JP3907052B2 - 通信端末装置及び増幅回路 - Google Patents

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    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/02Transmitters
    • H04B1/04Circuits

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばW−CDMA方式やIS−95規格に対応するCDMA方式等の携帯電話機,PHS電話機(Personal Handyphone System),無線通信機能を備えたPDA(Personal Digital(Data) Assistant)、或いはパーソナルコンピュータ装置等に設けて好適な通信端末装置及び増幅回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
今日において、携帯電話機等の移動体通信端末装置の通信方式として用いられているW−CDMA方式では、全てのユーザが同一周波数の搬送波を使用するようになっている。
【0003】
しかし、各移動体通信端末装置が基地局に対してそれぞれ同じ送信レベル(送信電力)で信号の送信を行うと、基地局に近い移動体通信端末装置からの信号レベルの方が、基地局から遠い移動体通信端末装置からの信号レベルよりも大きくなるため、基地局側で、基地局から遠い移動体通信端末装置から送信された信号を分離することが困難となる問題を生ずる(遠近問題)。
【0004】
このため、W−CDMA方式に対応する基地局は、SIR測定値(信号電力対干渉電力比)に基づく適応送信電力制御により、各移動体通信端末装置の送信レベルを、それぞれ必要最小限に制御して通信を行うようになっている。
【0005】
具体的には、基地局は、各移動体通信端末装置から受信した信号を逆拡散処理し、RAKE合成したうえで上記SIR測定値を測定する。そして、測定したSIR測定値が所定の値(目標値)よりも大きな値である場合は、送信レベルを下げる制御コマンドを、その移動体通信端末装置に対して送信する。また、測定したSIR測定値が上記目標値よりも小さな値である場合は、送信レベルを上げる制御コマンドを、その移動体通信端末装置に対して送信する。
【0006】
移動体通信端末装置は、このような制御コマンドに応じて送信レベルを調整し、この調整した送信レベルで基地局に対して信号の送信を行う。
【0007】
図7に、このような適応送信電力制御を行う移動体通信端末装置に設けられている電力可変増幅部の回路図を示す。
【0008】
この図7からわかるように、電力可変増幅部は、利得を可変可能な可変利得アンプ101,固定利得のドライバアンプ102、及び固定利得のパワーアンプ103を順に接続した3段構成の増幅部となっている。
【0009】
各アンプ101〜103は、電源制御部からのバイアス電圧(電源電圧)が供給されており、当該移動体通信端末装置の制御部(CPU)から送信系を駆動状態(アクティブ)とするための信号がハイレベルの間、駆動状態とされる。
【0010】
また、可変利得アンプ101は、上記基地局からの制御コマンドに応じてCPUから供給される制御電圧により利得が可変制御されるようになっている。
【0011】
このような電力可変増幅部は、入力端子100を介して拡散変調処理部から拡散変調処理された送信信号が供給されると、まず、可変利得アンプ101により、上記基地局からの制御コマンドに対応する利得でこの送信信号を増幅し、続いて固定利得とされたドライバアンプ102及びパワーアンプ103で、可変利得アンプ101からの送信信号をそれぞれ増幅する。そして、この送信信号を出力端子104からアンテナを介して上記基地局に送信する。これにより、上記遠近問題を解決することができる。
【0012】
なお、以下の特開平9−116357号の公開特許公報に、このような利得増幅回路の先行技術文献が開示されている。
【0013】
【特許文献】
特開平9−116357号公報(第3頁〜第4頁、図1)
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、図8(a)に、上記可変利得アンプ101の制御電圧と利得の関係を示す特性図を、同図(b)に、上記ドライバアンプ102に供給している電流値と上記可変利得アンプ101の制御電圧の関係を示す特性図を示す。
【0015】
図8(a)は、横軸が、CPUから可変利得アンプ101に対して供給される制御電圧(V)を、縦軸が、この制御電圧で可変される可変利得アンプ101の利得(db)を示している。この図8(a)に示すように、可変利得アンプ101の利得は、該可変利得アンプ101に印加する制御電圧を大きくするに連れ徐々に大きくなる。
【0016】
これに対して、図8(b)は、横軸が、CPUから可変利得アンプ101に対して供給される上記制御電圧(V)を、縦軸が、ドライバアンプ102に供給される電流値(I)を示している。
【0017】
ドライバアンプ102は、当該電力可変増幅部の最大出力時における該電力可変増幅部の特性が上記SIR(信号電力対干渉電力比)の他、隣接チャンネル電力漏洩比を満足するように設計されるのであるが、図8(b)に示すように、低出力時も最大出力時と同じ電流量を消費する構成となっている。これは、ドライバアンプ102は、低出力時に対して、余計な線形特性を有していることを意味する。
【0018】
移動体通信端末装置は携帯して使用するものであるため、利用可能時間(連続通話時間,連続待受時間)を長時間化させることは重要である。
【0019】
しかし、前述のようにドライバアンプ102は、低出力時であるにも拘わらず最大出力時と同じ電流量を消費する構成となっているため、無駄な電力を多く消費し、移動体通信端末装置の利用可能時間の長時間化を阻害する要因となっていた。
【0020】
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、消費電力の削減を図り、本発明が適用される移動体通信端末装置等の利用可能時間を長時間化させることができるような通信端末装置及び増幅回路の提供を目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る通信端末装置は、上述の課題を解決するための手段として、送信情報の送信電力を制御するための送信電力制御情報を受信する受信手段と、上記受信手段で受信された送信電力制御情報が、大きな送信電力を指示するものである場合に大きな利得で、また、上記受信手段で受信された送信電力制御情報が、小さな送信電力を指示するものである場合に小さな利得で、それぞれ上記送信情報を増幅して出力する可変利得増幅手段と、上記可変利得増幅手段からの送信情報を固定的な利得で増幅して出力する固定利得増幅手段とを、少なくとも備えた増幅手段とを有する。
【0022】
また、これら各手段に加えて、上記増幅手段の可変利得増幅手段及び固定利得増幅手段に対してそれぞれ駆動用の一定電源電圧を供給する駆動電圧供給手段と、上記増幅手段の固定利得増幅手段に対してバイアス電流を供給するバイアス電流供給手段と、上記可変利得増幅手段に供給される送信電力制御情報と同じ送信電力制御情報が供給され、この供給された送信電力制御情報が大きな送信電力を指示するものである場合に、上記バイアス電流供給手段から上記増幅手段の上記固定利得増幅手段に供給されるバイアス電流量が多くなるように該バイアス電流量を制御し、上記送信電力制御情報が小さな送信電力を指示するものである場合に、上記バイアス電流供給手段から上記増幅手段の上記固定利得増幅手段に供給されるバイアス電流量が少なくなるように該バイアス電流をバイパス制御するバイアス電流量制御手段と、上記増幅手段で増幅された上記送信情報を送信する送信手段とを有する。
【0023】
このような通信端末装置は、駆動電圧供給手段からの一定電源電圧により、上記増幅手段の可変利得増幅手段及び固定利得増幅手段を常時駆動状態したうえで、上記可変利得増幅手段に供給される送信電力制御情報と同じ送信電力制御情報に基づいて、上記固定利得増幅手段に供給されるバイアス電流をバイパス制御することで、消費電力の削減を図る。
【0024】
また、本発明に係る増幅回路は、情報を増幅する利得を制御するための利得制御情報に応じた利得で該情報を増幅して出力する可変利得増幅手段と、上記可変利得増幅手段からの情報を固定的な利得で増幅して出力する固定利得増幅手段とを、少なくとも備えた増幅手段を有する。
【0025】
また、この増幅手段に加え、上記増幅手段の可変利得増幅手段及び固定利得増幅手段に対してそれぞれ駆動用の一定電源電圧を供給する駆動電圧供給手段と、上記増幅手段の固定利得増幅手段に対してバイアス電流を供給するバイアス電流供給手段と、上記可変利得増幅手段に供給される利得制御情報と同じ利得制御情報が供給され、この供給された利得制御情報が大きな利得を指示するものである場合に、上記バイアス電流供給手段から上記増幅手段の上記固定利得増幅手段に供給されるバイアス電流量が多くなるように該バイアス電流量を制御し、上記利得制御情報が小さな利得を指示するものである場合に、上記バイアス電流供給手段から上記増幅手段の上記固定利得増幅手段に供給されるバイアス電流量が少なくなるように該バイアス電流をバイパス制御するバイアス電流量制御手段とを有する。
【0026】
このような増幅回路は、駆動電圧供給手段からの一定電源電圧により、上記増幅手段の可変利得増幅手段及び固定利得増幅手段を常時駆動状態したうえで、上記可変利得増幅手段に供給される利得制御情報と同じ利得制御情報に基づいて、上記固定利得増幅手段に供給されるバイアス電流をバイパス制御することで、消費電力の削減を図る。
【0027】
【発明の実施の形態】
本発明は、W−CDMA方式に対応する移動体通信システムに対応する携帯電話機に適用することができる。
【0028】
[第1の実施の形態]
[移動体通信システムの構成]
まず図1に、本発明の第1の実施の形態となる携帯電話機が適応する移動体通信システムの概略的な構成を示す。なお、移動体通信システム全体としては、携帯電話機,無線基地局(BTS),無線システム制御装置(RNC),マルチメディア信号処理装置(MPE)等により構成されるのであるが、この図1では、携帯電話機及び無線基地局の構成のみ図示している。
【0029】
〔携帯電話機の構成〕
この図1に示すように、当該実施の形態となる携帯電話機は、送信データに対してBPSK(BPSK:Binary Phase Shift Keying),HPSK(HPSK:Hybrid Phase Shift Keying)等の所定の変調処理を施すと共に、所定の拡散符号を用いて拡散処理を施す拡散処理部1と、無線基地局からの受信データに対して、該受信データの拡散符号に同期した拡散符号を用いて逆拡散処理を施す逆拡散処理部2とを有している。
【0030】
また、この携帯電話機は、逆拡散処理部2からの受信データに対してRAKE復調処理を施し、受信データを出力すると共に、該受信データに付加されている送信電力制御ビット(TPCビット TPC:Transmitter Power Control)抽出し、このTPCビットに対応する制御電圧を出力するRAKE復調部3を有している。
【0031】
また、この携帯電話機は、上記TPCビットの制御電圧に基づいて利得を変化させ、この変化させた利得で、上記拡散処理部1からの送信データを増幅して出力する電力可変増幅部4と、この電力可変増幅部4からの送信データを無線基地局に送信し、該無線基地局からの受信データを受信して上記逆拡散処理部2に供給するアンテナ5とを有している。
【0032】
〔無線基地局の構成〕
無線基地局は、上記携帯電話機に対してデータの送受信を行うアンテナ10と、上記アンテナ10を介して携帯電話機から受信した受信データに対して逆拡散処理を施す逆拡散処理部11と、該逆拡散処理された受信データに対してRAKE復調処理を施すRAKE復調部12と、該RAKE復調処理された受信データに基づいてSIR値(SIR:Signal to Interference ratio)を測定するSIR測定部13とを有している。
【0033】
また、この無線基地局は、目標となるSIR値(=基準となるSIR値)を出力する目標SIR値出力部14と、上記SIR測定部13により測定された受信データのSIR値及び上記目標SIR値出力部14からの目標となるSIR値の差分に基づいて、携帯電話機から送信される送信データの送信電力を制御するための上記TPCビットを形成する比較部15と、このTPCビット及び送信データを所定の拡散符号を用いて拡散処理し、また、QPSK(QPSK:Quadrature Phase Shift Keying)等の所定の変調処理を施し、これをアンテナ10を介して携帯電話機に送信する拡散処理部16とを有している。
【0034】
〔システム動作〕
このような移動体通信システムは、無線基地局側で携帯電話機からの送信データを受信すると、無線基地局が、逆拡散処理部11及びRAKE復調部12でこの受信データを逆拡散処理及びRAKE復調処理し、SIR測定部13で該受信データのSIR値を測定する。そして、比較部15において、この受信データのSIR値と、目標となるSIR値とを比較し、両者の差分に対応するTPCビットを形成し、このTPCビットを送信データと共に拡散処理部16及びアンテナ10を介して携帯電話機に送信する。
【0035】
携帯電話機は、この無線基地局からのデータを受信すると、逆拡散処理部2において、この受信したデータに対して逆拡散処理を施し、RAKE復調部3において、この逆拡散処理を施した受信データに対してRAKE復調処理を施し、該受信データから上記TPCビットを抽出する。そして、RAKE復調部3で、このTPCビットに対応する制御電圧を形成し、これを電力可変増幅部4に供給する。
【0036】
電力可変増幅部4は、拡散処理部1により拡散処理された送信データを、上記RAKE復調部3から供給される制御電圧に基づいて可変した利得で増幅し、これをアンテナ5を介して無線基地局に送信する。
【0037】
これにより、携帯電話機と無線基地局との間の距離に応じて、常に最適な送信電力レベルでデータの送受信を行うことができる(適応送信電力制御)。
【0038】
[電力可変増幅部の構成]
次に、図2に、このような適応送信電力制御を可能とするために上記携帯電話機に設けられている電力可変増幅部4のブロック図を示す。
【0039】
この図2に示すように、電力可変増幅部4は、可変利得アンプ21,ドライバアンプ22及びパワーアンプ23を有する3段構成の増幅部となっている。各アンプ21〜23は、電源制御部からのバイアス電圧(電源電圧)が供給されており、当該移動体通信端末装置の制御部(CPU)から送信系を駆動状態(アクティブ)とするための信号がハイレベルの間、駆動状態とされる。
【0040】
また、ドライバアンプ22は、当該電力可変増幅部4の最大出力時において、該電力可変増幅部4の全体的な特性が上記SIR(信号電力対干渉電力比)及び隣接チャンネル電力漏洩比を満足するように設計されている。
【0041】
このような電力可変増幅部4は、入力端子20を介して上記拡散処理部1から供給された送信データを、可変利得アンプ21において、上記TPCビットに応じた制御電圧で可変された利得で増幅する。また、固定利得となっているドライバアンプ22及びパワーアンプ23により、この可変利得アンプ21で増幅された送信データをさらに増幅し、これを出力端子24からアンテナ5を介して無線基地局に送信する。
【0042】
〔ドライバアンプの特徴的な構成〕
ここで、前述のように各アンプ21〜23には、電源制御部からのバイアス電圧(電源電圧)が常時印加されることで、該各アンプ21〜23は常時駆動状態となっているのであるが、低出力時にも最大出力時と同じ電流量を消費していては、携帯電話機のバッテリーに蓄電されている限りある電力が無駄に消費されることとなる。
【0043】
このため、この電力可変増幅部4のドライバアンプ22には、供給電力可変回路が設けられており、この供給電力可変回路により、ドライバアンプ22に供給される電力量を、当該電力可変増幅部4の出力レベルに応じて可変制御することにより、該ドライバアンプ22に供給する電力の削減を通じて無駄な消費電力の削減を図るようになっている。
【0044】
〔供給電力可変回路〕
図2に、このような供給電力可変回路の一例を示す。この例の場合、供給電力可変回路を、ドライバアンプ22のトランジスタ26に供給する電流をバイパスする可変抵抗25で構成している。
【0045】
上記TPCビットに応じて可変利得アンプ21に供給される制御電圧は、この可変抵抗25にも供給されるようになっており、この制御電圧で可変抵抗25の抵抗値を可変制御する。そして、上記ドライバアンプ22に供給される電流のうち、この抵抗値に応じた電流量の電流を該可変抵抗25でバイパスすることにより、ドライバアンプ22に供給される電流の電流量を、当該電力可変増幅部4の出力レベルに応じて調整して無駄な消費電力の削減を図っている。
【0046】
具体的には、携帯電話機と無線基地局との間の通信距離が遠い場合、該無線基地局から携帯電話機に対して、高出力での送信を指示するTPCビットが送信される。これにより、RAKE復調部3から可変利得アンプ21及びドライバアンプ22の可変抵抗25に対して、上記高出力での送信を指示するTPCビットに対応する高めの制御電圧が印加される。そして、この制御電圧により大きな利得とされた可変アンプ21により送信データが増幅される。
【0047】
また、上記制御電圧によりドライバアンプ22の可変抵抗25の抵抗値が、大きな抵抗値に制御される。この可変抵抗25の抵抗値が大きな抵抗値に制御されると、該可変抵抗25に対して電流が流れ難くなり、殆どの電流が制限されることなくドライバアンプ22のトランジスタ26に流れることとなる。これにより、ドライバアンプ22は、デフォルトとして固定的に設定された利得で可変利得アンプ21からの送信データを増幅して出力することとなる。
【0048】
これに対して、携帯電話機と無線基地局との間の通信距離が近い場合、該無線基地局から携帯電話機に対して、低出力での送信を指示するTPCビットが送信される。これにより、RAKE復調部3から可変利得アンプ21及びドライバアンプ22の可変抵抗25に対して、上記低出力での送信を指示するTPCビットに対応する低めの制御電圧が印加される。そして、この制御電圧により小さな利得とされた可変アンプ21により送信データが増幅される。
【0049】
また、上記制御電圧によりドライバアンプ22の可変抵抗25の抵抗値が、小さな抵抗値に制御される。この可変抵抗25の抵抗値が小さな抵抗値に制御されると、該可変抵抗25に対して電流が流れ易くなり、ドライバアンプ22のトランジスタ26に流れるはずの電流の殆どが該可変抵抗25側に流れることとなる。
【0050】
これにより、低出力時において、ドライバアンプ22に無駄に流れる電流を抑制することができる。この場合ドライバアンプ22は、このように抑制された電流量に応じた利得で可変利得アンプ21からの送信データを増幅して出力することとなる。
【0051】
〔ドライバアンプの詳細な構成〕
次に、図3に上記ドライバアンプ22の回路図を示す。この図3に示すようにドライバアンプ22は、それぞれ上記可変利得アンプ21からの送信データが差動入力(Pin,Pin_X)されるトランジスタTr1及びトランジスタTr2で構成された差動増幅回路30と、トランジスタTr3,トランジスタTr4及びトランジスタTr5からなる多連形とされたカレントミラー回路31と上記可変抵抗25を有している。
【0052】
(差動増幅回路)
上記差動増幅回路30を構成するトランジスタTr1,Tr2の各ベースは、入力結合コンデンサC1,C2をそれぞれ介して、送信データの差動入力が行われる差動入力端子Pin,Pin_Xに接続されている。
【0053】
トランジスタTr1,Tr2の各ベースは、バイアス電圧用抵抗Rb1,Rb2をそれぞれ介して、バイアス電圧が供給されるバイアス入力端子Vbiasに接続されている。
【0054】
トランジスタTr1,Tr2のコレクタは、それぞれコレクタ抵抗Rc1,Rc2を介して定電圧源VCCに接続されている。
【0055】
トランジスタTr1,Tr2のエミッタは、それぞれ上記カレントミラー回路31のトランジスタTr3,Tr4のコレクタに接続されている。また、トランジスタTr1,Tr2のエミッタは、それぞれエミッタ抵抗Re1の一端及び他端に接続されている。
【0056】
このような差動増幅回路30は、トランジスタTr1のコレクタとコレクタ抵抗Rc1との接続点、及びトランジスタTr2のコレクタとコレクタ抵抗Rc2との接続点から、それぞれ出力結合コンデンサC3,C4を介して差動出力が取り出されるようになっている。この差動出力は、差動出力端子Pout,Pout_Xを介して上記パワーアンプ23に供給されるようになっている。
【0057】
なお、上記トランジスタTr1,Tr2のコレクタ負荷として、インダクタ或いはキャパシタを用いた交流負荷を用いるようにしてもよい。
【0058】
また、上記トランジスタTr1,Tr2のエミッタ抵抗として、インダクタ或いはキャパシタを用いたリアクタンス成分を用いるようにしてもよい。
【0059】
(カレントミラー回路)
次に、カレントミラー回路31は、トランジスタTr5のコレクタが、上記定電圧源VCCに接続された定電流源Irefに接続されている。
【0060】
また、各トランジスタTr3〜Tr5のエミッタは、それぞれ接地されており、各ベースは、それぞれ共通接続されている。そして、各ベース同士の共通接続点が、上記トランジスタTr5のコレクタと上記定電流源Irefとの接続点に接続されている。
【0061】
この例の場合、カレントミラー回路31のトランジスタTr5のエミッタサイズと、トランジスタTr3及びトランジスタTr4のエミッタサイズとの比が「1:N」に設定されている。このため、トランジスタTr5の増幅率を「1」とした場合、トランジスタTr3及びトランジスタTr4の増幅率は、該トランジスタTr5の増幅率の「N倍」の増幅率となっている。
【0062】
なお、トランジスタTr3〜Tr5のエミッタのエミッタサイズに反比例する抵抗値の抵抗を負帰還用として設けることで、増幅率の相対バラツキを改善することができる。
【0063】
(可変抵抗)
可変抵抗25は、上記カレントミラー回路31のトランジスタTr5に対して並列的に設けられており、一端が接地され、他端が、上記トランジスタTr5と定電流源Irefとの接続点に接続されている。また、この可変抵抗25は、RAKE復調部3に接続されており、前述のようにこのRAKE復調部3から供給される制御電圧に応じて抵抗値が可変制御されるようになっている。
【0064】
〔ドライバアンプの詳細な動作〕
このようなドライバアンプ22において、上記TPCビットが高出力でのデータ送信を指示するものである場合、RAKE復調部3から高い制御電圧が可変抵抗25に印加され、該可変抵抗25の抵抗値が大きな抵抗値に可変制御される。
【0065】
定電流源Irefからの電流は、カレントミラー回路31のトランジスタTr5側(I1)及び可変抵抗25側(I2)にそれぞれ流れるのであるが、可変抵抗25の抵抗値が大きな抵抗値に制御されると、可変抵抗25側に対して電流が流れ難くなり、定電流源Irefからの電流の殆どが、トランジスタTr5側に流れるようになる。
【0066】
これにより、トランジスタTr5により増幅された電流I1が、カレントミラー回路31のトランジスタTr3及びトランジスタTr4の各ベースに供給され、該トランジスタTr3及びトランジスタTr4の各コレクタに流れる電流が増加することとなる。
【0067】
これに対して、差動増幅回路30のトランジスタTr1,Tr2の各ベースには、各差動入力端子Pin,Pin_Xを介して送信データが差動入力されている。このため、各トランジスタTr1,Tr2は、上記差動入力される送信データに応じてスイッチング動作することとなる。
【0068】
差動増幅回路30の各トランジスタTr1,Tr2に交流差動入力電圧が印加されると、上記カレントミラー回路31の各トランジスタTr3,Tr4により、上記定電流源Irefからの電流I1が略々N倍に増幅された電流Ic1,Ic2が、差動入力電圧に応じて変化する。
【0069】
従って、この電流Ic1を、差動増幅回路30のトランジスタTr1のコレクタとコレクタ抵抗Rc1との接続点から出力結合コンデンサC3を介して取り出し、また、電流Ic2を、差動増幅回路30のトランジスタTr2のコレクタとコレクタ抵抗Rc2との接続点から出力結合コンデンサC4を介して取り出すことで、当該ドライバアンプ22の略々最大増幅出力である送信データを、各差動出力端子Pout,Pout_Xを介して取り出すことができる。この送信データは、パワーアンプ23に供給されることとなる。
【0070】
次に、上記TPCビットが低出力でのデータ送信を指示するものである場合、RAKE復調部3から低い制御電圧が可変抵抗25に印加され、該可変抵抗25の抵抗値が小さな抵抗値に可変制御される。
【0071】
可変抵抗25の抵抗値が小さな抵抗値に制御されると、可変抵抗25側に対して電流が流れ易くなり、定電流源Irefからの電流の殆どが、電流I2として可変抵抗25側に流れ、カレントミラー回路31の各トランジスタTr3〜Tr5により、電流量が減少した電流I1をN倍した電流Ic1,Ic2がバイアス電流として流れる。
【0072】
そして、差動増幅回路30に供給された送信データが増幅され、上記各差動出力端子Pout,Pout_Xを介して取り出されることとなる。
【0073】
図4(a)に、可変抵抗25に供給される制御電圧と当該ドライバアンプ22の前段に設けられた可変利得アンプ21の利得の関係を示す特性図を、同図(b)に、上記可変利得アンプ21及び可変抵抗25に供給される制御電圧(=可変利得アンプ21の利得を制御するための制御電圧)と当該ドライバアンプ22のバイアス電流との関係を示す特性図を示す。
【0074】
図4(a)は、横軸が、上記RAKE復調部3から可変抵抗25に供給される制御電圧(V)を、縦軸が、この制御電圧で可変される可変利得アンプ21の利得(db)を示している。この図4(a)に示すように、可変利得アンプ21の利得は、該可変利得アンプ21に印加する制御電圧を大きくするに連れ徐々に大きくなる。
【0075】
これに対して、図4(b)は、横軸が、上記RAKE復調部3から可変抵抗25に供給される上記制御電圧(V)を、縦軸が、当該ドライバアンプ22のバイアス電流値(I)を示している。
【0076】
また、この図4(b)のうち、点線は、低出力時も最大出力時と同じ電流量を消費する構成となっていた従来のドライバアンプの特性を示し、実線は、出力レベルに応じて電流量が制御される当該ドライバアンプ22の特性を示している。
【0077】
この図4(a),(b)からわかるように、当該ドライバアンプ22は、制御電圧に応じて上記可変抵抗25の抵抗値を可変制御して、当該ドライバアンプ22のバイアス電流の電流量を可変制御しているため、従来と比較して、図4(b)中、斜線で示すように大幅に消費電流量の削減を図ることができる。
【0078】
[第1の実施の形態の効果]
以上の説明から明らかなように、当該第1の実施の形態の携帯電話機は、ドライバアンプ22に対して可変抵抗25を設け、この可変抵抗25の抵抗値を、上記TPCビットに対応する制御電圧で可変制御することで、ドライバアンプ22に供給される電流をバイパスして、該ドライバアンプ22に供給される電流の電流量を制御する。
【0079】
これにより、低出力時におけるドライバアンプ22に供給される電流の電流量を大幅に削減することができ、SIR(信号電力対干渉電力比)及び隣接チャンネル漏洩比に悪影響を与えることなく、当該携帯電話機の大幅な消費電力の削減を図ることができる。
【0080】
このため、この消費電力の削減を通じて、当該携帯電話機の利用可能時間(連続通話時間,連続待受時間)を長時間化させることができる。
【0081】
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態の説明をする。上述の第1の実施の形態は、ドライバアンプ22の供給電力可変回路として可変抵抗25を設け、この可変抵抗25の抵抗値を可変制御して、該ドライバアンプ22に流れる電流の電流量を制御するものであったが、この第2の実施の形態は、ドライバアンプ22の供給電力可変回路としてMOSトランジスタ(MOS:Metal Oxide Semiconductor)を設け、このMOSトランジスタのゲートに上記制御電圧を印加して、該ドライバアンプ22に流れる電流の電流量を制御するようにしたものである。
【0082】
図5に、この第2の実施の形態の携帯電話機におけるドライバアンプ22の回路図を示す。なお、この図5において、上述の第1の実施の形態で説明したドライバアンプ22の各箇所と同じ動作を示す箇所にはそれぞれ同じ符号を付し、重複説明は省略することとする。
【0083】
〔第2の実施の形態の構成〕
図5において、このドライバアンプ22は、供給電力可変回路として、カレントミラー回路31の各トランジスタTr3〜Tr5と定電流源Irefとの接続点にソースが接続されドレインが接地されると共に、ゲートが上記RAKE復調部3に接続されたMOSトランジスタ35を有している。
【0084】
〔第2の実施の形態の動作〕
このようなMOSトランジスタ35は、ゲートに対して上記RAKE復調部3からの制御電圧の極性が反転されて入力されるようになっており、この反転入力された電圧値に応じてソース−ドレイン間を流れる電流の電流量を変化させるようになっている。
【0085】
例えば、MOSトランジスタ35として、nチャネルMOSトランジスタ(=NMOS)が設けられているとすると、ゲートに印加される正極性の上記制御電圧の電圧値に応じて、ソース−ドレイン間を流れる、上記定電流源Irefからの電流の電流量が制御される。
【0086】
また、MOSトランジスタ35として、pチャネルMOSトランジスタ(=PMOS)が設けられているとすると、ゲートに印加される負極性の上記制御電圧の電圧値に応じて、ソース−ドレイン間を流れる、上記定電流源Irefからの電流の電流量が制御される。
【0087】
さらに具体的には、上記TPCビットが、大きな送信電力を指示するものであった場合、MOSトランジスタ35のゲートには、この大きな送信電力を指示する制御電圧が、極性が反転されて供給される。
【0088】
これにより、MOSトランジスタ35のゲートには、小さな制御電圧が供給されることとなり、カレントミラー回路31のトランジスタTr5側に流れる電流I1の電流量が増加することとなる。
【0089】
これに対して、上記TPCビットが、小さな送信電力を指示するものであった場合、MOSトランジスタ35のゲートには、この小さな送信電力を指示する制御電圧が、極性が反転されて供給される。
【0090】
これにより、MOSトランジスタ35のゲートには、大きな制御電圧が供給されることとなり、カレントミラー回路31のトランジスタTr5側に流れる電流I1に対して、当該MOSトランジスタ35側に流れる電流I2の電流量が増加することとなる。
【0091】
〔第2の実施の形態の効果〕
以上の説明から明らかなように、当該第2の実施の形態の携帯電話機は、MOSトランジスタ35のベースに上記制御電圧を供給することで、上記カレントミラー回路31のトランジスタTr5に流れる電流の電流量を制御することができる。
【0092】
これにより、上述の第1の実施の形態と同じ効果を得ることができる他、供給電力可変回路をMOSトランジスタ35一つのみで小規模に構成することができる。
【0093】
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態の説明をする。上述の第2の実施の形態は、ドライバアンプ22の供給電力可変回路としてMOSトランジスタ35を設け、このMOSトランジスタ35のゲートに上記制御電圧を印加して、ドライバアンプ22に流れる電流の電流量を制御するものであった。
【0094】
しかし、MOSトランジスタは、例えば同じ3Vの制御電圧を印加した場合でも、例えば一方のMOSトランジスタは0.5mAの電流が流れ、他方のMOSトランジスタは0.7mAの電流が流れる等のように、個々に特性のバラツキを有している。このため、各ドライバアンプ22毎に、同じ電圧値の制御電圧であるにも拘わらず、制御される電流量に違いが生ずることとなる。
【0095】
この第3の実施の形態の携帯電話機に設けられているドライバアンプ22は、このように特性のバラツキを有するMOSトランジスタを用いた場合でも、上記制御電圧により安定した電流量の制御を可能としたものである。
【0096】
図6に、この第3の実施の形態の携帯電話機に設けられているドライバアンプ22の回路図を示す。なお、この図6において、上述の第1の実施の形態で説明したドライバアンプ22の各箇所と同じ動作を示す箇所にはそれぞれ同じ符号を付し、重複説明は省略することとする。
【0097】
〔第3の実施の形態の構成〕
図6において、このドライバアンプ22は、供給電力可変回路を、差動電圧−電流変換回路40、第1のカレントミラー回路41及び第2のカレントミラー回路42で構成している。
【0098】
差動電圧−電流変換回路40は、それぞれベースに上記RAKE復調部3からの制御電圧が差動入力されるトランジスタTr6及びトランジスタTr7で構成されている。この差動電圧−電流変換回路40は、アクティブ素子であるMOSトランジスタMos1,Mos2を電子負荷(アクティブダミーロード)として有している。
【0099】
具体的には、MOSトランジスタMos1は、ソースが上記定電圧源VCCに接続されており、ドレインが自己のゲート及び差動電圧−電流変換回路40のトランジスタTr6のコレクタに接続されている。また、このMOSトランジスタMos1は、ゲートが、上記定電圧源VCCにソースが接続されたMOSトランジスタMos3のゲートに接続されている。
【0100】
MOSトランジスタMos2は、ソースが上記定電圧源VCCに接続されており、ドレインが自己のゲート及び差動電圧−電流変換回路40のトランジスタTr7のコレクタに接続されている。
【0101】
すなわち、各MOSトランジスタMos1,Mos2は、差動電圧−電流変換回路40のアクティブコレクタ負荷となっている。
【0102】
なお、この例では、差動電圧−電流変換回路40の各トランジスタTr6,Tr7のベースに対して、差動入力となる上記制御電圧を供給する構成(デュアルコントロールライン)としたが、シングルコントロールラインで上記各トランジスタTr6,Tr7を制御する場合には、トランジスタTr6に対して制御電圧を供給し、トランジスタTr7には、固定バイアス電圧を供給すればよい。
【0103】
第1のカレントミラー回路41は、それぞれベース同士が接続されたトランジスタTr9及びトランジスタTr8を有している。このうち、トランジスタTr8は、エミッタが接地されており、コレクタが、上記差動電圧−電流変換回路40の各トランジスタTr6,Tr7のエミッタに接続されている。
【0104】
また、第1のカレントミラー回路41のトランジスタTr9は、エミッタが接地されており、コレクタが定電流源Iref2に接続されている。また、この第1のカレントミラー回路41のトランジスタTr9のコレクタは、当該トランジスタTr9と上記トランジスタTr8の各ベースの接続点に接続されている。
【0105】
第2のカレントミラー回路42は、それぞれベース同士が接続されたトランジスタTr10及びトランジスタTr11を有している。このうち、トランジスタTr10は、エミッタが接地されており、コレクタが、カレントミラー回路31のトランジスタTr5と定電流源Iref1との接続点に接続されている。
【0106】
また、第2のカレントミラー回路42のトランジスタTr11は、エミッタが接地されており、コレクタが、自己のベース及び上記MOSトランジスタMos3のドレインに接続されている。
【0107】
〔第3の実施の形態の動作〕
このような供給電力可変回路は、差動電圧−電流変換回路40に対して上記RAKE復調部3からの制御電圧を差動入力として供給すると、定電流源Iref2を有する第1のカレントミラー回路41により、この制御電圧の電圧値に対応する電流値の電流を、MOSトランジスタMos1のドレイン電流として得ることができる。
【0108】
上記制御電圧の電圧値に対応する電流値の電流が、上記MOSトランジスタMos1のドレイン電流として流れると、MOSトランジスタMos3を介して第2のカレントミラー回路42の各トランジスタTr10,Tr11がオン動作する。すなわち、カレントミラー回路42の各トランジスタTr10,Tr11は、上記制御電圧と等価の電流によりオン動作する。
【0109】
これにより、カレントミラー回路31のトランジスタTr5に流れる電流が、第2のカレントミラー回路42のトランジスタTr10を介してバイパスされることとなる。このため、制御電圧に応じて当該ドライバアンプ22に流れる電流の電流量を制御することができる。
【0110】
〔第3の実施の形態の効果〕
この第3の実施の形態の携帯電話機に設けられているドライバアンプ22の供給電力可変回路は、上記定電流源Iref1が接続されている定電圧源VCCに接続されたIref2を有しており、差動電圧−電流変換回路40を制御電圧でオンオフ制御して、この定電流源Iref2から、該制御電圧に対応した電流値の電流を得る。そして、この制御電圧に対応した電流値の電流を、第1,第2のカレントミラー回路41,42でミラーリングし、該第2のカレントミラー回路42で、当該ドライバアンプ22に流れる電流をバイパスする。
【0111】
これにより、同じ定電圧源VCCに接続された定電流源Iref1及び定電流源Iref2を用いて上記バイパス制御をすることができることから、各MOSトランジスタMos1〜Mos3の特性に絶対バラツキが生じている場合でも、精度良く当該ドライバアンプ22の消費電力を制御することができる他、上述の各実施の形態と同じ効果を得ることができる。
【0112】
なお、MOSトランジスタMos1〜Mos3の相対バラツキは、該MOSトランジスタMos1〜Mos3が同じウェハ上から形成されたものである場合、ある程度保証されるため、問題にはならない。
【0113】
〔他の適用分野〕
上述の実施の形態の説明では、本発明をW−CDMA方式の携帯電話機に適用することとしたが、本発明は、出力レベルの制御を行う機器であれば、例えばIS−95規格に対応するCDMA方式の携帯電話機、PHS電話機(Personal Handyphone System),通信機能を有するPDA装置(Personal Digital(Data) Assistant)やパーソナルコンピュータ装置等の他の機器に適用してもよく、この場合でも上述と同様の効果を得ることができる。
【0114】
また、ドライバアンプ22に対して電力制御を行うこととしたが、これは、パワーアンプ等の他のアンプに対して電力制御を行うようにしてもよい。
【0115】
最後に、上述の各実施の形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の各実施形態に限定されることはなく、該各実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論であることを付け加えておく。
【0116】
【発明の効果】
本発明は、駆動電圧供給手段からの一定電源電圧により、上記増幅手段の可変利得増幅手段及び固定利得増幅手段を常時駆動状態したうえで、上記可変利得増幅手段に供給される利得制御情報と同じ利得制御情報に基づいて、上記固定利得増幅手段に供給されるバイアス電流をバイパス制御する。
【0117】
これにより、増幅手段の低出力時に固定利得増幅手段に供給されるバイアス電流量を大幅に削減することができ、特性に悪影響を与えることなく、大幅な消費電力の削減を図ることができる。
【0118】
このため、この消費電力の削減を通じて、本発明が適用される機器のバッテリーを長持ちさせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1〜第3の実施の形態となる携帯電話機が適応する移動体通信システムの主要部のブロック図である。
【図2】上記第1の実施の形態の携帯電話機に設けられている電力可変増幅部のブロック図である。
【図3】上記第1の実施の形態の携帯電話機の電力可変増幅部に設けられているドライバアンプの回路図である。
【図4】上記ドライバアンプにおける電流量の制御により、消費電力の削減が図られる様子を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態の携帯電話機に設けられているドライバアンプの回路図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態の携帯電話機に設けられているドライバアンプの回路図である。
【図7】適応送信電力制御を行う従来の移動体通信端末装置に設けられている電力可変増幅部の回路図である。
【図8】従来の移動体通信端末装置に設けられている電力可変増幅部の消費電力を説明するための図である。
【符号の説明】
1…携帯電話機の拡散処理部、2…携帯電話機の逆拡散処理部、3…携帯電話機のRAKE復調部、4…携帯電話機の電力可変増幅部、5…携帯電話機のアンテナ、10…無線基地局のアンテナ、11…無線基地局の逆拡散処理部、12…無線基地局のRAKE復調部、13…SIR測定部、14…目標SIR値出力部、15…比較部、16…無線基地局の拡散処理部、21…可変利得アンプ、22…ドライバアンプ、23…パワーアンプ、25…ドライバアンプの可変抵抗、26…ドライバアンプのトランジスタ、30…ドライバアンプの差動増幅回路、31…ドライバアンプのカレントミラー回路、35…MOSトランジスタ、40…差動電圧−電流変換回路、41…第1のカレントミラー回路、42…第2のカレントミラー回路、Mos1…MOSトランジスタ、Mos2…MOSトランジスタ、Mos3…MOSトランジスタ、Iref…定電流源、Iref1…定電流源、Iref2…定電流源

Claims (8)

  1. 送信情報の送信電力を制御するための送信電力制御情報を受信する受信手段と、
    上記受信手段で受信された送信電力制御情報が、大きな送信電力を指示するものである場合に大きな利得で、また、上記受信手段で受信された送信電力制御情報が、小さな送信電力を指示するものである場合に小さな利得で、それぞれ上記送信情報を増幅して出力する可変利得増幅手段と、上記可変利得増幅手段からの送信情報を固定的な利得で増幅して出力する固定利得増幅手段とを、少なくとも備えた増幅手段と、
    上記増幅手段の可変利得増幅手段及び固定利得増幅手段に対してそれぞれ駆動用の一定電源電圧を供給する駆動電圧供給手段と、
    上記増幅手段の固定利得増幅手段に対してバイアス電流を供給するバイアス電流供給手段と、
    上記可変利得増幅手段に供給される送信電力制御情報と同じ送信電力制御情報が供給され、この供給された送信電力制御情報が大きな送信電力を指示するものである場合に、上記バイアス電流供給手段から上記増幅手段の上記固定利得増幅手段に供給されるバイアス電流量が多くなるように該バイアス電流量を制御し、上記送信電力制御情報が小さな送信電力を指示するものである場合に、上記バイアス電流供給手段から上記増幅手段の上記固定利得増幅手段に供給されるバイアス電流量が少なくなるように該バイアス電流をバイパス制御するバイアス電流量制御手段と、
    上記増幅手段で増幅された上記送信情報を送信する送信手段と
    を有する通信端末装置。
  2. 請求項1に記載の通信端末装置であって、
    上記バイアス電流量制御手段は、上記バイアス電流供給手段から上記固定利得増幅手段に接続されたバイアス電流供給ラインに対して並列に接続され、上記送信電力制御情報が大きな送信電力を指示するものである場合に、大きな抵抗値に制御され、上記バイアス電流供給手段から上記固定利得増幅手段に供給されるバイアス電流の電流量を多くし、上記送信電力制御情報が小さな送信電力を指示するものである場合に、小さな抵抗値に制御され、上記バイアス電流供給手段から上記固定利得増幅手段に供給されるバイアス電流をバイパス処理することで該バイアス電流量を少なくするバイパス用の可変抵抗であること
    を特徴とする通信端末装置。
  3. 請求項1に記載の通信端末装置であって、
    上記バイアス電流量制御手段は、上記バイアス電流供給手段から上記固定利得増幅手段に接続されたバイアス電流供給ラインに対してソース及びドレインが並列に接続され、ゲートに対して、極性が反転された上記送信電力制御情報が供給されるMOSトランジスタであり、
    上記MOSトランジスタは、大きな送信電力を指示する上記送信電力制御情報の極性が反転されてゲートに供給された場合に、上記バイアス電流供給手段から上記固定利得増幅手段に供給されるバイアス電流の電流量を多くし、小さな送信電力を指示する上記送信電力制御情報の極性が反転されてゲートに供給された場合に、上記バイアス電流供給手段から上記固定利得増幅手段に供給されるバイアス電流をバイパス処理することで該バイアス電流量を少なくすること
    を特徴とする通信端末装置。
  4. 請求項1に記載の通信端末装置であって、
    上記バイアス電流量制御手段は、
    上記バイアス電流供給手段からのバイアス電流を、上記受信手段で受信された上記送信電力制御情報と等価の送信電力制御電流に変換する送信電力制御電流形成手段を有し、上記送信電力制御電流形成手段からの送信電力制御電流に基づいて、該送信電力制御電流が大きな送信電力を指示するものである場合に、上記バイアス電流供給手段から上記増幅手段の上記固定利得増幅手段に供給されるバイアス電流量が多くなるように該バイアス電流量を制御し、上記送信電力制御電流が小さな送信電力を指示するものである場合に、上記バイアス電流供給手段から上記増幅手段の上記固定利得増幅手段に供給されるバイアス電流量が少なくなるように該バイアス電流をバイパス制御すること
    を特徴とする通信端末装置。
  5. 情報を増幅する利得を制御するための利得制御情報に応じた利得で該情報を増幅して出力する可変利得増幅手段と、上記可変利得増幅手段からの情報を固定的な利得で増幅して出力する固定利得増幅手段とを、少なくとも備えた増幅手段と、
    上記増幅手段の可変利得増幅手段及び固定利得増幅手段に対してそれぞれ駆動用の一定電源電圧を供給する駆動電圧供給手段と、
    上記増幅手段の固定利得増幅手段に対してバイアス電流を供給するバイアス電流供給手段と、
    上記可変利得増幅手段に供給される利得制御情報と同じ利得制御情報が供給され、この供給された利得制御情報が大きな利得を指示するものである場合に、上記バイアス電流供給手段から上記増幅手段の上記固定利得増幅手段に供給されるバイアス電流量が多くなるように該バイアス電流量を制御し、上記利得制御情報が小さな利得を指示するものである場合に、上記バイアス電流供給手段から上記増幅手段の上記固定利得増幅手段に供給されるバイアス電流量が少なくなるように該バイアス電流をバイパス制御するバイアス電流量制御手段と
    を有する増幅回路。
  6. 請求項5に記載の増幅回路であって、
    上記バイアス電流量制御手段は、上記バイアス電流供給手段から上記固定利得増幅手段に接続されたバイアス電流供給ラインに対して並列に接続され、上記利得制御情報が大きな利得を指示するものである場合に、大きな抵抗値に制御され、上記バイアス電流供給手段から上記固定利得増幅手段に供給されるバイアス電流の電流量を多くし、上記利得制御情報が小さな利得を指示するものである場合に、小さな抵抗値に制御され、上記バイアス電流供給手段から上記固定利得増幅手段に供給されるバイアス電流をバイパス処理することで該バイアス電流量を少なくするバイパス用の可変抵抗であること
    を特徴とする増幅回路。
  7. 請求項5に記載の増幅回路であって、
    上記バイアス電流量制御手段は、上記バイアス電流供給手段から上記固定利得増幅手段に接続されたバイアス電流供給ラインに対してソース及びドレインが並列に接続され、ゲートに対して、極性が反転された上記利得制御情報が供給されるMOSトランジスタであり、
    上記MOSトランジスタは、大きな利得を指示する上記利得制御情報の極性が反転されてゲートに供給された場合に、上記バイアス電流供給手段から上記固定利得増幅手段に供給されるバイアス電流の電流量を多くし、小さな利得を指示する上記利得制御情報の極性が反転されてゲートに供給された場合に、上記バイアス電流供給手段から上記固定利得増幅手段に供給されるバイアス電流をバイパス処理することで該バイアス電流量を少なくすること
    を特徴とする増幅回路。
  8. 請求項5に記載の増幅回路であって、
    上記バイアス電流量制御手段は、
    上記バイアス電流供給手段からのバイアス電流を、上記利得制御情報と等価の利得制御電流に変換する利得制御電流形成手段を有し、上記利得制御電流形成手段からの利得制御電流に基づいて、該利得制御電流が大きな利得を指示するものである場合に、上記バイアス電流供給手段から上記増幅手段の上記固定利得増幅手段に供給されるバイアス電流量が多くなるように該バイアス電流量を制御し、上記利得制御電流が小さな利得を指示するものである場合に、上記バイアス電流供給手段から上記増幅手段の上記固定利得増幅手段に供給されるバイアス電流量が少なくなるように該バイアス電流をバイパス制御すること
    を特徴とする増幅回路。
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