JP3911815B2 - ポリスルホン重合体、その製法およびその用途 - Google Patents

ポリスルホン重合体、その製法およびその用途 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、側鎖にポリアルキレンオキサイド構造を導入した芳香核を有するポリスルホン重合体に関するものであり、さらに詳しくは、有害細胞や毒素などの吸着、除去などに好適に使用し得る、あるいは、生体適合性に優れた材料としての新規な芳香族ポリスルホン重合体およびその製法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、芳香族ポリスルホン重合体は、機械的強度が大きく、成形性にも優れるので、種々の形に成形して広く用いられている。また、中空糸膜に成形して、透析用途に用いられている。今後、さらに幅広い応用が期待される重要な分野である。しかし、疎水性が高いため生体適合性が良くない欠点がある。一般的に親水化や生体適合性の向上にはポリマーにグラフトしたポリエチレンオキサイドやポリビニルピロリドンが効果があることが知られている。しかし、ポリスルホンではグラフトしたポリマーを得ることが難しかった。そこで、透析用のポリスルホン中空糸膜では、製膜時にポリビニルピロリドンをブレンドして製膜し、親水化する方法が採られている。しかし、このような方法では溶液が相分離することがあること、一部溶出・一部吸着の系になるので、量の制御が難しいことや、ポリビニルピロリドンが徐々に溶出してくることなどの問題点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者等は、かかる従来技術の問題点に鑑み、ポリアルキレンオキサイド構造を共有結合で導入した芳香核を有するポリスルホン重合体を均一系で製造できればこれらの問題点が解決できると考え、溶媒に溶ける可溶性のポリスルホンが簡便な方法で得られないか、種々検討した結果、ハロアセトアミドメチル化ポリスルホンの溶液とα、ωージアミノポリエチレングリコールの溶液を混ぜることによって、可溶性かつ成膜性があり、良好な膜を与えるポリエチレンオキサイド結合アセトアミドメチル化ポリスルホンの調製に成功し、本発明に到達した。
【0004】
すなわち、本発明は、良好な生体適合性を持ち、有害な細胞や生理活性物質などの吸着、除去などに好適に使用し得る材料として有用な、下記一般式(1)で表されるポリアルキレンオキサイド殘基を繰り返し単位当たり0.0001〜1個側鎖にもち、かつ、加工性のよい、新規なポリスルホン重合体とその製法を提供することを目的とするものである。
−CHNHCOCH−D−(CHRCHO)nーCHRCH−R(1)
(式中、DはNR基(Rは水素原子またはアルキル基)、酸素原子、または、硫黄原子を示し、ポリエチレンオキサイドまたはその誘導体に結合する。 は水素原子またはメチル基を示し、R はアミノ基、アルキルアミノ基、アミド基、ウレイド基、尿素基、または、アルキルオキシ基を示す。nは10以上20000以下の整数を示す。
【0005】
本発明の他の目的は、以下の説明から明らかにされる。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のポリスルホン重合体は、主鎖の芳香族ポリスルホンに、側鎖官能基として上記一般式(1)で表されるポリアルキレンオキサイド残基を繰り返し単位当たり0.0001〜1個結合してなることを特徴とするもので、本発明においては、次の好ましい態様を有している。
【0007】
(a) 前記殘基がポリエチレンオキサイドまたはその誘導体であること。
(b) 芳香族ポリスルホンがポリ(p−フェニレンエーテルスルホン)であること。
(c) 前記芳香族ポリスルホンが、化学式−{(p−C)−SO−(p−C)−O−(p−C)−C(CH−(p−C)−O}−で表されるポリスルホンであること。
(式中、qは20〜500の整数を示す)
【0008】
本発明のポリスルホン重合体の製法は、主鎖の芳香族ポリスルホンに側鎖官能基として活性ハロゲン含有置換基を繰り返し単位あたり0.0001以上、1以下の密度で有する重合体の溶液と、ポリエチレンオキサイドまたはその誘導体の溶液を混合し反応せしめることを特徴とするものである。
【0009】
そして、本発明のポリスルホン重合体は、これを単独で、または、他の芳香族ポリスルホン等のポリマーとブレンドして成形して成形品とする他、これを既製の他のポリマーからなる成形品にコーティングして使用することもでき、これらは、活性化顆粒球や内毒素の除去剤として、好適には体外循環カラムに充填され、使用に供される。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明についてさらに詳細に説明する。
【0011】
本発明でいう、主鎖の芳香族ポリスルホンに、側鎖官能基として上記一般式(1)で表されるポリアルキレンオキサイド殘基を結合してなるポリスルホン重合体とは、主鎖に芳香核とスルホニル基をもつポリスルホン重合体であって、その芳香核の一部が連結基である−CH NHCOCH を介してポリアルキレンオキサイド殘基を結合しているものを示す。
【0013】
本発明の芳香族ポリスルホン重合体の具体例としては、その主鎖が市場に広く出回っているポリ(p−フェニレンエーテルスルホン):−{(p−C)−SO−(p−C)−O−}q−やユーデル・ポリスルホン:−{(p−C)−SO−(p−C)−O−(p−C)−C(CH−(p−C)−O}q−のほか、−{(p−C)−SO−(p−C)−O−(p−C)−O}q−、−{(p−C)−SO−(p−C)−S−(p−C)−O}q−、−{(p−C)−SO−(p−C)−O−(p−C)−C(CF−(p−C)−O}q−
(qは前記定義に同じ)などの構造を有する重合体およびこれらの共重合体に対し、その芳香核に、好適には上記一般式(1)で表される
ポリアルキレンオキサイド殘基を繰り返し単位当たり0.0001〜1個結合させたものであって、かつ、それらが、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドおよびジメチルスルホキシドなどの有機溶媒に可溶であるものを挙げることができる。該重合体(および共重合体)の分子量は、成形できるものであればよく特に制限はないが、通常、5000以上100万以下、とりわけ、1万以上20万以下のものが好ましく用いられる。
【0014】
上記ポリアルキレンオキサイド残基が、主鎖のポリスルホンに結合している位置はどこでもよく、特に限定はされないが、かかるポリアルキレンオキサイド残基結合のための連結基はアミドメチル化反応によって導入することが容易なので、この場合、主鎖のエーテル基に対してオルト位置に結合したものが得られる。
例えば、ビスフェノールAとジ(クロルフェニル)スルホンから合成されるユーデル・ポリスルホンでは、ビスフェノールAの酸素原子からオルトの位置に一般式(1)で表されるポリアルキレンオキサイド残基と連結基の入ったものが得られる。
【0015】
本発明のポリスルホン重合体中における一般式(1)で示されるポリアルキレンオキサイド残基の適正な量、即ち、数は幹となる重合体の化学構造および用途によって異なるが、少なすぎるとその機能が発現さにくい。一方、芳香族ポリスルホンの優れた機械的性質は、主鎖分子の凝集性によるところが大きいため、主鎖の芳香核に置換基をたくさん入れすぎると、その優れた機械的性質が失われやすい。したがって、ポリアルキレンオキサイド残基の量が多すぎると、単独では強靭な膜になりにくく、また、それを補うためにポリスルホンと混合して用いる場合にしても、ポリスルホンとの相溶性が悪くなり、うまく成膜できなくなるので、通常、繰り返し単位当たり0.0001〜1個、とりわけ、0.001〜0.2個が好ましい。
【0016】
本発明において、ポリアルキレンオキサイド残基とはポリ(エチレンオキサイド)残基、ポリ(プロピレンオキサイド)残基、ポリ(テトラメチレンオキサイド)残基などのポリアルキレンオキサイド残基であって、その分子量が一般式(1)中のnとして10以上20000以下のものを意味するが、とりわけ、一般式(1)で表されるポリ(エチレンオキサイド)の誘導体が親水性が高く、入手も容易であるので、好ましい。一般式(1)のnは小さすぎると、毒性物質や有害細胞を捕捉する能力が低下しやすくなり、大きすぎると、本発明ポリスルホン重合体の合成が難しくなり、かつ、成形性も悪くなりやすいので、15以上、20000以下、とりわけ、20以上、500以下が好ましい。式中R2はアミノ基、アルキルアミノ基、アミド基、ウレイド基、尿素基、または、アルキルオキシ基を表し、アルキルアミノ基の具体例としてはメチルアミノ基、ジメチルアミノ基、ブチルアミノ基、nーヘキシルアミノ基、ラウリルアミノ基、ステアリルアミノ基、ジメチルラウリルアンモニウム基、ベンジルアミノ基、フタルメチルアミノ基、コレステリルアミノ基等の炭素数が1ー30のアミン残基を上げることができ、アミド基の具体例としてはアセトアミド基、クロルアセトアミド基、ヘキサノイルアミド基、ミリストイルアミド基、ベンゾイルアミド基等のアシルアミド基を上げることができる。また、ウレイド基の具体例としては、Nーフエニルカルバモイルオキシ基、Nーフエニルチオカルバモイルオキシ基などを上げることができ、尿素基の具体例としてはフエニルウレイレン基、トシルウレイレン基などを上げることができ、アルキルオキシ基の具体例としてはメトキシ基、ラウリルオキシ基などの炭素数が1ー30のアルキルオキシ基を挙げることができる。これらは使用目的に応じて、適したものが選択される。具体的には活性化顆粒球の吸着には1級アミノ基やアルキルアミノ基が特に適しており、エンドトキシン吸着にはラウリルアミノ基等の長鎖アルキルアミノ基が特に適しており、生体適合性には短鎖のアルキルオキシ基が適している。
【0017】
本発明のポリスルホン重合体の具体例を挙げると、ωーアミノプロピルーポリ(オキシエチレン)オキシプロピルアミノーアセトアミドメチル化ポリスルホン、ωーミリストイルアミノプロピルーポリ(オキシエチレン)オキシプロピルアミノーアセトアミドメチル化ポリスルホン、ωーヘキサノイルアミノプロピルーポリ(オキシエチレン)オキシプロピルアミノーアセトアミドメチル化ポリスルホン、ωーラウリルアミノプロピルーポリ(オキシエチレン)オキシプロピルアミノーアセトアミドメチル化ポリスルホン、あるいは、メトキシエチルーポリ(オキシエチレン)オキシプロピルアミノーアセトアミドメチル化ポリスルホンなどを挙げることができる。
【0018】
本発明のポリスルホン重合体は、主鎖の芳香族ポリスルホンに、側鎖官能基として、活性ハロゲン含有置換基を、繰り返し単位あたり0.001以上、0.5以下の密度で有する重合体の溶液と、アミノ基または水酸基をもつポリアルキレンオキサイド化合物の溶液を混合せしめ反応させることにより、製造することができる。具体例をあげると、ハロアセトアミドメチル化ポリスルホンの溶液中に対応したポリアルキレンオキサイド誘導体を加えて、塩基性条件下、0〜100℃の温度で反応させることにより、容易に製造することができる。
【0019】
ポリアルキレンオキサイド誘導体の量は、ハロアセトアミドメチル基に対し等モル以上あればよく、特に制限はないが、再現性よく、可溶性のポリスルホン重合体を得るためには2倍モル以上用いることが望ましい。とりわけ、ポリアルキレンオキサイド誘導体がωーアミノプロピルーポリ(オキシエチレン)オキシプロピルアミンのように多価のアミンの場合は、可溶性の重合体を得るためには大過剰用いることが好ましい。
【0020】
また、反応溶媒としては、均一系で反応させる場合には、テトラヒドロフラン、ジメチルスルホキシド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドおよびN−メチルピロリドンなどのポリスルホン誘導体とアミノ基をもつ環状ペプチドの両者を溶解する溶媒が好ましく用いられる。
【0021】
本発明のポリスルホン重合体は、ジメチルスルホキシド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドおよびN−メチルピロリドン、クロロホルム等の溶媒に可溶性のポリスルホン重合体であり、それ自体で繊維、フィルム、中空糸および粒体などに成形し成形体とし、吸着剤、あるいは、より高度な機能をもつ吸着剤の製造中間体として用いることができ、また、ナイロン、ポリウレタン、ポリイミドなどの繊維、フィルム、中空糸などの成形品の表面に塗布して用いることもてきる。繊維の太さやフイルムの厚みには制限はない。本発明の実施においては、ポリスルホン重合体を単独で成形あるいは塗布に用いることもできるが、他のポリマー、例えば、他の芳香族ポリスルホン、 ポリウレタン、ポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリアミド等のポリマーとブレンドして使用することもできる。
【0022】
これらは、活性化顆粒球を選択的に吸着する性質がある。活性化白血球は体外から進入した細菌や体内に生じた癌細胞の駆除に必要な細胞であるが、増えすぎたり、必要でないときに生成すると、種々の臓器に障害をもたらので、このような場合の治療に使える。また、エンドトキシンに対する吸着性があるので、細胞培養用器具、体外循環用カラム、人工血管、カテーテル等への用途に好適であるが、本発明ではこれらの用途に限定されるものではない。
【0023】
【実施例】
次に、本発明を実施例に基づいて具体的に説明する。なお、本実施例中の赤外線吸収スペクトルとアミノ酸分析の評価方法は、以下に従った。
【0024】
1.赤外線吸収スペクトル:
島津フーリエ変換赤外分光光度計FT−IR4300を用い、フィルム状またはKBr錠剤に成形して測定した。
【0025】
2.活性化白血球の測定:
血液1mLを2%デキストランT500生理食塩水溶液0.2mLと混合し、20分間静置し、上層を採取して、赤血球を除いた。上層を1000rpmで10分間遠心して、白血球を集めた。白血球を1mLのPRMI1640(FCSを10%添加したもの)に浮遊させ、ジクロルフルオロセインジアセテートDMSO溶液(2.5mg/mL)10μlをいれ、37℃の炭酸ガスインキュベーターで30分間静置した。試料を1000rpmで5分間遠心して細胞を集め、PBS(ー)で2回遠心して、洗った。細胞をPBS(ー)1mLに浮遊させ、フローサイトメーター(FACSカリバー)でSSC、FSC、FL1を測定して、過酸化物を産生している活性化顆粒球の数を求めた。
【0026】
[実施例1]
ニトロベンゼン21mLと硫酸42mLの混合溶液を0℃に冷却後、5.7gのN−メチロール−α−クロルアセトアミドを加えて溶解し、これに1Lの冷ニトロベンゼンを加えた後、これに、855gのユーデルポリスルホンP3500(ポリマーの分子量は3万)を8.55Lのニトロベンゼンに溶かした溶液を、よく撹拌しながら加えた。そして、これをさらに室温で3時間撹拌した。その後、反応混合物を大過剰の冷メタノール中に入れ、得られたポリマーを沈殿させた。沈殿物をメタノールでよく洗った後、乾燥して、878gの置換率0.025のα−クロルアセトアミドメチル化ポリスルホン(重合体−A)を得た。このポリマーは赤外線吸収スペクトルで1678cm-1にアミド基の吸収を示した。
【0027】
次に、ポリ(オキシエチレン)ジプロピルアミン(分子量1万;和光純薬)60gを300mLのジメチルホルムアミドに溶かした溶液に、上記で得た重合体−Aの30gを300mLのジメチルホルムアミドに溶かしたものを加え、室温で18時間撹拌した。反応混合物を大過剰の飽和食塩水中に入れ、ポリマーを沈殿させた。沈殿物を水でよく洗った後、乾燥して、30.1gのα、ωージアミノポリエチレンオキサイド結合ポリスルホン(本発明重合体−1)を得た。このポリマーは塩化メチレン、テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミドおよびジメチルアセトアミドによく溶ける。このポリマーのジメチルホルムアミド溶液をガラス上に塗布し、真空乾燥したところ、透明で強靭なフィルムが得られた。
【0028】
このポリマーはテトラヒドロフラン溶液から調製したフィルムの赤外線吸収スペクトルで1585cm-1、1504cm-1、1489cm-1、1244cm-1などのポリスルホンの吸収や1674cm-1のアミド基の吸収の他に2872cm-1に、ポリエチレングリコールによるメチレン基の強い吸収を示した。1674cm-1のアミド基の吸収は重合体−Aの吸収より小さくなった。
【0029】
[実施例2]
α、ωージアミノポリエチレンオキサイド(分子量2000;サイエンティフィック・ポリマー・プロダクツ・インスティチュート、オンタリオ、米国)60gを600mLのジメチルホルムアミドに溶かした溶液に、実施例1で得られた重合体−Aの60gを300mLのジメチルホルムアミドに溶かしたものを加え、室温で48時間撹拌した。反応混合物を大過剰の飽和食塩水中に入れ、ポリマーを沈殿させた。沈殿物を水でよく洗った後、乾燥して、53.1gのα、ωージアミノポリエチレンオキサイド結合ポリスルホン(本発明重合体−2)を得た。このポリマーは塩化メチレン、テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミドおよびジメチルアセトアミドによく溶ける。このポリマーのジメチルホルムアミド溶液をガラス上に塗布し、真空乾燥したところ、強靭なフィルムが得られた。
【0030】
このポリマーは塩化メチレン溶液から調製したフィルムの赤外線吸収スペクトルで1674cm-1のアミド基の吸収の他に、2874cm-1にポリエチレングリコールによるメチレン基の強い吸収を示した。1674cm-1のアミド基の吸収は重合体−Aの吸収より小さくなった。
【0031】
重合体−2の4gを16mLのジメチルアセトアミドに溶かし、ガラス板上にキャストした後、水の中に入れて凝固させ、成膜したところ、ポリスルホンを成膜したものと変わらぬ柔軟な半透膜(厚さ200μm)が得られた。
【0032】
[実施例3]
α、ωージアミノポリエチレンオキサイド(分子量6000;;サイエンティフィック・ポリマー・プロダクツ・インスティチュート、オンタリオ、米国)40gを200mLのジメチルホルムアミドに溶かした溶液に、実施例1で得られた重合体−Aの20gを200mLのジメチルホルムアミドに溶かしたものを加え、室温で48時間撹拌した。反応混合物を大過剰の飽和食塩水中に入れ、ポリマーを沈殿させた。沈殿物を水でよく洗った後、乾燥して、19。3gのα、ωージアミノポリエチレンオキサイド結合ポリスルホン(本発明重合体−3)を得た。このポリマーは塩化メチレン、テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミドおよびジメチルアセトアミドによく溶ける。このポリマーのジメチルホルムアミド溶液を、ガラス上に塗布し、真空乾燥したところ、強靭なフィルムが得られた。
【0033】
このポリマーはテトラヒドロフラン溶液から調製したフィルムの赤外線吸収スペクトルで1674cm-1のアミド基の吸収の他に2874cm-1に、ポリエチレングリコールによるメチレン基の強い吸収を示した。
【0034】
[実施例4]
実施例1で得られた重合体−1の10gを100mLのジメチルホルムアミドに溶かした溶液に、クロルメチルナフタレン2mLを加え、室温で48時間撹拌した。反応混合物を大過剰のメタノール中に入れ、ポリマーを沈殿させた。沈殿物をメタノールでよく洗った後、乾燥して、4.2gのナフトメチル化α、ωージアミノポリエチレンオキサイド結合ポリスルホン(本発明重合体−4)を得た。このポリマーは塩化メチレン、ジメチルホルムアミドおよびジメチルアセトアミドによく溶ける。
【0035】
このポリマーは塩化メチレン溶液から調製したフィルムの赤外線吸収スペクトルで1246cm-1の吸収や1676cm-1のアミド基の吸収の他に2872cm-1に、ポリエチレングリコールによるメチレン基の強い吸収を示した。1676cm-1のアミド基の吸収は重合体−1より大きくなった。
【0036】
[実施例5]
実施例1で得られた 重合体−1の4gを100mLのジメチルホルムアミドに溶かした溶液に、塩化ミリストイル2mLを加え、室温で48時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮した後、大過剰のエタノール中に入れ、ポリマーを沈殿させた。沈殿物をエタノールでよく洗った後、乾燥して、2.8gのミリストイル化α、ωージアミノポリエチレンオキサイド結合ポリスルホン(本発明重合体−5)を得た。このポリマーは塩化メチレン、ジメチルホルムアミドおよびジメチルアセトアミドによく溶ける。
【0037】
このポリマーはテトラヒドロフラン溶液から調製したフィルムの赤外線吸収スペクトルで1678cm-1のアミド基の吸収の他に2872cm-1に、ポリエチレングリコールによるメチレン基の強い吸収を示した。1678cm-1のアミド基の吸収は重合体−1より大きくなった。
【0038】
[実施例6]
実施例1で得られた重合体−1の4gを100mLのジメチルホルムアミドに溶かした溶液に、塩化ヘキサイル2mLを加え、室温で48時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮した後、大過剰のエタノール中に入れ、ポリマーを沈殿させた。沈殿物をエタノールでよく洗った後、乾燥して、3。4gのヘキサノイル化α、ωージアミノポリエチレンオキサイド結合ポリスルホン(本発明重合体−6)を得た。このポリマーは塩化メチレン、ジメチルホルムアミドおよびジメチルアセトアミドによく溶ける。
【0039】
このポリマーは塩化メチレン溶液から調製したフィルムの赤外線吸収スペクトルで1678cm-1のアミド基の吸収の他に2874cm-1に、ポリエチレングリコールによるメチレン基の強い吸収を示した。1678cm-1のアミド基の吸収は重合体−1より大きくなった。
【0040】
[実施例7]
α、ωージアミノポリエチレンオキサイド(分子量1万;和光純薬)60gを300mLのジメチルホルムアミドに溶かした溶液に、ヨウ化カリウム5gとコレステリルクロリド4.8g(2倍モル)を溶かし、室温で3日間反応させた後、実施例1で得られた重合体−Aの20gを200mLのジメチルホルムアミドに溶かした溶液に2Nー水酸化ナトリウム水溶液6mLとともに加え、室温で3日間反応させた。反応混合物をメタノール中に投じ、生じた沈澱をメタノールおよび水で良く洗った後、真空乾燥して、13gのα、ωージコレステリルアミノポリエチレンオキサイド結合ポリスルホン(本発明重合体7)を得た。このポリマーは塩化メチレンによく溶ける。ジメチルホルムアミドおよびジメチルアセトアミドに溶ける。
【0041】
このポリマーは塩化メチレン溶液から調製したフィルムの赤外線吸収スペクトルで1678cm-1のアミド基の吸収の他に2872cm-1に、ポリエチレングリコールによるメチレン基の強い吸収を示した。 アミド基の吸収は1678cm-1に主ピーク、1678cm-1に小さなピークが現れた。
【0042】
[実施例8]
ニトロベンゼン21mLと硫酸42mLの混合溶液を0℃に冷却後、5.7gのN−メチロール−α−クロルアセトアミドを加えて溶解し、これに1Lの冷ニトロベンゼンを加えた後、さらに、200gのユーデルポリスルホンP3500(ポリマーの分子量は3万)を1Lのニトロベンゼンに溶かした溶液を、よく撹拌しながら加えた。そして、これをさらに室温で3時間撹拌した。その後、反応混合物を大過剰の冷メタノール中に入れ、得られたポリマーを沈殿させた。沈殿物をメタノールでよく洗った後、乾燥した。これを1Lのジメチルホルムアミドに溶かし、大過剰の冷メタノール中に入れ、ポリマーを沈殿させた。沈殿物をメタノールでよく洗った後、乾燥して、204gの置換率0.1のα−クロルアセトアミドメチル化ポリスルホン(重合体−B)を得た。このポリマーは赤外線吸収スペクトルで1678cm-1にアミド基の吸収を示した。
【0043】
α、ωージアミノポリエチレンオキサイド(分子量1万;和光純薬)50gを450mLのエタノールに溶かした溶液に、臭化ラウリル2.5g(2倍モル)を溶かし、80℃で2時間反応させた後、濃縮・濾過・濃縮を行って、 α、ωージラウリルアミノポリエチレンオキサイドを得た。これを20g取り、100mLのジメチルホルムアミドに溶かした溶液に、上記で得られた重合体−Bの10gを100mLのジメチルホルムアミドに溶かした溶液を加え、60℃で4時間反応させた。反応混合物をメタノール中に投じ、生じた沈澱をメタノールおよび水で良く洗った後、真空乾燥して、14gのα、ωージラウリルアミノポリエチレンオキサイド結合ポリスルホン(本発明重合体8)を得た。このポリマーはジメチルホルムアミドおよびジメチルアセトアミドに溶ける。
【0044】
このポリマーは塩化メチレン溶液から調製したフィルムの赤外線吸収スペクトルで1678cm-1のアミド基の吸収の他に2945cm-1に、ポリエチレングリコールおよびラウリル基によるメチレン基のややブロードな強い吸収を示した。1678cm-1のアミド基の吸収は重合体−1より大きい。
【0045】
[実施例9]
ニトロベンゼン100mLと硫酸200mLの混合溶液を0℃に冷却後、30gのN−メチロール−α−クロルアセトアミドを加えて溶解し、これを240gのユーデルポリスルホンP3500(ポリマーの分子量は3万)を1.2Lのニトロベンゼンに溶かした溶液中に、よく撹拌しながら加えた。そして、これをさらに室温で3時間撹拌した。その後、反応混合物を大過剰の冷メタノール中に入れ、得られたポリマーを沈殿させた。沈殿物をメタノールでよく洗った後、乾燥した。これを1Lのジメチルホルムアミドに溶かし、大過剰の冷メタノール中に入れ、ポリマーを再沈殿させた。沈殿物をメタノールでよく洗った後、乾燥して、285gの置換率0.5のα−クロルアセトアミドメチル化ポリスルホン(重合体−C)を得た。このポリマーは赤外線吸収スペクトルで1678cm-1にアミド基の吸収を示した。
【0046】
上記重合体C10gを250mLのジメチルホルムアミドに溶かした溶液にメトキシポリエチレングリコール(分子量2000;和光純薬)40gを溶かし、さらに、ポタシウムーtーブトキサイド1gを加え、室温で24時間攪拌した。反応混合物を水中に入れ、ポリマーを沈澱させ、真空乾燥して、9.7gのωーメトキシポリエチレンオキシーアセトアミドメチル化ポリスルホン(本発明重合体9)を得た。このポリマーはジメチルホルムアミドに溶け、その溶液から柔軟なフイルムが得られた。このフィルムの赤外線吸収スペクトルで1676cm-1のアミド基の吸収の他に2874cm-1に、ポリエチレングリコールのメチレン基の強い吸収を示した。
【0047】
[実施例10]
実施例8で得られた重合体C80gを2Lのジメチルスルホキサイドに溶かした溶液に、チオシアンサンナトリウム160gを1.2Lのジメチルスルホキサイドに溶かした溶液を加え、室温で24時間攪拌した。反応混合物を6Lのメタノール中に入れ、ポリマーを沈澱させ、真空乾燥して、81gの2ーイソチオシアナトーアセトアミドメチル化ポリスルホン(重合体D)を得た。このポリマーはジメチルスルホキサイド、ジメチルホルムアミドに良く溶け、ジメチルホルムアミ溶液から柔軟なフイルムが得られた。クロロホルムには溶けにくい。フィルムの赤外線吸収スペクトルで1678cm-1のアミド基の吸収の他に2050cm-1 と2158cm-1に、イソチオシアナト基の強い吸収を示した。
【0048】
重合体D5gを250mLのジメチルホルムアミドに溶かした溶液に、メトキシポリエチレングリコール(分子量2000;和光純薬)20gを溶かし、さらに、トリエチルアミン10mLを加え、室温で24時間攪拌した。反応混合物を0.1モルの塩酸を含むメタノール中に入れ、ポリマーを沈澱させ、真空乾燥して、5.1gのωーメトキシポリエチレンオキシチオカルボアミノーアセトアミドメチル化ポリスルホン(本発明重合体10)を得た。このポリマーはジメチルホルムアミドに溶け、その溶液から柔軟なフイルムが得られた。このフィルムの赤外線吸収スペクトルで2050cm-1 と2158cm-1の吸収が消え、1676cm-1のアミド基の吸収の他に1724cm-1 と1626cm-1 にチオウレイド基の強い吸収を示した。
【0049】
[実施例11]
実施例1〜7で得られた重合体の1gを50mLのジメチルホルムアミドに溶かした溶液に、ナイロン6繊維(70デニール−52フィラメント)の筒編み6gを1日浸した後、遠心脱水し、次いで、50℃で真空乾燥して、重合体をコーティングした編み地を得た。編み地100mgを秤量し、生理食塩水中で120℃・20分間蒸気滅菌した後、0.5mg/mL濃度のヘパリンナトリウム・PBS(ー)で洗浄し、生理食塩水で洗浄した。
【0050】
[実施例12]
ニュージランド・ホワイト種ウサギ(体重3。5kg)にLPS(E.coliO111:B4を10ng/mL濃度に溶かしたもの)を体重1kgあたり5μg投与し、2日後に耳の静脈または頸動脈から採血した。血液1.5mlの中に実施例11の編み地を入れ、37℃で1時間インキュベートした後、編み地(生理食塩水中で120℃・20分間蒸気滅菌した後、)を除き、血算を測定し、活性化顆粒球を測定し、表1の結果を得た。コントロールとして編み地を入れない血液を同様に処理した。ナイロンは白血球を吸着するが、過酸化物産生顆粒球は減っていない。フローサイトメーター分析よりいずれの吸着体もリンパ球の吸着はほとんどない。
【0051】
【表1】
Figure 0003911815
【0052】
[実施例13]
ニュージランド・ホワイト種ウサギ(体重3。5kg)にLPS(E.coliO111:B4を10ng/mL濃度に溶かしたもの)を体重1kgあたり5μg投与し、3日後に耳の静脈または頸動脈から採血した。血液3mlの中に実施例11の編み地を入れ、37℃で1時間インキュベートした後、編み地(生理食塩水中で120℃・20分間蒸気滅菌した後、)を除き、血算を測定し、活性化顆粒球を測定し、表2の結果を得た。コントロールとして編み地を入れない血液を同様に処理した。いずれも過酸化物産生顆粒球は大幅に減っている。塩基性のアミノ基をなくした本発明重合体5と6は減少率が小さい。フローサイトメーター分析よりいずれの吸着体もリンパ球の吸着はほとんどない。
【0053】
【表2】
Figure 0003911815
【0054】
[実施例14]
実施例7で得られた重合体−7からの編み地0.2gを、エンドトキシンの牛胎児血清溶液(E.coliO111:B4を10ng/mL濃度に溶かしたもの)15mL中に入れ、1時間振盪した後、溶液のエンドトキシンを和光純薬製のリムラスESテストワコー試薬とトキシノメーターを用いて測定したところ、エンドトキシン濃度が2ng/mLまで低下していた。
【0055】
【発明の効果】
本発明によれば、加工性に優れ、活性化白血球やエンドトキシンなどの生理活性物質の吸着、分離材料として有用な可溶性芳香族ポリスルホン重合体が得られる。
【0056】
また、この芳香族ポリスルホン重合体は、シャーレ、瓶、膜、繊維、中空糸、粒状物、またはこれらを用いた組み立て品などの成形品の形で、アフィニティークロマトグラフ用吸着剤、治療用血液処理剤として好適に使用することができる。

Claims (11)

  1. 主鎖の芳香族ポリスルホンに、側鎖官能基として、下記一般式(1)で表されるポリアルキレンオキサイド残基を繰り返し単位当たり0.0001〜1個結合してなることを特徴とするポリスルホン重合体。
    −CHNHCOCH−D−(CHRCHO)ーCHRCH−R(1)
    (式中、DはNR基(Rは水素原子またはアルキル基)、酸素原子、または、硫黄原子を示し、ポリエチレンオキサイドまたはその誘導体に結合する。 は水素原子またはメチル基を示し、R はアミノ基、アルキルアミノ基、アミド基、ウレイド基、尿素基、または、アルキルオキシ基を示す。nは10以上20000以下の整数を示す。
  2. 前記ポリアルキレンオキサイド残基がポリエチレンオキサイドまたはその誘導体であることを特徴とする請求項1記載のポリスルホン重合体。
  3. 前記芳香族ポリスルホンがポリ(p−フェニレンエーテルスルホン)であることを特徴とする請求項1または2に記載のポリスルホン重合体。
  4. 前記芳香族ポリスルホンが、化学式−{(p−C)−SO−(p−C)−O−(p−C)−C(CH−(p−C)−O}q−
    (式中、qは20〜500の整数を示す)
    で表されるポリスルホンであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のポリスルホン重合体。
  5. 主鎖の芳香族ポリスルホンに、側鎖官能基として活性ハロゲン含有置換基を繰り返し単位あたり0.0001以上、1.0以下の密度で有する重合体の溶液と、ポリエチレンオキサイドまたはその誘導体の溶液を混合し反応せしめることを特徴とするポリスルホン重合体の製法。
  6. 請求項1〜4のいずれかに記載のポリスルホン重合体を成形してなることを特徴とするポリスルホン成形品。
  7. 形状が繊維、膜、中空糸または粒状物であることを特徴とする請求項6記載のポリスルホン成形品。
  8. 請求項1〜4のいずれかに記載のポリスルホン重合体を、繊維、膜、中空糸または粒状物にコーティングしてなることを特徴とするポリスルホン成形品。
  9. 請求項6〜8のいずれかに記載のポリスルホン成形品を充填してなる体外循環カラム。
  10. 請求項6〜8のいずれかに記載のポリスルホン成形品からなる活性化白血球除去剤。
  11. 請求項6〜8のいずれかに記載のポリスルホン成形品からなる内毒素除去剤。
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