JP3908301B2 - 合成樹脂製容器蓋及びこれと容器との組合せ - Google Patents

合成樹脂製容器蓋及びこれと容器との組合せ Download PDF

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    • B65D41/32Caps or cap-like covers with lines of weakness, tearing-strips, tags, or like opening or removal devices, e.g. to facilitate formation of pouring openings
    • B65D41/34Threaded or like caps or cap-like covers provided with tamper elements formed in, or attached to, the closure skirt
    • B65D41/3442Threaded or like caps or cap-like covers provided with tamper elements formed in, or attached to, the closure skirt with rigid bead or projections formed on the tamper element and coacting with bead or projections on the container

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、タンパーエビデント特性(容器蓋を操作して容器の口頸部を一旦開封すると、かかる操作の痕跡が残留せしめられる特性)を備えた合成樹脂製容器蓋、及びかような合成樹脂製容器蓋と容器との組合せに関する。
【0002】
【従来の技術】
飲食料等のための容器に適用される容器蓋として、近時においては、タンパーエビデント特性を備えた合成樹脂製容器蓋が広く実用に供されている。かような容器蓋の典型例としては、特公昭62−18421号公報、特公平5−85422号公報、及び特開平6−24458号公報に開示されている形態の容器蓋を挙げることができる。かかる容器蓋は天面壁とこの天面壁から垂下する円筒状スカート壁とを具備する。スカート壁には周方向に延びる周方向破断ラインが形成されており、スカート壁は周方向破断ラインよりも上方の主部と周方向破断ラインよりも下方のタンパーエビデント裾部とに区画されている。周方向破断ラインは周方向に間隔をおいて周方向に延びる複数個のスリットとかかるスリット間に残留せしめられている複数個の橋絡部とから構成されている。スカート壁の主部の内周面には雌螺条が形成され、タンパーエビデント裾部の内周面には係止手段が形成されている。係止手段は半径方向内方に膨出する突条或いは半径方向内方に延出するフラップ片等から構成される。
【0003】
上述したとおりの容器蓋は、外周面に雄螺条とこの雄螺条の下方に位置する環状係止あご部が形成されている、容器の口頸部に適用される。容器の口頸部に容器蓋を装着して口頸部を密封する際には、口頸部に容器蓋を被嵌して閉方向に回転せしめて容器の雌螺条を口頸部の雄螺条に螺合せしめる。雌螺条と雄螺条との螺合に応じて、口頸部に対して容器蓋が漸次下降せしめられ、容器蓋のタンパーエビデント裾部に形成されている係止手段はそれ自身の弾性変形及び/又はタンパーエビデント裾部の弾性変形によって半径方向外方に変位して口頸部の環状係止あご部を通過し、しかる後に弾性的に復元して係止あご部に係止せしめられる。容器蓋の天面壁の内面にはシール手段が配設されており、口頸部に容器蓋が所要とおりに装着されると、シール手段が口頸部に密接せしめられ、かくして口頸部が密封される。
【0004】
容器の口頸部を開封する際には、容器蓋を開方向に回転せしめる。かくすると、容器蓋の雌螺条と口頸部の雄螺条との協働により、容器蓋は開方向への回転に応じて漸次上昇せしめられる。口頸部に対して容器蓋が若干上昇せしめられると、タンパーエビデント裾部に形成されている係止手段が口頸部の係止あご部に密接せしめられ、これによってタンパーエビデント裾部の上昇が阻止される。しかる後においては、容器蓋の開方向への回転に応じてスカート壁に形成されている周方向破断ラインにおける橋絡部に引張応力が生成され、全ての橋絡部が破断されてタンパーエビデント裾部がスカート壁の主部から分離され、或いは1個又は数個の強化橋絡部は破断されることなく残留せしめられ、タンパーエビデント裾部に形成されている軸線方向破断ラインが破断されてタンパーエビデント裾部が無端環状から有端帯状に展開される。そして、タンパーエビデント裾部を口頸部に残留せしめて容器蓋のその他の部分が口頸部から離脱され、或いはタンパーエビデント裾部を含む容器蓋の全体が口頸部から離脱され、かくして口頸部が開封される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
而して、上述したとおりの従来の容器蓋及びこれと容器の組合せには、次のとおりの解決すべき問題が存在する。
【0006】
容器の口頸部を開封するために容器蓋を開方向に回転せしめる時に、容器蓋の係止手段が口頸部の係止あご部に密接せしめられた後においても、橋絡部の伸長に起因して容器蓋が相当角度回転されるまで橋絡部が破断されない。それ故に、橋絡部が破断される直前まで開方向に回転したが、更に開方向に回転することなくそのまま放置した場合、口頸部に対する容器蓋のシール手段の密接圧が低減されて口頸部の密封が毀損されたにもかかわらず、橋絡部は全く破断されることなく残留する、という事態が発生する虞がある。
【0007】
また、容器の口頸部に被嵌した容器蓋を閉方向に回転せしめて口頸部に装着する際、容器蓋の係止手段が口頸部の係止あご部を通過する時に橋絡部に相当な応力が生成され、これに起因して橋絡部が破断されてしまうことがある。かかる問題を解決するためには、橋絡部の破断強度を大きくすることが意図されるが、かくすると容器蓋を口頸部から離脱する際に橋絡部を破断するために必要とされる開封必要力が相当大きくなり、特に子供及び女性にとって口頸部の開封が困難になる。
【0008】
更に、容器の口頸部にタンパーエビデント裾部を残留せしめることなく容器蓋の全体を口頸部から除去するためには、タンパーエビデント裾部に軸線方向破断ラインを形成し、口頸部の開封の際にかかる軸線方向破断ラインが確実に破断されるようになすことが必要である。しかしながら、当業者には周知の如く、軸線方向破断ラインが意図したとおりに破断されることなく、開封の際には破断されることなく維持されることが意図されている所謂非破断橋絡部を含む全ての橋絡部が破断され、従ってタンパーエビデント裾部がスカート壁の主部から分離され、口頸部に残留せしめられてしまうことが少なくない。口頸部に残留せしめられたタンパーエビデント裾部の内周面には口頸部の係止あご部に係止せしめられる係止手段が配設されている故に、形成材料が異なる容器と容器蓋との分別収集等のために、口頸部からそこに残留せしめられたタンパーエビデント裾部を除去するためには、鋏等を使用してタンパーエビデント裾部を軸線方向に切断して無端環状から有端帯状に展開せしめる等の煩雑な操作を遂行することが必要である。開封の際の非破断橋絡部の破断を回避するためには非破断橋絡部の破断強度を増大せしめることも意図され得るが、容器蓋を口頸部から一旦離脱せしめた後に口頸部に容器蓋を装着して口頸部を一時的に再密封するためには、非破断橋絡部を破断せしめてタンパーエビデント裾部をスカート壁の主部から分離することが必要であり、それ故に非破断橋絡部の強度を過剰に増大せしめることは回避されなければならない。
【0010】
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その第一の技術的課題は、橋絡部の破断を伴うことなく容器蓋が相当角度回転せしめられて口頸部の密封が毀損されてしまうことが充分確実に回避されるようにせしめることである。
【0011】
本発明の第二の技術的課題は、橋絡部の破断強度を過剰に大きくして口頸部の開封の際の必要力を増大せしめることなく、口頸部に容器蓋を装着する際に橋絡部が破断されてしまうことが充分に回避されるようにせしめることである。
【0012】
本発明の第三の技術的課題は、容器の口頸部を開封する際には容器蓋の全体が口頸部から確実且つ容易に除去され得るようにせしめることである。
【0014】
【課題を解決するために手段】
上記第一乃至第三の技術的課題を解決するために、本発明においては、スカート壁に周方向に延びる周方向破断ラインを形成することに代えて、スカート壁にその下端から上方に向けて延びるスリットを周方向に間隔をおいて複数個形成し、そしてまたスカート壁の下部を囲繞する環状タンパーエビデントバンドを配設し、かかる環状タンパーエビデントバンドを周方向に間隔をおいて配設された複数個の橋絡部を介してスカート壁に接続し、そして更に該スカート壁の外周面と該環状タンパーエビデントバンドの内周面とには、一体に成形した後に周方向に連続して切断することによって分離された相互密着面を形成する
【0015】
即ち、本発明によれば、上記第一乃至第三の技術的課題を達成する合成樹脂製容器蓋として、天面壁と該天面壁から垂下する円筒状スカート壁とを具備し、該スカート壁の内周面には雌螺条と該雌螺条の下方に位置する係止手段が形成されている合成樹脂製容器蓋において、
該スカート壁には、その下端から上方に向けて延びるスリットが周方向に間隔をおいて複数個形成されており、
該スカート壁の下部を囲繞する環状タンパーエビデントバンドが配設されており、該環状タンパーエビデントバンドは周方向に間隔をおいて配設された複数個の橋絡部を介して該スカート壁に接続されており、
該スカート壁の外周面と該環状タンパーエビデントバンドの内周面とは、一体に成形した後に周方向に連続して切断することによって分離された相互密着面を有する、
ことを特徴とする合成樹脂製容器蓋が提供される。
【0016】
好ましくは、該環状タンパーエビデントバンドの内周面には、半径方向内方に突出する突出片が周方向に間隔をおいて複数個形成されており、該スカート壁の外周面には半径方向外方に張り出し且つ周方向に連続的に延びる環状である張出部が形成されており、該環状タンパーエビデントバンドの内周面にも該スカート壁の外周面における該張出部に対応して半径方向内方に張り出し且つ周方向に連続的に延びる環状である張出部が形成されており、該スカート壁の該張出部と該環状タンパーエビデントバンドの該張出部が該相互密着面を構成しており、該突出片は該環状タンパーエビデントバンドの該張出部の下方に配設されており、半径方向内方に向けて下方に傾斜して突出せしめられており、該橋絡部を破断する前の状態においては該スカート壁の該張出部は該突出片よりも上方に配設されているが、該橋絡部を破断せしめて該環状タンパーエビデントバンドを該スカート壁に対して上昇せしめると、該突出片は弾性的に変形せしめられて該張出部を乗り越えてその上方に移動せしめられて弾性的に復元され、該張出部が該突出片に干渉することによって該環状タンパーエビデントバンドが該スカート壁に対して下降することが防止される
【0020】
更に、上記第一乃至第三の技術的課題を達成する合成樹脂製容器蓋と容器との組合せとして、本発明によれば、円筒状外周面に雄螺条と該雄螺条の下方に位置する環状係止あご部とが形成されている口頸部を備えた容器と、天面壁と該天面壁から垂下する円筒状スカート壁とを具備し、該スカート壁の内周面には雌螺条と該雌螺条の下方に位置する係止手段とが形成されており、該雌螺条を該雄螺条に螺合せしめると共に、該係止手段を該係止あご部に係止せしめることによって該口頸部に装着される合成樹脂製容器蓋との組合せにおいて、
該容器蓋の該スカート壁には、その下端から上方に向けて延びるスリットが周方向に間隔をおいて複数個形成されており、
該スカート壁の下部を囲繞する環状タンパーエビデントバンドが配設されており、該環状タンパーエビデントバンドは周方向に間隔をおいて配設された複数個の橋絡部を介して該スカート壁に接続されており、
該スカート壁の外周面と該環状タンパーエビデントバンドの内周面とは、一体に成形した後に周方向に連続して切断することによって分離された相互密着面を有し、
該口頸部の外周面には、該係止あご部の下方において半径方向外方に突出し、該容器蓋の該スカート壁に干渉して該口頸部に対する該容器蓋の回転に抵抗する少なくとも1個の干渉片が形成されている、
ことを特徴とする組合せが提供される。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に従って構成された合成樹脂製容器蓋の好適実施形態について、添付図面を参照して更に詳細に説明する。
【0025】
図1乃至図3は、本発明に従って構成された容器蓋の好適実施形態を図示している。全体を番号2で示す容器蓋は、ポリプロピレン又はポリエチレンの如き適宜の合成樹脂から一体に形成されている。かかる容器蓋2は、円形天面壁4とこの天面壁4の周縁から垂下する円筒状スカート壁6とを具備している。図1に明確に図示する如く、天面壁4の内面にはシール手段8が形成されている。かかるシール手段8は外側環状シール突条10、中間環状シール突条12及び内側環状シール突条14から構成されている。所望ならば、シール手段8を天面壁4と一体に形成することに代えて、天面壁4の内面において適宜の合成樹脂からシール手段を型押成形する、或いは全く別個に成形したシール手段を天面壁4の内面に挿入することもできる。スカート壁5の外周面(更に詳しくは、外周面の、後述する張出部よりも上方の部分)には、そこに掛けられる指の滑りを防止するための凹凸15が形成されている。スカート壁6の内周面の、上下方向略中間部には、雌螺条16が形成されている。
【0026】
図1と共に図3を参照することによって明確に理解されるとおり、スカート壁6には、その下端から実質上鉛直に上方に延びるスリット18が、周方向に間隔をおいて複数個、更に詳しくは周方向に等間隔をおいて12個形成されている。スリット18の各々は、0.5乃至1.5mm程度でよい周方向幅W1と、5乃至7mm程度でよい軸線方向長さL1とを有する。スカート壁6の内周面には係止手段20も形成されている。この係止手段20は、上下方向においてスリット18の略中間部に配置され、スリット18が存在する部位を除いて周方向に実質上連続して延びる突条から構成されている。突条の横断面形状は略半円形状でよい。スカート壁6の下端部外周面には、半径方向外方に張り出した張出部22が形成されている。この張出部22は、上下方向において、スカート壁6の内周面に形成されている上記係止手段20に整合せしめられて配置されており、周方向に連続して環状に延在せしめられている。
【0027】
図1乃至図3を参照して説明を続けると、容器蓋2には、更に、スカート壁6の下端部を囲繞する環状タンパーエビデントバンド24も配設されている。スカート壁6の外周面に形成されている上記張出部22に対応せしめて、環状タンパーエビデントバンド24の内周面上端部には、半径方向内方に張り出した張出部26が形成されている。この張出部26も周方向に連続して延在せしめられている。張出部22と張出部26とは容器蓋2を適宜の合成樹脂から圧縮成形又は射出成形する際には一体に成形され、かかる成形の後に両者間を周方向に連続して環状に切断することによって分離される。図1乃至図3には、圧縮成形又は射出成形の後に遂行される切断を切断線28で示している。かかる切断は鋭利な切断刃を使用して遂行され、張出部22の外周面と張出部26の内周面とは相互に密接する密着面を規定している。張出部22と張出部26とには、周方向に間隔をおいて複数個、更に詳しくは周方向に等間隔をおいて12個の下方に延出する延出部が配設されている。かかる延出部も、容器蓋2を適宜の合成樹脂から圧縮成形又は射出成形する際に一体に成形される。図1及び図2を参照することによって明確に理解される如く、上記切断線は延出部の上端部で終了せしめられており、延出部の主部は切断されておらず、スカート壁6の外周面と環状タンパーエビデントバンド24の内周面とを相互に接続している橋絡部30を構成している。環状タンパーエデントバンド24は、スカート壁6の下端を幾分越えて下方に延出している。
【0028】
図4は、上述した容器蓋2を容器の口頸部に装着して口頸部を密封した状態を図示している。ガラス又はポリエチレンテレフタレートの如き適宜の合成樹脂から形成することができる容器32は、上端が開口された略円筒形状の口頸部34を具備している。かかる口頸部34の外周面には、雄螺条36とその下方に位置する係止あご部38とが形成されている。かような口頸部34の構成自体は周知であるので、口頸部34の構成についての詳細な説明は本明細書においては省略する。
【0029】
容器32の口頸部34に容器蓋2を装着して口頸部34を密封する際には、口頸部34に容器蓋2を被嵌し、容器蓋2を閉方向、即ち図4において上方から見て時計方向に回転せしめ、かくして容器蓋2の雌螺条16を口頸部34の雄螺条36に螺合せしめる。雌螺条16と雄螺条36の螺合を進行せしめて図4に図示する状態にせしめる際には、口頸部34の係止あご部38が容器蓋2の係止手段20に干渉し、従って容器蓋2のスカート壁6の下部が半径方向外方に幾分弾性変形せしめられて、係止手段20が係止あご部38を通過せしめられる。係止手段20が係止あご部38を完全に通過せしめられると、係止手段20は図4に図示する如く元の状態に弾性的に復元せしめられる。容器蓋2におけるスカート壁6と環状タンパーエビデントバンド24とを接続している複数個の橋絡部30は、スカート壁6の外周面と環状タンパーエビデントバンド24の内周面との間に介在せしめられているので、スカート壁6が半径方向外方に弾性的に変形されることによって橋絡部30に過剰の応力が生成されることはなく、従って口頸部34に容器蓋2を装着する際に橋絡部30が破断されてしまう虞は実質上皆無である。口頸部34に容器蓋2が所要とおりに装着されると、シール手段8の外側環状シール突条10、中間環状シール突条12及び内側環状シール突条14が夫々口頸部34の上端部外面、上面及び内面に密接せしめられ、かくして口頸部34が密封される。口頸部34に容器蓋2を所要とおりに装着した状態においては、環状タンパーエビデントバンド24が、その張出部26の内周面をスカート壁6の張出部22の外周面に密着せしめた状態で周方向に連続して延びて、スカート壁6を囲繞している故に、スカート壁6の下端部が半径方向外方に弾性的に変形することは充分に抑制される。それ故に、係止手段20と係止あご部38との協働によって、容器蓋2が開方向、即ち図4において上方から見て反時計方向に相当な角度に渡って回転されて容器蓋2が上昇せしめられることは確実に防止され、従って後述するとおりにして橋絡部30を破断することなく口頸部34の密封が解除されてしまうことは確実に回避される。
【0030】
容器32の口頸部34から容器蓋2を離脱せしめて口頸部34を開封する際には、最初に、環状タンパーエビデントバンド24に指を掛けてこれを上方又は下方に強制し、これによってスカート壁6とタンパーエビデントバンド24を接続している橋絡部30を破断せしめる。全ての橋絡部30を破断せしめると、環状タンパーエビデントバンド24はスカート壁6から離脱され、従って上方に移動せしめることによって充分容易に口頸部34から離脱される。図5に図示する如く、スカート壁6の下端部から環状タンパーエビデントバンド24が除去されると、スカート壁6の下端部には複数個のスリット18が形成されている故に、スカート壁6の下端部は充分容易に半径方向外方に弾性的に変形することができる。従って、容器蓋2を開方向に回転せしめ、容器蓋2の雌螺条16と口頸部34の雄螺条36との螺合を漸次解除して容器蓋2を上昇せしめると、スカート壁6の下端部が半径方向外方に弾性的に変形することによって、容器蓋2の係止手段20も口頸部34の係止あご部38を乗り越えて上方に移動して、係止手段20と係止あご部38との協働係止作用が解除され、容器蓋2が口頸部34から離脱せしられる。
【0031】
而して、本発明に従って構成された容器蓋2については、次の事実も注目されるべきである。容器32の内容物が炭酸ガスを含有した所謂炭酸飲料である場合、容器32内には容器蓋2を上方に変位せしめんとする容器内圧が存在する。而して、図示の容器蓋2においては、図4に図示する如く、容器32の口頸部34に容器蓋2が所要とおりに装着されている状態においては、上記容器内圧に対する、容器蓋2の係止手段20と口頸部34の係止あご部38との係止による保持力が、容器蓋2の雌螺条16と口頸部34の雄螺条36との螺合による保持力よりも大きく設定されている。かような要件は、例えば、容器蓋2の係止手段20を構成している突条の突出量及び横断面形状等を適宜に設定して係止手段20と係止あご部38との係止による保持力を所望値に設定すると共に、容器蓋2の雌螺条16の所謂ねじ山高さ等を適宜に設定して雌螺条16と雄螺条38との螺合による保持力を所望値に設定することによって充足することができる。一方、図5に図示する如く、容器蓋2において橋絡部30が破断されて環状タンパーエビデントバンド24がスカート壁6から除去され、従ってスカート壁6の下端部が半径方向外方に充分容易に弾性変形することができるようにせしめられると、係止手段20と係止あご部38との係止による保持力は相当低減され、雌螺条16と雄螺条38との螺合による保持力よりも小さくなるように設定されている。
【0032】
従って、容器蓋2において環状タンパーエビデントバンド24をスカート壁6から除去する前の状態、即ち口頸部34の未開封状態においては、容器内圧に対して容器蓋2は係止手段20と係止あご部38の係止によって充分高い所望保持力(容器32自体の耐破断内圧よりは小さい容器内圧に対応する保持力)で保持される。容器内圧が何らかの理由により過剰に上昇して容器32自体の耐破断内圧に接近した場合には、容器蓋2は口頸部34に対して上昇せしめられて口頸部34の密封が毀損され、これによって容器内圧が解放されて容器32の破断が回避される。一方、容器蓋2によって口頸部34が密封されている容器32が消費者に渡った後においては、例えば、上述したとおりにして口頸部34を開封した後に、内容物が全て消費されることなく残留せしめられた場合には、環状タンパーエビデントバンド24が除去された容器蓋2を、その雌螺条16を口頸部34の雄螺条36に螺合せしめることによって口頸部34を再び一時的に密封することが少なくない。この場合には、容器32自体が消費者によって取り扱われることによって局部的に損傷され、これに起因して容器32自体の耐破断内圧が低下せしめられている虞があり、また口頸部34が一旦開封された後においては、内容物が果汁等を含でいる時には内容物の腐敗等に起因して容器内圧が過剰に上昇せしめられてしまうことがある。然るに、図示の容器蓋2においては、容器蓋2において橋絡部30が破断されて環状タンパーエビデントバンド24がスカート壁6から除去されると、係止手段20と係止あご部38との係止による保持力は相当低減され、雌螺条16と雄螺条38との螺合による保持力よりも小さくなる故に、容器内圧が比較的低い所定値を越えて上昇すると容器蓋2が口頸部34に対して上昇せしめられて口頸部34の密封が解除され、従って容器自体の耐破断内圧が低下せしめられていても、容器32が破断してしまうことが充分確実に回避される。
【0033】
容器蓋2の雌螺条6と口頸部34の雄螺条36との螺合による、容器内圧に対する容器蓋2の保持力を比較的小さい値に設定するために、容器蓋2の雌螺条16の所謂ねじ山高さを比較的低く設定した場合には、容器32の口頸部34に容器蓋2を所要とおりに装着する際に、容器蓋2を閉方向に回転せしめることなく、単に軸線方向下方に所要圧力で強制することによって、雌螺条16が雄螺条36を弾性的に乗り越えるようにせしめて両者を所要とおりに螺合せしめることもできる。かような装着様式は、容器蓋2を閉方向に回転せしめる通常の装着様式に比べて、著しく迅速に遂行することができる。
【0034】
図6乃至図8には、本発明に従って構成された容器蓋の変形例が図示されている。全体を番号102で示す容器蓋においては、スカート壁106の内周面に形成されている係止手段120は、周方向に間隔をおいて配設された複数個の、更に詳しくは周方向に等間隔をおいて配設された12個の、フラップ片から形成されている。フラップ片の各々は、スカート壁106の内周面に接続された基縁121から半径方向内方に向かって、容器132の口頸部134に形成されている雄螺条136に容器蓋102の雌螺条116を螺合せしめて口頸部134に容器蓋102を装着する際の容器蓋102の回転方向に対して反対方向(即ち図6において上方から見て反時計方向、図7において時計方向)に傾斜して延びている。図6から理解される如く、フラップ片の各々の上記基縁121は下方に向かって、口頸部134に容器蓋102を装着する際の容器蓋102の回転方向に対して反対方向(即ち図6において上方から見て反時計方向、図7において時計方向)に10乃至20度程度でよい傾斜角度αをなして傾斜して延びている。かようなフラップ片自体の形態は周知のものであり、従ってフラップ片自体の形態についての説明は本明細書においては省略する。図6及び図7から明確に理解されるとおり、隣接するスリット118間に夫々1個のフラップ片が形成されており、スリット118の各々はフラップ片を越えて上方に延びている。図8に図示する如く、容器132の口頸部134に容器蓋102が所要とおりに装着されると、係止手段120を構成するフラップ片の各々は口頸部134の係止あご部138の下面に係止せしめられる。図6乃至図8に図示する容器蓋102の、係止手段120以外の構成は、図1乃至図5を参照して説明した容器蓋2と実質上同一である。
【0035】
図9乃至図11には、本発明に従って構成された容器蓋の更に他の変形例が図示されている。全体を番号202で示す容器蓋においても、スカート壁206の内周面に形成されている係止手段220は、周方向に間隔をおいて配設された複数個の、更に詳しくは周方向に等間隔をおいて配設された12個の、フラップ片から形成されている。フラップ片の各々は、スカート壁206の内周面の下端に接続された基縁221から半径方向内方に向かって上方に傾斜して延びている。フラップ片の各々の上記基縁221は、隣接するスリット218間を実質上水平に延びている。スリット218の各々はフラップ片を越えて上方に延びている。かようなフラップ片自体の形態も周知のものである故に、その詳細についての説明は本明細書においては省略する。図9及び図11に図示する容器蓋202は、フラップ片の形態をの除けば、図6乃至図9に図示する容器蓋102と実質上同一である。
【0036】
図12乃至図14は、本発明に従って構成された容器蓋の更に他の変形例を図示している。全体を番号302で示す容器蓋においては、スカート壁306の内周面に形成されている係止手段320は、周方向に間隔をおいて配設された複数個の、更に詳しくは周方向に等間隔をおいて配設された12個の、ラチェット爪から形成されている。図12及び図13を参照することによって理解される如く、ラチェット爪の各々は、容器332の口頸部334に形成されている雄螺条336に容器蓋302の雌螺条316を螺合せしめて口頸部334に容器蓋302を装着する際の容器蓋302の回転方向に見て、緩やかな傾斜面である前面323と切り立った面である後面325とを有する。スカート壁306の内周面における接線に対して前面323がなす傾斜角度θ1は20乃至50度程度で、スカート壁306の内周面における接線に対して後面325がなす角度θ2は70乃至90度程度でよい。係止手段320を構成するラチェット自体の形態は周知のものであるので、その詳細な説明は本明細書においては省略する。図12及び図13から明確に理解されるとおり、隣接するスリット318間に夫々1個のラチェット片が形成されており、スリット318の各々はラチェット片を越えて上方に延びている。
【0037】
係止手段320がラット爪から構成されている容器蓋302は、図14に図示する如く、口頸部334の外周面に対応するラチェット爪327が形成されている形態の容器332に適用される。図示の容器332の口頸部334には、周方向に等間隔をおいて4個のラチェット爪327が形成されている。ラチェット爪327の各々は、口頸部334に形成されている雄螺条336に容器蓋302の雌螺条316を螺合せしめて口頸部334に容器蓋302を装着する際の容器蓋302に対する口頸部334の相対的回転方向(即ち図13において時計方向)に見て、緩やかな傾斜面である前面329と切り立った面である後面331とを有する。口頸部334の外周面における接線に対して前面329がなす傾斜角度θ3は20乃至50度程度で、口頸部334の外周面における接線に対して後面331がなす角度θ4は70乃至90度程度でよい。容器蓋302の係止手段320を構成するラチェット爪に対応して口頸部334に形成されているラチェット爪327自体の形態も周知のものである故に、その詳細な説明は本明細書においては省略する。
【0038】
容器蓋302を容器332の口頸部334に装着する際には、係止手段320を構成するラチェット爪の前面323と口頸部334のラチェット爪327の前面329との協働によって、スカート壁306が漸次半径方向外方に弾性変形されて係止手段320が口頸部324のラチェット爪327を乗り越えて通過する。口頸部334に容器蓋302が所要とおりに装着されると、図14に図示する如く、口頸部334に形成されているラチェット爪327は容器蓋302のスカート壁306に形成されているスリット318内に位置せしめられる。そして、係止手段320を構成しているラチェット爪の後面325と口頸部334に形成されているラチェット爪327の後面331との協働によって、口頸部334に対して容器蓋302が開方向(即ち図14において上方から見て反時計方向、図13において時計方向)に回転することが阻止される。図12乃至図14に図示する容器蓋302における、係止手段320以外の構成は、図1乃至図5を参照して説明した容器蓋2と実質上同一である。
【0039】
図15乃至図17には、本発明に従って構成された容器蓋の更に他の変形例が図示されている。全体を番号402で示す容器蓋においては、天面壁404の周縁からスカート壁406の上端部に至る領域に周方向に間隔をおいて複数個、更に詳しくは周方向に等間隔をおいて12個の通気孔440が形成されている。更に、容器蓋402においては、環状タンパーエビデントバンド424の内周面には、周方向に間隔をおいて複数個、更に詳しくは周方向に等間隔をおいて6個の突出片442が形成されている。図16を参照することによって明確に理解される如く、突出片442の各々は、環状タンパーエビデントバンド424の内周面に形成されている張出部426の下方に配置されており、張出部426の直下から下方に向かって半径方向内方に傾斜して突出せしめられている。環状タンパーエビデントバンド424の内周面に対する突出片442の傾斜角度βは30乃至60度程度でよい。上述した通気孔440及び突出片442が配設されている点を除けば、容器蓋402は図1乃至図5を参照して説明した容器蓋2と実質上同一である。
【0040】
図15乃至図17に図示する容器蓋402においては、容器の口頸部を開封するために口頸部から容器蓋402を離脱せしめる開封操作の初期において、次のとおりの操作を遂行することができる。即ち、環状タンパーエビデントバンド424に指を掛けて上方に強制して複数個の橋絡部430を破断せしめ、環状タンパーエビデントバンド424を図16に二点鎖線で示す位置まで上昇せしめる。環状タンパーエビデントバンド424のかような上昇の際に、複数個の突出片442はその上端から漸次半径方向外方に弾性的に変位せしめられて、スカート壁406の外周面に形成されている張出部422を通過せしめられる。そして、図16に二点鎖線で示す位置まで上昇せしめられると、突出片442が元の状態に弾性的に復元せしめられる。かくすると、突出片442が張出部422に干渉されることによって、スカート壁406から分離された環状タンパーエビデントバンド424がスカート壁406に対して下降することが防止される。従って、一旦環状タンパーエビデントバンド424を図16に二点鎖線で図示する位置まで上昇せしめた後においては、環状タンターエビデントバンド424を元の位置まで下降せしめて、破断された橋絡部430を覆い隠すことが阻止され、かくしてタンパーエビデント性が確保される。また、環状タンパーエビデントバンド424を図16に二点鎖線で図示する位置まで上昇せしめた後においては、特に環状タンパーエビデントバンド424を操作することなく、容器蓋402の環状タンパーエビデントバンド424以外の部分を開方向に回転せしめて容器の口頸部から上方に離脱せしめれば、環状タンパーエビデントバンド424もスカート壁406と共に上昇せしめられて口頸部から離脱せしめられる。
【0041】
更に、図15乃至図17に図示する容器蓋402においては、容器内圧が過剰に増大して容器の口頸部に対して容器蓋402が上昇せしめられ、口頸部の密封が解除された時には、容器内圧が通気孔440を通して解放される。
【0042】
図18及び図19は、本発明に従って構成された容器と容器蓋との組合せの他の実施形態を、容器の口頸部に容器蓋を装着した状態で図示している。図18及び図19に図示する組合せにおいては、容器532の口頸部534の外周面に、周方向に間隔をおいて複数個の、更に詳しくは周方向に等間隔をおいて4個の干渉片544が形成されている。かかる干渉片544の各々は係止あご部538の下面に接続された上端から実質上鉛直に下方に延在せしめられている。干渉片544の各々は、図19から明確に理解される如く、略三角形状の横断面形状を有する。干渉片544の各々の、容器532の口頸部534に形成されている雄螺条536に容器蓋502の雌螺条516を螺合せしめて口頸部534に容器蓋502を装着する際の、容器蓋502に対する口頸部534の相対的回転方向、即ち図18において上方から見て反時計方向、図19において時計方向に見て、前面546は緩やかな傾斜面をなし、上記相対的回転方向に見て後面548は切り立った面をなす。口頸部534の外周面における接線に対して前面546がなす傾斜角度θ1は30乃至50度程度でよく、口頸部534の外周面における接線に対して後面548がなす角度θ2は60乃至80度程度でよい。突出片544の先端面によって規定される仮想円の直径は、容器蓋502のスカート壁506における係止手段520を構成する突条が存在しない部分における内径と実質上同一乃至これより若干小さく設定されている。
【0043】
図18及び図19に図示する組合せにおいては、更に、図19を参照することによって明確に理解される如く、容器蓋502のスカート壁506の下端部内周面に形成されている係止手段520を構成している突条の前端部550(即ち容器532の口頸部534に形成されている雄螺条536に容器蓋502の雌螺条516を螺合せしめて口頸部534に容器蓋502を装着する際の、口頸部534に対する容器蓋502の相対的回転方向、即ち図18において上方から見て時計方向、図19において反時計方向に見て前端部)においては、突出量がスリット518から後方に向けて漸次増大せしめられている。係止手段520を構成している突条の前端部550が、スカート壁506の内周面における接線に対してなす傾斜角度γは、30乃至70度程度でよい。
【0044】
図18及び図19に図示する組合せにおける容器532の口頸部534及び容器蓋502の、上述した点以外の構成は、図1乃至図5を参照して説明した容器32の口頸部34及び容器蓋2の構成と実質上同一である。
【0045】
図18及び図19に図示する組合せにおいては、容器532の口頸部534に容器蓋502を被嵌して容器蓋502を閉方向、即ち図18において上方から見て時計方向、図19において反時計方向、に回転せしめて口頸部534の雄螺条536に容器蓋502の雌螺条516を螺合せしめる際には、容器蓋502の係止手段520が口頸部534の干渉片544に干渉される。更に詳述すると、係止手段520を構成している突条の傾斜前端部と干渉片544の緩やかな傾斜前面546との協働によって、容器蓋502のスカート壁506の下端部が弾性的に漸次半径方向外方に変形され、突条が干渉片544を周方向に通過せしめられる。そして、雌螺条516と雄螺条536とが充分に螺合されて口頸部534に容器蓋502が所要とおりに装着されると、口頸部534の干渉片544は、容器蓋502のスカート壁506に形成されているスリット518に対応して位置、即ち係止手段520を構成している突条の被存在部位に位置せしめられ、突条間のスリット518内に突出せしめられる。所望ならば、雌螺条516と雄螺条536との螺合の最終状態を規定する、それ自体は公知の螺合停止手段(図示していない)を雌螺条516及び/又は雄螺条536に形成して、雌螺条516と雄螺条536との所要螺合状態における口頸部534と容器蓋502との相互角度位置を充分精密に規制することもできる。容器532の口頸部534に容器蓋502が所要とおりに装着され口頸部534が密封されている状態においては、口頸部534に対して容器蓋502を開方向、即ち図18において上方から見て反時計方向、図19図において時計方向、への回転が、係止手段520と係止あご部538の協働に加えて、口頸部534の干渉片544の切り立った後面548と係止手段520を構成している突条の切り立った後面552との協働によって、充分確実に防止される。従って、橋絡部530を破断して環状タンパーエビデントバンド524をスカート壁506から分離することなく、容器蓋502を開方向に回転することが充分確実に阻止される。橋絡部530を破断せしめて環状タンパーエビデントバンド524をスカート壁506から分離せしめた後においては、スカート壁506の下端部は、そこに形成されているスリット518の存在に起因して充分容易に半径方向外方に弾性的に変位することができる故に、容器蓋502を開方向に回転せしめて口頸部534から離脱せしめることができる。
【0046】
図20及び図21には、本発明に従って構成された容器と容器蓋との組合せの更に他の実施形態が、容器の口頸部に容器蓋を装着した状態で図示されている。図20及び図21に図示する組合せにおいては、容器632の口頸部634の外周面に、周方向に間隔をおいて複数個の、更に詳しくは周方向に等間隔をおいて4個の干渉片644が形成されている。かかる干渉片644は、係止あご部638に対して所定間隔をおいてその下方に配設されている。干渉片644の各々は先端に向かって厚さが漸次低減せしめられている薄板形状である。干渉片644の先端によって規定される仮想円の直径は、スカート壁606の内径よりも大きく、スカート壁606の外周面に形成されている張出部622の外径と略同一である。
【0047】
図20及び図21に図示する組合せにおいては、更に、図20参照することによって明確に理解される如く、容器蓋602におけるスカート壁606の最下端部、更に詳しくは係止手段620を構成している突条よりも下方の部分は、下方に向かって厚さが漸次低減せしめられている。
【0048】
図20及び図21に図示する組合せにおける容器632の口頸部634及び容器蓋602の、上述した点以外の構成は、図1乃至図5を参照して説明した容器32の口頸部34及び容器蓋2の構成と実質上同一である。
【0049】
図20及び図21に図示する組合せにおいては、容器632の口頸部634に容器蓋602を被嵌して容器蓋602を閉方向、即ち図20において上方から見て時計方向、図21において反時計方向、に回転せしめて口頸部634の雄螺条636に容器蓋602の雌螺条616を螺合せしめる際には、スカート壁606の最下端部が口頸部634の干渉片644に干渉される。干渉片644による干渉によってスカート壁606の最下端部は半径方向外方に弾性的に変位せしめられ、干渉片644を周方向に通過する。そして、雌螺条616と雄螺条636とが充分に螺合されて口頸部634に容器蓋602が所要とおりに装着されると、口頸部634の干渉片644は、容器蓋602のスカート壁606に形成されているスリット618に対応して位置せしめられ、スリット618内に突出せしめられる。容器632の口頸部634に容器蓋602が所要とおりに装着され口頸部634が密封されている状態においては、口頸部634に対して容器蓋602を開方向、即ち図20において上方から見て反時計方向、図21図において時計方向、への回転が、係止手段620と係止あご部638の協働に加えて、口頸部634の干渉片644とスカート壁606の最下端部においてスリット618の片側縁を規定している切り立った面との協働によって、充分確実に防止される。従って、橋絡部630を破断して環状タンパーエビデントバンド624をスカート壁606から分離することなく、容器蓋602を開方向に回転することが充分確実に阻止される。橋絡部630を破断せしめて環状タンパーエビデントバンド624をスカート壁606から分離せしめた後においては、スカート壁606の下端部は、そこに形成されているスリット618の存在に起因して充分容易に半径方向外方に弾性的に変位することができる故に、容器蓋602を開方向に回転せしめて口頸部634から離脱せしめることができる。
【0050】
図22及び図23は、図20及び図21に図示する組合せの変形例を図示している。図22及び図23に図示する組合せにおいては、容器732の口頸部734の外周面に形成されている干渉片744は、略三角形状の横断面形状を有する。干渉片744の各々の、容器732の口頸部734に形成されている雄螺条736に容器蓋702の雌螺条716を螺合せしめて口頸部734に容器蓋702を装着する際の、容器蓋702に対する口頸部734の相対的回転方向、即ち図22において上方から見て反時計方向、図23において時計方向に見て、前面746は緩やかな傾斜面をなし、上記相対的回転方向に見て後面748は切り立った面をなす。口頸部734の外周面における接線に対して前面746がなす傾斜角度θ1は30乃至50度程度でよく、口頸部734の外周面における接線に対してに対して後面748がなす角度θ2は60乃至80度程度でよい。
【0051】
図22及び図23に図示する組合せにおいては、更に、容器蓋702のスカート壁706の最下端部において下方に向かって漸次厚さを低減せしめることに代えて、容器732の口頸部734に形成されている雄螺条736に容器蓋702の雌螺条716を螺合せしめて口頸部734に容器蓋702を装着する際の、口頸部734に対する容器蓋702の相対的回転方向、即ち図22において上方から見て時計方向、図23において反時計方向に見て、スカート壁706の最下端部の前部を、その厚さがスリット718から後方に向けて漸次増大、換言すれば前方にスリット718に向けて漸次低減する傾斜面754にせしめている。
【0052】
図22及び図23に図示する組合せにおいては、容器732の口頸部734に容器蓋702を被嵌して容器蓋702を閉方向、即ち図22において上方から見て時計方向、図23において反時計方向、に回転せしめて口頸部734の雄螺条736に容器蓋702の雌螺条716を螺合せしめる際には、スカート壁706の最下端部が口頸部734の干渉片744に干渉される。更に詳述すると、スカート壁706の最下端部における傾斜面754と干渉片744の緩やかな傾斜面746との協働によって、容器蓋702のスカート壁706の最下端部が弾性的に漸次半径方向外方に変形せしめられて、スカート壁706の最下端部が干渉片744を通過せしめられる。
【0053】
図22及び図23に図示する組合せの上述した点以外の構成及び作用は、図20及び図21に図示する組合せの構成及び作用と実質上同一である
【0054】
図24及び図25に図示する組合せは、図22及び図23に図示する組合せに次のとおりの変形を加えたものである。即ち、図24及び図25に図示する組合せにおいては、容器832の口頸部834の外周面に形成されている干渉片844の各々の横断面形状は、図18及び図19に図示する組合せにおける干渉片544と同様に、略三角形状である。干渉片844の各々の、容器832の口頸部834に形成されている雄螺条836に容器蓋802の雌螺条816を螺合せしめて口頸部834に容器蓋802を装着する際の、容器蓋802に対する口頸部834の相対的回転方向、即ち図24において上方から見て反時計方向、図25において時計方向に見て、前面846は緩やかな傾斜面をなし、上記相対的回転方向に見て後面848は切り立った面をなす。口頸部834の外周面における接線に対して前面846がなす傾斜角度θ1は30乃至50度程度でよく、口頸部834の外周面における接線に対して後面848がなす角度θ2は60乃至80度程度でよい。干渉片844の先端面によって規定される仮想円の直径は、容器蓋802のスカート壁806における最下端部の内径(更に詳しくは、次に言及する被干渉片が存在しない部分における内径)と実質上同一乃至これより若干小さく設定されている。
【0055】
図24及び図25に図示する組合せにおいては、更に、スカート壁806の最下端部の厚さを変化せしめることに代えて、スカート壁806の最下端部内周面には、周方向に間隔をおいて複数個、更に詳しくは周方向に等間隔をおいて4個の被干渉片856が形成されている。被干渉片856の各々の横断面形状は略三角形状であり、容器832の口頸部834に形成されている雄螺条836に容器蓋802の雌螺条816を螺合せしめて口頸部834に容器蓋802を装着する際の、口頸部834に対する容器蓋802の相対的回転方向、即ち図24において上方から見て時計方向、図25において反時計方向に見て、前面858は緩やかな傾斜面をなし、上記相対的回転方向に見て後面860は切り立った面をなす。スカート壁806の最下端部内周面における接線に対して前面858がなす傾斜角度θ3は30乃至50度程度でよく、スカート壁806の最下端部内周面における接線に対して後面860がなす角度θ4は60乃至80度程度でよい。被干渉片856の先端面によって規定される仮想円の直径は、スカート壁806の内周面に配設されている係止手段820を規定している突条の先端によって規定される仮想円の直径と実質上同一でよい。
【0056】
図24及び図25に図示する組合せにおいては、容器832の口頸部834に容器蓋802を被嵌して容器蓋802を閉方向、即ち図24において上方から見て時計方向、図25において反時計方向、に回転せしめて口頸部834の雄螺条836に容器蓋802の雌螺条816を螺合せしめる際には、容器蓋802におけるスカート壁806の最下端部内周面に配設された被干渉片856が口頸部834の外周面に配設された干渉片844に干渉される。更に詳述すると、被干渉片856の緩やかな傾斜前面858と干渉片844の緩やかな前面846との協働によって、容器蓋802のスカート壁806の最下端部が弾性的に漸次半径方向外方に変形され、被干渉片856が干渉片844を周方向に通過せしめられる。そして、雌螺条816と雄螺条836とが充分に螺合されて口頸部834に容器蓋802が所要とおりに装着されると、図25に図示する如く、被干渉片856の切り立った後面860と干渉片844の切り立った後面848とが周方向に隣接して位置せしめられる。容器832の口頸部834に容器蓋802が所要とおりに装着され口頸部834が密封されている状態においては、口頸部834に対して容器蓋802を開方向、即ち図24において上方から見て反時計方向、図25図において時計方向、への回転が、係止手段820と係止あご部838の協働に加えて、口頸部834の干渉片844の切り立った後面848と被干渉片856の切り立った後面860との協働によって、充分確実に防止される。
【0057】
図24及び図25に図示する組合せにおける上述した点以外の構成及び作用は、図22及び図23に図示する組合せの構成及び作用と実質上同一である。
【0058】
【発明の効果】
本発明に従って構成された容器蓋及び容器と容器蓋との組合せにおいては、容器蓋における橋絡部の破断を伴うことなく容器の口頸部に対して容器蓋が相当角度回転せしめられて口頸部の密封が毀損されてしまうことが確実に防止される。
【0059】
また、本発明に従って構成された容器蓋及び容器と容器蓋との組合せにおいては、容器蓋における橋絡部の破断強度を過剰に大きくして口頸部の開封の際の必要力を増大せしめることなく、口頸部に容器蓋を装着する際に橋絡部が破断されてしまうことが確実に防止される。
【0060】
更に、本発明に従って構成された容器蓋及び容器と容器蓋との組合せにおいては、口頸部を開封する際には容器蓋の全体が口頸部から確実且つ容易に除去される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された容器蓋の好適実施形態を、一部を断面(図3の線A−Aに沿った断面)で示す正面図。
【図2】図1に示す容器蓋の部分断面図(図3の線B−Bに沿った断面図)。
【図3】図1に示す容器蓋の底面図。
【図4】図1の容器蓋を容器の口頸部に所要とおりに装着した状態を、一部を断面で示す正面図。
【図5】図1の容器蓋を容器の口頸部に所要とおりに装着した後に、容器蓋における環状タンパーエビデントバンドをスカート壁から離脱せしめた状態を、一部を断面で示す正面図。
【図6】本発明に従って構成された容器蓋の変形例を、一部を断面(図7の線C−Cに沿った断面)で示す正面図。
【図7】図6に示す容器蓋の底面図。
【図8】図6に示す容器蓋を容器の口頸部に所要とおりに装着した状態を、一部を断面で示す正面図。
【図9】本発明に従って構成された容器蓋の他の変形例を、一部を断面(図10の線D−Dに沿った断面)で示す正面図。
【図10】図9に示す容器蓋の底面図。
【図11】図9に示す容器蓋を容器の口頸部に所要とおりに装着した状態を、一部を断面で示す正面図。
【図12】本発明に従って構成された容器蓋の更に他の変形例を、一部を断面(図13の線E−Eに沿った断面)で示す正面図。
【図13】図12に示す容器蓋の底面を、これが装着された容器の口頸部の断面(図14の線F−Fに沿った断面)と共に示す断面図。
【図14】図12に示す容器蓋を容器の口頸部に所要とおりに装着した状態を、一部を断面で示す正面図。
【図15】本発明に従って構成された容器蓋の他の好適実施形態を、一部を断面(図17の線G−Gに沿った断面)で示す正面図。
【図16】図15に示す容器蓋の部分断面図(図17の線H−Hに沿った断面図)。
【図17】図15に示す容器蓋の底面図。
【図18】本発明に従って構成された容器と容器蓋との組合せの好適実施形態を、容器の口頸部に容器蓋を所要とおりに装着した状態で、一部を断面で示す正面図。
【図19】図18の線I−Iに沿った断面図。
【図20】本発明に従って構成された容器と容器蓋との組合せの他の好適実施形態を、容器の口頸部に容器蓋を所要とおりに装着した状態で、一部を断面で示す正面図。
【図21】図20の線J−Jに沿った断面図。
【図22】本発明に従って構成された容器と容器蓋との組合せの更に他の好適実施形態を、容器の口頸部に容器蓋を所要とおりに装着した状態で、一部を断面で示す正面図。
【図23】図22の線K−Kに沿った断面図。
【図24】本発明に従って構成された容器と容器蓋との組合せの更に他の好適実施形態を、容器の口頸部に容器蓋を所要とおりに装着した状態で、一部を断面で示す正面図。
【図25】図24の線L−Lに沿った断面図。
【符号の説明】
2:容器蓋
4:天面壁
6:スカート壁
16:雌螺条
18:スリット
20:係止手段
22:張出部
24:環状タンパーエビデントバンド
26:張出部
28:切断線
30:橋絡部
32:容器
34:口頸部
36:雄螺条
38:係止あご部
102:容器蓋
106:スカート壁
116:雌螺条
118:スリット
120:係止手段
132:容器
134:口頸部
136:雄螺条
138:係止あご部
202:容器蓋
206:スカート壁
218:スリット
220:係止手段
302:容器蓋
306:スカート壁
316:雌螺条
318:スリット
320:係止手段
332:容器
334:口頸部
327:ラチェット爪
336:雄螺条
402:容器蓋
404:天面壁
406:スカート壁
424:環状タンパーエビデントバンド
430:橋絡部
422:張出部
442:突出片
502:容器蓋
506:スカート壁
516:雌螺条
518:スリット
520:係止手段
524:環状タンパーエビデントバンド
532:容器
534:口頸部
536:雄螺条
538:係止あご部
544:干渉片
546:干渉片の前面
548:干渉片の後面
550:係止手段を構成する突条の前端部
602:スカート壁
606:スカート壁
616:雌螺条
618:スリット
620:係止手段
622:張出部
624:環状タンパーエビデントバンド
630:橋絡部
632:容器
634:口頸部
636:雄螺条
638:係止あご部
644:干渉片
702:容器蓋
706:スカート壁
716:雌螺条
718:スリット
732:容器
734:口頸部
736:雄螺条
744:干渉片
746:干渉片の前面
748:干渉片の後面
754:スカート壁の際下端部の傾斜面
802:容器蓋
806:スカート壁
816:雌螺条
832:容器
834:口頸部
836:雄螺条
844:干渉片
846:干渉片の前面
848:干渉片の後面
856:被干渉片
858:被干渉片の前面
860:被干渉面の後面

Claims (3)

  1. 天面壁と該天面壁から垂下する円筒状スカート壁とを具備し、該スカート壁の内周面には雌螺条と該雌螺条の下方に位置する係止手段が形成されている合成樹脂製容器蓋において、
    該スカート壁には、その下端から上方に向けて延びるスリットが周方向に間隔をおいて複数個形成されており、
    該スカート壁の下部を囲繞する環状タンパーエビデントバンドが配設されており、該環状タンパーエビデントバンドは周方向に間隔をおいて配設された複数個の橋絡部を介して該スカート壁に接続されており、
    該スカート壁の外周面と該環状タンパーエビデントバンドの内周面とは、一体に成形した後に周方向に連続して切断することによって分離された相互密着面を有する、
    ことを特徴とする合成樹脂製容器蓋。
  2. 該環状タンパーエビデントバンドの内周面には、半径方向内方に突出する突出片が周方向に間隔をおいて複数個形成されており、
    該スカート壁の外周面には半径方向外方に張り出し且つ周方向に連続的に延びる環状である張出部が形成されており、該環状タンパーエビデントバンドの内周面にも該スカート壁の外周面における該張出部に対応して半径方向内方に張り出し且つ周方向に連続的に延びる環状である張出部が形成されており、該スカート壁の該張出部と該環状タンパーエビデントバンドの該張出部が該相互密着面を構成しており、
    該突出片は該環状タンパーエビデントバンドの該張出部の下方に配設されており、半径方向内方に向けて下方に傾斜して突出せしめられており、該橋絡部を破断する前の状態においては該スカート壁の該張出部は該突出片よりも上方に配設されているが、該橋絡部を破断せしめて該環状タンパーエビデントバンドを該スカート壁に対して上昇せしめると、該突出片は弾性的に変形せしめられて該張出部を乗り越えてその上方に移動せしめられて弾性的に復元され、該張出部が該突出片に干渉することによって該環状タンパーエビデントバンドが該スカート壁に対して下降することが防止される、
    請求項1記載の合成樹脂製容器蓋。
  3. 円筒状外周面に雄螺条と該雄螺条の下方に位置する環状係止あご部とが形成されている口頸部を備えた容器と、天面壁と該天面壁から垂下する円筒状スカート壁とを具備し、該スカート壁の内周面には雌螺条と該雌螺条の下方に位置する係止手段とが形成されており、該雌螺条を該雄螺条に螺合せしめると共に、該係止手段を該係止あご部に係止せしめることによって該口頸部に装着される合成樹脂製容器蓋との組合せにおいて、
    該容器蓋の該スカート壁には、その下端から上方に向けて延びるスリットが周方向に間隔をおいて複数個形成されており、
    該スカート壁の下部を囲繞する環状タンパーエビデントバンドが配設されており、該環状タンパーエビデントバンドは周方向に間隔をおいて配設された複数個の橋絡部を介して該スカート壁に接続されており、
    該スカート壁の外周面と該環状タンパーエビデントバンドの内周面とは、一体に成形した後に周方向に連続して切断することによって分離された相互密着面を有し、
    該口頸部の外周面には、該係止あご部の下方において半径方向外方に突出し、該容器蓋の該スカート壁に干渉して該口頸部に対する該容器蓋の回転に抵抗する少なくとも1個の干渉片が形成されている、
    ことを特徴とする組合せ。
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