JP3913603B2 - 過電流保護回路を組み込んだ混成集積回路装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は過電流保護回路を組み込んだ混成集積回路装置に関し、特に複数種類の過電流保護回路を組み込んだ混成集積回路装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
まず、図6を参照して、インバータ回路装置およびその制御回路の動作を簡単に説明する。
【0003】
マイクロコンピュータあるいはDSPにより構成された制御回路1には回転速度設定信号に応じた周波数の基準信号が入力され、それぞれ120度の位相差を有する3つのパルス幅変調された正弦波とこのパルス幅変調された正弦波に対して180度位相が遅れた3つのパルスが生成されている。
【0004】
それぞれ120度の位相差を有する3つのパルス幅変調された正弦波はドライバ回路2を介して、インバータ回路を構成する上側アームのスイッチング素子Q1、Q2、Q3の制御電極に入力され、このスイッチング素子をオン・オフ制御する。
【0005】
また、このパルス幅変調された正弦波に対して180度位相が遅れたパルス幅変調された正弦波は同様に下側アームのスイッチング素子Q4、Q5、Q6をオン・オフ制御する。
【0006】
なお、スイッチング素子Q1、Q2、Q3、Q4、Q5、Q6に接続されたダイオードD1、D2、D3、D4、D5、D6は回生ダイオードである。
【0007】
従って、それぞれ120度の位相差を有する3つのパルス幅変調された正弦波とこのパルス幅変調された正弦波に対してそれぞれ180度位相が遅れた3つのパルス幅変調された正弦波によりオン・オフ制御されるインバータ回路の出力端子、すなわちスイッチング素子Q1とQ4、スイッチング素子Q2とQ5、スイッチング素子Q3とQ6の接続点U、V、Wには3相のパルス幅変調された正弦波電圧が得られ、モータMに流れる負荷電流は正弦波に近似したものとなる。
【0008】
モータの過負荷や直列スイッチング素子の同時オンなどに起因する過電流は過電流検出抵抗Rsおよび過電流検出回路3により過電流検出信号として検出され、制御回路1からこの過電流検出信号に基づいて一定期間パルス出力を停止する等の保護動作を行う。
【0009】
この過電流検出抵抗Rsは制御するモータの特性や容量により適切な抵抗値に選ばれ、例えば10A〜50A程度までに設定される必要がある。この過電流検出抵抗Rsを混成集積回路基板に組み込む場合には過電流保護レベルを可変にするために外付け抵抗として設計されなくてはならなかった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上述した過電流検出抵抗Rsは大電流が流れるので、出来るだけ混成集積回路の中に組み込みたい要望があり、これを実現すると設定する過電流保護レベルに応じて多数の混成集積回路を用意する必要があり、過電流保護レベル毎に多品種を揃えなくてはならない問題点を有していた。
【0011】
また、同一の混成集積回路装置で複数の過電流保護回路を実現できなかった問題点もあった。
【0012】
更に、過電流検出抵抗Rsを内蔵しいろいろな範囲の過電流保護レベルを実現できる混成集積回路装置も実現できない問題点もあった。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明はかかる問題点に鑑みてなされ、スイッチング素子と、該スイッチング素子を駆動するドライブ回路と、前記スイッチング素子に接続された過電流検出抵抗と、該過電流検出抵抗からの検出電圧を増幅する増幅器と、前記検出電圧を分圧する分圧抵抗と、分圧された検出電圧と基準電圧と比較して過電流保護を行う過電流検出回路とを組み込んだ混成集積回路装置において、電流検出端子の近くに前記過電流検出抵抗からの検出電圧と接続されたパッドと、前記増幅器からの検出電圧と接続されたパッドと、前記分圧抵抗に接続されたパッドとを備え、前記電流検出端子と各パッドのボンディングワイヤの接続により複数の過電流保護装置に切り換えることを特徴とする。
【0014】
また、本発明では前記電流検出端子が前記過電流検出抵抗からの検出電圧と接続されたパッドにボンディングワイヤで接続されたとき、過電流検出回路は混成集積回路装置の外部に新たに設けられることを特徴とする。
【0015】
更に、前記電流検出端子が前記増幅器からの検出電圧に接続されたパッドとボンディングワイヤで接続されたとき、過電流検出回路は混成集積回路装置の外部に新たに設けられることを特徴とする。
【0016】
更に、本発明では前記電流検出端子が前記分圧抵抗に接続されたパッドにボンディングワイヤで接続されたとき、前記混成集積回路装置に組み込まれた前記過電流検出抵抗からの検出電圧を増幅する増幅器と、前記検出電圧を分圧する分圧抵抗と、分圧された検出電圧と基準電圧と比較して過電流保護を行う過電流検出回路を用い、前記電流検出端子には分圧抵抗に直列に外付け抵抗が接続されて分圧比を変えて過電流保護レベルを調整することを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1に本発明の過電流保護回路を組み込んだ混成集積回路装置のブロック図を示す。
【0018】
本発明を適用するインバータ回路は、インバータ回路を構成する上側アームのスイッチング素子Q1、Q2、Q3と、下側アームのスイッチング素子Q4、Q5、Q6と、各スイッチング素子の制御電極に入力され、このスイッチング素子をオン・オフ制御するドライバ回路2と、下側アームのスイッチング素子Q4、Q5、Q6に共通に直列に接続された過電流検出抵抗Rsと、インバータ回路の出力端子、すなわちスイッチング素子Q1とQ4、スイッチング素子Q2とQ5、スイッチング素子Q3とQ6の接続点U、V、Wに接続されたモータM等の負荷とで構成される。制御回路1からは前述したようにパルス幅変調された正弦波がドライブ回路2に出力され、インバータ回路の制御を行っている。なお、点線で囲まれた領域が混成集積回路装置に組み込まれる。
【0019】
更に、混成集積回路装置の基板端部に電流検出端子ISDを設け、この近くに第1のパッドP1、第2のパッドP2および第3のパッドP3を配置する。これらのパッドは基板上に貼り付けた銅箔等の導電箔をエッチングして形成すると良い。
第1のパッドP1は過電流検出抵抗Rsの検出電圧と接続され、第2のパッドP2は増幅器4の出力と接続され、第3のパッドP3は増幅器4の出力電圧を分圧する分圧抵抗R3、R4の一端と接続される。そしてボンディングワイヤ10により電流検出端子ISDといずれかのパッドP1、P2、P3とを選択的に接続することで複数種類の過電流保護装置を選択的に作れるのである。
【0020】
図2に、より具体化された過電流保護装置を組み込んだ混成集積回路装置の回路図を示す。
【0021】
スイッチング素子Q4、Q5、Q6はインバータ回路の下側アームを構成し、過電流検出抵抗Rsがスイッチング素子Q4、Q5、Q6に共通に直列に接続される。スイッチング素子Q4、Q5、Q6の制御電極にはドライバ回路2が接続され、インバータ回路を駆動するパルス幅変調された正弦波の制御信号が制御回路1から入力信号端子を介して供給されている。
【0022】
過電流検出抵抗Rsからの検出電圧は増幅器4で約10倍に増幅される。増幅器4としてオペアンプを用い、非反転入力端子(+)に過電流検出抵抗Rsからの検出電圧を入力し、反転入力端子(−)と接地電位Vss間には帰還抵抗R1を接続し、反転入力端子(−)と出力端子間には帰還抵抗R2を接続する。このような接続をすれば、増幅器4の出力電圧V0は以下のように規定される。
【0023】
V0=(1+R2/R1)(I0Rs−Vos)
ここで、I0はスイッチング素子を流れる電流、Vosはオペアンプのオフセット電圧である。
従って、増幅器4からは過電流検出抵抗Rsに発生する検出電圧I0Rsを約10倍に増幅するように帰還抵抗R1、R2を設定する。例えば、過電流保護レベルを20A、Rsを0.0167Ωとすると、検出電圧I0Rsは0.334Vであり、帰還抵抗R1を3.9kΩ、帰還抵抗R2を22kΩの増幅器4で増幅した検出電圧は2.22V程度になる。
【0024】
更に、過電流検出抵抗Rsからの検出電圧を増幅器4で約10倍程度に増幅し、その増幅された検出電圧を分圧抵抗R3、R4を用いて分圧する。増幅された検出電圧は分圧抵抗により分圧された電圧が過電流検出回路3でその基準電圧と比較され、それを越えると過電流検出信号を出力し、制御回路1でドライブ回路2に供給されるパルス幅変調された正弦波を停止して保護動作を行う。
【0025】
図2において、外側の太い点線で囲まれた領域は単一の混成集積回路基板を示しており、内側の細い点線で囲まれた領域はドライバICを示している。すなわち、この混成集積回路基板にスイッチング素子Q1、Q2、Q3、Q4、Q5、Q6、過電流検出抵抗Rs、増幅器4、分圧抵抗R3、R4、ドライバ回路2と過電流検出回路3を内在するドライバICとが一体に組み込まれ、混成集積回路基板の外側では外付け抵抗R3が後から追加接続できる構成となっている。
【0026】
本発明の特徴は過電流検出抵抗Rsに接続された第1のパッドP1と、増幅器4の出力電圧に接続された第2のパッドP2と、分圧抵抗の一端に接続された第3のパッドP3を電流検出端子ISDの近くに設け、この電流検出端子ISDと3つのパッドを選択的にボンディングワイヤ10で接続することにより3種類の過電流保護回路を提供できることにある。
【0027】
まず、図2に示すように、電流検出端子ISDと過電流検出抵抗Rsに接続された第1のパッドP1とがボンディングワイヤ10で接続された場合は、電流検出端子ISDには過電流検出抵抗Rsから実際の検出電圧が出力される。この検出電圧は0.3V程度と小さいので、混成集積回路装置の外部に顧客使用の電流検出回路30を設けて所望の基準電圧での過電流の検出を行える。従って、増幅器、分圧抵抗および電流検出回路はすべて外付けになり、混成集積回路装置の内部に設けた増幅器4、分圧抵抗R3、R4および電流検出回路3は使用をしない。
【0028】
すなわち、電流検出端子ISDからの検出電圧を混成集積回路装置の外部に設けた電流検出回路30により任意の基準電圧と比較して過電流の保護を行う。この方法では、電流検出回路30の基準電圧を任意に設定できるので過電流検出抵抗Rsを外付けにした場合と同様の効果が得られる。なお、過電流検出抵抗Rsからの検出電圧は小さいので、必要であれば増幅器、分圧抵抗を追加しても良い。
【0029】
次に、図3に示すように、電流検出端子ISDと増幅器4の出力電圧に接続された第2のパッドP2とがボンディングワイヤ10で接続される場合は、電流検出端子ISDには過電流検出抵抗Rsからの検出電圧が増幅器4で約10倍程度に増幅された検出電圧が出力される。この検出電圧は2〜3Vと大きいので、混成集積回路装置の外部に顧客使用の電流検出回路30を設けて所望の基準電圧での過電流の検出を行える。従って、分圧抵抗および電流検出回路30はすべて外付けになり、混成集積回路装置の内部に設けた分圧抵抗R3、R4および電流検出回路3は使用をしない。
【0030】
この方法では、混成集積回路装置内に組み込んだ増幅器4を利用できるので、電流検出端子ISDからの増幅された検出電圧を混成集積回路装置の外部に設けた電流検出回路30により任意の基準電圧と比較して過電流の保護を行う。
【0031】
更に、図4に示すように、電流検出端子ISDと分圧抵抗の一端に接続された第3のパッドP3をボンディングワイヤ10で接続される場合は、混成集積回路装置の内部に設けた増幅器、分圧抵抗および電流検出回路を使用する。すなわち、分圧抵抗R3、R4の分圧抵抗R4に直列に外付け抵抗R5を接続される。分圧抵抗R3、R4の接続点の分圧比は外付け抵抗R5により上昇し、(R4+R5)/(R3+R4+R5)となる。これにより外付け抵抗R5が無い状態(0Ω)で、過電流保護レベルを例えば10Aに設定すると、外付け抵抗R5が直列に接続されると過電流保護レベルを例えば8Aに調整できる。このように過電流保護レベルは外付け抵抗R5の抵抗値を選択することで小さい方向に調整できる。
【0032】
すなわち、この増幅器4からの増幅した検出電圧は分圧抵抗R3、R4に印可され、分圧抵抗R4の一端は電流検出端子ISDに接続され、接地電位の外部端子Vssとの間に外付け抵抗R5が接続される。すなわち、外付け抵抗R5を用いて分圧される電圧が調整可能になる特徴を有する。
【0033】
過電流検出回路3はコンパレータで構成され、一方の入力端子に基準電圧refを入力し、もう一方の入力端子には分圧抵抗R3、R4の接続点の分圧電圧を入力している。コンパレータの出力は過電流検出信号を出力するMOS半導体素子の制御電極に印可され、過電流検出信号が出力されるとこのMOS半導体素子はオンして制御回路1に保護動作信号FAULTを伝えると同時に、インバータ回路を制御する制御信号を一定期間ドライバ回路2に供給することを停止する保護動作を行う。
【0034】
この方法では、外付け抵抗R5の働きにより分圧抵抗R3、R4の接続点の分圧電圧を大きく調整できるので、過電流検出抵抗Rsを流れる電流が大きくなると、過電流検出回路3で直ちに基準電圧を超えるので過電流保護レベルを小さく調整できる。このために分圧抵抗R3、R4のみで例えば、10Aに設定した過電流保護レベルを外付け抵抗R5の追加で例えば、8Aに引き下げられる。
【0035】
図5を参照して、過電流保護レベルと外付け抵抗R5との具体的な関係を示す。このインバータ回路の過電流保護装置では、過電流検出抵抗Rs(0.0167Ω)、分圧抵抗R1(22kΩ)、分圧抵抗R2(3.9kΩ)に設定されており、
外付け抵抗R5をショートした場合の過電流保護レベルは26.93Aになり、外付け抵抗R5を例えば2kΩに設定すると過電流保護レベルは19.18Aまで小さくできる。更に、外付け抵抗R5の抵抗値を大きくすると図示のように過電流保護レベルは小さくなる。
【0036】
【発明の効果】
本発明に依れば、スイッチング素子と、該スイッチング素子を駆動するドライブ回路と、前記スイッチング素子に接続された過電流検出抵抗と、該過電流検出抵抗からの検出電圧を増幅する増幅器と、前記検出電圧を分圧する分圧抵抗と、分圧された検出電圧と基準電圧と比較して過電流保護を行う過電流検出回路とを組み込んだ混成集積回路装置において、電流検出端子の近くに前記過電流検出抵抗からの検出電圧と接続されたパッドと、前記増幅器からの検出電圧と接続されたパッドと、前記分圧抵抗に接続されたパッドとを備え、前記電流検出端子と各パッドのボンディングワイヤの接続により複数の過電流保護装置に切り換えることができる。
【0037】
この結果、過電流検出抵抗からの検出電圧により働く過電流保護回路と、増幅器からの検出電圧により働く過電流保護回路と、混成集積回路装置に内蔵され分圧抵抗の分圧比を変えて過電流保護レベルを引き下げる過電流保護回路とが実現でき、1つの混成集積回路装置でボンディングワイヤの切り換えで3種類の過電流保護回路を選択できる利点を有する。
【0038】
また、本発明では電流検出端子が過電流検出抵抗からの検出電圧と接続されたパッドにボンディングワイヤ10で接続されたとき、過電流検出回路は混成集積回路装置の外部に新たに設けられるので、過電流検出抵抗を外部に取り出したのと同様の効果が得られる。
【0039】
更に、電流検出端子が増幅器からの検出電圧に接続されたパッドとボンディングワイヤで接続されたとき、過電流検出回路は混成集積回路装置の外部に新たに設けられるので、増幅器は混成集積回路装置内のものを利用でき、電流検出回路の基準電圧は外部で自由に決まられ、過電流保護レベルを任意に設定できる効果がある。
【0040】
更に、電流検出端子が分圧抵抗に接続されたパッドにボンディングワイヤで接続されたとき、混成集積回路装置内に組み込まれた前記過電流検出抵抗からの検出電圧を増幅する増幅器と、前記検出電圧を分圧する分圧抵抗と、分圧された検出電圧と基準電圧と比較して過電流保護を行う過電流検出回路を用い、前記電流検出端子には分圧抵抗に直列に外付け抵抗が接続されて分圧比を変えて過電流保護レベルを調整することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の過電流保護回路を組み込んだ混成集積回路装置を説明するブロック図である。
【図2】本発明の過電流保護回路を組み込んだ混成集積回路装置を説明する回路図である。
【図3】本発明の過電流保護回路を組み込んだ混成集積回路装置を説明する回路図である。
【図4】本発明の過電流保護回路を組み込んだ混成集積回路装置を説明する回路図である。
【図5】本発明の過電流保護回路を組み込んだ混成集積回路装置の過電流保護レベルを説明する特性図である。
【図6】従来の過電流保護回路を組み込んだ混成集積回路装置を説明するブロック図である。
【符号の説明】
Q1、Q2、Q3、Q4、Q5、Q6 スイッチング素子
Rs 過電流検出抵抗、
R3、R4 分圧抵抗
R5 外付け抵抗
P1、P2、P3 パッド
ISD 電流検出端子
1 制御回路
2 ドライバ回路
3 過電流検出回路
4 増幅器
10 ボンディングワイヤ
30 過電流検出回路
Claims (4)
- スイッチング素子と、該スイッチング素子を駆動するドライブ回路と、前記スイッチング素子に接続された過電流検出抵抗と、該過電流検出抵抗からの検出電圧を増幅する増幅器と、前記検出電圧を分圧する分圧抵抗と、分圧された検出電圧と基準電圧と比較して過電流保護を行う過電流検出回路とを組み込んだ混成集積回路装置において、
電流検出端子の近くに前記過電流検出抵抗からの検出電圧と接続されたパッドと、前記増幅器からの検出電圧と接続されたパッドと、前記分圧抵抗に接続されたパッドとを備え、前記電流検出端子と各パッドのボンディングワイヤの接続により複数の過電流保護装置に切り換えることを特徴とした過電流保護回路を組み込んだ混成集積回路装置。 - 前記電流検出端子が前記過電流検出抵抗からの検出電圧と接続されたパッドにボンディングワイヤで接続されたとき、過電流検出回路は混成集積回路装置の外部に新たに設けられることを特徴とした請求項1に記載の過電流保護回路を組み込んだ混成集積回路装置。
- 前記電流検出端子が前記増幅器からの検出電圧に接続されたパッドとボンディングワイヤで接続されたとき、過電流検出回路は混成集積回路装置の外部に新たに設けられることを特徴とした請求項1に記載の過電流保護回路を組み込んだ混成集積回路装置。
- 前記電流検出端子が前記分圧抵抗に接続されたパッドにボンディングワイヤで接続されたとき、前記混成集積回路装置に組み込まれた前記過電流検出抵抗からの検出電圧を増幅する増幅器と、前記検出電圧を分圧する分圧抵抗と、分圧された検出電圧と基準電圧と比較して過電流保護を行う過電流検出回路を用い、前記電流検出端子には分圧抵抗に直列に外付け抵抗が接続されて分圧比を変えて過電流保護レベルを調整することを特徴とした請求項1に記載の過電流保護回路を組み込んだ混成集積回路装置。
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