端子113bよりもプリント基板114の厚みだけ短く設定されており、プリント基板114にはソース端子113bまわりに適当な大きさの切欠部114aを設けている。
【0045】
また、入力側バスバー111におけるFET113の搭載面と反対面がシート状の伝熱部材としての伝熱シート115を介して上記放熱板3に伝熱可能に接続されている。出力側バスバー112は、図4(b)に示すように、入力側バスバー111と反対側の箱体110の外壁としてのサイドカバー102にまで延設されて、このサイドカバー102のコネクタ部102hに取り付けられた過電流阻止用のヒューズ部材116の一端に出力側バスバー112の上流側バスバー部分112aが接続されるとともに、ヒューズ部材116の他端に接続される出力側バスバー12の下流側バスバー部分112bがさらに上記延設方向と逆向きに延設されて入力側バスバー111と平行になるように所定の空間を介して2段構成されている。なお、上記実施形態1と異なり、出力側バスバー112と上記仕切り板101eとの間には補強絶縁板17は介装されていない。
【0046】
図6は本実施形態2にかかる車載用電源分配器の分解斜視図であって、この車載用電源分配器は、例えば以下のように製造される。なお、予め単一の金属板をプレス加工で打ち抜いて電源系回路となるバスバーの回路形成を行っておくものとする。
【0047】
まず、上記形成された入力側バスバー111の一部と、出力側バスバー112の上流側バスバー部分112aに、プリント基板114を接着する(図6中の符号▲1▼で表している)。
【0048】
ついで、入力側バスバー111に、FET113のドレイン端子113aを半田付けし、また、出力側バスバー112とプリント基板114とを貼り合わせた配線材に、ゲート端子113bとソース端子113cとをそれぞれ半田付けする。また、プリント基板114に複数のチップ部品118を半田付けすることによって実装する。
【0049】
ついで、入力側バスバー111及びヒューズ部材116の上流側の出力側バスバー112(上流側バスバー部分112a)の各ブリッジをプレス等で分断して1つの配線材を形成する。ヒューズ部材116の下流側の出力側バスバー112(下流側バスバー部分112b)もプレス等で打ち抜き、もう1つの配線材を形成する。
【0050】
そして、内部が二重に仕切られた箱体110に、上記のとおり形成した2つの配線材を上下に納める。このとき、FET113を実装した配線材は、絶縁性伝熱シート115を介して、放熱板103に載せた状態で、本体カバー101に挿入する(図6中の符号▲2▼で表している)。なお、ヒューズ部材116の下流側のバスバー112(下流側バスバー部分112b)の取り付けにおいては、本体カバー101の仕切り板102fにバスバー配置溝101iを設けておき、この溝101i内に上記バスバー112を配置するのが好ましい(図6中の符号▲3▼で表している)。
【0051】
そして、上記のとおり本体カバー101上に形成した配線材を、放熱板103上に形成した配線材に重ね合わせる(図6中の符号▲4▼で表している)。サイドカバー102を本体カバー101の切欠部分を覆うように取り付ける(図6中の符号▲5▼で表している)。
【0052】
最後に、ヒューズ部材116を図4(b)のコネクタ部102hに取り付ける(図6中の符号▲6▼で表している)。
【0053】
このようにして製造された車載用電源分配器において、その入力側バスバー111に電源を、出力側バスバー112に電気的負荷を接続することにより、上記電源から適当な電気的負荷に電力を分配する配電回路が構築されるとともに、当該配電回路の途中に設けられるFET113の動作がプリント基板114に組み込まれた制御回路によって制御されることにより、上記配電回路の通電のオンオフ制御が実行されることになる。
【0054】
このとき、FET113には、バスバー回路を流れる電流と同等の電流が流れるため、FET113は発熱するが、本実施形態2でも、箱体110にFET113からの熱を発散させるための放熱板103が取り付けられ、入力側バスバー111におけるFET113の搭載面と反対面が伝熱シート115を介してこの放熱板103に接続されていることとしているので、FET113からの熱が入口側バスバー111と伝熱シート115とを介して放熱板103から効率よく放熱される。
【0055】
以上説明したとおり、本実施形態2にかかる車載用電源分配器は、上記実施形態1と略同様の作用効果を奏するものであるが、その車載用電源分配器の製造方法については、上記実施形態1と異なり、2段構成される出力側バスバー112(上流側バスバー部分112a,下流側バスバー部分112b)を、各段ごとに分離した状態で箱体110の放熱板103等の上に順に積み重ねることにより箱体の各区画に収納するようにしているので、上記実施形態1よりも部品点数が少なくなって、その構造が簡単化される。
【0056】
なお、本発明にかかる車載用電源分配器は以上の方法により製造されたものに限られず、さらに別方法により製造することとしてもよい。
【0057】
また、本発明において使用される半導体スイッチング素子は上記FET13,113に限らず、入力側バスバー11,111及び出力側バスバー12,112により形成される電力回路側に接続される通電端子と制御回路基板側に接続される制御端子とを含むものであれば広く適用が可能である。
【0058】
【発明の効果】
本発明によれば、厚み寸法のみならず、その面積自体をも削減して、大幅なコンパクト化を図ることができるので、狭隘箇所での配置が余儀なくされる車載用電源分配器として特に好適なものとなる。また、この場合、出力側バスバーの電子ユニット接続側と入力側バスバーの電源接続側とが箱体の同一側となり、箱体外壁にそれらのコネクタ部をまとめることができるので、コネクタ接続が容易となり、これによって車両への組み付け作業時における作業性を向上させることができる。
【0059】
また、ヒューズ部材が箱体外壁の交換可能な位置にまとめて配置可能ともなるので、ヒューズ部材を箱体内に配置した場合に比べて、その箱体の面積をさらに削減することができるとともに、車載用電源分配器のメンテナンス性を向上させることもできる。
【0060】
請求項3記載の発明によれば、各バスバーによって制御回路基板が直接支持されるようになるので、バスバーと制御回路基板とを離間させた場合に比べて、箱体の厚み寸法をさらに削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1にかかる車載用電源分配器の外観構成を示す図であって、(a)は斜視図、(b)は(a)におけるX−X線断面図である。
【図2】FETの各端子の接続状態を示す図であって、(a)は平面図、(b)は(a)におけるX’− X’断面図である。
【図3】本発明の実施形態1にかかる車載用電源分配器の分解斜視図である。
【図4】本発明の実施形態2にかかる車載用電源分配器の外観構成を示す図であって、(a)は斜視図、(b)は(a)におけるY−Y線断面図である。
【図5】FETの各端子の接続状態を示す図であって、(a)は平面図、(b)は(a)におけるY’− Y’断面図である。
【図6】本発明の実施形態2にかかる車載用電源分配器の分解斜視図である。
【符号の説明】
1,101 本体カバー
2,102 サイドカバー
3,103 放熱板
10,110 箱体
11,111 入力側バスバー
12,112 出力側バスバー
12a,112a 上流側バスバー部分
12b,112b 下流側バスバー部分
13,113 FET(半導体スイッチング素子に相当する。)
13a,113a ドレイン端子
13b,113b ソース端子
13c,113c ゲート端子
14,114 プリント基板(制御回路基板に相当する。)
15,115 伝熱シート
16,116 ヒューズ部材
17 補強絶縁板

Claims (3)

  1. 車両に搭載された共通の電源から複数の電子ユニットに配電を行うための車載用電源分配器であって、
    電源に接続される入力側バスバーと、
    各電子ユニットに接続される複数の出力側バスバーと、
    上記入力側バスバーと上記各出力側バスバーとの間に介設される複数の半導体スイッチング素子と、
    上記半導体スイッチング素子の駆動を制御する制御回路基板と、
    過電流阻止用のヒューズ部材と、
    上記入力側バスバー、上記出力側バスバー、上記半導体スイッチング素子、及び上記制御回路基板を収容する箱体を備え、
    上記出力側バスバーは、上記入力側バスバーと略同一平面上に並べて配置され、この入力側バスバーと上記半導体スイッチング素子を介して接続される上流側バスバー部分と、その下流側に配置される下流側バスバー部分とを有し、
    上記箱体は、上記入力側バスバー及び上記出力側バスバーの上流側バスバー部分が載せられる放熱板と、この放熱板に係合され、その係合状態で上記出力側バスバーの下流側バスバー部分をこの下流側バスバー部分が上記上流側バスバー部分に対して上記箱体の厚み方向に離間しかつ略平行に並びかつこれら上流側バスバー部分の端部と下流側バスバー部分の端部とが略同一方向に突出するように支持する仕切り板をもつ本体カバーと、上記放熱板に係合され、かつ、上記上流側バスバー部分の端部と上記下流側バスバー部分の端部とに跨るように上記ヒューズ部材が着脱可能に装着されるコネクタ部をもつサイドカバーとを備えることを特徴とする車載用電源分配器。
  2. 請求項1記載の車載用電源分配器において、上記本体カバーは上記サイドカバーのコネクタ部と反対の側にコネクタ部を有し、この本体カバーのコネクタ部内に上記入力側バスバーの端部及び上記出力側バスバーの下流側バスバー部分の端部が突出することを特徴とする車載用電源分配器。
  3. 制御回路基板はシート状であって、入力側バスバーと、出力側バスバーの上流側バスバー部分とは、この制御回路基板に絶縁状態で接着されていることを特徴とする請求項1又は2記載の車載用電源分配器。
JP2002124845A 2002-04-25 2002-04-25 車載用電源分配器 Expired - Fee Related JP3914089B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002124845A JP3914089B2 (ja) 2002-04-25 2002-04-25 車載用電源分配器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002124845A JP3914089B2 (ja) 2002-04-25 2002-04-25 車載用電源分配器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003324823A JP2003324823A (ja) 2003-11-14
JP3914089B2 true JP3914089B2 (ja) 2007-05-16

Family

ID=29539786

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002124845A Expired - Fee Related JP3914089B2 (ja) 2002-04-25 2002-04-25 車載用電源分配器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3914089B2 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2006011478A1 (ja) * 2004-07-27 2008-05-01 株式会社オートネットワーク技術研究所 電気接続箱
JP4718891B2 (ja) * 2004-08-02 2011-07-06 株式会社オートネットワーク技術研究所 電気接続箱
JP4579034B2 (ja) * 2005-04-01 2010-11-10 株式会社オートネットワーク技術研究所 スイッチングユニット
JP2006288117A (ja) * 2005-04-01 2006-10-19 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk スイッチングユニット
WO2006115173A1 (ja) * 2005-04-21 2006-11-02 Autonetworks Technologies, Ltd. 電気接続箱
JP2006311711A (ja) * 2005-04-28 2006-11-09 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk スイッチングユニット
JP2006325356A (ja) * 2005-05-20 2006-11-30 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 電気接続箱
JP4764176B2 (ja) * 2006-01-16 2011-08-31 株式会社オートネットワーク技術研究所 電気接続箱
JP4764175B2 (ja) * 2006-01-16 2011-08-31 株式会社オートネットワーク技術研究所 電気接続箱
JP4740747B2 (ja) * 2006-01-16 2011-08-03 株式会社オートネットワーク技術研究所 電気接続箱
KR101251875B1 (ko) 2011-09-02 2013-04-10 기아자동차주식회사 차량용 고전압분배장치
JP2022146388A (ja) * 2021-03-22 2022-10-05 株式会社オートネットワーク技術研究所 回路装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003324823A (ja) 2003-11-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6693370B2 (en) Electric junction box for vehicle
US6724627B2 (en) Power distributor for a vehicle and production method thereof
JP3958589B2 (ja) 電気接続箱
JP2004221256A (ja) 回路構成体及びその製造方法
JP4686218B2 (ja) メタルコア基板及びこれを利用した車載システム
JP3914089B2 (ja) 車載用電源分配器
JP4005814B2 (ja) 電気接続箱用配電ユニット及び電気接続箱
JP4076459B2 (ja) バスバー構成板及びこれを用いた回路構成体の製造方法
JP2002051431A (ja) 車両用配電器及びその製造方法
JP2006060924A (ja) 電気接続箱
US7137829B2 (en) Electric power distribution unit for electric connection box and electric connection box
JP4027012B2 (ja) 車両の電気接続箱
JP2020096524A (ja) 配線モジュール
JP2016220276A (ja) 電気接続箱
JP2007259571A (ja) 車両用電気接続箱
JP4641030B2 (ja) 車両用パワーディストリビュータ及びその製造方法
JP2003087938A (ja) 電気接続箱
JP4312343B2 (ja) 車両用パワーディストリビュータ及びその製造方法
JP4401243B2 (ja) 電源分配ボックス
WO2023145681A1 (ja) 電気機器とワイヤハーネスとの一体化モジュール及びワイヤハーネス
JP4822050B2 (ja) 回路構成体及びその製造方法
JP2007043827A (ja) デバイス配置構造及びデバイス配置構造に用いられるヒューズ回路体
JP4218542B2 (ja) 電気接続箱及び電気接続箱が取付けられた車両
JP2023139422A (ja) ワイヤハーネス
JP2023066456A (ja) 回路構成体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040827

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060725

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060912

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070130

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070201

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100209

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110209

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110209

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120209

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130209

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130209

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140209

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees