JP3907919B2 - 抗原又は抗体の高感度検出法 - Google Patents

抗原又は抗体の高感度検出法 Download PDF

Info

Publication number
JP3907919B2
JP3907919B2 JP2000180856A JP2000180856A JP3907919B2 JP 3907919 B2 JP3907919 B2 JP 3907919B2 JP 2000180856 A JP2000180856 A JP 2000180856A JP 2000180856 A JP2000180856 A JP 2000180856A JP 3907919 B2 JP3907919 B2 JP 3907919B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antibody
antigen
viologen
dimer
detection method
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000180856A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002005935A (ja
Inventor
明 原田
浩靖 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Science and Technology Agency
National Institute of Japan Science and Technology Agency
Original Assignee
Japan Science and Technology Agency
National Institute of Japan Science and Technology Agency
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Science and Technology Agency, National Institute of Japan Science and Technology Agency filed Critical Japan Science and Technology Agency
Priority to JP2000180856A priority Critical patent/JP3907919B2/ja
Publication of JP2002005935A publication Critical patent/JP2002005935A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3907919B2 publication Critical patent/JP3907919B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、抗原抗体反応を利用した抗原又は抗体の高感度検出法に関する。詳しくはモノクローナル抗体を用いる同高感度検出法に関する。
【0002】
【従来の技術】
モノクローナル抗体は、特定の抗原のみを認識するため、その特定の抗原の検出に広く用いられているが、モノクローナル抗体を用いた測定法は一般に感度が低く、その検出感度の増大が望まれている。
一方、代表的な除草剤であり、光合成系の電子受容体としても広く用いられているビオロゲンを特異的に認識するモノクローナル抗体は毒物であるビオロゲンを無毒化する医薬としての応用が期待でき、また電子受容体に抗体が結合することによって、電子供与体から電子移動によって生じたラジカルを捕足することが可能になると考えられるため、電子供与体から受容体への電子移動を制御する材料としての利用も期待されている。
ビオロゲンを特異的に認識するモノクローナル抗体に関しては、これまでにZ.Niewola等[Clinica Chimica Acta,148,149-156(1985)]や M.R.Bowles等[Int. J. Immunopharmacol.,10,537-545(1988)]によって抗ビオロゲンモノクローナル抗体が得られているが、これらの抗体の評価については、ビオロゲンとの結合親和性について検討されているのみで、それ以上の、或いはそれ以外の検討は殆どなされておらず、抗ビオロゲンモノクローナル抗体を用いたビオロゲンの高感度検出法について言及している文献はこれまでのところ殆ど見当たらない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、抗原抗体反応を利用した抗原又は抗体の高感度検出法を提供することにある。就中、抗体としてモノクローナル抗体を使用した場合の各種抗原又は抗体の高感度検出法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、抗原抗体反応を利用した抗原の検出法であって、該抗原に対するモノクローナル抗体と、該モノクローナル抗体と結合し得る多官能性抗原とを用いることを特徴とする抗原の高感度検出法である。
【0005】
また、本発明は、抗原抗体反応を利用した抗体の検出法であって、該抗体に対する抗原として該抗原から調製し得る多官能性抗原を用いることを特徴とする抗体の高感度検出法の発明である。
【0006】
即ち、本発明者らは、モノクローナル抗体による抗原の検出をバイオセンサーなどで行うとき、抗原を多官能性にすることにより、抗原の検出感度を増大させ得るのではないかと考え、最も多用される除草剤成分であるビオローゲンのモノクローナル抗体によりビオローゲンをバイオセンサーにより検出する際、ビオローゲンダイマー(メチレン鎖で結合したもの)を用いたところ、応答シグナルが大きく増大し、また、ダイマーと抗体の添加の繰り返しによりさらにシグナルの増大が図れることを見出し、更に、本技術は、ビオローゲンに限らず多官能にすることのできる全ての抗原に利用し得るものであり、バイオセンサーのみならずELISA法(酵素標識抗体測定法)などにも利用できるものであるとの確信を得、本発明を完成するに到った。
本技術は、診断薬としての利用を始めとして、多くの化合物のモノクローナル抗体による高感度検出法等に利用価値のある興味ある技術である。
【0007】
本発明で用いられる多官能性抗原としては、二官能性抗原、三官能性抗原、四官能性抗原等が挙げられるが、二官能性抗原が比較的合成し易く、より一般的であり好ましい。
二官能性抗原としては抗原ダイマーが合成のし易さ等から好ましく用いられる。
抗原ダイマーは、官能性のある抗原をダイマー化したものであるが、そのとき、元素数5〜15の屈曲性連鎖を含む分子鎖で結合したものが好ましい。そのような分子鎖としては、例えば炭素数5〜15のメチレン鎖などが好ましいものとして挙げられる。
本発明で用いられるモノクローナル抗体は、常法、即ちケラーとミルシュタインによるモノクローナル抗体の作製法に準じて適宜作製したものを用いることで足りる。即ち、例えば抗ビオロゲンモノクローナル抗体を作製する場合を例にして述べると、先ず、抗原決定基として下式
【0008】
【化1】
Figure 0003907919
【0009】
で示される化合物(以下、C1VC5と略す。)を下記合成ルート
【0010】
【化2】
Figure 0003907919
【0011】
により合成し、これを貝類のタンパク質(キーホール リンペット ヘモシアニン、KLH)に導入して免疫用抗原を作製する。次にこれを実験用動物マウスに1週間間隔で免役した後、脾臓細胞を摘出する。次いで、該脾臓細胞とマウス骨髄腫細胞とをポリエチレングリコールを用いて融合し、C1VC5に対する抗体を産生する細胞を選別する。それらの細胞をそれぞれマウス腹腔内で増殖して腹水を得、これを精製することにより目的とするモノクローナル抗体が得られる。
本発明で用いられる多官能性抗原の合成法は、抗原の種類により自ずから異なり一様ではないが、例えば下式
【0012】
【化3】
Figure 0003907919
【0013】
で示されるビオロゲンダイマーの合成法を反応スキームで示すと下記の通りである。
【0014】
【化4】
Figure 0003907919
【0015】
本発明に係る抗体の高感度検出法において用いられるモノクローナル抗体は、常法、即ちケラーとミルシュタインによるモノクローナル抗体の作製法に準じて適宜作製したものを用いることで足りる。また、該抗体に対する抗体、即ち第2抗体が用いられる場合の該第2抗体としては、通常、自体公知の方法により容易に得られる抗イムノグロブリン抗体が用いられる。
【0016】
本発明に係る抗原の高感度検出法を実施する場合の一般的な手法としては、例えば下記の如き方法が挙げられる。
(1)表面プラズモン共鳴法を検出原理とするバイオセンサーによる測定の場合
先ず、測定対象抗原に対するモノクローナル抗体をセンサーチップ(例えば、カルボキシメチル化デキストラン修飾金基板等)に固定し、これに抗原ダイマー等の多官能性抗原を添加反応させた後、測定対象抗原を含む試料と測定対象抗原に対するモノクローナル抗体(前記モノクローナル抗体と同じモノクローナル抗体でも、異なるモノクローナル抗体でもどちらでも良い。)を加えて反応させ、応答シグナルの変化を見る。
【0017】
(2)ELISA法(酵素標識抗体測定法)による測定の場合
先ず、測定対象抗原に対するモノクローナル抗体を不溶性担体(例えば、ガラスビーズ、ポリスチレンビーズ、ポリスチレン製マイクロプレート、試験管等)に固定し、これに抗原ダイマー等の多官能性抗原を添加反応させた後、測定対象抗原を含む試料と、酵素(例えば、ペルオキシダーゼ、アルカリホスファターゼ、β−ガラクトシダーゼ等)で標識した、測定対象抗原に対するモノクローナル抗体(前記モノクローナル抗体と同じモノクローナル抗体でも、異なるモノクローナル抗体でもどちらでも良い。)を加えて反応させ、しかる後、固相の酵素活性を測定する。
ここにおいて、酵素活性を測定する方法自体は、通常この分野で行われている自体公知の酵素活性測定法に準じて、用いた酵素に応じて適宜適当な方法を選択しこれを行うことで足りる。即ち、例えば酵素がペルオキシダーゼの場合には、過酸化水素と被酸化性呈色試薬(例えば、4−アミノアンチピリンとアニリン誘導体又はフェノール誘導体との組み合わせ等)を用いて発色系に導き、発色の度合いを測定する等の方法によりこれを行えば良いし、また、酵素がアルカリホスファターゼの場合には、基質としてp−ニトロフェニルリン酸を用い、酵素により加水分解されて生じるp−ニトロフェノールの吸収を測定する等の方法によりこれを行えば良い。
【0018】
また、本発明に係る抗体の高感度検出法を実施する場合の一般的な手法としては、例えば下記の如き方法が挙げられる。
(1)表面プラズモン共鳴法を検出原理とするバイオセンサーによる測定の場合
先ず、測定対象のモノクローナル抗体をセンサーチップ(例えば、カルボキシメチル化デキストラン修飾金基板等)に固定し、これに抗原ダイマー等の多官能性抗原を添加反応させた後、測定対象抗体を含む試料と、測定対象抗体に対する抗体(第2抗体、抗イムノグロブリン抗体)を加えて反応させ、応答シグナルの変化を見る。
【0019】
(2)ELISA法(酵素標識抗体測定法)による測定の場合
先ず、測定対象のモノクローナル抗体を不溶性担体(例えば、ガラスビーズ、ポリスチレンビーズ、ポリスチレン製マイクロプレート、試験管等)に固定し、これに抗原ダイマー等の多官能性抗原を添加反応させた後、測定対象抗体を含む試料と、酵素(例えば、ペルオキシダーゼ、アルカリホスファターゼ、β−ガラクトシダーゼ等)で標識した、測定対象抗体に対する抗体(第2抗体、抗イムノグロブリン抗体)を加えて反応させ、しかる後、固相の酵素活性を測定する。
ここにおいて、酵素活性を測定する方法自体は、通常この分野で行われている自体公知の酵素活性測定法に準じて、用いた酵素に応じて適宜適当な方法を選択しこれを行うことで足りる。即ち、例えば酵素がペルオキシダーゼの場合には、過酸化水素と被酸化性呈色試薬(例えば、4−アミノアンチピリンとアニリン誘導体又はフェノール誘導体との組み合わせ等)を用いて発色系に導き、発色の度合いを測定する等の方法によりこれを行えば良いし、また、酵素がアルカリホスファターゼの場合には、基質としてp−ニトロフェニルリン酸を用い、酵素により加水分解されて生じるp−ニトロフェノールの吸収を測定する等の方法によりこれを行えば良い。
【0020】
本発明に係る抗原の高感度測定法は、モノクローナル抗体が得られ、多官能性抗原を生成しうる全ての抗原の測定に利用可能である。
また、本発明に係る抗体の高感度測定法は、多官能性抗原を生成しうる抗原に対する抗体であって、モノクローナル抗体の取得が可能な全ての抗体の測定に利用可能である。
本発明の測定法は、表面プラズモン共鳴法を検出原理とするバイオセンサーによる測定法、ELISA法、蛍光スペクトル法など種々の方法に適用することが出来る。
【0021】
【実施例】
次に、実地例により本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例により何ら限定されるものではない。
【0022】
実施例1:ビオロゲンの抗原決定基(C1VC5)に対するモノクローナル抗体の作製
C1VC5を水溶性カルボニルジイミダゾールの存在下、貝類の蛋白質(キーホール リンペット ヘモシアニン)に導入し、免疫用抗原を合成した。
得られた免疫用抗原を0.1Mリン酸塩緩衝液(pH7.0)に溶解した免疫用抗原溶液と0.01Mリン酸塩緩衝液(pH7.0、0.9%NaCl含有)とを等量で混合した水溶液0.4mL/匹をBalb/cマウス(雌8週齢)に免疫した。2回目以降はアジュバントと抗原溶液を混合したエマルジョンを1週間間隔で免疫(×5回)した後、マウスの脾臓細胞を摘出した。マウス骨髄腫細胞と脾臓細胞をポリエチレングリコールを用いて融合した。牛血清アルブミン(BSA)とC1VC5を結合した検定用抗原(BSA:C1VC5=1:1)を用いて、C1VC5に対する抗体を産生する細胞を選別した。種々の細胞をそれぞれマウス腹腔内で増殖し、腹水を得た。マウスモノクローナル抗体のクラス・サブクラスを決定した結果、4種のモノクローナル抗体はそれぞれIgG1(2種、9B2、10D5)、IgG2a(1種、7B10)、IgM(1種、1D8)であることが判った(9B2、10D5、7B10、1D8は抗体の種類を表す。)。IgG抗体はプロテインAカラムにより腹水から精製した。
抗体作製スキームを図1に示す。
【0023】
実施例2:抗体と種々のビオロゲン誘導体との結合親和力の測定と超分子形成
実施例1で得られた4種類のモノクローナル抗体とメチルビオロゲンあるいはC1VC5との結合力を、ELISA及びバイオセンサー(BIAcore X)により決定した。
抗体1D8、7B10と9B2はC1VC5と10−6から10−7Mの解離定数をもって結合することが判った。一方、抗体10D5は検定用抗原と特異的に、且つ強く結合するにも拘わらずC1VC5の阻害反応が見られなかった([C1VC5]<10−4M)。
メチルビオロゲンに対しては抗体1D8、9B2ともに10−6Mの解離定数をもって結合する。しかし、抗体7B10と10D5は[メチルビオロゲン]<10−4M存在下における競争反応では阻害効果が見られなかった。
【0024】
前記ビオロゲンダイマーと種々の抗体との結合をELISAにより観察した結果、ビオロゲンダイマー存在下において、抗体のみの系よりもELISAの発色が強くなる現象が確認された。
同様にビオロゲンダイマーと抗体10D5との錯体形成を、表面プラズモン共鳴法を検出原理とするバイオセンサー(BIAcore X)により観察した。
カルボキシメチル化デキストランをコートした金基板に抗体10D5をアミンカップリング法により固定した。ビオロゲンダイマーをμMのオーダーで注入し、更に抗体10D5を添加した。その結果、抗体10D5ビオロゲンダイマーは10−7Mの解離定数をもって結合し、最初に金基板に固定化した量(14000RU,(1RU=1pg/mm))とほぼ同量の抗体がビオロゲンダイマーを介して基板に固定されていることがわかった。このセンサーシグナルの増大はビオロゲンダイマーと抗体を交互の添加により実現され、図2のような構造が形成されたことに由来していると考えられる。
【0025】
実施例3:ビオロゲンに対するモノクローナル抗体を用いた高感度ビオロゲン誘導体検出法
[実験操作]
1.モノクローナル抗体10D5をセンサーチップ(カルボキシメチル化デキストラン修飾金基板)に固定
2.ビオロゲンダイマー22μMを添加
3.更に、モノクローナル抗体10D5を9μM添加
4.2及び3の操作を再度繰り返す
[結果]
結果を図3に示す。図3中、(a)は、ビオロゲンダイマー22μMを添加したときの応答シグナル強度変化量を示し、(b)は、(a)に続き抗体10D5を9μM添加したときの応答シグナル強度変化量を示し、(c)は、(a)及び(b)の操作を2回連続した場合の応答シグナル強度変化量を示す。
図3から明らかなように、ビオロゲンダイマーのみを添加したときのシグナル強度に比べ、抗体を更に添加することにより10倍のシグナル強度でビオロゲンダイマーを検出できた。
また、実験操作2及び3を繰り返すことにより更に大きく応答シグナルを増幅できることが判った。
【0026】
実施例4:ビオロゲンを3つ有する分子を用いたときのバイオセンサーにおける感度について
下式
【0027】
【化5】
Figure 0003907919
【0028】
で示されるビオロゲンを3つ有する化合物を用いて、バイオセンサーにおける感度について調べた。結果を図4に示す。
図4から明らかなように、この場合も三官能性抗原のみを添加したときのシグナル強度に比べ、抗体を更に添加した場合には、シグナル強度が著しく増大していることが判る。
【0029】
【発明の効果】
本発明の方法によれば、モノクローナル抗体が得られ、多官能性抗原を生成しうる全ての抗原を高感度に測定することが出来、また、多官能性抗原を生成しうる抗原に対する抗体であって、モノクローナル抗体の取得が可能な全ての抗体を高感度に測定することが出来、且つ、表面プラズモン共鳴法を検出原理とするバイオセンサーによる測定法、ELISA法、蛍光スペクトル法など種々の方法に適用することが出来るので斯業に貢献するところ極めて大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、実施例1における抗体作製スキームを示す。
【図2】図2は、バイオセンサーの基板表面にカルボキシメチル化デキストランを介して抗体を固定化したところにビオロゲンダイマー及び抗体を段階的に積層させたところを図示したものである。
【図3】図3は、抗ビオロゲンモノクローナル抗体10D5を固定したセンサーチップにビオロゲンダイマー及び抗体を添加したときの表面プラズモン共鳴シグナルの変化を示し、(a)は、ビオロゲンダイマーを添加したときの、(b)は、(a)に続き抗体10D5を添加したときの、(c)は、(a)及び(b)の操作を二回連続した場合の表面プラズモン共鳴シグナルの変化をそれぞれ示す。
【図4】図4は、抗ビオロゲンモノクローナル抗体10D5を固定したセンサーチップにビオロゲンを3つ有する化合物(三官能性抗原)及び抗体10D5を添加したときの表面プラズモン共鳴シグナルの変化を示す。

Claims (5)

  1. 抗原抗体反応を利用したビオロゲンの検出法において、ビオロゲンをビオロゲンダイマーへと変換させ、該ビオロゲンダイマーとビオロゲンに対するモノクローナル抗体とを反応させることを特徴とする、ビオロゲンの高感度検出法。
  2. ビオロゲンダイマーが元素数5〜15の屈曲性連鎖を含む分子鎖で結合しているものである、請求項1に記載の高感度検出法。
  3. 元素数5〜15の屈曲性連鎖が炭素数5〜15のメチレン鎖である請求項2に記載の高感度検出法。
  4. 表面プラズモン共鳴法を検出原理とするバイオセンサーにより測定を行う請求項1〜3の何れかに記載の高感度検出法。
  5. ELISA法(酵素標識抗体測定法)により測定を行う請求項1〜3の何れかに記載の高感度検出法。
JP2000180856A 2000-06-16 2000-06-16 抗原又は抗体の高感度検出法 Expired - Fee Related JP3907919B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000180856A JP3907919B2 (ja) 2000-06-16 2000-06-16 抗原又は抗体の高感度検出法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000180856A JP3907919B2 (ja) 2000-06-16 2000-06-16 抗原又は抗体の高感度検出法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002005935A JP2002005935A (ja) 2002-01-09
JP3907919B2 true JP3907919B2 (ja) 2007-04-18

Family

ID=18681863

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000180856A Expired - Fee Related JP3907919B2 (ja) 2000-06-16 2000-06-16 抗原又は抗体の高感度検出法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3907919B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102156193A (zh) * 2011-03-31 2011-08-17 中国科学院植物研究所 一种检测植物中目标蛋白的方法及其专用spr生物传感器

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009184981A (ja) * 2008-02-07 2009-08-20 Shiseido Co Ltd 抗d−アミノ酸モノクローナル抗体及び、抗d−アミノ酸モノクローナル抗体を用いたd−アミノ酸の免疫学的分析方法
EP3627154A1 (en) * 2018-09-20 2020-03-25 Mikrogen GmbH Process for increasing the sensitivity of an immunological test for detecting an antigen in a sample

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102156193A (zh) * 2011-03-31 2011-08-17 中国科学院植物研究所 一种检测植物中目标蛋白的方法及其专用spr生物传感器
CN102156193B (zh) * 2011-03-31 2013-12-11 中国科学院植物研究所 一种检测植物中目标蛋白的方法及其专用spr生物传感器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002005935A (ja) 2002-01-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5031585B2 (ja) 5−フルオロ−ウラシル免疫測定法
RU2107730C1 (ru) Молекулярный зонд
JPH07260784A (ja) 四級アンモニウム免疫原接合体およびイムノアッセイ試薬
ES2308824T3 (es) Eliminacion de interferencias de los inmunoanalisis por medio de sustancias derivadas de las regiones marco que abarcan anticuerpos.
JP3907919B2 (ja) 抗原又は抗体の高感度検出法
JP5798679B2 (ja) ヒト肝−カルボキシルエステラーゼ1を特異的に認識するモノクローナル抗体、前記抗体を生産するハイブリドーマ細胞株及びその用途
JPH05508770A (ja) 膵臓エラスターゼ1特異性抗体、その獲得方法および該抗体を含有するテストキット
JP2023056523A (ja) 対称性ジメチル化アルギニン分析物に対する抗体及びその用途
AU2017229495B2 (en) Immunoassay controls and the use thereof
JPH11503521A (ja) 生物体液中のバンコマイシンの検出および定量化用試薬および方法
KR101159011B1 (ko) 햅텐 화합물 및 항체
JP5026761B2 (ja) ハプテン化合物および抗体
JP4663831B2 (ja) モノクローナル抗体、細胞株及びn1,n12−ジアセチルスペルミンの測定法
CA2347054A1 (en) Linker-assisted immunoassay for glyphosate
JP3920458B2 (ja) 免疫的測定法
JPH0727763A (ja) 1α,25(OH)2ビタミンD3に対する抗体及びその用途
CN112876506B (zh) 一种沙林模拟剂半抗原、人工抗原和抗体及其制备方法
AP81A (en) Agglutination assay
JP4956705B2 (ja) 免疫測定装置及び方法
JP2003004748A (ja) 膵臓癌診断用試薬
JPH08166382A (ja) 尿中の被検出物質の検出方法およびそれに用いる検出用キット
AU2002346529B2 (en) Immunoassay and kit for an early and simulataneous detection of biochemical markers in a patient's sample
EP2124055A1 (en) Kit for immunoassay of bsh, and method for measurement of bsh
JPH0348765A (ja) 免疫的検出用物質及び免疫的検出法
JPS61277061A (ja) リガンドの測定方法

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20031031

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20040129

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041028

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060530

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060606

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060804

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061010

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061205

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070116

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070117

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100126

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110126

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120126

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees