JP3908367B2 - シフトレバー装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車両の変速機をシフト操作するためのシフトレバー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両の自動変速機をシフト操作するためのシフトレバー装置は、シフトレバーを車両前後方向にシフト操作して自動変速機をシフトする構成のものが一般的である。この種のシフトレバー装置では、シフトレバーの操作方向が車両前後方向に設定される構成であり、例えば、シフトレバーがPシフトレンジに選択された場合にシフトレバーを単に車両後方向へ移動させることで、Rシフトレンジへのシフト操作が可能である。
【0003】
ところで、このようなシフトレバー装置においては、特定の条件下でのみシフトレバーのシフト操作を可能とするシフトロック機構が必要であり、前述の如きPシフトレンジからRシフトレンジへのシフト操作を何らかの方法により制限する必要がある。
【0004】
この場合、例えば、シフトレバーの近傍にソレノイド等の電気式アクチュエータ等を設けることにより、シフトレバーをPシフトレンジからRシフトレンジへ操作する際にはブレーキ操作をしない限りアクチュエータがシフトレバーに係合してRシフトレンジへのシフト操作が阻止されるように構成したシフトレバー装置が提案されている。
【0005】
この種のシフトレバー装置(シフトロック機構)では、シフトレバーがPシフトレンジに位置する状態では、電気式アクチュエータによって固定化されたロックプレートがグルーブドピンに係合してその移動(ノブボタンの操作)が阻止され、シフトレバーのPシフトレンジ以外の他のシフトレンジへのシフト操作が阻止される構成である。
【0006】
また、キ−が無い状態やキ−の位置が「LOCK」または「OFF」の時には、前記電気式アクチュエ−タは、ロックプレ−トを固定化はしてはいないが、キ−シリンダ側につながれたキ−ロックケ−ブルの動きが固定され、それによりキ−ロックケ−ブルを固定しているカムプレ−トの回転が固定される。
【0007】
カムプレ−トがキ−ロックケ−ブルによって固定されると、カムプレ−トの動きに追従して動くロックプレ−トが固定され、固定化されたロックプレ−トがグル−ブドピンに係合してその移動が阻止され、シフトレバ−のPシフトレンジ以外の他のシフトレンジへのシフト操作が阻止される構造である。
【0008】
キ−の位置が「ACC」「ON」「START」の時には、前記キ−ロックケ−ブルは固定されないため、ノブボタン操作によって下がるグル−ブドピンの動きに追従して回転するカムプレ−トが回転する。
【0009】
その操作を、ブレ−キ操作をして電気式アクチュエ−タがロックプレ−トを固定しない状態で実施することにより、ノブボタン操作により下降するグル−ブドピンの動きに追従して回転するカムプレ−トの動きに、ロックプレ−トが追従して回転し、グル−ブドピンの移動を阻止しない位置に移動し、他のポジションへのシフト操作が可能となる構造である。
【0010】
ところで、キ−が無いシフトロック状態で、何らかの理由でPシフト位置から他のシフト位置へシフトしたい時、またキ−の位置が「ACC」「ON」「START」でブレ−キを踏んでも何らかによるキ−ロックケ−ブルの固着等の不具合が生じて、Pシフト位置から他のシフト位置へシフト不能となった時には、ロックプレ−トを手動操作で強制的に移動させてグル−ブドピンとの係合を解除する必要がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記事実を考慮し、シフトロック状態の場合等でも手動操作により強制的にシフトロックを解除することができ、しかも、手動でシフトロック状態等を解除するための他の部材の配置スペースに制約を受け難く、スペースの有効利用を図ることができるシフトレバー装置を得ることが目的である。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明のシフトレバー装置は、車両の変速機の変速操作用シフトレバーと、
前記シフトレバーに設けられ、ノブボタンの操作により移動するよう装着された連動部材と、
前記シフトレバーのシフト操作時に、少なくとも前記シフトレバーがパーキングレンジ位置から他のレンジ側へシフト操作される場合に前記連動部材と当ってシフト操作を制限するためのディテント溝を設けたディテント部材と、
前記連動部材の動作に追従して移動されるカムプレートと、
パーキングレンジ位置にある前記連動部材を前記ディテント溝から離脱可能とする位置と、離脱不能とする位置との間を前記カムプレートの動作に追従して移動可能に装着されたシフトロックプレートと、
前記カムプレートの一部に設けられ、キーインターロックケーブルの一端部を連動するよう接続し、又は不動の前記キーインターロックケーブルに対し前記カムプレートを移動可能に解離する連結解離部材と、
前記連結解離部材を、接続状態と解離状態とに切換える操作を手動で行わせる手動操作機構と、
を有することを特徴とする。
【0013】
上述のように構成することにより、手動操作機構を操作して、カムプレート部分に構成した連結解離部材を解離状態に切換える操作をし、カムプレートとキーインターロックケーブルとの接続を解離し、カムプレートとシフトロックプレートを回動自由とした上で、シフトレバーのノブボタンの操作によりパーキングレンジ位置にある連動部材をパーキングレンジ位置から他のレンジ側へ移動し、シフトレバーをパーキングシフト位置から他のシフトレンジへ移動操作を行える。よって、シフトレバー装置のシフトロックがかかり、キーインターロックケーブルが不動な状態でも、シフトレバーのシフト操作を可能とできる。また、連結解離部材がカムプレートとキーインターロックケーブルとを接続状態のときには、手動操作機構を操作しない限り、パーキングレンジ位置にある連動部材をカムプレートに制止されたシフトロックプレートがパーキングレンジ位置から他のレンジ側へ移動不能に制止し、シフトレバーをパーキングシフト位置から他のシフトレンジへ移動操作操作できないようにシフトレバー装置のシフトロック状態とできる。さらに、連結解離部材をカムプレート部分に構成して、この連結解離部材の配置スペースの有効利用を図ることができる。
【0014】
本発明の請求項2記載のシフトレバー装置は、車両の変速機の変速操作用シフトレバーと、
前記シフトレバーに設けられ、ノブボタンの操作により移動するよう装着された連動部材と、
前記シフトレバーのシフト操作時に、少なくとも前記シフトレバーがパーキングレンジ位置から他のレンジ側へシフト操作される場合に前記連動部材と当ってシフト操作を制限するためのディテント溝を設けたディテント部材と、
前記連動部材の動作に追従して移動されるカムプレートと、
パーキングレンジ位置にある前記連動部材を前記ディテント溝から離脱可能とする位置と、離脱不能とする位置との間を前記カムプレートの動作に追従して移動可能に装着されたシフトロックプレート、
前記カムプレートの一部に設けられ、キーインターロックケーブルの一端部に設けられた先端部を挿入、離脱可能とする係留孔と、これに連続して離脱した前記先端部の動作を案内する案内溝とを有する連結解離部材と、
前記係留孔に前記先端部を挿入して、前記カムプレートと前記キーインターロックケーブルとが連動する状態から、前記係留孔から前記先端部を離脱させる状態まで切換える操作を手動で行わせる手動操作機構と、
を有することを特徴とする。
【0015】
上述のように構成することにより、手動操作機構を操作して、カムプレート部分に構成した連結解離部材の係留孔からキーインターロックケーブルの先端部を解離させた解離状態に切換える操作をし、カムプレートとキーインターロックケーブルとの接続を解離し、カムプレートとシフトロックプレートを回動自由とした上で、シフトレバーのノブボタンの操作によりパーキングレンジ位置にある連動部材をパーキングレンジ位置から他のレンジ側へ移動し、シフトレバーをパーキングシフト位置から他のシフトレンジへ移動操作を行える。このとき、カムプレートの動作に従ってキーインターロックケーブルの先端部は連結解離部材の案内溝内を摺動する。よって、シフトレバー装置のシフトロックがかかり、キーインターロックケーブルが不動な状態でも、シフトレバーのシフト操作を可能とできる。また、連結解離部材の係留孔にキーインターロックケーブルの先端部が挿入してカムプレートとキーインターロックケーブルとを接続している状態のときには、手動操作機構を操作しない限り、パーキングレンジ位置にある連動部材を不動のキーインターロックケーブルに接続するカムプレートに制止されたシフトロックプレートがパーキングレンジ位置から他のレンジ側へ移動不能に制止し、シフトレバーをパーキングシフト位置から他のシフトレンジへ移動操作操作できないようにシフトレバー装置のシフトロック状態とできる。さらに、連結解離部材をカムプレート部分に構成して、この連結解離部材の配置スペースの有効利用を図ることができる。
【0016】
本発明の請求項3記載のシフトレバー装置は、車両の変速機の変速操作用シフトレバーと、
前記シフトレバーに設けられ、ノブボタンの操作により移動するよう装着された連動部材と、
前記シフトレバーのシフト操作時に、少なくとも前記シフトレバーがパーキングレンジ位置から他のレンジ側へシフト操作される場合に前記連動部材と当ってシフト操作を制限するためのディテント溝を設けたディテント部材と、
前記連動部材の動作に追従して移動されるカムプレートと、
パーキングレンジ位置にある前記連動部材を前記ディテント溝から離脱可能とする位置と、離脱不能とする位置との間を前記カムプレートの動作に追従して移動可能に装着されたシフトロックプレートと、
前記カムプレートの一部に設けられ、キーインターロックケーブルの一端部に設けられ、キーインターロックケーブルの一端部に設けられた先端部を、前記カムプレートと前記キーインターロックケーブルとが連動する動作状態でこれら両者を係留する係留凹部を設けた溝と、当該溝に連通し、前記カムプレートが移動する際、不動の前記キーインターロックケーブルの先端部が摺動自在に挿入される案内溝とを有する連結解離部材と、
前記係留凹部に係留された前記キーインターロックケーブルの先端部を、前記案内溝内へ離脱させる切換え操作を手動で行わせる手動操作機構と、
を有することを特徴とするシフトレバー装置。
【0017】
上述のように構成することにより、手動操作機構を操作して、カムプレート部分に構成した連結解離部材の係留凹部からキーインターロックケーブルの先端部を解離させた解離状態に切換える操作をし、カムプレートとキーインターロックケーブルとの接続を解離し、カムプレートとシフトロックプレートを回動自由とした上で、シフトレバーのノブボタンの操作によりパーキングレンジ位置にある連動部材をパーキングレンジ位置から他のレンジ側へ移動し、シフトレバーをパーキングシフト位置から他のシフトレンジへ移動操作を行える。このとき、カムプレートの動作に従ってキーインターロックケーブルの先端部は連結解離部材の案内溝内を摺動する。よって、シフトレバー装置のシフトロックがかかり、キーインターロックケーブルが不動な状態でも、シフトレバーのシフト操作を可能とできる。また、連結解離部材の係留凹部にキーインターロックケーブルの先端部が係留してカムプレートとキーインターロックケーブルとを接続している状態のときには、手動操作機構を操作しない限り、パーキングレンジ位置にある連動部材を不動のキーインターロックケーブルに接続するカムプレートに制止されたシフトロックプレートがパーキングレンジ位置から他のレンジ側へ移動不能に制止し、シフトレバーをパーキングシフト位置から他のシフトレンジへ移動操作操作できないようにシフトレバー装置のシフトロック状態とできる。さらに、連結解離部材をカムプレート部分に構成して、この連結解離部材の配置スペースの有効利用を図ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の第1実施の形態に係るシフトレバー装置の主要部分の構成が図1及び図2に示されている。
【0019】
図示するシフトレバー装置10では、シフトレバー12の基端部がシフトレバー装置10の支持ブラケット14に軸ボルト16で回転可能に軸支されている。
【0020】
このシフトレバー12の軸中間部には、その軸線方向に沿った長穴であるスライド穴18が穿設されており、このスライド穴18を貫通した断面矩形状の連動部材であるグルーブドピン20が、シフトレバー12の先端側にある図示しないノブボタンの押し操作によって、スライド穴18におけるシフトレバー12の先端側から基端側(図1の下方)へ移動するよう装着されている。なお、このグルーブドピン20は、図示しないばねによって、スライド穴18におけるシフトレバー12の先端側に移動するよう付勢されている。
【0021】
このシフトレバー12は、図示しない車両用自動変速機にロッド又はケーブル等を介して接続されており、このシフトレバー12の軸ボルト16を中心として図1に示される如くパーキング位置(P)から矢印S方向へ順にリバース位置(R)、ニュートラル位置(N)、ドライブ位置(D)、セカンドギヤ位置(2)、ローギヤ位置(L)へとシフト操作できるよう構成され、これらのシフト位置において図示しない節度機構によって位置決めされる。
【0022】
このシフトレバー12に隣接し、グルーブドピン20に対応した位置には、このシフトレバー12の揺動方向に沿ってディテントプレート22が配置されている。このディテントプレート22には、開口状に形成されたディテント溝24が設けられている。このディテント溝24におけるシフトレバー12の先端側周辺部には、グルーブドピン20が対向するP(パーキング)レンジ用凹部26、R(リバース)レンジ用当接部28、N(ニュートラル)及び、D(ドライブ)レンジ用凹部30、さらに2(セカンド)及び、L(ロー)レンジ用当接部32が設けられて、シフトレバーのシフト操作時にグルーブドピン20がスライドし、対応する内周面へ位置する。
【0023】
図1、及び図2に示すように、このシフトレバー装置10には、シフトロック機構用のシフトロックプレート46及びアクチェータ48と、キーインターロック機構用のカムプレート50とが装着されている。このシフトロックプレート46は、略小矩形板状で、その基端部が軸ピン52によってシフトレバー装置10のブラケットに軸着され、ディテントプレート22に隣接して配置されている。このシフトロックプレート46は、その先端部の円弧状端辺部46Aが制限用先端部34に接近するよう位置したときに、Pレンジ用凹部26の出口開口を塞ぐとともに、この端辺部46Aと先端部34との間をグルーブドピン20が通過不能なように構成されている。
【0024】
また、シフトロックプレート46が図1の矢印D方向へ図2に示す状態まで回動することにより、端辺部46AがPレンジ用凹部26の出口開口から外れて、このPレンジ用凹部26内にあるグルーブドピン20が出口開口から図2に想像線で示す位置にある制限用先端部34を回って越え、ディテント溝24の他のレンジ用辺部28、30、32側へ移動可能とするよう構成されている。
【0025】
図1、及び図2に示すシフトロックプレート46を操作するためのシフトロック機構のアクチェータ48は、そのソレノイドに通電しないときに図示しない圧縮ばねの付勢力でロッド54を本体から延出させるよう、即ち、シフトロックプレート46を矢印D方向へ回動させるよう動作し、ソレノイドを励磁した際に図示しない圧縮ばねの付勢力に抗して図1に示すようにロッド54を本体内に引き込み操作するよう構成されている。このロッド54の先端部は、シフトロックプレート46の中間部の長孔に接続されている。なお、アクチェータ48はブレーキペダルが踏込まれると通電を遮断されるよう構成されている。
【0026】
キーインターロック用のカムプレート50は、シフトロックプレート46のPレンジ用凹部26の出口開口から外れるよう回動する方向側(図1、図2に向って右側)の隣接位置に配置されている。このカムプレート50は、略三日月形状で、その一方の端部近くの部位(図に向かって上側近くの部位)を軸ピン56によってシフトレバー装置10のブラケットに軸着されている。さらに、この軸ピン56部分には、図示しないねじりコイルばねが装着され、カムプレート50が図1の矢印E方向に回動するよう付勢されている。
【0027】
また、カムプレート50の軸ピン56側の端部には、小突片状の連接部58が一体的に形成されている。
【0028】
図1、及び図2に示すように、連接部58は、ディテント溝24のPレンジ用凹部26内にグルーブドピン20があるとき、この連接部58がグルーブドピン20の凹部26からの抜け出し動作に追従するように当接した状態で図1から図2に示す状態まで移動する。なお、シフトレバー12内に装着されたグルーブドピン20をシフトレバー12の先端側へ移動するよう付勢するばねの付勢力は十分に強いので、図2の状態から図示しないシフトレバーのノブボタンを離すと、このばねの付勢力がカムプレート50の軸ピン56部分に装着したばねの付勢力に勝って、カムプレート50を図2から図1の状態まで矢印Eと逆方向へ回動させる。
【0029】
また、カムプレート50の連結解離部材70近くの所定部位には、シフトロックプレート46に対向する側辺部に側平面から柱状に突出するよう突部50Aが形成されている。また、シフトロックプレート46におけるカムプレート50側に面する側部には、その端辺部46A近くから中間部にかけて略S字状に滑らかに湾曲した案内面64が形成され、カムプレート50が矢印E方向に若干回動した際に、この案内面64に突部50Aが摺接されてカムプレート50の動作にシフトロックプレート46の動作が追従するよう構成されている。
【0030】
カムプレート50におけるキーインターロックのキーインターロックケーブル60との接続部分には、キーインターロックとの接続を解除してシフトロックを解除し、シフト操作を可能とするための、接続解除機構が設けられている。この接続解除機構の一部として、カムプレート50の突部50Aを設けた側の端部には、連結解離部材70が一体的に設けられている。この連結解離部材70は、カムプレート50の回転軸を中心とする円弧状に形成され、図1に示すようにカムプレート50の端部からシフトロックプレート46側に向けて延出するよう形成されている。
【0031】
図3、図4、図5及び図7〜図9から解るように、連結解離部材70は、図3に示す縦断面が矩形枠状で、その一方の側部の幅方向中央部にキーインターロックケーブル60の端部を通すための通し開口72が形成され、他方の側部の幅方向中央部にキーインターロックケーブル60の先端部を挿通するための係留孔74が穿設されている。図5〜図9に示すように、通し開口72は、カムプレート50の回転軸を中心とする円弧状に形成されている。また、連結解離部材70の断面矩形枠状の内側における係留孔74を設けた側面部分には、係留孔74に端を発し、通し開口72に沿うよう対応する同形の浅溝である案内溝76が形成されている。
【0032】
この連結解離部材70には、その内部にキーインターロックケーブル60の一方の端部近くを直角に折曲して延出された棒状先端部60Aを入れ、その先端が係留孔74に出没可能とされると共に、案内溝76に沿って摺動自在とされ、さらに、棒状先端部60Aの中間部は、通し開口72を貫通して案内された状態で移動自在に構成されている。
【0033】
また、図3、図4、及び図7〜図9に示すように棒状先端部60Aの連結解離部材70内部における中間所定位置には、つば78を設け、連結解離部材70の通し開口72を設けた側部と、このつば78との間に圧縮コイルばね80を架設して、棒状先端部60Aの先端が係留孔74内に挿入される方向へ付勢する。
【0034】
そして、図1に示すように、棒状先端部60Aが係留孔74内に挿通された状態では、カムプレート50の矢印E方向の回動動作に従って、キーインターロックケーブル60が矢印F方向に移動される。また、図6に示すように棒状先端部60Aが係留孔74から離脱した状態では、キーインターロックケーブル60が不動の場合でも、棒状先端部60Aが案内溝76内を摺動するのみでカムプレート50が矢印E方向へ回動可能となる。
【0035】
図3、及び図4に要部を示すようにこのシフトレバー装置には、接続解除機構のための棒状先端部60Aを係留孔74から離脱させるための手動操作機構が装着されている。この手動操作機構を構成するため、シフトレバー装置の図示しないブラケットには、逆への字状の操作部材82の中間折曲部が軸ピン84によって軸着されている。
【0036】
この操作部材82における、一方の端部はキーインターロックケーブル60の棒状先端部60Aから折曲して連結解離部材70と平行に延びたキーインターロックケーブル60の一部における、連結解離部材70側位置に臨まされており、その他方の端部は操作棒86の先端部に当接されていて、操作部材82が図3に示す通常状態に設定されている。
【0037】
操作棒86は、丸棒の一端に小板状の支板88を一体に設けて形成されている。この操作棒86は、シフトレバー装置のブラケット90に設けられた操作支受部92に支受されている。すなわち、操作支受部92は中空箱状に形成され、そのシフトレバー装置内の底面92Aと、シフトレバー装置の外表面92Bとに、一連に連通する開口94と通し孔96とが穿設されている。この操作支受部92は、その中空内部に、操作棒86の支板88側端部を入れ、その丸棒の先端を通し孔96から延出させた状態で、底面92Aと支板88との間に圧縮コイルばね98を架設することにより、操作棒86を支受している。このように支受された操作棒86は、その支板88を図4に示す如く矢印G方向に押すと、圧縮コイルばね98を押し縮めながら操作支受部92から丸棒の先端を延出させて、操作部材82を軸ピン84の回りに矢印H方向に回動させ、これに連動してキーインターロックケーブル60の棒状先端部60Aを矢印I方向へ移動し、係留孔74から離脱させるよう連動させることになる。
【0038】
また、操作支受部92の開口94部分には、蓋体100が、その返り爪部をもつ足部を開口94に挿通させることによって、着脱可能に取り付けられ、通常時に開口94を塞ぐように構成されている。
【0039】
次に、シフトレバー装置に装着されたシフトロック機構と、キーインターロック機構について図1、及び図2により説明する。このキーインターロック機構では、図示しないキーシリンダにキーを差し込んでいないか又は、キーを差し込んでもLOCK、又はOFF位置にあって、ACC、エンジンON等の位置へ回動されていない場合には、キーインターロックケーブル60を矢印F方向に移動しないよう制止して、カムプレート50の矢印E方向への回動を制止し、図1に示す状態を維持するよう構成されている。
【0040】
すなわち、この図1に示す状態では、シフトロック機構におけるアクチェータ48のソレノイドに通電されることはなく、図示しない圧縮ばねによりシフトロックプレート46は矢印D方向へ回動するよう付勢されるが、このシフトロックプレート46の案内面64の一部がカムプレート50の突部50Aに当って制止されるので、図1に示す状態を保つよう構成されている。よって、シフトレバー12の図示しないノブボタンを押しても、グルーブドピン20はPレンジ用凹部26の出口にあるシフトロックプレート46の端辺部46Aに制止され、Pレンジ用凹部26から離脱できない。よって、シフトレバー12はPレンジ位置に保持される。
【0041】
さらに、キーをキーシリンダに挿入して、LOCK、又はOFF位置から、ACC、エンジンON等の位置へ回動した場合には、キーインターロックケーブル60が矢印F方向に移動可能な状態となる。
【0042】
また、キーを回してエンジンをONとし、シフトレバー12がPレンジ位置にあるとき、ブレーキを踏まない状態では、アクチェータ48のソレノイドに通電されてシフトロックプレート46が図1に示すPレンジ用凹部26の出口を塞ぐ位置とされ、グルーブドピン20がPレンジ用凹部26から離脱できなくし、シフトレバー12をPレンジ位置以外のDレンジ位置等へシフト操作できないよう構成されている。上述の状態で、ブレーキを踏んだときには、アクチェータ48のソレノイドへの通電が切れ、シフトロックプレート46は矢印D方向へ回動するようアクチェータ48のばねの付勢力を受け、この付勢力は突部50Aを介してカムプレート50に伝達するよう構成されている。このときカムプレート50には、シフトロックプレート46の矢印D方向の付勢力と、それ自体を回動しようとする矢印E方向の付勢力とが働くことになり、これらの合力は、連接部58が当接するグルーブドピン20に伝達される。
【0043】
また、グルーブドピン20をシフトレバー12の先端側へ付勢する力(矢印Cと逆方向の力)は、シフトロックプレート46とカムプレート50とに働く付勢力の合力より十分に強く設定することにより、ノブボタンを操作しない限り、図1の状態が保持されるよう構成されている。この状態においてノブボタンを押し操作すると、グルーブドピン20が矢印C方向へ押し下げられる。すると、このグルーブドピン20の動作に連動して、連接部58を当接させながらカムプレート50が矢印E方向に回動し突部50Aがシフトロックプレート46の回動阻止位置から外れるので、その突部50Aに案内面64を摺接させながらシフトロックプレート46が矢印D方向へ回動して、端辺部46AをPレンジ用凹部26の出口から外れた、図2の位置まで回動する。
【0044】
この図2の状態では、グルーブドピン20がPレンジ用凹部26から離脱しているので、シフトレバー12を回動させ、他のレンジ位置へ移動操作するシフトチェンジ操作を行なえる。
【0045】
また、図2に示す状態では、カムプレート50の回動により、係留孔74に棒状先端部60Aが挿入されて係留されたキーインターロックケーブル60が移動されてキーインターロック機構を、キーの抜き取り不能な状態とするよう構成されている。
【0046】
なお、Pレンジ以外のシフト操作位置からシフトレバー12をPレンジ位置に戻す場合は、ノブボタンを押しながらシフトレバー12を図2に示すPレンジの位置に戻し、ノブボタンを離す。すると、このノブボタンに関するばねの付勢力によって、上述とは逆に動作し、図1に示す状態に復帰する。
【0047】
次に、上述した本第1実施の形態に係るシフトレバー装置における強制的なシフトロック解除機構の作用、及び動作について説明する。図1に示す、シフトレバー装置の状態において、キーの操作、及びブレーキを踏む等の操作なしに、又はキーインターロックケーブルが動かなくなった場合に、シフトレバー12をPレンジ位置から他のR、N、D、2、Lのレンジにシフトチェンジ操作をする場合には、次のように操作する。
【0048】
まず、図3に示すように、シフトレバー装置のブラケット90に取り付けられていた蓋体100を外し、開口94を露呈させる。次に、例えばドライバー等の棒状部分を有する道具を用意し、その棒状先端部を開口94から挿入して支板88を矢印G方向へ押す。すると、図4に示す如く圧縮コイルばね98を弾性変形させながら操作棒86は矢印G方向へ進み、その先端が当接している操作部材82の一方の端部を押すことによって、操作部材82の全体を矢印H方向へ回動する。この動作の際、操作部材82の他方の端部がキーインターロックケーブル60をばね80の付勢力に抗して矢印I方向に引き操作することにより、棒状先端部60Aを図7に示す位置から図8に示す位置まで移動することにより、係留孔74から離脱させて、カムプレート50とキーインターロックケーブル60との連動を解除した状態とする。
【0049】
この状態において、シフトレバー12のノブボタンを押し操作することにより、グルーブドピン20を図5に示す位置からシフトロックプレート46の端辺部46Aに近接させると、矢印E方向に付勢されているカムプレート50はグルーブドピン20に追従して回動し、それに伴って矢印D方向に付勢されているシフトロックプレート46も回動し、その後グルーブドピン20を図6に実線で示す位置まで下げてからシフトレバー12をR、N、D、2、Lのいずれかのシフトレンジ位置に移動操作する。このとき、棒状先端部60Aは、連結解離部材70の案内溝76内を摺動する。このようにすれば、キーがなくても、又はキーインターロックケーブル60が動かない場合でもシフトロックを解除してシフトレバー12のシフト操作ができる。なお、キーがない場合には、アクチェータ48に通電されることはないので、ブレーキペダルを踏まなくても、シフトロックプレート46が図1の矢印D方向へ回動し、シフトロック解除動作が可能となる。
【0050】
また、シフトレバー12がPレンジ位置以外にある場合に、これをPレンジに復帰させるには、通常のシフトレバー12のPレンジ位置復帰操作と同様に、シフトレバー12のノブボタンを押したまま、シフトレバー12をPレンジ位置に戻せば良い。この後ノブボタンを離すと、グルーブドピン20がばねの付勢力によって、前述とは逆の動作により、図2の状態から図1、及び図5の状態に復帰する。このときカムプレート50と一体となって連結解離部材70が図6、及び図9の状態から図8の状態まで移動する。図8の状態では、係留孔74と、キーインターロックケーブル60の棒状先端部60Aとの位置が合致しているので、圧縮コイルばね80の付勢力によって、棒状先端部60Aが図8に示す状態から図5、及び図7に示す状態まで移動され、係留孔74に棒状先端部60Aが係合する。
【0051】
また、キーインターロックケーブル60の棒状先端部60Aを移動操作するための手動操作機構についてみると、この手動操作機構の操作棒86は、ドライバ等で支板88を押している圧力が失ると、ばね98の付勢力によって図4の状態から図3の状態に復帰する。また、係留孔74に棒状先端部60Aが入る動作によって、操作部材82が図4の状態から図3の状態に復帰される。
【0052】
このように、本第1実施の形態では、手動操作機構の操作により、接続解除機構におけるカムプレート50の一部として構成された連結解離部材70の部分で、このカムプレート50とキーインターロックケーブル60との接続解除操作を行うよう構成し、これを用いてシフトロックの強制解除操作を行えるようにしてあるから、シフトロック解除のための部材をカムプレート50等の近傍へ別体として配置する構成に比べ、構成を簡素化でき、しかも部材配置スペースの有効利用を図ることができる。
【0053】
次に、本発明の第2実施の形態について、図10〜図14によって説明する。本第2実施の形態は、接続解除機構を構成するための連結解離部材におけるキーインターロックケーブルとの接続構造と、手動操作機構の構造を改変したものである。図10に示すように、カムプレート50に設ける連結解離部材70は、このカムプレート50の回転軸を中心とする円弧状部102と、カムプレート50の回転軸に対する放射線方向(カムプレート50の長さ方向)に円弧状部102から一体的に延出する突片部104とが一体的に形成されている。
【0054】
この連結解離部材70には、その円弧状部102の平面部に同軸の案内溝である円弧状案内浅溝106が形成されるとともに、その突片部104の平面部に突出方向に沿った小直線状浅溝108が形成されている。さらに、この小直線状浅溝108の一方の端部は、円弧状浅溝の一方の端部に直交するよう滑らかに連続される。そして、これら円弧状案内浅溝106と小直線状浅溝108とが一体となって、一連の案内溝112が構成されてる。図10、及び図13に示すように、案内溝112には、その溝内にキーインターロックケーブル60の丸棒状端部を鉤形に折曲した先端部60Aが摺動自在に挿入されている。
【0055】
突片部104の図10に向って下端には、側面視L字状のガイド片114が一体的に突設されている。このガイド片114は、突片部104から延出する底板部114Aと、これから直角に折曲して、突片部104と平行に円弧状案内浅溝106を越す高さまで延出する長板状の案内片部114Bとで構成されている。図10、及び図13に示す如く、折曲した先端部60Aを案内溝112に挿入したキーインターロックケーブル60の一部が、突片部104と案内片部114Bとの間に挟み込まれ、先端部60Aが案内溝112内を摺動動作中の脱落防止のため、案内支持されるよう構成されている。
【0056】
図13に示すように、このカムプレート50と、キーインターロックケーブル60との接続を解除し、シフトロックを強制解除するための手動操作機構のため、シフトレバー装置のブラケット90の所定部位には、開口94が穿設されている。この開口94には、蓋体100が着脱可能に取り付けられ、カバーとされている。
【0057】
このブラケット90内の開口94の直下に対応した位置には、解除リンク116が装着されている。この解除リンク116は、全体が略逆S字形状で、図13に示す如く、その中間の矩形状胴部116Aの両端から矩形状の腕部116Bと腕部116Cとがそれぞれ直角に延出するよう形成されている。
【0058】
この胴部116Aの中央から一方の腕部116Bに寄った位置に軸孔を穿孔し、これに軸ピン118を挿通し、軸ピン118の先端部を図示しないブラケットに固着することにより、解除リンク116を軸支する。
【0059】
解除リンク116の一方の腕部116Bの先端は、キーインターロックケーブル60の先端部60A近くの部分における小直線状浅溝108の先端側周面(図13に向ってキーインターロックケーブル60下側周面)に当接するよう臨ませる。また、他方の腕部116Cは、その自由端近くの部位が開口94の直下に臨まされている。
次に、上述した本第2実施の形態の作用、及び動作について、図10〜図14により説明する。このシフトレバー装置の通常のキーインターロックとシフトロックをかける動作、又はその解除動作時では、キーインターロックケーブルの先端部60Aが小直線状浅溝108の下端に係留された状態を保つ。よって、図10に示す状態からカムプレート50が矢印E方向へ回動する動作に従ってキーインターロックケーブル60が矢印F方向へ移動され、図示しないキーインタロック機構が操作されキーがキーシリンダから抜けないようにされる。また、図10に示す状態でキーシリンダからキーが抜かれているときには、キーインターロックケーブル60が矢印F方向へ移動不能な状態とされているので、その先端部60Aが小直線状浅溝108の下端側壁に当り、カムプレート50の矢印E方向への回動を制止する。よって、シフトレバーのノブボタンを押しグルーブドピン20を矢印C方向へ移動させようとしても、不動のカムプレート50の突部50Aに当ってシフトロックプレート46が矢印D方向へ移動不能な状態となっている。このため、グルーブドピン20はシフトロックプレート46の端辺部46Aに当ってPレンジ用凹部26から離脱不能とされているから、シフトレバー12のPレンジから他のレンジへのシフト操作ができないシフトロック状態とされる。
【0060】
次に、上述のようなシフトロック状態において、シフトロックを解除する場合には、図13に示すように、ブラケット90から蓋体100を取り外し、開口94を開放する。次に、棒状の道具、例えばドライバ120の棒状先端部を開口94から挿入し、解除リンク116の腕部116Cを矢印J方向へ押し下げる。すると、図14に示すように、解除リンク116が軸ピン118の回りに矢印K方向へ回動し、その腕部116Bの先端がキーインターロックケーブル60を矢印L方向へ押し上げる。これにより、キーインターロックケーブル60の先端部60Aは、図10に示す小直線状浅溝108の下端から、図11に示す円弧状案内浅溝106の接続部分位置まで矢印L方向へ引き上げられた状態となる。この状態では、先端部60Aは円弧状案内浅溝106内を移動可能な状態となっている。
【0061】
この図11に示す状態において、シフトレバー12のノブボタンを押し、グルーブドピン20を矢印C方向へ押し下げると、図示しないばねの付勢力でこの動作に追従するようにカムプレート50が矢印E方向へ回動し、これに連動してシフトロックプレート46が矢印D方向へ回動し、図12に示すシフトロックの強制解除状態に至る。
【0062】
この図12の状態では、グルーブドピン20がPレンジ用凹部26から離脱しているので、シフトレバー12を所要角度回動操作することにより、他のレンジへシフトチェンジ操作が行える。なお、このようにして他のレンジ位置にシフトしたシフトレバー12を元のPレンジに復帰させる場合には、シフトレバー12をPレンジ位置に回動して戻し、ノブボタンを離すと、グルーブドピン20を矢印Cと逆方向へ戻すばねの付勢力によって、カムプレート50が矢印Eと逆方向へ回動されるのに従ってシフトロックプレート46が矢印D方向へ回動し、図11の状態となる。この図11の状態で図14に示すドライバ120の操作力が除かれている場合には、キーインターロックケーブル60の自重(ばねの付勢力によって動作するようにしても良い)によって、図10、及び図13に示す通常の使用状態に復帰する。
【0063】
なお、上述した本第2実施の形態における以上説明した以外の構成、作用、及び効果は、前述した第1実施の形態と同様であるので、その詳細な説明を省略する。また、本第2実施の形態における解除リンク116を操作するのに、前述した図3、及び図4に示す操作棒86を利用しても良く、さらに第1実施の形態における操作部材82を、直接ドライバ等で押し操作するよう構成しても良い。加えて、本発明は、カムプレート50とキーインターロックケーブル60との接続を手動で解除し、又は接続状態に戻す操作を行える構成であれば良く、その為の種々の構成を取り得ることは勿論である。
【0064】
【発明の効果】
以上説明した如く本発明に係るシフトレバー装置は、シフトロック状態の場合でも手動操作により強制的にシフトロックを解除することができ、しかも、手動でシフトロック状態等を解除するための他の部材の配置スペースに制約を受け難く、スペースの有効利用を図ることができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態に係るシフトレバー装置の主要部の構成を示す概略側面図である。
【図2】本発明の第1実施の形態に係るシフトレバー装置の主要部の構成における、シフトレバーをPレンジ位置から他のレンジ位置へ移動する動作中の状態を示す概略側面図である。
【図3】本発明の第1実施の形態に係るシフトレバー装置の接続解除機構部分を取り出して示す接続解除前の概略側面図である。
【図4】本発明の第1実施の形態に係るシフトレバー装置の接続解除機構部分を取り出して示す接続解除後の概略側面図である。
【図5】本発明の第1実施の形態に係るシフトレバー装置のシフトロック、及びキーインターロック機構部分を取り出して示す接続解除前の概略側面図である。
【図6】本発明の第1実施の形態に係るシフトレバー装置のシフトロック、及びキーインターロック機構部分を取り出して示す接続解除後の概略側面図である。
【図7】図3のVII −VII 線による要部拡大断面図である。
【図8】図4のVIII−VIII線による要部拡大断面図である。
【図9】図6のIX−IX線断面に対応した断面図である。
【図10】本発明の第2実施の形態に係るシフトレバー装置のシフトロック、及びキーインターロック機構部分を取り出して示す接続解除前の概略側面図である。
【図11】本発明の第2実施の形態に係るシフトレバー装置のシフトロック、及びキーインターロック機構部分を取り出して示す接続解除途中の概略側面図である。
【図12】本発明の第2実施の形態に係るシフトレバー装置のシフトロック、及びキーインターロック機構部分を取り出して示す接続解除後の概略側面図である。
【図13】本発明の第2実施の形態に係るシフトレバー装置の接続解除機構部分を取り出して示す接続解除前の概略側面図である。
【図14】本発明の第2実施の形態に係るシフトレバー装置の接続解除機構部分を取り出して示す接続解除後の概略側面図である。
【符号の説明】
10 シフトレバー装置
12 シフトレバー
20 グルーブドピン
22 ディテントプレート
24 ディテント溝
26 Pレンジ用凹部
28 Rレンジ用辺部
30 N及びDレンジ用辺部
32 2及びLレンジ用辺部
34 制限部材
34A 先端部
36 操作部材
38 軸ピン
40 長穴
42 連動ピン
44 押しボタン
46 シフトロックプレート
46A 端辺部
48 アクチェータ
50 カムプレート
60 キーインターロックケーブル
70 連結解離部材
72 通し開口
74 係留孔
76 案内溝
82 操作部材
86 操作棒
88 支板
90 ブラケット
92 操作支受部
94 開口
98 圧縮コイルばね
100 蓋体
102 円弧状部
104 突片部
106 円弧状浅溝
108 小直線状浅溝
112 案内溝
114 ガイド片
116 解除リンク

Claims (3)

  1. 車両の変速機の変速操作用シフトレバーと、
    前記シフトレバーに設けられ、ノブボタンの操作により移動するよう装着された連動部材と、
    前記シフトレバーのシフト操作時に、少なくとも前記シフトレバーがパーキングレンジ位置から他のレンジ側へシフト操作される場合に前記連動部材と当ってシフト操作を制限するためのディテント溝を設けたディテント部材と、
    前記連動部材の動作に追従して移動されるカムプレートと、
    パーキングレンジ位置にある前記連動部材を前記ディテント溝から離脱可能とする位置と、離脱不能とする位置との間を前記カムプレートの動作に追従して移動可能に装着されたシフトロックプレートと、
    前記カムプレートの一部に設けられ、キーインターロックケーブルの一端部を連動するよう接続し、又は不動の前記キーインターロックケーブルに対し前記カムプレートを移動可能に解離する連結解離部材と、
    前記連結解離部材を、接続状態と解離状態とに切換える操作を手動で行わせる手動操作機構と、
    を有することを特徴とするシフトレバー装置。
  2. 車両の変速機の変速操作用シフトレバーと、
    前記シフトレバーに設けられ、ノブボタンの操作により移動するよう装着された連動部材と、
    前記シフトレバーのシフト操作時に、少なくとも前記シフトレバーがパーキングレンジ位置から他のレンジ側へシフト操作される場合に前記連動部材と当ってシフト操作を制限するためのディテント溝を設けたディテント部材と、
    前記連動部材の動作に追従して移動されるカムプレートと、
    パーキングレンジ位置にある前記連動部材を前記ディテント溝から離脱可能とする位置と、離脱不能とする位置との間を前記カムプレートの動作に追従して移動可能に装着されたシフトロックプレート、
    前記カムプレートの一部に設けられ、キーインターロックケーブルの一端部に設けられた先端部を挿入、離脱可能とする係留孔と、これに連続して離脱した前記先端部の動作を案内する案内溝とを有する連結解離部材と、
    前記係留孔に前記先端部を挿入して、前記カムプレートと前記キーインターロックケーブルとが連動する状態から、前記係留孔から前記先端部を離脱させる状態まで切換える操作を手動で行わせる手動操作機構と、
    を有することを特徴とするシフトレバー装置。
  3. 車両の変速機の変速操作用シフトレバーと、
    前記シフトレバーに設けられ、ノブボタンの操作により移動するよう装着された連動部材と、
    前記シフトレバーのシフト操作時に、少なくとも前記シフトレバーがパーキングレンジ位置から他のレンジ側へシフト操作される場合に前記連動部材と当ってシフト操作を制限するためのディテント溝を設けたディテント部材と、
    前記連動部材の動作に追従して移動されるカムプレートと、
    パーキングレンジ位置にある前記連動部材を前記ディテント溝から離脱可能とする位置と、離脱不能とする位置との間を前記カムプレートの動作に追従して移動可能に装着されたシフトロックプレートと、
    前記カムプレートの一部に設けられ、キーインターロックケーブルの一端部に設けられ、キーインターロックケーブルの一端部に設けられた先端部を、前記カムプレートと前記キーインターロックケーブルとが連動する動作状態でこれら両者を係留する係留凹部を設けた溝と、当該溝に連通し、前記カムプレートが移動する際、不動の前記キーインターロックケーブルの先端部が摺動自在に挿入される案内溝とを有する連結解離部材と、
    前記係留凹部に係留された前記キーインターロックケーブルの先端部を、前記案内溝内へ離脱させる切換え操作を手動で行わせる手動操作機構と、
    を有することを特徴とするシフトレバー装置。
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