JP3910985B2 - 携帯電話の通信制限方法 - Google Patents

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本発明は無線信号により指定された通話チャネルにより通信を開始する無線機の通信の妨害を行う携帯電話の通信制限方法に関し,特に通話のみを効果的に妨害する,例えば,基地局とこの基地局に無線で接続される移動機とからなる携帯電話システムに適用すれば,特定の場所での通話による問題を未然に防ぐことができる携帯電話の通信制限方法に関する。
近年,携帯(移動)電話が一般に広く普及するようになり,通話音声が周囲に迷惑を及ぼすことが問題となっている。なお,この時,データ通信は比較的静かであるため,会話により生ずる音声による迷惑のみを効果的に防止したいという要望がある。
施設の空間内で携帯電話機が使用中または使用可能な状態になっていることを検出する手段を設け,この検出手段からの検出信号に基づいて移動機の使用を止めるように警告を発生させる手段を設けたり,移動機が使用中または使用可能な状態になっていることの検出手段からの検出信号に基づいて移動機による会話を妨害するために信号を発生する手段を設けて強制的に移動機による通信を禁止する技術がある(特許文献1参照)。
一方,近年,携帯電話(移動機)単体でのパケット通信や,携帯電話にパーソナルコンピュータを接続して行うデータ通信の利用が普及している。
各種の施設において,緊急に携帯電話を利用してデータ通信を行いたい場合がある。例えば,図書館,レストラン,電車等のように音声通話の利用は規制したいが,データ通信のように非音声通信をスピーカから出力しない通信についてはこれを制限しなくてよい場合がある。
特開平10−42371号公報
上記の従来技術によれば音声による周囲への迷惑だけ防止したいにもかかわらずデータ通信のような非音声通信までも禁止されてしまうという問題があった。また,上記従来の技術によれば,移動機による通信を妨害するための通話用に使用する周波数帯域全体に妨害電波を送信する必要があり,多くの電力を消費するという問題がある。
本発明は通信(音声通信)開始前に妨害を開始することができる携帯電話の通信制限方法を提供することを目的とする。
また,本発明は音声通話が規制されるような特定のエリア内で,移動機を使用した非電話通信を規制せず,音声通話だけを禁止することができる携帯電話の通信制限方法を提供することを他の目的とし,また,妨害を行うための電波発生電力を節約することを他の目的の一つとする。
更に,特定のエリア内の全ての移動機による音声通信を完全に禁止すると不都合が生じる場合があり,特定のエリアにいても緊急な連絡を行うことが必要な特定の利用者の移動機についてだけは音声通信を可能にすることも他の目的の一つとする。また,基地局にまねて所定の制御信号を送信する機能を付加することなく,より簡単な構成で妨害を実現することも他の目的の一つとする。
図1は本発明の原理構成を示す図である。図中,1は無線通信(ここでは特に携帯電話の通信についての実施例を記載する)を制限したい特定のエリアに設けられて通信を制限するための妨害電波を送信する妨害装置,10は移動機と基地局間で通信される制御チャネルを監視する制御チャネル監視部,10aは制御チャネルの内容をチェックして,音声による通話が行われる発信又は着信の検出をする音声通信検出手段,10bは携帯電話に対する受信チャネルの指定信号を検出して指定に係る受信チャネルを取得する受信チャネル検出手段,11は指定された特定チャネル(下り)に対する妨害電波を発生する妨害電波発生部,2は当該特定のエリア内に位置する音声通信やデータ通信の機能を備える移動機(携帯電話),2’は特定のエリアの外に位置する移動機(携帯電話),3は各エリア毎に設けられてエリア内の移動機2との間で無線により通信を行う基地局,4は通話制限が行われる特定のエリアを表し,5は基地局3がカバーするサービスエリアであり,特定エリア4はサービスエリア5の一部の領域である。
移動機(携帯電話)2が基地局3との間で制御信号の送受信を行うと,妨害装置1の制御チャネル監視部10で制御チャネルを監視し,制御チャネルで受信した制御信号の内容を音声通信検出手段10aに入力することで基地局が移動機(携帯電話)に対して音声による通信,即ち通話を開始するのを検出する。又制御信号が携帯電話に対する受信チャネルの指定信号であれば,そのチャネルを受信チャネル検出手段10bで検出する。制御チャネル監視部10はこの検出されたチャネルの情報と共に駆動信号を妨害電波発生部11へ供給することで,妨害電波発生部11から指定されたチャネル(下り)のみに妨害電波を送出する。他のチャネルには妨害電波を発生する必要がなく,音声通信用の全チャネルに妨害電波を出力するよりも省電力を実現できる。なお,制御チャネルの妨害は行わないため,移動機2と基地局3間の制御信号の送受信は可能である。
図2は本発明の第2の原理構成である。この第2の原理構成には,図1の符号2,2’,3〜5で示す装置やエリアが図示省略されて妨害装置1の構成だけ示す。この第2の原理構成は,図1と同様に基地局3がカバーするサービスエリア5内の特定エリア4内の移動機による通話を制限する点で第1の原理構成と共通するが,特定エリア4内の移動機の中の予め登録された移動機だけ通話を許可(または禁止)するように制御できるようにするものである。図2中,1,10,10a,10b,11は上記図1の同一符号の各部と同じであり,説明を省略する。妨害装置1内の12は移動機チェック部,12aは移動機識別情報記憶部である。
特定エリア内での通信を許可(または禁止)する移動機識別情報を基地局3と移動機2との間で送受信する制御チャネルを用いるか又は妨害装置1への直接入力により妨害装置1の移動機チェック部12の移動機識別情報記憶部12aに登録する。その後,制御チャネルを用いて発・着呼の制御信号が特定エリア4(図1)内の移動機2(図1)と基地局3(図1)の間で送受信されると,妨害装置1の制御チャネル監視部10で制御チャネルにより送受信される信号中の移動機識別情報と通信用(通話用)の指定チャネルとを検出し,移動機チェック部12において移動機識別情報記憶部12aに登録された移動機識別情報と検出された移動機識別情報を比較して,一致が検出されると,妨害電波発生部11に対し妨害電波の発生をさせず当該移動機と基地局との間の通信を実行させ,一致が検出されないと,妨害電波発生部11に対し通話用の指定チャネル(下り)での妨害電波を発生させる。
この図2に示す第2の原理構成により,上記したのとは反対に予め登録した特定の移動機識別情報と一致した移動機に対して特定エリア内での音声通信を制限するために妨害電波を発生させ,それ以外の移動機(識別情報の一致がとれない移動機)には音声通信を許可するように制御することができる。
本発明によれば特定のエリアにおける移動機(携帯電話)による通話通信を強制的に禁止することが可能となる。また,通話通信の禁止を行うために全ての無線チャネルに妨害電波を発生する必要がないため,妨害電波発生のための電力を節約することができる。また,特定のエリアの中で予め登録した特定の移動機(携帯電話)だけに通話通信を許容(または禁止)するように通信制限をすることができる。
図3は妨害装置の実施例のブロック構成を示す。図中,1aは受信用アンテナ,1bは制御チャネルの上り信号を受信する受信機,1cは制御チャネルの下り信号を受信する受信機,1dは制御部,1eは妨害電波送信機,1fは送信用アンテナを表す。
図4,図5は実施例1の妨害装置の動作を説明する図であり,図4は携帯電話が発呼する時の基地局,移動機(携帯電話),妨害装置間の信号のシーケンス,図5は実施例1の妨害装置の制御部(図3の1d)の処理フローである。
一つの移動機(図1の2,携帯電話という場合もある)が基地局(図1の3)のサービスエリア(図1の5)内で,且つ通信制限を行う特定エリア(図1の4)内に位置し,別の移動機(図1の2’,これも携帯電話という場合がある)は特定のエリアの外に位置している。サービスエリア内にある移動機は基地局と制御チャネルを介した制御信号の送受信が可能である。図3に示す妨害装置の受信機1b,1cはそれぞれ移動機から基地局への上り制御信号と基地局から移動機への下り制御信号を受信する。上り,下りの制御チャネルを複数使用する場合は,その数に応じて受信機を設けても良い。特定エリア内の移動機2が音声通信の発呼を行う場合,図4に示すシーケンスにより移動機と基地局間で制御信号が送受信される。
すなわち,移動機2と基地局3の間では無線の制御チャネルによる通信が可能となっており(図4のa),移動機2は,音声通信の表示を含む呼設定信号を上りの制御チャネルにより基地局3へ送信する(図4のb)。この時,移動機2の機器番号(MSI)が呼設定の中に含まれ,発信無線状態報告も相乗りの形式で送られる。基地局3はこの呼設定を受け取ると,従来のプロトコル(ディジタル方式自動車電話システム標準規格RCR-STD27H)に従い,ユーザの認証要求を下りの制御チャネルにより移動機2に認証要求し(図4のc),移動機2から上りの制御チャネルによりユーザの認証応答を行う(同d)。
これを受け取ると,基地局3は下りの制御チャネルにより発呼を行った移動機2に対して通話用に割り当てる無線チャネル(通話チャネル)を指定する(図4のe)。基地局3は移動機2との間の無線チャネルを制御チャネルから指定した通話チャネルに移行し,無線チャネルの指定を受け取った移動機2も通話チャネルに移行する(図4のf)。ここで,後述する図5の処理フローにより,妨害装置は妨害電波送信機からアンテナを介して指定された通話チャネル(下り)に妨害電波を送信する(図4のg)。
このときの妨害装置の動作は,図5に詳しく示されている。妨害装置は常時図3に示す受信機1b,1cで上り,下り制御チャネルを監視し(図5のS1),移動機からの呼設定信号(図4の信号b)を受信したか判別し(同S2),受信しないと監視を続けるが,受信した場合は呼設定で要求した通信の種別が音声通話か非音声通話(データ通信)かを判別する(同S3)。この通信種別の表示は,従来のプロトコル(上記標準規格RCR-STD27H記載のプロトコル)において規定されている。非音声通信(データ通信)である場合は,何もせず(妨害電波を発生することなく)S1に戻るが,音声通信の場合は上記の受信信号レベルが一定値以上か判別し(図5のS4),一定レベルに達してないとS1に戻るが,一定値以上の場合は,受信された呼設定信号に含まれた移動機の識別情報(例えば移動機番号)を記憶する(同S5)。
この後,下りの制御チャネルの中からこの記憶した識別情報(移動機番号)宛の通話チャネルを指定する信号を受信し(図5のS6),指定された通話チャネルを取得する(同S7)。取得した通話チャネル情報を妨害電波送信機(図3の1e)へ入力して,妨害電波送信機はその通話チャネル(下り)に対する妨害電波のみを一定時間送信させる(図5のS8)。この場合,移動機2は上記図4のeの信号により指定された通話チャネル(下り)にて通信を開始しようとするが,妨害電波送信機からの妨害電波により基地局からの信号を受信することができず通話に移行することが不可能となる。この結果,通話制限が行われる特定エリア(図1の4)内の移動機は発信が不能となる。
対象となる移動電話(携帯電話)システムがTDMA(Time Division Multiple Access)方式の場合は,上記S7において基地局から通話用に指定されたチャネル,即ち指定された周波数及びタイムスロットを検出して,S8において妨害電波を送信しているが,図6はその場合の妨害電波送信機のタイミングチャートを示している。
図6に示す例では,指示された周波数についてa.に示すように基地局からあるチャネルについて3つのスロット(slot1,slot2,slot3)を用いて移動機へ下りの通話信号を送信している(移動機から基地局への上りの通話信号は図示省略)。この時,妨害電波送信機から図6のa.のチャネルのスロット2(slot2)に妨害電波を発生すると,基地局から移動機へ通話信号(下り)を送信するためのスロット2のタイミングに同期して,図6のb.に示すように妨害電波を送信する。これにより,通話制限のエリアの移動機は図6のc.に示すようにスロット2による音声通話を受信することができなくなる。なお,妨害電波の到達範囲にある移動機は,基地局の下り電波を妨害電波送信機とほぼ同じタイミングで受けているが,図6のd.に示すように妨害電波と同一チャネルであるが別スロット(図6のスロット3)で通信(例えば,データ通信)を行っている他の移動機に影響を与えることはない。
なお,完全に(スロット全体にわたって)妨害電波を送信しなくても,スロットの1部の区間でもよい。また,チャネルの指定に対し設定すべき周波数タイムスロットに関する情報は移動機が有するものと同様に有しておればよく,それを用いて妨害電波の送信を行う。
図7,図8は移動機に音声通信の着信があった場合の妨害装置の動作を説明する図であり,図7は着信時の基地局,移動機,妨害装置間の制御信号のシーケンス,図8は実施例1の着信時の妨害装置の制御部の処理フローである。
移動機2と基地局間で制御チャネルの送受信が可能な状態で(図7のa),特定エリア内の移動機2に対する音声通信の発呼が発生すると,基地局3から制御チャネルでページング(呼出しを通知する)信号を移動機2に送信する(同b)。移動機2がこれに応じて着信無線状態を報告すると(図7のc),基地局3から認証要求を送信し(同d),移動機2から認証応答を返すと(同e),基地局3から移動機2に対し通話用の無線チャネルを指定する信号が送られる(同f)。この後,移動機2と基地局3は通話チャネルに移行する(図7のg)。このシーケンスのa〜fは全て制御チャネルで送受信されるが,これらの制御チャネルの信号は妨害装置1において受信され,後述する妨害装置1における制御動作により妨害電波が基地局3で指定された通話用の無線チャネル(下り)に一定時間送信され(図7のh),移動機2による音声通信が妨害される。なお,通常は通話チャネルの指定(図7のg)の後,指定された無線チャネルに移行した上で基地局3から移動機2に呼設定信号が送られるが(図7のi),指定された妨害電波が送信されているため移動機2で受信することはできない。
着信の場合の妨害装置の制御部の処理フローは,図8に示すように,制御チャネルの上り,下りを受信し(図8のS1),ページング(図7のb)及び着信無線状態報告(図7のc)を受信したか判別し(図8のS2),受信しないとS1に戻るが,受信した場合は音声通話か判別する(同S3)。この場合,音声通話であるか非音声通話であるかの判定をするために,基地局は着信時の信号中に音声通信か非音声通信(データ通信)のデータかを表す信号を付加したページング信号を送信するとする(上記標準規格RCR-STD27Hのプロトコルの着信時のページング信号中には種別を表す信号が含まれてないからである)。
音声通話でない場合は,S1に戻るが,音声通話である場合は,移動機2から着信無線状態報告の信号(図7のc)の受信レベルが一定値以上か判別し(図8のS4),一定値以上の場合は,ページング信号(図7のb)または着信無線状態報告(図7のc)に含まれる移動機の識別情報(移動機番号)を記憶する(図8のS5)。その後,記憶した識別情報(移動機番号)宛の通話用の無線チャネル指定信号(図7のf)を受信すると(図8のS6),指定された通話チャネルを検出(特定)し(図8のS7),送信機から検出した通話チャネル(下り)に対して妨害電波を一定時間送信する(同S8)。
上記の実施例1では,発信,着信の何れの場合にも特定エリア(通話を制限したいエリア)内の全ての移動機により音声通信を制限(妨害)しているが,予め登録された移動機については音声通信を制限せずに救済し,それ以外の移動機については禁止するように制御することができる。また,これとは逆に予め登録された移動機についてだけ音声通信を禁止して,それ以外は音声通信を可能にするように制御することも可能であり,以下に説明する。
図9,図10は電話番号による特定移動機のみの音声による通信を可能にする,実施例2の説明図である。図9は実施例2による移動機識別情報(例えば電話番号)の登録の処理フロー,図10は実施例2の発呼時の妨害装置の制御部の処理フローである。この実施例2の妨害装置も,上記図4に示す実施例1の携帯電話が発呼する時の基地局,移動機,妨害装置間の信号のシーケンスが適用される。
最初に妨害装置を登録モードにし(図9のS1),音声通信(通話)の制限の対象外としたい移動機の識別情報(電話番号)をユーザが入力装置(図示省略)により入力することで,音声制限装置の制御部内のメモリ(図示省略)に登録される(図9のS2)。
このように登録を行った後,図10に示す処理フローが実行され,通話制限を行う特定エリア内の移動機と基地局間の制御チャネルの上り下りを監視し(図10のS1),呼設定信号(信号b)を受信したか判別し(同S2),受信されないとS1に戻り,受信された場合は呼設定信号(信号b)中の「発番号」が制御部内のメモリに登録された電話番号と一致するか判別する(同S3)。一致がとれると,S1に戻り,当該移動機の通話を制限しないが,一致しない場合はこの制御信号の受信レートが一定値以上か判別し(同S4),一定値以上でないとS1に戻り,一定値以上の場合はこの移動機の識別情報(移動機番号)を記憶する(同S5)。この後,この識別情報(移動機番号)宛の無線チャネル指定の制御信号(信号e)を受信すると(同S6),その信号中の指定通話チャネル情報を取得し(同S7),妨害電波送信機から取得した通話チャネル(下り)で妨害電波を一定時間送信する(同S8)。これにより,登録されている電話番号の移動機の通話は可能とし,登録されていない移動機の通話のみ妨害できる。
図11は実施例3による移動機番号を登録するための処理フロー,図12は移動機番号を利用した移動機の発信時の妨害装置の制御部の処理フローである。この実施例3の妨害装置も,上記図4に示す実施例1の基地局と移動機間の制御信号のシーケンスが適用される。
図11において,最初に妨害装置を登録モードにし(図11のS1),通話制限を行う特定エリア内の移動機から発信のための制御チャネルを介する呼設定信号(信号b)を受信したか判別する(同S2)。呼設定信号を受信すると,その信号に含まれた発信した移動機の移動機番号を妨害装置の制御部内のメモリ(図示省略)に記憶し(図11のS3),一方,呼設定信号に含まれる発番号を妨害装置の表示装置(図示省略)に表示して,ユーザに確認を求める(同S4)。
ユーザが妨害装置を操作して移動機番号を登録する旨設定すると,図12に示す処理フローが実行される。この図12の処理フローは,上記実施例2の処理フロー(図10)と同様のステップであり,妨害装置は制御チャネルの上り下りを監視し(図10のS1),呼設定信号を受信したか判別し(同S2),受信するとその呼設定信号に設定されている移動機番号が上記図11で登録した移動機番号と一致するか判別する(同S3)。一致するとS1に戻り,一致しない場合はS4に進み,この後上記図10のS4〜S8と同様の処理が行われ実行される。
図13は移動機への着信時の妨害装置の制御部の処理フローであり,この実施例3では移動機番号による特定移動機のみの音声による着信を可能とする。この処理フローは,上記図7に示す着信時,移動機,妨害装置間の制御信号のシーケンスに示す実施例1の基地局と移動機間の制御信号のシーケンスが適用される。
この場合も,予め上記図11に示す処理フローにより通話通信を許容する移動機番号を妨害装置に登録しておき,その後制御チャネルにの上り下りを受信し(図13のS1),ページング信号(図7のb)に対する移動機からの着信無線状態報告(図7のc)の信号を受信したか判別し(図13のS2),受信すると着信無線状態報告信号に含まれる移動機番号が登録されている移動機番号と一致するか判別する(同S3)。ここで一致がとれないとS1に戻り,一致すると上記図8のS4と同様の着信無線状態報告信号の受信レベルの判別を行い,以下図8のS5〜S8と同様の処理が図13のS5〜S8において実行される。
実施例3の場合も,予め登録した移動機番号の移動機だけが通話通信を許容されるが,予め登録した移動機番号の移動機だけが通話通信を制限するように変更してもよい。
上記実施例においては,通話だけ妨害する構成をとることとしたが,図5のステップ3等の音声通話か否かの判定をするステップを除外し,音声通信であるかないかにかかわらず全ての通信について妨害することもできる。その際,この実施例では基地局から移動機に送信される通信チャネルを指定する制御信号を妨害装置が受信して,直ちに妨害電波を当該通信チャネル(下り)に対して送信することで,通信チャネルを監視して所定レベルを越える信号の受信すると,受信した周波数に対する妨害電波を送信するよりも早く通話を妨害することができる。なお,移動機は通話チャネルに移行して基地局からの同期信号を受信することとなるが,すくなくともこの下り同期信号が送信されるよりも前または同時または送信中に妨害電波の送信を開始することにより移動機の同期処理を妨害し,音声通信開始は完全に防ぐこともできる。
また,図5のステップ4のように呼設定信号が一定値以上のときに次のステップに進み,妨害電波の送信を可能としているが,このステップは他の実施例も同様に省略可能である。但し,このステップを挿入することで当該妨害装置からあまり遠い移動機の通信(発信)を妨害してしまわないようにするためであり,妨害装置により通信を妨害したいエリアの広さを狭めたければこの値を大きく,広めたければ小さく設定するとよい。これは妨害装置が送信する妨害電波についてもいえることであり,妨害したエリアを広くしたければ妨害電波の送信電力を大きく,逆に狭くしたければ妨害電波の送信電力を小さくするとよい。妨害電波の送信電力の設定は特に移動機の着信に対する妨害の誤動作を防ぐのに効果的である。
また,上記実施例は移動機に限らず無線信号により通信チャネルを指定される一般の無線機に対しても適用可能である。
本発明の第1の原理構成を示す図である。 本発明の第2の原理構成を示す図である。 妨害装置の実施例のブロック構成を示す図である。 携帯電話が発呼する時の基地局,移動機,妨害装置間の信号のシーケンスを示す図である。 実施例1の妨害装置の制御部の処理フローを示す図である。 妨害電波送信機のタイミングチャートを示す図である。 着信時の基地局,移動機,妨害装置間の制御信号のシーケンスを示す図である。 実施例1の着信時の妨害装置の制御部の処理フローを示す図である。 実施例2による移動機識別情報の登録の処理フローを示す図である。 実施例2の発呼時の妨害装置の制御部の処理フローを示す図である。 実施例3による移動機番号を登録するための処理フローを示す図である。 移動機番号を利用した移動機の発信時の妨害装置の制御部の処理フローを示す図である。 移動機への着信時の妨害装置の制御部の処理フローを示す図である。
符号の説明
1 妨害装置
10 制御チャネル監視部
10a 音声通信検出手段
10b 受信チャネル検出手段
11 妨害電波発生部
2 特定エリア内の移動機
2’ 特定エリア外の移動機
3 基地局
4 特定エリア
5 サービスエリア

Claims (7)

  1. 基地局と当該基地局と無線で接続が可能な移動機とで構成される携帯電話システムにおいて,
    移動機の利用を制限したい特定エリア内に妨害装置を設け,前記妨害装置に制御チャネル監視部と,該制御チャネル監視部の制御により妨害電波を前記特定エリアに出力する妨害電波発生部を備え,
    前記制御チャネル監視部は,前記特定エリア内の移動機と基地局間の制御チャネルを監視して移動機と基地局間の制御チャネルの内容から呼の通信種別を識別する手段を備え,
    前記識別手段により音声通信であることを検出すると前記妨害電波発生部は,音声通信用に使用する各周波数帯域に妨害電波を発生することを特徴とする携帯電話の通信制限方法。
  2. 請求項1において,
    前記特定エリアを含むサービスエリアの基地局は,当該サービスエリアの移動機への着信時に,送信されるページングまたは移動機のページングに対する応答を伝送する制御チャネルの信号に音声通信かデータ通信かを表す識別情報を付加し,
    前記制御チャネル監視部は,前記制御チャネルの識別情報から音声通信かデータ通信かの識別を行うことを特徴とする携帯電話の通信制限方法。
  3. 請求項1または2の何れかにおいて,
    前記制御チャネル監視部は,移動機と基地局間の制御チャネルの内容から呼の通信種別が音声通信であることを検出すると,当該移動機の識別情報を記憶し,
    その後基地局から前記記憶した識別情報の移動機への制御チャネルによる音声通信用に指定したチャネルを検出すると,検出した音声通信用のチャネルに対して妨害電波を送信することを特徴とする携帯電話の通信制限方法。
  4. 基地局と当該基地局と無線で接続が可能な移動機とで構成される携帯電話システムにおいて,
    移動機の利用を制限したい特定エリア内に妨害装置を設け,前記妨害装置に制御チャネル監視部と,妨害電波を前記特定エリアに出力する妨害電波発生部と,移動機チェック部とを備え,
    前記移動機チェック部に予め前記特定エリア内での音声通信が許容された移動機の識別情報を登録し,
    前記制御チャネル監視部は,前記特定エリア内の移動機と基地局間の制御チャネルを監視して,音声通信の呼を表す信号を検出すると移動機の識別情報を検出し,
    前記移動機チェック部は,前記検出された移動機の識別情報と前記登録された移動機の識別情報を比較し,一致するか否か判別し,一致しないと前記妨害電波発生部に対し前記移動機への音声通信用の下りチャネルに妨害電波の送信を開始させ,一致すると妨害電波の発生を抑止することを特徴とする携帯電話の通信制限方法。
  5. 請求項4において,
    前記移動機の識別情報として電話番号を用い,前記移動機チェック部に音声通信を許容する電話番号を登録して,呼設定情報に含まれた電話番号と前記登録された電話番号の一致を判別することを特徴とする携帯電話の通信制限方法。
  6. 請求項4において,
    前記移動機の識別情報として移動機番号を用い,
    当該妨害装置を登録モードの状態において,特定エリアの移動機から発生する制御チャネルの信号から移動機番号を検出すると,前記移動機チェック部は前記移動機番号を音声通信を許可する番号として登録することを特徴とする携帯電話の通信制限方法。
  7. 請求項4において,
    前記制御チャネル監視部が前記特定エリア内の移動機の識別情報を検出し,
    前記移動機チェック部は,前記検出された移動機の識別情報と前記登録された移動機の識別情報を比較し,一致するか否か判別し,一致しないと前記妨害電波発生部に対し前記移動機への音声通信用の下りチャネルに妨害電波の送信を開始させ,一致すると妨害電波の発生を抑止することを特徴とする携帯電話の通信制限方法。
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