JP3908543B2 - 空燃比制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、排気中の酸素濃度に比例した信号を出力する酸素濃度センサの異常検出を行う空燃比制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、エンジンの排気系に設けられた酸素濃度センサの故障を検知する方法として、センサ素子の内部抵抗の増加で故障を検知する方法が知られている。この方法では酸素イオンの移動が行われたときの電極間の電圧を測定し、測定された電圧が所定値以上になったときに内部抵抗が増加したと判断して故障を検知する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の故障検知方法では、酸素濃度センサの出力特性の変化を検知することができないので、理論空燃比に制御する場合、異物の付着などにより出力特性が変化したときに酸素濃度センサの出力に基づいて制御される排気中の空燃比が理論空燃比からずれてしまい、三元触媒の浄化率が十分に得られなくなるという問題があった。
【0004】
そこで、本発明は、酸素濃度センサに触媒の浄化率に影響する出力特性の変化が生じた場合にその故障を検知できる空燃比制御装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の空燃比制御装置は、内燃機関の排気系に設けられた触媒と、該触媒の上流に設けられ、排気中の酸素濃度に比例する値を出力する第1の空燃比検出手段と、前記触媒の下流に設けられ、排気中の空燃比に応じてリッチまたはリーンの値を出力する第2の空燃比検出手段とを備えた空燃比制御装置において、前記第2の空燃比検出手段の出力に応じて、目標空燃比を比例積分制御により算出し、前記第2の空燃比検出手段の出力が反転した時に前記目標空燃比の増減方向を反転させる目標空燃比設定手段と、前記第1の空燃比検出手段の出力を前記目標空燃比設定手段により算出された目標空燃比にフィードバック制御する空燃比制御手段と、前記第2の空燃比検出手段の出力が反転した時の前記第1の空燃比検出手段の出力値が、所定の上限値と下限値で規定される所定の範囲にあるか否かに基づいて、該第1の空燃比検出手段の故障を検出する故障検出手段とを備えたことを特徴とする。
【0006】
また、本発明の空燃比制御装置は、内燃機関の排気系に設けられた触媒と、該触媒の上流に設けられ、排気中の酸素濃度に比例する値を出力する第1の空燃比検出手段と、前記触媒の下流に設けられ、排気中の空燃比に応じてリッチまたはリーンの値を出力する第2の空燃比検出手段とを備えた空燃比制御装置において、前記第2の空燃比検出手段の出力に応じて、目標空燃比を比例積分制御により算出し、前記第2の空燃比検出手段の出力が反転した時に前記目標空燃比の増減方向を反転させる目標空燃比設定手段と、前記第1の空燃比検出手段の出力を前記目標空燃比設定手段により算出された目標空燃比にフィードバック制御する空燃比制御手段と、前記第2の空燃比検出手段の出力が反転した時の前記第1の空燃比検出手段の出力値の平均値が、所定の上限値と下限値で規定される所定の範囲にあるか否かに基づいて、該第1の空燃比検出手段の故障を検出する故障検出手段とを備えたことを特徴とする。
また、前記第1の空燃比検出手段の前記出力値の平均値は、前記第2の空燃比検出手段の出力がリッチ側およびリーン側に互いに同じ数だけ反転した時に検出された前記第1の空燃比検出手段の複数の前記出力値の平均値であることを特徴とする。
【0007】
本発明の空燃比制御装置では、目標空燃比設定手段により排気中の空燃比に応じてリッチまたはリーンの値を出力する前記第2の空燃比検出手段の出力に応じて目標空燃比を比例積分制御にしたがって算出し、前記第2の空燃比検出手段の出力が反転した時に前記目標空燃比の増減方向を反転させ、空燃比制御手段により排気中の酸素濃度に比例する値を出力する前記第1の空燃比検出手段の出力を前記算出された目標空燃比にフィードバック制御し、故障検出手段により前記第2の空燃比検出手段の出力が反転した時の前記第1の空燃比検出手段の出力値が、所定の上限値と下限値で規定される所定の範囲にあるか否かに基づいて、該第1の空燃比検出手段の故障を検出する。
【0008】
また、故障検出手段により、前記第2の空燃比検出手段の出力が反転した時の前記第1の空燃比検出手段の出力値の平均値が、所定の上限値と下限値で規定される所定の範囲にあるか否かに基づいて、該第1の空燃比検出手段の故障を検出する。
【0009】
これにより、下流側の第2の空燃比検出手段の出力に応じて目標空燃比を制御した場合、上流側の第1の空燃比検出手段の出力特性の変化を定量的に測定することができ、酸素濃度センサに触媒の浄化率に影響する出力特性の変化が生じた場合にその故障を検知できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
【0011】
図1は本発明の一実施形態にかかる内燃機関(以下「エンジン」という)及びその制御装置の構成を示す図である。同図中、1は各気筒に吸気弁及び排気弁(図示せず)を各1対ずつ設けたDOHC直列4気筒のエンジンである。
【0012】
エンジン1の吸気管2は分岐部(吸気マニホルド)11を介してエンジン1の各気筒の燃焼室に連通する。吸気管2の途中にはスロットル弁3が配されている。スロットル弁3にはスロットル弁開度(θTH)センサ4が連結されており、スロットル弁開度θTHに応じた電気信号を出力して電子コントロールユニット(以下「ECU」という)5に供給する。吸気管2には、スロットル弁3をバイパスする補助空気通路6が設けられており、該通路6の途中には補助空気量制御弁7が配されている。補助空気量制御弁7は、ECU5に接続されており、ECU5によりその開弁量が制御される。
【0013】
吸気管2のスロットル弁3の上流側には吸気温(TA)センサ8が装着されており、その検出信号がECU5に供給される。吸気管2のスロットル弁3と吸気マニホルド11の間には、チャンバ9が設けられており、チャンバ9には吸気管内絶対圧(PBA)センサ10が取り付けられている。PBAセンサ10の検出信号はECU5に供給される。
【0014】
エンジン1の本体にはエンジン水温(TW)センサ13が装着されており、その検出信号がECU5に供給される。ECU5には、エンジン1のクランク軸(図示せず)の回転角度を検出するクランク角度位置センサ14が接続されており、クランク軸の回転角度に応じた信号がECU5に供給される。クランク角度位置センサ14は、エンジン1の特定の気筒の所定クランク角度位置で信号パルス(以下「CYL信号パルス」という)を出力する気筒判別センサ、各気筒の吸入行程開始時の上死点(TDC)に関し所定クランク角度前のクランク角度位置で(4気筒エンジンではクランク角180度毎に)TDC信号パルスを出力するTDCセンサ及びTDC信号パルスより短い一定クランク角周期(例えば30度周期)で1パルス(以下「CRK信号パルス」という)を発生するCRKセンサから成り、CYL信号パルス、TDC信号パルス及びCRK信号パルスがECU5に供給される。これらの信号パルスは、燃料噴射時期、点火時期等の各種タイミング制御及びエンジン回転数NEの検出に使用される。
【0015】
吸気マニホルド11の吸気弁の少し上流側には、各気筒毎に燃料噴射弁12が設けられており、各噴射弁は図示しない燃料ポンプに接続されているとともにECU5に電気的に接続されて、ECU5からの信号により燃料噴射時期及び燃料噴射時間(開弁時間)が制御される。エンジン1の点火プラグ(図示せず)もECU5に電気的に接続されており、ECU5により点火時期θIGが制御される。
【0016】
排気管16は分岐部(排気マニホルド)15を介してエンジン1の燃焼室に接続されている。排気管16には分岐部15が集合する部分の直ぐ下流側に、広域空燃比センサ(以下「LAFセンサ」という)17が設けられている。さらにLAFセンサ17の下流側には直下三元触媒19及び床下三元触媒20が配されており、またこれらの三元触媒19及び20の間には酸素濃度センサ(以下「O2センサ」という)18が装着されている。三元触媒19、20は、排気ガス中のHC,CO,NOx等の浄化を行う。
【0017】
LAFセンサ17は、ローパスフィルタ22を介してECU5に接続されており、排気ガス中の酸素濃度(空燃比)に略比例した電気信号を出力し、その電気信号をECU5に供給する。O2センサ18は、その出力が理論空燃比の前後において急激に変化する特性を有し、その出力は理論空燃比よりリッチ側で高レベルとなり、リーン側で低レベルとなる。O2センサ18は、ローパスフィルタ23を介してECU5に接続されており、その検出信号はECU5に供給される。
【0018】
排気還流機構30は、吸気管2のチャンバ9と排気管16とを接続する排気還流路31と、排気還流路31の途中に設けられ、排気還流量を制御する排気還流弁(EGR弁)32と、EGR弁32の弁開度を検出し、その検出信号をECU5に供給するリフトセンサ33とから成る。EGR弁32は、ソレノイドを有する電磁弁であり、ソレノイドはECU5に接続され、その弁開度がECU5からの制御信号によりリニアに変化させることができるように構成されている。
【0019】
蒸発燃料処理装置40では、燃料タンク41は通路42を介してキャニスタ45に連通し、キャニスタ45はパージ通路43を介して吸気管2のチャンバ9に連通している。キャニスタ45は、燃料タンク41内で発生する蒸発燃料を吸着する吸着剤を内蔵し、外気取込口を有する。通路42の途中には、正圧バルブ及び負圧バルブから成る2ウェイバルブ46が配設され、パージ通路43の途中にはデューティ制御型の電磁弁であるパージ制御弁44が設けられている。パージ制御弁44は、ECU5に接続されており、パージ制御弁はECU5からの信号に応じて制御される。
【0020】
ECU5は、上述した各種センサからの入力信号波形を整形して電圧レベルを所定レベルに修正し、アナログ信号値をデジタル信号値に変化する等の機能を有する入力回路と、中央処理回路(CPU)と、該CPUで実行される各種演算プログラムや後述する各種マップ及び演算結果等を記憶するROM及びRAMからなる記憶回路と、燃料噴射弁12等の各種電磁弁や点火プラグに駆動信号を出力する出力回路とを備えている。
【0021】
ECU5は、上述の各種エンジン運転パラメータ信号に基づいて、LAFセンサ17及びO2センサ18の出力に応じたフィードバック制御運転領域やオープン制御運転領域等の種々のエンジン運転状態を判別するとともに、エンジン運転状態に応じ、燃料噴射弁12の燃料噴射時間TOUTを演算し、この演算結果に基づいて燃料噴射弁12を駆動する信号を出力する。
【0022】
燃料噴射時間TOUTの演算には、LAFセンサ17の出力に応じて通常のPID制御により算出したPID補正係数KLAFが適用される。
【0023】
TOUT=K1×KLAF×KCMD×Ti+K2
ここで、Tiは基本的にエンジン回転数NEおよび吸気管内絶対圧PBAに応じて設定される基本燃料量である。K1は運転状態に応じて求まる補正係数、K2は運転状態に応じて求まる補正量である。
【0024】
始めに、LAFセンサの出力に応じたPID補正係数KLAF算出処理を、図2を参照して説明する。図2はPID補正係数KLAF算出処理を示すフローチャートである。
【0025】
先ずステップS301では、ホールドフラグFKLAFHOLDが「1」か否かを判別し、オープンループ制御中ではFKLAFHOLD=1となり、直ちに本処理を終了し、FKLAFHOLD=0のときは、KLAFリセットフラグFKLAFRESETが「1」か否かを判別する(ステップS302)。その結果、FKLAFRESET=1のときは、ステップS303に進み、PID補正係数KLAFを1.0に設定するとともに、積分制御ゲインKI及び目標当量比KCMDと検出当量比KACTとの偏差DKAFを「0」に設定して、係数の初期化が実行され本処理を終了する。検出当量比KACTはLAFセンサ17の出力を当量比に変換したものである。
【0026】
ステップS302でFKLAFRESET=0のときは、ステップS304に進み、比例制御ゲインKP、積分制御ゲインKI及び微分制御ゲインKDをエンジン回転数NE及び吸気管内絶対圧PBAに応じて設定されたマップから検索する。ただし、アイドル状態のときはアイドル用のゲインを採用する。次いで、目標当量比KCMDと検出当量比KACTとの偏差DKAF(k)(=KCMD(k)−KACT(k))を算出し(ステップS305)、偏差DKAF(k)及び各制御ゲインKP,KI,KDを下記式に適用して、比例項KLAFP(k)、積分項KLAFI(k)及び微分項KLAFD(k)を算出する(ステップS306)。
【0027】
KLAFP(k)=DKAF(k)×KP
KLAFI(k)=DKAF(k)×KI+KLAF(k−1)
KLAFD(k)=(DKAF(k)−DKAF(k−1))×KD
続くステップS307〜S310では、積分項KLAFI(k)のリミット処理を行う。すなわち、KLAFI(k)値が所定上下限値KLAFILMTH,KLAFILMTLの範囲内にあるか否かを判別し(ステップS307、S308)、KLAFI(k)>KLAFILMTHであるときは、KLAFI(k)=KLAFLMTHとし(ステップS310)、KLAFI(k)<KLAFILMTLであるときは、KLAFI(k)=KLAFILMTLとする(ステップS309)。
【0028】
続くステップS311では、下記式によりPID補正係数KLAF(k)を算出する。
【0029】
次いで、KLAF(k)値が所定上限値KLAFLMTHより大きいか否かを判別し(ステップS312)、KLAF(k)>KLAFLMTHであるときは、KLAF(k)=KLAFLMTHとして(ステップS316)、本処理を終了する。
【0030】
ステップS312で、KLAF(k)≦KLAFLMTHであるときは、KLAF(k)値が所定下限値KLAFLMTLより小さいか否かを判別し(ステップS314)、KLAF(k)≧KLAFLMTLであれば直ちに本処理を終了する一方、KLAF(k)<KLAFLMTLであるときは、KLAF(k)=KLAFLMTLとして(ステップS315)、本処理を終了する。
【0031】
本処理では、検出当量比KACTが目標当量比KCMDに一致するようにPID制御を行うことによりPID補正係数KLAFが算出される。
【0032】
つぎに、LAFセンサ17の劣化判定処理について説明する。図6は、ストイキ劣化判定処理を説明するための図であり、この劣化判定処理の実行時においては、O2センサ18の出力が高レベル(空燃比が理論空燃比よりリッチであることを示す)のときは、目標当量比KCMDを徐々に減少させる一方、逆に低レベル(空燃比が理論空燃比よりリーンであることを示す)のときは、徐々に増加させ、O2センサ出力の反転時点B,C,D,Eにおける検出当量比KACTの平均値KACTAV(=(KACT(B)+KACT(C)+KACT(C)+KACT(D))/4)を算出する。そして、KACTAV値が1.0から所定以上ずれたとき、ストイキ劣化と判定する。なお、平均値KACTAVの算出に用いるKACT値は4つに限らないが、リーン側とリッチ側の検出値の数を同数とする必要がある。
【0033】
図7はLAFセンサ17の出力RVIPのずれ量VLFSTを示す説明図である。LAFセンサ17に劣化が生じると、その出力RVIPはリーン側あるいはリッチ側にずれ量VLFSTだけずれてくる。
【0034】
図3はLAFセンサの劣化判定処理の全体構成を示すフローチャートであり、本処理は所定時間(例えば10msec)毎に実行される。
【0035】
先ずステップS501では、始動モードか否か、即ちクランキング中か否かを判別し、始動モードのときは直ちに本処理を終了する。始動モードでなければ、ストイキ劣化判定処理(ステップS502)、応答劣化判定処理(ステップS503)及びリーン劣化判定処理(ステップS504)を順次実行する。そして、ストイキ劣化を検出したことを「1」で示すストイキ劣化フラグFLFSTNGが「1」か否かを判別し(ステップS505)、FLFSTNG=0のときは、応答劣化を検出したことを「1」で示す応答劣化フラグFLFRPNGが「1」か否かを判別し(ステップS506)、FLFRPNG=0のときは、リーン劣化を検出したことを「1」で示すリーン劣化フラグFLFLNNGが「1」か否かを判別する(ステップS507)。
【0036】
その結果、ステップS505〜S507のいずれかの答が肯定(YES)であって、何らかの劣化を検出しているときは、LAFセンサ17が劣化していないことを「1」で示すOKフラグFOK61を「0」に設定し(ステップS511)、本処理を終了する。
【0037】
一方、ステップS505〜S507の答がすべて否定(NO)のときは、ストイキ劣化判定処理の終了を「1」で示すストイキ劣化判定終了フラグFLFSTENDが「1」か否かを判別し(ステップS508)、FLFSTEND=1のときは、応答劣化判定処理の終了を「1」で示す応答劣化判定終了フラグFLFRPENDが「1」か否かを判別する(ステップS509)。その結果、ステップS508又はS509の答が否定(NO)のときは直ちに本処理を終了する一方、ステップS508及びS509の答がともに肯定(YES)のときは、OKフラグFOK61を「1」に設定する。
【0038】
図4及び図5は、図3のステップS502におけるストイキ劣化判定処理を示すフローチャートである。
【0039】
先ずステップS521では、ストイキ劣化判定の終了を「1」で示す。ストイキ劣化判定終了フラグFLFSTENDが「1」か否かを判別し、FLFSTEND=0のとき、すなわち劣化判定が終了していない時はモニタ条件が成立していることを「1」で示すモニタ条件フラグFLFMCHKが「1」か否かを判別する(ステップS522)。ここで、前記モニタ条件は、劣化判定の実行許可条件であり、フラグFLFMCHKは、後述する図10の処理で設定される。
【0040】
ステップS522の答が肯定(YES)のときは、吸気管内負圧の変動量|DPBA4|が所定変動量DPBLFM以下か否かを判別する(ステップS522B)。肯定(YES)のときは、ストイキ劣化判定実行中であることを「1」で示すストイキ劣化判定実行フラグFLFSTMが「1」か否かを判別し(ステップS522C)、肯定(YES)のときは、吸気管内最大負圧PBCTMAXと最小負圧PBCTMINとの差、つまり吸気管内負圧の最大変動量が所定変動量DPBLAFG以下か否かを判別する(ステップS522D)。
【0041】
ステップS522Dで肯定(YES)のとき、またはステップS522Cでストイキ劣化判定実行フラグFLFSTMが「0」であるときにはステップS523に進む。
【0042】
ステップS523ではO2センサ出力(SVO2)監視フラグFSVO2LAFが「1」か否かを判別する。そして、ステップS523の答が否定(NO)のときは、ステップS527に進む一方、ステップS521若しくはS523の答が肯定(YES)のとき、又はステップS522、S522B、S522Dのいずれかの答が否定(NO)のときは、ストイキ劣化判定に適さないとし、SVO2監視フラグFSVO2LAFを「0」に設定し(ステップS524)、ストイキ劣化判定実行フラグFLFSTMを「0」に設定する(ステップS525)とともに、ダウンカウントタイマtmLFSTMに所定時間TLFSTMを設定して(ステップS526)、本処理を終了する。
【0043】
ステップS527では後述する図9の処理によりフィードバックの目標となる目標当量比KCMDの算出を行い、続くステップS528では、ストイキ劣化判定実行フラグFLFSTMを「1」に設定し、ステップS529に進む。
【0044】
ステップS529では、後述する図9の処理で設定され、O2センサ出力がリッチからリーンまたはリーンからリッチに反転後所定時間経過したことを「1」で示す反転フラグFKACTTが「1」か否かを判別し、FKACTT=0のときは、すなわちO2センサの出力が反転しないときには、前記ステップS526(又は後述するステップS532)でセットしたタイマtmLFSTMの値が「0」か否かを判別する(ステップS530)。その結果、tmLFSTM>0であって所定時間TLFSTMが経過していないときは、直ちに本処理を終了し、tmLFSTM=0であるときは、SVO2監視フラグFSVO2LAFを「1」に設定して(ステップS531)、本処理を終了する。
【0045】
ステップS529でFKACTT=1であって、O2センサ出力がリッチからリーンへまたはリーンからリッチへ反転したときは、前記ダウンカウントタイマtmLFSTMに所定時間TLFSTMをセットしてスタートさせ(ステップS532)、カウンタNKACTの値が「0」か否かを判別する(ステップS533)。最初はNKACT=0であるので、ステップS535に進んで、該カウンタNKACTを「1」だけインクリメントして(ステップS535)、その値が所定値NKACTC(例えば5)より小さいか否かを判別する(ステップS536)。最初はNKACT<NKACTCであるので、直ちに本処理を終了する。
【0046】
次にO2センサ出力が反転したときは、ステップS533の答が否定(NO)となり、検出当量比KACTの積算値KACTTを下記式により算出して(ステップS534)、ステップS535に進む。
【0047】
KACTT=KACTT+KACT
そして、反転回数が所定値に達するとステップS536でNKACT=NKACTCとなり、ステップS537に進んで、下記式により平均検出当量比KACTAVを算出する。
【0048】
KACTAV=KACTT/(NKACT−1)
これにより、図6のB,C,D,E点におけるKACT値の平均値として、KACTAV値が算出される。
【0049】
このようにして検出開始後、最初の反転(図6のA)を除くB,C,D,Eの4点におけるKACTの平均を算出するので、検出の精度を向上することができる(A点においては制御が安定していないおそれがあり、この点を平均値算出に用いると誤差が大きくなるおそれがある)。
【0050】
続くステップS538、S539では、平均値KACTAVが所定下限値KACTAVLより大きいか否か及び所定上限値KACTAVHより小さいか否かを判別し、その結果KACTAVL<KACTAV<KACTAVHであるときは、劣化していないと判定し、フラグFLFSTNGを「0」のままとする。
【0051】
そして、ステップS539AではVLFSTテーブルを参照して平均値KACTAVに対するずれ量VLFSTを算出する。図8はVLFSTテーブルを示す説明図である。
【0052】
この後、ステップS541に進み、ストイキ劣化判定終了フラグFLFSTENDを「1」に設定し、ステップS541Aでストイキ劣化判定実行フラグFLFSTMを「0」に設定して本処理を終了する。
【0053】
また、KACTAV≦KACTAVL又はKACTAV≧KACTAVHであるときは、ストイキ劣化と判定してフラグFLFSTNGを「1」に設定して(ステップS540)、前記ステップS539Aに進む。以上のようにしてLAFセンサの出力ずれの劣化の判定を行う。
【0054】
図9はストイキ劣化判定実行中の目標当量比KCMDの算出処理を示すフローチャートである。
【0055】
先ずステップS801では、O2センサ出力SVO2が所定基準値SVREFより大きいか否かを判別し、SVO2>SVREFであって理論空燃比よりリッチ側であるときは、第1リッチフラグFAFR1を「1」に設定し(ステップS803)、SVO2<SVREFであって理論空燃比よりリーン側のときは、フラグFAFR1を「0」に設定して(ステップS802)、ステップS804に進む。
【0056】
ステップS804では、第1リッチフラグFAFR1が反転したか否かすなわち、O2センサの出力がリッチからリーンへまたはリーンからリッチへ反転したかを判別し、反転していないときは直ちにステップS808に進み、反転したときは、第1リッチフラグFAFR1が「1」かすなわちリッチであるか否かを判別する(ステップS805)。そして、FAFR1=1であるとき(リッチであるとき)は、反転後の時間を計測するダウンカウントタイマtmDLYRにリッチ側所定時間TRDを設定してスタートさせる(ステップS807)一方、FAFR1=0(リーンであるとき)であるときは、該タイマtmDLYRにリーン側所定時間TLDを設定して(ステップS806)、ステップS808に進む。
【0057】
ステップS808では、前記ストイキ劣化判定実行フラグFLFSTMが「1」か否かを判別し、FLFSTM=0であって今回から判定を開始するときは、検出当量比KACTの積算値KACTT及び図4のステップS535でインクリメントされるカウンタNKACTをともに「0」に設定し(ステップS809)、第2リッチフラグFAFR2を第1リッチフラグFAFR1と同じ値とし、目標当量比KCMDを所定値KCMCHK(例えば1.0)に設定して(ステップS810)、ステップS813に進む。
【0058】
ステップS813では、反転フラグFKACTTを「0」に設定し、次いで第2リッチフラグFAFR2が「0」か否かを判別する(ステップS814)。その結果、FAFR2=0であるときは、目標当量比KCMDにリッチ側積分項IRSPを加算し(ステップS815)、FAFR2=1であるときは、KCMD値からリーン側積分項ILSPを減算して(ステップS816)、ステップS822に進む。
【0059】
前記ステップS808で、FLFSTM=1であってストイキ劣化判定実行中のときは、ステップS811に進み、第1リッチフラグFAFR1と第2リッチフラグFAFR2とが等しいか否かを判別し、FAFR1=FAFR2であるときは、前記ステップS813に進む。また、FAFR1≠FAFR2であるときは、ステップS806又はS807でスタートしたタイマtmDLYRの値が「0」か否かを判別する(ステップS812)。第1リッチフラグFAFR1の反転直後は、tmDYLR>0であるので、前記ステップS813に進み、ディレイ時間TRまたはTLが経過し、tmDYLR=0となると、ステップS817で第2リッチフラグFAFR2を第1リッチフラグFAFR1と等くし、次いで反転フラグFKACTTを「1」に設定する(ステップS818)。
【0060】
続くステップS819では、第1リッチフラグFAFR1が「1」か否かを判別し、FAFR1=0であるときは、目標当量比KCMDにリッチ側比例項PRSPを加算し(ステップS820)、FAFR1=1であるときは、KCMD値からリーン側比例項PLSPを減算して(ステップS821)、ステップS822に進む。
【0061】
ステップS822ではリミットチェック処理を実行し、本処理を終了する。
【0062】
このようにしてO2センサの出力に基づきPI制御により目標当量比KCMDが算出される。
【0063】
図10は上述したモニタ条件を判定する処理を示すフローチャートであり、本処理は優先度の高い処理が実行されていない、いわゆるバックグラウンドで実行される。
【0064】
先ずステップS572では、O2センサ18が活性状態にあることを「1」で示す活性フラグnO2Rが「1」か否かを判別し、nO2R=1であるときは、エンジン1及びエンジン1を搭載した車両の運転状態が所定の領域にあるか否かを判別する(ステップS573)。
【0065】
即ち、エンジン水温TWが所定上下限値TWLAFMH,TWLAFMLの範囲内にあるか否か、吸気温TAが所定上下限値TALAFMH,TALAFMLの範囲内にあるか否か、エンジン回転数NEが所定上下限値NELAFMH,NELAFMLの範囲内にあるか否か、吸気管内絶対圧PBAが所定上下限値PBLAFMH,PBLAFMLの範囲内にあるか否か及び車速Vが所定上下限値VLAFMH,VLAFMLの範囲内にあるか否かを判別し、すべての答が肯定(YES)のとき、運転状態が所定の領域にあると判定する。
【0066】
そして、その場合にはさらに当該車両が車速の変化率が小さいクルーズ状態にあることを「1」で示すフラグFCRSが「1」か否かを判別し(ステップS574)、FCRS=1のときは、リセットフラグFKLAFRESETが「0」か否かを判別する(ステップS575)。
【0067】
以上の判別の結果、ステップS572〜S575のいずれかの答が否定(NO)のときは、モニタ条件不成立と判定してステップS580に進み、次いでダウンカウントタイマtmLFMCHKに所定時間TLFMCHKをセットしてスタートさせ(ステップS581)、モニタ条件フラグFLFMCHKを「0」に設定し(ステップS583)、ダウンカウントタイマtmLFRPMSに所定時間TLFRPMSをセットしてスタートさせ(ステップS586)、応答劣化判定開始フラグFLFRPMSを「0」に設定して(ステップS588)、本処理を終了する。
【0068】
また、ステップS575でFKLAFRESET=0であって、空燃比フィードバック制御領域にあるときには、モニタフラグFLFMCHKが「1」か否かを判別し(ステップS576)、FLFMCHK=1であるときは、直ちにステップS578に進む一方、FLFMCHK=0であるときは、目標当量比KCMDが所定値KCMDZML(例えば理論空燃比に対応する値、すなわち1.0に設定される)以上か否かを判別する(ステップS577)。そして、KCMD<KCMDZMLであるときは、モニタ条件不成立と判定して前記ステップS580に進み、KCMD≧KCMDZMLであるときは、ステップS578に進む。
【0069】
ステップS578では、LAFセンサ劣化判定終了フラグFLFRPENDが「1」か否かを判別し、FLFRPEND=1であって判定が終了したときは、前記ステップS580に進む。また、FLFRPEND=0であるときは、パージカットフラグFLAFPGを「1」に設定してパージカットし(ステップS579)、診断中のパージガスの影響をなくす。前記ステップS581でスタートしたタイマtmLFMCHKの値が「0」か否かを判別する(ステップS582)。最初は、tmLFMCHK>0であるので前記ステップS583に進み、tmLFMCHK=0となると、モニタ条件成立と判定してフラグFLFMCHKを「1」に設定して(ステップS584)、ストイキ劣化判定終了フラグFLFSTENDが「1」か否かを判別する(ステップS585)。
【0070】
その結果、FLFSTEND=0であってストイキ劣化判定が終了していないときは、前記ステップS586に進み、ストイキ劣化判定が終了してFLFSTEND=1となると、ステップS587に進み、ステップS586でスタートしたタイマtmLFRPMSの値が「0」か否かを判別する(ステップS587)。最初は、tmLFRPMS>0であるので、前記ステップS588に進み、tmLFRPMS=0となると、応答劣化判定開始フラグFLFRPMSを「1」に設定し(ステップS589)、応答劣化判定の開始を許可する。
【0071】
つぎに、LAFセンサの出力に基づく検出当量比KACTの補正について説明する。図11は検出当量比KACTの補正処理を示すフローチャートである。O2センサ18(SVO2)が劣化しているか否かを判別し(ステップS601)、劣化しているときはステップS606に進み、劣化していないときは、LAFモニタ領域にあることを示すモニタフラグFLFMCHKが「1」か否かを判別し(ステップS602)、答が肯定(YES)でLAFモニタ領域にあるときにはストイキ劣化判定終了フラグFLFSTENDが「1」か否かを判別し(ステップS603)、答が否定(NO)のときにはステップS606に進む。
【0072】
ステップS602で否定(NO)のとき、あるいはステップS603で肯定(YES)のときには、フュエルカット中であるとき「1」を示すフュエルカットフラグFFCが「1」か否かを判別する。答が肯定(YES)でフュエルカット中であるときにはステップS606に進み、答が否定(NO)のときにはステップS605に進む。
【0073】
ステップS605では、LAFセンサ17の出力RVIPに図4のステップS539Aで算出したずれ量VLFSTを加えることにより出力RVIP値を補正する。そして、ステップS606では、補正されたRVIP値に対し大気圧PAおよび排圧PBOUTに応じた補正を行って検出当量比KACTを算出し、本処理を終了する。
【0074】
以上示したように、本実施形態の空燃比制御装置によれば、O2センサ18(下流側酸素濃度センサ)の出力に基づいて目標空燃比を制御したときのLAFセンサ17(上流側酸素濃度センサ)の出力平均値に相当する平均検出当量比KACTAVが所定範囲を越える場合にLAFセンサ17のストイキ劣化と判定することによりストイキ領域でのLAFセンサ17の故障を検知できる。
【0075】
また、平均検出当量比KACTAVに応じた理論空燃比からのずれ量VLFSTをLAFセンサ17の出力RVIPに補正することにより適正に空燃比を理論空燃比に制御して触媒の浄化率を確保できる。
【0076】
【発明の効果】
本発明によれば、下流側の第2の空燃比検出手段の出力に応じて目標空燃比を制御した場合、上流側の第1の空燃比検出手段の出力特性の変化を定量的に測定することができ、酸素濃度センサに触媒の浄化率に影響する出力特性の変化が生じた場合にその故障を検知できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるエンジン及びその制御装置の構成を示す図である。
【図2】PID補正係数KLAF算出処理を示すフローチャートである。
【図3】LAFセンサの劣化判定処理の全体構成を示すフローチャートである。
【図4】図3のステップS502におけるストイキ劣化判定処理を示すフローチャートである。
【図5】図4につづくストイキ劣化判定処理を示すフローチャートである。
【図6】ストイキ劣化判定処理を示す説明図である。
【図7】LAFセンサ出力RVIPのずれ量VLFSTを示す説明図である。
【図8】VLFSTテーブルを示す説明図である。
【図9】ストイキ劣化判定実行中の目標当量比KCMDの算出処理を示すフローチャートである。
【図10】モニタ条件を判定する処理を示すフローチャートである。
【図11】検出当量比KACTの補正処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 エンジン
5 ECU
17 LAFセンサ
18 O2センサ
Claims (3)
- 内燃機関の排気系に設けられた触媒と、
該触媒の上流に設けられ、排気中の酸素濃度に比例する値を出力する第1の空燃比検出手段と、
前記触媒の下流に設けられ、排気中の空燃比に応じてリッチまたはリーンの値を出力する第2の空燃比検出手段とを備えた空燃比制御装置において、
前記第2の空燃比検出手段の出力に応じて、目標空燃比を比例積分制御により算出し、前記第2の空燃比検出手段の出力が反転した時に前記目標空燃比の増減方向を反転させる目標空燃比設定手段と、
前記第1の空燃比検出手段の出力を前記目標空燃比設定手段により算出された目標空燃比にフィードバック制御する空燃比制御手段と、
前記第2の空燃比検出手段の出力が反転した時の前記第1の空燃比検出手段の出力値が、所定の上限値と下限値で規定される所定の範囲にあるか否かに基づいて、該第1の空燃比検出手段の故障を検出する故障検出手段とを備えたことを特徴とする空燃比制御装置。 - 内燃機関の排気系に設けられた触媒と、
該触媒の上流に設けられ、排気中の酸素濃度に比例する値を出力する第1の空燃比検出手段と、
前記触媒の下流に設けられ、排気中の空燃比に応じてリッチまたはリーンの値を出力する第2の空燃比検出手段とを備えた空燃比制御装置において、
前記第2の空燃比検出手段の出力に応じて、目標空燃比を比例積分制御により算出し、前記第2の空燃比検出手段の出力が反転した時に前記目標空燃比の増減方向を反転させる目標空燃比設定手段と、
前記第1の空燃比検出手段の出力を前記目標空燃比設定手段により算出された目標空燃比にフィードバック制御する空燃比制御手段と、
前記第2の空燃比検出手段の出力が反転した時の前記第1の空燃比検出手段の出力値の平均値が、所定の上限値と下限値で規定される所定の範囲にあるか否かに基づいて、該第1の空燃比検出手段の故障を検出する故障検出手段とを備えたことを特徴とする空燃比制御装置。 - 前記第1の空燃比検出手段の前記出力値の平均値は、前記第2の空燃比検出手段の出力がリッチ側およびリーン側に互いに同じ数だけ反転した時に検出された前記第1の空燃比検出手段の複数の前記出力値の平均値であることを特徴とする、請求項2に記載の空燃比制御装置。
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