JP3913210B2 - タイヤ用ゴム組成物およびそれを用いたタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、タイヤ用ゴム組成物、特に耐磨耗性を低下させることなく、氷上性能、操縦安定性、耐ブロック欠け性能を改善させることが可能なタイヤ用ゴム組成物と、該タイヤ用ゴム組成物を用いたタイヤとに関する。
雪氷路面上でのスリップ防止のために従来スパイクタイヤが使用されていた。しかし粉塵公害を防止するためにスパイクタイヤの使用禁止が法制化され、近年スパイクタイヤに代わってスタッドレスタイヤが使用されるようになった。種々の改良の結果、スパイクタイヤに近いグリップ性能を有するスタッドレスタイヤが現に使用されている。
タイヤを氷上でグリップさせると氷表面には水が発生する。このときタイヤは水に浮いたような状態となって十分なグリップ力が得られなくなり、スリップの原因となる。そこで、タイヤと氷表面との間に存在する水を吸着あるいは除去し、タイヤと氷表面とを直接密着させることによってグリップ力を向上させる方法として、トレッドゴム組成物のゴム成分100重量部に対して、平均径が45〜250μmの板状の天然ガラスを2〜15重量部配合し、ショアA硬度を35〜55の範囲にする方法が提案されている(特許文献1)。しかしこの方法では、大型車用タイヤに用いられる場合の耐磨耗性能を満足させることができない。
また、ジエン系ゴム100重量部に対して平均繊維径が10〜20μmで平均繊維長が0.01〜4mmである短繊維2〜30重量部、および、モース硬度が5以上で平均粒子径が500μm以下である粒子1〜10重量部を含有するゴム組成物を用いる方法も提案されている(特許文献2)。しかしこの方法もタイヤと氷表面との間の水を除去する効果を十分に得ることはできない。またグリップ性能を十分得るためには短繊維あるいは粒子を相当量配合する必要があるが、この場合加工性および耐磨耗性が低下する。
さらに、スタッドレスタイヤにおいては、一般にタイヤ踏面部の全域にわたって比較的小型のブロックを配置し、これらのブロック表面に多数のサイプが切り込まれたパターンを用いている。このようなスタッドレスタイヤのパターン設計は、積雪、凍結路面での制動およびトラクション性能に重点を置いたものとなっており、材料設計は寒冷地の走行条件を想定したものとなっている。したがって、乾燥路面上の走行時には大きな摩擦力と駆動力が長時間にわたってパターンブロックに作用することとなり、ブロック内に設けられたサイプの底部に内部応力が集中して疲労クラックが発生し、タイヤの寿命を縮めるという問題がある。
特に、氷上性能を向上させる目的で粒子を配合したトレッドゴムや、発泡させたトレッドゴムにおいては、粒子または発泡によって生じた空洞の大きさは他の配合成分よりも大きく、これらを起点としてクラックが生じ易いため、結果としてブロック欠け性能が十分得られないという問題がある。ブロックを大型にしたり数を少なくする方法、またはサイプの数を少なくしたり深さを浅くする方法等によってこの問題を回避することが可能であるが、この場合雪上性能や湿潤路面上における性能を犠牲にする必要が生じる。
特開2002−53704号公報 特開2003−105131号公報
本発明は上記の課題を解決し、タイヤと氷表面との間に存在する水を効果的に除去し、タイヤの氷表面へのグリップ力を確保して、耐磨耗性を低下させずに氷上性能、操縦安定性を改善するとともに、耐ブロック欠け性能をも改善することが可能なタイヤ用ゴム組成物を提供する。さらに、該タイヤ用ゴム組成物をトレッドに適用し、優れた氷上性能、操縦安定性、および耐ブロック欠け性能を有するタイヤを提供する。
本発明は、酸化ケイ素成分の含有率が30質量%以上であるパーミス(軽石)を含み、JIS−A硬度が55〜75であるタイヤ用ゴム組成物、および該タイヤ用ゴム組成物を用いたタイヤに関する。パーミスは、好ましくはその50質量%以上が45〜250μmの粒径を有する。また、パーミスの配合量は、ゴム100質量部に対して好ましくは2〜20質量部である。
本発明はまた、ゴム100質量部に対してパーミスを好ましくは2〜20質量部配合し、さらにシランカップリング剤を配合したゴム組成物、および該ゴム組成物を用いたタイヤに関する。
本発明のゴム組成物は、一定以上の含有率で酸化ケイ素成分が含まれるパーミスをゴム組成物に配合するとともに、ゴム組成物のJIS−A硬度を一定範囲内とすることによって、タイヤと氷表面との間に存在する水を効果的に除去し、タイヤの氷表面に対するグリップ性を向上させることができる。これにより、耐磨耗性を低下させることなく、氷上性能、操縦安定性が改善されたタイヤの提供が可能となる。さらに、所定量のパーミスとともにシランカップリング剤を配合したゴム組成物を用いることにより、ゴムとパーミスとの間を起点とするクラックの発生を抑制し、氷上性能、操縦安定性に加え、耐ブロック欠け性能にも優れたタイヤの提供が可能となる。
本発明のゴム組成物はパーミス(軽石)を含む。パーミスは、シラスのような天然に産生する火山砕屑物のうち、極めて多孔質の発泡体である焼成体を指し、氷より硬く、アスファルトより軟らかい。したがって、タイヤ用ゴム組成物にパーミスを含有させた場合、アスファルトを損傷することなく、タイヤの氷表面に対するグリップ力を十分得ることができる。パーミスは多孔質であるため、ゴム組成物中にパーミスが存在することによって、タイヤと氷表面との間に生じる水は、パーミスが有する多数の小孔に吸着される。また、トレッドゴム表面のパーミスは使用とともに脱落して脱落口を生じるため、タイヤと氷表面との間に生じる水は脱落口にも吸着される。一方、脱落していないパーミスは、氷表面を引っ掻くことによってグリップ性能に寄与する。これらの作用によって、タイヤと氷表面との間の水が除去され、タイヤが氷表面を直接グリップできるようになるため、パーミスを含有するゴム組成物から製造されたタイヤは良好なグリップ性能を発揮する。
本発明において、パーミス中の酸化ケイ素成分の含有量は30質量%以上であり、好ましくは50質量%以上、さらに好ましくは70質量%以上である。パーミス中の酸化ケイ素が30質量%より少ない場合、パーミスが脆いためにトレッド表面から脱落しやすく、タイヤは氷表面に対するグリップ力を十分得ることができない。
ゴム組成物のJIS−A硬度は55〜75である。JIS−A硬度が55以上であればゴム組成物の耐磨耗性とタイヤの操縦安定性を確保できる。またJIS−A硬度が75以下であれば良好な加工性とグリップ性能を得ることができる。なおJIS−A硬度は、JISK6301に準拠し、25℃で測定した値である。
本発明に用いるパーミスは、45〜250μmの粒径を有する粒子の含有率がパーミス全体の50質量%以上であることが好ましく、さらに好ましくは65質量%以上、最も好ましくは80質量%以上である。パーミス全体の50質量%以上が45μm以上の粒径を有する場合、トレッドゴム表面からパーミスが脱落した後、その脱落口が十分な大きさを有するため、水を効果的に取り込み、優れた氷上性能を得ることが可能である。また、パーミス全体の50質量%以上が250μm以下の粒径を有する場合、ゴム組成物の加工性および耐磨耗性を損なう危険性がない。
パーミスにおいては、45〜250μmの粒径を有する粒子の含有率がパーミス全体の50質量%以上であることに加え、たとえばパーミスの平均粒径が250μm以下の場合には、良好な加工性、耐磨耗性が実現できるため好ましい。
本発明における粒径の評価は、以下の方法で行なうことができる。すなわち、パーミス全体の質量に対し、48メッシュの篩を通過し、かつ325メッシュの篩を通過しない粒子の質量の割合を百分率で求め、粒径が45〜250μmである粒子の含有率(%)とする。また平均粒径は、走査型電子顕微鏡の観察像において粒径と個数を計測する方法によって求めることができる。
パーミスは、ゴム成分100質量部に対して2〜20質量部含有させることが好ましい。2質量部以上であれば、パーミスをゴム組成物中に含有させることによるグリップ性能の改善効果を十分得ることができ、20質量部以下であれば、ゴム組成物の加工性および耐磨耗性を良好に確保することができる。
本発明に用いることができるパーミスとしては、たとえば共立マテリアル(株)製のKPパーミス等が挙げられる。
本発明においては、シランカップリング剤を配合すること、特にパーミスをゴム100質量部に対して2〜20質量部配合するとともにシランカップリング剤を配合することが好ましい。シランカップリング剤の配合によって、トレッド内部および接地面以外の部分におけるゴムとパーミスとの界面接着力が向上し、ゴムとパーミスとの間を起点とするクラックを抑制し、耐ブロック欠け性能を向上させることができる。
本発明で用いられ得るシランカップリング剤としては、たとえば、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、ビス(2−トリエトキシシリルエチル)テトラスルフィド、ビス(3−トリメトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、ビス(2−トリメトキシシリルエチル)テトラスルフィド、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリエトキシシラン、2−メルカプトエチルトリメトキシシラン、3−ニトロプロピルトリメトキシシラン、3−クロロプロピルトリメトキシシラン、2−クロロエチルトリメトキシシラン、3−トリエトキシシリルプロピル−N,N−ジメチルチオカルバモイルテトラスルフィド、等が挙げられる。
シランカップリング剤の配合量は、パーミスの配合量に対して3〜20質量%の範囲内とすることが好ましい。配合量が上記の範囲内であれば、ゴムとパーミスとの界面接着力の向上効果が十分得られる。なお配合量を20質量%より多くした場合、氷上性能の向上の度合いに対してコストの上昇が大きくなる傾向がある。
本発明のゴム組成物には、ゴム成分として、天然ゴム、イソプレンゴム、ポリブタジエンゴム(BR)、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、エチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)、クロロプレンゴム(CR)、アクリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)、ブチルゴム(IIR)等のうちの1種類、または2種類以上を混合したものを用いることができる。上記のうち、たとえばEPDMは、エチレン−プロピレンゴム(EPM)に第3成分としてジエン成分を含有させたものであって、第3成分としては、1,4−ペンタジエン、1,4−ヘキサジエン、1,5−ヘキサジエン、2,5−ジメチル−1,5−ヘキサジエン等の炭素数5〜20の非共役ジエン、1,4−シクロヘキサジエン、シクロオクタジエン、ジシクロペンタジエン等の環状ジエン、5−エチリデン−2−ノルボルネン、5−ブチリデン−2−ノルボルネン、2−メタリル−5−ノルボルネン、2−イソプロペニル−5−ノルボルネン等のアルケニルノルボルネン等が使用できる。上記のゴム成分のうち、低温での物性が良好で、路面への密着性にも優れる等の点で、特に天然ゴム、ポリブタジエンゴム(BR)が好ましく用いられる。
本発明のゴム組成物には、ゴム成分100質量部に対して、たとえば加硫剤の0.5〜5.0質量部、加硫促進剤の0.5〜4.0質量部を配合することができる。
加硫剤としては、硫黄、硫黄化合物等が挙げられ、たとえば硫黄化合物としてはモルフォリンジスルフィド等が挙げられる。また加硫促進剤としては、スルフェンアミド系、グアニジン系、チアゾール系、チラウム系、チオウレア系、ジチオカルバミン酸系、アルデヒド−アミン系、アルデヒド−アンモニア系、イミダゾリン系、キサンテート系等の化合物を用いることができる。
また、加硫剤および/または加硫促進剤とともに架橋開始剤を用いてもよく、たとえば有機過酸化物、アゾ化合物、オキシム化合物等が挙げられる。これらは1種で用いても2種以上の混合物として用いてもよいが、ゴム組成物の所望の物性を損なわない範囲で配合する。
ゴム組成物には、上記の成分以外に、ゴム組成物の製造に一般的に配合される添加剤を、所望の特性が損なわれない範囲で添加することができる。たとえば、ゴム成分100質量部に対して、充填剤を10〜200質量部配合することができる。配合量が上記の範囲内であれば、ゴム組成物のJIS−A硬度を所望の範囲内とすることができ、操縦安定性および耐磨耗性を十分確保できる。また、軟化剤をたとえば1.0〜10質量部、その他、老化防止剤、可塑剤、粘着剤等を適当量添加することができる。
充填剤としてはカーボンブラック、シリカ等を用いることができる。カーボンブラックは、たとえば窒素吸着比表面積が50〜200m2/g、DBP吸油量が50〜130ml/100g、CTAB吸着比表面積が50〜170m2/gとなるような凝集サイズ、および多孔性を有することが特に好ましい。この場合、ゴム組成物は硬くなり過ぎず、良好な氷上性能が得られる一方、十分な耐磨耗性も得ることができる。一方、シリカとしては、たとえば窒素吸着比表面積が150〜200m2/gであるものが好ましく用いられる。
シリカを用いる場合には、ゴム成分とシリカとを結合させる補強剤として、たとえばシラン系カップリング剤、アルミネート系カップリング剤、チタン系カップリング剤等のカップリング剤を、シリカ配合量の1〜10質量%添加してもよい。
軟化剤としては、ステアリン酸、リノール酸、パルミチン酸、ラウリン酸等の他、流動パラフィン、プロセスオイル、ワセリン等の石油系軟化剤、ヒマシ油、アマニ油、ヤシ油等の脂肪油系軟化剤、蜜ロウ、カルナバロウ等のワックス、等が挙げられる。また粘着剤としては、ロジン系、テルペン系、フェノール系の化合物、石油樹脂等が添加され得る。
老化防止剤としては、アミン系化合物、フェノール系化合物、イミダゾール系化合物、カルバミン酸金属塩、ワックス等を使用できる。
可塑剤としては、DMP(フタル酸ジメチル)、DEP(フタル酸ジエチル)、DBP(フタル酸ジブチル)、DOP(フタル酸ジオクチル)、BBP(フタル酸ブチルベンジル)、無水ヒドロフタル酸エステル、TCP(リン酸トリクレジル)、TEP(トリエチルホスフェート)、オクチルジフェニルホスフェート、DOA(ジオクチルアジペート)、DOS(セバシン酸ジオクチル)等を使用できる。
本発明のゴム組成物には、所望の物性を損なわない範囲でパーミス以外の有機または無機の粒子を添加してもよく、たとえば石英、金剛砂、ガラス、酸化鉄、アルミナ、シリコンカーバイド等が挙げられる。上記の粒子は、1種でも2種以上の混合物でもよい。
さらにゴム組成物には、アクリル繊維、ナイロン、フッ素繊維、ポリウレタン繊維、アルミナ繊維、ガラス繊維、セラミックファイバー等の短繊維、アイオノマー樹脂、AAS樹脂、ABS樹脂、フッ素樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリアミド樹脂、ポリスチレン樹脂等の樹脂粉体、亜鉛化合物、アルミニウム化合物、銅化合物、シリコン化合物、フッ素化合物等の無機物粉体、および植物セルロース粉体等を配合し、グリップ性能をより向上させることができる。
本発明のゴム組成物は、一般的に使用される公知の方法を用いて製造でき、ロール、バンバリーミキサー等によって混練し、たとえば140〜150℃で25〜35分間加硫する方法等を用いることができる。
本発明のゴム組成物は、乗用車用タイヤ、バス用、トラック用等の大型冬用タイヤ、再生用タイヤ、スノーモービル用クローラ、除雪機クローラ等のトレッド部に好適に用いられる。以下に、空気入りラジアルタイヤを例として本発明の典型的な適用の形態について説明する。図1は、空気入りラジアルタイヤの断面図の右半分を示す図である。空気入りラジアルタイヤTは、1対のビード部1と、1対のサイドウォール部2と、両サイドウォール部2に連なるトレッド部3とを有し、1対のビード部1内に埋没したビードコア4相互間にわたるカーカス5と、カーカス5の外周でトレッド部3を強化するベルト6とを備える。カーカス5は1対のビードコア4相互間にわたり延びるカーカス本体部と、ビードコア4の周りをタイヤ半径方向の内側から外側に向け巻き上げた折り返し部5aとを有する。カーカス5は、スチールコードまたはアラミドのような超高強度有機繊維コードのラジアル配列コードをゴム被覆したプライからなる。本発明のタイヤ用ゴム組成物は、このような基本構造を有する空気入りラジアルタイヤのトレッド部3等に好適に使用される。
<実施例>
以下、実施例を挙げて本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
(実施例1〜11、比較例1〜3)
表1のトレッドゴム組成物の(A)成分に含まれる各配合材料を、バンバリーミキサーを用い、約150℃で5分間混練した後、(B)成分に含まれる配合剤を加えて、2軸オープンロールで約80℃で5分間練り込んだ。得られたゴム組成物から厚み3mmのトレッドシートを作製し、150℃で35分、25kgf(245.16625N)の条件にて加硫を行ない試験用サンプルを調製した。なおパーミスおよびカーボンブラックの配合量は表2に示す通りである。
Figure 0003913210
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注1:ポリブタジエンゴムは、宇部興産(株)製の「BR150B」である。
注2:パーミスは、共立マテリアル(株)製の「KPパーミス」である。
注3:カーボンブラックは、三菱化学(株)製の「ダイヤブラックI」(N220)である。
注4:ワックスは、大内新興化学(株)製の「サンノックワックス」である。
注5:ステアリン酸は、日本油脂(株)製である。
注6:酸化亜鉛は、東邦亜鉛(株)製の「銀嶺R」である。
注7:硫黄は、鶴見化学(株)製である。
注8:加硫促進剤は、大内新興化学(株)製の「ノクセラーNS」(N−t−ブチル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド)である。
(実施例12〜24、比較例4)
表3のトレッドゴム組成物の(A)成分に含まれる各配合材料を、バンバリーミキサーを用い、約150℃で5分間混練した後、(B)成分に含まれる配合剤を加えて、2軸オープンロールで約80℃で5分間練り込んだ。得られたゴム組成物から幅50mmのトレッドシートを作製し、150℃で35分、25kgf(245.16625N)の条件にて加硫を行ない、試験用サンプルを調製した。なおパーミスおよびシランカップリング剤の配合量は表4に示す通りである。
Figure 0003913210
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注9:シランカップリング剤は、デグッサ社製の「Si69」(ビス3−トリエトキシシリルプロピルテトラスルフィド)である。
注10:プロセスオイルは、出光興産(株)製の「ダイアナプロセスAH40」である。
注11:老化防止剤は、精工化学(株)製の「オゾノン6C」である。
(1) ゴム硬度
JIS K6301に規定された方法にしたがって、得られたトレッドシートの25℃におけるJIS−A硬度を測定した。結果を表2および表4に示す。
(2) 氷上性能指数
表1〜表4に基づくゴム組成物を用い、図1に示す形状を有するトラック、バス用のスタッドレスタイヤ(11R22.5)を製造した。このタイヤを10トン車に装着し、気温−6〜−1℃の氷上のテストコースにおいて氷上性能評価を行なった。時速30kmでロックブレーキを踏み、車が停止するまでに要した氷上の移動距離を測定した(制動性能評価)。また、氷上における発進、加速、停止のフィーリングテストを行なった(フィーリング性能評価)。制動性能とフィーリング性能とを総合し、氷上性能について、表2においては比較例1を、表4においては実施例12をそれぞれ100とした相対指数で表した。指数が大きいほど氷上性能に優れる。結果を表2および表4に示す。
(3) 操縦安定性能指数
表1および表2に基づくゴム組成物を用い、図1に示す形状を有するトラック、バス用のスタッドレスタイヤ(11R22.5)を製造した。このタイヤを10トン車に装着し、気温−10〜0℃のテストコースにて、操縦安定性評価を行なった。時速50kmで直進安定性およびコーナリング性能のフィーリングテストを行ない、比較例1を100とした相対指数で表した。指数が大きいほど操縦安定性に優れる。結果を表2に示す。
(4) 耐磨耗性指数
表1〜表4に基づくゴム組成物を用いて作製した直径5cm、幅0.5cmの試験片を用い、岩本製作所製のランボーン磨耗試験機によって、表面回転速度50m/min、負荷荷重4.5kg、落砂量15g/minでスリップ率50%にて試験片の磨耗測定を行ない、表2においては比較例1を、表4においては実施例12をそれぞれ100とした相対指数で表した。指数が大きいほど耐磨耗性に優れる。結果を表2および表4に示す。
(5) 耐ブロック欠け性能
表3および表4に示すゴム組成物を用い、前記(2)と同様の方法で作製したスタッドレスタイヤを10t車のフロント左輪に装着し、ブレーキテスターに乗せ、20秒に1回、計8箇所にてブレーキをかけてブロック欠けを発生させ、ブロック欠けの大きさ(mm)を測定した。測定値は、比較例4を100とした相対指数で表した。結果を表4に示す。
実施例1〜11においては、比較例1〜3と比べて氷上性能または耐磨耗性が向上し、氷上性能、操縦安定性、耐磨耗性をバランス良く備えていることが分かる。たとえば実施例2と比較例1については、パーミス中の酸化ケイ素成分含有率について、実施例2を70質量%、比較例1を10質量%とした以外はすべて同じ条件でゴム組成物を調製しているが、実施例2の氷上性能指数は115であり、耐磨耗性指数は95である。したがって、実施例2は比較例1と比べて、操縦安定性、耐磨耗性については大きな低下が見られず、氷上性能については著しく向上していることが分かる。
実施例9は、ゴム成分100質量部に対するパーミスの配合量を30質量部とした以外は実施例2と同様の条件でゴム組成物を調製した。また、実施例10、実施例11はパーミス中の粒径45〜250μmである粒子の含有率を40質量%とした以外は実施例2と同様の条件でゴム組成物を調製した。実施例2は、実施例9、10、11と比べて、氷上性能、操縦安定性、耐磨耗性のバランスに特に優れる。これらの結果より、本発明のゴム組成物を用いることにより、耐磨耗性を大きく低下させることなく、氷上性能、操縦安定性に優れるタイヤを得られ、パーミスの粒径、配合量を制御した場合にはさらに優れた性能を得られることが確認できる。
表4に着目すれば、実施例12〜24のすべてにおいて、パーミスを配合しない比較例4に比べて氷上性能が著しく向上していることが分かる。このうち、粒径45〜250μmの粒子を50質量%以上含有するパーミスをゴム成分100質量部に対して2〜20質量部、およびシランカップリング剤を配合した実施例13〜15、17〜19、22〜24においては、氷上性能が著しく向上しつつ、操縦安定性、耐ブロック欠け性能についてもともに実用可能な水準を有している。特に耐ブロック欠け性能については、たとえばパーミスの配合量が多い実施例20、シランカップリング剤を配合していない実施例21と比べて性能がより向上していることが分かる。
以上の結果より、本発明においては、特定のパーミスを用いることによって耐磨耗性を低下させることなく氷上性能、操縦安定性を向上させることができ、さらに所定量のパーミスとともにシランカップリング剤を配合することによって、耐ブロック欠け性能の向上も可能であることが分かる。
今回開示された実施の形態および実施例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明のゴム組成物は、一定以上の含有率で酸化ケイ素成分が含まれるパーミスをゴム組成物に配合するとともに、ゴム組成物のJIS−A硬度を一定範囲内とすることによって、タイヤと氷表面との間に存在する水を効果的に除去し、タイヤの氷表面に対するグリップ性を向上させることができる。これにより、耐磨耗性を低下させることなく、氷上性能、操縦安定性が改善されたタイヤの提供が可能となる。さらに、好ましくは所定量のパーミスとともに、シランカップリング剤を配合することにより、氷上性能、操縦安定性に加えて耐ブロック欠け性能をも向上させたタイヤの提供が可能となる。
空気入りラジアルタイヤの断面図の右半分を示す図である。
符号の説明
T 空気入りラジアルタイヤ、1 ビード部、2 サイドウォール部、3 トレッド部、4 ビードコア、5 カーカス、6 ベルト。

Claims (5)

  1. 酸化ケイ素成分の含有率が30質量%以上の多孔質であるパーミスを含み、JIS−A硬度が55〜75であるタイヤ用ゴム組成物。
  2. 前記パーミスのうち、45〜250μmの粒径を有する粒子の含有率がパーミス全体の50質量%以上である請求項1に記載のタイヤ用ゴム組成物。
  3. 前記パーミスの配合量がゴム100質量部に対して2〜20質量部である、請求項1または2に記載のタイヤ用ゴム組成物。
  4. シランカップリング剤が配合された、請求項1〜3のいずれかに記載のタイヤ用ゴム組成物。
  5. 請求項1〜4に記載のタイヤ用ゴム組成物をトレッドに用いたタイヤ。
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