JP4740747B2 - 電気接続箱 - Google Patents

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Description

本発明は、電気接続箱に関する。
従来より、車両に搭載されて車載電装品の通断電を制御する電気接続箱として、回路構成体をハウジング内に収容してなるものが知られている(特許文献1参照)。このものは、ハウジングの内面に回路構成体を接着してなる。
特開2003−164039公報
しかしながら上記の構成によると、回路構成体とハウジングとを接着するためには、接着剤の塗布工程、回路構成体とハウジングとの加圧工程、接着剤の乾燥工程を経る必要となる。接着剤の塗布工程においては、回路構成体とハウジングとの接着強度にムラが生じることを防止するために接着剤を均一に塗布するための工夫が必要となる。また、回路構成体とハウジングとの加圧工程においても、やはり接着強度のムラを防止するために、圧力を均一に加えるための工夫が必要となるし、ある程度の加圧時間が必要となる。そして、接着剤の乾燥工程においては、接着剤が完全に硬化するまでの乾燥時間が必要となる。このように、回路構成体とハウジングとを接着剤により固定する場合には、作業工程が多く、また、それぞれの作業工程に対して相当の工夫を要するし、作業時間も必要とされるため、作業効率の向上が望まれる。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、回路構成体とハウジングとの固定作業の効率を向上させた電気接続箱を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、回路構成体をハウジング内に収容してなる電気接続箱であって、前記ハウジングは互いに組み付けられることで前記回路構成体を収容する第1部材及び第2部材からなり、前記回路構成体は、回路基板とこれに貼り付けたバスバーとを備えると共に、そのバスバーは前記回路基板の側縁から並んで延出された延出部を備え、前記第1部材は前記回路構成体から突出する前記バスバーの前記延出部を収容して雄コネクタとして構成するコネクタハウジングであり、前記第2部材は前記コネクタハウジングによって開口を塞がれるケースであって、前記第1部材には前記回路構成体に形成した係合部と係合して前記回路構成体を前記ハウジングに固定すると共にその係合状態から撓み変形することによりその係合が解除される弾性係合部が設けられ、前記弾性係合部には係合突部が設けられると共に、前記回路構成体の前記係合部は前記回路基板及び前記バスバーに併せて形成されて前記係合突部が嵌合する係合孔として構成されており、前記第2部材には前記弾性係合部の撓み領域内に進入して前記弾性係合部が前記係合部との係合を解除する撓み変形を阻止する二重係止部が設けられており、前記二重係止部は前記第2部材の内壁面により構成され、その第2部材の前記二重係止部に対応する外壁面には撓み防止用の補強リブが設けられていることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載のものにおいて、記第1部材には前記バスバーの前記延出部を外部へ導出させるための挿通孔が前記バスバーの外表面に接するように形成されていることを特徴とする。
<請求項1の発明>
まず、回路構成体の係合部と、第1部材の弾性係合部とを係合させることで、回路構成体を第1部材に固定する。次に、第1部材と第2部材とを組み付けることで、第2部材の二重係止部が弾性係合部の撓み領域内に進入し、これにより、弾性係合部が係合部との係合を解除する方向に撓み変形することが阻止される。この結果、回路構成体がハウジング内に固定されて収容される。このように請求項1の発明によれば、おおまかには、回路構成体と第1部材との固定作業と、第1部材と第2部材との組み付け作業との2つの工程により、回路構成体をハウジングに固定できる。この結果、回路構成体とハウジングの固定作業の効率を向上させることができる。
また、請求項1の発明によれば、二重係止部は第2部材の内壁面により構成されているから、例えば二重係止部を第2部材の内壁面から内方に突設する場合に比べて、ハウジングを弾性係合部の撓み方向に低背化することができる。
上記のように第2部材の内壁面を二重係止部とすると、今度は二重係止部を構成する第2部材の壁全体が撓み変形することが懸念される。そこで請求項1の発明では、第2部材の二重係止部に対応する外壁面には撓み防止用の補強リブを設ける構成とした。これにより、二重係止部を構成する第2部材の壁が撓み変形することを防止できるから、回路構成体とハウジングとを一層確実に固定できる。
また、弾性係合部は、回路基板及びバスバーに合わせた形成された係合孔と係合するようになっているから、例えば、回路基板のみ又はバスバーのみに係合孔が形成される場合に比べて、回路基板と第1部材とを一層確実に固定できる。
また、請求項1の発明によれば、第1部材を雄コネクタとして利用できる。これにより、ハウジングとは別体に形成された雄コネクタを用いる場合に比べて、部品点数を削減できる。
<請求項2の発明>
請求項2の発明によれば、挿通孔がバスバーの外表面に接するように形成されているから、挿通孔の内周面にバスバーが支持されることにより、回路構成体が弾性係合部から逃げる方向に動くことを抑制できる。これにより、弾性係合部を回路構成体の一方側にだけ設けることで、回路構成体をハウジングに対して固定することができるから、電気接続箱の構造を全体として簡素化できる。
本発明を車両用の電気接続箱10に適用した一実施形態について図1ないし図15を参照して説明する。このものは、バッテリー等の電源(図示せず)とヘッドランプ、ワイパー等の車載電装品(図示せず)との間に接続されて、各種車載電装品の通断電制御を行うようになっている。この電気接続箱10は、扁平形状をなすハウジング11内に回路構成体12を収容してなる。このハウジング11は、開口を有すると共に扁平形状をなすケース(本発明に係る第2部材に該当)13と、この開口を塞ぐと共にフード部14を備えたコネクタハウジング(本発明に係る第1部材に該当)15とを備えてなる。ケース13内には回路構成体12を埋めるように充填材16が充填されており、フード部14を覆うカバー17がケース13に取付けられている。この電気接続箱10は車両(図示せず)に対して任意の姿勢で取り付け可能であり、例えば図1のようにカバー17を下側に向けた姿勢で車両に取り付けて使用できる。
(ケース)
ケース13は合成樹脂製であって、扁平な形状をなすと共に下方に開口している。ケース13の下端部には、図3における左右方向外方に広がって段差部20が形成されている。段差部20の外面には、外方に突出するロック爪21が形成されており、後述するカバー17のロック爪受け部22と弾性的に係合することで、ケース13とカバー17とが組み付けられるようになっている。段差部20のうち、図2における右端部は下方に垂下して形成されており、カバー17が組み付けられたときに図示しない電線を案内するための電線案内部23とされる。
図2に示すように、ケース13の段差部20の下端部には、ケース13の開口縁から上方にスリット24が形成されることで外方に撓み変形可能な複数の弾性ロック片25が形成されている。この弾性ロック片25には、弾性ロック片25の肉厚方向に貫通するロック凹部26が設けられており、後述するコネクタハウジング15のロック突部27と係合することで、ケース13と、コネクタハウジング15とが組み付けられるようになっている。
(カバー)
カバー17は合成樹脂製であって、上方に開口を有すると共に、ケース13の下端部を下方から覆う形状をなしている。カバー17の下縁部は図2における右方に向けて下方に傾斜して形成されており、カバー17の下端部のうち図2における右端部には、図示しない電線が導出される電線導出口28が形成されており(図1参照)、ケース13の電線案内部23との間の空間を通って、電線が導出されるようになっている。。カバー17の上端部には、上述したケース13のロック爪21と係合するロック爪受け部22が形成されており、このロック爪受け部22とロック爪21とが弾性的に係合することで、ケース13とカバー17とが組み付けられるようになっている。
(コネクタハウジング)
コネクタハウジング15は合成樹脂製であって、図6に示すように、略直方体状をなす本体部30と、本体部30のうち図6の左右両端部から上方に延設されて、回路構成体12とコネクタハウジング15とを組み付ける際に回路構成体12をガイドする一対のガイドレール31とを備えてなる。
本端部30の外面には、上述したケース13の弾性ロック片25に設けられたロック凹部26と係合するロック突部27が、外方に突設されている。
図3に示すように、本体部30の下面には下方に開口する複数のフード部14が形成されており、図示しない相手方コネクタと嵌合可能になっている。相手方コネクタには電線(図示せず)が接続されており、この電線は、ケース13の電線案内部23に案内されて、カバー17の電線案内部23と電線導出口28との間から電気接続箱10の外部に導出されるようになっている。フード部14の奥壁には、後述する回路構成体12のバスバー32の延出部33が貫通するための挿通孔34が、上下方向に貫通して形成されている。
本体部30の上面側には、図4における挿通孔34の右側縁から上方に延びて、バスバー32の延出部33を図4における右方から受ける受板部35が形成されている。図6に示すように、受板部35は、図6における本体部30の左右方向の略全幅に亘って形成されている。
受板部35のうち図3及び図4における左側面からは、左方に突出すると共に上方に延びるリブ43が形成されている。このリブ43は、隣り合う挿通孔34間に形成されており、隣接する延出部33同士の間に入り込むようになっている。リブ43は、延出部33が挿通孔34に挿入された状態で、加熱、加圧することで図4における左方から圧潰されて延出部33に密着すると共に受板部35との間で延出部33を挟み付けることで、延出部33の抜け止めを図るようになっている。
ガイドレール31は上方から見て略コ字状をなしており、このコ字状に囲まれた空間内に回路構成体12の左右両端部が挿入されて、回路構成体12を上下方向に案内可能になっている。
本体部30のうち図10における右端部には、図10における上方に開口して、充填材16をケース13内に注入するための注入口18が形成されている。この注入口18に連通して、注入筒部19が形成されている。充填材16は、図9ないし図10に示すように、注入口18を上方に向けた姿勢でケース13内に注入されるようになっており、注入筒部19は、図10に示すように、図10における下方に向けて延設されており、注入筒部19の図10における下端縁は、ケース13のうち図10における下壁の近傍にまで延びて形成されている。
(回路構成体)
図5に示すように、回路構成体12は、回路基板39の表面に例えばプリント配線技術により形成された導電路(図示せず)に電子部品40を実装し、裏面には複数のバスバー32を絶縁性の接着層(図示せず)を介して接着してなる。回路基板39には開口部41が形成されており、この開口部41内にはバスバー32が露出している。開口内には電子部品40が収容されており、この電子部品40のうちバスバー32側の面には接続端子(図示せず)が設けられており、この接続端子とバスバー32とが接続されるようになっている。また、電子部品40のうち、図7における下面側には、下方へ延出された後、回路基板39側に略直角曲げされた複数の接続端子42が形成されている。図7に示すように、各電子部品40に設けられた接続端子42の一部は開口から露出するバスバー32に接続されており、他の接続端子42は回路基板39の表面に形成された導電路に接続されている。
図4に示すように、回路基板39の下端縁からは、下方に向けてバスバー32が延出されており、延出部33とされる。延出部33の下部は、図3及び図4に示すように、コネクタハウジング15のフード部14の奥壁に形成された挿通孔34内に挿通されて、フード部14内に突出するようになっており、相手方コネクタと嵌合可能になっている。延出部33の外表面は挿通孔34と接するようになっている。
図6及び図8に示すように、回路基板39及びバスバー32の双方には、回路構成体12がコネクタハウジング15に対して正規位置に保持された状態で、後述する弾性係合部36の係合突部37に対応する位置に、係合孔38が形成されている。図7に示すように、この係合孔38に係合突部37が係合することで、回路構成体12が図7における上方への抜け止めがなされる。そして、回路基板39は、コネクタハウジング15に一体に形成された弾性係合部36と係合することで、コネクタハウジング15に固定された状態になっている。
図5に示すように、延出部33のうち回路基板39寄りの位置には、隣接する延出部33のうち互いに対抗する面に、係合凹部44が形成されている。図6に示すように、リブ43が圧潰されることで、リブ43は係合凹部44内に膨出し、リブ43と係合凹部44とが係合して延出部33の抜け止めが図られるようになっている。
図3及び図4に示すように、ケース13内には、延出部33を残して回路基板39の全体を埋める充填材16が充填されている。充填材16により回路基板39全体が埋められることで、回路構成体12の防水が図られる。充填材16は、図10に示すように、ケース13を下側にし、コネクタハウジング15を上側にした姿勢でケース13内に充填されるようになっている。
さて、本体部30の上面のうち、図8における左右両端部寄りの位置には、受板部35の上端縁から下方に向けて設けられた一対のスリット24に囲まれた領域に、上方に向けて延びる一対の弾性係合部36が形成されている。この弾性係合部36は、図7における左右方向に弾性撓み変形可能になっている。弾性係合部36の上端部には、図7における左方に突出して係合突部37が形成されており、回路構成体12の係合孔38と係合可能になっている。この弾性係合部36は裏面側に撓み変形することで、係合孔38との係合が解除されるようになっている。
ケースのうち図12における右側壁45のうち段差部20の上方の領域の内壁面は、弾性係合部36の裏面側(図12における右側)から当接することで、弾性係合部36を二重係止する二重係止部46とされる。図12における右側壁45のうち二重係止部46よりも上方の領域は、左方にやや引っ込んで形成されてガイドレール31の裏面と裏面側から当接するようになっており、回路構成体12が図12における左右方向にがたつくのを防止するようになっている。
ケースのうち図12における右側壁45には、段差部20との間に、右側壁45が図12に右方に撓むのを防止するための補強リブ47が、図12における右方に突出すると共に上下方向の延びて形成されている。この補強リブは側方から見て略三角形状をなしている。
ケースのうち図12における左側壁にも、段差部20との間に、左側壁が左方に撓むのを防止するための補強リブ47が、図12における左方に突出すると共に上下方向に延びて形成されている。
続いて、本実施形態の作用、効果について説明する。まず、回路構成体12をコネクタハウジング15に組み付ける。図13に示すように、コネクタハウジング15のガイドレール31内に、回路構成体12の回路基板39の両端縁部を挿入する。組み付け工程が進行して、図14に示すように、延出部33の先端が受板部35に達すると、延出部33と受板部35とを摺接させながら回路構成体12をさらに挿入する。すると、受板部35に案内されて、延出部33が挿通孔34内に挿入される。組み付けが進行すると、コネクタハウジング15の弾性係合部36がバスバー32と当接し、回路基板39の裏面側に弾性撓み変形する。
図15に示すように、回路構成体12がコネクタハウジング15に対して正規位置に組み付けられた状態では、弾性係合部36が復帰変形し、弾性係合部36の係合突部37が回路構成体12の係合孔38に係止する。このとき、延出部33が挿通孔34と接しているから延出部33は挿通孔34の内壁面に支持されることで、回路構成体12が弾性係合部36から逃げる方向に撓み変形することを防止できる。この結果、回路構成体12は、コネクタハウジング15と一体に形成された弾性係合部36により、コネクタハウジング15に固定される。また、係合孔38は、回路基板39及びバスバー32に併せて形成されているから、回路基板39又はバスバー32のいずれか一方のみに形成された場合に比べて、弾性係合部36と係合孔38との係合力を向上させることができる。
続いて、リブ43を加熱溶融して圧潰する。すると、リブ43は、延出部33と密着する。そして、延出部33は、リブ43と受板部35との間に挟み付けられる。さらに、リブ43は、延出部33に形成された係合凹部44内に膨出することで接触して係合する。
その後、回路構成体12を組み付けたコネクタハウジング15をケース13内に収容する。すると、コネクタハウジング15のロック突部27とケース13の弾性ロック片25とが当接し、弾性ロック片25が弾性撓みした後に復帰変形し、ロック突部27が弾性ロック片25のロック凹部26内に係合することで、コネクタハウジング15とケース13とが組み付けられる。
コネクタハウジング15とケース13とが正規位置に組み付けられた状態では、図12に示すように、弾性係合部36の裏面側にはケース13の二重係止部46が裏面側から当接している。これにより、弾性係合部36は裏面側にたわみ変形することが規制される。この結果、弾性係合部36と係合孔38との係合が解除する方向に弾性係合部36が撓み変形することが規制されるから、回路構成体12は、コネクタハウジング15に確実に固定される。
続いて、ケース13を下側にすると共にコネクタハウジング15を上側にした姿勢で、コネクタハウジング15の注入口18から液状の充填材16を所定量注入し、固化する。
充填材16が固化したら、フード部14内に相手方コネクタを嵌合する。その後、コネクタハウジング15のうちフード部14が形成された側からカバー17を組み付ける。すると、ケース13のロック爪21と、カバー17のロック爪受け部22とが当接し、ロック爪21が弾性変形した後に復帰変形し、ロック爪21とロック爪受け部22とが弾性的に係合することで、カバー17とコネクタハウジング15とが組み付けられる。
以上説明したように、本実施形態によれば、回路構成体12をハウジング11内に固定して収容する作業は、大まかには、回路構成体12をコネクタハウジング15に固定する作業と、コネクタハウジング15とケース13とを組み付ける作業により行うことができる。詳細には、回路構成体12の係合孔38と弾性係合部36とを係合させる工程、及び、リブ43を圧潰する工程により回路構成体12とコネクタハウジング15とを固定する作業と、弾性ロック片25とロック突部27とを係合させてコネクタハウジング15とケース13とを組み付け、これによりコネクタハウジング15の弾性係合部36をケース13の二重係止部46で二重係止する作業とにより、回路構成体12のハウジング11内への収容作業がなされる。
回路構成体12の係合孔38と弾性係合部36とを係合させる工程については、作業者は、回路構成体12をコネクタハウジング15のガイドレール31及び受板部35にガイドされつつ組み付ければよいから、容易且つ短時間に作業を行うことができる。そして、リブ43を圧潰する工程により回路構成体12とコネクタハウジング15とを固定する作業は、単にリブ43を加熱、軟化させて潰せばよいので、この作業も容易且つ短時間に行うことができる。さらに、コネクタハウジング15とケース13とを組み付ける作業も、弾性ロック片25とロック突部27とを弾性的に係合させればよいから、この作業も容易且つ短時間に行うことができる。この結果、例えば回路構成体12をハウジング11に対して接着剤により接着する場合のように、接着剤の塗布工程、加圧工程、接着剤の乾燥工程が必要とされ、それぞれの工程に対して相当の工夫や作業時間が必要とされる場合に比べて、作業効率を向上させることができる。
また、挿通孔34が延出部33の外表面に接するようになっているから、挿通孔34の内周面に延出部33が支持されることで、回路構成体12が弾性係合部36から逃げる方向に動くことを抑制できる。これにより、弾性係合部36を回路構成体12の一方側(本実施形態では裏面側)にのみ設けることで、回路構成体12をコネクタハウジング15に対して固定できるから、電機接続箱10の構造を全体として簡素化できる。
そして、二重係止部46は、ケース13の右側壁45の内壁面により構成されているから、例えば二重係止部46をケース13の内壁面から内方に突設する場合に比べて、ケース13を低背化することができる。
上記のようにケース13の右側壁45の内壁面を二重係止部46とすると、今度は二重係止部46を構成するケース13の右側壁45全体が撓み変形することが懸念される。この点に鑑み本実施形態では、ケース13の二重係止部46に対応する外壁面には撓み防止用の補強リブ47を設ける構成とした。これにより、二重係止部46を構成するケース13の右側壁45が裏面側に撓み変形することを防止できるから、回路構成体10とコネクタハウジング15とを一層確実に固定できる。
また、ハウジング11を構成する部材をコネクタとして利用できるから、コネクタをハウジング11とは別体に形成する用いる場合に比べて、部品点数を削減できる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)弾性係合部36を回路構成体12の裏面側にだけ設ける構成としたが、表面側にだけ設ける構成としてもよい。また、弾性係合部36を回路構成体12の表裏両面側に設けて、回路構成体12を表裏両側から挟む構成とした場合には、挿通孔34がバスバー32の外表面に接する構成としなくてもよい。
)第1部材から外部へ導出されたバスバー32の延出部33には、例えばヒューズ等の電子部品を装着してもよい。
以下に参考例を記載する。
<参考例>
)例えば、回路基板39が十分に厚い場合には、回路基板39にのみ係合孔38が形成される構成としてもよい。また、回路基板39の端縁からバスバー32を延出させ、この延出部分にのみ係合孔38を形成してもよい。
本発明の一実施形態に係る電気接続箱の斜視図 電気接続箱の正面図 図2におけるA−A線断面図 図2におけるB−B線断面図 回路構成体12を示す斜視図 コネクタハウジングと回路構成体とを組み付けた状態を示す正面図 図6におけるC−C線断面図 コネクタハウジングを回路構成体とを組み付けた状態を示す背面図 コネクタハウジングとケースとを組み付けた状態を示す側面図 図9におけるE−E線断面図 コネクタハウジングとケースとを組み付けた状態を示す正面図 図11におけるI−I線断面図 コネクタハウジングと回路構成体とを組み付ける前の状態を示す斜視図 コネクタハウジングと回路構成体との組み付け作業の途中状態を示す斜視図 コネクタハウジングと回路構成体とを組み付けた状態を示す斜視図
符号の説明
10…電気接続箱
11…ハウジング
12…回路構成体
13…ケース(第2部材)
15…コネクタハウジング(第1部材)
32…バスバー
33…延出部
34…挿通孔
36…弾性係合部
37…係合突部
38…係合孔(係合部)
39…回路基板
46…二重係止部
47…補強リブ

Claims (2)

  1. 回路構成体をハウジング内に収容してなる電気接続箱であって、前記ハウジングは互いに組み付けられることで前記回路構成体を収容する第1部材及び第2部材からなり、
    前記回路構成体は、回路基板とこれに貼り付けたバスバーとを備えると共に、そのバスバーは前記回路基板の側縁から並んで延出された延出部を備え、
    前記第1部材は前記回路構成体から突出する前記バスバーの前記延出部を収容して雄コネクタとして構成するコネクタハウジングであり、前記第2部材は前記コネクタハウジングによって開口を塞がれるケースであって、
    前記第1部材には前記回路構成体に形成した係合部と係合して前記回路構成体を前記ハウジングに固定すると共にその係合状態から撓み変形することによりその係合が解除される弾性係合部が設けられ、
    前記弾性係合部には係合突部が設けられると共に、前記回路構成体の前記係合部は前記回路基板及び前記バスバーに併せて形成されて前記係合突部が嵌合する係合孔として構成されており、
    前記第2部材には前記弾性係合部の撓み領域内に進入して前記弾性係合部が前記係合部との係合を解除する撓み変形を阻止する二重係止部が設けられており、
    前記二重係止部は前記第2部材の内壁面により構成され、その第2部材の前記二重係止部に対応する外壁面には撓み防止用の補強リブが設けられている電気接続箱。
  2. 記第1部材には前記バスバーの前記延出部を外部へ導出させるための挿通孔が前記バスバーの外表面に接するように形成されている請求項1記載の電気接続箱。
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