JP3909537B2 - 電動ガンの駆動装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロボットに接続されるガンブラケットの先端側に、電動機からの回転速度を減速する減速機を取付けた電動ガンの駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ロボットに接続されるガンブラケットの先端側に、電動機からの回転速度を減速する減速機を取付けた電動ガンの駆動装置は例えば特開平10ー71476号公報に示されているように公知である。
そして、上記装置では、ガンを構成する固定ア―ムがガンブラケットにボルトによって固定され、可動ア―ムも減速機の出力軸に前記固定ア―ムと同心状にボルトによって固定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで前記公知の電動ガンの駆動装置では、ガンア―ムを交換する場合に、各ア―ムを固定するボルトを緩めてア―ムを個々に取り替えなければならず、その作業が面倒であると共に、取り替え後に両ア―ムの芯合わせを行う必要があってこの作業も容易ではない、という問題がある。
【0004】
本発明は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、固定ア―ムと可動ア―ムを予め組み付けたガンの固定ア―ム側のみをガンブラケットに接続固定し、可動ア―ム側は減速機の出力軸に設けた動力伝達機構を介して接続することによって、ガンア―ムの取り替えが容易で芯合わせの必要がなく、X型とC型に共用できる電動ガンの駆動装置を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明における電動ガンの駆動装置は、固定ア―ム先端の電極と可動ア―ム先端の電極が対向するように配置されてガンア―ムとして予め組み付けたガンの固定ア―ム側を前記ガンブラケットに接続固定し、該ガンブラケットの接続部と反対側に前記減速機を配置し、該減速機の出力軸の中心線と前記接続部の中心線とを一致させ、減速機の出力軸から、減速機の出力軸に設けた揺動レバ―と、該揺動レバ―の先端に設けたロ―ラまたはガイド孔と、可動ア―ムに設けたガイド孔またはロ―ラとで構成されている動力伝達機構を介して前記可動ア―ムを駆動するようにしたことを特徴とするものである。
【0006】
また、前記固定ア―ムとガンブラケットの接続を、一方側に形成した凹孔と他方側に形成した突起で構成し、該突起を凹孔に挿嵌して行うことを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
添付図面を参照して本発明の実施例について説明する。
図1は本発明に係る電動ガンの駆動装置をX型ガンに適用した正面図、図2はその平面図、図3は図1のA―A断面図、図4は本発明に係る電動ガンの駆動装置をC型ガンに適用した正面図、図5はその平面図である。
【0009】
図1ないし図3において、1は本発明で可動ア―ムを構成する揺動ア―ムであり、該ア―ム1の先端には電極2が取付けられており、また該ア―ム1の中間上部には後述する揺動レバ―3が接続されている。4は固定ア―ムであり、該ア―ム4の先端にも電極5が前記電極2と対向するように取付けられており、該ア―ム4は前記揺動ア―ム1と協働してX型ガンを構成している。
【0010】
6はガンブラケットであり、該ガンブラケット6にはトランス7が取付られ、該トランス7の後端は図示しないロボットの手首に接続されている。
【0011】
前記ガンブラケット6の先端の一側には前記固定ア―ム4を固定する接続部である円柱状の突起8が形成されており、一方,前記固定ア―ム4の後端には前記突起8が挿嵌されるように凹孔9が形成されている。また、前記揺動ア―ム1の後端は固定ア―ム4の後端の外周に軸受10を介して回動自在に軸支されている。
なお、11はガンブラケット6に形成された固定ア―ム4の位置決めピンであり、また、12は固定ア―ム4の抑え部材である。
【0012】
そして、前記ガンブラケット6と固定ア―ム4との接続は、固定ア―ム4側に突起を形成しガンブラケット6側に凹孔を形成して接続を行うようにしてもよく、或は例えば両者4,6に接続用フランジを形成してフランジ同士を接続するような他の周知の接続手段を適用してもよい。
【0013】
前記ガンブラケット6の先端の他側には減速機13が固着されており、該減速機13の出力軸14には前記揺動レバ―3が固着され、出力軸14の中心線は前記突起8の中心線と一致する状態にある。また、減速機13の入力軸には大プ―リ15が取付けられている。
【0014】
また、ガンブラケット6から分岐した支持部材16には電動機17が固定・支持されており、該電動機17の出力軸18には小プ―リ19が取付けられていて、該小プ―リ19と前記大プ―リ15間は歯付きベルト20で接続されている。
【0015】
前記減速機13の出力軸14に固着された揺動レバ―3の先端にはロ―ラ21が取付けられており、また、前記揺動ア―ム1の中間上方にはガイド孔22が形成されており、前記ロ―ラ21をガイド孔22の配置して揺動レバ―3を揺動させることによって揺動ア―ム1を揺動させるようにしてある。なお、揺動レバ―3の先端にガイド孔を形成し揺動ア―ム1側にロ―ラを配置してもよい。
【0016】
以上のような構成からなる電動ガンにおいて、図1の状態から電動機17を駆動すると、その回転は小プ―リ19から歯付きベルト20を介して大プ―リ15に至る間に減速されて減速機13に至り更に減速されて減速機13の出力軸14を回動する。そして、この回動力は揺動レバ―3を反時計方向に回動させて揺動ア―ム1を固定ア―ム側に向けて揺動させ、電極2は加圧動作を行う。溶接が終了すると、前記電動機17を逆転させることによって電極2は開放動作を行う。
【0017】
ところで、溶接条件の変更によって、ガンア―ムを取り替える場合には、固定ア―ムの抑え12を外し、固定ア―ム4と可動ア―ムである揺動ア―ム1を組み付けたまま、該ガンア―ムをガンブラケット6の側方に引き出すことによって、揺動ア―ム1と揺動レバ―3の接続であるロ―ラ21はガイド孔22から離れて揺動ア―ム1と揺動レバ―3との接続が解かれると共に固定ア―ム4とガンブラケット6の接続も解かれ、ガンア―ムは組み付けたままガンブラケット6の側方に分離して位置される。
【0018】
そして、固定ア―ム4と可動ア―ムである揺動ア―ム1を組み付けた新たなガンア―ムをガンブラケット6の側方に位置させて、その固定ア―ム4をガンブラケット6に接続することによって揺動ア―ム1と揺動レバ―3も自動的に接続される。
【0019】
このように、ガンア―ムは組み付けたままで、単に固定ア―ム4とガンブラケット6との接続を解除或は再接続するのみでガンア―ムの取り替えが可能であるので、その取り替え作業が容易であると共に、ガンア―ムの取り替えが固定ア―ム4と揺動ア―ム1を予め組み付けた状態で行われ得るのでガンア―ムの取り替え後に両ア―ム1,4の芯合わせを行う必要がない。
【0020】
図4,5は本発明をC型ガンに適用したものであり、C型ガンが固定ア―ム4と可動ア―ムである加圧ロッド1とからなるガンア―ムを備え、加圧ロッド1の後端にガイド孔22を有するガイド部材30を固定して、ガイド孔22に揺動レバ―3の先端部に設けたロ―ラ21を接続する以外は前の実施例と実質的に同一であるので、同一符号を付してその説明を省略する。なお、この実施例でも加圧ロッド1の後端にロ―ラ21を設け揺動レバ―3の先端部にガイド孔22を形成してもよいものである。
【0021】
この実施例の場合にも、固定ア―ム4と加圧ロッド1は予め組み付けたままガンア―ムの取り替えが行われ得るので、その取り替え作業が容易であると共に、ガンア―ムの取り替え後に両ア―ム1,4の芯合わせを行う必要がないものである。
【0022】
【発明の効果】
本発明によれば、固定ア―ム先端の電極と可動ア―ム先端の電極が対向するように配置されてガンア―ムとして予め組み付けたガンの固定ア―ム側を前記ガンブラケットに接続固定し、該ガンブラケットの接続部と反対側に前記減速機を配置し、該減速機の出力軸の中心線と前記接続部の中心線とを一致させ、減速機の出力軸から、減速機の出力軸に設けた揺動レバ―と、該揺動レバ―の先端に設けたロ―ラまたはガイド孔と、可動ア―ムに設けたガイド孔またはロ―ラとで構成されている動力伝達機構を介して前記可動ア―ムを駆動するようにしたので、固定ア―ムと可動ア―ムを予め組み付けたガンの固定ア―ム側のみをガンブラケットに接続固定し、可動ア―ム側は減速機の出力軸に設けた動力伝達機構を介して接続することによって、ガンア―ムの取り替えが容易で、ガンア―ムの取り替え後に固定ア―ムと可動ア―ムの芯合わせを行う必要がない電動ガンの駆動装置となり、そして動力伝達機構が、減速機の出力軸に設けた揺動レバ―と、該揺動レバ―の先端に設けたロ―ラまたはガイド孔と、可動ア―ムに設けたガイド孔またはロ―ラとで構成したので、可動ア―ムへの動力の伝達が確実であると共にガンア―ムに取り替えが更に容易な電動ガンの駆動装置となる。
【0023】
また、固定ア―ムとガンブラケットの接続を、一方側に形成した凹孔と他方側に形成した突起で構成し該突起を凹孔に挿嵌して行う場合には、その接続が容易で且つ分離も容易な電動ガンの駆動装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係る電動ガンの駆動装置をX型ガンに適用した正面図である。
【図2】図2はその平面図である。
【図3】図3は図1のA―A断面図である。
【図4】図4は本発明に係る電動ガンの駆動装置をC型ガンに適用した正面図である。
【図5】図5はその平面図である。
【符号の説明】
1 可動ア―ム
3 揺動レバ―
4 固定ア―ム
6 ガンブラケット
8 突起
9 凹孔
13 減速機
14 減速機の出力軸
17 電動機
21 ロ―ラ
22 ガイド孔
Claims (2)
- ロボットに接続されるガンブラケットの先端側に、電動機からの回転速度を減速する減速機を取付けた電動ガンの駆動装置において、固定ア―ム先端の電極と可動ア―ム先端の電極が対向するように配置されてガンア―ムとして予め組み付けたガンの固定ア―ム側を前記ガンブラケットに接続固定し、該ガンブラケットの接続部と反対側に前記減速機を配置し、該減速機の出力軸の中心線と前記接続部の中心線とを一致させ、減速機の出力軸から、減速機の出力軸に設けた揺動レバ―と、該揺動レバ―の先端に設けたロ―ラまたはガイド孔と、可動ア―ムに設けたガイド孔またはロ―ラとで構成されている動力伝達機構を介して前記可動ア―ムを駆動するようにしたことを特徴とする電動ガンの駆動装置。
- 前記固定ア―ムとガンブラケットの接続を、一方側に形成した凹孔と他方側に形成した突起で構成し、該突起を凹孔に挿嵌して行うことを特徴とする請求項1記載の電動ガンの駆動装置。
Priority Applications (1)
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JP17381198A JP3909537B2 (ja) | 1998-06-08 | 1998-06-08 | 電動ガンの駆動装置 |
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JPH11347746A JPH11347746A (ja) | 1999-12-21 |
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ID=15967604
Family Applications (1)
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JP17381198A Expired - Fee Related JP3909537B2 (ja) | 1998-06-08 | 1998-06-08 | 電動ガンの駆動装置 |
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JP (1) | JP3909537B2 (ja) |
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1998
- 1998-06-08 JP JP17381198A patent/JP3909537B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH11347746A (ja) | 1999-12-21 |
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